JP4181434B2 - 撮像装置、撮像装置ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置、撮像装置ユニットに係り、特に、撮像素子へ光を結像させるレンズユニットを装着可能な撮像装置、及び撮像装置ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なカメラでは、ピント合わせは、撮像素子の受光面とレンズとの距離を変化させることにより行われている。しかしながら、撮像素子の受光面とレンズとの距離を変化させると、結像された対象物の倍率も変化するため、所望の倍率でピント合わせを行うことができない。そこで、微少な対象物を拡大して観察、撮影する場合等、所望の倍率でピント合わせを行いたい場合には、特許文献1、特許文献2に記載のように、対象物の載置されたステージとレンズの組み込まれたレンズユニットとの距離を調整することにより、ピント合わせを行っていた。
【0003】
ところが、特許文献1、特許文献2に記載の技術では、ステージ、又はレンズユニットを移動させる機構が別途必要であり、構造が複雑になってしまう。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−127403号公報
【特許文献2】
特開2002−267943公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実を考慮して成されたものであり、簡易な構造で、かつ、所望の倍率でピント合わせを行うことの可能な、撮像装置、撮像装置ユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の撮像装置は、筐体に対して固定された位置に配置される装着部であって、この装着部に固定される第1取付部材と、レンズと撮像素子との距離を一定に保持する保持部材を有すると共に前記第1取付部材との間で前記レンズの光軸方向に相対移動可能なレンズ部材を含んで構成されたレンズユニット、及び、前記装着部に固定される第2取付部材と、前記第2取付部材との間で前記レンズの光軸方向に相対移動可能とされレンズと撮像素子との距離を変動させるレンズ保持部材を含んで構成された交換レンズユニット、のいずれも装着可能とすると共に、前記レンズからの光を筐体内へと透過させる開口の構成された装着部と、前記筐体に対して固定された位置決め部材と、撮像素子を含んで構成され、前記位置決め部材との間で前記レンズの光軸方向へ相対移動可能とされ、前記交換レンズユニットを前記装着部に装着した際には前記位置決め部材により第2位置に位置決めされ、前記レンズユニットを前記装着部に装着した場合には前記レンズ部材の移動に応じて移動することにより前記レンズとの距離が一定に保持される撮像素子ユニットと、を備えている。
また、請求項2に記載の撮像装置は、前記撮像素子ユニットが、前記交換レンズユニットを前記装着部に装着した際には、前記位置決め部材に当接されることにより第2位置に位置決めされ、前記レンズユニットを前記装着部に装着した場合には、前記開口から前記保持部材が前記筐体内に進入して前記撮像素子ユニットへ前記レンズ部材の移動と同方向の力を作用させることにより前記レンズとの距離が一定に保持されること、を特徴とする。
また、請求項3に記載の撮像装置は、撮像対象との距離が一定に保持されて使用されると共に、この撮像対象からの光を透過可能な透過部の形成された対物部材と、前記透過部からの光を撮像素子に結像するレンズを含んで構成され、前記対物部材に対して前記レンズの光軸方向への相対移動が可能とされたレンズ部材と、前記レンズ部材に設けられ、前記レンズと前記撮像素子との距離を一定に保持する保持部材と、を備えたレンズユニットを装着可能な装着部と、前記レンズユニットのレンズからの光を受光する撮像素子を含んで構成され、前記レンズユニットの保持部材に押されると前記レンズの光軸方向へ移動可能とされる撮像素子ユニットと、前記撮像素子ユニットを前記保持部材へ向かって付勢する付勢部材と、前記付勢部材の付勢による前記撮像素子ユニットの移動を所定位置で阻止する阻止部材と、を備えている。
【0007】
上記構成によれば、撮像対象との距離が一定に保持された対物部材に対して、レンズ部材がレンズの光軸方向へ相対移動することによりピント合わせが行われるが、保持部材によりレンズと撮像素子との距離が一定に保持されるので、所望の倍率でピント合わせを行うことができる。すなわち、撮像素子ユニットが保持部材に押されると共に付勢部材により保持部材へ向かって付勢されることによりレンズの光軸方向へ移動されて、撮像素子とレンズとの距離が一定に保持される。したがって、所望の倍率でピント合わせを行うことができる。
【0008】
また、上記のレンズユニットによれば、レンズ部材が対物部材に対して相対移動可能とされており、レンズユニットと別にレンズユニット全体を移動させる大掛かりな機構は不要なので、簡易な構造とすることができる。
【0009】
なお、上記レンズユニットは、前記保持部材が、前記撮像素子を含んで構成される撮像素子ユニットを押してこの撮像素子と前記対物部材とを相対移動させることにより、前記レンズと前記撮像素子との距離を一定に保持している。
【0010】
上記構成によれば、撮像素子ユニットがレンズ部材に押されることにより移動するので、撮像素子ユニットとレンズ部材との間の係合部などを必要とせず簡易な構成とすることができる。
【0012】
上記構成によれば、撮像対象との距離が一定に保持された対物部材に対して、レンズ部材がレンズの光軸方向への相対移動することによりピント合わせが行われるが、撮像素子ユニットが保持部材に押されると共に付勢部材により保持部材へ向かって付勢されることによりレンズの光軸方向へ移動されて、撮像素子とレンズとの距離が一定に保持される。したがって、所望の倍率でピント合わせを行うことができる。
【0013】
また、レンズ部材及び撮像素子ユニットが対物部材に対して相対移動可能とされており、レンズユニットと別にレンズユニット全体を移動させる大掛かりな機構は不要なので、簡易な構造とすることができる。
【0014】
さらに、阻止部材によって、付勢部材の付勢による撮像素子ユニットの移動が所定位置で阻止されるので、撮像素子ユニットを所定位置に固定することができ、請求項2に記載のレンズユニットに替えて、撮像素子とレンズとの距離を変えてピント合わせを行う通常の撮影用レンズユニットを装着して使用することもでき、高い利便性を得ることができる。
【0015】
請求項4に記載の撮像装置ユニットは、請求項3に記載の撮像装置と、請求項3に記載のレンズユニットと、を備えている。
【0016】
この撮像装置ユニットによれば、前記請求項3と同様の効果を得ることができる。
請求項5に記載の撮像装置は、レンズ装着部にレンズを保持して光軸方向に移動可能に構成されたレンズ部材に連動部材を備えた第1のレンズユニットと、レンズを保持して光軸方向に移動可能に構成されたレンズ部材に、連動部材を持たない第2のレンズユニットとを選択的に装着可能な撮像装置であって、レンズ装着部に第1のレンズユニットが装着された時はレンズの移動に応じて連動部材と連動して撮像素子を筐体に対して光軸方向に移動して前記レンズと前記撮像素子との距離を一定に保持し、第2のレンズユニットが装着された時はレンズの移動に関わらず撮像素子を筐体に対して固定するように構成された位置決め手段を有する撮像素子ユニットを備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係るレンズユニット、撮像装置ユニット、及び撮像装置の実施形態について説明する。
【0018】
本実施形態における撮像装置ユニット50は、図1に示すように、レンズユニット10、及び、撮像装置30を備える。撮像装置30は、レンズユニット10を装着して撮影することも、後述する通常の交換レンズユニット60を装着して撮影することも可能とされている。なお、後述する交換レンズユニット60は、一般的に使用されている撮影用交換レンズである。
【0019】
レンズユニット10は、図2に示すように、対物筐体12、取付部材14、レンズ部材20、及びスライドピン28を備える。
【0020】
対物筐体12の撮影対象物B(図6参照)に当接される先端面11には、撮影対象物からの光を対物筐体12内へ透過可能な透過部Kが構成されている。対物筐体12は、透過部K側から離れるにつれて径が広くなるテーパー状とされたテーパー部12A、テーパー部12Aと一体的に構成された円筒形状の円筒部12B、で構成されている。円筒部12Bのテーパー部12Aと逆側には、取付部材14の後述する凸部16Aが係合される凹部12Cが形成されている。円筒部12Bの側面内側には、対物筐体12の中心軸Mに沿ってスライド溝13が構成されている。スライド溝13は、スライドピン28を挿入可能とされている。
【0021】
取付部材14は、略円筒形状とされており、その中心軸は対物筐体12の中心軸Mと一致されており、係合部16、及び、取付ねじ部18で構成されている。係合部16には、対物筐体12の凹部12Cに回転可能に係合される凸部16Aが形成されている。取付ねじ部18の外側には、後述する撮像装置30の装着ねじ溝34Aにねじ込み可能な外側ねじ部18Aが形成され、取付ねじ部18の内側には、後述するレンズ部材20のスライドねじ24Aを係合可能な内側ねじ溝18Bが形成されている。対物筐体12と取付部材14とは、凹部12Cと凸部13Aが係合された状態で、中心軸Mを中心として相対回転可能とされている。
【0022】
レンズ部材20は、いずれも略円筒形状でその軸が中心軸Mと一致された、レンズ保持部22、スライドねじ部24、及び、押圧部材26で構成されている。レンズ保持部22は、透過部K側に配置され、中心軸Mと光軸とが一致されるように配置されたレンズ22Aを円筒の内側に備える。スライドねじ部24の外径は、レンズ保持部22よりも大径とされ、レンズ保持部22と一体的に構成されている。スライドねじ部24の外側面には、スライドねじ24Aが形成され、取付部材14の内側ねじ溝18Bにねじ込まれている。押圧部材26は、スライドねじ部24と一体的に構成され、押圧部材26のスライドねじ部24と逆側の端面は、後述する撮像装置30に装着された状態で、後述する撮像素子ユニット40に当接される。レンズ部材20が中心軸M周りに回転されると、スライドねじ24Aが取付部材14の内側ねじ溝18Bに案内されて移動して、レンズ部材20が対物筐体12に対して、中心軸Mに沿った方向へ相対移動される。
【0023】
スライドピン28は、レンズ部材20のレンズ保持部22に固定されると共に、対物筐体12のスライド溝13に挿入されている。スライドピン28は、対物筐体12の中心軸M周りの回転に伴って同方向に回転可能とされると共に、スライド溝13に沿って対物筐体12に対して相対移動可能とされている。
【0024】
図1に示すように、撮像装置30は、筐体32を備え、筐体32の前面には、撮像装置30内に撮像対象物からの光を透過可能な透過部Jが形成されている。透過部Jの周りには、透過部Jを囲むように、円筒状の装着部34が設けられている。装着部34の内周壁には、図3に示すように、レンズユニット10の外側ねじ部18Aと螺合可能な装着ねじ溝34Aが形成されている。また、装着部34の筐体32を挟んで奥側には、後述する撮像素子ユニット40の透過部J側方向への移動を阻止する阻止部材36が備えられている。
【0025】
筐体32の内部には、図3に示すように、撮像素子ユニット40、及び付勢部材42が備えられている。撮像素子ユニット40は、撮影対象物からの光が結像される撮像素子40A、及び撮像素子40Aを固定する板状のベース板40Bで構成されている。付勢部材42は、弾性力を有する複数のコイルバネで構成されており、一端はベース板40Bの撮像素子40Aと逆側の面に取り付けられている。なお、付勢部材42は、コイルバネ以外の弾性部材、例えば、板バネなどのその他のバネ部材や、ゴム、などにより構成することもできる。また、付勢部材42の他端は、筐体32に固定された固定部44に固定されている。付勢部材42は、撮像装置30に装着された状態のレンズユニット10の押圧部材26へ向かって撮像素子ユニット40を付勢可能とされている。
【0026】
図4に示すように、通常の交換レンズユニット60は、いずれも略円筒形状で中心軸Nを共通とする、第2レンズ保持部材62、及び第2取付部材64を備える。第2取付部材64は、撮像装置30の装着部34に装着可能とされ、内側壁に第2ねじ溝64Aが形成されている。第2レンズ保持部材62は、第2取付部材64よりも外側に配置される外側部材62A、及び、第2取付部材64よりも内側に配置される内側部材62Bを備える。内側部材62Bには、光軸が中心軸Nと一致されたレンズ63が固定されている。また、内側部材62Bの外側壁には、第2ねじ溝64Aにねじ込み可能な第2ねじ部62Aが形成されている。第2レンズ保持部材62と第2取付部材64とは、中心軸N周りに相対回転可能とされるとともに、この相対回転により第2ねじ部62Aが第2ねじ溝64に案内され、第2レンズ保持部材62が第2取付部64に対して中心軸Nに沿った方向(レンズ63の光軸方向)へ相対移動可能とされている。
【0027】
図5に、本実施形態の撮像装置30の、概略ブロック図を示す。撮像装置30は、操作部82、LCD84、CPU86、ドライバ回路88、メディアI/F90(スマートメディア96にアクセス可能とされている)、内蔵メモリ92、シャッタボタン74、通信I/F94を備える。操作部82、シャッタボタン74から入力される指示に基づいて、CPU86は各種の処理を実行し、各部に対して所定の指示を送信する。
【0028】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0029】
レンズユニット10を撮像装置30に装着する際には、図6に示すように、外側ねじ部18Aを装着ねじ溝34Aにねじ込んで固定する。そして、対物筐体12の先端面11を撮影対象物Bに当接させる。この状態で、ユーザーは、撮像素子40Aに結像された画像を図示しないモニタで確認しながら、対物筐体12を中心軸M周りに回転させてピント合わせを行う。
【0030】
対物筐体12の回転により、スライドピン28を介してレンズ部材20も同方向へ回転される。レンズ部材20が回転されると、レンズ部材20のスライドねじ24Aが取付部材14の内側ねじ溝18Bに案内されて移動する。これにより、レンズ部材20が対物筐体12に対して、中心軸Mに沿った方向へ相対移動される。なお、スライドピン28もレンズ部材20に伴って、スライド溝13に沿って、対物筐体12に対して相対移動される。これにより、撮影対象物Bとレンズ22Aの中心Oとの距離Tが変化する。
【0031】
レンズ部材20が、図6(A)の位置からX方向へ移動すると、撮像素子ユニット40も、レンズ部材20の押圧部材26に押され、付勢部材42の弾性力に抗してX方向へ移動する(図6(B)参照)。したがって、レンズ22Aの中心Oと撮像素子40Aの結像面Pとの距離Sは一定に保たれる。
【0032】
レンズ部材20の押圧部材26がY方向へ移動すると、撮像素子ユニット40は、付勢部材42により押圧部材26へ向かって付勢されているので、押圧部材26と共にY方向へ移動する。したがって、レンズ22Aの中心Oと撮像素子40Aの結像面Pとの距離Sは一定に保たれる。
【0033】
本実施形態によれば、撮像素子40Aとレンズ22Aとの距離Sを一定に保持したまま、撮影対象物Bとレンズ22Aとの距離Tを変化させて、ピント合わせを行うので、撮像素子40Aに結像される撮影対象物の倍率は一定である。したがって、所望の倍率でピント合わせを行うことができる。
【0034】
また、上記構成によれば、レンズユニット10を構成する対物筐体12とレンズ部材20とが中心軸M(レンズ22Aの光軸)に沿って相対移動されることにより、撮影対象物Bとレンズ22Aとの距離が変化されるので、レンズユニット10全体を移動させるための大掛かりな機構を設けることなく、簡易な構成でピント合わせを行うことができる。
【0035】
次に、通常の交換レンズユニット60を使用する場合について説明する。交換レンズユニット60を撮像装置30に装着する際には、図4に示すように、第2取付部材64を装着部34に装着する。そして、ユーザーは、撮像素子40Aに結像された画像を図示しないモニタで確認しながら、第2レンズ保持部材62を中心軸N周りに回転させてピント合わせを行う。
【0036】
第2レンズ保持部材62の回転により、第2ねじ部62Aが第2ねじ溝64に案内され、第2レンズ保持部材62が第2取付部64に対して中心軸Nに沿った方向(レンズ63の光軸方向)へ相対移動される。このとき、第2取付部64は筐体32の装着部34に固定されており、撮像素子ユニット40は阻止部材36により透過部J方向への移動が阻止され、付勢部材42と阻止部材36との間に挟まれて、筐体32に対する所定位置に固定されている。したがって、レンズ22Aの中心Oと撮像素子40Aの結像面Pとの距離Sは変化する。例えば、図4(A)に示される距離Sは、図4(B)に示される距離Sよりも長くなっている。このようにして、ピント合わせが行われるので、撮影対象物Bの倍率は距離Sに応じて変化する。なお、このピント合わせの方法は、一般的に行われているものである。
【0037】
本実施形態の撮像装置30によれば、交換レンズユニット60を取り付けて撮影することもできるので、1つの撮像装置30により、レンズユニット10と一般的に使用されている交換レンズユニット60の双方で撮影することができ、極めて高い利便性を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のレンズユニットによれば、撮像対象との距離が一定に保持された対物部材に対して、レンズ部材がレンズの光軸方向への相対移動することによりピント合わせが行われるが、保持部材によりレンズと撮像素子との距離が一定に保持されるので、所望の倍率でピント合わせを行うことができる。また、本発明のレンズユニットによれば、レンズ部材が対物部材に対して相対移動可能とされており、レンズユニットと別にレンズユニットを移動させる機構は不要なので、簡易な構造とすることができる。
【0039】
また、本発明の撮像装置によれば、撮像対象との距離が一定に保持された対物部材に対して、レンズ部材がレンズの光軸方向への相対移動することによりピント合わせが行われるが、撮像素子ユニットが保持部材に押されると共に付勢部材により保持部材へ向かって付勢されることによりレンズの光軸方向へ移動されて、撮像素子とレンズとの距離が一定に保持される。したがって、所望の倍率でピント合わせを行うことができる。また、レンズ部材及び撮像素子ユニットが対物部材に対して相対移動可能とされており、レンズユニットと別にレンズユニットを移動させる機構は不要なので、簡易な構造とすることができる。さらに、阻止部材によって、付勢部材の付勢による撮像素子ユニットの移動が所定位置で阻止されるので、撮像素子ユニットを所定位置に固定することができ、上記のレンズユニットに替えて、撮像素子とレンズとの距離を変えてピント合わせを行う通常の撮影用レンズユニットを装着して使用することもでき、高い利便性を得ることができる。
【0040】
また、本発明の撮像装置ユニットによれば、上記レンズユニットと撮像装置とを備えるのでより、上記と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の撮像装置ユニットの斜視図である。
【図2】 本実施形態のレンズユニットの一部を破断した斜視図である。
【図3】 本実施形態の撮像装置の装着部付近の断面図である。
【図4】 本実施形態の撮像装置ユニットの交換レンズが装着された付近の断面図である。
【図5】 本実施形態の撮像装置の概略ブロック図である。
【図6】 本実施形態の撮像装置ユニットのレンズユニットが装着された付近の断面図である。
【符号の説明】
10 レンズユニット
12 対物筐体(対物部材)
22B レンズ
20 レンズ部材
26 押圧部材(保持部材)
28 スライドピン(保持部材)
30 撮像装置
36 阻止部材
40A 撮像素子
40 撮像素子ユニット
42 付勢部材
50 撮像装置ユニット
K 透過部
Claims (5)
- 筐体に対して固定された位置に配置される装着部であって、この装着部に固定される第1取付部材と、レンズと撮像素子との距離を一定に保持する保持部材を有すると共に前記第1取付部材との間で前記レンズの光軸方向に相対移動可能なレンズ部材を含んで構成されたレンズユニット、及び、前記装着部に固定される第2取付部材と、前記第2取付部材との間で前記レンズの光軸方向に相対移動可能とされレンズと撮像素子との距離を変動させるレンズ保持部材を含んで構成された交換レンズユニット、のいずれも装着可能とすると共に、前記レンズからの光を筐体内へと透過させる開口の構成された装着部と、
前記筐体に対して固定された位置決め部材と、
撮像素子を含んで構成され、前記位置決め部材との間で前記レンズの光軸方向へ相対移動可能とされ、前記交換レンズユニットを前記装着部に装着した際には前記位置決め部材により第2位置に位置決めされ、前記レンズユニットを前記装着部に装着した場合には前記レンズ部材の移動に応じて移動することにより前記レンズとの距離が一定に保持される撮像素子ユニットと、
を備えた撮像装置。 - 前記撮像素子ユニットは、前記交換レンズユニットを前記装着部に装着した際には、前記位置決め部材に当接されることにより第2位置に位置決めされ、前記レンズユニットを前記装着部に装着した場合には、前記開口から前記保持部材が前記筐体内に進入して前記撮像素子ユニットへ前記レンズ部材の移動と同方向の力を作用させることにより前記レンズとの距離が一定に保持されること、を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 撮像対象との距離が一定に保持されて使用されると共に、この撮像対象からの光を透過可能な透過部の形成された対物部材と、
前記透過部からの光を撮像素子に結像するレンズを含んで構成され、前記対物部材に対して前記レンズの光軸方向への相対移動が可能とされたレンズ部材と、
前記レンズ部材に設けられ、前記レンズと前記撮像素子との距離を一定に保持する保持部材と、
を備えたレンズユニットを装着可能な装着部と、
前記レンズユニットのレンズからの光を受光する撮像素子を含んで構成され、前記レンズユニットの保持部材に押されると前記レンズの光軸方向へ移動可能とされる撮像素子ユニットと、
前記撮像素子ユニットを前記保持部材へ向かって付勢する付勢部材と、
前記付勢部材の付勢による前記撮像素子ユニットの移動を所定位置で阻止する阻止部材と、
を備えた撮像装置。 - 請求項3に記載の撮像装置と、
請求項3に記載のレンズユニットと、
を備えた撮像装置ユニット。 - レンズ装着部にレンズを保持して光軸方向に移動可能に構成されたレンズ部材に連動部材を備えた第1のレンズユニットと、レンズを保持して光軸方向に移動可能に構成されたレンズ部材に、連動部材を持たない第2のレンズユニットとを選択的に装着可能な撮像装置であって、
レンズ装着部に第1のレンズユニットが装着された時はレンズの移動に応じて連動部材と連動して撮像素子を筐体に対して光軸方向に移動して前記レンズと前記撮像素子との距離を一定に保持し、第2のレンズユニットが装着された時はレンズの移動に関わらず撮像素子を筐体に対して固定するように構成された位置決め手段を有する撮像素子ユニットを備える撮像装置。
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