JP6936928B1 - めっき装置 - Google Patents

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Abstract

回転機構の軸受で発生したパーティクルがめっき槽に侵入することを抑制することができる技術を提供する。めっき装置1000は、ラビリンスシール部材50を備え、ラビリンスシール部材は、軸受33よりも下方に配置されて軸受をシールする内側ラビリンスシール53と、内側ラビリンスシールよりも回転軸32の径方向で外側に配置された外側ラビリンスシール54と、内側ラビリンスシールよりも径方向で内側に形成された内側シール空間60に、エアーを供給するように構成された吐出口55と、内側ラビリンスシールよりも径方向で外側且つ外側ラビリンスシールよりも径方向で内側に形成された外側シール空間65のエアーを吸引するように構成された吸引口56と、を有する。

Description

本発明は、めっき装置に関する。
従来、基板にめっき処理を施すことが可能なめっき装置として、いわゆるカップ式のめっき装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなめっき装置は、めっき液を貯留するとともにアノードが配置されためっき槽と、アノードよりも上方に配置されてカソードとしての基板を保持する基板ホルダと、基板ホルダよりも上方に配置されて基板ホルダを回転させる回転機構とを備えている。また、このような回転機構は、基板ホルダに接続された回転軸と、この回転軸を軸支する軸受とを有している。
特開2008−19496号公報
上述したような従来のめっき装置において、回転機構の軸受で発生した塵等のパーティクルが落下した場合に、この落下したパーティクルがめっき槽に侵入するおそれがある。
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、回転機構の軸受で発生したパーティクルがめっき槽に侵入することを抑制することができる技術を提供することを目的の一つとする。
(態様1)
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るめっき装置は、めっき液を貯留するとともにアノードが配置されためっき槽と、前記アノードよりも上方に配置されてカソードとしての基板を保持する基板ホルダと、前記基板ホルダよりも上方に配置されて、前記基板ホルダに接続された回転軸と、前記回転軸を軸支する軸受と、を有する回転機構と、前記軸受よりも下方に配置されて前記軸受をシールする内側ラビリンスシールと、前記内側ラビリンスシールよりも前記回転軸の径方向で外側に配置された外側ラビリンスシールと、前記内側ラビリンスシールよりも前記径方向で内側に形成された内側シール空間に、エアーを供給するように構成された吐出口と、前記内側ラビリンスシールよりも前記径方向で外側且つ前記外側ラビリンスシールよりも前記径方向で内側に形成された外側シール空間のエアーを吸引するように構成された吸引口と、を有するラビリンスシール部材と、を備える。
この態様によれば、回転機構の軸受で発生した塵等のパーティクルがラビリンスシール部材の内側シール空間に落下した場合であっても、このパーティクルを内側シール空間に供給されたエアーとともに、内側ラビリンスシールを通過させて外側シール空間に排出させ、この外側シール空間に排出されたパーティクルを吸引口から吸引することができる。これにより、回転機構の軸受で発生したパーティクルがめっき槽に侵入することを抑制することができる。
(態様2)
上記態様1において、前記ラビリンスシール部材は、上板部材と、前記上板部材よりも下方に配置された下板部材と、をさらに備え、前記内側ラビリンスシール及び前記外側ラビリンスシールは、前記上板部材と前記下板部材との間に挟持されるように配置され、前記吐出口及び前記吸引口は、前記上板部材に設けられていてもよい。
(態様3)
上記態様2において、前記回転機構は、前記軸受の前記径方向で外側に配置された外筒部材を備え、前記外筒部材は、前記回転軸が回転した場合であっても回転しないように構成され、前記上板部材は前記外筒部材の下端に接続され、前記下板部材は前記回転軸に接続されていてもよい。
この態様によれば、回転軸が回転しても外筒部材は回転しないため、上板部材も回転しない。そして、この回転しない上板部材に吐出口及び吸引口が設けられているので、例えば、吐出口や吸引口が下板部材に設けられている場合に比較して、ラビリンスシール部材の構造の簡素化を図ることができる。
(態様4)
上記態様1〜3のいずれか1態様は、少なくとも前記回転機構が前記回転軸を回転させている場合に、前記吐出口からエアーを供給させ、前記吸引口からエアーを吸引させる制御処理を実行するように構成された制御モジュールをさらに備えていてもよい。
実施形態に係るめっき装置の全体構成を示す斜視図である。 実施形態に係るめっき装置の全体構成を示す平面図である。 実施形態に係るめっき装置のめっきモジュールの構成を説明するための模式図である。 実施形態に係る回転機構及びラビリンスシール部材の構成を説明するための模式図である。 図5(A)は、図4のA2部分の拡大断面図である。図5(B)は、図4のA3部分の拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態では、同一又は対応する構成について、同一の符号を付して説明を適宜省略する場合がある。また、図面は、物の特徴の理解を容易にするために模式的に図示されており、各構成要素の寸法比率等は実際のものと同じであるとは限らない。また、いくつかの図面には、参考用として、X−Y−Zの直交座標が図示されている。この直交座標のうち、Z方向は上方に相当し、−Z方向は下方(重力が作用する方向)に相当する。
図1は、本実施形態のめっき装置1000の全体構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態のめっき装置1000の全体構成を示す平面図である。図1及び図2に示すように、めっき装置1000は、ロードポート100、搬送ロボット110、アライナ120、プリウェットモジュール200、プリソークモジュール300、めっきモジュール400、洗浄モジュール500、スピンリンスドライヤ600、搬送装置700、及び、制御モジュール800を備える。
ロードポート100は、めっき装置1000に図示していないFOUPなどのカセットに収容された基板を搬入したり、めっき装置1000からカセットに基板を搬出するためのモジュールである。本実施形態では4台のロードポート100が水平方向に並べて配置されているが、ロードポート100の数及び配置は任意である。搬送ロボット110は、基板を搬送するためのロボットであり、ロードポート100、アライナ120、及び搬送装置700の間で基板を受け渡すように構成される。搬送ロボット110及び搬送装置700は、搬送ロボット110と搬送装置700との間で基板を受け渡す際には、仮置き台(図示せず)を介して基板の受け渡しを行うことができる。
アライナ120は、基板のオリエンテーションフラットやノッチなどの位置を所定の方向に合わせるためのモジュールである。本実施形態では2台のアライナ120が水平方向に並べて配置されているが、アライナ120の数及び配置は任意である。プリウェットモジュール200は、めっき処理前の基板の被めっき面を純水または脱気水などの処理液で濡らすことで、基板表面に形成されたパターン内部の空気を処理液に置換する。プリウェットモジュール200は、めっき時にパターン内部の処理液をめっき液に置換することでパターン内部にめっき液を供給しやすくするプリウェット処理を施すように構成される。本実施形態では2台のプリウェットモジュール200が上下方向に並べて配置されているが、プリウェットモジュール200の数及び配置は任意である。
プリソークモジュール300は、例えばめっき処理前の基板の被めっき面に形成したシード層表面等に存在する電気抵抗の大きい酸化膜を硫酸や塩酸等の処理液でエッチング除去してめっき下地表面を洗浄または活性化するプリソーク処理を施すように構成される。本実施形態では2台のプリソークモジュール300が上下方向に並べて配置されているが、プリソークモジュール300の数及び配置は任意である。めっきモジュール400は、基板にめっき処理を施す。本実施形態では、上下方向に3台かつ水平方向に4台並べて配置された12台のめっきモジュール400のセットが2つあり、合計24台のめっきモジュール400が設けられているが、めっきモジュール400の数及び配置は任意である。
洗浄モジュール500は、めっき処理後の基板に残るめっき液等を除去するために基板に洗浄処理を施すように構成される。本実施形態では2台の洗浄モジュール500が上下方向に並べて配置されているが、洗浄モジュール500の数及び配置は任意である。スピンリンスドライヤ600は、洗浄処理後の基板を高速回転させて乾燥させるためのモジュールである。本実施形態では2台のスピンリンスドライヤ600が上下方向に並べて配置されているが、スピンリンスドライヤ600の数及び配置は任意である。搬送装置700は、めっき装置1000内の複数のモジュール間で基板を搬送するための装置である。制御モジュール800は、めっき装置1000の複数のモジュールを制御するように構成され、例えばオペレータとの間の入出力インターフェースを備える一般的なコンピュータまたは専用コンピュータから構成することができる。
めっき装置1000による一連のめっき処理の一例を説明する。まず、ロードポート100にカセットに収容された基板が搬入される。続いて、搬送ロボット110は、ロードポート100のカセットから基板を取り出し、アライナ120に基板を搬送する。アライナ120は、基板のオリエンテーションフラットやノッチなどの位置を所定の方向に合わせる。搬送ロボット110は、アライナ120で方向を合わせた基板を搬送装置700へ受け渡す。
搬送装置700は、搬送ロボット110から受け取った基板をプリウェットモジュール200へ搬送する。プリウェットモジュール200は、基板にプリウェット処理を施す。搬送装置700は、プリウェット処理が施された基板をプリソークモジュール300へ搬送する。プリソークモジュール300は、基板にプリソーク処理を施す。搬送装置700は、プリソーク処理が施された基板をめっきモジュール400へ搬送する。めっきモジュール400は、基板にめっき処理を施す。
搬送装置700は、めっき処理が施された基板を洗浄モジュール500へ搬送する。洗浄モジュール500は、基板に洗浄処理を施す。搬送装置700は、洗浄処理が施された基板をスピンリンスドライヤ600へ搬送する。スピンリンスドライヤ600は、基板に乾燥処理を施す。搬送装置700は、乾燥処理が施された基板を搬送ロボット110へ受け渡す。搬送ロボット110は、搬送装置700から受け取った基板をロードポート100のカセットへ搬送する。最後に、ロードポート100から基板を収容したカセットが搬出される。
なお、図1や図2で説明しためっき装置1000の構成は、一例に過ぎず、めっき装置1000の構成は、図1や図2の構成に限定されるものではない。
続いて、めっきモジュール400について説明する。なお、本実施形態に係るめっき装置1000が有する複数のめっきモジュール400は同様の構成を有しているので、1つのめっきモジュール400について説明する。
図3は、本実施形態に係るめっきモジュール400の構成を説明するための模式図である。本実施形態に係るめっき装置1000は、カップ式のめっき装置である。めっきモジュール400は、主として、めっき槽10と、基板ホルダ20と、回転機構30と、昇降機構40と、ラビリンスシール部材50と、を備えている。なお、図3において、めっき槽10、基板ホルダ20、及び、回転機構30は、断面が模式的に図示されている。
本実施形態に係るめっき槽10は、上方に開口を有する有底の容器によって構成されている。具体的には、めっき槽10は、底部10aと、この底部10aの外周縁から上方に延在する外周部10bとを有しており、この外周部10bの上部が開口している。なお、めっき槽10の外周部10bの形状は特に限定されるものではないが、本実施形態に係る外周部10bは、一例として円筒形状を有している。
めっき槽10の内部には、めっき液Psが貯留されている。めっき液Psとしては、めっき皮膜を構成する金属元素のイオンを含む溶液であればよく、その具体例は特に限定されるものではない。本実施形態においては、めっき処理の一例として、銅めっき処理を用いており、めっき液Psの一例として、硫酸銅溶液を用いている。また、本実施形態において、めっき液Psには所定の添加剤が含まれている。但し、この構成に限定されるものではなく、めっき液Psは添加剤を含んでいない構成とすることもできる。
めっき槽10のめっき液Psの内部には、アノード11が配置されている。アノード11の具体的な種類は特に限定されるものではなく、溶解アノードや不溶解アノードを用いることができる。本実施形態においては、アノード11として不溶解アノードを用いている。この不溶解アノードの具体的な種類は特に限定されるものではなく、白金や酸化イリジウム等を用いることができる。
基板ホルダ20は、カソードとしての基板Wfを保持するための部材である。なお、基板Wfの下面Wfaは、被めっき面に相当する。基板ホルダ20は、回転機構30の回転軸32に接続されている。
回転機構30は、基板ホルダ20よりも上方に配置されている。回転機構30は、基板ホルダ20を回転させるための機構である。この回転機構30の詳細は後述する。
昇降機構40は、上下方向に延在する支軸45によって支持されている。昇降機構40は、基板ホルダ20及び回転機構30を上下方向に昇降させるための機構である。昇降機構40としては、直動式のアクチュエータ等の公知の昇降機構を用いることができる。
めっき処理を実行する際には、回転機構30が基板ホルダ20を回転させるとともに、昇降機構40が基板ホルダ20を下方に移動させて、基板Wfをめっき槽10のめっき液Psに浸漬させる。基板Wfがめっき液Psに浸漬された後に、通電装置(図示せず)によって、アノード11と基板Wfとの間に電気が流れる。これにより、基板Wfの下面Wfaに、めっき皮膜が形成される。
めっきモジュール400の動作は、制御モジュール800によって制御される。制御モジュール800は、マイクロコンピュータを備えており、このマイクロコンピュータは、プロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)801や、非一時的な記憶媒体としての記憶部802、等を備えている。制御モジュール800は、記憶部802に記憶されたプログラムの指令に基づいてCPU801が動作することで、めっきモジュール400の被制御部を制御する。また、本実施形態に係る制御モジュール800は、後述するエアー供給装置70も制御する。
図4は、回転機構30及びラビリンスシール部材50の構成を説明するための模式図である。具体的には、図4は、図3のA1部分の拡大断面を示している。図3及び図4を参照して、回転機構30は、回転駆動装置31と、回転軸32と、軸受33と、外筒部材34とを備えている。
図3に示すように、回転軸32の上端は回転駆動装置31に接続され、回転軸32の下端は基板ホルダ20に接続されている。回転駆動装置31は、モータ等の公知の回転駆動装置によって構成されている。この回転駆動装置31が回転軸32を回転させることで、回転軸32に接続された基板ホルダ20が回転する。
図4を参照して、回転軸32の具体的な構成は特に限定されるものではないが、本実施形態に係る回転軸32は、一例として、相対的に径の大きい大径部32aと、相対的に径の小さい小径部32bとを備えている。小径部32bは、大径部32aの下端に接続されている。
軸受33は、回転軸32を軸支するための部材である。本実施形態に係る軸受33は、回転軸32の大径部32aの径方向で外側に配置されている。外筒部材34は、軸受33の径方向(回転軸32の径方向)で外側に配置されている。すなわち、本実施形態に係る軸受33は、回転軸32と外筒部材34とによって挟持されている。
本実施形態に係る軸受33の個数は、一例として複数である。具体的には、回転機構30は、上段側に配置された軸受33と、下段側に配置された軸受33とを有している。但し、軸受33の個数は、これに限定されるものではなく、2個よりも多くてもよく、あるいは、1個でもよい。軸受33の種類は特に限定されるものではないが、本実施形態では、一例として、ベアリング(ころがり軸受)を用いている。
図5(A)は、図4のA2部分の拡大断面図であり、図5(B)は、図4のA3部分の拡大断面図である。図4、図5(A)及び図5(B)を参照して、ラビリンスシール部材50は、上板部材51と、下板部材52と、内側ラビリンスシール53と、外側ラビリンスシール54とを備えている。
上板部材51は、外筒部材34の下端に接続されている。回転軸32が回転した場合、外筒部材34は回転しないので、外筒部材34に接続された上板部材51も回転しない。下板部材52は、上板部材51よりも下方に配置されるとともに、回転軸32の小径部32bに接続されている。回転軸32が回転した場合、下板部材52は回転軸32とともに回転する。内側ラビリンスシール53及び外側ラビリンスシール54は、上板部材51と下板部材52との間に挟持されるように配置されている。
内側ラビリンスシール53は、回転機構30の軸受33よりも下方に配置されて、この軸受33をシールするために設けられている。図5(A)及び図5(B)に示すように、本実施形態に係る内側ラビリンスシール53は、上板部材51の下面に接続された上側シール部材53aと、下板部材52の上面に接続された下側シール部材53bとを備えている。この上側シール部材53aと下側シール部材53bとによってラビリンスシール構造が形成されている。内側ラビリンスシール53よりも径方向で内側の領域には、内側シール空間60が形成されている。
外側ラビリンスシール54は、内側ラビリンスシール53よりも径方向で外側に配置されている。具体的には、外側ラビリンスシール54は、上板部材51の下面に接続された上側シール部材54aと、下板部材52の上面に接続された下側シール部材54bとを備えている。この上側シール部材54aと下側シール部材54bとによってラビリンスシール構造が形成されている。これにより、内側ラビリンスシール53よりも径方向で外側、且つ、外側ラビリンスシール54よりも径方向で内側の領域には、外側シール空間65が形成されている。
また、ラビリンスシール部材50は、内側シール空間60にエアー(Ar1)を供給するように構成された吐出口55と、外側シール空間65のエアー(Ar2)を吸引するように構成された吸引口56と、を備えている。具体的には、本実施形態に係る吐出口55及び吸引口56は、上板部材51に設けられている。
この構成によれば、回転しない上板部材51に吐出口55及び吸引口56が設けられているので、例えば、吐出口55や吸引口56が下板部材52(これは回転軸32とともに回転する)に設けられている場合に比較して、ラビリンスシール部材50の構造の簡素化を図ることができる。
なお、本実施形態において、吐出口55及び吸引口56は、それぞれ1個ずつ設けられているが、吐出口55及び吸引口56の個数はこれに限定されるものではない。他の例を挙げると、吐出口55の個数は複数でもよい。同様に、吸引口56の個数も複数でもよい。
図4を参照して、吐出口55は、供給流路71を介してエアー供給装置70に連通されている。エアー供給装置70は、吐出口55にエアー(Ar1)を供給するための装置である。エアー供給装置70から供給されたエアー(Ar1)は、供給流路71を流動した後に吐出口55から吐出されて、内側シール空間60に流入する。なお、本実施形態において、エアー供給装置70は、めっき装置1000の構成要素の一部ではない。具体的には、本実施形態においては、エアー供給装置70として、めっき装置1000が設置されている工場設備に備えられているエアー供給装置(すなわち、工場設備の既存のエアー供給装置)を用いている。
内側シール空間60に流入したエアー(Ar1)は、内側ラビリンスシール53の上側シール部材53aと下側シール部材53bとの間の隙間(微小な隙間)から漏洩して、外側シール空間65に流入することができる。
なお、本実施形態においては、エアー供給装置70から吐出口55に供給されるエアー(Ar1)の一例として、0.1μm以上の粒径のパーティクルを含まないクリーンエアーを用いている。
吸引口56は、排気流路81に連通している。本実施形態において、排気流路81のエアー流動方向で上流側端部は吸引口56に連通しており、排気流路81の下流側端部は、めっき槽10の外部における所定箇所に配置されている。これにより、吸引口56から吸引されたエアー(Ar2)は、排気流路81を通過してめっき槽10の外部の所定箇所に排出される。なお、この所定箇所は、めっき槽10のめっき液Psの上方以外の箇所であることが好ましい。この構成によれば、排気流路81を通過したエアーに含まれるパーティクルが落下した場合に、このパーティクルがめっき槽10のめっき液Psの内部に侵入することを確実に抑制することができるからである。また、本実施形態のように、排気流路81に排気ポンプ等の排気装置が配置されていなくても、エアー供給装置70から吐出口55にエアーが供給されれば、外側シール空間65と大気との圧力差を利用して、外側シール空間65のエアーを吸引口56から吸引することができる。
また、本実施形態に係る制御モジュール800は、少なくとも回転機構30が回転軸32を回転させている場合に(すなわち、基板ホルダ20が回転している場合に)、吐出口55にエアーを供給させ且つ吸引口56からエアーを吸引させる制御処理を実行するように、構成されている。
具体的には、本実施形態に係る制御モジュール800は、少なくとも回転機構30の回転軸32の回転が開始した場合に、エアー供給装置70からのエアー供給を開始させ、少なくとも回転軸32の回転が行われている間は、このエアー供給装置70からのエアー供給を継続させる。これにより、少なくとも回転機構30の回転軸32が回転している間、吐出口55へのエアー供給が行われるとともに、吸引口56からのエアー吸引も行われる。
以上説明したような本実施形態によれば、回転機構30の軸受33で発生した塵等のパーティクルがラビリンスシール部材50の内側シール空間60に落下した場合であっても、このパーティクルを内側シール空間60に供給されたエアーとともに内側ラビリンスシール53を通過させて(内側ラビリンスシール53の微小な隙間を通過させて)、外側シール空間65に排出させ、この外側シール空間65に排出されたパーティクルを吸引口56から吸引することができる。これにより、回転機構30の軸受33で発生したパーティクルがめっき槽10に侵入することを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、内側シール空間60に吐出口55からエアーが供給されることで、内側シール空間60の内圧を大気圧よりも高くすることができる。これにより、めっき槽10のめっき液Psから発生した酸性の蒸気が、内側シール空間60に侵入することを効果的に抑制することができる。この結果、この酸性の蒸気によって回転機構30の軸受33が腐食されることを、効果的に抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、さらなる種々の変形・変更が可能である。
例えば、ラビリンスシール部材50は、図4に例示したものに限定されるものではない。他の一例を挙げると、例えば、めっき装置1000は、図4に例示するようなラビリンスシール部材50を複数備えていてもよい。具体的には、この場合、複数のラビリンスシール部材50は、回転軸32の軸方向に(上下方向に)、複数段に配置されていてもよい。
10 めっき槽
11 アノード
20 基板ホルダ
30 回転機構
32 回転軸
33 軸受
34 外筒部材
50 ラビリンスシール部材
51 上板部材
52 下板部材
53 内側ラビリンスシール
54 外側ラビリンスシール
55 吐出口
56 吸引口
60 内側シール空間
65 外側シール空間
70 エアー供給装置
400 めっきモジュール
1000 めっき装置
Wf 基板
Wfa 下面
Ps めっき液
Ar1,Ar2 エアー

Claims (3)

  1. めっき液を貯留するとともにアノードが配置されためっき槽と、
    前記アノードよりも上方に配置されてカソードとしての基板を保持する基板ホルダと、
    前記基板ホルダよりも上方に配置されて、前記基板ホルダに接続された回転軸と、前記回転軸を軸支する軸受と、を有する回転機構と、
    前記軸受よりも下方に配置されて前記軸受をシールする内側ラビリンスシールと、前記内側ラビリンスシールよりも前記回転軸の径方向で外側に配置された外側ラビリンスシールと、前記内側ラビリンスシールよりも前記径方向で内側に形成された内側シール空間に、エアーを供給するように構成された吐出口と、前記内側ラビリンスシールよりも前記径方向で外側且つ前記外側ラビリンスシールよりも前記径方向で内側に形成された外側シール空間のエアーを吸引するように構成された吸引口と、を有するラビリンスシール部材と、
    少なくとも前記回転機構が前記回転軸を回転させている場合に、前記吐出口からエアーを供給させ、前記吸引口からエアーを吸引させる制御処理を実行するように構成された制御モジュールと、を備える、めっき装置。
  2. 前記ラビリンスシール部材は、上板部材と、前記上板部材よりも下方に配置された下板部材と、をさらに備え、
    前記内側ラビリンスシール及び前記外側ラビリンスシールは、前記上板部材と前記下板部材との間に挟持されるように配置され、
    前記吐出口及び前記吸引口は、前記上板部材に設けられている、請求項1に記載のめっき装置。
  3. 前記回転機構は、前記軸受の前記径方向で外側に配置された外筒部材を備え、
    前記外筒部材は、前記回転軸が回転した場合であっても回転しないように構成され、
    前記上板部材は前記外筒部材の下端に接続され、前記下板部材は前記回転軸に接続されている、請求項2に記載のめっき装置。
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