JP6915154B2 - 圧力鍋のとろ火煮込み制御方法、圧力鍋及び計算機読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

圧力鍋のとろ火煮込み制御方法、圧力鍋及び計算機読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

本願は中国専利局に2017年10月24日に提出された、出願番号201711007136.5、発明名称「圧力鍋のとろ火煮込み制御方法、圧力鍋及び計算機読み取り可能な記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容を引用により本願に組み入れる。
本発明は圧力鍋の技術分野に関し、特に圧力鍋のとろ火煮込み制御方法、圧力鍋及び計算機読み取り可能な記憶媒体に関する。
現在では、肉類は豊富な栄養を含んでいるため、人々の日常生活に欠かすことのできない食材になっている。しかし、人々の健康に対する関心の高まりに伴い、人々、特に高脂血症の人々や肥満者は、肉類を食べる時、脂肪の過剰摂取が気になり、安心して食べることができない。
圧力鍋は肉類を調理する重要な器具であり、多くの人々は圧力鍋内で肉類をとろ火煮込みで調理している。しかし、従来の圧力鍋によるとろ火煮込みの過程には、予熱昇温段階、高圧維持段階、降圧排気段階しか含まれていない。即ち、圧力鍋によるとろ火煮込みの過程は何れも密閉された環境内において行われているので、とろ火煮込みの過程において、酸素に触れにくく、脂肪の酸化度が低い。これにより肉類の脂肪が大量に溶け出して、スープの表面に油の層が浮かび、人々の健康及びスープの食感に影響を及ぼしている。
本願によれば、従来の圧力鍋のとろ火煮込み過程において脂肪の酸化度が低いことにより、肉類の脂肪が大量に溶け出して、人々の食感と健康に影響を及ぼす技術的問題を解決するための圧力鍋のとろ火煮込み制御方法、圧力鍋及び計算機読み取り可能な記憶媒体を提供する。
上記目的を実現するために、本願が提供する圧力鍋のとろ火煮込み制御方法によれば、前記圧力鍋は圧力弁を含み、前記圧力鍋のとろ火煮込み制御方法は、予熱昇温段階、中高温維持段階、高圧維持段階、降圧排気段階のとろ火煮込み段階を含み、前記中高温維持段階は、前記圧力鍋の前記圧力弁を開くように制御して、前記圧力鍋を非閉鎖状態にするステップと、前記圧力鍋の前記非閉鎖状態において、第一既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第一既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を第一既定温度に維持するステップと、を含み、前記中高温維持段階から前記高圧維持段階に移行した場合において、前記高圧維持段階は、前記圧力鍋の前記圧力弁を閉じるように制御して、前記圧力鍋を閉鎖状態にするステップと、を含む。
好ましくは、前記圧力鍋はさらにエアポンプを含み、前記圧力鍋の圧力弁を開くように制御して、圧力鍋を非閉鎖状態にする前記ステップは、前記圧力鍋のエアポンプを起動するように制御して、外部環境の空気を圧力鍋内に吸い込んで、圧力鍋を非閉鎖状態にすることを含む。
好ましくは、前記第一既定温度の範囲は70℃〜90℃で、第一既定時間帯の範囲は10〜40minで、前記エアポンプにより空気を吸い込む流速の範囲は10〜100L/minである。
好ましくは、前記予熱昇温段階は、第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第二既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を第二既定温度に上昇させることを含み、第二既定加熱パワーの調節範囲は圧力鍋の最大パワー或いは定格パワーの10/16〜16/16である。
好ましくは、第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御する前記ステップの前に、入力された肉製品の種類に基づいて前記第二既定加熱パワーを選択するように前記圧力鍋を制御することを含む。
好ましくは、前記中高温維持段階において、前記圧力鍋の圧力弁を開き、前記高圧維持段階は、前記圧力鍋の圧力弁を閉じるように制御して、且つ、第三既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御することで、前記圧力鍋の内部温度を第三既定温度に上昇させて且つ維持することを含み、第三既定温度の範囲は110〜120℃である。
好ましくは、前記高圧維持段階はさらに、第三既定時間帯内に前記圧力鍋の内部を既定気圧に維持するように制御することを含み、前記既定気圧の範囲は50〜70kPaで、第三既定時間帯の範囲は10〜40minである。
好ましくは、前記降圧排気段階は、前記圧力鍋の圧力弁を第四既定時間帯内に常圧まで間欠的に排気するように制御することを含み、第四既定時間帯は8〜15minである。
また、上記目的を実現するために、本願はさらに圧力鍋を提案する。前記圧力鍋は、エアポンプ、加熱体、圧力弁、メモリー、プロセッサー、通信バス及び前記メモリーに記憶されている圧力鍋のとろ火煮込み制御プログラムを含み、前記通信バスはプロセッサーとメモリーとの間の通信接続を実現するためのものであり、前記プロセッサーは前記圧力鍋のとろ火煮込み制御プログラムを実行して、前記圧力鍋の圧力弁を開くように制御して、圧力鍋を非閉鎖状態にするステップと、前記圧力鍋の非閉鎖状態において、第一既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第一既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を前記第一既定温度に維持するステップと、を実現する。
好ましくは、前記圧力鍋はさらにエアポンプを含み、前記の前記圧力鍋の圧力弁を開くように制御して、圧力鍋を非閉鎖状態にするステップは、前記圧力鍋のエアポンプを起動するように制御して、外部環境の空気を圧力鍋内に吸い込んで、圧力鍋を非閉鎖状態にすることを含む。
好ましくは、前記第一既定温度の範囲は70℃〜90℃で、第一既定時間帯の範囲は10〜40minで、前記エアポンプにより空気を吸い込む流速の範囲は10〜100L/minである。
好ましくは、前記予熱昇温段階は、第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第二既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を第二既定温度に上昇させることを含み、第二既定加熱パワーの調節範囲は圧力鍋の最大パワー或いは定格パワーの10/16〜16/16である。
好ましくは、第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御する前記ステップの前に、入力された肉製品の種類に基づいて前記第二既定加熱パワーを選択するように前記圧力鍋を制御することを含む。
好ましくは、前記中高温維持段階において、前記圧力鍋の圧力弁を開き、前記高圧維持段階は、前記圧力鍋の圧力弁を閉じるように制御して、且つ、第三既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御することで、前記圧力鍋の内部温度を第三既定温度に上昇させて且つ維持することを含み、第三既定温度の範囲は110〜120℃である。
好ましくは、前記高圧維持段階はさらに、第三既定時間帯内に前記圧力鍋の内部を既定気圧に維持するように制御することを含み、前記既定気圧の範囲は50〜70kPaで、第三既定時間帯の範囲は10〜40minである。
好ましくは、前記降圧排気段階は、前記圧力鍋の圧力弁を第四既定時間帯内に常圧まで間欠的に排気するように制御することを含み、第四既定時間帯は8〜15minである。
また、上記目的を実現するために、本発明はさらに計算機読み取り可能な記憶媒体を提案する。前記計算機読み取り可能な記憶媒体には一つ或いは一つ以上のプログラムが記憶されており、前記一つ或いは一つ以上のプログラムは一つ或いは一つ以上のプロセッサーにより実行されて、前記圧力鍋の圧力弁を開くように制御して、圧力鍋を非閉鎖状態にするステップと、前記圧力鍋の非閉鎖状態において、第一既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第一既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を前記第一既定温度に維持するステップと、を実現する。
本願によれば、前記圧力鍋のとろ火煮込み過程に中高温維持段階を追加することにより、前記中高温維持段階は、前記圧力鍋の圧力弁を開くように制御して、圧力鍋を非閉鎖状態にするステップと、前記圧力鍋の非閉鎖状態において、第一既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第一既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を前記第一既定温度に維持するステップと、を含む。圧力鍋によるとろ火煮込み過程に中高温維持段階を追加して、当該段階において外部環境の空気を取り入れ、または圧力鍋内部の空気を利用して肉類の脂肪を酸化分解するので、スープ中の脂肪の含有量が減少し、脂肪を酸化分解した後のスープの香りがより濃厚となり、スープの食感が良くなる。
本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第一実施例における中高温維持段階の細分化された流れ模式図である。 本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法における各とろ火煮込み段階での各パラメーターの変化曲線模式図である。 本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第二実施例における予熱昇温段階の細分化された流れ模式図である。 本願の実施例の方法に係るハードウェア運転環境の機器構造模式図である。
添付図面を参照して、実施例と組み合わせて本願目的の実現、機能特徴及び長所をさらに説明する。
ここで説明する具体的な実施例は本願を解釈するためだけに使われるのであって、本願を限定するために使われるのではないと理解しておくべきである。
本願の説明において、術語「第一」、「第二」、「第三」、「第四」等は説明のために利用されるだけであって、重要性を提示又は暗示すように理解すべきではないことは、説明しておく必要がある。
本願をより良く理解するために、本願の実施例において、圧力鍋は加熱体或いは発熱パン、圧力弁、圧力センサー及び温度センサーを含み、圧力弁は圧力鍋の鍋蓋上に設置され、加熱体或いは発熱パンは圧力鍋を加熱するためのものであり、圧力センサーは圧力鍋の内部の圧力を検知するためのものであり、温度センサーは圧力鍋の内部の温度を検知するためのもので、具体的に、温度センサーは感温プローブとすることができる。
本願では圧力鍋のとろ火煮込み制御方法を提案する。前記圧力鍋のとろ火煮込み制御方法は以下のとろ火煮込み段階、即ち、予熱昇温段階、中高温維持段階、高圧維持段階、降圧排気段階を含む。本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第一実施例において、図1及び図2を参照し、図1は本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第一実施例における中高温維持段階の細分化された流れ模式図で、図2は本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法における各とろ火煮込み段階での温度、圧力変化の模式図であり、前記中高温維持段階は以下のステップを含む、
ステップS10、前記圧力鍋の圧力弁を開くように制御して、圧力鍋を非閉鎖状態にする。
本実施例では、とろ火煮込みの過程に関わるとろ火煮込みの食品は肉製品を含み、肉製品を例に取って本願を説明することは、強調しておく必要がある。よく見かける肉製品としては、豚肉、鶏肉、アヒル肉、牛肉、羊肉、魚肉等を含む。具体的に、圧力鍋のとろ火煮込み制御パネル上に対応するボタン、例えば肉種類選択ボタン等を設置することで、とろ火煮込みにする肉製品の種類を取得するのを実現する。本実施例では、肉製品の脂肪含有量は既定含有量以上である。既定含有量範囲は肉製品の脂肪含有量が10gより大きい或いは肉製品の脂肪含有量が20gより大きいようにできる。肉製品の脂肪含有量に対する取得は、圧力鍋内の検知モジュールによる検知、或いは、使用者がとろ火煮込み制御パネル上で肉製品の脂肪含有量を入力することで行える。
本実施例では、圧力鍋の中高温維持段階の前には、さらに予熱昇温段階を含む。予熱昇温段階では肉類に対して快速昇温処理を行い、温度が第二既定温度に達した時、予熱昇温段階が終了して、とろ火煮込み過程における中高温維持段階に入る。中高温とは圧力鍋の内部温度が70℃〜90℃の範囲にあることを意味する。特に、中高温とは圧力鍋の内部温度が70℃〜80℃の範囲或いは80℃〜90℃の範囲にあってもよい。圧力鍋が中高温維持段階に入ったのを検知してから、圧力鍋の圧力弁を起動するように制御する。当該圧力鍋の圧力弁は圧力鍋の鍋蓋の既定エリアに取り付けることができる。当該圧力弁が起動してから、圧力鍋は非閉鎖状態にあり、圧力鍋は外部の環境と空気の交換を行うことが可能となる。
ステップS20、前記圧力鍋の非閉鎖状態において、第一既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第一既定時間帯で前記圧力鍋の内部温度を前記第一既定温度に維持する。
本実施例では、前記圧力鍋の非閉鎖状態、即ち圧力鍋の圧力弁が開放状態にある場合、圧力鍋内に存在する空気或いは酸素を利用するほか、圧力鍋は外部の環境との空気の交換もできる。当該状態において、第一既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御する。特に、第一既定加熱パワーは肉類の種類によって柔軟に変更できる。具体的な実施例を持って説明すると、豚肉と魚肉それぞれを使ってとろ火煮込みを行う場合、第一既定加熱パワーは異なってもよい。具体的に、異なる種類の肉類に対応する第一既定加熱パワーは圧力鍋の対応する定格パワー或いは最大パワーの異なるパワー調節比に基づいて調節できる。本実施例では、第一既定加熱パワーは圧力鍋の定格パワー以下であり、第一既定時間帯で前記圧力鍋の内部温度を前記第一既定温度に維持する。第一既定温度の範囲は70℃〜90℃で、第一既定時間帯の範囲は10〜40minである。特に、第一既定温度の範囲と第一既定時間帯の範囲をとろ火煮込み処理にされる肉類の種類と関連付けることが可能である。例えば、魚肉に対してとろ火煮込み処理をする場合、第一既定温度の範囲は75℃〜80℃で、第一既定時間帯の範囲は10〜20minである。圧力鍋の中高温維持段階を追加した場合、中高温維持段階を追加しない場合と比較すると、肉或いはスープの中の脂肪の含有量が大幅に減少して、スープ中の揮発性或いはうまみ物質の含有量が対応するように上昇する。実験を行い、圧力鍋によるとろ火煮込み過程に中高温維持段階を追加した場合、肉或いはスープの中の脂肪の含有量の具体的な変化は、表1に示す通りである。
Figure 0006915154
実験を通して分かるように、圧力鍋によるとろ火煮込み過程に中高温維持段階を追加した場合、肉或いはスープの中の揮発性風味物質の含有量の具体的な変化は、表2に示す通りである。
Figure 0006915154
本実施例では、前記圧力鍋は圧力弁を含み、前記圧力鍋のとろ火煮込み制御方法は中高温維持段階を含み、前記中高温維持段階は、前記圧力鍋の圧力弁を開くように制御して、圧力鍋を非閉鎖状態にするステップと、前記圧力鍋の非閉鎖状態において、第一既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第一既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を前記第一既定温度に維持するステップを含む。圧力鍋によるとろ火煮込み過程に中高温維持段階を追加して、当該段階において外部環境の空気を取り入れるか圧力鍋内部の空気を利用して肉類の中の脂肪を酸化分解するので、スープの中の脂肪の含有量を減少させて、脂肪を酸化分解したスープの香りはより濃くなり、スープの口当たりを良くする。
さらに、本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第一実施例に基づいて、圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第二実施例を提案する。図3に示すように、第二実施例において、前記圧力鍋はさらにエアパンプを含み、前記の前記圧力鍋の圧力弁を開くように制御して、圧力鍋を非閉鎖状態にするステップは以下のステップを含む、
ステップS11、前記圧力鍋のエアポンプを起動するように制御して、外部環境の空気を圧力鍋内に吸い込んで、圧力鍋を非閉鎖状態にする。
本実施例では、圧力鍋のエアポンプ起動を制御するように、中高温維持段階にある圧力鍋の圧力弁も同時に開放状態にあってもよい。当該圧力鍋のエアポンプを圧力鍋の内部の既定エリア内に取り付けることが可能である。当該エアポンプが起動後、エアポンプは既定パワーで運転し始める。圧力鍋の内部と外部環境を連通させる通気管を開いて且つ既定の吸い込み速度で空気を取り入れて、外の空気を圧力鍋内に吸い込むように、既定パワーを設置できる。エアポンプを通して、圧力鍋は外部環境と空気を交換できる。圧力鍋は外部空気中の空気或いは酸素を有効に取り入れることが可能なので、中高温維持段階にある圧力鍋は非閉鎖状態にある。本実施例では、圧力鍋にエアポンプを通して空気を取り入れた場合、第一実施例において中高温維持段階を追加するが空気を取り入れない場合と比べて、肉或いはスープの中の脂肪含有量の減少量はより多く、スープの中の揮発性風味或いはうまみ物質の含有量の対応する上昇はより明らかである。実験を通して分かるように、圧力鍋によるとろ火煮込み過程に中高温維持段階を追加して、且つエアポンプを通して空気を取り入れた場合、肉或いはスープの中の脂肪含有量の具体的な変化は、表3に示す通りで、スープの中の揮発性風味物質の含有量の具体的な変化は表4に示す通りである。
Figure 0006915154
Figure 0006915154
本実施例では、前記圧力鍋のエアポンプを起動するように制御して、外部環境の空気を圧力鍋内に吸い込むことで、圧力鍋を非閉鎖状態にする。このため、中高温維持段階において、十分の空気を吸い込むことで、肉類の中の脂肪を十分に酸化分解するので、スープの中の脂肪の含有量を減少させて、且つ、脂肪を十分に酸化分解した後、スープの香りはより濃くなり、スープの口当たりを良くする。
さらに、本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第二実施例に基づいて、圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第三実施例を提案する。第三実施例において、前記第一既定温度の範囲は70℃〜90℃で、第一既定時間帯の範囲は10〜40minで、前記エアポンプが空気を吸い込む流速の範囲は10〜100L/minである。
本実施例では、前記圧力鍋のエアポンプのパワーは調節可能である。前記圧力鍋のエアポンプのパワー調節範囲は1〜5Wであり、エアポンプのパワーの調節過程はとろ火煮込みの過程の中で自動的に行ってもよく、とろ火煮込みの前に予め設定してもよい。具体的な実施例を持って説明すると、例えば豚肉でとろ火煮込みする場合、とろ火煮込みにされる当該豚肉の脂肪含有量が高ければ、豚肉の中の脂肪を十分に分解するために、とろ火煮込みの前に圧力鍋のエアポンプのパワーを予め3Wに設定することが可能である。圧力鍋によるとろ火煮込み過程において、当該豚肉の未分解の脂肪含有量が依然として既定値より高いと検知した場合、圧力鍋のエアポンプのパワーを5Wに、空気を吸い込む流速の範囲を10〜100L/minに調節することが可能である。エアポンプにより空気を吸い込む流速はエアポンプのパワーと正の相関を持ち、エアポンプのパワーが大きいほど、エアポンプにより空気を吸い込む流速が高い。本実施例では、第一既定温度の範囲は70℃〜90℃で、既定時間帯の範囲は10〜40minである。好ましくは、第一既定温度の範囲は70℃〜75℃、75℃〜80℃、80℃〜85℃、85℃〜90℃とすることが可能である。また、好ましくは、第一既定時間帯の範囲は10〜20min、20〜30min、30〜40minである。
本実施例では、前記第一既定温度の範囲が70℃〜90℃で、第一既定時間帯の範囲が10〜40minで、前記エアポンプにより空気を吸い込む流速の範囲が10〜100L/minであるので、中高温段階において十分の酸素を有効に吸い込んで、肉製品の中の脂肪を酸化分解して、スープの中の脂肪含有量を減少できる。
さらに、本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第一実施例に基づいて、圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第四実施例を提案する。第四実施例において、前記予熱昇温段階は以下のステップを含む、
第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第二既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を第二既定温度に上昇させる。第二既定加熱パワーの調節範囲は圧力鍋の最大パワーの10/16〜16/16である。
使用者が肉製品を洗浄して圧力鍋に置いて且つ圧力鍋を起動してから、圧力鍋は予熱昇温段階に入る。圧力鍋の予熱昇温段階において、圧力鍋の圧力弁は開放状態にあってもよい。当該段階において、圧力鍋の圧力弁は閉止状態にあってもよい。予熱昇温段階において、第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御する。第二既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を第二既定温度に上昇させる。第二既定時間帯の範囲は好ましく5〜10minである。第二既定加熱パワーに対して調節を行える。調節の範囲は最大加熱パワー或いは定格パワーの10/16〜16/16であり、即ち、パワー調節比は10/16〜16/16である。具体的な実施例を持って説明すると、圧力鍋の定格パワーが1250Wだとすると、パワー調節比が10/16である場合、第二既定加熱パワーは圧力鍋の定格パワー1250Wの10/16になる。
本実施例では、第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御することで、第二既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を第二既定温度に上昇させる。第二既定加熱パワーの調節範囲は圧力鍋の最大パワー或いは定格パワーの10/16〜16/16である。予熱昇温段階で第二既定加熱パワーを有効に調節できるので、とろ火煮込み過程におけるとろ火煮込みの火加減を制御する。
さらに、本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第四実施例に基づいて、圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第五実施例を提案する。第五実施例において、第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御する前記ステップの前に、以下のステップを含む、
入力された肉製品の種類に基づいて前記第二既定加熱パワーを選択するように前記圧力鍋を制御する。
本実施例では肉製品を利用して説明する。異なる種類の肉製品の火加減に対する要求も異なるので、予熱昇温段階において、肉製品の種類によって前記第二既定加熱パワーを選択するように前記圧力鍋を制御する。パワー調節比を通して第二既定加熱パワーを選択する。パワー調節比の範囲は好ましく10/16〜16/16であり、パワー調節比が16/16である時、最大の既定加熱パワーで肉製品に対して加熱する。
本実施例では、予熱昇温段階において、肉製品の種類によって前記第二既定加熱パワーを選択するように前記圧力鍋を制御するので、異なる肉製品に対して異なる予熱昇温処理を行える。
さらに、本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第一実施例に基づいて、圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第六実施例を提案する。第六実施例において、前記中高温維持段階において前記圧力鍋の圧力弁を開いて、
前記高圧維持段階は、
前記圧力鍋の圧力弁を閉じるように制御して、且つ、第三既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御することで、前記圧力鍋の内部温度を第三既定温度に上昇させて且つ維持する。第三既定温度の範囲は110〜120℃である。
高圧維持段階において、圧力鍋の圧力弁は閉止しており、圧力鍋のエアポンプも停止状態にある。高圧維持段階において、圧力鍋は閉鎖状態にある。第三既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御することで、前記圧力鍋の内部温度を第三既定温度に上昇させて且つ維持する。図2に示すように、第三既定温度は112℃とすることが可能である。
本実施例では、高圧維持段階で、前記圧力鍋の圧力弁を閉じるように制御して、且つ、第三既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御することで、前記圧力鍋の内部温度を第三既定温度に上昇させて且つ維持して、第三既定温度の範囲を110〜120℃とするので、中高温維持段階が終了した後に、高圧維持段階で沸騰するまで肉製品を加熱して、対応する肉製品を有効に柔らかく煮て、さらに肉スープの口当たりを良くする。
さらに、本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第六実施例に基づいて、圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第七実施例を提案する。第七実施例において、前記高圧維持段階はさらに以下のステップを含む、
第三既定時間帯内に前記圧力鍋の内部を既定気圧に維持するように制御する。前記既定気圧の範囲は50〜70kPaで、第三既定時間帯の範囲は10〜40minである。
高圧維持段階では圧力鍋は閉鎖状態にあり、第三既定時間帯内に前記圧力鍋の内部を既定気圧に維持するように制御する。既定気圧の範囲は50〜70kPaで、好ましくは、既定気圧の範囲は50〜60kPa、60〜70kPaである。第三既定時間帯の範囲は10〜40minで、好ましくは、第三既定時間帯の範囲は10〜20min、20〜30min、30〜40minである。
本実施例では、第三既定時間帯内に前記圧力鍋の内部を既定気圧に維持するように制御する。前記既定気圧の範囲は50〜70kPaで、第三既定時間帯の範囲は10〜40minである。とろ火煮込みの過程における肉製品の口当たりを良くするための礎を築く。
さらに、本願の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第一実施例に基づいて、圧力鍋のとろ火煮込み制御方法の第八実施例を提案する。第八実施例において、前記降圧排気段階は以下のステップを含む、
前記圧力鍋の圧力弁を第四既定時間帯内に常圧まで間欠的に排気するように制御する。第四既定時間帯は10minである。
降圧排気段階において、圧力鍋の圧力弁は間欠的に排気できる。間欠排気の第四既定時間帯は10minであり、10minで圧力鍋の内部圧力を外部環境の圧力と同じくなるまで下げるように制御するか、或いは圧力鍋の内部圧力を常圧に下げるように制御する。
本実施例では、前記圧力鍋の圧力弁を第四既定時間帯内に常圧まで間欠的に排気するように制御する。第四既定時間帯は10minである。このため、排気段階で肉スープの風味を保てる。
図4を参照し、図4は本願の実施例の方法に関わるハードウェア運転環境の機器構造模式図である。
図4に示すように、本願はさらに圧力鍋を提案する。当該圧力鍋は、プロセッサー1001(例えばCPU)、メモリー1005、通信バス1002を含んでもよい。その中で、通信バス1002はプロセッサー1001とメモリー1005との間の接続や通信を実現するためのものである。メモリー1005は高速RAMメモリーであってもよく、安定したメモリー(non−volatile memory)、例えば磁気ディスクメモリーでもよい。好ましくは、メモリー1005は前記プロセッサー1001とは独立した記憶装置でもよい。
好ましくは、当該圧力鍋はさらにユーザインタフェース、ネットワークインターフェース、RF(Radio Frequency,無線周波数)回路、センサー等を含んでも良い。ユーザインタフェースはディスプレイ(Display)、入力手段(例えば圧力鍋の制御パネル上に取り付けられるキーボード(Keyboard))を含んでもよい。好ましくは、ユーザインタフェースはさらに標準の有線インタフェース、無線インターフェースを含んでもよい。好ましくは、ネットワークインターフェースは標準の有線インタフェース、無線インタフェース(例えばWI−FIインタフェース)を含んでも良い。
当業者にとって、図4に示す圧力鍋の構造は本願の圧力鍋に対する限定を構成せず、図示より多い或いは少ない部品を含んでもよく、或いは一部の部品を組み合わせたり、異なる部品の配置をしてもよいことは、理解できるであろう。
図4に示すように、一種の計算機記憶媒体としてのメモリー1005の中には、オペレーティングシステム、ネットワーク通信モジュール、及び圧力鍋のとろ火煮込み制御プログラムを含んでも良い。オペレーティングシステムは圧力鍋のハードウェアとソフトウェアリソースを管理及びコントロールするためのプログラムであり、圧力鍋のとろ火煮込みプログラム及び他のソフトウェア及び/又はプログラムの実行をサポートする。ネットワーク通信モジュールはメモリー1005の内部の各構成部品の間の通信、及び圧力鍋の中の他のハードウェア及びソフトウェアとの間の通信を実現するためのものである。
図4に示す圧力鍋において、前記圧力鍋のとろ火煮込み制御方法は以下のとろ火煮込み段階、即ち、予熱昇温段階、中高温維持段階、高圧維持段階、降圧排気段階を含む。プロセッサー1001はメモリー1005の中に記憶されている圧力鍋のとろ火煮込み制御プログラムを実行するためのものであり、圧力鍋の中高温維持段階において、
前記圧力鍋の圧力弁を開くように制御して、圧力鍋を非閉鎖状態にするステップと、
前記圧力鍋の非閉鎖状態において、第一既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第一既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を前記第一既定温度に維持するステップを実現する。
さらに、前記圧力鍋はさらにエアポンプを含み、前記圧力鍋の圧力弁を開くように制御して、圧力鍋を非閉鎖状態にする前記ステップは、
前記圧力鍋のエアポンプを起動するように制御して、外部環境の空気を圧力鍋内に吸い込んで、圧力鍋を非閉鎖状態にすることを含む。
さらに、前記第一既定温度の範囲は70℃〜90℃で、第一既定時間帯の範囲は10〜40minで、前記エアポンプにより空気を吸い込む流速の範囲は10〜100L/minである。
さらに、前記予熱昇温段階は、
第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第二既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を第二既定温度に上昇させることを含む。第二既定加熱パワーの調節範囲は圧力鍋の最大パワー或いは定格パワーの10/16〜16/16である。
さらに、第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御する前記ステップの前に、
入力された肉製品の種類に基づいて前記第二既定加熱パワーを選択するように前記圧力鍋を制御するステップを含む。
さらに、前記中高温維持段階において、前記圧力鍋の圧力弁を開き、
前記高圧維持段階は、
前記圧力鍋の圧力弁を閉じるように制御して、且つ、第三既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御することで、前記圧力鍋の内部温度を第三既定温度に上昇させて且つ維持することを含む。第三既定温度の範囲は110〜120℃である。
尚、前記高圧維持段階はさらに、
第三既定時間帯内に前記圧力鍋の内部を既定気圧に維持するように制御することを含む。前記既定気圧の範囲は50〜70kPaで、第三既定時間帯の範囲は10〜40minである。
さらに、前記降圧排気段階は、
前記圧力鍋の圧力弁を第四既定時間帯内に常圧まで間欠的に排気するように制御することを含む。第四既定時間帯は8〜15minである。
以上は本願の好ましい実施例にすぎず、それによって本願の保護範囲を制限するわけではない。本願の明細書及び図面の内容を利用してなされた等価構造或いは等価流れ変換、或いは直接または間接的な他の関連する技術分野への応用は、同じ理由で本願の特許の保護範囲に含まれる。

Claims (17)

  1. 圧力鍋のとろ火煮込み制御方法であって、前記圧力鍋は圧力弁を含み、前記圧力鍋のとろ火煮込み制御方法は、予熱昇温段階、中高温維持段階、高圧維持段階、降圧排気段階のとろ火煮込み段階を含み、
    前記中高温維持段階は、
    前記圧力鍋の前記圧力弁を開くように制御して、前記圧力鍋を非閉鎖状態にするステップと、
    前記圧力鍋の前記非閉鎖状態において、第一既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第一既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を第一既定温度に維持するステップと、を含み、
    前記中高温維持段階から前記高圧維持段階に移行した場合において、前記高圧維持段階は、
    前記圧力鍋の前記圧力弁を閉じるように制御して、前記圧力鍋を閉鎖状態にするステップを含む、
    圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  2. 前記圧力鍋はさらにエアポンプを含み、前記圧力鍋の圧力弁を開くように制御して、圧力鍋を非閉鎖状態にする前記ステップは、
    前記圧力鍋のエアポンプを起動するように制御して、外部環境の空気を圧力鍋内に吸い込んで、圧力鍋を非閉鎖状態にすることを含む請求項1に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  3. 前記予熱昇温段階は、
    第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第二既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を第二既定温度に上昇させることを含み、第二既定加熱パワーの調節範囲は圧力鍋の最大パワー或いは定格パワーの10/16〜16/16である請求項2に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  4. 前記中高温維持段階において、前記圧力鍋の圧力弁を開き、
    前記高圧維持段階は、
    前記圧力鍋の圧力弁を閉じるように制御して、且つ、第三既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御することで、前記圧力鍋の内部温度を第三既定温度に上昇させて且つ維持することを含み、第三既定温度の範囲は110〜120℃である請求項2に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  5. 前記第一既定温度の範囲は70℃〜90℃で、第一既定時間帯の範囲は10〜40minで、前記エアポンプにより空気を吸い込む流速の範囲は10〜100L/minである請求項2に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  6. 前記予熱昇温段階は、
    第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第二既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を第二既定温度に上昇させることを含み、第二既定加熱パワーの調節範囲は圧力鍋の最大パワー或いは定格パワーの10/16〜16/16である請求項5に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  7. 前記中高温維持段階において、前記圧力鍋の圧力弁を開き、
    前記高圧維持段階は、
    前記圧力鍋の圧力弁を閉じるように制御して、且つ、第三既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御することで、前記圧力鍋の内部温度を第三既定温度に上昇させて且つ維持することを含み、第三既定温度の範囲は110〜120℃である請求項5に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  8. 前記予熱昇温段階は、
    第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御して、第二既定時間帯内で前記圧力鍋の内部温度を第二既定温度に上昇させることを含み、第二既定加熱パワーの調節範囲は圧力鍋の最大パワー或いは定格パワーの10/16〜16/16である請求項1に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  9. 前記中高温維持段階において、前記圧力鍋の圧力弁を開き、
    前記高圧維持段階は、
    前記圧力鍋の圧力弁を閉じるように制御して、且つ、第三既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御することで、前記圧力鍋の内部温度を第三既定温度に上昇させて且つ維持することを含み、第三既定温度の範囲は110〜120℃である請求項8に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  10. 第二既定加熱パワーで加熱するように前記圧力鍋の加熱体を制御する前記ステップの前に、
    入力された肉製品の種類に基づいて前記第二既定加熱パワーを選択するように前記圧力鍋を制御することを含む請求項8に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  11. 前記中高温維持段階において、前記圧力鍋の圧力弁を開き、
    前記高圧維持段階は、
    前記圧力鍋の圧力弁を閉じるように制御して、且つ、第三既定加熱パワーで加熱させるように前記圧力鍋の加熱体を制御することで、前記圧力鍋の内部温度を第三既定温度に上昇させて且つ維持することを含み、第三既定温度の範囲は110〜120℃である請求項1に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  12. 前記高圧維持段階はさらに、
    第三既定時間帯内に前記圧力鍋の内部を既定気圧に維持するように制御することを含み、前記既定気圧の範囲は50〜70kPaで、第三既定時間帯の範囲は10〜40minである請求項11に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  13. 前記降圧排気段階は、
    前記圧力鍋の圧力弁を第四既定時間帯内に常圧まで間欠的に排気するように制御することを含み、第四既定時間帯は8〜15minである請求項1に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  14. 前記第一既定温度の範囲は70℃〜90℃である請求項1〜13の何れか一つに記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法。
  15. メモリー、プロセッサー、通信バス及び前記メモリーに記憶されている圧力鍋のとろ火煮込み制御プログラムを含む圧力鍋であって、
    前記通信バスはプロセッサーとメモリーとの間の通信接続を実現するためのものであり、
    前記プロセッサーは前記圧力鍋のとろ火煮込み制御プログラムを実行して、請求項1に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法のステップを実現するためのものである圧力鍋。
  16. メモリー、プロセッサー、通信バス及び前記メモリーに記憶されている圧力鍋のとろ火煮込み制御プログラムを含む圧力鍋であって、
    前記通信バスはプロセッサーとメモリーとの間の通信接続を実現するためのものであり、
    前記プロセッサーは前記圧力鍋のとろ火煮込み制御プログラムを実行して、請求項2に記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法のステップを実現するためのものである圧力鍋。
  17. 圧力鍋のとろ火煮込み制御プログラムが記憶されており、前記圧力鍋のとろ火煮込み制御プログラムがプロセッサーにより実行された時に請求項1〜8の何れか一つに記載の圧力鍋のとろ火煮込み制御方法のステップを実現する計算機読み取り可能な記憶媒体。
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