JP7256027B2 - 基板ホルダおよび当該基板ホルダを備えるめっき装置 - Google Patents

基板ホルダおよび当該基板ホルダを備えるめっき装置 Download PDF

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Description

本発明は、基板ホルダおよび当該基板ホルダを備えるめっき装置に関する。
めっき加工などの加工がなされる際に基板を保持するための基板ホルダが用いられる。基板ホルダは開口を介して基板の少なくとも一方の面の少なくとも一部を露出する。基板ホルダに設けられたシールが、基板の露出される部分と露出されない部分とを区分けする。典型的には、特許文献1(特に図15を参照)に見られるように、シールはシールリップを有し、シールは基板の面に垂直な方向に押圧される。
特開2018-040045号公報
シールの形状によっては、シールが基板の面に垂直な方向に押圧されると、シールリップが開口の中心に向かって(特許文献1の図15では左側に向かって)倒れこむ可能性がある。シールリップが開口の中心に向かって倒れこむと、シールリップが開口の中心に向かって基板を押すこととなる。一般的に、シールは開口の全周にわたって配置されている。したがって、基板はほとんど全方向から開口の中心に向かう方向の力を受け得る。
剛性の高い基板が用いられている場合、基板がシールから受ける力はほとんど無視し得た。しかし近年ではさまざまな種類の基板が用いられている。基板の厚み、大きさ、材質などによっては、基板の剛性は低くなり得る。剛性の低い基板が用いられている場合、シールリップが倒れこむことによる力を受けた基板は撓み得、または、ダメージを受け得る。
そこで本願は、上述した課題の少なくとも一部を解決することをひとつの目的とする。
本願は、一実施形態として、基板の少なくとも一方の面の少なくとも一部を露出するための開口を有する基板ホルダであって、基板ホルダは、基板の露出される部分を含む面と接触し、基板が位置すべき平面と垂直な方向に押圧されるシールと、シールを支持するためのシール支持面を有するシール支持部であって、開口の外側周囲に設けられた、シール支持部と、を備え、シールは、シール支持面と接触するシールボディと、シールボディから延びて基板の露出される面と接触するシールリップと、を備え、シール支持面の少なくとも一部は、基板が位置すべき平面にシール支持面の内側端部が近づくような傾斜角を有し、シール支持面の内側端部は、シールリップよりも内側に位置する、基板ホルダを開示する。
めっき装置の上面図である。 めっき装置の側面図である。 一実施形態にかかる基板ホルダ(片面ホルダ)の斜視図である。 一実施形態にかかる基板ホルダ(両面ホルダ)の正面図である。 図3Aの基板ホルダの断面図である。 従来例にかかる基板ホルダの基板シール周辺の断面図である。 図4の基板ホルダにおいて、基板シールが押圧された場合のシールリップの倒れこみを示す図である。 一実施形態にかかる基板ホルダの断面図である。 図6の基板シールが押圧された場合の図である。 突出部を備える基板シールを示す図である。 シール支持面が見える向きから見た、第1または第2保持部材の図である。 基板ホルダの歪みについて説明するための基板ホルダの断面図である。 ある基板ホルダにおけるシールリップのつぶし量の位置依存性のシミュレーション結果を示す図である。 一実施形態にかかる、開口の角部の近傍における基板シールの断面図である。 一実施形態にかかる、開口の辺部の近傍における基板シールの断面図である。 一実施形態にかかる、開口の角部の近傍における基板シールの断面図である。 一実施形態にかかる、開口の辺部の近傍における基板シールの断面図である。 シールボディから内側に向けて延びる突出部を有する基板シールの断面図である。
<めっき装置について>
図1は一実施形態にかかるめっき装置100の模式図である。図1Aはめっき装置100の上面図である。図1Bはめっき装置100の側面図である。一実施形態にかかるめっき装置100は、ロードポート110と、基板搬送ロボット120と、ドライヤ130と、基板着脱装置140と、めっき処理部150と、トランスポータ160と、ストッカ170と、を備える。めっき装置100はさらに、めっき装置100の各部を制御するための制御部180を備えてよい。
ロードポート110はめっき装置100に基板をロードするため、および、めっき装置100から基板をアンロードするために設けられている。ロードポート110はFOUP等の機構を置くことができるように、または、FOUP等の機構との間で基板を搬送可能であるように構成されていてよい。
ロードポート110によりロードされた基板は基板搬送ロボット120により搬送される。基板搬送ロボット120は、ロードポート110、ドライヤ130および基板着脱装置140の間で基板を搬送可能に構成されている。ただし、基板搬送ロボット120以外の搬送機構が用いられてもよい。本明細書における「ロードポート110に基板を搬送すること」は「ロードポート110に置かれたFOUP等の機構に基板を搬送すること」を含む。ドライヤ130は基板を乾燥させるための部材である。
基板着脱装置140は、基板ホルダに基板を取り付けるため、および/または、基板ホルダから基板を取り外すための装置である。基板着脱装置140には基板および基板ホルダの双方が搬入される必要がある。そこで、基板着脱装置140は、基板搬送ロボット120およびトランスポータ160の双方がアクセス可能な位置に位置付けられる。
めっき処理部150は基板に対してめっき処理(めっき加工)を行うために設けられている。めっき処理部150は1つまたは複数の処理槽を備える。1つまたは複数の処理槽のうち少なくとも1つはめっき槽である。一例として、図1のめっき処理部150は8つ
の処理槽、すなわち前水洗槽151、前処理槽152、第1のリンス槽153、第1のめっき槽154、第2のリンス槽155、第2のめっき槽156、第3のリンス槽157およびブロー槽158を備える。めっき装置100は、各処理槽にて所定の処理を順番に行うことができる。
トランスポータ160は基板着脱装置140、めっき処理部150およびストッカ170との間で基板ホルダを搬送するよう構成されている。さらに、トランスポータ160は各処理槽(前水洗槽151~ブロー槽158)の間で基板ホルダを搬送するように構成されている。トランスポータ160は、基板ホルダを懸架するためのトランスポータアーム161と、トランスポータアーム161を上下動させるためのアーム上下動機構162と、アーム上下動機構162を処理槽の並びに沿って水平移動させるための水平移動機構163と、を備える。水平移動機構163はトランスポータアーム161を水平移動させるための機構と表現されてもよい。トランスポータ160の構成は例示に過ぎないことに留意されたい。
ストッカ170は基板ホルダを少なくとも1枚、好ましくは複数枚保管可能に構成されている。好ましくは、基板を保持していない基板ホルダがストッカ170に保管される。基板を保持している基板ホルダがストッカ170に保管されてもよい。ストッカ170への基板ホルダの搬入およびストッカ170からの基板ホルダの搬出はトランスポータ160によって行われてよい。
<片面ホルダについて>
図2は一実施形態にかかる基板ホルダ200の斜視図である。図2の基板ホルダ200は基板の一方の面の少なくとも一部を露出するよう構成されている。すなわち、図2の基板ホルダ200は「片面ホルダ」である。基板ホルダ200は、第1保持部材210と、第2保持部材220と、を有している。図2の基板ホルダ200は円形の基板を保持するためのホルダである。しかし、基板の形状は円形に限らない。基板の形状はたとえば矩形であってもよい。円形以外の基板が用いられる場合、基板ホルダ200の形状および特性は適宜変更されてよい。
第1保持部材210のほぼ中央部には、基板を乗せるための基板乗せ部212が設けられている。基板乗せ部212の外周には複数のクランパ213が設けられている。クランパ213は内方に突出する逆L字状である。なお、本明細書においては、基板の位置すべき平面(図2の例では基板乗せ部212の位置する平面)と平行な面内において開口220OPの中心(または後述の開口210OP)から離れる方向を外側方向、中心に近づく方向を内側方向とする。
第1保持部材210の端部には一対のハンド214が設けられている。ハンド214は電極(図示せず)を備えてよい。ハンド214の電極は基板ホルダ200内部の導電経路を介して基板と電気的に接続される。めっき加工に必要な電流は基板ホルダ200の外部から(たとえばめっき装置100から)供給される。
基板乗せ部212と第2保持部材220との間に基板が挟み込まれる。第2保持部材220は第1保持部材210に取り付け可能、たとえば開閉可能である。一つの例では、図2の第2保持部材220はヒンジ211を中心に枢動するよう構成されている。
第2保持部材220は基板の被めっき部分を露出するための開口220OPを有している。第2保持部材220は、ヒンジ211に固定された基部221と、基部221に固定されたボディ222と、を備えている。ボディ222はシールを備える(図4参照)。ボディ222は、ボディ222を第1保持部材210に取り付けるための押さえリング22
3を備える。押さえリング223は複数の突条部223aを有する。突条部223aがクランパ213に引っ掛けられることで、第2保持部材220が第1保持部材210に取り付けられる。
<両面ホルダについて>
図2と異なり、基板ホルダ200は基板の両方の面のそれぞれ少なくとも一部を露出するよう構成されていてもよい。すなわち、基板ホルダ200は「両面ホルダ」であってもよい。両面ホルダである基板ホルダ200の正面図を図3Aに、断面図を図3Bに示す。図3の基板ホルダ200は角型の基板のためのホルダである。基板ホルダ200は円形の基板を保持するように構成されていてもよい。
図3の基板ホルダ200は、第1保持部材210と、第2保持部材220と、を備える。第1保持部材210は「フロントフレーム」と呼ばれてもよく、第2保持部材220は「リアフレーム」と呼ばれてもよい。ただし、「フロントフレーム」および「リアフレーム」という名称は区別のために用いられているものに過ぎない。すなわち、フロントフレームとリアフレームのどちらが正面を向いていてもよい。基板は、第1保持部材210と第2保持部材220との間に挟まれて保持される。第1保持部材210および第2保持部材220のそれぞれは開口210OPおよび開口220OPを有する。基板のそれぞれの面の少なくとも一部は、開口210OPおよび開口220OPのそれぞれを介して露出する。
図3のクランパ213は、フック部250と、クロー271を有するプレート270と、を備える。フック部250は、フックベース251と、フック本体252と、を備える。フック本体252はシャフト253を介してフックベース251に取り付けられている。したがって、フック本体252は枢動可能である。フック本体252の枢動のため、フック部250はレバー254をさらに備えてもよい。フック本体252がクロー271に引っ掛けられることで、第1保持部材210と第2保持部材220との位置関係が固定される。図3では、第1保持部材210がフック部250を備え、第2保持部材220がプレート270を備える。しかし、第2保持部材220がフック部250を備え、第1保持部材210がプレート270を備えていてもよい。第1保持部材210および第2保持部材220にフック部250およびプレート270の双方が取り付けられていてもよい。
<基板シールについて>
図2の基板ホルダ200も図3の基板ホルダ200も基板シール400を備える。基板シール400は、基板の露出される部分を含む面と接触する。基板シール400は、基板の露出される部分と露出されない部分とを区分けする。図4は、従来例にかかる基板ホルダ200の基板シール400周辺の断面図である。
基板シール400は第1保持部材210および/または第2保持部材220に設けられている。なお、図2のような基板ホルダ200が用いられている場合、厳密には「基板シール400は第2保持部材220のボディ222に設けられている」と表現すべきかもしれない。ただし、ボディ222は第2保持部材220の一部である。そこで、以下ではボディ222と第2保持部材220とを同視して取り扱う。
開口210OPおよび/または開口220OPの外側周囲に、シール支持面431を有するシール支持部430が設けられている。基板シール400はシール支持部430(のシール支持面431)によって支持される。基板WFの露出される領域を極力広くするため、基板シール400は開口210OPまたは開口220OPに向けて突出しないように構成されていることが好ましい。典型的な基板シール400は、シールボディ401と、シールリップ402とを有する。シールボディ401はシール支持面431と接触する部
分である。シールリップ402は基板WFと接触する部分である。シールリップ402はシールボディ401から、典型的にはシールボディ401の内側端部から延びている。シール圧の確保を容易にするため、シールリップ402はシールボディ401より小さく(「細く」または「狭く」とも表現され得る)形成されている。
ひとつの例では、基板シール400(のシールボディ401)の一部が第1保持部材210および/または第2保持部材220に設けられた取付部410に取り付けられる。取付部410は基板シール400を所定の位置に取り付けるための部分である。この例の取付部410は溝であり、基板シール400の一部が溝に嵌め込まれる。したがって、一つの例では、「取付部」は「取付溝」と呼ばれ得る。しかし、溝以外の取付部が用いられてもよい。取り付けの手法には嵌め込みの他にもたとえば2つ以上の部材による挟み込み(締め込み)や、接着などが用いられてもよい。取付部410の具体的な構成は適宜決定されてよい。この構成により、基板シール400が第1保持部材210および/または第2保持部材220に取り付けられる。一つの例では、取付部410はシール支持部430の外側端部に配置されている。ただし、取付部410の構成は説明または図示された構成に限られない。さらなる追加または代替として、基板ホルダ200は、基板シール400を保持するためのシールホルダ420を有してもよい。
基板ホルダ200が片面ホルダ(図2参照)である場合、基板WFは基板乗せ部212に乗せられる。基板ホルダ200が両面ホルダ(図3参照)である場合、基板WFは一方の保持部材(図4では第1保持部材210)に取り付けられた基板シール400に乗せられる。基板ホルダ200が片面ホルダである場合および基板ホルダ200が両面ホルダである場合の双方を表現するため、図4では、基板乗せ部212と、第1保持部材210に取り付けられた基板シール400の双方が想像線により図示されている。
基板シール400は、第2保持部材220が第1保持部材210に向かって押し付けられる(または第1保持部材210が第2保持部材220に向かって押し付けられる)ことにより、基板WFの位置すべき平面と垂直な方向に押圧される。なお、「基板シール400が基板WFの位置すべき平面と垂直な方向に押圧される」ことは、「基板シール400が受ける力は少なくとも基板WFの位置すべき平面と垂直な方向の成分を含む」ことを意味する。具体的には、シール支持部430(のシール支持面431)が基板シール400に押圧力を伝達する。
<シールリップの倒れこみについて>
図5は基板ホルダ200の断面図であり、従来例にかかる基板ホルダ200において基板シール400が押圧された場合のシールリップ402の倒れこみを示している。なお、図示の便宜上、図5からはいくつかの符号が省略されている(図4を参照のこと)。前述のとおり、シールリップ402はシールボディ401の内側端部から延びている。一方で、基板シール400はシール支持面431のほぼ全面で支えられている。この非対称性により、基板シール400が基板WFより受ける力のベクトルの始点(シールリップ402の位置)は、基板シール400がシール支持面431から受ける力のベクトルの始点(たとえばシール支持面431のほぼ中央)より内側に位置し得る。したがって、基板シール400が押圧された場合、基板シール400はシールリップ402を内側に移動あるいは変形(回転)させるようなモーメントを受け得る。また、シールリップ402はシールボディ401の内側端部から延びているので、シールリップ402より内側には構造物が存在しない。換言すれば、基板シール400の全体形状は内側端部において切り立った形状である。一方で、シールボディ401の外側およびシールリップ402の外側には構造物(たとえばシールボディ401の外側部分それ自体およびシールホルダ420)が存在する。したがって、基板シール400がモーメントを受けた場合、シールリップ402は内側に向けて倒れこみ得る。なお、「シールリップ402の倒れこみ」が発生した場合、典
型的にはシールボディ401も倒れる、歪むまたは撓む(図5参照)。
シールリップ402が内側に向けて倒れることにより、基板WFは内側方向への力を受ける(図5の矢印の方向)。典型的には、基板シール400は開口210OP/開口220OPの全周にわたって配置されている。したがって、基板WFは開口210OP/開口220OPのほとんど全周から内側方向の力を受け得る。剛性の低い基板WFが用いられている場合、内側方向の力を受けた基板WFは、撓み得、および/またはダメージを受け得る。基板WFの大きさおよび材質ならびに力の大きさなどにもよるが、ひとつの例では、基板WFの厚さが0mmより大きく1mm以下である場合にシールリップが倒れこむことによる影響が顕著となる。基板WFに撓みが生ずると、めっきのための電気的条件が乱れ、予期したとおりのめっき加工を施すことが困難となり得る。
基板ホルダ200が片面ホルダである場合、基板ホルダ200がめっき液中に浸漬されると基板WFは一方向から水圧を受ける。この水圧により基板乗せ部212に基板WFが押し付けられることで、基板WFの撓みが相殺される場合がある。一方で、基板ホルダ200が両面ホルダである場合、基板WFは表裏双方の面から水圧を受ける。したがって、両面ホルダである場合には基板WFの撓みは相殺されない。以上の点に鑑みると、シールリップが倒れこむことによる問題は基板ホルダ200が両面ホルダである場合に特に顕著である。ただし、基板ホルダ200が片面ホルダであっても基板WFの撓みが完全に相殺されるとは限らない。また、基板WFの撓みが完全に相殺されたとしても、基板シール400から受ける力によって基板WFがダメージを受ける可能性は残っている。したがって、基板ホルダ200が片面ホルダである場合にもシールリップ402が倒れこむことによる問題は存したままである。
<シール支持面の傾きについて>
図6は一実施形態にかかる基板ホルダ200の断面図である。一実施形態においては、シールリップ402の倒れこみを防止するためにシール支持部430は傾いて形成されている。具体的には、シール支持部430は、基板WFが位置すべき平面にシール支持部430の内側端部が近づくような傾斜角を有している。さらに、シール支持面431の内側端部はシールリップ402よりも内側に位置している。シール支持部430が傾斜していることで、基板シール400もまた傾斜して取り付けられることとなる。結果として、シールリップ402は若干ながら外側に向いて延びることとなる。なお、図6の基板シール400は図5の基板シール400と同等のシールである。一般的にシールは弾性体から構成されているので、取り付け先の形状が多少違えども同等のシールを用いることができる。
図6の基板シール400が押圧された場合の図を図7に示す。シール支持面431の傾斜によってシールリップ402が外側を向いているので、シールリップ402の内側方向への倒れこみが抑制され得る。その結果、基板WFの撓みおよび基板WFへのダメージの発生が抑制され得る。
好ましくは、シール支持面431の傾斜角は、基板シール400が押圧された場合にシールリップ402が外側に向けて倒れる角度である。シールリップ402が外側に向けて倒れる場合、基板WFは外側方向への力を受ける。外側方向の力であれば基板WFを引っ張る方向の力となるので基板WFに撓みは生じ得ない。他の例では、シール支持面431の傾斜角は、基板シール400が押圧された場合にシールリップ402が内側にも外側にも倒れないような角度に構成される。この例では、基板WFに内側方向の力も外側方向の力も印加されなくなるという効果がある。一方で、前述のとおり基板シール400は弾性体である。したがって、基板シール400は容易に変形し得る。すると、設計上はシールリップ402が倒れないように傾斜角が構成されていたとしても、実際にはシールリップ
402が内側または外側に倒れていることがあり得よう。更なる他の例では、シール支持面431の傾斜角は、シールリップ402が内側に向けて倒れるような角度であってもよい。シールリップ402が内側に倒れる場合、基板WFが撓む可能性を完全に排除することは困難である。しかし、シール支持部430が図6に示されるような傾斜角を有しているのであれば、シールリップ402が内側に向けて倒れる量は小さくなる。結果として、シール支持面431の傾斜角が小さい場合であっても、基板WFの撓みを幾分か低減することができる。
一つの例におけるシール支持面431の少なくとも一部の傾斜角、たとえば後述する第2の部分900Sの傾斜角は5度以上20度以下であってよい。なお、シール支持面431と基板WFが位置すべき平面とが平行な場合のシール支持面431の傾斜角を0度とする。
後述のように、基板シール400の形状を変更することによってもシールリップ402が内側に向けて倒れることを防止し得る。しかし、一般的には、基板シール400は型成形または射出成形等の技法によって形成される。したがって、基板シール400を複雑な形状に形成することは技術的またはコスト的に困難で有り得る。一方で、シール支持面431に傾斜を持たせることは、基板シール400の形状を変更するより容易であり得る。
図6および図7の例では、シール支持部430は第2保持部材220と一体となっている。追加または代替として、第2保持部材220とは別個の部材であるシール支持部430が用いられてもよい。たとえば、楔形状のシール支持部430が用いられてよい。
<基板シールが突出部を有する場合の構造について>
図8に示されるように、シール支持面431と基板シール400との間に液体が流入することを防止するため、基板シール400に突出部800を設けてもよい。突出部800はシールボディ401のシール支持面431と接触する部分に設けられる。突出部800は、シールリップ402が基板WFから受ける反力に対向する位置に設けられる。突出部800は、シールボディ401のシール支持面431と接触する部分の内縁近傍に設けられる。突出部800はシールリップ402が基板WFから受ける反力に対向する位置に設けられているので、突出部800はシール支持面431に局所的な強い圧力で押し付けられ、液体の流入をより効果的に防止できる。なお、図8においては、突出部800がシール支持面431に突き刺さっている(またはシール支持面431に穴が形成されており、突出部800がその穴に挿入されている)ように示されている。これは図示の便宜を図ったものに過ぎない。シール支持面431は原則として滑らかな面であり、かつ、典型的には基板シール400はシール支持部430より軟らかい。したがって、突出部800がシール支持面431に突き刺さることはない。また、図8の突出部800は誇張されて表現されており、実際の突出部800は図8の突出部800より小さくともよいことに留意されたい。
突出部800が存する場合、突出部800がシールリップ402の先端より内側に位置するように基板ホルダ200が構成されてよい。ここにいう「シールリップ402の先端」とは、基板WFに最初に触れるであろうシールリップ402の部分を指す。突出部800はシールボディ401から突出している。したがって、シール支持部430からの押圧力は主に突出部800を介して基板シール400に伝わる。押圧力の伝達点がシールリップ402の先端より内側にあることで、シールリップ402が外側に向かって倒れやすくなるという効果がある。
<第1の部分の傾斜角と第2の部分の傾斜角の違いについて>
一実施形態における基板ホルダ200の開口210OPおよび/または開口220OP
(以下では符号を付けず単に「開口」という)は多角形である(たとえば図3参照)。多角形の開口を有する基板ホルダ200は、典型的には、多角形の基板WFを保持するために用いられる。
開口が多角形である場合、開口は角部と辺部を有する。本明細書における「辺部」は、保持されるべき基板の辺の長さの80%以上95%以下の長さを有してよい。本明細書における「角部」は「辺部」以外の部分、または「辺部」および後述する「遷移部」以外の部分であってよい。基板の辺の長さが辺ごとに異なる場合、開口の「辺部」のそれぞれは異なる長さを有してよい。ただし、上記の説明は一例に過ぎない。「角部」と「辺部」との長さまたは「角部」と「辺部」とを分別する基準は、後述する要因、たとえばシールリップ402の倒れこみの量および/または基板ホルダ200の歪み、などによって決定されてよい。
前述のように、シール支持部430およびシール支持面431は開口の外側周囲に設けられている。したがって、開口が多角形である場合、基板WFが位置すべき平面と垂直な方向から見た場合のシール支持部430およびシール支持面431の概略的な形状もまた多角形となる。結果として、基板ホルダ200に取り付けられた基板シール400の形状もまた多角形となる。ただし、基板シール400は弾性体である。したがって、基板シール400が基板ホルダ200から取り外された場合にも基板シール400が多角形形状を維持しているとは限らない。
開口が多角形である場合、角部におけるシールリップ402の内側への倒れこみの量は少ないまたは極端な場合ゼロとなると考えられる。前述のように、開口が多角形であれば基板シール400もまた多角形となり得る。そして、角部付近において、その角に接する一方の辺のシールリップ402が内側に倒れこもうとすると、他方の辺のシールリップ402との干渉が発生し得るためである。したがって、開口の角部におけるシールリップ402の倒れこみは重視せずともよく、極端な場合は考慮さえしなくともよい。
図9は、シール支持面431が見える向きから見た、第1保持部材210または第2保持部材220の図である。開口が多角形である場合、図9に示されるように、シール支持面431は少なくとも2つの部分に区分けされてもよい。すなわち、シール支持面431は、開口の角部に対応する第1の部分900Cと、開口の辺部に対応する第2の部分900Sと、を有してよい。第1の部分900Cの傾斜角は第2の部分900Sの傾斜角より小さい。一つの例では第1の部分900Cの傾斜角は0度である。一つの例では、第1の部分900Cは、真の「角」の位置から所定の距離(距離L3)以内にある部分である。一つの例における距離L3は3mm以上10mm以下であってよい。
<遷移部について>
第1の部分900Cの傾斜角と第2の部分900Sの傾斜角が異なる場合、第1の部分900Cと第2の部分900Sの境界に段差が生じ得る。段差が存する場合、十分なシール性能を得ることが困難になり得る。そこで、一実施形態にかかるシール支持部430およびシール支持面431は、第1の部分900Cと第2の部分900Sとを接続する遷移部900T(第3の部分900T)を備える。遷移部900Tの傾斜角は、第1の部分900Cと遷移部900Tとの境界および第2の部分900Sと遷移部900Tとの境界に段差が生じないように徐々に変化している。換言すれば、遷移部900Tの傾斜角は、第1の部分900Cと第2の部分900Sを滑らかに接続するように徐々に変化している。遷移部900Tの長さはたとえば10mm以上50mm以下であってよい。
<シール支持面の内側端部と取付部との間の距離について>
シール支持面431の傾斜角が場所によって異なることで、シールリップ402と基板
WFとの接触位置が場所によって異なり得る。傾斜角が0度である場合(図4参照)、かつ、シールリップ402の倒れこみを考慮しない場合、シールリップ402はシール支持面431の内側端部の真下または真上で基板WFと接するはずである。一方で、シール支持面431が傾斜している場合(図6および図7参照)、シールリップ402はシール支持面431の内側端部より僅かに外側において基板WFと接する。結果として、基板WFの露出されるべきでない領域が露出されること、または、基板WFの露出されるべき領域が露出されないこと、が生じ得る。
そこで、一実施形態における距離L1は距離L2より大きい。ここにいう距離L1とは、基板が位置すべき平面に投影された、第1の部分900Cにおけるシール支持面431の内側端部と取付部410との間の距離である。ここにいう距離L2とは、基板が位置すべき平面に投影された、第2の部分900Sにおけるシール支持面431の内側端部と取付部410との間の距離である。開口の辺部(シール支持面431の内側端部)は、基板が位置すべき平面の平面視において第1の部分900Cから第2の部分900Sにかけて直線である(結果として、基板の露出される部分は例えば正方形状や長方形状となる)のに対して、取付部は第2の部分900Sに比べて第1の部分900Cでは開口の内側に向けて入り込んでいる。シール支持面431の内側端部と取付部410との間の距離が短いほど、シールリップ402はより内側に位置する(開口の近くに位置する)こととなる。傾斜角に応じて取付部410と開口までの距離を変化させることで、シール支持面431の傾斜によるシールリップ402の位置の変化を補償することができる。すなわち、角部と辺部にそれぞれ対応する断面が一様に同じであるシールを用いた場合であっても、シールのシールリップ402が基板WFに接触する位置を、角部と辺部にかけて直線にすること、あるいは直線に近づけることができる。なお、本明細書における「補償」は「完全な補償」に限られない。遷移部900Tにおける取付部410は、第1の部分900Cにおける取付部410と第2の部分900Sにおける取付部410とを滑らかに接続するように構成されていてよい。なお、開口の辺部が直線でない場合、距離L1と距離L2を等しくすることまたは距離L1を距離L2より小さく構成することが好ましいことが有り得る。
<基板ホルダ200の歪みについて>
これまでの説明では、基板シール400以外のほとんどの部材は理想的な剛体であり、基板ホルダ200に歪みは生じないものとしていた。しかし、少なくとも本出願の時点において理想的な剛体は現実に存在しないので、実際の基板ホルダ200には歪みが生じ得る。図10は基板ホルダ200の歪みについて説明するための基板ホルダ200の断面図である。ただし、図10は説明のための図に過ぎない。図10におけるいくつかの部材は簡略化または省略されている。また、図10における歪みの量は誇張されていることに留意されたい。また、図10の基板ホルダ200は両面ホルダ(図3参照)であるが、片面ホルダ(図2参照)であってもよい。さらに、図10においてはシールリップ402の倒れこみは考慮されていない。
第1保持部材210と第2保持部材220とは、互いに押し付けられた状態においてクランパ213により固定される。典型的な基板ホルダ200においては、クランパ213から離れた位置に基板シール400が存在する。視点を変えると、典型的な基板ホルダ200においては、基板WFが基板シール400を介して第1保持部材210および第2保持部材220のそれぞれを押しているとも見ることができる。結果として、第1保持部材210が第2保持部材220から離れるように基板ホルダ200が歪み得る。基板ホルダ200が歪むと、図10に示すように、シール支持面431と基板WFとの距離が遠くなる。その結果、シールリップ402のつぶし量(つぶし代)が小さくなる可能性がある。なお、ここにいう「シール支持面431と基板WFとの距離」は、基板WFの面と垂直な方向の距離を指す。
一例として、図11に、図4に示すような、シール支持部430が傾斜していない従来の基板ホルダ200におけるシールリップ402のつぶし量(つぶし代)の位置依存性をシミュレーションした結果を示す。つぶし量(つぶし代)とは、基板を保持していないときのシールの高さ方向(基板表面に垂直な方向)の寸法から、基板を保持した時のシールの高さ方向の寸法の差である。図11の基板ホルダ200は、クランパ213が16個(開口の一辺あたり4個)設けられている点を除いて図3の基板ホルダ200と同等である。この例においては、第1の位置P1~第30の位置P30の計30点においてシールリップ402のつぶし量を算出した。なお、第1の位置P1から第30の位置P30はシールリップ402の位置に相当する位置にある。
図11の右側のグラフに示されているように、開口の角部(P1、P7、P15)および第23の点P23においてシールリップ402のつぶし量が大きくなること、一方で、開口の辺部においてシールリップ402のつぶし量が小さくなることがわかった。これは、典型的には、基板ホルダ200の辺部における剛性が、基板ホルダ200の角部における剛性より低いことに起因すると考えられる。このようなシールのつぶし量のばらつきは、流体の漏れにつながる可能性がある。
一実施形態にかかる基板ホルダ200は、基板ホルダ200の歪みによるシールリップ402のつぶし量の変化を補償するように構成されている。図4と図6を比較するとわかるように、シール支持面431の傾斜によって、シールリップ402は基板WFが位置すべき平面に近づけられている。結果として、シール支持面431が傾斜している場合のシールリップ402のつぶし量は、シール支持面431が傾斜していない場合のつぶし量と比べて大きくなる。したがって、シール支持面431の傾斜角を部位に応じて調整することで、シールリップ402のつぶし量の変化を補償することができる。
開口の辺部におけるシールリップ402のつぶし量が小さくなりやすいことに鑑み、第2の部分900Sにおけるシール支持面431の傾斜角が大きく設定されていてよい。ただし、開口の辺部におけるシールリップ402のつぶし量が常に小さくなるとは限らない。シールリップ402のつぶし量の分布は、基板ホルダ200の各部品の剛性、基板シール400によるシール圧、クランパ213の位置および個数ならびにクランピング強度などの種々の条件によって変わり得る。シール支持面431の傾斜角の分布は、シールリップ402のつぶし量の分布に応じて決定されてよい。シール支持面431の傾斜角の分布を決定する際に、シールリップ402の倒れこみの方向が考慮されてもよい。
<シールの形状による倒れこみ防止およびつぶし量の変化の補償>
これまで、シール支持面431の傾斜角によってシールリップ402の倒れこみを防止し、および/またはシールリップ402のつぶし量の変化を補償することができる構成について説明してきた。以下では、基板シール400の形状によってシールリップ402の倒れこみを防止し、および/またはシールリップ402のつぶし量の変化を補償する構成について説明する。
前述のように、開口の角部の近傍においてはシールリップ402の倒れこみは生じにくい。一方で、開口の辺部の近傍においてはシールリップ402の倒れこみが生じやすい。そこで、一実施形態においては、位置に応じてシールリップ402の延びる方向が異なる。
図12Aは開口の角部の近傍における基板シール400の断面図である。図12Bは開口の辺部の近傍における基板シール400の断面図である。図12からわかるように、開口の辺部の近傍におけるシールリップ402は、開口の角部の近傍におけるシールリップ
402よりも外側に向かって延びていてよい。シールリップ402が外側に向かって延びることで、シールリップ402が内側に向かって倒れこむことを防止することができる。基板シール400の、シール支持面431に接触する面(接触面SU)の内縁COと、シールリップ402の先端を結ぶ線分をLSとすると、開口の辺部の近傍における基板シール400の線分LSは、開口の角部の近傍における基板シール400の線分LSよりも、リップシールの先端に向かって外側に傾斜している。シール支持面431に接触する面(接触面SU)の内縁COを基準として、開口の辺部の近傍におけるシールリップの先端は、開口の角部の近傍におけるシールリップの先端よりも外側に位置している、ということもできる。
さらに、前述のように、開口の辺部の近傍におけるシールリップ402のつぶし量は、開口の角部の近傍におけるシールリップ402のつぶし量より小さくなりやすい。そこで、一実施形態においては、位置に応じてシールリップ402の高さが異なる。
図13Aは開口の角部の近傍における基板シール400の断面図である。図13Bは開口の辺部の近傍における基板シール400の断面図である。図13からわかるように、開口の辺部の近傍におけるシールリップ402の高さは、開口の角部の近傍におけるシールリップ402の高さより高くてよい。基板ホルダ200の歪みによるシールリップ402のつぶし量の変化を、シールリップ402の高さによって補償することができる。なお、ここにいう「シールリップ402の高さ」とは、シールボディ401の底面(シール支持面431と接する面)からシールリップ402の先端までの距離をいう。シールリップ402のシールボディ401からの突出量を変えることによってシールリップ402の高さを変えることができる。一方で、シールリップ402の突出量を変えずにシールボディ401の大きさを変えることによってもシールリップ402の高さを変えることができる。
また、図14に示すように、基板シール400は、シールボディ401から内側に向けて延びる延伸部1400を有してもよい。延伸部1400が内側に向けて延びていることにより、基板シール400が受けるモーメントは小さくなり得る。また、シールリップ402より内側に延伸部1400という構造物が存在するので、シールリップ402の内側に向けての変形が生じ辛くなる。この場合、シールリップ402はシールボディ401の内側端部から延びていてもよく、シールボディ401の内側端部でない部分、たとえばシールボディ401の中央から延びていてもよい。
以上、いくつかの本発明の実施形態について説明してきた。上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。たとえば、図6~図11で説明された実施形態と、図12で説明された実施形態と、図13で説明された実施形態とが組み合わされてもよい。
本願は、一実施形態として、基板の少なくとも一方の面の少なくとも一部を露出するための開口を有する基板ホルダであって、基板ホルダは、基板の露出される部分を含む面と接触し、基板が位置すべき平面と垂直な方向に押圧されるシールと、シールを支持するためのシール支持面を有するシール支持部であって、開口の外側周囲に設けられた、シール支持部と、を備え、シールは、シール支持面と接触するシールボディと、シールボディから延びて基板の露出される面と接触するシールリップと、を備え、シール支持面の少なくとも一部は、基板が位置すべき平面にシール支持面の内側端部が近づくような傾斜角を有し、シール支持面の内側端部は、シールリップよりも内側に位置する、基板ホルダを開示
する。一つの実施形態では、シールリップはシールボディの内側端部から延びている。
この基板ホルダは、シールリップが内側に倒れこむことを防止し得るという効果を一例として奏する。
さらに本願は、一実施形態として、シール支持面の傾斜角は、基板の位置すべき平面と垂直な方向にシールが押圧された場合にシールリップ部が外側に向けて撓む角度である、基板ホルダ。
この基板ホルダは、シールリップが内側に倒れこむことをさらに確実に防止し得るという効果を一例として奏する。
さらに本願は、一実施形態として、シール支持面の少なくとも一部の傾斜角は5度以上20度以下である、基板ホルダを開示する。
この開示により、シール支持面の傾斜角の一例が明らかにされる。
さらに本願は、一実施形態として、開口は多角形であって、シール支持面は、開口の角部に対応する第1の部分と、開口の辺部に対応する第2の部分と、を含み、第1の部分の傾斜角が第2の部分の傾斜角より小さくなるようシール支持面が構成されている、基板ホルダを開示する。
この基板ホルダは、特に第2の部分(開口の辺部に対応する部分)においてシールリップが内側に倒れこむことを防止し得るという効果を一例として奏する。
さらに本願は、一実施形態として、第1の部分の傾斜角は0度である、基板ホルダを開示する。
この開示により、第1の部分の傾斜角の一例が明らかにされる。
さらに本願は、一実施形態として、シール支持面は、傾斜角が徐々に変化している遷移部であって、第1の部分と第2の部分とを接続する遷移部を備える、基板ホルダを開示する。
この基板ホルダは、第1の部分と第2の部分との境界に段差が生じることを防止し得るという効果を一例として奏する。
さらに本願は、一実施形態として、辺部は、保持されるべき基板の辺の長さの80%以上95%以下の長さを有する、基板ホルダを開示する。
この開示により、辺部の長さの一例が明らかにされる。
さらに本願は、一実施形態として、基板ホルダは、シールを所定の位置に取り付けるための取付部を備え、辺部は、基板が位置すべき平面の平面視において直線状であり、第1の部分におけるシール支持面の内側端部と取付部との間の基板が位置すべき平面の平面視における距離は、第2の部分におけるシール支持面の内側端部と取付部との間の基板が位置すべき平面の平面視における距離より大きい、基板ホルダを開示する。
この基板ホルダは、シール支持面の傾斜によるシールリップの位置の変化を補償することができるという効果を一例として奏する。
さらに本願は、一実施形態として、シールは、シールボディのシール支持面と接触する部分に設けられる突出部であって、シールリップが基板から受ける反力に対向する位置に設けられる突出部を有する、基板ホルダを開示する。一つの実施形態では、突出部は、シールボディの、シール支持面と接触する部分の内縁近傍に設けられる。
この基板ホルダは、流体の流出をより確実に防止でき得るという効果を一例として奏する。
さらに本願は、一実施形態として、基板の少なくとも一方の面の少なくとも一部を露出するための多角形の開口を有する基板ホルダであって、基板ホルダは、基板の露出される部分を含む面と接触し、基板の面に垂直な方向に押圧されるシールと、開口の外側周囲に設けられたシール支持部と、を備え、シールは、シール支持面と接触するシールボディと、シールボディから延びて基板の露出される面と接触するシールリップと、を備え、(a)開口の辺部の近傍におけるシールリップは、開口の角部の近傍におけるシールリップより外側に向かって延びている、または、(b)開口の辺部におけるシールリップの高さは、開口の角部におけるシールリップの高さより高い、基板ホルダを開示する。一実施形態では、シールリップはシールボディの内側端部から延びている。
この基板ホルダは、シール支持面の傾斜角によらずとも、シールの構造によってシールリップの倒れこみの防止および/またはシールリップのつぶし量の変化の補償を実現し得るという効果を一例として奏する。
さらに本願は、一実施形態として、シール支持部はシール支持面を備え、シール支持面の少なくとも一部は、基板が位置すべき平面にシール支持面の内側端部が近づくような傾斜角を有し、シール支持面の内側端部は、シールリップよりも内側に位置する、基板ホルダを開示する。
この開示内容により、シール支持面の傾斜角およびシールの構造の双方によってシールリップの倒れこみの防止および/またはシールリップのつぶし量の変化の補償を実現し得ることが明らかにされる。
さらに本願は、一実施形態として、本明細書で述べたいずれかの基板ホルダと、少なくとも1つのめっき槽と、を備える、めっき装置を開示する。
この開示内容により、基板ホルダの適用される装置が明らかになる。
100…めっき装置
110…ロードポート
120…基板搬送ロボット
130…ドライヤ
140…基板着脱装置
150…めっき処理部
151…前水洗槽
152…前処理槽
153…第1のリンス槽
154…第1のめっき槽
155…第2のリンス槽
156…第2のめっき槽
157…第3のリンス槽
158…ブロー槽
160…トランスポータ
161…トランスポータアーム
162…アーム上下動機構
163…水平移動機構
170…ストッカ
180…制御部
200…基板ホルダ
210…第1保持部材
210OP…開口
211…ヒンジ
212…基板乗せ部
213…クランパ
214…ハンド
220…第2保持部材
220OP…開口
221…基部
222…ボディ
223…押さえリング
223a…突条部
250…フック部
251…フックベース
252…フック本体
253…シャフト
254…レバー
270…プレート
271…クロー
400…基板シール
401…シールボディ
402…シールリップ
410…取付部
420…シールホルダ
430…シール支持部
431…シール支持面
800…突出部
900C…第1の部分
900S…第2の部分
900T…遷移部(第3の部分)
1400…延伸部
WF…基板

Claims (14)

  1. 基板の少なくとも一方の面の少なくとも一部を露出するための開口を有する基板ホルダであって、
    前記基板ホルダは、
    前記基板の露出される部分を含む面と接触し、前記基板が位置すべき平面と垂直な方向に押圧されるシールと、
    前記シールを支持するためのシール支持面を有するシール支持部であって、前記開口の外側周囲に設けられた、シール支持部と、
    を備え、
    前記シールは、
    前記シール支持面と接触するシールボディと、
    前記シールボディから延びて前記基板の露出される面と接触するシールリップと、
    を備え、
    前記シール支持面の少なくとも一部は、前記基板が位置すべき前記平面に前記シール支持面の内側端部が近づくような傾斜角を有し、
    前記シール支持面の内側端部は、前記シールリップよりも内側に位置
    前記開口は多角形であって、
    前記シール支持面は、
    前記開口の角部に対応する第1の部分と、
    前記開口の辺部に対応する第2の部分と、
    を含み、
    前記第1の部分の傾斜角が前記第2の部分の傾斜角より小さくなるよう前記シール支持面が構成されている、
    基板ホルダ。
  2. 前記シールリップは、前記シールボディの内側端部から延びている、請求項1に記載の基板ホルダ。
  3. 前記シール支持面の傾斜角は、前記基板が位置すべき前記平面と垂直な方向に前記シールが押圧された場合に前記シールリップ部が外側に向けて撓む角度である、請求項1または2に記載の基板ホルダ。
  4. 前記シール支持面の少なくとも一部の傾斜角は5度以上20度以下である、請求項1から3のいずれか一項に記載の基板ホルダ。
  5. 前記第1の部分の傾斜角は0度である、請求項1から4のいずれか一項に記載の基板ホルダ。
  6. 前記シール支持面は、傾斜角が徐々に変化している遷移部であって、前記第1の部分と前記第2の部分とを接続する遷移部を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の基板ホルダ。
  7. 前記辺部は、保持されるべき基板の辺の長さの80%以上95%以下の長さを有する、請求項からのいずれか一項に記載の基板ホルダ。
  8. 前記基板ホルダは、前記シールを所定の位置に取り付けるための取付部を備え、
    前記辺部は、前記基板が位置すべき前記平面の平面視において直線状であり、
    前記第1の部分における前記シール支持面の内側端部と前記取付部との間の前記基板が位置すべき前記平面の平面視における距離は、前記第2の部分における前記シール支持面の内側端部と前記取付部との間の前記基板が位置すべき前記平面の平面視における距離より大きい、
    請求項からのいずれか一項に記載の基板ホルダ。
  9. 前記シールは、前記シールボディの前記シール支持面と接触する部分に設けられる突出部であって、前記シールリップが前記基板から受ける反力に対向する位置に設けられる突出部を有する、請求項1からのいずれか一項に記載の基板ホルダ。
  10. 前記突出部は、前記シールボディの、前記シール支持面と接触する部分の内縁近傍に設けられる、請求項に記載の基板ホルダ。
  11. 基板の少なくとも一方の面の少なくとも一部を露出するための多角形の開口を有する基板ホルダであって、
    前記基板ホルダは、
    前記基板の露出される部分を含む面と接触し、前記基板が位置すべき平面に垂直な方向に押圧されるシールと、
    前記開口の外側周囲に設けられたシール支持部と、
    を備え、
    前記シールは、
    前記シール支持面と接触するシールボディと、
    前記シールボディから延びて前記基板の露出される面と接触するシールリップと、
    を備え、
    (a)前記開口の辺部の近傍における前記シールリップは、前記開口の角部の近傍における前記シールリップより外側に向かって延びている、
    または、
    (b)前記開口の辺部における前記シールリップの高さは、前記開口の角部における前記シールリップの高さより高い、
    基板ホルダ。
  12. 前記シールリップは、前記シールボディの内側端部から延びている、請求項11に記載の基板ホルダ。
  13. 前記シール支持部はシール支持面を備え、
    前記シール支持面の少なくとも一部は、前記基板が位置すべき前記平面に前記シール支持面の内側端部が近づくような傾斜角を有し、
    前記シール支持面の内側端部は、前記シールリップよりも内側に位置する、
    請求項11または12に記載の基板ホルダ。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の基板ホルダと、
    少なくとも1つのめっき槽と、
    を備える、めっき装置。
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