JP6907732B2 - 粘着剤用組成物、粘着剤、および粘着シート - Google Patents

粘着剤用組成物、粘着剤、および粘着シート Download PDF

Info

Publication number
JP6907732B2
JP6907732B2 JP2017113088A JP2017113088A JP6907732B2 JP 6907732 B2 JP6907732 B2 JP 6907732B2 JP 2017113088 A JP2017113088 A JP 2017113088A JP 2017113088 A JP2017113088 A JP 2017113088A JP 6907732 B2 JP6907732 B2 JP 6907732B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
pressure
sensitive adhesive
adhesive
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017113088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018203938A (ja
Inventor
良樹 伊藤
良樹 伊藤
東本 徹
徹 東本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arakawa Chemical Industries Ltd filed Critical Arakawa Chemical Industries Ltd
Priority to JP2017113088A priority Critical patent/JP6907732B2/ja
Publication of JP2018203938A publication Critical patent/JP2018203938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6907732B2 publication Critical patent/JP6907732B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

本発明は粘着剤用組成物、粘着剤、および粘着シートに関するものである。
偏向板、位相差板、ディスプレイ用のレンズフィルム等の光学部材の表面の汚れや傷付きを防止する目的で、表面保護フィルムなどの粘着シートが広く利用されている。粘着シートは、基材シートに微粘着力の粘着剤層を設けた構成を有する。
前記粘着シートの粘着剤としては、主に、アクリル系粘着剤とウレタン系粘着剤とがある。アクリル系粘着剤は被着体への密着性、凹凸追随性に優れているが、粘着層自体の凝集力の不足から、貼付後の時間の経過に伴って、著しく粘着力が増加したり、剥離後に糊残りが起こることがあった。これに対してウレタン系粘着剤は、被着体への密着性、凹凸追随性に優れ、さらに貼付後の粘着力変化が少なく、剥離後の糊残りにも優れる。
前記ウレタン粘着剤とは、末端に水酸基を有するウレタンポリオールとポリイソシアネートとの二液性の粘着剤のことで、ウレタンポリオールとポリイソシアネートが架橋することによって粘着特性が発現する。ウレタンポリオールは、ポリオールとポリイソシアネートの反応物であり、通常、ポリオールとしてはポリエーテルポリオール、及びポリエステルポリオールなどが用いられ、その中でも3官能のポリエーテルポリオールが用いられることが多い(特許文献1、2)。
特開2006−182795号公報 特開2015−7226号公報
従来、ウレタンポリオールの合成触媒には、環境への悪影響が指摘されているジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズジラウレートなどのスズ系化合物が使用されており、該ウレタンポリオールを含む粘着剤や粘着シートにおいては、含まれるスズ系化合物による環境への影響が懸念されていた。そのため、最近ではスズ系化合物の代替となる合成触媒が求められているが、本発明者が検討したところ、合成触媒に非スズ系化合物を使用してウレタンポリオールを合成したとき、特に3官能以上のポリオールを原料に用いた場合に、合成時にゲル化又は白濁することがあった。そして、ウレタンポリオールがゲル化又は白濁すれば、それを含む粘着剤は基材シート等に塗工できない、又は該粘着剤の透明性が低下する問題があった。
本発明は、3官能以上のポリオールを原料に用いた場合でも、ゲル化又は白濁しないウレタンポリオールを含み、かつ、スズ含有量が極めて少量である粘着剤用組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、所定のウレタンポリオールを含む粘着剤用組成物によって、前記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させた。即ち本発明は、以下の粘着剤用組成物、粘着剤及び粘着シートに関する。
1.3官能ポリエーテルポリオール(x1)を含むポリオール(x)とポリイソシアネート(y)との反応物であるウレタンポリオール(X)を含み、かつ、スズ元素の含有量が0.001重量%未満である、粘着剤用組成物。
2.3官能ポリエーテルポリオール(x1)を含むポリオール(x)とポリイソシアネート(y)とを遷移金属のキレート錯体(z)存在下で反応させてなるウレタンポリオール(X)を含み、かつ、スズ元素の含有量が0.001重量%未満である、前記項1に記載の粘着剤用組成物。
3.(x)成分における(x1)成分の含有量が60〜100重量%である、前記項1または2に記載の粘着剤用組成物。
4.(x1)成分が、3官能のポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物である、前記項1〜3に記載の粘着剤用組成物。
5.(X)成分の重量平均分子量が30000〜300000である、前記項1〜4のいずれかに記載の粘着剤用組成物。
6.(z)成分の遷移金属が、鉄、チタン及びジルコニウムからなる群より選択される少なくとも1種である、前記項1〜5のいずれかに記載の粘着剤用組成物。
7.(x)成分に対して、(z)成分が0.001〜1重量%である、前記項1〜6のいずれかに記載の粘着剤用組成物。
8.前記項1〜7のいずれかに記載の粘着剤用組成物とポリイソシアネート(Y)を含む粘着剤。
9.基材と、前記項8に記載の粘着剤の硬化物からなる粘着層を含む、粘着シート。
本発明の粘着剤用組成物は、スズ含有量が極めて少量であるため、環境に配慮したものとなっている。また、該組成物は、ゲル化又は白濁していないので、透明性が良好であり、基材シート等に容易に塗工できる粘着剤を得ることができる。
本発明の粘着剤は、前記粘着剤用組成物を含むため、スズ含有量が極めて少量で環境に配慮したものであり、また透明性や粘着特性に優れている。本発明の粘着シートは、該粘着剤から得られるため、同様に環境に配慮したもので、優れた透明性、粘着特性を有するため、光学部材の表面を汚れや傷から保護する粘着シートとして好適である。
本発明の粘着剤用組成物(以下、組成物)は、3官能ポリエーテルポリオール(x1)(以下、(x1)成分)を含むポリオール(x)(以下、(x)成分)とポリイソシアネート(y)(以下、(y)成分)との反応物であるウレタンポリオール(X)(以下、(X)成分)を含み、かつ、スズ元素の含有量が0.001重量%未満である、ことを特徴とする。
(x)成分は、(x1)成分を含むポリオールである。(x1)成分は、3官能のポリエーテルポリオールであれば、特に限定されず各種公知のものを用いることができる。具体的には、例えば活性水素基を3つ有する活性水素含有化合物を開始剤として用い、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、オキセタン、ブチレンオキサイド、テトラヒドロフラン等の含酸素環状化合物を開環重合させて得られる化合物が挙げられる。該活性水素含有化合物としては、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリエタノールアミン等が挙げられる。該含酸素環状化合物を開環重合させて得られる化合物としては、例えば、該活性水素含有化合物から得られる3官能のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物、ポリテトラメチレングリコール等が挙げられる。これらは一種を単独でまたは二種以上を併用できる。その中でも、(y)成分との反応性が高く、後述の粘着剤で優れた粘着特性が得られる点で、3官能のポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物が好ましい。また、(X)成分の合成においてゲル化又は白濁を抑制できる点から、(x1)成分の数平均分子量は2000〜7000(ゲルパーメーションクロマトグラフ法によるポリスチレン換算値、以下、数平均分子量という場合は同様である)が好ましい。(x)成分における(x1)成分の含有量は、特に限定されないが、後述の粘着剤において優れた粘着特性が得られる点で、通常60〜100重量%程度、好ましくは70〜100重量%程度であればよい。
(x1)成分の市販品としては、アデカポリエーテルG−300、G−400、G−700、G−1500、G−3000B、G−4000、AM−302、AM−502、AM−702、GM−30、GR−2505、GR−3308(ADEKA製)、サンニックスGP−250、GP−400、GP−600、GP−1000、GP−1500、GP−3000、GP−4000(三洋化成製)、ユニオックスG−450、G−750、ユニオールTG−330、TG−1000R、TG−3000、TG−4000(日油製)などが挙げられる。これらは一種を単独でまたは二種以上を併用できる。これらの中でも、(X)成分の合成においてゲル化又は白濁を抑制でき、後述の粘着剤において優れた粘着特性が得られる点から、アデカポリエーテルAM−302、AM−502、AM−702が好ましい。
(x)成分には、必要に応じて(x1)成分以外のポリオール(x2)(以下、(x2)成分とする)を含めてもよい。(x2)成分は、特に限定されず各種公知のポリオールを用いることができる。具体的には、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリブタジエンポリオール、アクリルポリオール等が挙げられる。これらの中で、(x1)成分との相溶性に優れ、(X)成分の合成においてゲル化又は白濁を抑制できる点で、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールが好ましい。(x)成分における(x2)成分の含有量は、特に限定されないが、(X)成分の合成においてゲル化又は白濁を抑制できる点から、通常0〜40重量%程度、好ましくは0〜30重量%程度であればよい。
(x2)成分のポリエーテルポリオールは、(x1)成分以外のポリエーテルポリオールであり、2官能または4官能以上のポリエーテルポリオールである。具体的には、例えば活性水素基を2つまたは4つ以上有する活性水素含有化合物を開始剤として用い、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、オキセタン、ブチレンオキサイド、テトラヒドロフラン等の含酸素環状化合物を開環重合させて得られる化合物が挙げられる。該活性水素基を2つ有する活性水素含有化合物としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ビスフェノールA等が挙げられ、該活性水素基を4つ以上有する活性水素含有化合物としては、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、エチレンジアミン、ソルビトール等が挙げられる。該含酸素環状化合物を開環重合させて得られる化合物としては、該活性水素含有化合物から得られる2官能または4官能以上のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物、ポリテトラメチレングリコール等が挙げられる。これらは一種を単独でまたは二種以上を併用してもよい。これらの中でも、(X)成分の合成においてゲル化又は白濁を抑制できる点から、2官能のポリエーテルポリオールが好ましく、また(y)成分との反応性が優れる点から、第1級水酸基を有するものがより好ましく、2官能のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物、ポリテトラメチレングリコールなどが特に好ましい。該ポリエーテルポリオールの数平均分子量は、特に限定されないが、(X)成分の合成においてゲル化を抑制しながら高分子量化できる点から、数平均分子量が700〜5,000程度のものが好ましく、同様の点から1,000〜4,000程度がより好ましい。
(x2)成分のポリエーテルポリオールの市販品としては、アデカポリエーテルP−400、P−700、P−1000、P−2000、P−3000、BPX−11、BPX−21、BPX−33、BPX−55、BPX−2000、EDP−300、EDP−450、EDP−1100、SP−600、SC−800、SC−1000、BM−34,BM−54,CM−252、CM−294、CM−381、PR−3005、PR−3007、PR−5007(ADEKA製)、サンニックスPP−200、PP−400、PP−600、PP−950、PP−1000、PP−1200、PP−2000、PP−3000、PP−4000(三洋化成製)、PTMG 650、PTMG 850、PTMG 1000、PTMG 1300、PTMG 1500、PTMG 1800、PTMG 2000、PTMG 3000(三菱化学製)、PEG#200、#1000、#2000、#4000、#6000(日油製)、ユニオールD−400、D−1000、D−2000、D−4000、HS−1600D、PB−500、PB−700、PB−1000、PB−2000(日油製)、ユニルーブDGP−700、5TP−300KB、70DP−600B,70DP−950B(日油製)、プロノン#102、#104、#201、#202B、#204、#208(日油製)等が挙げられる。
(x2)成分のポリエステルポリオールとしては、2官能以上のポリエステルポリオールであれば、各種公知のものを用いることができる。酸成分としてアジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸等が挙げられ、アルコール成分としてエチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ブチルエチルプロパンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。その他、ポリカプロラクトン、ポリ(β−メチル−γ−バレロラクトン)、ポリバレロラクトン等のラクトン類を開環重合して得られるポリエステルポリオール等も挙げられる。これらは一種を単独でまたは二種以上を併用してもよい。該ポリエステルポリオールの数平均分子量は、特に限定されないが、(X)成分の合成においてゲル化又は白濁を抑制しながら高分子量化できる点から、700〜5,000程度のものが好ましく、同様の点で1,000〜4,000程度がより好ましい。
(x2)成分のポリエステルポリオールの市販品としては、クラレポリオールP−510、P−1010、P−2010、P−3010、P−4010、P−5010、P−6010、F−510、F−1030、F−2010、F−3010、P−2011、P−520、P−1020、P−2020、P−1021、P−2012、P−530、P−2030、P−2050(クラレ製)、ポリライトOD−X−2251、OD−X−2523、OD−X−2547、OD−X−2555、OD−X−2420、OD−X−2692、OD−X−2586、OD−X−102、OD−X−668、OD−X−2420、OD−X−2068、OD−X−2108、OD−X−688、OD−X−2155、OD−X−640、OD−X−2722(DIC製)、プラクセル205、プラクセル208、プラクセル210、プラクセル212、プラクセル220、プラクセル230、プラクセル240、プラクセル303、プラクセル305、プラクセル308、プラクセル309、プラクセル312、プラクセル320、プラクセル410(ダイセル製)等が挙げられる。
本発明では、必要に応じて(x2)成分の一部をエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、2−メチル1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ブチルエチルプロパンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ダイマージオール、ヒマシ油ポリオール等の低分子ポリオール類、エチレンジアミン、N−アミノエチルエタノールアミン、イソホロンジアミン、キシリレンジアミン等の多価アミン類に置き換えて併用することもできる。
(y)成分は、ポリイソシアネートであれば、特に限定されず各種公知のものを用いることができる。具体的には、例えば、キシリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,3−ビスイソシアナトメチルシクロヘキサン、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の脂肪族又は脂環式ジイソシアネートなどが挙げられ、これらは一種を単独でまたは二種以上を併用してもよい。(y)成分の市販品としては、HDI、TDI、MDI(東ソー製)、タケネート500、タケネート600(三井化学製)等が挙げられる。これらの中でも、後述の粘着剤において優れた粘着特性が得られる点から、脂肪族又は脂環式ジイソシアネートを用いることが好ましい。また、(y)成分には、前記ジイソシアネートのアロファネート体、アダクト体、ビュウレット体、イソシアヌレート体等も併用することができる。(y)成分の使用量は、特に限定されないが、(X)成分の合成においてゲル化又は白濁を抑制できる点から、(x)成分の水酸基と(y)成分のイソシアネート基とのモル比(OH/NCO)が、0.5〜0.8程度が好ましく、同様の点から0.6〜0.8程度がさらに好ましい。
本発明の組成物は、(X)成分の合成触媒として、遷移金属のキレート錯体(z)(以下、(z)成分とする)を使用することが好ましい。従来、ウレタン合成触媒としては、2−エチルヘキサン酸スズ、2−エチルヘキサン酸ビスマス、2−エチルヘキサン酸アルミニウム、アルミニウムアセチルアセトネート等の典型金属系化合物、2−エチルヘキサン酸鉄、2−エチルヘキサン酸チタン、2−エチルヘキサン酸ジルコニウム、2−エチルヘキシル酸コバルト、ナフテン酸ジルコニウム等の遷移金属系非キレート化合物、トリエチレンジアミンなどのアミン系化合物が知られている。しかし、一部のスズ系化合物を除く該典型金属系化合物、遷移金属系非キレート化合物、及びアミン系化合物を触媒に用いた場合は、3官能以上のポリオールを多く用いて(X)成分を合成する場合に、ゲル化又は白濁しやすくなる。詳細は不明だが、該触媒が水酸基とイソシアネートとの反応(ウレタン化)以外にも、水とイソシアネートとの副反応(ウレア化)も活性化させることが原因と推定される。本発明の組成物では、(X)成分の合成触媒に(z)成分を用いることで、該副反応を抑制でき、ゲル化又は白濁を抑制することができると推定される。
(z)成分としては、遷移金属のキレート錯体であれば、特に限定されず各種公知のものを用いることができる。遷移金属としては、例えば、スカンジウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、イットリウム、ジルコニウム等が挙げられ、キレート配位子としては、例えば、アセチルアセトン等のβ−ジケトン化合物、アセト酢酸エチル等のケトエステル化合物、トリエタノールアミン等のヒドロキシアミン化合物、オクタンジオール等のグリコール化合物、乳酸等のヒドロキシカルボン酸、ジアセトンアルコール等のケトアルコール等が挙げられる。(z)成分の具体例としては、例えば、チタンテトラアセチルアセトネート、チタンジイソプロポキシビス(アセチルアセトネート)、チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)、チタニウムジ−2−エチルヘキソキシビス(2−エチル−3−ヒドロキシヘキソキシド)、ジルコニウムテトラアセチルアセトネート、ジルコニウムトリブトキシモノアセチルアセトネート、バナジルアセチルアセトネート、クロムアセチルアセトネート、マンガンアセチルアセトネート、鉄アセチルアセトネート、ニッケルアセチルアセトネート、コバルトアセチルアセトネート、銅アセチルアセトネート等が挙げられ、これらは一種を単独で又は二種以上を併用してもよい。(z)成分の市販品としては、オルガチックスTC−100、TC−401、TC−710、TC−201、TC−750、ZC−150、ZC−540、ZC−580(マツモトファインケミカル製)、ナーセムクロム、ナーセム第二コバルト、ナーセム銅、ナーセム第二鉄、ナーセムニッケル、ナーセムバナジル、ナーセムジルコニウム、ナーセムチタン(日本化学産業製)等が挙げられる。これらの中でも、(x)成分との相溶性が良い点から、チタン、ジルコニウム、および鉄のアセチルアセトネート錯体が好ましく、触媒活性が高い点から、鉄アセチルアセトネートが特に好ましい。(z)成分の使用量は、特に限定されないが、後述の重合反応が制御しやすい点から、(x)成分に対して通常0.001〜1重量%程度、好ましくは0.001〜0.5重量%程度である。
(X)成分は、前記(x)成分〜(z)成分を配合して、重合反応することで製造できる。前記各成分の配合方法は、特に限定されず、どの成分から混合しても良い。また、必要に応じ、重合反応時に一種以上の溶剤を用いることができる。溶剤としては公知のものを使用でき、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、キシレン、およびアセトン等が挙げられる。この中でも、(X)成分の溶解性、溶剤の沸点、並びに(X)成分の合成においてゲル化又は白濁を抑制できる点から、メチルエチルケトン、トルエン、酢酸エチルなどが好ましい。該溶剤の使用量は特に限定されないが、(X)成分の合成においてゲル化又は白濁を抑制できる点から、(x)、(y)、(z)成分の合計量に対して20〜200重量%が好ましく、同様の点から50〜100重量%が好ましい。重合温度は、重合反応の制御の点から40〜100℃が好ましく、同様の点で60〜85℃が好ましい。また、重合時間は1時間〜8時間程度が好ましい。
(X)成分の重量平均分子量(Mw)(ゲルパーメーションクロマトグラフ法によるポリスチレン換算値、以下、重量平均分子量という場合は同様である)は、特に限定されないが、通常30000〜300000、好ましくは40000〜250000、より好ましくは50000〜200000である。該重量平均分子量(Mw)が適切な範囲にあることで、後述の粘着剤において良好な塗工性が得やすい。また、(X)成分の水酸基価(JIS K0070。以下、水酸基価というときは同様。)は、特に限定されないが、該粘着剤において適度な粘着力が得られる点から、10〜40mgKOH/gが好ましく、同様の点から15〜30mgKOH/gがより好ましい。
本発明の組成物は、スズ元素の含有量が通常0.001(10ppm)重量%未満、好ましくは1ppm未満、より好ましくは実質的にスズ元素を含まないことを特徴とする。本発明の組成物は、(z)成分でスズ系化合物ではない遷移金属のキレート錯体を使用した場合には、検出可能なスズは存在せず、実質的にスズ元素を含まないものとなる。本発明の組成物は、スズが極めて少量又は実質的に含まないので、環境に配慮したものとなる。
本発明の組成物は、ゲル化又は白濁していないので、ヘイズが低く透明性が良好である。そのため、組成物を含む後述の粘着剤も透明性が良好になり、光学用途において好ましいものとなる。
本発明の組成物には、必要に応じて溶剤を含んでもよい。該溶剤は、特に限定されないが、(X)成分の合成時に使用した前記溶剤をそのまま含んでいてもよい。該溶剤の含有量も特に限定されないが、(X)成分の合成時での前記溶剤使用量であるのがよい。
本発明の粘着剤(以下、粘着剤とする)は、特に限定されないが、前記組成物とポリイソシアネート(Y)(以下、(Y)成分とする)とを含有する。
(Y)成分としては、前記(y)成分のポリイソシアネート、及び該ポリイソシアネート化合物のアロファネート体、アダクト体、ビュウレット体、またはイソシアヌレート体等が挙げられる。(Y)成分の市販品としては、コロネートHX、コロネートHXR、コロネートHXLV、コロネートHK,コロネート2715、コロネートHL、コロネートL,コロネート2037(東ソー製)、デュラネート24A−100、TPA−100、TKA−100、P301−75E、タケネートD−110N、D−120N、D−127N、D−140N、D−160N、D15N、D−170N、D−170HN、D−172N、D−177N、D−178N、D−101E(三井化学製)等が挙げられ、これらは一種を単独でまたは二種以上を併用してもよい。これらの中で、粘着剤の硬化性の点から3官能以上が好ましく、中でもアダクト体、イソシアヌレート体が好ましい。(Y)成分の配合量は、粘着剤の糊残りを抑制できる点から、組成物中の(X)成分100重量部に対して1〜30重量部であることが好ましく、同様の点から5〜20重量部がより好ましい。
本発明の粘着剤には、必要に応じて、粘着剤の濡れ性を向上させることを目的に可塑剤を含んでもよい。可塑剤としては、特に限定されないが、エポキシ化脂肪酸エステル化合物、ポリエーテルエステル化合物、リン酸エステル化合物、脂肪酸エステル化合物、脂環式エステル化合物、芳香族エステル化合物などが挙げられ、これらは一種を単独でまたは二種以上を併用してもよい。その中でも、(X)成分との相溶性が高い点から、エポキシ化脂肪酸エステル化合物、ポリエーテルエステル化合物、リン酸エステル化合物が好ましい。
前記可塑剤の配合量は、粘着剤の濡れ性と低汚染性が両立できる点から、組成物中の(X)成分100重量部に対して10〜100重量部であることが好ましく、同様の点で20〜50重量部がより好ましい。
本発明の粘着剤には、その他、粘着剤の硬化を損なわない範囲で、必要に応じて一種以上の他の任意成分を含めることが出来る。他の任意成分としては、触媒、ウレタンポリオール以外の樹脂、溶剤、充填剤、着色剤、消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、防錆剤、レベリング剤、導電剤等の添加剤を配合しても良い。
前記酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤およびアミン系酸化防止剤等のラジカル連鎖禁止剤;硫黄系酸化防止剤およびリン系酸化防止剤等の過酸化物分解剤等が挙げられる。市販品としては、アデカスタブAO−20、AO−30、AO−40,AO−50、AO−60、AO−80、AO−330、PEP−8、PEP−36、HP−10、AO−412S,AO−503(ADEKA製)等が挙げられる。
前記紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、シュウ酸アニリド系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤、およびトリアジン系紫外線吸収剤等が挙げられる。市販品としては、アデカスタブLA−24、LA−29、LA−31G、LA−32、LA−36、LA−46、LA−F70(ADEKA製)等が挙げられる。
前記光安定剤としては、ヒンダードアミン系光安定剤等が挙げられる。市販品としては、アデカスタブLA−52、LA−57、LA−63P、LA−68、LA−72、LA−77Y、LA−77G、LA−81(ADEKA製)等が挙げられる。
前記導電剤としては、界面活性剤、アルカリ金属塩、イオン液体、金属酸化物、導電性高分子等が挙げられる。
本発明の粘着剤は、スズ元素が極めて少量又は実質的に含まない前記組成物から得られるので、環境に配慮したものとなる。また該粘着剤は、透明性や粘着特性が良好であり、糊残りが少ない特徴を有する。
本発明の粘着シートは、基材と、前記粘着剤の硬化物からなる粘着層を含む。基材としては特に制限されず、樹脂シート、フィルム、紙、および金属箔等が挙げられる。粘着層は、例えば、基材となるシートの片面または両面に積層することができる。また、基材は、これら基材の少なくとも一方の面に任意の1つ以上の層が積層された積層シートであってもよい。基材の粘着層を形成する側の面には、必要に応じて、コロナ放電処理およびアンカーコート剤塗布等の易接着処理が施されていてもよい。
前記樹脂シートの構成樹脂としては特に制限されず、ポリエチレンテレフタレート(PET)等エステル系樹脂;ポリエチレン(PE)およびポリプロピレン(PP)等のオレフィン系樹脂;ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂;ナイロン66等のアミド系樹脂;ウレタン系樹脂(発泡体を含む);これらの組合せ等が挙げられる。該樹脂シートの厚みは特に制限されず、好ましくは15〜300μmである。 前記紙としては特に制限されず、普通紙、コート紙、およびアート紙等が挙げられる。前記金属箔の構成金属としては特に制限されず、アルミニウム、銅、およびこれらの組合せ等が挙げられる。
本発明の粘着シートは、公知方法にて製造することができる。はじめに、基材の表面に本発明の粘着剤を塗工して、本発明の粘着剤からなる塗工層を形成する。塗布方法は公知方法を適用でき、ロールコーター法、コンマコーター法、ダイコーター法、リバースコーター法、シルクスクリーン法、およびグラビアコーター法等が挙げられる。 次に、塗工層を乾燥および硬化して、本発明の粘着剤の硬化物からなる粘着層を形成する。加熱乾燥温度は特に制限されず、60〜150℃程度が好ましい。粘着層の厚み(乾燥後の厚み)は用途によって異なるが、好ましくは1〜200μmである。
本発明の粘着シートは、テープ、ラベル、シール、および両面テープ等の形態で、使用することができる。本発明の粘着シートは、透明性、低汚染性、軽剥離などの粘着特性に優れるため、表面保護シート、化粧用シート、および滑り止めシート等として好適に使用される。 本発明の粘着シートは、透明性にも優れるため、フラットパネルディスプレイおよびタッチパネルディスプレイ、並びに、これらの製造工程で製造または使用される基板および光学部材等の表面保護シートとして好適に用いられる。
以下に実施例及び比較例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。各例中、特記しない限り、部及び%は重量基準である。
重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)法により測定した。測定条件は以下の通りとした。なお、Mwはいずれも、ポリスチレン換算値である。
(GPC測定条件)
機種 :製品名「HLC−8220」(東ソー製)
カラム :製品名「PLgel MIXED−C」(Agilent Technology製)×2本
展開溶媒、流量:テトラヒドロフラン、1.0mL/分
測定温度:40℃
検出器 :RI
標準:単分散ポリスチレン
実施例1 粘着剤用組成物の合成
撹拌器、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備え付けた4口フラスコに、ポリオールとしてアデカポリエーテルAM−302(3官能のポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物、数平均分子量3,000、(株)ADEKA製)750部とクラレポリオールP−1010(2官能のポリエステルポリオール、数平均分子量1,000、(株)クラレ製)250部、ポリイソシアネートとしてHDI(ヘキサメチレンジイソシアネート 東ソー(株)製)70部を加え、合成触媒としてオルガチックスTC−750(チタンエチルアセトアセテート マツモトファインケミカル(株)製)0.25部、溶剤としてトルエン476部とメチルエチルケトン237部を仕込み、75℃まで徐々に昇温し、4時間反応を行った。赤外吸収(IR)スペクトルにてイソシアネート基由来のピークの消滅を確認してから冷却し、ウレタンポリオールを含む透明溶液の粘着剤用組成物(不揮発分 60重量%)を得た。該ウレタンポリオールの重量平均分子量は39,000であった。
実施例2〜4、比較例1〜4
組成を表1のものに変更した以外は、実施例1と同様の手順で製造した。実施例2〜4では、実施例1と同様の透明溶液の粘着剤用組成物が得られた。比較例1〜3ではゲル化した該組成物が得られたので、含まれるウレタンポリオールの重量平均分子量は測定できず、比較例4では重合反応が起きなかった。
Figure 0006907732
表1中の略語及び注釈は、以下の通りである。
アデカポリエーテルAM−302:3官能のポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物、数平均分子量3000、(株)ADEKA製
クラレポリオールP−1010:2官能のポリエステルポリオール、数平均分子量1000、(株)クラレ製
PTMG1000:2官能のポリテトラメチレングリコール、数平均分子量1000、三菱ケミカル(株)製
HDI: ヘキサメチレンジイソシアネート 東ソー(株)製
タケネート600:1,3−ビスイソシアナトメチルシクロヘキサン 三井化学(株)製
オルガチックスTC―750:チタンエチルアセトアセテート、マツモトファインケミカル(株)製
オルガチックスZC−150:ジルコニウムテトラアセチルアセトネート、マツモトファインケミカル(株)製
ナーセム第二鉄: 鉄アセチルアセトネート、日本化学産業(株)製
スタノクト:2−エチルヘキサン酸スズ、分子量405.12、三菱ケミカル(株)製
ネオスタンU−600:2−エチルヘキサン酸ビスマス、日東化成(株)製
ヘキソエートジルコニウム:2−エチルヘキサン酸ジルコニウム、東栄加工(株)製
ナーセムアルミニウム:アルミニウムアセチルアセトネート、日本化学産業(株)製
1)キレート錯体ではない合成触媒。
2)遷移金属ではない合成触媒。
3)粘着剤用組成物のスズ元素含有量(%)={粘着剤用組成物に対する合成触媒のスズ系化合物の含有量(%)}×{スズ元素の原子量(118.71)}/{スズ系化合物の分子量}の式から算出した。
(粘着剤)
評価例1 粘着剤の合成
実施例1で得られた粘着剤用組成物167部(固形換算で100部)、ポリイソシアネートとしてコロネートHX(ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体 東ソー(株)製)10部、可塑剤としてアデカサイザーD−55(エポキシ化脂肪酸アルキルエステル (株)ADEKA製) 50部、酸化防止剤としてアデカスタブAO−60(フェノール系酸化防止剤 (株)ADEKA製)0.5部、および溶剤としてのメチルエチルケトン174部を配合し、粘着剤を得た。なお、溶剤を除く各材料の使用量は、固形分換算値を示す。
評価例2〜6
組成を表2のものに変更した以外は、評価例1と同様の手順で製造した。
基材シートとして、ポリエチレンテレフタレート(PET)シート(東レ社製「ルミラーT−60」、厚さ50μm)を用意した。バーコーターを用いて、基材シートの片面に、得られた粘着剤を、乾燥後厚みが10μmになるように塗工し、120℃で1分間乾燥して、粘着層を形成した。この粘着層の上に、厚さ38μmの剥離シート(リンテック社製「スーパーステックSP−PET38」)を貼着して、粘着シートを得た。得られた粘着シートを40℃の恒温槽内で1週間養生した後、粘着力および糊残りの評価に供した。
<粘着力>
25mm×80mmの試験片を準備する。23℃−50%RHの環境下で粘着剤層をガラス板に貼着し、2kgのローラーを1往復させる方式で圧着した。1時間後に300mm/minの引張速度で180°方向に引き剥がし、粘着力(単位:N/25mm)を測定した。
<再剥離性>
粘着シートをガラス板に貼着した後、60℃−90%RHの条件下に96時間放置した。その後、23℃−50%RHに取り出し30分間放置した後、再剥離性を目視で評価した。
評価基準は以下のとおりである。
○:ガラス板への粘着剤層移行がない。
△:ガラス板への粘着剤層移行が部分的にある。
×:ガラス板への粘着剤層が完全に移行している。
Figure 0006907732
表2中の略語及び注釈は、以下の通りである。
コロネートHX:ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体 東ソー(株)製
アデカサイザーD−55:エポキシ化脂肪酸アルキルエステル、(株)ADEKA製
アデカサイザーRS−700:ポリエーテルエステル、(株)ADEKA製
アデカスタブAO−60:フェノール系酸化防止剤、(株)ADEKA製





Claims (7)

  1. 3官能ポリエーテルポリオール(x1)を含むポリオール(x)とポリイソシアネート(y)とを遷移金属のキレート錯体(z)存在下で反応させてなるウレタンポリオール(X)を含み、かつ、スズ元素の含有量が0.001重量%未満であり、
    (x1)成分が、3官能のポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物である、
    粘着剤用組成物。
  2. (x)成分における(x1)成分の含有量が60〜100重量%である、請求項1に記載の粘着剤用組成物。
  3. (X)成分の重量平均分子量が30000〜300000である、請求項1または2に記載の粘着剤用組成物。
  4. (z)成分の遷移金属が、鉄、チタン及びジルコニウムからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜のいずれかに記載の粘着剤用組成物。
  5. (x)成分に対して、(z)成分が0.001〜1重量%である、請求項1〜のいずれかに記載の粘着剤用組成物。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の粘着剤用組成物とポリイソシアネート(Y)を含む粘着剤。
  7. 基材と、請求項に記載の粘着剤の硬化物からなる粘着層を含む、粘着シート。
JP2017113088A 2017-06-08 2017-06-08 粘着剤用組成物、粘着剤、および粘着シート Active JP6907732B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017113088A JP6907732B2 (ja) 2017-06-08 2017-06-08 粘着剤用組成物、粘着剤、および粘着シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017113088A JP6907732B2 (ja) 2017-06-08 2017-06-08 粘着剤用組成物、粘着剤、および粘着シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018203938A JP2018203938A (ja) 2018-12-27
JP6907732B2 true JP6907732B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=64955225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017113088A Active JP6907732B2 (ja) 2017-06-08 2017-06-08 粘着剤用組成物、粘着剤、および粘着シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6907732B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7464464B2 (ja) 2020-06-29 2024-04-09 アイカ工業株式会社 ウレタン粘着剤組成物及びこれを塗布した粘着フィルム
JP7142821B2 (ja) * 2020-06-30 2022-09-28 東洋インキScホールディングス株式会社 粘着剤、および粘着シート
JP6879414B1 (ja) * 2020-06-30 2021-06-02 東洋インキScホールディングス株式会社 粘着剤、および粘着シート

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4539081B2 (ja) * 2003-11-21 2010-09-08 東洋インキ製造株式会社 帯電防止ポリウレタン粘着剤及びその製造方法
JP2005154492A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Toyo Ink Mfg Co Ltd 帯電防止粘着フィルム及びその製造方法
JP2006182795A (ja) * 2004-12-24 2006-07-13 Mitsubishi Chemicals Corp ポリウレタン粘着剤組成物、及び粘着シート又は表面保護フィルム
JP2007119599A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Toyo Ink Mfg Co Ltd ウレタン粘着剤
CN104411795B (zh) * 2012-06-27 2016-03-23 株式会社寺冈制作所 粘合剂组合物及使用其的粘合带
EP2706075A1 (de) * 2012-09-11 2014-03-12 Sika Technology AG Struktureller Polyurethanklebstoff mit tiefer Glasübergangstemperatur
JP2014122285A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Panac Co Ltd 自己粘着性フィルム
JP6247936B2 (ja) * 2014-01-10 2017-12-13 日東電工株式会社 ウレタン系粘着剤およびそれを用いた表面保護フィルム
JP6609405B2 (ja) * 2014-08-26 2019-11-20 三星エスディアイ株式会社 粘着剤組成物、粘着剤層、粘着型光学フィルム、粘着型偏光板、および画像表示装置
CN104232004B (zh) * 2014-09-26 2017-05-17 南京汇鑫光电材料有限公司 一种聚氨酯压敏胶组合物及其制备方法和应用
JP6480176B2 (ja) * 2014-12-19 2019-03-06 ヘンケルジャパン株式会社 ウレタン粘着剤
JP6547358B2 (ja) * 2015-03-23 2019-07-24 東洋インキScホールディングス株式会社 フィルム用粘着剤および粘着シート
JP6528199B2 (ja) * 2015-05-01 2019-06-12 サイデン化学株式会社 マーキングフィルム用粘着剤組成物、その製造方法及びマーキングフィルム
WO2017047077A1 (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 東洋インキScホールディングス株式会社 ウレタン粘着剤、粘着シート、およびディスプレイ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018203938A (ja) 2018-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101096986B1 (ko) 우레탄 수지의 제조 방법 및 점착제
JP6480176B2 (ja) ウレタン粘着剤
JP6070633B2 (ja) 再剥離型ウレタン粘着剤組成物並びにこれを用いて得られる再剥離可能な粘着フィルム及び光学部品の表面保護用フィルム
JP5707715B2 (ja) ウレタン粘着剤
JP5194801B2 (ja) ウレタン樹脂の製造方法および粘着剤
JP6814781B2 (ja) 2液硬化型ウレタン粘着剤用主剤及び2液硬化型ウレタン粘着剤
JP6447083B2 (ja) 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物、接着剤及び積層体
JP6892412B2 (ja) 2液硬化型ウレタン粘着剤用主剤及び2液硬化型ウレタン粘着剤
JP6907732B2 (ja) 粘着剤用組成物、粘着剤、および粘着シート
JP2017222746A (ja) ウレタン粘着剤
CN103805119B (zh) 聚氨酯基压敏胶粘剂和使用所述压敏胶粘剂的表面保护膜
JP6747310B2 (ja) 粘着剤および粘着シート
TW201542602A (zh) 胺甲酸乙酯(甲基)丙烯酸酯系化合物、活性能量射線硬化性樹脂組成物及塗佈劑
CN111527167A (zh) 光学构件用表面保护片
JP2018028049A (ja) 熱硬化性離型コーティング剤、離型フィルム、離型フィルムの製造方法
JP2007262322A (ja) 両面粘着シートもしくはテープ
JP7244544B2 (ja) 2液硬化性ウレタン粘着剤
KR20170123268A (ko) 열경화성 이형 코팅제, 이형필름, 이형필름의 제조방법
TWI725188B (zh) 黏著劑及黏著片
JP7323644B2 (ja) 2液硬化型ウレタン粘着剤、2液硬化型ウレタン粘着剤の硬化物及びウレタン粘着シート
JP6981112B2 (ja) 粘着剤組成物、及び粘着フィルム
WO2021157726A1 (ja) 基材接着性良好なポリウレタン樹脂、及びこれを用いた接着剤、インキバインダーまたはコーティング剤用組成物
JP2011006568A (ja) プライマー組成物
KR102671540B1 (ko) 점착제, 점착 시트 및 광학 부재
JP2024013935A (ja) ポリオール組成物、ウレタン硬化物及びウレタン粘着剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6907732

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250