JPH0345210Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0345210Y2
JPH0345210Y2 JP1982075112U JP7511282U JPH0345210Y2 JP H0345210 Y2 JPH0345210 Y2 JP H0345210Y2 JP 1982075112 U JP1982075112 U JP 1982075112U JP 7511282 U JP7511282 U JP 7511282U JP H0345210 Y2 JPH0345210 Y2 JP H0345210Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lever
viewfinder
switching
focal length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982075112U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58178127U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1982075112U priority Critical patent/JPS58178127U/ja
Publication of JPS58178127U publication Critical patent/JPS58178127U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0345210Y2 publication Critical patent/JPH0345210Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主レンズの光軸上に補助レンズを挿脱
することにより焦点距離を例えば2段階に切換え
得る撮影レンズを備えるとともに複数の自動調光
F値において自動調光可能な自動調光エレクトロ
ニツクフラツシユを用いるカメラに関するもので
ある。
自動調光エレクトロニツクフラツシユ(以下
「オートストロボ」と称する)には、単一の自動
調光F値を有し、撮影レンズのF値を所定値に固
定して使用するものや複数の自動調光F値を有
し、エレクトロニツクフラツシユ(以下「ストロ
ボ」と称する)の自動調光F値を切換え、撮影レ
ンズのF値を自動調光F値に一致させて使用する
ものが市販されている。またカメラ内部の受光部
により撮影レンズを通つた光を検出し、この検出
によりストロボの自動調光が行なわせることによ
り、任意のF値について自動調光動作を行ない得
るようにしたものもある。
一方、補助レンズの挿脱によつて撮影レンズを
短焦点と長焦点とに切換え得るようにした2焦点
距離カメラにおいては焦点距離の切換えによつて
撮影レンズのF値も変化する。このようなカメラ
においてストロボを使用する場合には、焦点距離
の切換えに対応させて例えば2種の自動調光F値
を設定した専用のストロボを用いるとしても、焦
点距離を切換えた際にその都度ストロボ側の調光
F値切換えスイツチを切換えねばならず、操作が
煩雑となる。しかもこの場合、切換えスイツチの
操作を失念するおそれがあり、ストロボの自動調
光による適正露出が得られなくなる。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、主レンズの光軸上に補助レンズを挿脱する
ことにより焦点距離を切換え得る撮影レンズを備
えるとともに複数の自動調光F値において自動調
光自在な自動調光エレクトロニツクフラツシユを
用いるカメラにおいて、簡単な構成で組立が容易
であり、焦点距離の切換えに伴う撮影レンズのF
値変化にも拘らず、一切の煩雑な操作なしにその
F値変化に対応した自動調光ストロボ動作を確実
に行わせ得るカメラを提供することを目的として
いる。
上記目的を達成するため、本考案は、主レンズ
の光軸上に補助レンズを挿脱することにより焦点
距離を切換え得る撮影レンズを備えるとともに複
数の自動調光F値において自動調光可能な自動調
光エレクトロニツクフラツシユを用いるカメラに
おいて、前記撮影レンズの焦点距離の切換えに連
動してフアインダ光学系の少なくとも一部を切換
えフアインダの画角を前記撮影レンズの画角に対
応した画角に切換える構成とするとともに、前記
焦点距離の切換えに伴う前記撮影レンズのF値変
化に対応した前記自動調光エレクトロニツクフラ
ツシユに対する調光F値切換情報を生成するスイ
ツチを、前記焦点距離の切換えに連動して移動す
るフアインダ切換用レンズユニツトによつて開閉
作動させるように構成し、さらに前記スイツチに
より生成される前記調光F値切換情報をストロボ
信号授受用接点を介して前記自動調光エレクトロ
ニツクフラツシユに与えるように構成したもので
ある。
以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。
第1図において、カメラ本体1の前面には撮影
レンズ鏡胴部2が設けられており、鏡胴部2には
レンズ光軸を中心に例えば略325゜の範囲で回動操
作可能な距離リング3が設けられている。距離リ
ング3の回動域の一端部の領域は例えば焦点距離
30mmの短焦点域となつており、上記回動域のうち
他端部の領域は例えば焦点距離50mmの長焦点域と
なつている。これら短焦点域と長焦点域との間の
領域はこれら両領域の切換領域となつている。距
離リング3の外周面には上記短焦点域および長焦
点域における所定の距離目盛が付されており、カ
メラ本体1に付された指標4に合致する目盛を読
み取ることにより、そのとき撮影レンズが短焦点
域にあるは又は長焦点域にあるか、さらにはその
ときの被写体距離を知ることができるようになつ
ている。カメラ本体1の上部には、フアインダ用
入射窓5が設けられている。また、カメラ本体1
の図示右側部には専用ストロボとの間でF値信
号、充電完了信号、ストロボスイツチオン/オフ
信号その他の信号授受を行なうための信号授受用
接点群6が設けられている。専用ストロボはカメ
ラ本体1の図示右側部に取着され、これら信号授
受用接点群6を介してカメラ本体1と電気的に接
続される。
第2図において、距離リング3は、カメラ本体
1に固定された固定筒7の先端部外周にねじ部8
によつて螺合している。距離リング3には、光軸
方向のキー部9を介し、中間筒10が距離リング
3と一体的に光軸の周りに回動するように、且
つ、光軸方向については距離リング3に対して相
対的に移動可能として連結されている。中間筒1
0はその外周にはヘリコイド雄ねじ10aが、ま
たその内周にはヘリコイド雌ねじ10bがそれぞ
れ形成されており、ヘリコイド雄ねじ10bは固
定筒7のヘリコイド雌ねじ7aには、またヘリコ
イド雌ねじ10bはレンズ保持筒11のヘリコイ
ド雄ねじ11aに螺合している。レンズ保持筒1
1は、所定の中間保持板あるいはレンズ保持枠等
を介して距離調節レンズ系L1,L2,L3を保持し
ており、また、図示していないスプライン機構等
によつて光軸方向には移動可能に、且つ、光軸の
周りには回動不能に構成されている。従つて、距
離リング3を回動操作すると、一体的に中間筒1
0が回動し、ヘリコイドねじ10a,7aによつ
て中間筒10が光軸方向に進退するとともに、ヘ
リコイドねじ10b,11aによつてレンズ保持
筒11が光軸方向に進退するようになつている。
距離調節レンズ系L1,L2,L3の後方には、レン
ズL4,L5,L6,L7からなる補助レンズ系が挿脱
可能に設けられている。この補助レンズ系は全体
として凹レンズ系になつていて、いわゆるワイド
アダプタを構成し、この補助レンズ系が距離調節
レンズ系の後方の光軸上にあるときは全体として
例えば焦点距離30mmの短焦点レンズを構成し、光
軸から退避したときは例えば焦点距離50mmの長焦
点レンズを構成するようになつている。補助レン
ズ系L4,L5,L6,L7は補助レンズ保持体12に
よつて保持されており、補助レンズ保持体1に回
動可能に設けられたレバー13に一体に結合さ
れ、レバー13の回動によつて補助レンズ系が撮
影軸上に挿脱されるようになつている。そして、
第2図に実線で示されている状態は、距離リング
3を第1図の状態から反時計方向に回動すること
により補助レンズ系L4,L5,L6,L7を撮影光軸
外に退避させ且つ、中間筒10およびレンズ保持
筒11を前方(第2図において左方)に繰り出さ
せて長焦点域においた状態であり、この場合、被
写体距離は無限遠に近い状態となつている。従つ
て、距離リング3をさらに第1図における反時計
方向に回動するとレンズ系L1,L2,L3はさらに
繰り出して被写体距離が近距離の状態になる。一
方、距離リング3を前述と反対の向きに回動する
と、レンズ系L1,L2,L3はカメラ本体1がわに
向つて移動するとともに、後述の機構によつてレ
バー13が回動し、補助レンズ系が第2図に仮想
線で示されているように撮影レンズ光軸上に進入
して短焦点領域を形成するようになつている。こ
の短焦点領域内においても、距離リング3の回動
によつて距離調節レンズ系L1,L2,L3が進退し
て無限遠から近距離までの範囲で距離調節を行な
うことができるようになつている。
補助レンズ系L4,L5,L6,L7の挿脱機構の構
成の具体的な例は第3図に示されている。第3図
において、符号11bはレンズ保持筒11の後端
部に形成された突部を示している。この突部11
bの動作通路上には、軸14を中心に回動可能に
設けられたレバー15の一腕端部15aが位置し
ている。このレバー15は折曲部15bに掛けら
れたばね16により第3図における反時計方向へ
の回動習性を有している。また、軸14上には別
のレバー17が回動可能に設けられている。レバ
ー17の先端部には連結板18の一端が枢着さ
れ、連結板18の他端部は、軸19を中心に回動
可能に設けられたレバー20に枢着されている。
すなわち、レバー17,20と連結板18とによ
つてリンク機構を構成し、レバー20が回動する
と、レバー17も同じ向きに回動するようになつ
ている。レバー20には部分歯車20aが形成さ
れており、また、レバー20はばね21によつて
第3図における時計方向の回動習性を有してい
る。軸14と軸19の間には軸22が設けられて
いて、軸22には、レバー13の基端部と歯車2
3が実質一体に嵌合されている。歯車23は部分
歯車部20aにかみ合つているが、部分歯車20
aの半径が歯車23の半径よりも大きく、従つ
て、レバー20の回動角に対して歯車23および
レバー13の回動角が大きくなるようになつてい
る。レバー15を回動付勢するばね16のばね力
は、レバー20を回動付勢するばね21のばね力
よりも大きく設定されている。そして、第3図に
実線で示されている状態にあつては、レンズ保持
筒11が限界位置まで繰り出された状態になつて
いる。従つて、レバー15はばね16のばね力に
基づき限界位置まで反時計方向に回動させられて
いるが、レンズ保持筒11の突部11bとレバー
15の一腕端部15aとの間には適宜なる間隔が
生じている。レバー15の前記回動によりレバー
15の折曲腕端部15cがレバー17を引掛けて
該レバー17を反時計方向に回動させ、また連結
板18を介してレバー20をばね21のばね力に
抗して反時計方向に回動させる。レバー20の回
動力は、部分歯車部20aから歯車23に伝達さ
れ、レバー13を時計方向に回動させ、前述のよ
うに補助レンズ系が撮影光路外に退避させられ
る。すなわち、第3図に実線で示されている状態
は、長焦点域におかれた状態になつており、且
つ、最至近距離の被写体に対して合焦した状態に
なつている。
そこでいま、距離リング3の回動操作によりレ
ンズ保持筒11を後退させるものとする。レンズ
保持筒11の後退動作の初期の段階にあつては、
合焦距離が無限遠の方に向つて変化し、また、レ
ンズ保持筒11の突部11bがレバー15の一腕
端部15aに接近するだけで、第3図の機構には
変化がない。しかし、長焦点域を外れると保持筒
11の突部11bがレバー15の腕端部15aを
押し、レバー15をばね16に抗して時計方向に
回動させ、レバー15の折曲腕端部15cをレバ
ー17から逃がし、ばね21によるレバー20の
時計方向の回動、さらには、連結板18を介して
のレバー17の時計方向の回動を許容する。レバ
ー20の前記回動により歯車23およびこれと一
体のレバー13が反時計方向に回動し、レバー1
3によつて保持された前記補助レンズ系が距離調
節レンズ系の後方の光軸上に進出させられる。レ
バー13の回動量は、レバー20がストツパ24
に当接することによつて規制される。こうしてレ
バー13が回動したのちもレンズ保持筒11が後
退すると短焦点域に入り、それとともにレバー1
5も時計方向に回動する。レンズ保持筒11が限
界位置まで後退した状態、すなわち、短焦点域に
おいて無退遠の被写体に合焦した状態では第3図
に示されているように、レバー15の折曲端部1
5cとレバー17との間に所定の間隔lが生じ
る。
短焦点域からレンズ保持筒11が繰り出される
ときは、上述と逆の動作によつて長焦点域に切換
えられる。すなわち、短焦点域において合焦距離
が無限遠から最至近距離まで変化する間はレバー
15が隙間lの分だけばね16により回動するだ
けでレバー17,20,13等には変化はない
が、レンズ保持筒11がさらに繰り出されるとば
ね16によりレバー15が反時計方向に回動さ
れ、レバー17がレバー15の折曲腕端部15c
に押されて反時計方向に回動する。レバー17の
回動力は連結板1を介してレバー20に伝達さ
れ、レバー20はばね21に抗して反時計方向に
回動し、さらにはレバー13が時計方向に回動さ
れて補助レンズ系が撮影光路外に退避させられ、
長焦点域に切換えられることになる。
第4図および第5図において、レンズ保持筒1
1の上方に水平面内において軸25を中心に回動
可能にレバー26が設けられている。レバー26
は、ばね27のばね力に基いて第4図における反
時計方向の回動習性を有しているが、その折曲部
26aが図示していない固定体に当接することに
より習性による回動が規制されている。前記軸2
5には、また第2のレバー28が前記レバー26
の下方において回動可能に設けられている。レバ
ー28の一腕端部28aは上方に折曲されてい
る。レバー26とレバー28にはばね29の各端
部が押し当てられ、ばね29のばね力によりレバ
ー28の折曲部28aがレバー26の側面に当接
して、レバー28はレバー26の回動に追随して
暫定的に一体に回動し得るようになつている。レ
バー28の他方の腕端部28bの側面にはフアイ
ンダ切換部材30の一部が当接しており、レバー
28が第4図における時計方向に回動するとフア
インダ切換部材30の一部が押されて所定の角度
だけ回動するようになつている。
第6図において、前記フアインダ切換部材30
はカメラの左右方向に配設された水平軸31を中
心に回動可能に設けられるとともに、二つの腕3
0a,30bを有しており、一方の腕30aに前
記レバー28の端部28bが当接するようになつ
ている。第6図〜第8図において、先に述べたフ
アインダ用入射窓5の後方のカメラ本体1内部に
は、フアインダ切換用レンズユニツト32が撮影
レンズ光軸方向に平行な水平軸33を中心に回動
可能に支持されている。レンズユニツト32は、
カメラの正面から見て右側に短焦点用レンズ系3
4を、左側に長焦点用レンズ系35を有してい
る。レンズユニツト32は、その支軸すなわち水
平軸33に嵌装されたコイルばね36の一端部が
掛けられ、ばね36により第7図において時計方
向の回動習性を有しているが、図示の状態では、
レンズユニツト32に設けられた突起37がフア
インダ切換部材30の折曲端部30cに押し上げ
られて前記習性に抗して回動され、短焦点レンズ
系34が入射窓5に対向している。このレンズユ
ニツト32の態位はユニツト32の側部がストツ
パ38に当設することにより位置決めされるよう
になつている。ストツパ38は偏心軸38aと一
体になつていて、偏心軸38aの回動によりユニ
ツト32の回動限界位置を調整することができる
ようになつている。軸33を挟んでストツパ38
の反対がわにも偏心軸39aと一体のストツパ3
9が設けられていて、ストツパ39によりレンズ
ユニツト32の第7図における時計方向の回動位
置を定めるようになつており、また、偏心軸39
aの回動によりユニツト32の回動限界位置を調
整することができるようになつている。また、こ
のストツパ39の右側方には自動調光エレクトロ
ニツクフラツシユ(図示せず)に対する調光F値
切換情報を生成する開閉スイツチ40が配設され
ており、スイツチ40の接片40aがレンズユニ
ツト32の通路上に位置し、レンズユニツト32
がストツパ39に当接しているときにのみレンズ
ユニツト32の側面で押圧されて閉路するように
なつている。なお、この場合レンズユニツト32
の外側部は絶縁体で構成されているものとする。
前記レンズユニツト32の後方にはさらにフアイ
ンダ光学系が設けられている。すなわち、第8図
に示すように短焦点用レンズ系34または長焦点
用レンズ系35を通つた光は、ミラー41で側方
に反射され、コンデンサレンズ42、視野枠43
を通つたあとプリズム44の一面によつて下方に
反射され、さらにプリズム44の今一つの反射面
によつて側方に反射され、さらに今一つのプリズ
ム45によつてカメラ後方に向つて反射され、接
眼レンズ系46を通るようになつている。このよ
うに構成されたフアインダ光学系は実像式フアイ
ンダとなつている。
次に、上述のフアインダ切換部の作用を説明す
る。第4図に実線で示されている状態は、レンズ
保持筒11が繰り出されて長焦点域にある。そし
て、レバー28の一腕端部28bはフアインダ切
換部材30の一腕30aから後退し、レンズユニ
ツト32はばね36のばね力により第7図におけ
る時計方向に回動しストツパ39に当接し、長焦
点用レンズ系35がフアインダ光路上に位置し
て、フアインダ光学系が長焦点の撮影画角に対応
した画角になつている。このときスイツチ40の
接片40aがレンズユニツト32に押されてスイ
ツチ40はオンとなつている。
そこでいま、距離リング3の回動によりレンズ
保持筒11を後退させ、長焦点領域から切換領域
へ、さらには短焦点領域に位置させたとすると、
レバー26の折曲端部26aがレンズ保持筒11
の突部11bに押され、レバー26が習性に抗し
第4図における時計方向に回動される。このレバ
ー26の回動により、ばね29のばね力に基づき
レバー28が追随して暫定的に一体に回動する。
レバー28の回動によりフアインダ切換部材30
の一腕30aが押されて切換部材30が第6図に
仮想線で示されているように時計方向に回動し、
その折曲端部30cがレンズユニツト32の突起
37を押し上げ、ユニツト32がばね36の弾力
に抗して回動してスイツチ40がオフとなり、第
6図〜第8図に示されているように、短焦点用レ
ンズ系34がフアインダ光路上に位置して、フア
インダ光学系が短焦点の撮影画角に対応した画角
になる。このように、スイツチ40がオフにな
り、且つフアインダが切換えられたのちもなおレ
ンズ保持筒11が後退し、これに伴つてレバー2
6もさらに回動し、従つて、レバー26とレバー
28との回動ストロークに差を生じることになる
が、このストローク差はばね29によつて吸収さ
れ、レバー26のみが回動することになる。こう
して短焦点領域におかれた状態から再び長焦点領
域におけば、各部材は上述の動作と逆の動作を経
て原位置に復帰する。すなわち、短焦点領域内に
おいてはレバー26が原位置に向つて回動する
が、この間はまだばね29の付勢力が強く、レバ
ー28は依然として第4図において時計方向に回
動したままの状態にあり、フアインダ光学系は短
焦点状態のままである。短焦点領域を外れて切換
領域に入るとばね29による力が弱くなり、レン
ズユニツト32のばね36の付勢力がばね29の
ばね力に打ち勝ち、レバー28が第4図に実線で
示されているような原位置に復帰して、レンズユ
ニツト32が第7図における時計方向に回動し、
フアインダ光学系が長焦点用に切換えられるとと
もにスイツチ40がオンとなる。こうして撮影レ
ンズが長焦点域に入るまでにはフアインダの切換
えが終了し、長焦点域ではレンズ保持筒11の突
部11bがレバー26の折曲端部26aから離間
するのみで、第4図〜第8図の切換装置には変化
がない。
そしてスイツチ40の接片40aは先に述べた
ストロボ信号授受用接点群6に接続されており、
この接点群6を介してスイツチ40の接点出力、
すなわち焦点距離の切換えに伴う撮影レンズのF
値変化に対応した調光F値切換情報が専用ストロ
ボに与えられることとなる。スイツチ40の接点
出力はフアインダ光学系の適合焦点距離切換えに
対応しており、撮影レンズの焦点距離切換えに連
動し長焦点選択時にオン、短焦点選択時にオフと
なる。この場合の撮影レンズのストロボ作動時の
F値(開放F値またはストロボ作動状態設定時の
予定の絞り状態におけるF値)は例えば短焦点す
なわち焦点距離30mmの場合F=3.5、長焦点すな
わち焦点距離50mmの場合F=5.6であり、前記接
点群6から導出されるスイツチ40の接点出力に
より専用ストロボの自動調光F値(予めF=3.5
とF=5.6の2種のF値において自動調光が行な
えるように構成しておく)を切換えるようにす
る。
従つて、専用ストロボを用いた状態で焦点距離
を切換えても、焦点距離の切換えに連動するフア
インダ光学系の切換えによりストロボの自動調光
F値が切換えられ、一切の煩雑な操作なしに常に
適正な自動調光が行なわれる。また、焦点距離切
換えに連動して必ず切換えられるフアインダ光学
系の切換動作によりスイツチを動作させているの
で、構成も簡単で動作も確実である。特に撮影レ
ンズ系の焦点距離切換えによりスイツチ等を作動
させようとすると、スイツチ等がどうしても撮影
光路近くになり、スイツチの配設個所も著しく制
限され、またスイツチ部が撮影光束に影響を与え
ないようにするための特別の配慮が必要となるの
に対し、フアインダ光学系のレンズユニツト32
の切換動作によりスイツチ40を作動させる場合
は撮影光路からもスイツチ40の位置を外すこと
ができ、構成も簡単である。
また、撮影レンズ群は、焦点距離に対応した関
係位置を精度よく位置づけることが必要であり、
通常は撮影レンズ群の組立においては厳密な位置
調整を行つている。このため、撮影レンズ系内に
上記調光F値切換情報を生成するスイツチを設け
る場合には、撮影レンズ群の上記位置調整作業を
終えた後に該スイツチを組付けなければならず、
組立作業が厄介となり組立費が嵩むという不利が
ある。
これに対し本実施例のように、上記スイツチを
フアインダ部、すなわちフアインダ切換用レンズ
ユニツトによつて開閉される部位に配設した場合
には、フアインダ光学系は、撮影レンズ系の位置
精度より相当低い位置精度でよく、組立調整も通
常不要であるため、上記スイツチの組立や管理が
し易く、上述の場合より生産コストを低減化でき
るという利点が得られる。
なお、本考案はその要旨を変更しない範囲での
種々の変形実施が可能である。
例えば、スイツチ40は接点のオン、オフが逆
となるように設けてもよく、第7図に仮想線で示
すスイツチ47のようにレンズユニツト32がス
トツパ38に当接した状態(短焦点状態)でのみ
動作するようにストツパ38の近傍に設けてもよ
い。
また、以上では実像式フアインダを用いている
場合であつて、フアインダのレンズの一部の切換
え動作によりスイツチを作動させる場合について
述べたが、焦点距離の切換えに連動してフアイン
ダ視野マスクを切換える場合には、そのフアイン
ダマスクの切換え動作部近傍にスイツチを設けフ
アインダマスクの切換え動作によつてスイツチを
作動させればよい。
以上述べたように本考案によれば、主レンズの
光軸上に補助レンズを挿脱することにより焦点距
離を切換え得る撮影レンズを備えるとともに複数
の自動調光F値において自動調光可能な自動調光
エレクトロニツクフラツシユを用いるカメラにお
いて、撮影光束に影響を与えず、高い位置精度が
要求されず、しかも組立工程の自由度の多いフア
インダ部のフアインダ切換用レンズユニツトによ
つて、焦点距離の切換えに伴う撮影レンズのF値
変化に対応した自動調光エレクトロニツクフラツ
シユに対する調光F値切換情報を生成するスイツ
チを開閉作動するように構成したから、構成が簡
単で、組立費等の生産コストを殆ど上昇させるこ
となく、焦点距離の切換えに伴う撮影レンズのF
値が変化するにも拘らず、一切の煩雑な操作なし
にそのF値変化に対応した自動調光ストロボ動作
を確実に行わせ得るカメラを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるカメラの外観
を簡略化して示す正面図、第2図は同実施例のレ
ンズ鏡胴部を示す縦断側面図、第3図は同実施例
の焦点距離切換機構部の側面図、第4図は同実施
例におけるフアインダ切換機構の一部を示す平面
図、第5図は同一部破断正面図、第6図は同実施
例のフアインダ切換機構の他の一部を示す縦断側
面図、第7図は同正面図、第8図は同縦断平面図
である。 3……距離調節部材(距離リング)、11……
レンズ保持筒、L1,L2,L3……距離調節レンズ
系、L4,L5,L6,L7……補助レンズ系、26,
28……レバー、29……ばね、30……フアイ
ンダ切換部材、32……レンズユニツト、34…
…短焦点レンズ系、35……長焦点レンズ系、3
6……ばね、40……スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主レンズの光軸上に補助レンズを挿脱すること
    により焦点距離を切換え得る撮影レンズとフアイ
    ンダ光学系の少なくとも一部を切換えフアインダ
    の画角を切換えるフアインダ切換用レンズユニツ
    トとを備えるとともに複数の自動調光F値におい
    て自動調光可能な自動調光エレクトロニツクニツ
    クフラツシユを用いるカメラにおいて、前記撮影
    レンズの焦点距離の切換えに連動して前記フアイ
    ンダ切換用レンズユニツトを移動させ、前記フア
    インダ光学系の少なくとも一部を切換えフアイン
    ダの画角を前記撮影レンズの画角に対応した画角
    に切換える構成とするとともに、前記焦点距離の
    切換えに伴う前記撮影レンズのF値変化に対応し
    た前記自動調光エレクトロニツクフラツシユに対
    する調光F値切換情報を生成するスイツチを、前
    記焦点距離の切換えに連動して移動する前記フア
    インダ切換用レンズユニツトによつて開閉作動さ
    せるように構成し、さらに前記スイツチにより生
    成される前記調光F値切換情報をストロボ信号授
    受用接点を介して前記自動調光エレクトロニツク
    フラツシユに与えるように構成したことを特徴と
    するカメラ。
JP1982075112U 1982-05-22 1982-05-22 カメラ Granted JPS58178127U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982075112U JPS58178127U (ja) 1982-05-22 1982-05-22 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982075112U JPS58178127U (ja) 1982-05-22 1982-05-22 カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58178127U JPS58178127U (ja) 1983-11-29
JPH0345210Y2 true JPH0345210Y2 (ja) 1991-09-25

Family

ID=30084488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982075112U Granted JPS58178127U (ja) 1982-05-22 1982-05-22 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58178127U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5650504Y2 (ja) * 1975-12-08 1981-11-26
JPS5650502Y2 (ja) * 1976-05-20 1981-11-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58178127U (ja) 1983-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4643554A (en) Camera with focal length varying device
JPS584122A (ja) レンズ保護カバ−を有するカメラ
EP0102549B1 (en) Lens changeover arrangement for use in photographic camera
US3893135A (en) Apparatus for moving lens of camera for focusing
JPS59149329A (ja) カメラ
CN1008948B (zh) 有可伸出闪光灯的带远距离镜头及普通镜头的低值照像机
JPS6251453B2 (ja)
US4038671A (en) Photographic apparatus with two picture taking lenses
JP3251131B2 (ja) カメラのマウント構造
JPH0345210Y2 (ja)
US3643574A (en) Focusing device for optical equipment
JP2767108B2 (ja) 自動合焦カメラ
JP3044688B2 (ja) カメラの制御方法
JPS6145213B2 (ja)
US4134656A (en) Means for transmitting information from lens barrel to camera body
JPS5944611B2 (ja) ズ−ムレンズ構体
JPH0210513Y2 (ja)
US3668994A (en) Automatic diaphragm aperture adjusting device for flash photography in camera with interchangeable lens
US4079399A (en) Control mechanism for a retractable viewfinder
JP2818006B2 (ja) カメラのリモートコントロール装置
GB1590676A (en) Interchangerable camera lenses
JP2518708Y2 (ja) テレビモードを持つカメラ
JP2561380Y2 (ja) ズームレンズ光学系のフォーカス機構
US2808770A (en) Camera range finder
JPS6131287Y2 (ja)