JP6878957B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、コンバインに係るものである。
従来、走行装置の上方に脱穀装置を設けたコンバインの刈取装置を、刈取上下シリンダによって上下調節自在とし、刈取装置が圃場面の凸部に当接すると上方退避するように付勢手段によって上昇側に付勢する技術は、公知である(特許文献1)。
また、従来、刈取装置に、圃場面に接地する可動接地体を設ける技術は、公知である(特許文献2)。
特開2007−116914号公報 特開昭63−207311号公報
前記公知例のうち前者のものは、刈取装置側の接地平面部が圃場面の凸部に当接すると上方退避するが、この接地平面部の接地面積が小さいため、上方退避が間に合わず、圃場に突っ込み、破損しやすくなる問題がある。
前記公知例のうち後者のものは、刈取装置の刈り取り高さ制御のため、可動接地体を圃場面に接触させているので、可動接地体が刈取装置を支持することはなく、湿田作業において、刈取高さ制御が間に合わず、刈取装置が圃場に突っ込むという問題がある。
本発明は、上述の問題を解決することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、走行装置2を備えた機体フレーム1上に脱穀装置3を設け、該脱穀装置3の前方に、分草装置7と刈刃10有して刈取支持フレーム16により支持される刈取装置4を設け、該刈取装置4を刈取上下シリンダ19によって上下調節自在に設けたコンバインにおいて、前記刈刃10の先端部と走行装置2のクローラー24の前端部との間に、刈取装置4側に設けられ、圃場面に接地して刈取装置4を支持するフロート25を設け、該フロート25の前後方向中間部に設けた取付部26を、前記刈取装置4側の取付部33に取付けた第一アーム31の先端部と機体フレーム1側に設けた第二アーム35の先端に取付け、前記フロート25の側方には、圃場面に接地する接地輪40を設け、前記接地輪40とフロート25を連結フレーム29によって連結し、前記接地輪40は、前記連結フレーム29を支持する取付部材43の上部に固定された後上がり傾斜姿勢の支持部材50に対し、連結フレーム29の上部に溶接固定された被支持部材51を外嵌し、該被支持部材51には角パイプ状の支持部材50に対して摺動自在に嵌め合う角穴が形成され、被支持部材51には左右方向の単一の貫通孔52が形成され、支持部材50には後上がり傾斜方向に沿って複数の貫通孔53を形成し、前記支持部材50に外嵌した被支持部材51を、支持部材50の傾斜方向に位置調節し、単一の貫通孔52と複数の貫通孔53のうちのいずれかの貫通孔53に単一のピン54を挿通して位置固定し、前記フロート25または接地輪40の圃場面からの突き上げによって刈取装置4が上方へ退避する構成としたコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明は、前記接地輪40の取付部材43は、正面視において、「コ」の字または「U」の字形状に形成し、接地輪40の上部かつ取付部材43の内部には被案内部材55を設け、被支持部材51内の後側には、案内部材56を設け、案内部材56は前記被案内部材55に常時当接する構成とした請求項1記載のコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明は、前記支持部材50は、側面視において、刈取支持フレーム16と略平行に配置した請求項2記載のコンバインとしたものである。
請求項4記載の発明は、前記被支持部材51内の支持部材50の後面と被案内部材55の前面との間には、プレート57を配置した請求項3記載のコンバインとしたものである。
請求項5記載の発明は、前記支持部材50は四角または丸パイプ形状とし、被支持部材51の挿入口を支持部材50の形状に合わせた請求項4記載のコンバインとしたものである。
請求項1記載の発明では、刈取装置4がフロート25の接地によって支持されるので、軟弱湿田であっても、刈取装置4の分草装置7等の土中への突っ込みによる破損を防止でき、また、刈取装置4の作業姿勢を安定させることができ、また、接地輪40とフロート25の上下方向の相対位置を変更することができる。
請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加え、取付部材43および支持部材50を被支持部材51に対して上下させると、被支持部材51の前側内面と支持部材50の前面との当接部分と、案内部材56と被案内部材55との当接部分の2カ所にて、取付部材43および支持部材50の上下を案内でき、また、作業時、接地輪40の支持機構を安定させ、がたつきを防止できる。
請求項3記載の発明では、上記請求項1または請求項2記載の発明の効果に加え、接地輪40の上下機構と刈取支持フレーム16との干渉を防止すると共に、接地輪40の上下機構をコンパクトに配置できる。
請求項4記載の発明では、上記請求項3記載の発明の効果に加え、被支持部材51内の空間(隙間)を無くしているので、支持部材50はプレート57に常時摺接して上下し、接地輪40の上下動を円滑にする。
請求項5記載の発明では、上記請求項4記載の発明の効果に加え、支持部材50の製造を容易にでき、製造コストを低くできる。
コンバインの側面図。 フロート付近の側面図。 フロート付近の側面図。 刈取装置とフロートと機体フレームの平面図。 フロートと接地輪の側面図。 刈取装置の上昇状態の側面図。 フロートと接地輪の平面図。 接地輪付近の平面図。 フロートと接地輪の背面図。
本発明の一実施例を図により説明すると、1は機体フレーム、2は走行装置、3は走行装置2の上方位置に設けた脱穀装置、4は刈取装置、5は脱穀装置3の側部に設けたグレンタンク、6は操縦部である。
刈取装置4は、左右方向に間隔をおいて配置した複数の分草装置7と、各分草装置7の後方に設けた複数の引起装置8等を有して構成する。引起装置8の後方には、穀稈の株元を切断する刈刃10および刈り取った穀稈を搬送する穀稈搬送装置を設ける。穀稈搬送装置の構成は、任意であり、12は株元搬送装置、13は穂先搬送装置、14は脱穀装置3に穀稈を供給する穀稈供給搬送装置である。
刈取装置4は、分草装置7と引起装置8と刈刃10等を刈取フレーム15に取付けて構成し、刈取フレーム15は刈取支持フレーム16の先側に設ける。刈取支持フレーム16の基部には上部横伝動ケース17を設け、上部横伝動ケース17を機体固定部に設けた刈取懸架支持台18(図1)に回転自在に取付け、もって、刈取支持フレーム16の基部を回動自在に取付ける。
刈取支持フレーム16と機体フレーム1の間には、刈取装置4を昇降させる刈取上下シリンダ19を取付ける。
刈取上下シリンダ19はピストン(図示省略)を引き伸ばす方向の力が掛かると、ある程度伸長する融通性を備えており、刈取装置4が圃場面の凸部で突き上げられると、刈取装置4が上昇退避し、上昇退避した刈取装置4が圃場面の凸部を通過すると、刈取装置4の自重で刈取装置4が下降するように構成する。
前記刈刃10の先端作用部と走行装置2のクローラー24の前端との間に、刈取装置4が圃場面の凸部で突き上げられると、圃場面に接地して刈取装置4を浮上させるフロート25を設ける。
これにより、乾田と湿田に関わらず、オペレータが刈取装置4の対地追従操作を軽減することが可能になり、また、刈取装置4の分草装置7等の土中突っ込みによる破損を防止でき、また、刈取装置4の作業姿勢を安定させることができる。
フロート25は刈取装置4が通常刈取作業状態のとき、圃場面に接地する構成とする。
これにより、乾田と湿田に関わらず、オペレータが刈取装置4の対地追従操作を軽減することが可能になり、また、刈取装置4の分草装置7等の土中突っ込みによる破損を防止でき、また、刈取装置4の作業姿勢を安定させることができる。
フロート25の前後中間部に取付部26を設け(図2)、取付部26に取付けた回動支点軸27にアーム28の先端を取付け(図8)、アーム28の基部は後述する連結フレーム29の直線部30に取付け、直線部30には別途アーム(刈取側アーム)31の先端を取付け(図2)、第一アーム31の基部を刈取フレーム15の下側伝動ケース32に設けた刈取装置4側の取付部33に軸34により回動自在に取付ける。
また、連結フレーム29の直線部30には別途アーム(機体側アーム)35の先端を取付け、第二アーム35の基部は機体フレーム1側に固定状態に設けた支持体36の先端に軸37により回動自在に取付ける(図2、3)。
これにより、フロート25は圃場面の凸部に突き上げられると、支持体36の軸37中心に上方回動し、その結果、刈取装置4を上昇退避させる。
フロート25は左右方向に複数並設してもよく、この場合、左右のフロート25のそれぞれの外縁が走行装置2のクローラー24の左右それぞれの外縁よりも内側に位置するように配置する。
これにより、フロート25が圃場の未刈り稈等との接触を防止することができる。
フロート25の側方には、圃場面に接地する接地輪40を設ける。
これにより、乾田において、フロート25と相俟って圃場面の凸部に対して刈取装置4を確実に上昇退避させることができる。
この接地輪40は、一対のフロート25の間に配置する。
これにより、フロート25との圃場面の凸部に対する刈取装置4の上昇退避を一層円滑にすることができる。
接地輪40は前記連結フレーム29でフロート25と連結する構成としている。
これにより、フロート25の支持構成により接地輪40を支持でき、支持構成を簡素に構成できる。
また、連結フレーム29は、展開した平面視において凸型形状に形成し、この連結フレーム29の突部42に接地輪40を取付けている。
これにより、接地輪40を大径化し、接地圧を下げて沈下しにくくすることができる。
連結フレーム29は、連結フレーム29の突部42の下部に前記連結フレーム29の直線部30を一体状に設けている。
接地輪40は、取付部材43に軸40Aにより軸装し、軸40Aは側面視において連結フレーム29の直線部30と略同一軸心状に配置している。
また、接地輪40は、刈取装置4の通常刈取作業状態であって、フロート25の下面が圃場面に接地した状態となる設定状態において、接地輪40の下面はフロート25の下面より所定範囲において下方に位置させる(図2)。
これにより、フロート25よりも先に接地輪40が圃場に接地して刈取装置4を支持することになり、フロート25の破損を防止する作用を期待している。
接地輪40はフロート25に対して上下位置変更調節自在に構成する。
連結フレーム29の直線部30にアーム28の上部を取付け、アーム28の下部を取付部26に複数設けた取付孔45に回動支点軸27により選択的に取付け、これにより、接地輪40の高さを変更する構成としている。
また、接地輪40は、前記取付部材43の上部に固定された後上がり傾斜姿勢の支持部材50に対し、連結フレーム29の上部に溶接固定された被支持部材51を外嵌する。被支持部材51には角パイプ状の支持部材50に対して摺動自在に嵌め合う角穴が形成される。
また、被支持部材51には左右方向の単一の貫通孔52が形成され、支持部材50には後上がり傾斜方向に沿って3つの貫通孔53が形成される。
これにより、側面視において作業者が貫通孔53を目視でき、接地輪40の高さ調節を容易にできる。
支持部材50外嵌した被支持部材51を、支持部材50の傾斜方向に位置調節し、単一の貫通孔52と3つ(複数)の貫通孔53のうちのいずれかの貫通孔53に単一のピン54を挿通することで、接地輪40とフロート25の上下方向の相対位置を変更することができる。
接地輪40の取付部材43は、正面視において、「コ」の字または「U」の字形状に形成し、接地輪40の上部かつ、取付部材43内には被案内部材55を設ける。
前記被支持部材51内の後側には、案内部材56を設け、案内部材56は前記被案内部材55に常時当接する構成としている。
これにより、取付部材43および支持部材50を被支持部材51に対して上下させると、被支持部材51の前側内面と支持部材50の前面との当接部分と、案内部材56と被案内部材55との当接部分の2カ所にて、取付部材43および支持部材50の上下を案内する。
また、作業時、接地輪40の支持機構を安定させ、がたつきを防止できる。
前記支持部材50は、側面視において、刈取支持フレーム16と略平行になるように配置する。
これにより、接地輪40の上下機構と刈取支持フレーム16との干渉を防止すると共に、接地輪40の上下機構をコンパクトに配置できる。
前記被支持部材51内の支持部材50の後面と被案内部材55の前面との間には、プレート57を配置し、被支持部材51内の空間(隙間)を無くす。
これにより、支持部材50はプレート57に常時摺接して上下するので、接地輪40の上下動を円滑にする。
前記支持部材50は四角または丸パイプ形状とし、被支持部材51の挿入口を支持部材50の形状に合わせる。
これにより、支持部材50の製造を容易にでき、製造コストを低くできる。
しかして、図示は省略するが、支持部材50に形成した貫通孔53は、支持部材50の上下移動方向に長い長孔に形成してもよい。
これにより、貫通孔53の長孔の範囲内で接地輪40の上下移動を許容し、接地輪40の支持機構の破損を防止できる。
この場合、支持部材50と被支持部材51との間には引っ張りスプリング(図示省略)を設け、接地輪40の上げ方向または下げ方向に付勢し、接地輪40に外力が作用したときに上下追従させる。
この場合、支持部材50と被支持部材51との間には引っ張りスプリング(図示省略)に変えて、圧縮スプリングを設けて、接地輪40の上げ方向または下げ方向に付勢し、接地輪40に外力が作用したときに上下追従させる構成としてもよい。
また、支持部材50の長く形成した貫通孔53内のピン54の上下移動を検出するセンサ60を設け、刈取作業中にセンサ60が接地輪40の上動を感知すると、自動的に刈取装置4を一定時間刈取上下シリンダ19で上昇させる構成とする。
これにより、接地輪40の上下機構を利用して刈取装置4の刈高さ制御を行うことができる。
また、支持部材50の長く形成した貫通孔53内のピン54の上下移動を検出するセンサ60を設け、刈取作業中にセンサ60が接地輪40の上動を感知しなくなると、自動的に刈取装置4を一定時間刈取上下シリンダ19により下降または上下動を停止させる。
これにより、接地輪40の上下機構を利用して刈取装置4の刈高さ制御を行うことができる。
前記センサ60は、第一アーム31と刈取装置4側の取付部33との回動中心となる軸34に設け、第一アーム31と取付部33との回動量を検出し、この検出信号に基づいて刈取上下シリンダ19により刈取装置4を上下動させる。
これにより、フロート25の上下支持機構を利用して刈取装置4の刈高さ制御を行うことができる。
また、前記センサ60は、第二アーム35と機体フレーム1側に固定状態に設けた支持体36との回動中心となる軸37に設け、支持体36に対する第二アーム35の回動量を検出し、この検出信号に基づいて刈取上下シリンダ19により刈取装置4を上下動させる。
これにより、フロート25の上下支持機構を利用して刈取装置4の刈高さ制御を行うことができる。
また、前記センサ60は、フロート25の取付けた回動支点軸27に設け、回動支点軸27に対するアーム28の回動量を検出し、この検出信号に基づいて刈取上下シリンダ19により刈取装置4を上下動させる。
これにより、フロート25の上下支持機構を利用して刈取装置4の刈高さ制御を行うことができる。
前記フロート25は、刈取装置4を上昇させて、フロート25が圃場面より上方位置した状態では、フロート25の前端が後端より上方に位置するように、所謂側面視前上がり傾斜姿勢となるように構成する。
これにより、フロート25と圃場面(畦等)との接触あるいは干渉を防止でき、フロート25の破損を防止できる。
フロート25の前上がり傾斜姿勢を保持させる構成は任意であるが、例えば、フロート25本体と回動支点軸27との位置関係を重量バランスを考慮して配置したり、また、フロート25を回動支点軸27中心に前上がり傾斜方向に回動するように付勢するバネを設けてもよい。
これにより、刈取装置4の上昇の際のフロート25の前上がり傾斜姿勢を確実に保持でき、フロート25と圃場面(畦等)との接触あるいは干渉を防止でき、フロート25の破損を防止できる。
(実施形態の作用)
本発明は、上記構成であり、圃場を走行装置2により走行し、刈取装置4により穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を脱穀装置3に供給して脱穀する。
刈取装置4は、複数の分草装置7により圃場の穀稈を分草し、分草した穀稈を引起装置8により引き起こし、引き起した穀稈の株元を刈刃10により切断して刈取作業を行う。
刈取装置4は分草装置7等を取付けた刈取フレーム15を、刈取支持フレーム16の先側に取付けて構成し、刈取支持フレーム16の基部は機体側に回動自在に取付け、刈取支持フレーム16と機体フレーム1の間には刈取装置4を昇降させる刈取上下シリンダ19を取付けているので、詳細は省略するが、刈取装置4を刈取上下シリンダ19により昇降させて所定の刈高さにて刈取作業を行う。
しかして、刈刃10の先端作用部と走行装置2のクローラー24の前端との間に、刈取装置4が圃場面の凸部で突き上げられると、圃場面に接地して刈取装置4を浮上させるフロート25を設けているので、乾田と湿田に関わらず、オペレータが刈取装置4の対地追従操作を軽減することが可能になり、また、刈取装置4の分草装置7等の土中突っ込みによる破損を防止でき、また、刈取装置4の作業姿勢を安定させることができる。
フロート25は刈取装置4が通常刈取作業状態のとき、圃場面に接地する構成としているので、乾田と湿田に関わらず、オペレータが刈取装置4の対地追従操作を軽減することが可能になり、また、刈取装置4の分草装置7等の土中突っ込みによる破損を防止でき、また、刈取装置4の作業姿勢を安定させることができる。
フロート25の前後中間部に取付部26を設け、取付部26に取付けた回動支点軸27にアーム28の先端を取付け、アーム28の基部は後述する連結フレーム29の直線部30に取付け、直線部30には別途第一アーム(刈取側アーム)31の先端を取付け、第一アーム31の基部を刈取フレーム15の下側伝動ケース32に設けた刈取装置4側の取付部33に軸34により回動自在に取付け、また、連結フレーム29の直線部30には別途第二アーム(機体側アーム)35の先端を取付け、第二アーム35の基部は機体フレーム1側に固定状態に設けた支持体36の先端に軸37により回動自在に取付けているので、フロート25は圃場面の凸部に突き上げられると、支持体36の軸37中心に上方回動し、その結果、刈取装置4を上昇退避させる。
フロート25の側方には、圃場面に接地する接地輪40を設けているので、乾田において、フロート25と相俟って圃場面の凸部に対して刈取装置4を確実上昇退避させることができる。
また、接地輪40は連結フレーム29でフロート25と連結する構成としているので、フロート25の支持構成により接地輪40を支持でき、支持構成を簡素に構成できる。
また、接地輪40は、刈取装置4の通常刈取作業状態であって、フロート25の下面が圃場面に接地した状態となる設定状態において、接地輪40の下面はフロート25の下面より所定範囲において下方に位置させているので、フロート25よりも先に接地輪40が圃場に接地して刈取装置4を支持することになり、フロート25の破損を防止する作用を期待している。
また、接地輪40はフロート25に対して上下位置変更調節自在に構成し、連結フレーム29の直線部30にアーム28の上部を取付け、アーム28の下部を取付部26に複数設けた取付孔45に回動支点軸27により選択的に取付けるので、接地輪40の高さを変更することができる。
また、フロート25および接地輪40の支持構成を、刈取フレーム15の下側伝動ケース32に連結フレーム29を支持させているので、フロート25および接地輪40を刈取装置4の上下に追従させる支持構成を簡素に構成できる。
しかして、前記フロート25は、刈取装置4を上昇させて、フロート25が圃場面より上方位置した状態では、フロート25の前端が後端より上方に位置するように、所謂側面視前上がり傾斜姿勢となるように構成しているので、フロート25と圃場面(畦等)との接触あるいは干渉を防止でき、フロート25の破損を防止できる。
接地輪40は、前記取付部材43の上部に固定された後上がり傾斜姿勢の支持部材50に対し、連結フレーム29の上部に溶接固定された被支持部材51を外嵌する。被支持部材51には角パイプ状の支持部材50に対して摺動自在に嵌め合う角穴が形成され、被支持部材51には左右方向の単一の貫通孔52が形成され、支持部材50には後上がり傾斜方向に沿って3つの貫通孔53が形成されているので、支持部材50外嵌した被支持部材51を、支持部材50の傾斜方向に位置調節し、単一の貫通孔52と3つの貫通孔53のうちのいずれかの貫通孔53に単一のピン54を挿通することで、接地輪40とフロート25の上下方向の相対位置を変更することができる。
これにより、支持部材50の側面に3つの貫通孔53が形成されているので、作業者が貫通孔53を目視しながら接地輪40の高さ調節を行うことができ、高さ調節作業を容易にする。
接地輪40の取付部材43は、正面視において、「コ」の字または「U」の字形状に形成し、接地輪40の上部かつ、取付部材43内には被案内部材55を設け、被支持部材51内の後側には、案内部材56を設け、案内部材56は前記被案内部材55に常時当接する構成としているので、取付部材43および支持部材50を被支持部材51に対して上下させると、被支持部材51の前側内面と支持部材50の前面との当接部分と、案内部材56と被案内部材55との当接部分の2カ所にて、取付部材43および支持部材50の上下を案内する。
また、作業時、接地輪40の支持機構を安定させ、がたつきを防止できる。
支持部材50は、側面視において、刈取支持フレーム16と略平行になるように配置しているので、接地輪40の上下機構と刈取支持フレーム16との干渉を防止すると共に、接地輪40の上下機構をコンパクトに配置できる。
被支持部材51内の支持部材50の後面と被案内部材55の前面との間には、プレート57を配置し、被支持部材51内の空間(隙間)を無くしているので、支持部材50はプレート57に常時摺接して上下するので、接地輪40の上下動を円滑にする。
前記支持部材50は四角または丸パイプ形状とし、被支持部材51の挿入口を支持部材50の形状に合わせているので、、支持部材50の製造を容易にでき、製造コストを低くできる。
しかして、支持部材50に形成した貫通孔53は、支持部材50の上下移動方向に長い長孔に形成し、貫通孔53の長孔の範囲内で接地輪40の上下移動を許容しているので、接地輪40の支持機構の破損を防止できる。
この場合、支持部材50と被支持部材51との間には引っ張りスプリング(図示省略)を設け、接地輪40の上げ方向または下げ方向に付勢し、接地輪40に外力が作用したときに上下追従させる。
この場合、支持部材50と被支持部材51との間には引っ張りスプリング(図示省略)に変えて、圧縮スプリングを設けて、接地輪40の上げ方向または下げ方向に付勢し、接地輪40に外力が作用したときに上下追従させる構成としてもよい。
また、支持部材50の長く形成した貫通孔53内のピン54の上下移動を検出するセンサ60を設け、刈取作業中にセンサ60が接地輪40の上動を感知すると、自動的に刈取装置4を一定時間刈取上下シリンダ19で上昇させる構成としているので、接地輪40の上下機構を利用して刈取装置4の刈高さ制御を行うことができる。
また、支持部材50の長く形成した貫通孔53内のピン54の上下移動を検出するセンサ60を設け、刈取作業中にセンサ60が接地輪40の上動を感知しなくなると、自動的に刈取装置4を一定時間刈取上下シリンダ19により下降または上下動を停止させる構成としているので、接地輪40の上下機構を利用して刈取装置4の刈高さ制御を行うことができる。
なお、前記した各実施形態は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示および説明しているが、これらの実施例は夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、7…分草装置、8…引起装置、10…刈刃、12…株元搬送装置、13…穂先搬送装置、16…刈取支持フレーム、19…刈取上下シリンダ、24…クローラー、25…フロート、26…取付部、27…回動支点軸、28…アーム、29…連結フレーム、30…直線部、31…第一アーム、32…下側伝動ケース、33…取付部、34…軸、35…第二アーム、36…支持体、37…軸、40…接地輪、42…突部、43…取付部材、50…支持部材、51…被支持部材、52…貫通孔、53…貫通孔、54…ピン、55…被案内部材、56…案内部材、57…プレート、60…センサ。

Claims (5)

  1. 走行装置(2)を備えた機体フレーム(1)上に脱穀装置(3)を設け、該脱穀装置(3)の前方に、分草装置(7)と刈刃(10)有して刈取支持フレーム(16)により支持される刈取装置(4)を設け、該刈取装置(4)を刈取上下シリンダ(19)によって上下調節自在に設けたコンバインにおいて、前記刈刃(10)の先端部と走行装置(2)のクローラー(24)の前端部との間に、刈取装置(4)側に設けられ、圃場面に接地して刈取装置(4)を支持するフロート(25)を設け、該フロート(25)の前後方向中間部に設けた取付部(26)を、前記刈取装置(4)側の取付部(33)に取付けた第一アーム(31)の先端部と機体フレーム(1)側に設けた第二アーム(35)の先端に取付け、前記フロート(25)の側方には、圃場面に接地する接地輪(40)を設け、前記接地輪(40)とフロート(25)を連結フレーム(29)によって連結し、前記接地輪(40)は、前記連結フレーム(29)を支持する取付部材(43)の上部に固定された後上がり傾斜姿勢の支持部材(50)に対し、連結フレーム(29)の上部に溶接固定された被支持部材(51)を外嵌し、該被支持部材(51)には角パイプ状の支持部材(50)に対して摺動自在に嵌め合う角穴が形成され、被支持部材(51)には左右方向の単一の貫通孔(52)が形成され、支持部材(50)には後上がり傾斜方向に沿って複数の貫通孔(53)を形成し、前記支持部材(50)に外嵌した被支持部材(51)を、支持部材(50)の傾斜方向に位置調節し、単一の貫通孔(52)と複数の貫通孔(53)のうちのいずれかの貫通孔(53)に単一のピン(54)を挿通して位置固定し、前記フロート(25)または接地輪(40)の圃場面からの突き上げによって刈取装置(4)が上方へ退避する構成としたコンバイン。
  2. 前記接地輪(40)の取付部材(43)は、正面視において、「コ」の字または「U」の字形状に形成し、接地輪(40)の上部かつ取付部材(43)の内部には被案内部材(55)を設け、被支持部材(51)内の後側には、案内部材(56)を設け、案内部材(56)は前記被案内部材(55)に常時当接する構成とした請求項1記載のコンバイン
  3. 前記支持部材(50)は、側面視において、刈取支持フレーム(16)と略平行に配置した請求項2記載のコンバイン。
  4. 前記被支持部材(51)内の支持部材(50)の後面と被案内部材(55)の前面との間には、プレート(57)を配置した請求項3記載のコンバイン。
  5. 前記支持部材(50)は四角または丸パイプ形状とし、被支持部材(51)の挿入口を支持部材(50)の形状に合わせた請求項4記載のコンバイン。
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