JP6965244B6 - 16−オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン骨格を有する化合物及びその後続生成物の調製方法 - Google Patents
16−オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン骨格を有する化合物及びその後続生成物の調製方法 Download PDFInfo
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Description
(式中、符号
は、位置異性体及び二重結合異性体を考慮せずにデヒドロムスコンを示す。式(A')及び(A'')は、二重結合のシス-トランス異性体を考慮せずに、2つの二重結合異性体を示す。
2. 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(C)の14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(D)への触媒脱水素及び脱水。
3. 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(D)のデヒドロムスコン(A)への変換。
b)ステップa)で提供された出発原料を、反応ゾーンにおいて、100〜240℃の範囲の温度及び0.1〜150mbarの範囲の圧力で、不均一触媒、及び180℃で10-5〜100mbarの蒸気圧を有する溶媒又は溶媒混合物の存在下で反応させ、
c)式(I)の化合物を、反応混合物から蒸留により分離する
方法に関する。
d)一般式(I)の化合物を、反応させて、一般式(IV)
e)一般式(IV)の化合物を水素化させて、一般式(V)
1. 一般式(I)
b)ステップa)で提供された出発原料を、反応ゾーンにおいて、100〜240℃の範囲の温度及び0.1〜150mbarの範囲の圧力で、不均一触媒、及び180℃で10-5〜100mbarの範囲の蒸気圧を有する溶媒又は溶媒混合物の存在下で反応させ、
c)式(I)の化合物を、反応混合物から蒸留により分離する
方法。
2. R1が水素又はメチル、特にメチルである、実施形態1に記載の方法。
3. ステップb)の反応が、第1段階を含み、その間、式(I)の化合物を何ら含まない画分が、反応混合物から蒸留により分離される、実施形態1又は2に記載の方法。
4. ステップc)の反応ゾーンからの式(I)の化合物を含む画分の蒸留による分離が、段階的に又は連続的に行われる、前記実施形態のいずれか一つに記載の方法。
5. ステップb)で使用する溶媒の蒸気圧が、ジオール(II)の蒸気圧未満である、実施形態1〜4のいずれか一つに記載の方法。
6. ステップb)で使用する溶媒の蒸気圧が、化合物(I)の蒸気圧と化合物(II)の蒸気圧との間である、実施形態1〜4のいずれか一つに記載の方法。
7. ステップb)で使用する溶媒の蒸気圧が、化合物(I)の蒸気圧と化合物(III)
の蒸気圧との間である、実施形態1〜4のいずれか一つに記載の方法。
8. ステップb)で使用する溶媒が
- 脂肪族、脂環式及び芳香族の炭化水素、
- 脂肪族、脂環式及び芳香族の、一価及び多価のアルコール、
- エーテルアルコール、ポリエーテルポリオール並びにそのモノ及びジアルキルエーテル、芳香族エーテル及び開鎖脂肪族エーテル、
- ケトン、
- エステル、
- これらの混合物
から選択される、前記実施形態のいずれか一つに記載の方法。
9. ステップb)で使用する溶媒が
- C10〜C30アルカン、
- C6〜C30アルカノール、
- C2〜C30アルカンジオール、
- ポリアルキレングリコール、並びにそのモノ及びジアルキルエーテル、
- これらの混合物
から選択される、前記実施形態のいずれか一つに記載の方法。
10. ステップc)の分離が、1段階蒸留により行われる、実施形態1〜9のいずれか一つに記載の方法。
11. 式(I.1)の化合物が、ステップc)において反応混合物から1段階蒸留により分離され、分離した生成物が、以下の化合物
14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1):75〜95重量%、
3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1):0〜5重量%、
3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1):1〜10重量%、
14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ヘキサデカン(VI.1):0〜15重量%
(いずれの場合も、分離した生成物の総重量に基づく)
を含む、14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)を調製するための、実施形態10に記載の方法。
12. ステップc)の分離が、分留を含む、実施形態1〜9のいずれか一つに記載の方法。
13. 少なくとも1つの蒸留塔、好ましくは、少なくとも10段の理論段を有する蒸留塔が、ステップc)の式(I)の化合物を含む画分の蒸留による分離のために用いられる、実施形態12に記載の方法。
14. 蒸留において、分離した流れと塔内に再循環する流れとの比が、1:1〜1:30の範囲、特に1:1〜1:20の範囲である、実施形態12又は13に記載の方法。
15. 式(I)の化合物が、ステップc)において反応混合物から分留により分離され、分離した生成物が、以下の化合物
- 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1):80〜99重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1):0〜5重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1):0〜5重量%、好ましくは0〜1重量%、
- 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ヘキサデカン(VI.1):0〜15重量%、好ましくは0〜10重量%、
- 溶媒:0〜5重量%、好ましくは0〜1重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-5-オール-1-オン(VII.1):0〜5重量%
(いずれの場合も、分離した生成物の総重量に基づく)
を含む、14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)を調製するための、実施形態12〜14のいずれか一つに記載の方法。
16. ステップb)での反応混合物の溶媒含有量が、反応ゾーンの反応混合物の総重量に基づいて、少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも30重量%、特に少なくとも50重量%で常に維持される、前記実施形態のいずれか一つに記載の方法。
17. 銅含有触媒、好ましくはラネー銅が、ステップb)で触媒として使用される、前記実施形態のいずれか一つに記載の方法。
18. 加えて、
d)一般式(I)の化合物を反応させ、一般式(IV)
の少なくとも1種の化合物を得る、前記実施形態のいずれか一つに記載の方法。
19. 加えて、
e)一般式(IV)の化合物を水素化させ、一般式(V)
- 本発明による方法は、シクロペンタデカン-1,5-ジオール(II)と触媒との十分な接触時間を可能にすると同時に、生成物の反応ゾーンでの短い接触時間を可能にする。
- ステップb)で使用する溶媒の蒸気圧が、化合物(I)の蒸気圧と化合物(II)の蒸気圧との間である場合、化合物(I)の分離蒸留の条件は、温和になるように具体的に構成できる。ステップb)で使用する溶媒の蒸気圧は、好ましくは化合物(I)の蒸気圧と化合物(III)の蒸気圧との間である。したがって、低温及び/又は弱真空が必要とされる。3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)から14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)を調製する本発明の特定の実施形態において、ステップb)で使用する溶媒の蒸気圧は、好ましくは化合物(I.1)の蒸気圧と化合物(II.1)の蒸気圧との間である。ステップb)で使用する溶媒の蒸気圧は、更に特に好ましくは、化合物(I.1)の蒸気圧と化合物(III.1)の蒸気圧との間である。
- 溶媒の使用により、底部の反応混合物の混合も改善できる。
- 本発明による方法は、反応ゾーンに存在するシクロペンタデカン-1,5-ジオールの量に基づいて、少量の触媒の使用を可能にする。この利点は、反応過程で変換されたシクロペンタデカン-1,5-ジオールを補充しない不連続操作モードではすでに明らかである。この利点は、反応過程で更なるシクロペンタデカン-1,5-ジオールを反応ゾーンに供給する操作モードでは明らかに優れている。これは、特に連続操作モードに当てはまる。
- したがって、一般式(I)の化合物、及び特に14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)は、本発明による方法を用いて、良好な収率及び純度で、高変換率で得ることができる。
一般式(II)の化合物及びその調製は、原則として公知である。例えば、一般式(III)
- 水素化で使用する溶媒の分離、
- 式(III)の非水素化化合物の分離、
- 望ましくない副生成物の分離、
又は上記手段の少なくとも2つの組合せから選択される。
本発明に従って、式(II)の化合物を含むステップa)からの出発原料を、100〜240℃の範囲の温度及び1〜150mbarの範囲の圧力で、180℃で10-5〜100mbarの範囲の蒸気圧を有する溶媒又は溶媒混合物の存在下で、ステップb)の反応に供する。
14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1):27mbar
3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1):7mbar
3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1):2mbar
- 脂肪族、脂環式及び芳香族の炭化水素、
- 脂肪族、脂環式及び芳香族の、一価及び多価のアルコール、
- エーテルアルコール、ポリエーテルポリオール並びにそのモノ及びジアルキルエーテル、芳香族エーテル及び開鎖脂肪族エーテル、
- ケトン、
- エステル、
- これらの混合物
から好ましくは選択される。
- C10〜C30アルカン、
- C6〜C30アルカノール、
- C2〜C30アルカンジオール、
- ポリアルキレングリコール、並びにそのモノ及びジアルキルエーテル、
- これらの混合物
から特に好ましくは選択される。
本発明による方法のステップc)において、式(I)の化合物を含む画分を、反応ゾーンに存在する反応混合物から蒸留により分離する。
14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1):75〜95重量%、
3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1):0〜5重量%、
3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1):1〜10重量%、
14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ヘキサデカン(VI.1):0〜15重量%
(それぞれ、分離した生成物の総重量に基づく)
を含む。
- 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1):80〜99重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1):0〜5重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1):0〜5重量%、好ましくは0〜1重量%、
- 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ヘキサデカン(VI.1):0〜15重量%、好ましくは0〜10重量%、
- 溶媒:0〜5重量%、好ましくは0〜1重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-5-オール-1-オン(VII.1):0〜5重量%
(それぞれ、分離した生成物の総重量に基づく)
を含む。
本発明による方法の特定の実施形態において、一般式(I)の化合物を更なる反応に供して、一般式(IV)
本発明による方法の更に特定の実施形態において、一般式(VI)の化合物を更なる反応に供して、一般式(V)
項1
一般式(I)
の化合物、及びその変換生成物を調製する方法であって、
a)一般式(II)
b)ステップa)で提供された出発原料を、反応ゾーンにおいて、100〜240℃の範囲の温度及び0.1〜150mbarの範囲の圧力で、不均一触媒、及び180℃で10 -5 〜100mbarの範囲の蒸気圧を有する溶媒又は溶媒混合物の存在下で反応させ、
c)式(I)の化合物を反応混合物から蒸留により分離する
方法。
項2
R 1 が水素又はメチル、特にメチルである、項1に記載の方法。
項3
ステップb)の反応が、第1段階を含み、その間、式(I)の化合物を何ら含まない画分が、反応混合物から蒸留により分離される、項1又は2に記載の方法。
項4
ステップb)で使用する溶媒の蒸気圧が、ジオール(II)の蒸気圧未満である、項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
項5
ステップb)で使用する溶媒の蒸気圧が、化合物(I)の蒸気圧と化合物(II)の蒸気圧との間である、項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
項6
ステップb)で使用する溶媒の蒸気圧が、化合物(I)の蒸気圧と化合物(III)
の蒸気圧との間である、項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
項7
ステップb)で使用する溶媒が
- 脂肪族、脂環式及び芳香族の炭化水素、
- 脂肪族、脂環式及び芳香族の、一価及び多価のアルコール、
- エーテルアルコール、ポリエーテルポリオール並びにそのモノ及びジアルキルエーテル、芳香族エーテル及び開鎖脂肪族エーテル、
- ケトン、
- エステル、
- これらの混合物
から選択される、項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
項8
ステップb)で使用する溶媒が
- C 10 〜C 30 アルカン、
- C 6 〜C 30 アルカノール、
- C 2 〜C 30 アルカンジオール、
- ポリアルキレングリコール、並びにそのモノ及びジアルキルエーテル、
- これらの混合物
から選択される、項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
項9
式(I.1)の化合物が、ステップc)において反応混合物から1段階蒸留により分離され、分離した生成物が、以下の化合物
14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1):75〜95重量%、
3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1):0〜5重量%、
3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1):1〜10重量%、
14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ヘキサデカン(VI.1):0〜15重量%
(いずれの場合も、分離した生成物の総重量に基づく)
を含む、項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
項10
ステップc)の分離が、分留を含む、項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
項11
少なくとも10段の理論段を有する少なくとも1つの蒸留塔が、ステップc)の式(I)の化合物を含む画分の蒸留による分離のために用いられる、項10に記載の方法。
項12
式(I)の化合物が、ステップc)において反応混合物から分留により分離され、分離した生成物が、以下の化合物
- 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1):80〜99重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1):0〜5重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1):0〜5重量%、好ましくは0〜1重量%、- 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ヘキサデカン(VI.1):0〜15重量%、好ましくは0〜10重量%、
- 溶媒:0〜5重量%、好ましくは0〜1重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-5-オール-1-オン(VII.1):0〜5重量%
(いずれの場合も、分離した生成物の総重量に基づく)
を含む、14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)を調製するための、項10又は11に記載の方法。
項13
ステップb)での反応混合物の溶媒含有量が、反応ゾーンの反応混合物の総重量に基づいて、少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも30重量%、特に少なくとも50重量%で常に維持される、項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
項14
加えて、
d)一般式(I)の化合物を反応させ、一般式(IV)
の少なくとも1種の化合物を得る、項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
項15
加えて、
e)一般式(IV)の化合物を水素化させ、一般式(V)
の化合物を得る、項14に記載の方法。
次に続く実施例は、本発明を例示するのに役立つが、決して本発明を限定するものではない。
- 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)、
- 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)、
- 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1)、
- 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ヘキサデカン(VI.1)、
- 3-メチルシクロペンタデカン-5-オール-1-オン (VII.1)。
GCシステム:Agilent 7890 Series A
塔:DB WAX 30m(長さ)×0.32mm(内径)
FD 0.25μm(フィルム)、
注入器温度:230℃、検出器温度:280℃、流量:1.5ml
温度プログラム:開始温度: 80℃から3℃/分で250℃、250℃、15分等温。
(比較例、添加溶媒なしでの反応)
最初に、触媒懸濁液(ラネー銅、水中30%)4.0gを、3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)15.08g(GCで84.7面積%)と共に100mlの三つ首フラスコに導入した。最初に、圧力を室温で220mbarに低下させた。次いで、反応混合物を室温から166℃に加熱し、同時に、圧力を220mbarから40mbarに低下させ、その結果、触媒懸濁液の水及びまたメタノールの大部分が蒸留した。温度を172℃〜176℃に上昇させ、圧力を1〜2mbarに低下させた後、混合物を更に5時間撹拌した。次いで、温度を180℃に上昇させ、蒸留物を1段階(精留なし)で12時間かけて取り出した。頂部温度は、蒸留物の回収の開始時は165℃であり、蒸留過程で175℃に上昇した。合計で10gの蒸留物が得られた。蒸留物中の14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)の含有量は10.6%であり、3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1)の含有量は27.7%であり、3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)の含有量は8.3%であった。これは収率9%に相当する。
(本発明)
触媒懸濁液(ラネー銅、水中50%)3gをメタノールで3回洗浄した。次いで、最初に、ポリエチレングリコール(約8PEG単位、BASF SE製のLutrol(登録商標)E400、180℃での蒸気圧0.02mbar)20g中の3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)10g(GCにより82.5重量%)を、洗浄した触媒と共に100mlの三つ首フラスコに室温で導入した。メタノール及び残留水を50℃で250から3mbarの圧力で徐々に蒸留除去した。次いで、反応混合物を、20mbarの圧力で200℃に加熱した。該温度を16時間維持した。次いで、圧力を1mbarに低下させ、低沸点成分を1段階で蒸留除去した。マグネチックスターラーにより全実験を通して良好な混合を確実にした。GCにより87.2面積%の14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン含有量を有する蒸留物4.5gを得ることができた。これは収率52%に相当する。3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール含有量は、GCにより0.8面積%であり、3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン含有量は、GCにより3.9面積%であった。
(本発明、14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセンと3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオンとの間で沸騰する、高沸点溶媒で希釈した反応混合物)
触媒懸濁液(活性ラネー銅、水中50%)0.25gをメタノールで3回洗浄した。次いで、最初に、1-ヘキサデカノール(180℃での蒸気圧:11mbar)10g中の3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)5g(GCにより82.7面積%)を、洗浄した触媒と共に100mlの三つ首フラスコに室温で導入した。マグネチックスターラーにより全実験を通して良好な混合を確実にした。最初に、温度を70℃に上昇させ、1-ヘキサデカノールを溶融した。メタノール及び残留水を70℃で徐々に蒸留除去した。次いで、反応混合物を、常に撹拌しながら、40mbarの圧力で180℃に加熱した。該温度を20時間維持した。試料を、1、3、5及び20時間の各時間に回収し、GCにより分析した。以下の表1では、14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)生成物、使用した3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)、並びにまた化合物(III.1)、(VI.1)及び(VII.1)の含有量が、反応時間に応じてGCによる面積%(GC面積%)(1-ヘキサデカノールは考慮せず)として示されている。
(本発明、14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)と3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1)との間で沸騰するヘキサデカノールで希釈した反応混合物、14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセンをヘキサデカノールと共に段階的に蒸留除去した。3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)をヘキサデカノールに置き換えた)
触媒懸濁液(活性ラネー銅、水中50%)0.5gをメタノールで3回洗浄した。次いで、最初に、1-ヘキサデカノール(180℃での蒸気圧:11mbar)20g中の3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)10g(GCにより85.1面積%)を、洗浄した触媒と共に100mlの三つ首フラスコに室温で導入した。最初に、温度を70℃に上昇させ、1-ヘキサデカノールを溶融した。メタノール及び残留水を70℃で徐々に蒸留除去した。次いで、反応混合物を40mbarの圧力で180℃に加熱した。該温度を2時間維持した。次いで、温度を145℃、圧力を3mbarに低下させ、7g(画分1)を1段階で蒸留により取り出した。蒸留物を分析し、取り出した14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)に基づき、1-ヘキサデカノールと共に3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)を反応器に供給したことにより、3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール/1-ヘキサデカノールの比が出発反応混合物と同様になった。次いで、温度を180℃、圧力を40mbarに再び上昇させ、2時間維持した。次いで、圧力及び温度を、上で記載した値に再び低下させ、4.5g(画分2)及び4.8g(画分3)を蒸留した。3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)及び1-ヘキサデカノールを反応器に再び供給した。上記と同じ手順を用いて、第4の画分(画分4)10.8gを生成した。画分4の蒸留後、3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール及び1-ヘキサデカノールの更なる添加なしに、反応混合物を、180℃及び40mbarで更に24時間維持し、最終的に蒸留物(画分5)5.1gを蒸留により取り出した。
(本発明、14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(II.1)と3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1)との間で沸騰する溶媒で希釈した反応混合物、及びまた塔を介した14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)の取り出し)
触媒懸濁液(活性ラネー銅、水中50%)1.5gをメタノールで3回洗浄した。次いで、最初に、1-ヘキサデカノール(180℃での蒸気圧:11mbar)60g中の3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)30g(GCにより95.2面積%)を、洗浄した触媒と共に100mlの三つ首フラスコに室温で導入した。構造化充填物塔をフラスコの上に設置した(構造化充填物床高さ53cm、構造化充填物3mmラシヒリング、塔内径:1.5cm)。最初に、温度を70℃に上昇させ、1-ヘキサデカノールを溶融した。メタノール及び残留水を70℃で徐々に蒸留除去した。次いで、反応混合物を、マグネチックスターラーで混合しながら、3mbarの上部圧力で181℃に加熱した。1時間後、蒸留物の流れを設定し、そこで、最初に、蒸留物を2〜3mbarの上部圧力での全還流下で、塔の上部で回収した。次の2.5時間にわたって、蒸留物(画分1、Fr1)合計10.6gを取り出した。一定条件下で、更に3時間及び6時間後それぞれにおいて、更なる画分を取り出した(画分2、Fr2:10.0g、画分3、Fr3:3.9g)。全ての画分のヘキサデカノール含有量は0.5%未満であった。14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)含有量は画分1では92%、画分2では87%、画分3では57.8%であった。合計では、これは収率80%に相当する。3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオンは、画分のいずれからも検出できなかった。蒸留物中の主な副生成物はエーテルであった。
(本発明、14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)と3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1)との間で沸騰する溶媒で希釈した反応混合物、塔を介する14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)の供給及びまた連続的な取り出しを伴う連続反応手順)
触媒(活性ラネー銅、水中に分散、固定床から回収)2.25gをメタノールで3回洗浄した。次いで、最初に、1-ヘキサデカノール(180℃での蒸気圧:11mbar)180g中の3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1)90g(GCにより97.1重量%)を、洗浄した触媒と共に500mlの三つ首フラスコに室温で導入した。構造化充填物を有する塔をフラスコの上に設置した(充填物高さ60cm、構造化充填物Montz DN30 A3-1000)。最初に、温度を70℃に上昇させ、1-ヘキサデカノールを溶融した。メタノール及び残留水を70℃で徐々に蒸留除去した。次いで、反応混合物を、マグネチックスターラーで混合しながら、3mbarの上部圧力で180℃に加熱した。1.5時間後、蒸留物の流れを設定し、そこで、最初に、蒸留物を3mbarの上部圧力での全還流下で、塔の上部で1時間回収した。
Claims (19)
- R1が水素又はメチルである、請求項1に記載の方法。
- R1がメチルである、請求項1に記載の方法。
- ステップb)の反応が、第1段階を含み、その間、式(I)の化合物を何ら含まない画分が、反応混合物から蒸留により分離される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- ステップb)で使用する溶媒の蒸気圧が、ジオール(II)の蒸気圧未満である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- ステップb)で使用する溶媒の蒸気圧が、化合物(I)の蒸気圧と化合物(II)の蒸気圧との間である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- ステップb)で使用する溶媒が
- 脂肪族、脂環式及び芳香族の炭化水素、
- 脂肪族、脂環式及び芳香族の、一価及び多価のアルコール、
- エーテルアルコール、ポリエーテルポリオール並びにそのモノ及びジアルキルエーテル、芳香族エーテル及び開鎖脂肪族エーテル、
- ケトン、
- エステル、
- これらの混合物
から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。 - ステップb)で使用する溶媒が
- C10〜C30アルカン、
- C6〜C30アルカノール、
- C2〜C30アルカンジオール、
- ポリアルキレングリコール、並びにそのモノ及びジアルキルエーテル、
- これらの混合物
から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。 - 式(I.1)の化合物が、ステップc)において反応混合物から1段階蒸留により分離され、分離した生成物が、以下の化合物
14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1):75〜95重量%、
3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1):0〜5重量%、
3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1):1〜10重量%、
14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ヘキサデカン(VI.1):0〜15重量%
(いずれの場合も、分離した生成物の総重量に基づく)
を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。 - ステップc)の分離が、分留を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも10段の理論段を有する少なくとも1つの蒸留塔が、ステップc)の式(I)の化合物を含む画分の蒸留による分離のために用いられる、請求項11に記載の方法。
- 式(I)の化合物が、ステップc)において反応混合物から分留により分離され、分離した生成物が、以下の化合物
- 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1):80〜99重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1):0〜5重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1):0〜5重量%、
- 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ヘキサデカン(VI.1):0〜15重量%、
- 溶媒:0〜5重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-5-オール-1-オン(VII.1):0〜5重量%
(いずれの場合も、分離した生成物の総重量に基づく)
を含む、14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)を調製するための、請求項11又は12に記載の方法。 - 式(I)の化合物が、ステップc)において反応混合物から分留により分離され、分離した生成物が、以下の化合物
- 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1):80〜99重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオール(II.1):0〜5重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-1,5-ジオン(III.1):0〜1重量%、
- 14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ヘキサデカン(VI.1):0〜10重量%、
- 溶媒:0〜1重量%、
- 3-メチルシクロペンタデカン-5-オール-1-オン(VII.1):0〜5重量%
(いずれの場合も、分離した生成物の総重量に基づく)
を含む、14-メチル-16-オキサビシクロ[10.3.1]ペンタデセン(I.1)を調製するための、請求項13に記載の方法。 - ステップb)での反応混合物の溶媒含有量が、反応ゾーンの反応混合物の総重量に基づいて、少なくとも20重量%で常に維持される、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
- ステップb)での反応混合物の溶媒含有量が、反応ゾーンの反応混合物の総重量に基づいて、少なくとも30重量%で常に維持される、請求項15に記載の方法。
- ステップb)での反応混合物の溶媒含有量が、反応ゾーンの反応混合物の総重量に基づいて、少なくとも50重量%で常に維持される、請求項16に記載の方法。
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