JP2561380Y2 - ズームレンズ光学系のフォーカス機構 - Google Patents

ズームレンズ光学系のフォーカス機構

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JP2561380Y2
JP2561380Y2 JP7958191U JP7958191U JP2561380Y2 JP 2561380 Y2 JP2561380 Y2 JP 2561380Y2 JP 7958191 U JP7958191 U JP 7958191U JP 7958191 U JP7958191 U JP 7958191U JP 2561380 Y2 JP2561380 Y2 JP 2561380Y2
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lens
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修 土江
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富士写真光機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、至近距離にある被写
体の接写を行うような場合に有効なズームレンズ光学系
のフォーカス機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2はネガフィルムを引伸ししてプリン
トをする従来の引伸し装置80を示す。引伸し装置80
において、引伸しをするフィルム100の直上に、引伸
し用ズームレンズ光学系101(破線で示す)を備えた
レンズ筐体90を配設すると共に、このレンズ筐体90
の上方にミラー102を配置して、ズームレンズ光学系
101により引伸しされたネガフィルム100の像をプ
リント紙103に結像させるようになっている。また、
この引伸し装置80には、プリント紙103にプリント
する際の濃度調整のための情報を得るため、レンズ筐体
90に取付けたプリズム104を介してネガフィルム1
00からの光を入射させる測光装置105が備えられて
いる。この測光装置105は、測光用ズームレンズ光学
系107を備えており、ネガフィルム100に撮像され
た像を結像面106に結像させるようになっている。結
像面106には、結像される像の光量分布と光の強度を
測定するためのセンサーが配設されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
測光装置では、例えば図3に示すように、大型サイズの
ネガフィルム100′の像を結像面106に結像させる
ため、測光時にミラー108をプリズムを取り外したレ
ンズ筐体90′とネガフィルム100′との間に挿入さ
せる場合がある。ところが、この場合プリズムの光路長
の長さだけ光路長が減少するので、その光路長を調整す
る手段として測光用ズームレンズ光学系107の前方に
アタッチメントレンズ109を取付け、これによってフ
ォーカス制御を行う必要がある。しかしながら、この作
業は、煩雑で面倒である。このことは、特に引伸し装置
に使用する測光装置に限らず例えばTVカメラや通常の
カメラにおいても同様であり、同様の問題を有してい
る。そこで、この考案は、上記した従来の欠点に鑑み、
大型サイズのネガフィルムを結像させる場合、アタッチ
メントレンズを使用しないで測光用ズームレンズ光学系
をフォーカスすることにより結像させることができるズ
ームレンズ光学系のフォーカス機構を提供することを目
的とするものである。なお、図3において、図2の構成
要素と同一機能を有するものは、図2に付した番号と同
一の番号を付番してある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は、少な
くとも前玉レンズ群と移動レンズ群を備えたズームレン
ズ光学系のフォーカス機構において、移動レンズ群を取
付けたレンズ筐体と、このレンズ筐体の外周面先端側に
移動調整可能に取付けられ、前玉レンズ群を取付けた第
1筒体と、この第1筒体の外周面先端側に取付けられ、
前記前玉レンズ群と共にフォーカスレンズを構成するア
タッチメントレンズ群を取付けた第2筒体とを備え、第
1筒体外周面に沿って螺旋運動を行いながらアタッチメ
ントレンズ群を移動させて前記移動レンズ群のフォーカ
ス制御を行うズームレンズ光学系のフォーカス機構であ
って、前記第1筒体外周面上にガイドフォロアを突設す
るとともに、前記第2筒体に前記ガイドフォロアが係合
する溝を形成するとともに、前記第1筒体及びレンズ筐
体に対して移動する第2筒体を所定位置で固定させるク
リック手段を設けたものである。
【0005】
【作用】この考案のズームレンズ光学系のフォーカス機
構は、ズームレンズ光学系を取付けてある円筒状の筐体
先端側に前玉レンズ群を取付けると共に、その筐体外周
面の螺旋溝に沿ってガイドされながら前玉レンズ群の光
軸方向に移動するスライド筒側に、前記光軸と共通の光
軸を有し前玉レンズ群とによりフォーカスレンズを構成
するアタッチメントレンズ群を取付けており、光路途中
に光学部品を挿入する等により光学距離が変更したり被
写体を至近距離で撮像する等の場合に、スライド筒を回
動移動させてズームレンズ光学系のフォーカス制御を自
由に行うことができる。
【0006】
【実施例】以下この考案の一実施例について添付図面を
参照しながら説明する。図1はこの考案に係る測光用ズ
ームレンズ光学系(以下、ズームレンズ光学系という)
のフォーカス機構を示すものであり、ネガフィルムの引
伸し装置における測光装置に適用されている。この実施
例のフォーカス機構は、ズームレンズ光学系を構成する
移動レンズ群1を取付けたレンズ筐体2と、前玉レンズ
群8を有し、レンズ筐体2の先端外周面に取付けた第1
筒体を構成するリング体3と、アタッチメントレンズ群
6を有し、リング体3の外周面に先端側から取付けた第
2筒体を構成する中筒4及びスライド筒5と、リング体
3と中筒4との間に設けたクリック手段7とから構成さ
れている。なお、この実施例ではネガフィルムの引伸し
装置の測光用に適用したが、特にこれに限定されるもの
ではなく、例えば通常のカメラ用やTVカメラ用として
も適用可能である。レンズ筐体2は、先端側外周面に雄
ネジが切られており、内周面に雌ネジの切られたリング
体3が螺合され螺子2bで固定されている。前玉レンズ
群8は、フォーカスレンズを構成するものであり、製造
・組付け時に行うトラッキング調整の際、移動レンズ群
1に対して位置を正しく調整させたのち、レンズ筐体2
側に固定するようになっている。リング体3には、外周
面にガイドフォロア3aが螺着されて突設されており、
止め螺子5aによって中筒4と一体化されたスライド筒
5がこのガイドフォロア3aにガイドされながら、リン
グ体3の外周面に沿って摺動移動するようになってい
る。
【0007】中筒4には、リング体3に突設したガイド
フォロア3aが係合するカム溝4aが周面に沿って螺旋
状に刻設されており、この中筒4と一体化されたスライ
ド筒5を回転させると、この回転量に応じて中筒4及び
スライド筒5が光軸αに沿って前後に移動するようにな
っている。なお、この中筒4の外周面にはスライド筒5
と一体化させる止めネジ5aが係合する周溝4cが形成
されている。アタッチメントレンズ群6は、ズームレン
ズ光学系となる移動レンズ群1に対して必要時には適宜
移動させてフォーカスイングを行うものであり、普段は
クリック手段7によって最も使用される所定位置にセッ
トしておくようになっている。なお、このアタッチメン
トレンズ群6は中筒4に固着されている。スライド筒5
は、周面上に止めネジ5aが螺合する螺孔5bが設けら
れている。またこのスライド筒5の先端側外周面上には
ゴム材等で形成した操作部5cが取付けられており、内
周面には次に説明するクリック手段7の板バネ7bが逃
げ込む凹所5dが形成されている。クリック手段7は、
普段(通常モード時)は一般に使用されるネガフィルム
(図略)の大きさに合せた画角となるようアタッチメン
トレンズ6を適正位置にセットしておくとともに、所定
の大型サイズのネガフィルム(図略)の測光時(大型モ
ード時)にはそれに合せた画角となるようにスライド筒
5を回転すると、アタッチメントレンズ6が所定位置に
来たときにカチリという音及びある程度のロック力が作
用して使用者にその位置を確認させることができるよう
になっている。この実施例のクリック手段7は、各モー
ドに対応してリング体3に形成した穴3b,3cと、各
モード時にこれらの穴3b,3cの何れかに係止する剛
球7aと、中筒4に固着され剛球7aが嵌挿されている
穴4cに向けて弾力性を付勢する板バネ7bとから構成
されている。なお、穴3bに剛球が入り込むのは、従来
例において図2の如くレンズ筐体90(プリズム104
を備えるとき)を装着し、アタッチメントレンズ6が繰
り出されない状態(丁度図1の状態)のときである。一
方穴3cに剛球が入り込むのは、従来例において図3の
如くレンズ筐体90′(プリズムなし)を装着し、アタ
ッチメントレンズ6がミラー108側に繰り出され、大
型のネガフィルム100′にフォーカスされるときであ
る。
【0008】次にこの実施例の作用について説明する。
通常の一般的サイズのネガフィルム(図略)の測光に適
した画角を設定する通常モードの場合には、図1に示す
如く予めリング体3の穴3bに剛球7aが係止した状態
となるようスライド筒5の位置が設定されており、アタ
ッチメントレンズ6もそのモードに合せた位置に調整さ
れている。一方、大型サイズのネガフィルム(図略)の
測光に適した画角を設定する大型モードに変更するに
は、操作部5cを指で押さえながらスライド筒5を回転
させて前方に移動させる。すると、穴3bに落込んでい
た剛球7aがその穴3bから抜け出してロック状態が解
除される。さらにスライド筒5を回転させると、このス
ライド筒5と一体化されている中筒4が、ガイドフォロ
ア3aにガイドされながら、つまりガイドフォロア3a
に溝4bが係合しながら、リング体3の外周面上を螺旋
状に摺動・移動し、中筒4及びスライド筒5の前進移動
と共にアタッチメントレンズ6が前方(図1のA方向)
に移動する。そして、剛球7aが穴3cに落込む位置ま
で中筒4が移動すると、その穴3cに剛球7aが落込む
のと同時に板ばね7bによってロックされる。このとき
カチリというその剛球7aの落込み音と共にスライド筒
5を回転させている操作者の指に一定の負荷が作用し、
これにより大型モードに設定変更されたこと(接写レン
ズとしてのモードに設定されたこと)が確認できる。こ
れにより、図3に示す大型のネガフィルム100′に正
しくフォーカスされてネガフィルム100′の像が結像
面106に結像される。
【0009】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
るズームレンズ光学系のフォーカス機構は、前玉レンズ
群を取付けたレンズ筐体先端側にスライド筒を取付け、
このスライド筒をレンズ筐体外周面に沿って回転移動さ
せることによってアタッチメントレンズ群を光軸方向に
随時移動させることができるので、普段は常用するモー
ドにセットして移動させないようにしておくとともに必
要時には所定モードへフォーカス制御を行うことがで
き、アタッチメントレンズを別に取付ける等の煩わしい
操作が必要なくなる。また、この考案に係るズームレン
ズ光学系におけるフォーカス機構は、多用する或は必要
時に使用する各種モードに合せてフォーカス制御を行な
わせるためクリック手段を設けており、各モードに合せ
てクリック手段が作用するように鋼球の係止位置を正し
く設定しておけば、各モードでフォーカス制御を迅速か
つ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るズームレンズ光学系におけるフ
ォーカス機構を示す断面図である。
【図2】従来のズームレンズ光学系を使用した測光装置
を備えたネガフィルムの引伸し装置を示す構成図であ
る。
【図3】図2に示す引伸し装置において引伸そうとする
ネガフィルムが大型サイズの場合のズームレンズ光学系
を示す構成図である。
【符号の説明】
1 移動レンズ群 2 レンズ筐体 5 スライド筒 6 アタッチメントレンズ群 7 クリック手段 8 前玉レンズ群

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも前玉レンズ群と移動レンズ群
    を備えたズームレンズ光学系のフォーカス機構におい
    て、移動レンズ群を取付けたレンズ筐体と、このレンズ
    筐体の外周面先端側に移動調整可能に取付けられ、前玉
    レンズ群を取付けた第1筒体と、この第1筒体の外周面
    先端側に取付けられ、前記前玉レンズ群と共にフォーカ
    スレンズを構成するアタッチメントレンズ群を取付けた
    第2筒体とを備え、第1筒体外周面に沿って螺旋運動を
    行いながらアタッチメントレンズ群を移動させて前記移
    動レンズ群のフォーカス制御を行うズームレンズ光学系
    のフォーカス機構であって、 前記第1筒体外周面上にガイドフォロアを突設するとと
    もに、 前記第2筒体に前記ガイドフォロアが係合する溝を形成
    するとともに、 前記第1筒体及びレンズ筐体に対して移動する第2筒体
    を所定位置で固定させるクリック手段を設けたことを特
    徴とするズームレンズ光学系のフォーカス機構。
JP7958191U 1991-09-04 1991-09-04 ズームレンズ光学系のフォーカス機構 Expired - Lifetime JP2561380Y2 (ja)

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JPH0525412U JPH0525412U (ja) 1993-04-02
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