JP6859862B2 - 軟磁性合金 - Google Patents
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直線A:[M]=0.01
直線B:[Ni]=11.0
直線C:[Ni]=11.0、[M]=7.00の点と、[Ni]=3.0、[M]=10.00の点とを結ぶ直線
直線D:[Ni]=3.0、[M]=10.00の点と、[Ni]=0.1、[M]=7.00の点とを結ぶ直線
直線E:[Ni]=0.1
直線F:[Ni]=1.0、[M]=0.01の点と、[Ni]=6.5、[M]=3.50の点とを結ぶ直線
直線G:[Ni]=6.5
直線H:[Ni]=0.1、[M]=0.50の点と、[Ni]=6.5、[M]=3.50の点とを結ぶ直線
直線I:[Ni]=6.5、[M]=7.00の点と、[Ni]=3.0、[M]=10.00の点とを結ぶ直線
本発明の実施形態にかかる軟磁性合金は、以下の元素を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる。
・Ni
・Al、Si、Vから選択される少なくとも1種(以下、「Al等」と称する場合がある)
NiとAl等の含有量は、以下で説明する所定の領域にある。
本発明の実施形態にかかる軟磁性合金において、Niの含有量と、Al等の含有量は、所定の関係を有している。具体的には、Niの含有量を[Ni]、Al等の含有量、つまりAl、Si、Vの合計含有量を[M]として、[Ni]と[M]の関係をプロットしたグラフにおいて、[Ni]および[M]が所定の第一領域の中にある。なお、本明細書において、NiおよびAl等をはじめとする各元素の含有量は、質量%を単位として表すものとする。また、各領域の「中」には、各領域を区画する境界線上の点および頂点も含むものとする。
点1(0.1,0.01)
点2(11.0,0.01)
点3(11.0,7.00)
点4(3.0,10.00)
点5(0.1,7.00)
直線A:点1−点2([M]=0.01)
直線B:点2−点3([Ni]=11.0)
直線C:点3−点4
直線D:点4−点5
直線E:点5−点1([Ni]=0.1)
保磁力を低く維持しながら、高い飽和磁束密度を得るために、[M]≧0.01および[Ni]≧0.1との条件が規定されている。
上記のように、Niの含有量を0.1%以上とすることで、飽和磁束密度を高めることができるが、Niを含有させすぎても、逆に飽和磁束密度が低下してしまう。そこで、[Ni]≦11.0とすることで、B30000≧1.7Tを確保することができる。また、Hc≦1000A/mの低保磁力も維持することができる。
NiおよびAl等の含有量を、直線Cおよび直線Dによって規定される値以下に抑えておくことで、B30000≧1.7Tを確保することができる。
本発明の実施形態にかかる軟磁性合金において、[Ni]および[M]は、第一領域の中でさらに、第二領域の中にあることが好ましい。
点6(1.0,0.01)
点7(6.5,3.50)
である。
NiおよびAl等の含有量を、直線Fによって規定される値以上としておくことで、結晶組織において、α相を維持しやすくなる。その結果、保磁力Hcを低く抑えることができる。特に、Hc≦500A/mの低い水準にまで抑えやすくなる。例えば、電磁鋼板の磁気焼鈍の温度として一般的な850℃で熱処理を行っても、α相を高度に維持することができる。Niおよび/またはAl等の含有量を直線Fによって規定される値よりも小さくすると、α相+γ相や、マルテンサイト相が生じやすくなり、保磁力Hcが上昇することによって、特に高温で磁気焼鈍を行った際に、軟磁気特性が発現されにくくなる。
[Ni]≦6.5とすることで、B30000≧1.7Tの高飽和磁束密度を特に確保しやすくなる。[Ni]>6.5とした場合には、Hc≦500A/mは確保できても、B30000≧1.7Tとの両立が難しくなる場合がある。
本発明の実施形態にかかる軟磁性合金において、[Ni]および[M]は、第二領域の中でさらに、第三領域の中にあることが好ましい。
点8(0.1,0.50)
点7(6.5,3.50)
である。
点9(6.5,7.00)
点4(3.0,10.00)
である。
本発明の実施形態にかかる軟磁性合金は、必須の添加元素であるNi、およびAl、Si、Vから選択される少なくとも1種のみを、上記第一領域(または第二領域、第三領域)の中の量だけ含有するものであってもよいが、さらに、任意元素として、CrおよびMoの少なくとも一方を含有するものであってもよい。CrおよびMoの少なくとも一方を含有することで、軟磁性合金の電気抵抗を高めることができる。また、耐食性を高めることができる。軟磁性合金は、CrおよびMoの一方のみを含有しても、両方を含有してもよいが、耐食性を効果的に高める等の観点から、少なくともCrを含有することが好ましい。
本発明の実施形態にかかる軟磁性合金は、必須の添加元素であるNi、およびAl、Si、Vから選択される少なくとも1種に加えて、あるいは、それら必須の添加元素および任意元素であるCr、Moの少なくとも一方に加えて、さらに、任意元素として、以下の群から選択される元素を、1種または2種以上含有するものであってもよい。
・0.03%≦Pb≦0.30%
・0.002%≦Bi≦0.020%
・0.002%≦Ca≦0.20%
・0.01%≦Te≦0.20%
・0.03%≦Se≦0.30%
各軟磁性合金を、外径φ28mm、内径φ20mm、厚さt3mmの円筒状に加工し、磁気リング(鉄心)とした。この磁気リングを用いて、一次コイル(480ターン)と二次コイル(20ターン)を形成し、測定試料とした。そして、磁気計測機器(電子磁気工業製「BH−1000」)を用いて、磁束密度を計測した。磁束密度の計測は、一次コイルに電流を流して磁気リングに磁界Hを発生させ、二次コイルに誘起した電圧の積分値に基づいて、磁気リングに発生した磁束密度を算出することで行った。計測においては、磁界Hを30000A/mとし、その時の磁束密度の値であるB30000を記録した。
上記磁束密度の測定に用いたのと同じ測定試料および磁気計測装置を用い、磁化曲線(B−H曲線)の測定を行った。そして、得られたヒステリシスループに基づいて、保磁力Hcを見積もった。
各軟磁性合金を、断面10mm四方、長さ30mmの角柱状に加工し、電気抵抗率を測定した。測定は、四端子法にて行った。
JIS Z 2371に規定される塩水噴霧試験により、各軟磁性合金の耐食性を評価した。つまり、塩水噴霧を行って24時間後に、試料表面を目視にて観測し、錆の発生が確認される領域の面積の割合を錆発生率として見積もった。錆発生率の値が小さいほど、耐食性が高いことになる。
各軟磁性合金を1cm角に加工し、樹脂に埋め込んで研磨した。この試験片に対し、ビッカース硬さ試験機を用いて、ビッカース硬さ(Hv)を測定した。
実施例B群の一部および実施例B’群にかかる軟磁性合金について、切削性試験を行って、切削性を評価した。つまり、厚さ5mmの板状試料に、直径2mmのドリルを用いて穴を貫通させた。貫通不能となるまでに形成した貫通穴の数を計数することで、各試料の切削性を評価した。81個以上の穴を貫通できた場合を、切削性が特に優れる「◎」、51個以上80個以下の穴を貫通できた場合を、切削性良好「○」、51個未満の穴しか貫通できなかった場合を切削性不良「×」と評価した。なお、切削速度は20m/minとした。
表1に、実施例A1〜A12および比較例1〜9にかかる軟磁性合金について、成分組成と上記各試験の結果を示す。NiおよびAl等の含有量について、実施例A1〜A10は、図1中で「□」で囲んだ番号で示した点1〜点10に対応しており、比較例2〜9は、( )で囲んだ番号で示した各点に対応している。比較例1は、純鉄である。
Claims (8)
- Niと、
AlおよびVから選択される少なくとも1種と、を含有し、
残部がFeおよび不可避的不純物よりなり、
質量%で、Niの含有量を[Ni]、AlおよびVの合計含有量を[M]として、前記[Ni]と[M]の関係をプロットしたグラフにおいて、下記の直線A、直線B、直線C、直線D、直線Eによって囲まれる領域の中に、前記[Ni]および[M]が存在することを特徴とする軟磁性合金。
直線A:[M]=0.01
直線B:[Ni]=11.0
直線C:[Ni]=11.0、[M]=7.00の点と、[Ni]=3.0、[M]=10.00の点とを結ぶ直線
直線D:[Ni]=3.0、[M]=10.00の点と、[Ni]=0.1、[M]=7.00の点とを結ぶ直線
直線E:[Ni]=0.1
- 前記グラフにおいて、前記直線A、直線C、直線D、直線Eと、下記直線F、直線Gによって囲まれる領域の中に、前記[Ni]および[M]が存在することを特徴とする請求項1に記載の軟磁性合金。
直線F:[Ni]=1.0、[M]=0.01の点と、[Ni]=6.5、[M]=3.50の点とを結ぶ直線
直線G:[Ni]=6.5 - 前記グラフにおいて、前記直線D、直線E、直線Gと、下記直線H、直線Iによって囲まれる領域の中に、前記[Ni]および[M]が存在することを特徴とする請求項2に記載の軟磁性合金。
直線H:[Ni]=0.1、[M]=0.50の点と、[Ni]=6.5、[M]=3.50の点とを結ぶ直線
直線I:[Ni]=6.5、[M]=7.00の点と、[Ni]=3.0、[M]=10.00の点とを結ぶ直線 - さらに、質量%で、1%≦Cr≦14%を含有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の軟磁性合金。
- さらに、質量%で、1%≦Mo≦6%を含有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の軟磁性合金。
- 前記軟磁性合金はCrおよびMoを含有し、質量%で、1%≦Cr+3.3Mo≦14%であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の軟磁性合金。
- さらに、質量%で、0.03%≦Pb≦0.30%、0.002%≦Bi≦0.020%、0.002%≦Ca≦0.20%、0.01%≦Te≦0.20%、0.03%≦Se≦0.30%から選択される1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1から6にいずれか1項に記載の軟磁性合金。
- ビッカース硬さHvが250以上であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の軟磁性合金。
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