JP6907508B2 - 検査システム、検査装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

検査システム、検査装置の制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6907508B2
JP6907508B2 JP2016219479A JP2016219479A JP6907508B2 JP 6907508 B2 JP6907508 B2 JP 6907508B2 JP 2016219479 A JP2016219479 A JP 2016219479A JP 2016219479 A JP2016219479 A JP 2016219479A JP 6907508 B2 JP6907508 B2 JP 6907508B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
content data
program
revision
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016219479A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018077147A (ja
Inventor
隆一郎 紺田
隆一郎 紺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2016219479A priority Critical patent/JP6907508B2/ja
Priority to CN201710820519.8A priority patent/CN108072399B/zh
Priority to DE102017215946.4A priority patent/DE102017215946A1/de
Publication of JP2018077147A publication Critical patent/JP2018077147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6907508B2 publication Critical patent/JP6907508B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/081Integration of optical monitoring devices in assembly lines; Processes using optical monitoring devices specially adapted for controlling devices or machines in assembly lines
    • H05K13/0815Controlling of component placement on the substrate during or after manufacturing
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D21/00Measuring or testing not otherwise provided for
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/06Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness ; e.g. of sheet material
    • G01B11/0608Height gauges

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、部品が搭載される物品の検査に係る技術分野に属する。
基板に対する部品の実装状態などを検査する装置として、自動外観検査装置が広く使われている。このような装置では、部品が実装された基板(はんだ付けの前の状態のものも含む)の外観情報がセンサにより取得され、部品毎にその部品に応じた項目の計測が行われる。そして、得られた計測値を所定の基準値と照合することにより、良品・不良品の判別が行われる。
このため、検査の実施に先立ち、部品品番毎に、検査項目やその項目についての基準値を設定し、これを検査装置が参照可能な状態で登録しておく必要がある。
ここで、設定される検査項目、基準値が適切なもので無ければ、実際には良品であるものを不良品と判断する「見過ぎ」や、実際には不良品であるものを良品と判断する「見逃し」が発生する。
「見過ぎ」は検査効率の悪化を招き、「見逃し」は後工程における作業効率を悪化させ、いずれも製造工程の費用を増大させる原因となるため、「見過ぎ」及び「見逃し」はいずれも最小化させることが望ましい。
しかしながら、「見逃し」を減少させるために検査内容を厳しくすると「見過ぎ」が増加し、「見過ぎ」を減少させるために検査内容を緩くすると「見逃し」が増加することになるため、適切な検査項目及び検査基準を設定する必要がある。
そして、このような検査基準の設定に関し、ユーザー負担の軽減を目的とした発明が従来から提示されている。例えば、特許文献1には次のような検査基準の設定方法が開示されている。即ち、検査基準データの設定対象の部品毎に、当該部品と基板との間の色彩の関係または画像上の当該部品の近傍における色彩の特徴を表す外観情報と、その外観情報に適合する検査基準データとの組み合わせを、予め複数パターン登録しておき、処理対象の部品の良品画像を画面に表示すると共に、同じ画面上に処理対象の部品について登録された外観情報による選択肢を表示し、ユーザーが選択操作をすると、選択された肢に対応する検査基準データが読み出される。
このようにすると、実際の良品モデルの画像から確認できる外観に対応する選択肢を選択することによって、その外観に適合する検査基準データを設定できるので、設定処理に関する知識や経験が乏しいユーザーでも、適切な検査基準データを簡単に設定することができる。
しかしながら、上記の方法によっても、良品の外観情報に適合し、かつ「見過ぎ」の発生を防止し得る適切な検査基準データを得るためには、結局は長期間に渡って(特に不良品の)データ収集をする必要があり、検査基準データの最適化には時間がかかる。
また、同じ品番の部品であっても、製造されたロットによっては、全体もしくは一部の色味が異なっていたり、印字されている文字のフォントやサイズ(太さを含む)が異なっていたりすることがある。さらに、実際の製品には何ら違いはないものの、光源の劣化など検査環境の変化によって、取得される検査画像が検査基準設定当初とは異なるものとな
る場合もある。これらのような場合には検査基準データを、随時修正しなければならない。
特開2008−32525号公報(特許第4788517号公報)
以上のことから、検査項目及び検査基準のデータの修正は日常的に行われており、例えばデータに変更が加えられたことによって明らかに「見過ぎ」が増えたような場合には、取り急ぎ設定を元に戻すことが考えられる。ところが現状では、そのような場合でも、はじめから検査基準データを設定し直さなければならず、また変更前の設定を容易に確認することもできないため、「見過ぎ」の対応に時間を要するという問題がある。
また、「見過ぎ」や「見逃し」の原因となる検査基準データの設定(更新)は、誰が、いつ、どのような観点・意図で行ったのか、履歴を追って確認したいというニーズがあるが、従来技術ではこのような確認ができないという問題がある。
また、後工程で不良品が発見された場合には、それを見逃した際の設定を確認し、「見逃し」の原因となった項目・基準は何か、その基準を用いた検査が行われていた期間はいつか、等を追跡する必要があるが、現状ではこのような情報の確認に手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、物品の検査に用いられる、部品毎の検査項目及び/又は検査基準の設定内容の履歴を容易に確認可能にする技術を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用する。
本発明に係る検査システムは、部品が搭載された物品の検査を行う検査システムであって、前記検査は、前記部品の部品品番毎に設定された検査項目及び/又は検査基準を含む検査内容データ、及び/又は前記検査内容データに基づいて物品の品質を判定する検査プログラム、を用いて行われ、前記検査内容データ及び/又は検査プログラムをリビジョン毎に蓄積して保持する記憶部と、前記記憶部から、任意のリビジョンの前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラムを読み出す処理部と、前記読み出された検査内容データ及び/又は検査プログラム、を出力する出力部と、を備えることを特徴とする、検査システムである。
このような構成によって、蓄積されたリビジョン毎の検査内容データ・検査プログラム(以下、単に検査内容・プログラムともいう)を任意に読み出すことが可能であるため、過去の検査設定を容易に確認できる検査システムを提供することが可能となる。
また、前記記憶部には、前記リビジョン毎のコメントが保持されており、前記処理部は、任意のリビジョンのコメントを読み出し、前記出力部は該読み出された任意のリビジョンのコメントを出力するものであってもよい。
このようにリビジョン毎に、その変更時のコメントを蓄積し、任意のリビジョンについてのコメントを参照するようにしておくことで、過去にどのような意図で検査内容・プロ
グラムが更新されたのかを、容易に確認することができる。
また、前記処理部は、任意の複数の前記リビジョンにおける、前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラムを読み出し、前記出力部は、該複数のリビジョンの前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラム、を同時に出力するようにしてもよい。
このような構成にすることで、選択されているリビジョン間の検査内容・プログラムの違いを、その違いの程度を含めて、より明確に把握することが可能になる。
また、前記処理部は、複数のリビジョン間における前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラムの差分を検出し、前記出力部は、該差分を視認可能に出力するようにしてもよい。このような構成にすることで、リビジョン間で異なっている項目及びその基準を迅速かつ容易に把握できる。
また、前記処理部は、前記読み出された任意のリビジョンにおける検査内容データ及び/又は検査プログラム、によるシミュレーション検査を実施し、前記出力部は、該シミュレーション検査の結果を出力するようにしてもよい。
このようにすることで、実際の検査を行わなくても過去の各リビジョンの検査内容・プログラムで、特定の対象について「見過ぎ」や「見逃し」が発生しないかを調べることが可能になる。
また、前記処理部は前記読み出された任意の複数のリビジョンの検査内容データ及び/又は検査プログラムの内容、による複数のシミュレーション検査を実施し、前記出力部は、該複数のシミュレーション検査の結果を同時に出力するようにしてもよい。
このようにしておけば、異なる条件でのシミュレーションを効率よく行うことができ、さらにシミュレーション結果の比較も容易に行うことができる。
また、前記検査システムは、入力部をさらに備え、前記処理部は、前記読み出された一つ以上の任意のリビジョンのうちいずれかの検査内容データ及び/又は検査プログラムの全部又は一部、及び/又は、前記入力部から入力された内容、に基づいて、検査内容データ、検査プログラム、コメントのうち少なくとも一つを編集可能とし、該編集された内容を前記記憶部に登録するものであってもよい。
このようにすれば、過去のリビジョンの検査内容・プログラムを参照するだけでなく、これらを入力又は編集したうえで記憶部に登録することができる。また、過去のリビジョンの検査内容・プログラムに基づいて編集を行えることで、検査内容・プログラムを人の手ではじめから設定し直さなくても、必要最小限の作業で検査内容・プログラムを更新することができる。
また、前記処理部は、編集中の検査内容データ及び/又は検査プログラムと、任意のリビジョンの検査内容データ及び/又は検査プログラムとの差分を検出し、前記出力部は、該差分を視認可能に出力するようにしてもよい。
このようにすることで、編集中の誤操作による変更がないか、必要な変更は全てなされているか等を、容易に確認することができる。
本発明に係る検査装置の制御方法は、部品が搭載された物品の検査に用いられる検査装置の制御方法であって、前記部品の部品品番毎に設定された検査項目及び/又は検査基準
を含む検査内容データ、及び/又は前記検査内容データに基づいて物品の品質を識別する検査プログラム、をリビジョン毎に蓄積しているデータベースから、任意のリビジョンの前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラムを読み出す、設定読み出しステップと、前記読み出された任意のリビジョンの検査内容データ及び/又は検査プログラムを出力する出力ステップと、を有することを特徴とする。
なお、前記制御方法は、前記設定読み出しステップにおいて、任意の複数のリビジョンの前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラムを読み出し、前記出力ステップにおいて、該読み出された複数のリビジョンの検査内容データ及び/又は検査プログラムを同時に出力するようにしてもよい。
また、前記制御方法は、前記読み出された任意の複数のリビジョン間における検査内容データ及び/又は検査プログラムの差分を検出する、差分検出ステップをさらに有し、前記出力ステップにおいて、該差分を視認可能に出力するようにしてもよい。
また、前記制御方法は、前記読み出された任意のリビジョンにおける検査内容データ及び/又は検査プログラム、によるシミュレーション検査を実施する、シミュレーションステップと、該シミュレーション検査の結果を出力する、シミュレーション結果出力ステップと、をさらに有していてもよい。
また、前記制御方法は、前記シミュレーションステップにおいて、前記読み出された任意の複数のリビジョンの検査内容データ及び/又は検査プログラム、による複数のシミュレーション検査を実施し、前記シミュレーション結果出力ステップにおいて、該複数のシミュレーション検査の結果を同時に出力するようにしてもよい。
また、前記制御方法は、前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラムについての入力を受け付ける設定入力受付ステップと、前記設定読み出しステップで読み出された一つ以上の任意のリビジョンのうちいずれかの検査内容データ及び/又は検査プログラムの全部又は一部、及び/又は、前記設定入力受付ステップで受け付けられた情報に基づいて、検査内容データ、検査プログラム、コメントのうち少なくとも一つを編集する、設定編集ステップと、前記設定編集ステップで編集された情報を前記データベースに登録する、検査設定登録ステップをさらに有していてもよい。
また、前記制御方法は、前記設定編集ステップにおいて、編集中の検査内容データ及び/又は検査プログラムと、任意のリビジョンの検査内容データ及び/又は検査プログラムとの差分を検出し、該差分を視認可能に出力するようにしてもよい。
本発明に係るプログラムは、前記の検査装置の制御方法における各ステップを、検査装置に実行させるためのプログラムである。
なお、本発明は、上記構成ないし機能の少なくとも一部を有する検査システムとして捉えることができる。また、本発明は、上記処理の少なくとも一部を含む検査システムの制御方法、又は、かかる方法をコンピュータ(プロセッサ)に実行させるためのプログラム、又は、そのようなプログラムを非一時的に記録したコンピュータ読取可能な記録媒体として捉えることもできる。また、本発明において、前記部品は電子部品であって、前記物品は基板とすることができる。さらに、上記構成及び処理の各々は技術的な矛盾が生じない限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
本発明によれば、基板検査に用いられる、部品毎の検査項目及び/又は検査基準の設定
内容の履歴を容易に確認することが可能となる。
実施例1に係る基板検査システムのハードウェア構成を示す図。 実施例1に係る基板検査システムにおける機能を示すブロック図。 実施例1に係る基板検査システムにより見過ぎの多発に対応する処理の流れを示すフローチャート。 UI制御部により出力部に表示される、部品品番リストウィンドウの一例を示す図。 実施例1に係る基板検査システムにおいて、特定の部品品番が選択され、品番内容編集ウィンドウで部品情報タブが選択されている状態の表示画面を表す図である。 実施例1に係る基板検査システムにおいて、特定の部品品番が選択され、品番内容編集ウィンドウで検査内容タブが選択されている状態の表示画面を表す図である。 選択されたリビジョンの検査内容と、最新の検査内容との間に差分のある項目の内容が強調表示されている状態の表示画面の一例を表す図である。 実施例1の変形例による表示画面を表す図である。 実施例2に係る基板検査システムにおける機能を示すブロック図。 実施例2に係る基板検査装置によって、不良見逃しの検査期間を特定する処理流れを示すフローチャート。 実施例2のティーチング端末において品番内容編集ウィンドウのシミュレーションタブを選択した際の表示画面を表す図である。 図10のチャートにおける、サブルーチンを表すフローチャート。 図10のチャートにおける、サブルーチンを表すフローチャート。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、以下では電子部品が搭載される基板の検査システムについて説明するが、本発明の対象は基板の検査に限られず、他の物品を検査の対象とするものであっても構わない。また、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
図1は、本実施例に係る基板検査システム9のハードウェア構成例を示す。この実施例の基板検査システム9は、ティーチング端末1、データ管理用サーバ2、基板検査装置3、が通信回線を介して相互に接続された構成のものである。
ティーチング端末1は、典型的にはディスプレイモニタなどの出力部101、キーボードやマウスなどの入力部102、RAMなどのメモリ103、CPUなどの処理部104を備えた据え置き型の端末であるが、モバイル型、タブレット型の端末であっても構わないし、検査装置3と一体に構成されていてもよい。
ティーチング端末1は検査装置3で使用する、検査プログラムの作成(修正を含む、以下同じ)や検査内容データの設定(変更を含む、以下同じ)の他、データ管理用サーバ2に保存される、基板情報、部品情報、品番情報の登録、といった作業に用いられる。
データ管理用サーバ2には、複数種類のデータが記憶されており、上記の検査プログラムや部品毎の検査項目及び検査基準を定めた検査内容データが保存されるほか、ティーチング端末1での処理に必要な様々な情報が登録される。
基板検査装置3(以下、単に「検査装置3」という。)は、部品実装工程又はリフロー工程を経た部品実装基板を撮像し、生成された画像をあらかじめ登録された検査プログラムを用いて処理することにより、基板上の部品の実装状態の良・不良を判定する。そのためのハードウェア構成として、基板保持部、撮像センサ、照明装置、RAM、CPUなどを含む。また、モニタなどの出力部や、マウスなどの入力部を備えていてもよい。
図2は、上記の検査内容データの作成に関わるティーチング端末1、データ管理用サーバ2および検査装置3の機能を示す機能ブロック図である。
データ管理用サーバ2には、基板情報記憶部21、部品情報記憶部22、検査プログラム記憶部23、検査内容データ記憶部24、検査履歴記憶部25などが設けられる。
基板情報記憶部21には、基板色、搭載部品、部品位置などの情報を含む基板情報リスト211、基板の良品モデル画像、不良品実績画像を含む基板画像データベース212などが保存されている。
部品情報記憶部22には、部品品番、部品種、色、形状、電極情報、使用基板などの情報を含む部品情報リスト221、部品の品番毎の良品モデル画像、不良品実績画像を含む部品画像データベース222などが保存されている。
検査プログラム記憶部23には、基板毎の検査プログラムリスト231、検査プログラムの変更履歴をリビジョン毎に蓄積する、検査プログラム履歴データベース232などが保存されている。
検査内容データ記憶部24には、部品の品番毎に設定された検査項目及び検査基準を含む検査内容データリスト241、部品の品番毎の検査内容データの設定履歴とそれに対応するコメントを、リビジョン毎に蓄積する、検査内容履歴データベース242などが保存されている。
検査履歴記憶部25には、検査装置3により実施された検査結果、検査画像などが保存されている。
そして、これらの各種情報は相互に参照・連動可能である、いわゆる関係データベースとして機能する。
検査装置3では、検査プログラム記憶部23から、検査対象の基板に対応する検査プログラムを、検査内容データ記憶部24から、検査対象の基板に対応する検査内容データを読み出して、検査を実行する。一連の検査の結果や検査の際に生成された画像などは、検査装置3からデータ管理用サーバ2に送信されて、検査履歴記憶部25に格納される。
ティーチング端末1には、ユーザーインターフェース(以下、UI)制御部11、読出処理部12、品番履歴処理部13、登録処理部14、検査プログラム処理部15などの機能が設定される。
UI制御部11は、作業画面を表示してユーザーの操作を受け付け、他の処理部12〜14と協働して操作に応じた処理を実行する。
読出処理部12は、UI制御部11及び検査プログラム処理部15の処理に必要な情報を基板情報記憶部21、部品情報記憶部22から読み出して、UI制御部11及び検査プログラム処理部15に提供する。
品番履歴処理部13は、UI制御部11の処理に必要な情報を検査内容履歴データベース242から読み出して提供し、登録処理部14から情報を受け取って検査内容履歴データベース242の情報を変更する。
登録処理部14は、UI制御部11から設定情報を受け取って、品番履歴処理部13及び検査プログラム処理部15に渡すと共に、検査内容データリスト241の情報を変更する。
検査プログラム処理部15は、読出処理部12から必要な情報を、登録処理部14から
設定情報を受け取り、これらに基づいて基板の検査プログラムを作成したうえで、検査プログラム記憶部23に当該情報を登録する。なお、本実施例における検査プログラムは、基板に実装される部品の位置情報に、部品の品番毎に設定された検査内容データを紐付けた検査ロジックに基づいて基板の良・不良の判定を行うものである。
以下に、検査の「見過ぎ」の多発に対応して、直近で変更した検査内容データを過去のリビジョンの設定に戻す場合の例を用いて、本実施例に係る基板検査装置における処理の流れ及び、表示画面構成例を説明する。
図3は、本実施例に係る基板検査装置を用いて、検査の「見過ぎ」の多発に対応して、直近で変更した検査内容データを過去のリビジョンの設定に戻す際の処理の流れを表すフローチャートである。図4はUI制御部11により出力部101に表示される、部品品番リスト画面の一例である。図5は特定の部品品番が選択された場合に表示される初期画面の一例である。図6は、図5の表示から、品番内容編集ウィンドウの表示を検査内容タブのものに切り替えた画面の一例である。
まず、UI制御部11は、部品品番リスト51を出力部101であるモニタに表示する(ステップS101)(図4参照)。そしてユーザーによって検査内容を設定することが可能な部品品番が指定されると(ステップS102)、UI制御部11は指定された部品品番用の検査内容履歴リスト52および品番内容編集ウィンドウ53を作成し、これを出力部101に表示する(ステップS103)(図5参照)。なお、初期状態の表示画面では、最新のリビジョンの内容が自動で選択されており、品番内容編集ウィンドウ53には、その内容が反映されて表示される。
図5に示すように、検査内容履歴リスト52には、該品番の検査内容のリビジョン数に応じて、リビジョン番号、該リビジョンの内容が設定された日時、該リビジョンの設定を行ったユーザー名、該リビジョン設定時のコメント、リビジョン選択用ラジオボタンの各項目が表示される。
また、品番内容編集ウィンドウ53は、部品情報タブ531と、検査内容タブ532の切り替えによって表示される内容が変化し、部品情報タブ531を選択している時には、図5に示すように、部品種、部品色などの部品情報、当該部品が有する電極の情報を電極グループごとに表す電極情報および当該部品の良品モデルの画像等が表示される。そして、検査内容タブ532を選択している時には、品番内容編集ウィンドウ53には、当該部品品番に対する検査項目、項目に応じた検査基準値、良品モデルの計測値、良品モデル画像等が表示される。
次に、UI制御部11は、表示画面に対するユーザー操作を受け付け、ユーザーが、検査内容履歴リスト52から、最新のリビジョンの一つ前のリビジョンのラジオボタンをクリックする(ステップ104)。そしてUI制御部11は当該選択情報を品番履歴処理部13に渡し、品番履歴処理部13は検査内容履歴データベース242から該当するリビジョンの検査内容データを読み出す(ステップS105)。そして、品番履歴処理部13は、読み出したリビジョンの検査内容データと最新のリビジョンの検査内容データを比較し、差分を検出する(ステップS106)。そのうえで、読み出したリビジョンの検査内容データと、検出された差分の内容を、UI制御部11に渡し、UI制御部11は品番履歴処理部13から受け取ったデータの内容を出力部101に表示する(ステップS107)。
このとき、品番内容編集ウィンドウ53に表示される各項目のうち、最新のリビジョンの内容と差分のある項目の内容が強調表示される(図7参照)。なお強調表示の方法は、
図7のように太字表示による他、フォントの色の変更、網掛けなどを用いても良いし、これらを併用してもよい。
ここで、見過ぎの発生している項目が強調表示されているか否かの判定を行い(ステップS108)、当該項目が強調表示されていない場合、即ち最新のリビジョンと選択されたリビジョンの間で、見過ぎの発生している項目に差分が無い場合には、ユーザーは、検査内容履歴リスト52からさらに一つ前のリビジョンのラジオボタンをクリックする(ステップS109)。このユーザーの操作を受けつけたUI制御部11は、当該情報を品番履歴処理部13に渡し、品番履歴処理部13は検査内容履歴データベース242から該当するリビジョンの検査内容データを読み出し、該検査内容と最新のリビジョンとの差分を検出し、これらの情報をUI制御部11に渡す(ステップS105〜S107)。
このようにして、ステップS108において見過ぎの発生している項目が強調表示されるようになるまで、即ち最新のリビジョンと選択されたリビジョンの間で、見過ぎの発生している項目に差分が現れるまでは、ステップS105からS109の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS108において、見過ぎの発生している項目が強調表示された場合には、ユーザーは表示画面右下の「確定」ボタンをクリックする(ステップS110)。ここで、UI制御部11は、ダイアログボックスを表示する等して、ユーザーに検査内容変更に対する備考(コメント)の入力を求めるようにしてもよい。
すると、UI制御部11は選択された過去のリビジョンの検査内容データと、先のステップでユーザーがコメントを入力した場合にはコメントデータを登録処理部14に渡し、登録処理部14は受け取った当該情報に基づき、検査内容データリスト241の情報を変更する(ステップS111)。
次に、登録処理部14はステップS111で受け取った情報を品番履歴処理部13及び検査プログラム処理部15に渡す。そして、これに基づいて、登録履歴管理部13による検査内容履歴データ更新処理(ステップS112)、および検査プログラム処理部15による検査プログラム更新処理が行われ(ステップS113)、フローを終了する。
本実施例のような構成により、部品品番毎の検査内容について、過去の任意のリビジョンを容易に参照することができ、必要に応じて過去の検査内容の設定に戻すことができる基板検査用の装置を提供することが可能となる。また、リビジョンの更新毎にその日時や担当者を記録し、コメントにより更新の意図などを記録可能にしているため、いつ、誰が、どのような目的で、検査内容を変更したかを容易に把握することができ、検査内容の設定に有用である。
<変形例>
なお、上記のステップS111では、選択されたリビジョンの検査内容データをそのまま最新のリビジョンの検査内容データとして更新するようにしたが、必ずしもこのようにする必要はなく、見過ぎの発生している項目の値のみを選択されたリビジョンの内容で更新してもよい。即ち、当該項目以外の検査内容データは最新のリビジョンの内容で維持されるようにしてもよい。
このようにすれば、見過ぎの発生している項目以外の検査内容を過去のリビジョンの設定に戻してしまうことで生じる不具合(例えば、別の原因による見過ぎの発生や、見逃しの発生など)の発生を防止することができる。
また、上記のステップS110において、確認ボタンのクリックに先立って、ユーザーは表示された検査内容データを任意に編集するようにしてもよい。このようにすれば、過去のリビジョンの検査内容データをそのまま用いるよりも、細やかな設定の変更が可能になる。
また、このような編集作業の際には、編集中の検査内容データと任意のリビジョンの検査内容データとの差異を強調表示するようにしてもよい。ここで、任意のリビジョンとは、呼び出されているリビジョンに限らず、例えば最新のリビジョンであってもよい。
このようにすれば、誤操作による変更がないか、又は必要な変更はなされているかについて、容易に確認することが可能になる。
また、本実施例においては、選択可能な検査内容のリビジョンは一つであり、出力部101に表示される品番内容編集ウィンドウも当該リビジョンの検査内容に対応したものであったが、これを図8に示すように、複数選択して同時に表示できるようにしても構わない。そして、表示される複数のリビジョンの検査内容は、最新のものと任意のリビジョンのものであっても構わないし、過去の任意のリビジョン同士の対比表示であっても構わない。
このような構成であると、選択されているリビジョン間の検査内容の違いを、その違いの程度を含めて、より明確に把握することが可能になる。
また、本実施例の基板検査システム9は、ティーチング端末1、データ管理用サーバ2、基板検査装置3、が通信回線を介して相互に接続された構成であったが、基板検査装置3は本発明に必須の構成ではなく、これと独立した構成であっても構わない。さらに、データ管理用サーバ2の機能を、ティーチング端末1内部に設けた記憶装置に統合したものであってもよい。
また、本実施例においては基板検査システム9の出力部101としてモニタを採用しているが、これと併せて、或いはこれに代えて例えばプリンタ―などを用いてもよい。
<実施例2>
本発明に係る基板検査システム9の他の実施例を、図9〜図13に基づいて説明する。なお、本実施例に係る基板検査システム9は、上記実施例1の基板検査システム9と基本的な構成は同様であり、共通する部分が多くあるため、そのような部分については同じ符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、本実施例に係る基板検査システム9は、実施例1の基板検査装置の構成に加えて、ティーチング端末1の処理部に、シミュレーション検査処理部16が設定される。シミュレーション検査処理部16は、任意に選択されたリビジョンの検査内容データに基づいて、与えられた画像データに対するシミュレーション検査を実施し、検査結果をUI制御部11に提供する機能である。
当該機能によれば、実際の検査を行わずとも、与えられた画像データと同等の基板が、各リビジョンの検査内容に基づく検査をパスできるか否かを知ることができる。これを利用し、例えば「見逃し」による不良返品があった場合に、当該不良品の画像を用いて、不良品の「見逃し」が発生した時期及びその前後の時期のリビジョンによるシミュレーション検査を行うことで、どの期間において当該不良品と同等の基板を「見逃し」ていたのかを知ることができる。なお、シミュレーション検査結果のこのような応用は、シミュレーション検査の活用方法の一例であり、多数の画像をシミュレーション検査させて分析目的
に利用するなど、その活用方法は様々である。
以下に、本実施例に係る基板検査装置によって、不良を見逃していた期間及び、不良原因の特定を行う事例に基づいて、当該処理の流れと、当該処理を行う際の基板検査装置の表示画面構成例を説明する。
図10は、本実施例に係る基板検査装置によって、不良見逃しの検査期間及び、不良原因の特定を行う処理を表すフローチャートである。図11は、ティーチング端末1において品番内容編集ウィンドウ53のシミュレーションタブ533を選択した際の表示画面の図である。
まず、シミュレーション検査に先立ち、不良返品された基板の不良箇所(部品)を特定し、検査装置3によって基板を撮像する(ステップS201)。撮像された不良品の画像データは、基板検査装置3からデータ管理用サーバ2に送られ、基板画像データベース212、および部品画像データベース222に登録される(ステップS202)。
ユーザーはティーチング端末1を操作し、UI制御部11により出力部101に部品品番リスト51を表示させて(ステップS203)、不良部品の部品品番を選択する(ステップS204)。
UI制御部11は選択された部品品番用の検査内容履歴リスト52および品番内容編集ウィンドウ53を作成し、これを出力部101に表示する(ステップS205)。なお、本実施例においては、品番内容編集ウィンドウ53にシミュレーションタブ533が表示される(図11参照)。
次に、ユーザーは検査内容履歴リスト52から、対象となる不良品の見逃しが発生した当時のリビジョンのラジオボタンをクリックして選択すると(ステップS206)、UI制御部11は品番履歴処理部13を通じて検査内容履歴データベース242から該当するリビジョンの検査内容データを読み出しUI制御部11は、選択されたリビジョンの検査内容データを表示画面に反映させるとともに、ティーチング端末1のメモリ103内に保存する(ステップS207)。
次に、ユーザーが品番内容編集ウィンドウ53のシミュレーションタブ533をクリックすると(ステップS208)、読出処理部12は、部品画像データベース222から、当該品番に対応する不良品の画像データを読み出して、UI制御部11に渡し、UI制御部11は、受け取った画像データのリストを品番内容編集ウィンドウ53に表示する(ステップS209)(図11参照)。
ユーザーが画像データのリストから、今回の不良品に対応する画像データを選択すると(ステップS210)、シミュレーション検査処理部16は、メモリ103に保持されている(即ち、現在選択されているリビジョンの)検査内容データに基づいて、当該画像データに対するシミュレーション検査を行う(S211)。
当該シミュレーション検査では、与えられた画像データでエラーが検出可能か否かを判定する(S212)。なお、検査の結果はシミュレーション検査処理部16からUI制御部11に渡され、UI制御部11によって品番内容編集ウィンドウ53に表示される。
ステップS212において、エラーが検出できた場合には、時間の経過等による基板の外観の変化が生じていると考えられ、見逃しが発生した当時の結果を再現できないため、処理を終了する。一方、ステップS212においてエラーを検出できなかった場合には、
見逃し当時の検査結果が再現されていると考えられ、当該不良品(と同等品)についての見逃しがどれくらいの期間発生していたのかを特定する処理に移る。
ステップS213では、「いつまで」見逃しが発生していたのかを特定する処理を行い、続けてステップS214において、「いつから」見逃しが発生していたのかを特定する処理を行い、これによって見逃しが発生していた期間を特定し(ステップS215)、フローを終了する。
図12はステップS213についてのサブルーチンを示す図であり、図13はステップS214のサブルーチンを示す図である。図12に示すように、ステップS213では、現在設定されている検査内容のリビジョンから、ひとつ後のリビジョン(即ちひとつ数値の大きいリビジョン)の検査内容を読み出して(ステップS301)、該検査内容でシミュレーション検査を実施し(ステップS302)、エラーが検出できるか否かを判定する(ステップS303)。ここでエラーが検出できれば、当該リビジョンに更新されるまでが見逃しの発生していた期間であると特定し(ステップS304)、サブルーチンのフローを終了する。一方、ステップS303において、エラーが検出できなければ、更にひとつ後のリビジョンの検査内容を読み出し(ステップS305)、シミュレーション検査を実施してエラーが検出できるまで、同様の処理を繰り返す。
また、ステップS214では、図13に示すように、見逃しが発見された当時の検査内容のリビジョンから、ひとつ前のリビジョン(即ちひとつ数値の小さいリビジョン)の検査内容を読み出して(ステップS401)、該検査内容でシミュレーション検査を実施し(ステップS402)、エラーが検出できるか否かを判定する(ステップS403)。ここでエラーが検出できれば、当該リビジョンの検査内容で検査を行っている期間までは見逃しが発生していなかったとして見逃し期間を特定し(ステップS404)、サブルーチンのフローを終了する。一方、ステップS403において、エラーが検出できなければ、更にひとつ前のリビジョンの検査内容を読み出し(ステップS405)、シミュレーション検査を実施しエラーが検出できるまで、同様の処理を繰り返す。
このようにして見逃しが発生している期間を特定できれば、見逃し期間とその前後のリビジョンの検査内容を比較することで、見逃しの原因となっていた検査項目及びその基準も特定することができる。また、この際、比較する複数のリビジョン間の差分を検出したうえで強調表示するようにしておくことで、容易に見逃し原因の項目・基準を把握できる。
以上のように、本実施例によれば、「見逃し」による不良返品があった場合に、「見逃し」を発生させた検査内容による検査が行われていた期間はいつか、「見逃し」の原因となった検査項目・基準は何であるか、を容易に特定することが可能な基板検査システム9を提供することができる。
<変形例>
なお、本実施例においては、選択可能な検査内容のリビジョンはひとつであり、出力部101に表示される品番内容編集ウィンドウも当該ひとつのリビジョンの検査内容に対応したものであったが、これを複数選択して同時に表示できるようにしても構わない。さらに、このように選択された複数のリビジョンの検査内容により、同時にシミュレーション検査を実施するようにしてもよく、該複数のシミュレーション結果を同時に表示するようにしてもよい。
このようにすれば、異なる条件でのシミュレーションを効率よく行うことができ、さらにシミュレーション結果の比較も容易に行えるため、問題が発生した場合に原因となって
いる検査項目・基準の特定を迅速に行うことが可能になる。
また、本実施例においては、シミュレーション検査の実施に当たり、先に見逃し当時の検査内容データを読み出してティーチング端末1のメモリ103内に保存し、後に不良画像データを読み出して検査を実施したが、この順序が逆であっても構わない。
<その他>
上記実施例は、本発明を例示的に説明するものに過ぎず、本発明は上記の具体的な形態には限定されない。本発明は、その技術的思想の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施例では、ティーチング端末1はひとつの構成であったが、ネットワークを介して通信可能な複数かつ多様な端末を用いてシステムを構築してもよい。
1・・・ティーチング端末、
2・・・データ管理サーバ、
3・・・基板検査装置、
11・・・ユーザーインターフェース制御部、12・・・読出処理部、13・・・品番履歴処理部、14・・・登録処理部、15・・・検査プログラム処理部、16・・・シミュレーション処理部
21・・・基板情報記憶部、22・・・部品情報記憶部、23・・・検査プログラム記憶部、24・・・検査内容データ記憶部、25・・・検査履歴記憶部

Claims (18)

  1. 部品が搭載された物品の検査を行う検査システムであって、
    前記検査は、前記部品の部品品番毎に設定された検査項目及び/又は検査基準を含む検査内容データ、及び/又は前記検査内容データに基づいて物品の品質を判定する検査プログラム、を用いて行われ、
    前記検査内容データ及び/又は検査プログラムをリビジョン毎に蓄積して保持する記憶部と、
    前記記憶部から、前記蓄積して保持されている前記検査内容データ及び/又は検査プログラムのリビジョンの一覧情報と、任意のリビジョンの前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラムと、を読み出す処理部と、
    前記読み出された前記蓄積して保持されている前記検査内容データ及び/又は検査プログラムのリビジョンの一覧情報と、前記検査内容データ及び/又は検査プログラムの内容、を出力する出力部と、を備え
    前記出力部において、前記蓄積して保持されている前記検査内容データ及び/又は検査プログラムのリビジョンの一覧情報と、前記検査内容データ及び/又は検査プログラムの内容とが、同時に表示される、
    ことを特徴とする、検査システム。
  2. 前記記憶部には、
    前記リビジョン毎のコメントが保持されており、
    前記処理部は、
    任意のリビジョンのコメントを読み出し、前記出力部は該読み出された任意のリビジョンのコメントを出力する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の検査システム。
  3. 前記処理部は、
    任意の複数の前記リビジョンにおける、前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラムを読み出し、
    前記出力部において
    前記蓄積して保持されている前記検査内容データ及び/又は検査プログラムのリビジョンの一覧情報と、前記読み出された複数のリビジョンの前記検査内容データ及び/又は前
    記検査プログラムの内容、とが同時に表示される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の検査システム。
  4. 前記処理部は、
    複数のリビジョン間における前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラムの差分を検出し、
    前記出力部は、
    該差分を視認可能に出力する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の検査システム。
  5. 前記処理部は、
    前記読み出された任意のリビジョンにおける検査内容データ及び/又は検査プログラム、によるシミュレーション検査を実施し、
    前記出力部は、
    該シミュレーション検査の結果を出力する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の検査システム。
  6. 前記処理部は
    前記読み出された任意の複数のリビジョンの検査内容データ及び/又は検査プログラムの内容、による複数のシミュレーション検査を実施し、
    前記出力部は、
    該複数のシミュレーション検査の結果を同時に出力する
    ことを特徴とする請求項5に記載の検査システム。
  7. 入力部をさらに備え、
    前記処理部は、
    前記読み出された一つ以上の任意のリビジョンのうちいずれかの検査内容データ及び/又は検査プログラムの全部又は一部、及び/又は、前記入力部から入力された内容、に基づいて、検査内容データ、検査プログラム、コメントのうち少なくとも一つを編集可能とし、
    該編集された内容を前記記憶部に登録する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の検査システム。
  8. 前記処理部は、
    編集中の検査内容データ及び/又は検査プログラムと、任意のリビジョンの検査内容データ及び/又は検査プログラムとの差分を検出し、
    前記出力部は、該差分を視認可能に出力する
    ことを特徴とする、請求項7に記載の検査システム。
  9. 前記部品は電子部品であって、前記物品は基板である
    ことを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の検査システム。
  10. 部品が搭載された物品の検査に用いられる検査装置の制御方法であって、
    前記部品の部品品番毎に設定された検査項目及び/又は検査基準を含む検査内容データ、及び/又は前記検査内容データに基づいて物品の品質を識別する検査プログラム、をリビジョン毎に蓄積して保持しているデータベースから、前記蓄積して保持されている前記検査内容データ及び/又は検査プログラムのリビジョンの一覧情報と任意のリビジョンの前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラムとを読み出す、設定読み出しステップと、
    前記読み出された前記蓄積して保持されている前記検査内容データ及び/又は検査プロ
    グラムのリビジョンの一覧情報と任意のリビジョンの検査内容データ及び/又は検査プログラムの内容を出力する、出力ステップとを有しており、
    前記出力ステップにおいて、前記蓄積して保持されている前記検査内容データ及び/又は検査プログラムのリビジョンの一覧情報と、前記検査内容データ及び/又は検査プログラムの内容とが、同時に表示される、
    ことを特徴とする、制御方法。
  11. 前記設定読み出しステップにおいて、任意の複数のリビジョンの前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラムを読み出し、
    前記出力ステップにおいて、前記蓄積して保持されている前記検査内容データ及び/又は検査プログラムのリビジョンの一覧情報と、前記読み出された複数のリビジョンの検査内容データ及び/又は検査プログラムの内容と、を同時に出力する
    ことを特徴とする、請求項10に記載の制御方法。
  12. 前記読み出された任意の複数のリビジョン間における検査内容データ及び/又は検査プログラムの差分を検出する、差分検出ステップをさらに有し、
    前記出力ステップにおいて、該差分を視認可能に出力する
    ことを特徴とする、請求項11に記載の制御方法。
  13. 前記読み出された任意のリビジョンにおける検査内容データ及び/又は検査プログラム、によるシミュレーション検査を実施する、シミュレーションステップと、
    該シミュレーション検査の結果を出力する、シミュレーション結果出力ステップと、
    をさらに有することを特徴とする、請求項10から12のいずれか1項に記載の制御方法。
  14. 前記シミュレーションステップにおいて、前記読み出された任意の複数のリビジョンの検査内容データ及び/又は検査プログラム、による複数のシミュレーション検査を実施し、
    前記シミュレーション結果出力ステップにおいて、該複数のシミュレーション検査の結果を同時に出力する
    ことを特徴とする請求項13に記載の制御方法。
  15. 前記検査内容データ及び/又は前記検査プログラムについての入力を受け付ける設定入力受付ステップと、
    前記設定読み出しステップで読み出された一つ以上の任意のリビジョンのうちいずれかの検査内容データ及び/又は検査プログラムの全部又は一部、及び/又は、前記設定入力受付ステップで受け付けられた情報に基づいて、検査内容データ、検査プログラム、コメントのうち少なくとも一つを編集する、設定編集ステップと、
    前記設定編集ステップで編集された情報を前記データベースに登録する、検査設定登録ステップをさらに有する
    ことを特徴とする。請求項10から14のいずれか1項に記載の制御方法。
  16. 前記設定編集ステップにおいて、編集中の検査内容データ及び/又は検査プログラムと、任意のリビジョンの検査内容データ及び/又は検査プログラムとの差分を検出し、該差分を視認可能に出力する
    ことを特徴とする、請求項15に記載の制御方法。
  17. 前記部品は電子部品であって、前記物品は基板である
    ことを特徴とする、請求項10から16のいずれか1項に記載の制御方法。
  18. 請求項10から17のいずれか1項に記載の制御方法における各ステップを、検査装置に実行させるためのプログラム。
JP2016219479A 2016-11-10 2016-11-10 検査システム、検査装置の制御方法及びプログラム Active JP6907508B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016219479A JP6907508B2 (ja) 2016-11-10 2016-11-10 検査システム、検査装置の制御方法及びプログラム
CN201710820519.8A CN108072399B (zh) 2016-11-10 2017-09-11 检查系统、检查装置的控制方法及计算机可读存储介质
DE102017215946.4A DE102017215946A1 (de) 2016-11-10 2017-09-11 Prüfsystem, programm und steuerverfahren für prüfvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016219479A JP6907508B2 (ja) 2016-11-10 2016-11-10 検査システム、検査装置の制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018077147A JP2018077147A (ja) 2018-05-17
JP6907508B2 true JP6907508B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=62026379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016219479A Active JP6907508B2 (ja) 2016-11-10 2016-11-10 検査システム、検査装置の制御方法及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6907508B2 (ja)
CN (1) CN108072399B (ja)
DE (1) DE102017215946A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7035856B2 (ja) * 2018-07-03 2022-03-15 オムロン株式会社 検査方法、検査システム及びプログラム
JP7035857B2 (ja) * 2018-07-03 2022-03-15 オムロン株式会社 検査方法、検査システム及びプログラム
JP2022108855A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 オムロン株式会社 部品検査装置

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0626896A (ja) * 1991-05-10 1994-02-04 Hitachi Ltd 点検保守履歴管理システム
JPH08204399A (ja) * 1995-01-25 1996-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 実装基板生産システム
JPH08292241A (ja) * 1995-04-21 1996-11-05 Omron Corp 検査実行データ出力装置および方法
JP3275631B2 (ja) * 1995-05-24 2002-04-15 オムロン株式会社 検査基準データ設定支援装置および方法
JP2002111300A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 実装基板検査装置及び方法
JP2003233652A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Sharp Corp 品質管理システム、品質管理方法、品質管理プログラム及び品質管理プログラムを記録した記録媒体
US7356176B2 (en) * 2004-02-26 2008-04-08 Omron Corporation Mounting-error inspecting method and substrate inspecting apparatus using the method
JP2005284889A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Honda Motor Co Ltd 企業診断リスト改訂支援装置
JP5192122B2 (ja) * 2005-01-19 2013-05-08 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置の検査方法及び検査プログラム
JP2006214820A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Yamaha Motor Co Ltd 基板検査装置および基板検査方法
JP4788517B2 (ja) 2006-07-28 2011-10-05 オムロン株式会社 基板外観検査用の検査基準データの設定方法およびこの方法を用いた基板外観検査装置
JP2009174977A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Panasonic Corp 電子部品の検査装置および検査プログラム
JP2009281836A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Olympus Corp 基板観察装置、基板観察方法、制御装置、およびプログラム
JP5182122B2 (ja) * 2009-01-27 2013-04-10 オムロン株式会社 部品実装基板の品質管理用の情報表示システムおよび情報表示方法
JP5522065B2 (ja) * 2011-01-18 2014-06-18 オムロン株式会社 基板検査システム
JP2013134560A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Hitachi Cable Ltd 品質管理システムおよび品質管理プログラム
JP5861462B2 (ja) * 2012-01-17 2016-02-16 オムロン株式会社 はんだ検査のための検査基準登録方法およびその方法を用いた基板検査装置
JP5923396B2 (ja) * 2012-06-28 2016-05-24 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
JP2014035316A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Hitachi High-Technologies Corp ダブルレシピ処理機能を有する表面検査装置及びその方法
WO2015114833A1 (ja) * 2014-02-03 2015-08-06 株式会社プロスパークリエイティブ 画像検査装置及び画像検査プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018077147A (ja) 2018-05-17
CN108072399A (zh) 2018-05-25
DE102017215946A1 (de) 2018-05-17
CN108072399B (zh) 2021-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20220041212A (ko) 거짓점 결함 검출 기반의 pcb 유지보수 시스템 및 유지보수 방법
US20110274362A1 (en) Image classification standard update method, program, and image classification device
JP5522065B2 (ja) 基板検査システム
JP6907508B2 (ja) 検査システム、検査装置の制御方法及びプログラム
JP2013142558A (ja) 外観検査装置、外観検査方法及びコンピュータプログラム
CN110659661A (zh) 瑕疵分类标记系统及瑕疵分类标记方法
JP2013140040A (ja) 外観検査装置、外観検査方法及びコンピュータプログラム
CN111812118A (zh) Pcb检测方法、装置、设备及计算机可读存储介质
CN111523805A (zh) 进货检验方法和装置
CN112882933B (zh) 脚本录制方法、装置、设备及存储介质
JP2006331346A (ja) 工程管理装置、工程管理プログラム、工程管理プログラムを記録した記録媒体、および工程管理方法
JP7035857B2 (ja) 検査方法、検査システム及びプログラム
CN113284094A (zh) 获取玻璃基板缺陷信息的方法、装置、存储介质及设备
JP3099666B2 (ja) 物品検査装置
JP5824550B1 (ja) データ管理装置及びデータ管理プログラム
JP2013140041A (ja) 外観検査装置、外観検査方法及びコンピュータプログラム
CN115794638A (zh) 基于代码变更分析引擎的测试方法、系统及计算机设备
JP2011232302A (ja) 画像検査方法及び画像検査装置
CN114155412A (zh) 深度学习模型迭代方法、装置、设备及存储介质
JP2003332799A (ja) 過誤判定データのフィルタリング方法及び装置
JP7035856B2 (ja) 検査方法、検査システム及びプログラム
JP2007179363A (ja) 検査管理システム及び検査管理装置、検査管理方法
CN111460189B (zh) 面板复判方法、装置、服务器、计算机设备和存储介质
CN111291105B (zh) 一种pcb板检验数据处理方法、装置和存储介质
JP2003295934A (ja) 検査システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201020

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20201027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6907508

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250