JP6924680B2 - 電動車椅子 - Google Patents

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Description

本開示は、分割及び組立が可能な電動車椅子に関する。
電動三輪車等の電動車両として、乗用車等によって離れた目的地に運搬する際に、乗用車等に積載し易いように、分割及び組立可能なものが公知である(特許文献1)。この電動三輪車では、車体フレームが前輪を備えるフロントフレームと後輪を備えるリヤフレームとによって分割及び組立可能に構成されている。フロントフレームには、前輪に連結するステアリングシャフトとシートを取り付けるシートポストパイプとが立設されると共に、バッテリが着脱自在に搭載される。シートは、バッテリの上方に着脱自在に設けられ、ステアリングシャフトは後方に倒して折り畳めるようになっている。このように電動三輪車は、バッテリ、シート、フロントフレーム及びリヤフレームに4分割されること、また、ステアリングシャフトが折り畳めることにより、各分割ユニットの重量が軽くなり、扱い易くなる。
また、運搬や収納を容易に行うために車両本体を前後の車輪の間で1対の構成体に分割可能とした小型電動車両において、分解作業の工程数を削減するために、1対の構成体を連結状態に保持するロック手段と、ロック手段の連結解除操作に伴って回動され、これにより横臥姿勢から構成体の傾倒を規制する起立姿勢になるスタンドとを備えたものが公知である(特許文献2)。この小型電動車両は、ユーザが連結解除操作を行うことにより、スタンドが起立姿勢になるため、スタンドの回動操作を先に行う必要がない。
また、上部構造と下部構造とにより組立、分割可能とされた電動式車椅子が公知である(特許文献3)。この電動式車椅子では、上部構造が、シート、背凭れ、シートレール、クロスメンバ、サブフレームを含み、シートの底部に形成される収納室内に電装品(モータやバッテリ、制御装置等)を収容しており、下部構造が、左右のメインフレーム、前輪、駆動輪、ハンドリム、サブフレーム等を含んでいる。電装品が上部構造に設けられることにより、上部構造の重量と下部構造の重量とが同程度になり、これらの扱いが容易になる。
特開平6−78955号公報 特開2001−29398号公報 特開平10−85269号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、分解及び組立の作業を容易にする工夫がなされているものの、分解後に折り畳み操作が必要であるか、折り畳むことができないために分割後に各ユニットがコンパクトにならない。具体的には、コンパクト化のためにステアリングシャフトを折り畳む操作が必要である一方、シートポストパイプは折り畳むことができないため、当該部分はコンパクトにならない。また、特許文献2や特許文献3に記載の発明では、2分割にしかならないために分割後のユニットの重量が大きく、分解後の取り扱いが煩雑である。更に、これらの発明では、分割後の取り扱いや持ち運び(移動)を容易にするような工夫がなされていないため、乗用車等に積載する際に、分割された各ユニットの取り扱いや持ち運びの作業も煩雑である。
本発明は、このような背景に鑑み、分割及び組立が可能且つ少ない操作で各ユニットをコンパクトに分割でき、分割後の各ユニットの取り扱いを容易にできる電動車椅子を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明のある実施形態は、電動車椅子(1)であって、扁平な車体フレーム(12)、前記車体フレーム(12)に支持された少なくとも3つの車輪(14、16)及び、車輪駆動用のモータ(18)を有する走行部(10)と、少なくともバッテリ(34)を含む電装品、前記車体フレーム(12)に着脱可能に結合する第1結合部(90a、96)及び、シート支持部(122)を有する電装部(30)と、搭乗席をなすシート(42)及び、前記シート(42)の底部に設けられ、前記シート支持部(122)に着脱可能に結合する第2結合部(142、144)を有する搭乗部(40)とを備え、前記走行部(10)、前記電装部(30)及び前記搭乗部(40)が互いに結合した組立状態と、これらが互いに分離した分割状態とを取り得る。
この構成によれば、電装部が第1結合部及びシート支持部を有し、走行部と搭乗部とを連結するため、搭乗部を電装部から取り外し、電装部を走行部から取り外すことにより、電動車椅子を3つのユニットに分割できる。走行部は、車体フレームが扁平であるため、電装部が取り外されると、折り畳み操作を要することなくコンパクトになる。また、電動車椅子が3つのユニットに分割され、搭乗部を走行部に連結する電装部が重量物であるバッテリを少なくとも含む電装品を有しているため、3つのユニットの重量のばらつきが抑制される。これにより、分割後の各ユニットの取り扱いが容易になる。
上記構成において、前記電装部(30)は、前記シート支持部(122)を前記第1結合部(90a、96)に対して高さ調整可能に連結する高さ調整機構(38)及び、平面視において前記シート支持部(122)を前記第1結合部(90a、96)に対して回転可能に連結する回転機構(116)の少なくとも一方を更に備えるとよい。
この構成によれば、搭乗部を重量化することなく、搭乗部の走行部に対する高さ調整及び回転の少なくとも一方を可能にすることができる。搭乗部の走行部に対する高さ調整及び回転の少なくとも一方が可能になることにより、ユーザの体格や使用状況に合わせた用途の拡大や乗り降りの容易化が可能になる。
上記構成において、好ましくは、前記電装部(30)は、前記電装部(30)が前記走行部(10)に組み付けられた状態において、上部にて上方に向けて先細の形状をなす第1把持部(134)を更に備え、前記第2結合部(142、144)には、前記組立状態において下向きに開口し、前記第1把持部(134)を受容する凹部(138)が形成されている。
この構成によれば、電装部が第1把持部を備えることにより、電装部の走行部への着脱が容易に行える。また、第1把持部が上方に向けて先細の形状をなし、搭乗部の第2結合部に第1把持部を受容する下向きに開口の凹部が形成されることにより、搭乗部を電装部に取り付ける際に凹部が第1把持部にガイドされ、搭乗部が所定の結合位置に配置される。これにより、搭乗部の底部に設けられた第2結合部のシート支持部への結合操作が容易に行える。
上記構成において、好ましくは、前記走行部(10)は、前記分割状態において、ユーザにより把持されることにより、2つの車輪(16)を接地させ且つ少なくとも1つの車輪(14)を浮かせた傾斜姿勢を当該走行部(10)にもたらす第2把持部(84)を更に備える。
この構成によれば、ユーザは第2把持部を把持し、2つの車輪を接地させた傾斜姿勢の状態で走行部を運搬することができ、取り扱いが容易になる。
上記構成において、好ましくは、前記走行部(10)は、前記組立状態において、電動車椅子(1)の後方への傾動時に接地することによって電動車椅子(1)の転倒を防止する転倒防止部材(60)を更に備え、当該転倒防止部材(60)は、電動車椅子(1)の転倒を防止するための転倒防止位置と、前記分割状態において、当該走行部(10)が前記2つの車輪(16)を接地させた状態で起立する起立姿勢を保持するように接地する、前記転倒防止位置と異なるスタンド位置とを取り得るように可動に構成されている。
この構成によれば、転倒防止部材を転倒防止位置からスタンド位置に変位させることにより、走行部を起立姿勢に保持できる。これにより、非使用時における走行部の占有面積を小さくでき、狭いスペースに走行部を収納することができる。
上記構成において、好ましくは、前記走行部(10)は、少なくとも1つの全方向移動車輪(14)を備える。
この構成によれば、操舵輪を操舵するためのハンドルや操舵機構を走行部に設ける必要がないため、走行部をコンパクトに構成することができる。
上記構成において、好ましくは、前記シート(42)は、前記電装部(30)によって支持されるシートクッション(46)及び当該シートクッション(46)に対して折り畳み可能に設けられたシートバック(48)を備え、前記搭乗部(40)は、前記シートバック(48)が折り畳まれた状態において周縁部に配置された第3把持部(54)を更に備える。
この構成によれば、シートバックが折り畳まれた状態の搭乗部を、第3把持部とその反対側の部分とを両手で把持して電装部に着脱することや、第3把持部を把持して吊り下げるようにして運搬することが可能になり、搭乗部の取り扱いが容易になる。
上記構成において、好ましくは、前記搭乗部(40)は、前記シートバック(48)が折り畳まれた状態において、当該搭乗部(40)が前記シート(42)を縦にした起立姿勢に保持されるように接地する起立スタンド(168)を更に備え、前記第3把持部(54)は、前記シートバック(48)が折り畳まれた状態において、前記搭乗部(40)における前記起立スタンド(168)と相反する側に設けられている。
この構成によれば、起立スタンドにより、シートバックが折り畳まれた状態の搭乗部を第3把持部が上になる起立姿勢の状態に保持できる。これにより、電動車椅子を分割した状態で保管場所等に収納する非使用時の搭乗部の占有面積を小さくでき、狭いスペースに搭乗部を収納できる。また、起立姿勢にある搭乗部の持ち上げる動作や、持ち上げている搭乗部を起立姿勢に配置する動作をユーザが簡単に行える。
上記構成において、好ましくは、前記搭乗部(40)は、前記シートクッション(46)に対して折り畳み可能に設けられた肘掛け(44)と、前記肘掛け(44)に折り畳み可能に設けられ、駆動車輪を操作するための操作部(56)とを更に備える。
この構成によれば、折り畳み状態においてコンパクトに収納される肘掛け及び操作部を搭乗部に設けることができる。
上記構成において、好ましくは、前記搭乗部(40)は、前記組立状態において、前記シート(42)の座面(42a)を前方に傾斜させる傾斜機構(150)を更に備える。
この構成によれば、傾斜機構によってシートを前方に傾動させることにより、シートに着席した姿勢から立ち上がる動作を容易にすることができる。
このように本発明によれば、分割及び組立が可能且つ少ない操作で各ユニットをコンパクトに分割でき、分割後の各ユニットの取り扱いを容易にできる電動車椅子を提供することができる。
実施形態に係る電動車椅子の斜視図 電動車椅子の背面図 電動車椅子の分解斜視図 分解状態における走行部の要部斜視図 転倒防止バーをスタンド位置に移動した状態の走行部の要部斜視図 起立姿勢にある走行部の斜視図 電装部の斜視図 走行部と電装部との前側結合部の斜視図 走行部と電装部との後側結合部の斜視図 図7中のX−X線に沿って示す概略断面図 図7中のX−X線に沿って示す要部断面図 搭乗部の底部側の斜視図 図2中のXIII−XIII線に沿って示す断面図 座面が傾斜した状態のシートの要部斜視図 折り畳み中の搭乗部の斜視図 起立姿勢にある折り畳み状態の搭乗部の斜視図
以下、図面を参照して、本発明の電動車椅子1の実施形態について詳細に説明する。
図1は実施形態に係る電動車椅子1の斜視図であり、図2は電動車椅子1の背面図である。図1及び図2に示されるように、電動車椅子1は、扁平な略矩形の車体フレーム12と、車体フレーム12によって支持された左右の前輪14及び左右の後輪16とを有する走行部10を備えた4輪車椅子である。前輪14及び後輪16の大きさ(外径)は概ね同程度とされており、これにより、扁平な車体フレーム12は地面に概ね平行に延在している。
左右の後輪16には、車幅方向内側に配置された車輪駆動用左右の電動モータ18が直結されている。左右の電動モータ18は、回転軸を左右方向に延在させた姿勢で同軸上に配置され、車体フレーム12に取り付けられた左右の後輪ブラケット20により支持されている。
左右の前輪14は、車体フレーム12に取り付けられた左右の前輪ブラケット22により、左右方向に延びる車軸回りに回転可能に支持されている。各前輪14は、前輪ブラケット22により車軸回りに回転可能に車体に取り付けられた回転部材24と、回転部材24の外周部にて接線方向に延びる回転軸回りに回転可能に設けられた複数のフリーローラ26とを備えたオムニホイールである。前輪14は、回転部材24が回転することによって床面上を車軸に直交する方向に移動し、フリーローラ26が回転することによって床面上を車軸方向に移動する。即ち、前輪14は、両回転による移動量の比率に応じて床面上を全方向に移動可能な全方向車輪である。
左右の電動モータ18が左右の後輪16を同方向に同速度で回転駆動することにより、走行部10は直進し、左右の電動モータ18が左右の後輪16を同方向に異なる速度で回転駆動することにより、走行部10は旋回する。また、左右の電動モータ18が左右の後輪16を逆方向に回転駆動することにより、走行部10は回転(自転)する。このように走行部10は、全方向移動車輪を備えるため、操舵輪を操舵するためのハンドルや操舵機構を備える必要がなく、コンパクトに構成することが可能になっている。
車体フレーム12の後部には、略直方体形状の筐体32と、筐体32に収容されたバッテリ34や電子制御装置36等の電装品と、シートポスト38とを有する電装部30が設けられている。
電装部30の上には、搭乗席をなすシート42と、シート42に一体に取り付けられた左右の肘掛け44とを備えた搭乗部40が設けられている。シート42は、シートクッション46と、シートクッション46に対して折り畳み可能に設けられたシートバック48とを備えている。シートクッション46は、下部に設けられた剛性の高いシートフレーム50と、シートフレーム50の上に傾動可能に設けられ、シート42の座面42aを形成するクッション部52とを備えている。シートフレーム50の前面には、左右方向に延在するシート把持部54が設けられている。右腕用の肘掛け44の前端には、駆動車輪である後輪16を操作するための操作部である操作ボックス56が設けられている。操作ボックス56は、上方に延出するジョイスティック56aを備えている。左腕用の肘掛け44の前端には、操作ボックス56が設けられる代わりに上方に延出する運転用グリップ58が設けられている。
図3の分解斜視図に示すように、電動車椅子1は、走行部10、電装部30及び搭乗部40が互いに分離した3つのユニットに分割された分割状態を取り得るように構成されている。そして、電動車椅子1は、これら3つのユニットが互いに結合されることにより、図1に示す組立状態となる。各ユニットの結合構造の詳細については後述する。
図4は、分解状態における走行部10の要部斜視図である。図2及び図4に示すように、車体フレーム12の後部には、電動車椅子1の後方への転倒を防止するための転倒防止部材60が設けられている。転倒防止部材60は、車体フレーム12から後方に延出する左右のアーム62と、左右のアーム62の前端を連結する基端側シャフト64と、左右のアーム62の遊端に支持され、左右方向に延在する遊端側シャフト66と、遊端側シャフト66の左右の両端に回転自在に設けられた左右のローラ68とを備えている。左右のローラ68は、電動車椅子1が4輪(14、16)を接地させた走行可能状態にある時に後輪16よりも高い位置に配置されており、電動車椅子1が前輪14を浮かせるように後方に傾動した時に接地する。
図4に示すように、車体フレーム12の上面には、電装部30を支持するために電装部支持構造70が設けられている。電装部支持構造70は、前側に設けられた左右の係止部材72と、後側に設けられた左右のストライカ74とを備えている。各係止部材72は、車体フレーム12に固定され、上方に向けて延出し、上部にて後方に延出している。各ストライカ74は、車体フレーム12の上方にて上下方向に延在するように車体フレーム12に固定された支持バーである。
車体フレーム12の上面の電装部30が載置される部分には、貫通孔12aが形成されると共に、貫通孔12aの左右の両側に、電装部30との電気的な接続を行うための車体側コネクタ76が設けられている。また、車体フレーム12の上面の電装部30が載置される部分の左側方には、電装部30の位置を決めるための位置決め部材78が設けられている。
車体フレーム12の上面後部には、転倒防止部材60の基端側シャフト64を回動自在に保持する左右の保持ブラケット80が固定されている。各保持ブラケット80には、左右方向に移動可能に設けられ、対応するアーム62の回動位置を固定するための操作ノブ82が設けられている。操作ノブ82は対応するアーム62に向けて付勢されており、対応するアーム62に形成された複数の係合孔62a(図5)の1つに係合することによってアーム62の回動を規制する。操作ノブ82が操作されて係合孔62aから離脱することにより、転倒防止部材60は基端側シャフト64回りに可動になる。
係合孔62aは、図4に示される位置(即ち、電動車椅子1の転倒を防止するための転倒防止位置)にある時に操作ノブ82が係合する位置と、図5に示すように、遊端側のローラ68を転倒防止位置から上方に跳ね上げた時に操作ノブ82が係合する位置とに形成されている。転倒防止部材60がローラ68を跳ね上げた状態では、図6に示すように、走行部10は左右の後輪16及び左右のローラ68の4点支持により自立可能になる。言い換えれば、転倒防止部材60は、上記の転倒防止位置と、分割状態の走行部10が2つの後輪16を接地させた状態で起立する起立姿勢を保持するように接地するスタンド位置とを取り得るように設けられている。このように、転倒防止部材60を転倒防止位置からスタンド位置に変位させることにより、走行部10は起立姿勢に保持可能である。これにより、非使用時における走行部10の占有面積が小さくなり、狭いスペースに走行部10を収納することが可能になる。
車体フレーム12の前端、即ち走行部10が起立姿勢にある時の車体フレーム12の上端には、使用者による把持に供されるフレーム把持部84が形成されている。フレーム把持部84は、車体フレーム12に形成された貫通孔によってグリップの態様で車体フレーム12に一体形成されている。使用者は、フレーム把持部84を把持し、車体フレーム12を前方(起立姿勢において車体フレーム12の底面が向く方向)に倒して後輪16のみを接地させた状態にして、走行部10を手動走行の態様で運搬することができる。即ち、フレーム把持部84は、ユーザにより把持されることにより、2つの後輪16を接地させ且つ2つの前輪14を浮かせた傾斜姿勢を走行部10にもたらす。これにより、走行部10の取り扱いが容易になっている。
また、起立姿勢にある車体フレーム12の上下方向の中間部(走行姿勢における重心の前後方向位置に対応する位置)における左右の側縁部にも、左右の側部把持部86が形成されている。これにより、走行部10を自動車等の運搬車両に対して積み下ろしする際に、使用者が両手で側部把持部86を把持して持ち上げ易いようになっている。更に、走行姿勢にある車体フレーム12の後端(起立姿勢における下端)にも、後部保持部88(図5)が形成されている。
図7は電装部30の斜視図であり、図8は走行部10と電装部30との前側結合部の斜視図である。図7及び図8に示すように、電装部30の筐体32は、略直方体形状の辺に沿って設けられたフレーム90と、フレーム90の外側に設けられたカバー92とを有している。なお、図8においてはカバー92を想像線で示している。フレーム90は断面矩形状の鋼製の角パイプや断面円形状の鋼製の丸パイプを溶接により互いに接合して形成されている。フレーム90は、下部前縁にて左右に延在し、左右の係止部材72に対して後方からのスライドによって係合する丸パイプからなる前側係合パイプ90aを備えている。
図9は走行部10と電装部30との後側結合部の斜視図である。なお、図9においてはカバー92を省略しており、電装部30の内部を透視したように示している。電装部30の筐体32の後部には、前側係合パイプ90aと協働して電装部30を車体フレーム12に着脱可能に結合するための後部結合構造94が一体に設けられている。後部結合構造94は、前側係合パイプ90aが左右の係止部材72に係合した状態において左右のストライカ74に対応する位置に設けられ、対応するストライカ74に着脱自在に係合する左右の後部ラッチ96を備えている。各後部ラッチ96は、ストライカ74に係合する係合位置と、ストライカ74に係合しない解除位置との間を回動可能に設けられると共に、係合位置に向けて付勢されている。筐体32には、左右の後部ラッチ96を係合位置から解除位置に操作するための操作ハンドル98が上下動可能に設けられている。操作ハンドル98は、ワイヤー100によって左右の後部ラッチ96に連結されており、上方に操作されることによって後部ラッチ96を係合位置から解除位置に回動させる。
前側係合パイプ90a及び後部ラッチ96により、車体フレーム12に着脱可能に結合する第1結合部が構成される。
筐体32の内部には、前側係合パイプ90a及び後部結合構造94によって走行部10に結合した状態において、車体側コネクタ76(図4)に接続される図示しない電装下側コネクタが固定されている。
図10は、図7中のX−X線に沿って示す概略断面図である。図10に示すように、シートポスト38は、筐体32の内部を上下方向に延在して筐体32の上縁から上方に延出するように筐体32に取り付けられている。シートポスト38は、長さ調整が可能な公知のガススプリングから構成され、シリンダ102とこれに嵌挿されたピストンロッド104とを備えている。シリンダ102は筐体32のフレーム90に固定されており、シリンダ102の下端には図示しないレバーが設けられている。このレバーは、操作ケーブル106(ケーブル及びこれを摺動可能に保持するケーブル保持パイプ)によってシートポスト38の上部に設けられた操作レバー108に連結されている。操作レバー108が操作されることにより、ピストンロッド104に対するロックが解除され、シリンダ102内に封入されたガスによってピストンロッド104が伸長方向に押し出される。また、操作レバー108が操作されている間に大きな圧縮荷重がピストンロッド104に加わると、ピストンロッド104は短縮方向に押し戻される。
ピストンロッド104の上端には、上方開口の筒状の支持部材110が固定されている。支持部材110の前側には左右方向に延在するスライドバー112が左右にスライド可能に設けられている。スライドバー112は、図7に示すように、スライド操作ノブ114を前方に引くことによってスライド操作ノブ114によるロックが解除され、左右方向にスライド可能になる。スライドバー112の前面に形成された複数の係合凹部112aの1つにスライド操作ノブ114が係合することにより、スライドバー112のスライドがロックされる。スライドバー112の右端に上記の操作レバー108が回動操作可能に設けられている。
図10に示すように、支持部材110には、回転機構116が設けられている。回転機構116は、支持部材110の内部に上下2段に設けられた円環状のボールベアリング118と、ボールベアリング118の内側に嵌着し、回転可能に支持された下方開口の筒状の回転筒部材120とにより構成されている。回転筒部材120の上部には、シート42を支持するためのシート支持部122が固定されている。即ち、シートポスト38は、シート支持部122を筐体32に対して高さ調整可能に連結する高さ調整機構をなしている。
シート支持部122は、回転筒部材120に固定される中央部と、中央部に比べて高い位置に同一平面をなすように形成された左右の側部とを有する鋼板からなるプレス成形品である。シート支持部122の左側部の上面には、搭乗部40との電気的な接続を行うための電装上側コネクタ124が設けられている。回転機構116は、平面視において回転筒部材120やシート支持部122を支持部材110や筐体32に対して回転可能に連結している。
図11は、図7中のX−X線に沿って示す要部断面図である。支持部材110の右側部の下面には、垂下するブラケット126によって回転ロック部材128が取り付けられている。回転ロック部材128は、支持部材110の外周面に対峙する位置に設けられており、支持部材110の径方向に移動可能に設けられ、径方向内側に付勢された係合先端部128aを有している。係合先端部128aは、支持部材110の外周面に形成された複数の凹孔110aの1つに突入して係合可能とされている。回転ロック部材128は、ブラケット126よりも支持部材110の径方向外側に設けられた操作把持部128bを外側に操作されることにより、係合先端部128aを凹孔110aから離脱させる。係合先端部128aが支持部の凹孔110aから離脱すると、シート支持部122が支持部材110に対して回転可能になる。本実施形態の凹孔110aは、支持部材110の外周面において、周方向に90度ごとに設けられており、回転ロック部材128は、シート支持部122を、搭乗部40が前後方向を向く位置と左右方向を向く位置とに固定可能となっている。
図7及び図10に示すように、シート支持部122の中央部の上面には、把持部材130が取り付けられている。把持部材130は、シート支持部122に固定される前後方向に長い矩形状のベース部132と、ベース部132から上方に向けて先細の形状をなして延出する電装把持部134とを有している。電装把持部134は、左右方向に貫通する第1横孔134aが形成されることにより、シート支持部122の上方にて前後方向に延在する把持グリップを形成している。また、電装把持部134には、下部にて前後方向に貫通する第2横孔134bが形成されている。電装把持部134の前面は、上方に向けて後方に傾斜する湾曲面となっている。電装把持部134の後面には、前方に凹陥した凹陥部134cが形成されている。
図12は、搭乗部40の底部側の斜視図である。図12に示すように、搭乗部40の底面、即ちシートクッション46の底面には、シート支持部122の左右の側部により支持される左右の支持座136が形成されている。左右の支持座136は、シートクッション46の高剛性なシートフレーム50部に形成されている。シートクッション46の底面における左右の支持座136の間には下向きに開口の凹部138が形成されている。左側の支持座136には、電装上側コネクタ124(図7)に接続されるシート側コネクタ140が設けられている。
図13は、図2中のXIII−XIII線に沿って示す断面図である。図12及び図13に示すように、凹部138の後部には左右に延在し、電装把持部134の凹陥部134cに係合するシート側係合パイプ142が設けられている。凹部138の前部には、前後方向に移動可能に設けられ、後方に付勢された係合部材144が設けられている。係合部材144の後面は、下方に向けて前方に傾斜している。係合部材144の前部には、前方に延出し、シートクッション46の前面に露出するように設けられた操作部材146が連結されている。操作部材146が前方に操作されることにより、係合部材144は前方に移動する。また、係合部材144の後面に上向きの荷重が加わると、係合部材144は付勢力に抗して前方に移動する。
搭乗部40は、凹部138が電装把持部134を受容した状態で、シート側係合パイプ142が電装把持部134の凹陥部134cに係合し、係合部材144が電装把持部134の前端下面に係合することにより、支持座136をシート支持部122により支持され、且つシート側コネクタ140を電装上側コネクタ124(図7)に接続した状態で電装部30に結合される。即ち、シート側係合パイプ142及び係合部材144により、シート支持部122に着脱可能に結合する第2結合部が構成される。
搭乗部40の電装部30に対する結合を解除する際には、操作部材146を前方に操作して係合部材144の電装把持部134に対する係合を解除する。この状態で、シート把持部54を持ち上げてシート側係合パイプ142を中心にして搭乗部40を回動させた後にシート把持部54とシートクッション46の後部とを同時に持ち上げればよい。
逆に、搭乗部40を電装部30に結合する際には、持ち上げている搭乗部40を電装部30に対して上方から下方に下ろし、電装把持部134を凹部138に突入させる。支持座136をシート支持部122に当接させた後、搭乗部40を後方に傾斜させた姿勢のまま前方に移動することにより、電装把持部134の凹陥部134cにシート側係合パイプ142を係合させる。シート側係合パイプ142が凹陥部134cに係合した後、傾斜させていた搭乗部40を本来の走行時の姿勢になるように前方に傾動させる。これにより、係合部材144が前方に押し出されて電装把持部134の前端に係合し、搭乗部40が電装部30に結合される。
電装把持部134を凹部138に突入させる際には、電装把持部134が上方に向けて先細の形状をなしているため、凹部138が電装把持部134によりガイドされ、搭乗部40が所定の結合位置に配置される。これにより、搭乗部40の底部に設けられた第2結合部(シート側係合パイプ142及び係合部材144)のシート支持部122への結合操作が容易に行える。
図14は、座面42aが傾斜した状態のシート42の要部斜視図である。搭乗部40には、クッション部52をシートフレーム50に対して傾動させることにより、シート42の座面42aを前方に傾斜させる傾斜機構150が設けられている。傾斜機構150は、クッション部52とシートフレーム50とを連結し、両者を離反する向きに付勢する左右の付勢部材152を備えている。付勢部材152はガススプリングにより構成されている。クッション部52は、前端部においてシートフレーム50に回動可能に連結されている。クッション部52の下面後部には、図示しない左右のシートストライカが設けられており、シートフレーム50には対応するシートストライカに係合可能な左右のシートラッチ154が設けられている。シートフレーム50の右側面には、シートストライカに係合しているシートラッチ154の係合を解除するための座面操作レバー156が設けられている。座面操作レバー156が操作されることにより、左右のシートラッチ154が後方に移動してシートストライカに対する係合を解除する。これにより、左右の付勢部材152が伸長し、クッション部52が上方且つ前方に回動する。
このように搭乗部40が組立状態においてシート42の座面42aを前方に傾斜させる傾斜機構150を備え、傾斜機構150によってシート42の座面42aを前方に傾斜させることができるため、ユーザはシート42に着席した姿勢から立ち上がる動作を容易に行える。他の実施形態では、傾斜機構150がシートクッション46の全体を傾斜させるように構成されてもよい。
図15は、折り畳み中の搭乗部40の斜視図である。上記のようにシートバック48はシートクッション46に対して折り畳み可能とされている。具体的には、シートバック48は、下端において左右方向の回動軸回りに回動可能にシートクッション46に結合されており、図1に示す搭乗用の位置と、搭乗用の位置から上部を前方に回動させ、シートクッション46に重なる折り畳み位置との間を回動可能とされている。
左右の肘掛け44は、シートクッション46に対して折り畳み可能とされている。具体的には、肘掛け44は、シートバック48に回動可能に連結され、略水平に延在する肘乗せ部160と、肘乗せ部160の前後方向の中間部及びシートクッション46に回動可能に連結された支柱部162とを備えている。肘乗せ部160は、支柱部162が連結する部分の前方において分割される後部と前部とを備えており、前部は後部に対して左右方向に回動軸回りに回動可能とされている。肘乗せ部160の前部は、図1に示す搭乗用の位置と、搭乗用の位置から上方且つ後方に回動して後部の上に重なる折り畳み位置との間を回動可能とされている。即ち、操作ボックス56が右腕用の肘掛け44に対して折り畳み可能とされている。肘乗せ部160の後部及び支柱部162は、シートバック48が折り畳まれた時に、これに連動して折り畳まれる。このように肘掛け44がシートクッション46に対して折り畳み可能に設けられ、操作ボックス56が肘掛け44に折り畳み可能に設けられることにより、折り畳み状態においてコンパクトに収納されるように肘掛け44及び操作ボックス56を搭乗部40に設けることが可能になっている。
肘乗せ部160の後部は、シートバック48との連結部から更に後方に延出しており、その延出端に左右方向の内方に延出する左右のストッパ部材164が設けられている。ストッパ部材164は、図1に示す搭乗用の位置にある時に、シートバック48の背面の上部に当接し、シートバック48の更なる後方への回動を規制する。また、ストッパ部材164は、シートバック48が折り畳まれた時に、これに連動して肘掛け44が折り畳まれることにより、シートバック48の背面の下部に設けられた保持具166(図2、図12)により保持される。ストッパ部材164が保持具166により保持されることにより、搭乗部40は折り畳み状態に保持される。
シートクッション46のシートフレーム50は、後部において上方に立ち上がるL字形状となっている。これにより搭乗部40は、シートフレーム50の後縁が起立スタンド168として機能し、折り畳み状態にある時に、図16に示すように、シート把持部54を上にして自立した起立姿勢を保持することができる。これにより、電動車椅子1を分割した状態で保管場所等に収納する非使用時の搭乗部40の占有面積が小さくなり、狭いスペースに搭乗部40を収納することが可能になる。また、起立姿勢にある搭乗部40の持ち上げる動作や、持ち上げている搭乗部40を起立姿勢に配置する動作をユーザが簡単に行える。
また、シート把持部54は、折り畳み状態の搭乗部40の周縁部に位置しており、特に起立姿勢にある時には、折り畳み状態の搭乗部40の、起立スタンド168と相反する側である上端に位置している。そのため、シートバック48が折り畳まれた状態の搭乗部40を、シート把持部54とその反対側の部分とを両手で把持して電装部30に着脱することや、シート把持部54を把持して吊り下げるようにして運搬することが可能であり、搭乗部40の取り扱いが容易である。
なお、搭乗部40の折り畳み操作は、電動車椅子1を分割する際に、最初に、即ち電装部30の上に組み付けられた状態で行うことにより、簡単に行える。搭乗部40の展開操作は、走行部10の上に組み付けた後であっても、組み付ける前であっても簡単に行えるが、搭乗部40を電装部30に組み付ける操作を容易にするためには、折り畳み状態で搭乗部40を電装部30に組み付けた後に搭乗部40を展開するとよい。
以上のように構成された電動車椅子1は、電装部30が第1結合部及びシート支持部122を有し、走行部10と搭乗部40とを連結するため、図3に示すように、搭乗部40を電装部30から取り外し、電装部30を走行部10から取り外すことにより、電動車椅子1を3つのユニットに分割できる。走行部10は、車体フレーム12が扁平であるため、電装部30が取り外されると、折り畳み操作を要することなくコンパクトになる。また、電動車椅子1が3つのユニットに分割され、搭乗部40を走行部10に連結する電装部30が重量物であるバッテリ34を少なくとも含むため、3つのユニットの重量のばらつきが抑制される。これにより、分割後の各ユニットの取り扱いが容易になる。
上記のように、電装部30の高さ調整機構をなすシートポスト38及び回転機構116を備えているため、搭乗部40を重量化することなく、搭乗部40の走行部10に対する高さ調整及び回転を可能にすることができる。そして、搭乗部40の走行部10に対する高さ調整及び回転が可能になることにより、ユーザの体格や使用状況に合わせた用途の拡大や乗り降りの容易化が可能になる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では、電動車椅子1が4輪車椅子として構成されているが、3輪車椅子として構成されてもよく、5以上の車輪を有する車椅子として構成されてもよい。また、上記実施形態では、電装部30が高さ調整機構及び回転機構116の両方を備えているが、これらの一方のみを備えていてもよい。また、操作ボックス56は、ジョイスディックに限らず、ボタンやレバー、タッチパネル等、他の形態の操作部品を備えていてもよい。この他、各部材や部位の具体的構成や配置、数量、角度など、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。一方、上記実施形態に示した各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択することができる。
1 電動車椅子
10 走行部
12 車体フレーム
14 前輪
16 後輪
18 電動モータ
30 電装部
34 バッテリ
38 シートポスト(高さ調整機構)
40 搭乗部
42 シート
42a 座面
44 肘掛け
46 シートクッション
48 シートバック
54 シート把持部(第3把持部)
56 操作ボックス(操作部)
60 転倒防止部材
84 フレーム把持部(第2把持部)
90a 前側係合パイプ(第1結合部)
96 後部ラッチ(第1結合部)
116 回転機構
122 シート支持部
134 電装把持部(第1把持部)
138 凹部
142 シート側係合パイプ(第2結合部)
144 係合部材(第2結合部)
150 傾斜機構
168 起立スタンド

Claims (10)

  1. 扁平な車体フレーム、前記車体フレームに支持された少なくとも3つの車輪及び、車輪駆動用のモータを有する走行部と、
    少なくともバッテリを含む電装品、前記車体フレームに着脱可能に結合する第1結合部及び、シート支持部を有する電装部と、
    搭乗席をなすシート及び、前記シートの底部に設けられ、前記シート支持部に着脱可能に結合する第2結合部を有する搭乗部とを備え、
    前記走行部、前記電装部及び前記搭乗部が互いに結合した組立状態と、これらが互いに分離した分割状態とを取り得るように構成され、
    前記シートは、前記電装部によって支持されるシートクッション及び当該シートクッションに対して折り畳み可能に設けられたシートバックを備え、
    前記搭乗部は、前記シートバックが折り畳まれた状態において周縁部に配置された第3把持部と、前記シートクッションに対して折り畳み可能に設けられた肘掛けと、前記肘掛けに対して折り畳み可能に設けられた、駆動車輪を操作するための操作部とを更に備えることを特徴とする電動車椅子。
  2. 前記肘掛けは、前記シートバックに回動可能に連結され、略水平に延在する肘乗せ部を備え、前記肘乗せ部は肘乗せ後部と前記操作部が設けられた肘乗せ前部とを備え、前記肘乗せ前部は、前記肘乗せ後部の上に重なるように前記肘乗せ後部に対して回動可能であることを特徴とする請求項1に記載の電動車椅子。
  3. 前記肘乗せ後部は、前記シートバックが折り畳まれた時に連動して折り畳まれることを特徴とする請求項2に記載の電動車椅子。
  4. 前記搭乗部は、前記シートバックが折り畳まれた状態において、当該搭乗部が前記シートを縦にした起立姿勢に保持されるように接地する起立スタンドを更に備え、
    前記第3把持部は、前記シートバックが折り畳まれた状態において、前記搭乗部における前記起立スタンドと相反する側に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電動車椅子。
  5. 記走行部は、前記組立状態において、電動車椅子の後方への傾動時に接地することによって電動車椅子の転倒を防止する転倒防止部材を更に備え、当該転倒防止部材は、電動車椅子の転倒を防止するための転倒防止位置と、前記分割状態において、当該走行部が前記2つの車輪を接地させた状態で起立する起立姿勢を保持するように接地する、前記転倒防止位置と異なるスタンド位置とを取り得るように可動に構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電動車椅子。
  6. 前記走行部は、少なくとも1つの全方向移動車輪を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の電動車椅子。
  7. 前記電装部は、前記シート支持部を前記第1結合部に対して高さ調整可能に連結する高さ調整機構及び、平面視において前記シート支持部を前記第1結合部に対して回転可能に連結する回転機構の少なくとも一方を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の電動車椅子。
  8. 前記電装部は、前記電装部が前記走行部に組み付けられた状態において、上部にて上方に向けて先細の形状をなす第1把持部を更に備え、
    前記第2結合部には、前記組立状態において下向きに開口し、前記第1把持部を受容する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の電動車椅子。
  9. 前記走行部は、前記分割状態において、ユーザにより把持されることにより、2つの車輪を接地させ且つ少なくとも1つの車輪を浮かせた傾斜姿勢を当該走行部にもたらす第2把持部を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の電動車椅子。
  10. 前記搭乗部は、前記組立状態において、前記シートの座面を前方に傾斜させる傾斜機構を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の電動車椅子。
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