JP6858874B2 - レンズユニット - Google Patents

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Description

本発明は、レンズユニットに関する。
複数のレンズを備え、特定の被写体に焦点を合わせるフォーカス機構をもつレンズユニットが知られている。フォーカス機構は、内筒と外筒とフォーカスリングとを有する。内筒は複数のレンズを保持する。外筒は、その内部に内筒が挿入され、レンズの光軸に沿って内筒を移動可能に保持する。フォーカスリングは、内筒を外筒に対して光軸に沿って移動させる際に、ユーザにより回転操作される。
外筒は、内筒が隙間なく嵌入するよう、なるべく内筒の外径と同じ内径となるように形成される。しかし、加工精度のばらつきといった様々な要因によって、内筒の外周面と外筒の内周面との間に多少の隙間が生じることがある。そして、この隙間に起因して、内筒が外筒に対してガタつき、光軸がずれてしまう場合がある。当該レンズユニットを例えばデジタルカメラに用いた場合は、光軸がずれることによってイメージセンサに結像される被写体像もずれてしまう。
特許文献1の従来例には、上記のような内筒のガタつきを吸収するための弾性リング(Oリング)を設けたレンズユニットが記載されている。弾性リングは、内筒の外周面に周方向に沿って形成された環状の溝に嵌合している。弾性リングは、内筒が外筒内に組み付けられた場合に、外筒の内周面に圧接される。これにより、内筒の外周面と外筒の内周面との間の隙間に起因して生じる内筒のガタつきを吸収している。
特開昭62−034111号公報
ここで、外筒は、内筒の挿入を奥までスムーズにガイドするために、内径が段階的に変更される加工が施される場合がある。例えば、外筒の内周面に、内筒の外径よりも大きい内径の大径部と、弾性リングが圧接される内径の小径部とが設けられる。小径部は、大径部に連なり、外筒への内筒の挿入方向において大径部に対して奥側に位置する。
また、レンズユニットには絞り機構が備えられている。絞り機構は、複数枚の絞り羽根と操作ピンとアイリスリングとを有する。絞り羽根は略円形の絞り開口を形成し、この絞り開口の大きさを変化させることで光量を制限する。操作ピンは絞り開口の開度を調整するためのもので、絞り羽根の外側に向かって突出し、アイリスリングに連結されている。アイリスリングがユーザにより回転操作されると、操作ピンが周方向に移動し、これにより絞り開口が開閉する。
絞り機構を備えるレンズユニットの場合、外筒には、操作ピンの移動を許容するピン移動用開口が形成される。より具体的には、ピン移動用開口は平面視で矩形状に形成され、ユーザの操作に伴う操作ピンの周方向の移動、およびフォーカス機構による内筒の光軸に沿った移動に伴う操作ピンの光軸に沿った移動を許容するため、周方向および光軸方向に所定の幅を有している。
特許文献1の従来例において、外筒の内周面が大径部と小径部で構成され、かつ外筒にピン移動用開口が形成されていた場合を考える。この場合、内筒を外筒内に組み付けるに際して、弾性リングを溝に嵌合させた状態で内筒を外筒に挿入したときに、ピン移動用開口と、大径部と小径部の境界部分との位置関係によっては、弾性リングがピン移動用開口から飛び出して溝から外れてしまい、うまく外筒内に内筒を組み付けることができない事態が生じることがあった。
より詳しくは、大径部から小径部に進入する際に、弾性リングは小径部からの圧力を受けて収縮するが、この位置にピン移動用開口があると、ピン移動用開口が圧力を受けた弾性リングの逃げ場となり、弾性リングがピン移動用開口から飛び出して溝から外れてしまう。
本発明は、外筒と内筒の隙間に起因して生じる内筒のガタつきによる光軸ずれを弾性リングで吸収し、外筒内に内筒を容易に組み付けることが可能なレンズユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のレンズユニットは、フォーカス機構と、絞り機構と、環状の溝と、弾性リングと、ピン移動用開口とを備える。フォーカス機構は、複数のレンズを保持する内筒と、内筒が挿入され、レンズの光軸に沿って内筒を移動可能に保持する外筒とを有する。絞り機構は、光量を制限する絞り羽根と、絞り羽根の外側に向かって突出し、絞り羽根の開度を調整するために周方向に操作される操作ピンとを有する。環状の溝は、内筒の外周面に周方向に沿って形成されている。弾性リングは、溝に嵌合する弾性リングであり、内筒が外筒内に組み付けられた場合に、外筒の内周面に圧接されて、内筒の外周面と外筒の内周面との間の隙間に起因して生じる内筒のガタつきを吸収する。ピン移動用開口は、外筒に形成されるピン移動用開口であり、操作ピンの周方向の移動、および内筒の光軸に沿った移動に伴う操作ピンの光軸に沿った移動を許容する大きさを有する。外筒の内周面は、内筒の外径よりも大きい内径の第1大径部と、第1大径部に連なり、外筒への内筒の挿入方向において第1大径部に対して奥側に位置し、弾性リングを溝に嵌合させた状態で内筒を外筒に挿入した場合に弾性リングが圧接される内径の第1小径部とを少なくとも有し、第1大径部と第1小径部の境界部分は、ピン移動用開口の奥側の開口縁と同じ位置、または開口縁よりもさらに奥側の位置に配置されている。
外筒の内周面は、内筒の外径よりも大きい内径の第2大径部と、第2大径部に連なり、第2大径部に対して奥側に位置し、第2大径部よりも小さい内径の第2小径部とを有し、第2大径部と第2小径部の境界部分には、奥側に向かって幅狭となる傾斜面が形成されていることが好ましい。
また、本発明のレンズユニットは、複数のレンズを保持する内筒と、内筒が挿入され、レンズの光軸に沿って内筒を移動可能に保持する外筒とを有するフォーカス機構と、光量を制限する絞り羽根と、絞り羽根の外側に向かって突出し、絞り羽根の開度を調整するために周方向に操作される操作ピンとを有する絞り機構と、内筒の外周面に周方向に沿って形成された環状の溝と、溝に嵌合する弾性リングであり、内筒が外筒内に組み付けられた場合に、外筒の内周面に圧接されて、内筒の外周面と外筒の内周面との間の隙間に起因して生じる内筒のガタつきを吸収する弾性リングと、外筒に形成されるピン移動用開口であり、操作ピンの周方向の移動、および内筒の光軸に沿った移動に伴う操作ピンの光軸に沿った移動を許容する大きさを有するピン移動用開口とを備え、外筒の内周面は、内筒の外径よりも大きい内径の大径部と、大径部に連なり、大径部に対して内筒が挿入される方向において奥側に位置し、内筒の外径よりも大きく、大径部よりも小さい内径の中径部と、中径部に連なり、中径部に対して奥側に位置し、中径部よりも小さい内径であり、弾性リングを溝に嵌合させた状態で内筒を外筒に挿入した場合に弾性リングが圧接される内径の小径部とを有し、大径部中径部の境界部分には、奥側に向かって幅狭となる傾斜面が形成され、中径部と小径部の境界部分には、ピン移動用開口の奥側の開口縁よりもさらに奥側の位置に配置され、かつ奥側に向かって幅狭となる傾斜面が形成されている
溝は、挿入方向における内筒の端部と奥側の側壁との距離が1mm以上、端部と奥側の側壁と反対側の側壁との距離が5mm以下の位置に形成されていることが好ましい。
弾性リングは、周方向と直交する方向に切った断面形状がX字状のXリングであることが好ましい。また、マシンビジョンカメラに用いられることが好ましい。
本発明は、外筒の内周面の第1大径部と第1小径部の境界部分を、外筒への内筒の挿入方向の奥側のピン移動用開口の開口縁と同じ位置、または開口縁よりもさらに奥側の位置に配置するので、弾性リングがピン移動用開口から飛び出して溝から外れてしまうことが防がれる。したがって、外筒と内筒の隙間に起因して生じる内筒のガタつきによる光軸ずれを弾性リングで吸収し、外筒内に内筒を容易に組み付けることが可能なレンズユニットを提供することができる。
マシンビジョンカメラを示す斜視図である。 レンズユニットの断面図である。 レンズユニットの要部の斜視図である。 レンズユニットの要部の分解斜視図である。 内筒と外筒の各部を示す拡大断面図である。 大径部と中径部の境界部分を示す拡大断面図である。 中径部と小径部の境界部分を示す拡大断面図である。 中径部と小径部の境界部分を、ピン移動用開口の奥側の開口縁よりも手前側の位置に配置した、比較例の外筒を示す図であり、図8(A)は、内筒が境界部分を通過する前、図8(B)は、内筒が境界部分を通過した後をそれぞれ示す。 図8(B)の状態を挿入方向の手前側から見た部分断面図である。 中径部と小径部の境界部分を、ピン移動用開口の奥側の開口縁よりも奥側の位置に配置した場合を示し、図10(A)は、内筒が境界部分を通過する前、図10(B)は、内筒が境界部分を通過した後をそれぞれ示す。 中径部と小径部の境界部分を、ピン移動用開口の奥側の開口縁と同じ位置に配置した外筒を示す図である。
[第1実施形態]
図1において、マシンビジョンカメラ10は、例えば工場の生産ラインにおける物品の検査等、ファクトリーオートメーションに用いられるもので、レンズユニット11とカメラ本体12とで構成される。レンズユニット11は、アルミ合金等の軽量で加工がしやすい金属材料で形成され、カメラ本体12に着脱自在に取り付けられる。レンズユニット11は、対物レンズOLを通じて被写体像を取り込む。レンズユニット11は、カメラ本体12に内蔵されたCCD(Charge Coupled Device)、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ(図示せず)の撮像面に被写体像を結像させる。
イメージセンサは、被写体像を表す撮像信号を出力する。カメラ本体12は、撮像信号をパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に送信する送信部(図示せず)を有する。送信部は、例えばUSB(Universal Serial Bus)インターフェース、またはギガビットLAN(Local Area Network)規格のインターフェースである。情報処理装置は撮像信号を解析し、この解析結果に応じて物品の良不良等を判定する。
レンズユニット11は、いずれも円環状の部材である、フォーカスリング13、アイリスリング15、および抜け止め部16を有する。フォーカスリング13およびアイリスリング15は、破線で示す周方向CDに沿ってユーザにより回転操作される。フォーカスリング13は、特定の被写体に焦点を合わせるピント調整を行う場合に回転操作される。アイリスリング15は、絞り羽根51(図2参照)が形成する絞り開口の開度を調整する場合に回転操作される。
フォーカスリング13およびアイリスリング15は、外筒32(図2も参照)に対して回転自在である。抜け止め部16は、アイリスリング15の抜け落ちを防止する。
外筒32には固定ネジ17が、アイリスリング15には固定ネジ18(図2参照)が、抜け止め部16には固定ネジ19(図2参照)が、それぞれ取り付けられる。より具体的には、外筒32、アイリスリング15には、固定ネジ17、18がそれぞれ螺合する貫通したネジ穴が形成され、抜け止め部16には、固定ネジ19が挿通される挿通穴が形成されている。
外筒32の固定ネジ17が締め付けられると、その先端はフォーカスリング13に当接する。これにより外筒32に対してフォーカスリング13が固定される。同様に、アイリスリング15の固定ネジ18の先端は外筒32(図2参照)に当接し、外筒32に対してアイリスリング15が固定される。
抜け止め部16の固定ネジ19は、外筒32に形成されたネジ穴と螺合する。固定ネジ19が締め付けられると、外筒32に対して抜け止め部16が固定される。
固定ネジ17は、ピント調整時は緩められ、フォーカスリング13の周方向CDに沿った回転を許容する。ピント調整後、固定ネジ17が締め付けられることで、フォーカスリング13がピント調整後の位置に固定される。固定ネジ18は、絞り開口の開度の調整時は緩められ、アイリスリング15の周方向CDに沿った回転を許容する。絞り開口の開度の調整後、固定ネジ18が締め付けられることで、アイリスリング15が絞り開口の開度の調整後の位置に固定される。固定ネジ19は、抜け止め部16の組み付け後に締め付けられ、抜け止め部16を固定する。
図2において、レンズユニット11は、フォーカス機構30を備える。フォーカス機構30は、前述のフォーカスリング13に加えて、内筒31と外筒32とを有する。内筒31はレンズL1、L2を保持する。外筒32は、その内部に内筒31が挿入される。より具体的には、対物レンズOLおよびレンズL1、L2の光軸OA(一点鎖線で示す)と平行な実線の矢印方向IDに沿って、外筒32内に内筒31が挿入される。この矢印方向IDが挿入方向である。また、挿入方向IDは光軸OAと平行であるため、光軸方向OADでもある。外筒32は、光軸OAに沿って内筒31を移動可能に保持する。なお、レンズL1、L2は、図を簡単化するため省略しているが、実際にはそれぞれ複数のレンズで構成される。
内筒31の外周面33において、挿入方向IDの手前側の略半分には、雄ネジ34が形成されている。雄ネジ34は、フォーカスリング13の内周面35に形成された雌ネジ36に螺合する。フォーカスリング13を回転させると、フォーカスリング13の光軸方向OADの位置は固定されているので、雄ネジ34と雌ネジ36の作用により、光軸OAに沿ってフォーカスリング13に対して内筒31が移動する。
フォーカスリング13と反対側の内筒31の内部にはコイルバネ37が挿入されている。コイルバネ37は、その一端が内筒31と当接し、他端が外筒32と当接する。コイルバネ37は、外筒32に対して、挿入方向IDとは反対の方向に内筒31を付勢する。このコイルバネ37の付勢により、内筒31はフォーカスリング13側に押し付けられ、雄ネジ34と雌ネジ36の間のガタつきが解消される。こうして内筒31の光軸方向OADに関する位置決めがなされる。
内筒31の外周面33には、外筒32の内径と外径が略同じ第1同径部38A、および第2同径部38Bが設けられている。これら各同径部38A、38Bは、周方向CDに沿って環状に形成されている。第1同径部38AはレンズL1、L2の間の内筒31の中心部に、第2同径部38Bは挿入方向IDの奥側の内筒31の端部39に、それぞれ配置されている。
また、内筒31の外周面33には、周方向CDに沿って環状の溝40が形成されている。溝40は、挿入方向IDにおいて第2同径部38Bに対して手前側であって、第2同径部38Bと隣り合う位置に形成されている。溝40には弾性リングとしてのXリング41が嵌合される。外力が加えられていない自然状態でのXリング41の内径は、溝40の直径よりも僅かに大きいだけで略同じである。Xリング41は、周方向CDと直交する方向に切った断面形状がX字状をしている。内筒31は、このXリング41を溝40に嵌合させた状態で外筒32に挿入される。
各同径部38A、38Bの外径は、外筒32の内径と略同じであるが、より正確には、各同径部38A、38Bの外径は、外筒32の内径よりも僅かに小さい。このため、内筒31の外周面33と外筒32の内周面42との間には僅かな隙間があり、このままでは内筒31が外筒32に対してガタつく。しかし本実施形態では、内筒31が外筒32内に組み付けられた図2の状態の場合に、Xリング41が外筒32の内周面42に圧接される。これにより、内筒31の外周面33と外筒32の内周面42との間の隙間に起因して生じる内筒31のガタつきが吸収される。
レンズユニット11は、絞り機構50も備えている。絞り機構50は、レンズL1、L2の間の内筒31の中心部に配置されている。絞り機構50は、前述のアイリスリング15に加えて、複数枚の絞り羽根51と操作ピン52とを有する。絞り羽根51は、周知のように、略円形の絞り開口を形成する。絞り羽根51は、この絞り開口の大きさを変化させることで入射光量を制限する。操作ピン52は絞り開口の開度を調整するためのものである。操作ピン52は、絞り羽根51の外側に向かって突出した円筒状の突起である。
操作ピン52は、アイリスリング15の内周面53に形成されたガイド溝54に、その先端が係合する。これにより操作ピン52とアイリスリング15とが連結される。ガイド溝54は、光軸OAに沿って直線状に形成されている。そして、周方向CDに関して、操作ピン52の径よりも僅かに広い幅を有する。ガイド溝54は、内筒31の光軸OAに沿った移動に伴う操作ピン52の光軸OAに沿った移動をガイドする。
図3および図4において、内筒31には、周方向CDに沿ってガイド穴60が形成されている。ガイド穴60は、周方向CDに関して、操作ピン52の移動範囲分の長さを有する。また、ガイド穴60は、光軸方向OADに関して、操作ピン52の径より僅かに広い幅を有する。ガイド穴60には操作ピン52が挿通される。操作ピン52は、ガイド溝54で連結されたアイリスリング15の回転操作に伴い、ガイド穴60に沿って移動する。すなわち、操作ピン52は、周方向CDに操作される。
なお、より正確には、操作ピン52は、複数枚の絞り羽根51を保持する図示しない菊座に連結されている。操作ピン52の周方向CDの操作に伴い、菊座が周方向CDに回転する。この菊座の周方向CDの回転により、絞り羽根51が開閉動作する。
外筒32には、ピン移動用開口61が形成されている。ピン移動用開口61は、絞り開口の開度の調整時の操作ピン52の周方向CDの移動、およびピント調整時の内筒31の光軸OAに沿った移動に伴う操作ピン52の光軸OAに沿った移動を許容する大きさを有する。すなわち、ピン移動用開口61は、ガイド穴60と同じく、周方向CDに関して、操作ピン52の移動範囲分の長さを有する。また、ピン移動用開口61は、光軸方向OADに関して、内筒31の移動範囲分の長さを有する。
外筒32にはさらに、光軸方向OADに沿ってガイド穴62が形成されている。ガイド穴62には、ガイドネジ63が係合する。ガイドネジ63は、内筒31に形成されたネジ穴64に螺合する。ガイド穴62は、周方向CDに関して、ガイドネジ63の径より僅かに広い幅を有する。また、ガイド穴62は、ピン移動用開口61と同じく、光軸方向OADに関して、内筒31の移動範囲分の長さを有する。操作ピン52およびガイド溝54に加えて、これらガイド穴62およびガイドネジ63により、フォーカスリング13の回転操作に応じた内筒31の光軸OAに沿った移動がガイドされる。また、ピン移動用開口61およびガイド穴62によって、内筒31の移動範囲が規制される。
なお、図3および図4では、煩雑を避けるため、対物レンズOL、アイリスリング15、抜け止め部16の図示を省略している。
図5において、外筒32の内周面42は、第2大径部に相当する大径部70と、第2小径部および第1大径部に相当する中径部71と、第1小径部に相当する小径部72とを有する。大径部70の内径DI1は、内筒31の第1同径部38Aの外径DO1、第2同径部38Bの外径DO2、およびXリング41の外径DOXよりも大きい(DI1>DO1、DO2、DOX)。
中径部71の内径DI2は、大径部70の内径DI1よりも小さく、かつ小径部72の内径DI3よりも大きい(DI1>DI2>DI3)。また、中径部71の内径DI2は、大径部70の内径DI1と同じく、内筒31の第1同径部38Aの外径DO1、第2同径部38Bの外径DO2、およびXリング41の外径DOXよりも大きい(DI2>DO1、DO2、DOX)。ただし、中径部71の内径DI2は、第1同径部38Aの外径DO1よりも僅かに大きいだけで略同じである(DI2≒DO1)。
小径部72の内径DI3は、Xリング41を溝40に嵌合させた状態で内筒31を外筒32に挿入した場合にXリング41が圧接される大きさである。より具体的には、小径部72の内径DI3は、第2同径部38Bの外径DO2よりも僅かに大きいだけで略同じであり、かつ、Xリング41の外径DOXよりも小さい(DO2≒DI3<DOX)。このように、外筒32は、大径部70、中径部71、小径部72と、内筒31の挿入を奥までスムーズにガイドするために内径が段階的に変更されている。
大径部70は、挿入方向IDにおいて最も手前側に位置する。中径部71は、大径部70に連なり、挿入方向IDにおいて大径部70に対して奥側に位置する。小径部72は、中径部71に連なり、挿入方向IDにおいて中径部71に対して奥側に位置する。
大径部70と中径部71の境界部分73(第2大径部と第2小径部の境界部分、二点鎖線の枠で囲う部分)は、ピン移動用開口61の手前側の開口縁74よりも手前側の位置に配置されている。また、中径部71と小径部72の境界部分75(第1大径部と第1小径部の境界部分、二点鎖線の枠で囲う部分)は、ピン移動用開口61の奥側の開口縁76よりも奥側の位置に配置されている。
Xリング41が嵌合される溝40は、挿入方向IDにおける内筒31の端部39と奥側の側壁40Aとの距離DG1が1mm以上、端部39と側壁40Aと反対側の側壁40Bとの距離DG2が5mm以下の位置に形成されている。
図6に示すように、大径部70と中径部71の境界部分73には、奥側に向かって幅狭となる傾斜面80が形成されている。同様にして、図7に示すように、中径部71と小径部72の境界部分75にも、奥側に向かって幅狭となる傾斜面81が形成されている。なお、これら図6および図7からも分かるように、厳密に言えば、大径部70は、傾斜面80が形成された境界部分73を含まない。また、中径部71は、傾斜面81が形成された境界部分75を含まない。境界部分73は中径部71に含まれ、境界部分75は小径部72に含まれる。
次に、上記構成を有するレンズユニット11の組み立て手順を説明する。まず、内筒31内に、レンズL1、L2、絞り羽根51等の光学部品を取り付ける。次いで、溝40にXリング41を嵌合する。より具体的には、まず、Xリング41の一部を溝40に引っ掛ける。そして、この引っ掛けたXリング41の一部を指で押さえながら、Xリング41の他の部分を少し引き延ばして端部39を通し、溝40に収容する。
この際、図5で示したように、溝40を、挿入方向IDにおける内筒31の端部39と奥側の側壁40Aとの距離DG1が1mm以上、端部39と奥側の側壁40Aと反対側の側壁40Bとの距離DG2が5mm以下の位置に形成したので、溝40にXリング41を容易に嵌合することができる。
すなわち、距離DG1が1mm未満の位置では、溝40の加工が難しい。一方、距離DG2が5mmよりも大きい位置では、Xリング41を大きく引き延ばす必要があり、溝40にXリング41を嵌合するために手間が掛かる。また、Xリング41を大きく引き延ばしたことで、Xリング41に亀裂等のダメージが生じるおそれがある。溝40を、挿入方向IDにおける内筒31の端部39と奥側の側壁40Aとの距離DG1が1mm以上、端部39と奥側の側壁40Aと反対側の側壁40Bとの距離DG2が5mm以下の位置に形成したことで、こうした不都合を解消することができる。
溝40にXリング41を嵌合した後、内筒31の内部にコイルバネ37を挿入する。そして、この状態で挿入方向IDに沿って内筒31を外筒32に挿入していく。挿入方向IDに沿って内筒31を外筒32に挿入していくと、内筒31は、大径部70、中径部71、小径部72の順に通過する。
図5で示したように、大径部70の内径DI1、および中径部71の内径DI2は、内筒31の第1同径部38Aの外径DO1、第2同径部38Bの外径DO2、およびXリング41の外径DOXよりも大きい。また、中径部71の内径DI2は、大径部70の内径DI1よりも小さい。さらに図6で示したように、大径部70と中径部71の境界部分73には、奥側に向かって幅狭となる傾斜面80が形成されている。したがって、内筒31は、大径部70から中径部71へと比較的抵抗なくスムーズに通過することができる。
中径部71を通過した内筒31は小径部72に到り、中径部71と小径部72の境界部分75を通過する。図5で示したように、小径部72の内径DI3は、Xリング41の外径DOXよりも小さい。このためXリング41は小径部72で圧接される。これにより、内筒31の外周面33と外筒32の内周面42との間の隙間に起因して生じる内筒31のガタつきが吸収される。
また、図5で示したように、中径部71と小径部72の境界部分75が、ピン移動用開口61の奥側の開口縁76よりも奥側の位置に配置されているので、内筒31が中径部71と小径部72の境界部分75を通過したとき、Xリング41がピン移動用開口61から飛び出して溝40から外れてしまうことがない。
中径部71と小径部72の境界部分75を、ピン移動用開口61の奥側の開口縁76よりも奥側の位置に配置した作用を、図8および図9の比較例を用いて詳しく説明する。
図8は、本発明とは逆に、中径部71と小径部72の境界部分75を、ピン移動用開口61の奥側の開口縁76よりも手前側の位置に配置した外筒90である。図8(A)は、内筒31が境界部分75を通過しようとしている状態を示している。対して図8(B)は、図8(A)の状態からさらに内筒31が挿入方向IDに押し込まれ、Xリング41が境界部分75を通過した後の状態を示している。図9は、図8(B)の状態を挿入方向IDの手前側から見た部分断面図である。
この図8(B)および図9に示す状態において、Xリング41の大部分は小径部72で圧接される。しかしながら、ピン移動用開口61に対向するXリング41の部分は、ピン移動用開口61で上部が開放されていて小径部72では圧接されない。そのうえ他の大部分は小径部72で圧接される。このため、ピン移動用開口61に対向するXリング41の部分は、矢印方向JDに飛び出して溝40から外れてしまい、ピン移動用開口61の奥側の開口縁76に引っ掛かってしまう。
対して本発明では、内筒31が境界部分75を通過しようとしている状態の図10(A)、並びにXリング41が境界部分75を通過した後の状態の図10(B)に示すように、中径部71と小径部72の境界部分75を、ピン移動用開口61の奥側の開口縁76よりも奥側の位置に配置しているので、Xリング41の全部が略同時に小径部72で圧接される。このため、図8の比較例のように、Xリング41の大部分は小径部72で圧接されていて、ピン移動用開口61に対向するXリング41の部分だけ小径部72で圧接されていないという状況にはなり得ない。したがって、Xリング41がピン移動用開口61から飛び出して溝40から外れてしまうことが防がれ、外筒32内に内筒31を容易に組み付けることが可能となる。
また、図7で示したように、中径部71と小径部72の境界部分75には、奥側に向かって幅狭となる傾斜面81が形成されているので、内筒31は、中径部71から小径部72へと比較的抵抗なくスムーズに通過することができる。
内筒31を外筒32に挿入した後、ピン移動用開口61およびガイド穴60を介して、絞り羽根51に操作ピン52を取り付ける。また、ガイド穴62を介して、ネジ穴64にガイドネジ63を螺合する。さらに、内筒31の雄ネジ34を、対物レンズOLが取り付けられたフォーカスリング13の雌ネジ36に螺合し、図3で示した状態とする。
図3で示した状態とした後は、フォーカスリング13とは反対側から、アイリスリング15、抜け止め部16の順に、各円環部材を外筒32に挿通していく。そして、固定ネジ19を締め付け、外筒32に対して抜け止め部16を固定する。最後に、固定ネジ17を外筒32に、固定ネジ18をアイリスリング15に、それぞれ取り付ける。これにてレンズユニット11が完成する。
レンズユニット11をマシンビジョンカメラ10に用いる場合は、まず、カメラ本体12にレンズユニット11を取り付ける。そして、固定ネジ17を緩めてフォーカスリング13を回転操作し、ピント調整を行う。また、固定ネジ18を緩めてアイリスリング15を回転操作し、絞り開口の開度の調整を行う。これらピント調整および絞り開口の開度の調整は、レンズユニット11で取り込まれてカメラ本体12のイメージセンサで撮像された被写体像を情報処理装置のモニタ等で確認しながら行う。ピント調整および絞り開口の開度の調整後は、固定ネジ17、18を締め付け、フォーカスリング13およびアイリスリング15を固定する。
[第2実施形態]
図11に示す第2実施形態の外筒95は、中径部71と小径部72の境界部分75を、ピン移動用開口61の奥側の開口縁76と同じ位置に配置している。この外筒95によっても、上記第1実施形態と同じく、Xリング41がピン移動用開口61から飛び出して溝40から外れてしまうことが防がれ、外筒90内に内筒31を容易に組み付けることが可能となる。
大径部70を廃して、中径部71と小径部72の2つだけとしてもよい。この場合、中径部71が第1大径部と第2大径部に相当し、小径部72が第1小径部と第2小径部に相当する。あるいは、径を3回以上異ならせて、径が異なる部分を4箇所以上設けてもよい。
弾性リングとしては、Xリング41の替わりに、周方向CDと直交する方向に切った断面形状がO字状(円形)のOリングを用いてもよい。
ただし、Oリングは、Xリング41と比べて、圧接面(ここでは小径部72の内周面)への接触面積が大きく、その分圧接面に対する摩擦抵抗が大きい。このため、Oリングでは、摩擦抵抗が大きすぎて内筒31の光軸OAに沿った移動が妨げられるおそれがある。対してXリング41では、内筒31のガタつきを吸収しつつも、さほどの抵抗なく内筒31を光軸OAに沿って移動させることができる。したがって、弾性リングはXリング41を用いることがより好ましい。
本発明は、上記各実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の構成を採用し得ることはもちろんである。例えば、本発明は、マシンビジョンカメラ10以外の、例えば汎用のデジタルカメラに用いられるレンズユニットにも適用可能である。また、プロジェクタの投射光学系を搭載したレンズユニットにも適用可能である。
10 マシンビジョンカメラ
11 レンズユニット
12 カメラ本体
13 フォーカスリング
15 アイリスリング
16 抜け止め部
17〜19 固定ネジ
30 フォーカス機構
31 内筒
32、90、95 外筒
33 内筒の外周面
34 雄ネジ
35 フォーカスリングの内周面
36 雌ネジ
37 コイルバネ
38A、38B 第1、第2同径部
39 内筒の端部
40 溝
40A 奥側の側壁
40B 奥側の側壁と反対側の側壁
41 Xリング(弾性リング)
42 外筒の内周面
50 絞り機構
51絞り羽根
52 操作ピン
53 アイリスリングの内周面
54 ガイド溝
60 ガイド穴
61 ピン移動用開口
62 ガイド穴
63 ガイドネジ
64 ネジ穴
70 大径部(第2大径部)
71 中径部(第2小径部および第1大径部)
72 小径部(第1小径部)
73 大径部と中径部の境界部分
74 ピン移動用開口の手前側の開口縁
75 中径部と小径部の境界部分
76 ピン移動用開口の奥側の開口縁
80、81 傾斜面
OA 光軸
ID 挿入方向
OAD 光軸方向
CD 周方向
OL 対物レンズ
L1、L2 レンズ
DO1 第1同径部の外径
DO2 第2同径部の外径
DOX Xリングの外径
DI1 大径部の内径
DI2 中径部の内径
DI3 小径部の内径
DG1 挿入方向における内筒の端部と溝の奥側の側壁との距離
DG2 挿入方向における内筒の端部と溝の奥側の側壁と反対側の側壁との距離
JD Xリングの飛び出し方向

Claims (6)

  1. 複数のレンズを保持する内筒と、前記内筒が挿入され、前記レンズの光軸に沿って前記内筒を移動可能に保持する外筒とを有するフォーカス機構と、
    光量を制限する絞り羽根と、前記絞り羽根の外側に向かって突出し、前記絞り羽根の開度を調整するために周方向に操作される操作ピンとを有する絞り機構と、
    前記内筒の外周面に周方向に沿って形成された環状の溝と、
    前記溝に嵌合する弾性リングであり、前記内筒が前記外筒内に組み付けられた場合に、前記外筒の内周面に圧接されて、前記内筒の外周面と前記外筒の内周面との間の隙間に起因して生じる前記内筒のガタつきを吸収する弾性リングと、
    前記外筒に形成されるピン移動用開口であり、前記操作ピンの前記周方向の移動、および前記内筒の前記光軸に沿った移動に伴う前記操作ピンの光軸に沿った移動を許容する大きさを有するピン移動用開口とを備え、
    前記外筒の内周面は、前記内筒の外径よりも大きい内径の第1大径部と、前記第1大径部に連なり、前記外筒への前記内筒の挿入方向において前記第1大径部に対して奥側に位置し、前記弾性リングを前記溝に嵌合させた状態で前記内筒を前記外筒に挿入した場合に前記弾性リングが圧接される内径の第1小径部とを少なくとも有し、
    前記第1大径部と前記第1小径部の境界部分は、前記ピン移動用開口の前記奥側の開口縁と同じ位置、または前記開口縁よりもさらに前記奥側の位置に配置されているレンズユニット。
  2. 前記外筒の内周面は、前記内筒の外径よりも大きい内径の第2大径部と、前記第2大径部に連なり、前記第2大径部に対して前記奥側に位置し、前記第2大径部よりも小さい内径の第2小径部とを有し、
    前記第2大径部と前記第2小径部の境界部分には、前記奥側に向かって幅狭となる傾斜面が形成されている請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 複数のレンズを保持する内筒と、前記内筒が挿入され、前記レンズの光軸に沿って前記内筒を移動可能に保持する外筒とを有するフォーカス機構と、
    光量を制限する絞り羽根と、前記絞り羽根の外側に向かって突出し、前記絞り羽根の開度を調整するために周方向に操作される操作ピンとを有する絞り機構と、
    前記内筒の外周面に周方向に沿って形成された環状の溝と、
    前記溝に嵌合する弾性リングであり、前記内筒が前記外筒内に組み付けられた場合に、前記外筒の内周面に圧接されて、前記内筒の外周面と前記外筒の内周面との間の隙間に起因して生じる前記内筒のガタつきを吸収する弾性リングと、
    前記外筒に形成されるピン移動用開口であり、前記操作ピンの前記周方向の移動、および前記内筒の前記光軸に沿った移動に伴う前記操作ピンの光軸に沿った移動を許容する大きさを有するピン移動用開口とを備え、
    前記外筒の内周面は、前記内筒の外径よりも大きい内径の大径部と、前記大径部に連なり、前記大径部に対して前記内筒が挿入される方向において奥側に位置し、前記内筒の外径よりも大きく、前記大径部よりも小さい内径の中径部と、前記中径部に連なり、前記中径部に対して前記奥側に位置し、前記中径部よりも小さい内径であり、前記弾性リングを前記溝に嵌合させた状態で前記内筒を前記外筒に挿入した場合に前記弾性リングが圧接される内径の小径部とを有し、
    前記大径部前記中径部の境界部分には、前記奥側に向かって幅狭となる傾斜面が形成され
    前記中径部と前記小径部の境界部分には、前記ピン移動用開口の前記奥側の開口縁よりもさらに前記奥側の位置に配置され、かつ前記奥側に向かって幅狭となる傾斜面が形成されているレンズユニット。
  4. 前記溝は、前記挿入方向における内筒の端部と前記奥側の側壁との距離が1mm以上、前記端部と前記奥側の側壁と反対側の側壁との距離が5mm以下の位置に形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  5. 前記弾性リングは、前記周方向と直交する方向に切った断面形状がX字状のXリングである請求項1ないし4のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  6. マシンビジョンカメラに用いられる請求項1ないし5のいずれか1項に記載のレンズユニット。
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