JP6858851B2 - サイクロン捕集器 - Google Patents

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Description

本発明は、液膜を用いて粒子を捕集するサイクロン捕集器に関する。
従来より、円筒状空間を形成する容器を備え、容器内面に液膜が形成されたサイクロン捕集器が知られている。このサイクロン捕集器では、吸気気体中の粒子を液膜に付着させて捕集している(特許文献1参照)。
しかしながら吸気孔が液膜近傍に開口していると、吸気気体によって液膜からミストが生成し、このミストが排気管から放出され捕集効率が低下するといった問題がある。他方、吸気孔からの吸気気体が液膜から離れた液膜が形成されていない部位に当たると、吸気気体中の粒子を水膜によって確実に捕集することができない。
特表2002−543975号
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、吸気気体中の粒子を確実に捕集することができ、ミストが放出されることがないサイクロン捕集器を提供することを目的とする。
本発明は、上端部と、下端部と、前記上端部と下端部との間に延びる側壁とを有し、回転軸線をもつ回転体からなるとともに、内部に空間を形成する容器と、前記容器に設けられ、一定の高さをもつ液膜を前記側壁内面に形成する液膜形成部と、前記容器に設けられ、前記容器内に開口する開口部を有する吸気孔と、前記容器に設けられた排気管と,を備え、前記吸気孔は前記容器の回転軸線に直交する直交面に対して傾斜して前記空間内へ向かって延び、前記吸気孔の開口部全域は前記液膜以外の領域に開口するとともに前記吸気孔により吸気気体を前記液膜に噴出する、サイクロン捕集器である。
本発明は、前記吸気孔は前記容器の前記上端部に設けられている、サイクロン捕集器である。
本発明は、前記液膜形成部は前記容器の前記下端部から上方に延びるよう前記側壁内面に前記液膜を形成する、サイクロン捕集器である。
本発明は、前記容器に複数の吸気孔が設けられている、サイクロン捕集器である。
本発明は、前記吸気孔は前記容器の前記上端部に設けられ、その開口部は前記容器の前記空間に開口する、サイクロン捕集器である。
本発明は、前記吸気孔は前記容器の前記上端部に設けられるとともに、前記上端部の表面から突出する突出ノズルを有し、この突出ノズル先端に前記開口部が形成されている、サイクロン捕集器である。
本発明は、前記容器の前記下端部に液体供給部が設けられている、サイクロン捕集器である。
本発明は、前記容器の前記側壁に液体供給部が設けられている、サイクロン捕集器である。
本発明によれば、吸気気体中の粒子を確実に捕集することができ、かつミストの放出を未然に防ぐことができる。
図1Aは、第1の実施の形態による捕集部のサイクロン本体を示す側面図である。 図1Bは、図1AのA−A’線からみた蓋部の底面図である。 図1Cは、サイクロン本体を示す図であって、図1BのB−B’線断面図である。 図2Aは、第2の実施の形態による捕集部のサイクロン本体を示す側面図である。 図2Bは、図2AのA−A’線からみた蓋部の底面図である。 図2Cは、サイクロン本体を示す図であって、図2BのB−B’線断面図である。 図3Aは、第3の実施の形態による捕集部のサイクロン本体を示す側面図である。 図3Bは、図3AのA−A’線からみた蓋部の底面図である。 図3Cは、サイクロン本体を示す図であって、図3BのB−B’線断面図である。 図4Aは、サイクロン本体を示す斜視図である。 図4Bは、図4Aと異なる角度からみたサイクロン本体を示す斜視図である。 図5は、本発明によるサイクロン捕集器が組込まれた測定装置全体の構成を示す概略図である。 図6(a)は、検出対象粒子に蛍光物質が結合した状態を示す模式図である。図6(b)は、検出対象粒子に抗体凝集粒子が結合した状態を示す模式図である。 図7は、測定装置における液滴形成部の構成の変形例を示す概略図である。 図8は、測定装置における液滴選別部の構成を示す斜視図である。 図9は、測定装置における測定部の構成を示す内部構成図である。 図10は、第4の実施の形態による捕集部のサイクロン本体を示す側面図である。 図11は、第5の実施の形態による捕集部のサイクロン本体を示す側面図である。
<第1の実施の形態>
以下に、本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態により開示する発明が限定されるものではない。また以下に示す実施の形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、本発明によるサイクロン捕集器12のサイクロン本体21は、回転軸線(軸線とも言う)21Aを有する回転体からなる。本明細書中において、「上方」、「上端」、「下方」、「下端」の用語は、本発明によるサイクロン捕集器12のサイクロン本体21を回転軸線21Aが縦方向に延びるよう設置した場合における「上方」、「上端」、「下方」、「下端」を意味する (図1A〜図1C参照)。
まず図5乃至図9を参照して、本発明によるサイクロン捕集器30が組込まれた測定装置10全体について説明する。
図5は、測定装置の構成を示す概略図である。図5に示す例では、測定装置10が、液滴の蛍光強度に基づいて検出対象粒子の検出を行う場合を例に説明する。ただし、これに限定されるものではない。例えば、測定装置10は、液滴の蛍光強度を測定するに留めてもよい。この場合、ユーザや他の装置が、測定装置10により測定された蛍光強度に基づいて、検査対象の気体中に検出対象粒子が含まれているかどうかを判断する。なお、検出対象粒子は、例えば、ウイルス、細菌、花粉、有毒物質等である。ただし、検出対象粒子は、蛍光物質が特異的に結合できるものであれば、これらに限定されない。
図5に示すように、本実施の形態では、測定装置10は、ダスト除去部11と、主配管18と、本発明による捕集部(サイクロン捕集器ともいう)12と、液滴形成部13と、液滴選別部14と、測定部15と、液体回収部16と、吸引ポンプ17と、を備えている。
次に、各部の位置関係について簡単に説明する。主配管18は、気流の案内路である。ダスト除去部11は、主配管18により案内される気流の上流側に配置されている。吸引ポンプ17は、主配管18の内部に気流を形成する気流形成機構であって、主配管18により案内される気流の下流側に配置されている。言い換えると、吸引ポンプ17は、主配管18のうち、ダスト除去部11から吸引ポンプ17へと流れる気流を形成するようになっている。なお、気流形成機構としては、送気ポンプをダスト除去部11の上流に設けてもよい。この場合、送気ポンプから主配管18の内部に圧縮空気を供給してもよい。
また、液滴形成部13と、液滴選別部14と、測定部15と、液体回収部16とは、ダスト除去部11と吸引ポンプ17との間において、主配管18にこの順序で設けられている。
次に、各部の構成について説明する。ダスト除去部11は、主配管18内にエアロゾル状の液滴を形成する上で必要な程度の気流抵抗を有している。ダスト除去部11は、測定に影響を与えるパーティクルを捕捉することで清浄な気体を供給できるようになっている。
次に、サイクロン捕集器からなる捕集部12について説明する。捕集部12は、検査対象の気体中の検出対象粒子を液体中に捕集するとともに、当該液体中の検出対象粒子に当該検出対象粒子に特異的に結合する蛍光物質を結合させるようになっている。
本実施の形態では、図5に示すように、捕集部12は、サイクロン本体(容器ともいう)21と、サイクロン本体21の内部に気体を導入するための気体導入部22と、サイクロン本体21の内部に液体を導入するための液体導入部23とを有する。
サイクロン本体21は、接頭円錐形の内面(以下、壁面という)を有しており、小径側の端部が大径側の端部より下方に位置するように向けられている。
気体導入部22は、サイクロン本体21の上方部においてサイクロン本体21の壁面の接線方向に延びるように設けられており、粗大ダスト除去部19に気密に連結されている。ここで壁面の接線方向とは、後述するように導入する気体がサイクロン本体21の壁面に当接する(衝突する)部分においてサイクロン本体21を軸線に対して垂直方向となる、水平方向に切り取った場合に出来る円の接線方向である。粗大ダスト除去部19は、測定対象粒子を通過させるとともに、埃や繊維くずなどの比較的大きなパーティクルを捕捉するようになっている。粗大ダスト除去部19から気体導入部22を通ってサイクロン本体21の内部に導入される気体は、サイクロン本体21の壁面に沿って案内されることで、周方向に旋回するようになっている。
液体導入部23は、液体を収容するタンク23aと、一端がタンク23aの下方部に接続され、他端がサイクロン本体21の壁面に接続された液体導入管23bと、液体導入管23bに設けられた流量制御部23cと、を有している。
本実施の形態では、タンク23aには、蛍光物質を含有する液体が収容されている。蛍光物質は、具体的には、例えば、蛍光標識抗体である。図6(a)に示すように、蛍光標識抗体Yは、抗体抗原反応を利用して特定の検出対象粒子Pに特異的に結合する。
なお、蛍光物質は、図6(b)に示すように、複数の蛍光標識抗体Yにより表面を修飾された抗体凝集粒子Aであってもよい。この場合、抗体凝集粒子Aの表面の蛍光標識抗体Yは、抗体抗原反応を利用して特定の検出対象粒子Pに特異的に結合する。これにより、複数の検出対象粒子Pを抗体凝集粒子Aを介して凝集させることができる。したがって、蛍光標識抗体Yの体積密度が高くなり、蛍光強度を高めることができる。
液体導入管23bの前記他端は、サイクロン本体21の壁面のうち気体導入部22より低い高さ位置に接続されている。一方、液体導入管23bの前記一端は、前記他端より高い高さ位置に配置されている。流量制御部23cが開とされる場合、タンク23aに収容された液体は、重力により、液体導入管23bを通ってサイクロン本体21の内部に導入されるようになっている。
なお、液体導入部23は、このような構成に限定されず、例えば、蛍光物質を含有する液体が収容されたシリンジポンプを有し、シリンジの先端がサイクロン本体21の壁面に連結されており、ピストンによりシリンジの内部が加圧されることで蛍光物質を含有する液体がサイクロン本体21の内部に導入されるようになっていてもよい。
本実施の形態では、サイクロン本体21の上方部には、当該サイクロン本体21の内部を吸引排気して減圧させ、差圧により気体導入部22から周方向に旋回するように気体を導入させる吸引排気部24が設けられている。
吸引排気部24は、サイクロン本体21の上方部に同軸状に挿設された吸引排気管(排気管ともいう)24bと、吸引排気管24bに設けられた吸引排気ポンプ24aと、を有している。
吸引排気ポンプ24aを動作させると、サイクロン本体21の内部は吸引排気管24bを介して吸引排気されて減圧され、サイクロン本体21の内部と外部との差圧により、サイクロン本体21の外部の気体が、粗大ダスト除去部19を介して気体導入部22からサイクロン本体21の内部に引き入れられる。そして、サイクロン本体21の内部に導入された気体は、サイクロン本体21の壁面に沿って案内されることで、周方向に旋回しながら下降し、即ちらせん状に旋回する気流を形成する。この時、気体中の検出対象粒子は相対的に比重が大きいため、遠心力によりサイクロン本体21の壁面側に分離される。
一方、相対的に比重が軽い気体成分は、サイクロン本体21の壁面の切頭円錐形状により、サイクロン本体21の下方部において流れを反転させ、サイクロン本体21の中心軸側において上昇流を形成して、吸引排気管24bを通って外部に排出される。
液体導入部23からサイクロン本体21の内部に導入される液体は、周方向に旋回する気流により外向きに押しやられ、サイクロン本体21の壁面(内面)に沿って膜状に液膜を成形する。このように、液体導入部23は、サイクロン本体21の内面に液膜を形成する液膜形成部として機能する。
本実施の形態では、サイクロン本体21の壁面に、膜状に成形された液体の水位を検出する水位検出部25が設けられている。液体導入部23の流量制御部23cは、水位検出部25の検出結果に基づいて流量を制御するようになっている。
より詳しくは、水位検出部25は、サイクロン本体21の内部に露出する一対の電極と、当該電極間の導電率を測定する測定部と、を有している。液体の水位が一対の電極の高さ位置より高い場合、一対の電極は液体を介して通電し、導電率が相対的に高くなる。一方、液体の水位が一対の電極の高さ位置より低い場合、一対の電極は絶縁されて、導電率が相対的に低くなる。液体の水位が一対の電極の高さ位置より高い場合の測定結果と低い場合の測定結果とを予め実験により求めておき、当該2つの測定結果の間の値を閾値として決定する。その後、測定部の測定結果が閾値より高い場合、液体の水位が一対の電極の高さ位置より高いと判断し、測定部の測定結果が閾値より低い場合、液体の水位が一対の電極の高さ位置より低いと判断する。
流量制御部23cは、水位検出部25により液体の水位が一対の電極の高さ位置より低いと判断された場合、液体の水位が一対の電極の高さ位置より高くなるまで、液体の流量を増加するようになっている。これにより、サイクロン本体21の内部の液体の気体に対する接触面積が、液体の送出や蒸発等により減少することを防止できる。
サイクロン本体21の下方側には、液体供給部26が接続されている。液体供給部26には、送液ポンプ27が設けられている。
サイクロン本体21の内部は吸引排気部24により減圧されるが、送液ポンプ27により液体供給部26内の液体に圧力をかけて送り出すことで、サイクロン本体21の内部から液体供給部26を介して液滴形成部13へと液体を連続的かつ安定的に供給することができる。
なお、必ずしも必須ではないが、捕集部12には、液体を加温する加温機構が設けられていてもよい。この場合、例えば寒冷地等の低温環境において蛍光物質の反応性が低下している時に、液体を例えば体温付近(35℃程度)まで加温することで、液体中の蛍光物質を活性化させて反応速度を上げることができる。
あるいは、捕集部12には、液体を冷却する冷却機構(不図示)が設けられていてもよい。この場合、例えば猛暑地等の高温環境において蛍光物質の反応性が低下している時に、液体を例えば体温付近(35℃程度)まで冷却することで、液体中の蛍光物質を活性化させて反応速度を上げることができる。
次に、液滴形成部13について説明する。液滴形成部13は、捕集部12から供給される液体からエアロゾル状の液滴を形成するようになっている。より詳しくは、液滴形成部13は、捕集部12から供給される液体から、ネブライザ、エレクトロスプレー、2流体ノズル、圧電素子、超音波、減圧処理のうち、少なくとも1つを用いてエアロゾル状の液滴を形成するようになっている(二流体ノズル)。
本実施の形態では、図5に示すように、液滴形成部13は、主配管18の口径が急激に絞られた絞り部分18aを有しており、液体供給部26の端部が当該絞り部分18aの内側に同軸状に挿入されている。主配管18を流れる気流が絞り部分18aを流通する際に、気流の速度が増加する。この時、絞り部分18aを流通する高速の気流によって液体供給部26の端部に負圧が生じ、この負圧により液体供給部26内の液体が吸引されて引き裂かれる。これにより、液体供給部26から供給される液体からエアロゾル状の液滴が形成されるようになっている。
なお、図5に示す例では、液体供給部26の端部は、絞り部分18aの内側に同軸状に挿入されているが、これに限定されず、例えば、図7に示すように、液体供給部26の端部は、絞り部分18aに対して直角な向きで連結されていてもよい。
次に、液滴選別部14について説明する。液滴選別部14は、液滴形成部13から供給される液滴のうち、粒径が所定値未満である液滴を選別するようになっている。
液滴選別部14としては、例えば、慣性力を利用して粒径が所定値未満である液滴を選別するスプレーチャンバを用いることができる。具体的には、例えば、サイクロン形スプレーチャンバ、スコット形スプレーチャンバ、および慣性分岐形スプレーチャンバからなる群のうち、いずれか一つである。このようなスプレーチャンバ自体は、誘導結合プラズマ(ICP)発光分光分析の技術分野においては公知であり、例えば、JIS K0133等に例示されている。ただし、本実施の形態においては、スプレーチャンバ自体を用いて誘導結合プラズマにより分解可能な粒径の液滴を選別するという効果を奏するのではなく、後述するように、スプレーチャンバが検出対象粒子に特異的に結合する蛍光物質を用いる手法と組み合わされることで、検出対象粒子を含んでいない液滴の蛍光強度と、検出対象粒子を含んでいる液滴の蛍光強度と、の差を大きくして、検出対象粒子を高精度に検出可能になるという従来公知のスプレーチャンバからは予想外の効果を奏するのである。
図8は、液滴選別部14の構成の一例を示す概略図である。図8に示す液滴選別部14は、サイクロン形スプレーチャンバであり、円筒形内面を有する中央チャンバ体14aと、中央部の上端部に連結された切頭円錐形内面を有する上方チャンバ体14bと、中央部の下端部に連結された切頭円錐形内面を有する下方チャンバ体14cと、を有している。
主配管18は、中央チャンバ体14aの内面に当該内面の接線方向に延びるような向きで接続されている。主配管18を通って中央チャンバ体14aの内部に導入される液滴を含む気流は、慣性力により中央チャンバ体14aの内面に沿って案内され、周方向に旋回するようになっている。この時、粒径が所定値以上の液滴は、遠心力により中央チャンバ体14aの内面側に分離され、当該内面に衝突して付着する。これにより、粒径が所定値以上の液滴が気流から除去され、粒径が所定値未満の液滴が気流に乗って上方チャンバ体14bの上方側から測定部15へと供給されるようになっている。一方、中央チャンバ体14aの内面に付着した液滴(液体)は、重力により下方チャンバ体14cへと流れ落ちて、下方チャンバ体14cの下方側から外部に排液されるようになっている。なお、中央チャンバ体14aの内面に付着した液滴(液体)が少量の場合は、付着した液滴(液体)が蒸発してしまうため、排液機構を設ける必要はない。
ここで、スプレーチャンバは慣性力を利用して液滴を選別することから、スプレーチャンバにより選別される液滴の粒径の上限値は、スプレーチャンバの寸法及び形状、気流の流速等の力学的パラメータと相関関係がある。したがって、スプレーチャンバの形状および寸法、気流の流速等の力学的パラメータを適切に選択することで、スプレーチャンバにより選別される液滴の粒径の上限値を所望の値に設定することが可能である。スプレーチャンバにより選別される液滴の粒径は、測定対象や測定目的により適宜選択され得るが、ウイルスまたは細菌を測定対象とする場合には、50μm以下であることが好ましく、20μm以下であることがより好ましい。
次に、測定部15について説明する。図9は、測定部15の構成の一例を示す概略図である。測定部15は、液滴に光を照射するとともに、当該液滴の蛍光強度を測定するようになっている。
本実施の形態では、図9に示すように、測定部15は、主配管18に接続され、液滴選別部14により選別された液滴を含む気流の通流空間を形成する例えば角形のケース体56を有している。ケース体56における互いに対向する例えば上下(あるいは左右)の面には、互いに平行な石英からなる光透過窓52a、52bが配置されている。
そのうち一方の光透過窓52aの外側には、蛍光物質から発光される蛍光の波長から外れた波長のレーザ光をケース体56内に照射する発光部51が設けられている。また、他方の光透過窓52bの外側には、蛍光物質から発せられる蛍光の波長から外れた波長の光を遮断する光学フィルタ53が設けられている。その更に外側には、蛍光物質の蛍光を受光して電気信号に変換する受光部54が設けられる。受光部54は、例えば光電子増倍管であり、光学フィルタ53からの受光強度に対応する信号レベルの例えば電流を受光出力計測部55に出力するようになっている。
受光出力計測部55は、例えば、電流を電圧に変換し、変換後の電圧を示す電圧信号Iaと予め設定されたしきい値Isとを比較し、電圧信号Iaがしきい値Isよりも大きいと判断した時に検出対象粒子検出のアラームを報知あるいは図示しない表示部に表示するようになっている。
ここで電圧信号Iaは受光強度に対応する信号であるため、しきい値Isは次のように決められる。すなわち、しきい値Isは、検査対象の気体中に検出対象粒子が存在しない場合に液滴形成部13により形成された液滴がケース体56を通過する時の蛍光強度と、検査対象の気体中に検出対象粒子が含まれていて、この検出対象粒子に蛍光物質が結合された状態で液滴形成部13により形成された液滴がケース体56を通過する時の蛍光強度と、の間の値に設定される。検査対象の気体中に検出対象粒子が存在しない時の蛍光強度は、ケース体56内を通過する気体に含まれるダストに付着した蛍光物質や、検出対象粒子を含まない液滴に含まれる蛍光物質、からの蛍光の強度に対応する。蛍光物質は、検出対象粒子に対して特異的に結合する。この結果、概略的な言い方をすれば、検出対象粒子の存在により、検出対象粒子が存在しないときよりも蛍光物質の密度が高くなり、検出対象粒子の有無に対応する蛍光強度差が発生する。
図5に戻って、測定部15の下流側には、測定部15を通過した液滴を捕捉するための例えばメッシュ体からなる液体回収部16が設けられている。液体回収部16の下流側には、吸引ポンプ17が設けられており、液体回収部16を通過した気体は、例えば図示しない検出対象粒子を吸着除去するためのフィルタを介して測定装置10の外部に排気されるようになっている。なお、液体回収部16には排液機構が設けられているが、液体回収部16を通過する液滴(液体)が十分少ない場合、液滴(液体)は蒸発してしまうため、排液機構を設ける必要はない。
次に図1A乃至図1C、および図4A乃至図4Bにより、測定装置1に組込まれたサイクロン捕集器からなる捕集部12について述べる。
ここで図1Aは捕集部12のサイクロン本体21を示す側面図、図1Bは図1AのA−A’線からみた蓋部の底面図、図1Cはサイクロン本体21を示す図であって、図1BのB−B’線断面図である。また図4Aおよび図4Bは、各々サイクロン本体を示す斜視図である。
上述のように、捕集部12はサイクロン本体(容器ともいう)21と、サイクロン本体21の内部に気体を導入するための気体導入部22と、サイクロン本体21内部に液体を導入してサイクロン本体21内面に液膜40を形成する液体導入部(液膜形成部ともいう)23とを備えている。
具体的には図1A乃至図1Cおよび図4A乃至図4Bに示すように、捕集部12のサイクロン本体(容器)21は、内部に接頭円錐状の空間35を形成する容器本体31と、容器本体31の上方開口を覆う蓋部32とを有しており、サイクロン本体21の容器本体31側部に、液体導入部23の液体導入管23bが接続されている。容器本体31と蓋部32とを有するサイクロン本体21は回転軸線21Aを有する回転体からなり、軸線21Aが縦方向に延びるよう配置されている。なお、サイクロン本体21は、容器本体31と、容器本体31の上方開口を覆う蓋部32とを有する上記構造に限られることはなく、容器本体31と蓋部32とが3Dプリンタ等によって完全に一体に形成された構造をとってもよい。この場合は、サイクロン本体21の蓋部32はサイクロン本体21の上端部を構成し、容器本体31の接頭円錐状の側壁31bはサイクロン本体21の側壁31bを構成する。また、容器本体31の下端部31aは、サイクロン本体21の下端部31aを構成する。
またサイクロン本体21の上端部を構成する蓋部32に気体導入部22が連結され、この気体導入部22に蓋部32内に形成された吸気孔33の接続端33bが接続されている。本実施の形態において、気体導入部22は蓋部32の全周にサイクロン本体21の壁面の接線方向に沿って4本連結されており、各気体導入部22は蓋部32の全周に渡って90°ずつ離間して設けられている。このため蓋部32内部には4本の気体導入部22に対応して、4本の吸気孔33が90°ずつ離間して設けられている。ここで壁面の接線方向とは導入する気体がサイクロン本体21の壁面に当接する(衝突する)部分においてサイクロン本体を軸線に対して垂直方向となる、水平方向に切り取った場合に出来る円の接線方向であり、気体導入部22が4本ある場合はこれら4本から導入される気体は同一高さでサイクロン本体21の壁面に当接する(衝突する)することが好ましく、よって同一の円の接線方向に沿っていることが好ましい。
また蓋部32の中心位置には、排気管24bが取付けられ、この排気管24bは容器本体31の空間35から蓋部32を貫通して上方に延びている。さらにまた、サイクロン本体21の容器本体31の下端部31aに液体供給部26が設けられ、この液体供給部26は送液ポンプ27を介して液滴形成部13に接続されている。
次に蓋部32に設けられた4本の吸気孔33について説明する。各吸気孔33は蓋部32内を、サイクロン本体21の軸線21Aに直交する直交面21Bに対して下方に向かって5°〜15°の傾斜角θで延びている。また各吸気孔33は、容器本体31の空間35に開口する開口部33aを有している。この開口部33aは、蓋部32の下部表面32aから下方へ突出することなく、下部表面32aと同一面に開口している。
サイクロン本体21の内面には、液体導入部23の液体導入管23bから導入される液体によって液膜40が形成されており、この液膜40は容器本体31の下端から上端まで、すなわち容器本体31の下端部31aから蓋部32直下の容器本体31の側壁31bに渡って拡がって形成されているが、液膜40は蓋部32の下部表面32aまでは達していない。
一方、蓋部32に設けられた吸気孔33の開口部33aは、蓋部32の下部表面32aであって、容器本体31の側壁から離間した位置に開口している。このため吸気孔33の開口部33aからの吸気気体によって容器本体31の内面の液膜40が巻込まれることはなく、このことにより吸気気体によって液膜が巻込まれてミストが発生することもない。
他方、吸気孔33はサイクロン本体21の直交面21Bに対して下方へ向かって延びているため、吸気孔33から噴出される吸気気体は対向する容器本体31内面に形成された液膜40に当接することになる。このことにより、吸気気体に含まれる粒子を確実に液膜40に付着させ、この液膜40によって粒子を確実に捕集することができる。
すなわち、吸気孔33から噴出される吸気気体が、容器本体31内の液膜40に当接できないとき、吸気気体中の粒子を液膜40に付着させることができず、粒子が容器本体31内で巻き上げられて排気管24bから放出されることも考えられる。
これに対して本願発明によれば、吸気孔33からサイクロン本体21内に噴射される吸気気体は、気体が液膜に当接する部分のサイクロン本体21の壁面の接線方向に沿って噴射されて、サイクロン本体21内に円周方向にらせん状に回転する気体流を形成する。このため、吸気気体中の粒子は遠心力によって容器本体31の側壁31bに向かう。次に、吸気孔33から噴出される吸気気体中の粒子を液膜40に確実に当接させて液膜40に付着させた後、捕集することができる。
次に、以上のような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図5に示すように、吸引ポンプ17により、気体(例えば、大気)がダスト除去部11を介して主配管18内に取り込まれ、液滴形成部13、液滴選別部14、測定部15、および液体回収部16の順に流れる気流が形成され、吸引ポンプ17および図示しないフィルタを介して排気される。
一方、捕集部12の吸引排気ポンプ24aの動作により、気体(例えば、大気)が粗大ダスト除去部19を介して捕集部12の気体導入部22へと取り込まれ、気体導入部22からサイクロン本体21の内部に導入される。また、蛍光物質を含有する液体が、液体導入部23からサイクロン本体21の内部に導入される。
気体導入部22からサイクロン本体21の内部に導入された気体は、サイクロン本体21の壁面に沿って案内されることで、周方向に旋回され、サイクロン本体21の内部にらせん状の気流を形成する。液体導入部23からサイクロン本体21の内部に導入された液体は、らせん状の気流により径方向外向きに押しやられ、サイクロン本体21の壁面に沿って膜状に成形される。
気体中に含まれる検出対象粒子は、遠心力によりサイクロン本体21の壁面側に分離され、膜状に成形された液体中に捕集される。液体中に含まれる蛍光物質は、捕集された検出対象粒子に特異的に結合する。
次にサイクロン本体21内における気体の挙動を図1A乃至図1Cにより説明する。
図1A乃至図1Cに示すように気体導入部22から導入された吸気気体は蓋部32に設けられた吸気孔33を通って、吸気孔33の開口部33aから容器本体31の空間35内へ噴出される。
この場合、吸気孔33の開口部33aは容器本体31のうち液膜40が形成された側壁31bから離間しているため、吸気気体によって容器本体31の内面に形成された液膜が巻込まれてミストが発生することはない。
また吸気孔33の開口部33aから噴出される吸気気体は、容器本体31内面に形成された液膜40に当接するので、吸気気体中の粒子を確実に液膜40に付着させて捕集することができる。
サイクロン本体21の壁面上において検出対象粒子を捕集した液体は、重力により徐々に下方に流れ落ち、次いで、送液ポンプ27の動作により、サイクロン本体21の下方側から液体供給部26を介して液滴形成部13へと連続的に供給される。
液滴形成部13では、捕集部12から供給された液体は、主配管18の絞り部分18aを流通する高速の気流によって、液体供給部26の端部から引き出され、エアロゾル状の液滴に成形される。形成されたエアロゾル状の液滴は、主配管18の気流に乗って、液滴選別部14へと供給される。
図8に示すように、液滴選別部14では、液滴形成部13から供給された液滴を含む気流は、中央チャンバ体14aの円筒形内面に沿って案内されることで、周方向に旋回する。この時、気流に含まれる粒径が所定値以上の液滴は、遠心力により中央チャンバ体14aの内面側に分離され、当該内面に衝突して付着する。一方、粒径が所定値未満の液滴は、気流とともに周方向に旋回しながら上昇して、上方チャンバ体14bの上方側から測定部15へと供給される。
図9に示すように、測定部15は、液滴選別部14により選別された液滴に光を照射し、光が照射された液滴の蛍光強度を測定する。詳しくは、主配管18を介して案内された液滴に光を照射し、蛍光強度を測定する。また、その後、例えば、測定部15は、測定した蛍光強度としきい値とを比較することで、検査対象の気体に検出対象粒子が含まれているかどうかを判定する。言い換えると、測定部15は、検査対象の気体から検出対象粒子を検出する。
例えば、測定部15では、発光部51が、液滴が通流しているケース体56の内部に紫外レーザ光を照射する。ここで、液滴中の蛍光物質は、紫外レーザ光によって励起されて蛍光を発する。その後、紫外レーザ光は、光学フィルタ53により遮光され、蛍光波長の光が、受光部54により選択的に検出される。受光部54により検出される受光強度は、液滴形成部13により形成された液滴中における蛍光物質の体積密度に比例する。
液滴形成部13により形成された液滴中に検出対象粒子が存在する場合、受光部54にて検出される蛍光強度はしきい値Isよりも大きくなり、受光出力計測部55にて検出対象粒子検出のアラームが発せられる。
また、液滴形成部13により形成された液滴中に検出対象粒子が存在しない場合、たとえ液滴形成部13により形成された液滴中に大気中の微細なダストが取り込まれていて、このダストに蛍光物質が付着していても、蛍光物質の密度は検出対象粒子に結合された蛍光物質の密度よりも格段に小さい。このため、受光部54にて検出された受光強度は予め設定されたしきい値Isよりも小さい。
測定部15を通過した液滴は、液体回収部16にて気液分離され、液体は回収される。一方、気体は、液体回収部16の下流側に設けられている吸引ポンプ17により測定装置10の外部に排気される。
<第2の実施の形態>
次に図2A乃至図2Cにより、第2の実施の形態によるサイクロン捕集器からなる捕集部12について述べる。
図2A乃至図2Cに示す第2の実施の形態において、図1A乃至図1Cおよび図4A乃至図4B〜図9に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ここで図2Aは捕集部12のサイクロン本体21を示す側面図、図2Bは図2AのA−A’線からみた蓋部の底面図、図2Cはサイクロン本体21を示す図であって、図2BのB−B’線断面図である。
上述のように、捕集部12はサイクロン本体(容器ともいう)21と、サイクロン本体21の内部に気体を導入するための気体導入部22と、サイクロン本体21内部に液体を導入してサイクロン本体21内面に液膜40を形成する液体導入部(液膜形成部ともいう)23とを備えている。
具体的には図2A乃至図2Cに示すように、捕集部12のサイクロン本体(容器)21は、内部に接頭円錐状の空間35を形成する容器本体31と、容器本体31の上方開口を覆う蓋部32とを有しており、サイクロン本体21の容器本体31側部に、液体導入部23の液体導入管23bが接続されている。
またサイクロン本体21の蓋部32に気体導入部22が連結され、この気体導入部22に蓋部32内に形成された吸気孔33の接続端33bが接続されている。本実施の形態において、気体導入部22は蓋部32の全周にサイクロン本体21の壁面の接線方向に沿って8本連結されており、各気体導入部22は蓋部32の全周に渡って45°ずつ離間して設けられている。このため蓋部32内部には8本の気体導入部22に対応して、8本の吸気孔33が45°ずつ離間して設けられている。
また蓋部32には、排気管24bが取付けられ、この排気管24bは容器本体31の空間35から蓋部32を貫通して上方に延びている。
次に蓋部32に設けられた8本の吸気孔33について説明する。各吸気孔33は蓋部32内を、サイクロン本体21の軸線21Aに直交する直交面21Bに対して下方に向かって45°〜60°の傾斜角θで延びている。また各吸気孔33は、容器本体31の空間35に開口する開口部33aを有している。この開口部33aは、蓋部32の下部表面32aから下方へ突出することなく、下部表面32aと同一位置に開口している。
サイクロン本体21の内面には、液体導入部23の液体導入管23bから導入される液体によって液膜40が形成されており、この液膜40は容器本体31の下端から上端まで、すなわち容器本体31の下端部31aから蓋部32直下の容器本体31の側壁31bに渡って拡がって形成されているが、液膜40は蓋部32の下部表面32aまでは達していない。
一方、蓋部32に設けられた吸気孔33の開口部33aは、蓋部32の下部表面32aであって、容器本体31の内面から離間した位置に開口している。このため吸気孔33の開口部33aからの吸気気体によって容器本体31の内面の液膜40が巻込まれることはなく、このことにより吸気気体によって液膜が巻込まれて水分ミストが発生することもない。
他方、吸気孔33はサイクロン本体21の直交面21Bに対して下方へ向かって延びているため、吸気孔33から噴出される吸気気体は対向する容器本体31内面に形成された液膜40に当接することになる。このため吸気気体に含まれる粒子を確実に液膜40に付着させ、この液膜40によって粒子を確実に捕集することができる。
すなわち、吸気孔33から噴出される吸気気体が、容器本体31内の液膜40に当接できないとき、吸気気体中の粒子を液膜40に付着させることができず、粒子が容器本体31内で巻き上げられて排気管24bから放出されることも考えられる。
これに対して本願発明によれば、吸気孔33から噴出される吸気気体を液膜40に当接させて、吸気気体中の粒子を液膜40に付着させた後、確実に捕集することができる。以上のように、本実施の形態によれば、吸気孔33の角度θを大きくして吸気孔33の数を増やし、一度に処理できる気体量を増やすことができる。ただし気流の壁面への衝突位置が下方になる。
<第3の実施の形態>
次に図3A乃至図3Cにより、第3の実施の形態によるサイクロン捕集器からなる捕集部12について述べる。
図3A乃至図3Cに示す第3の実施の形態において、図1A乃至図1Cおよび図4A乃至図4B〜図9に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ここで図3Aは捕集部12のサイクロン本体21を示す側面図、図3Bは図3AのA−A’線からみた蓋部の底面図、図3Cはサイクロン本体21を示す図であって、図3BのB−B’線断面図である。
上述のように、捕集部12はサイクロン本体(容器ともいう)21と、サイクロン本体21の内部に気体を導入するための気体導入部22と、サイクロン本体21内部に液体を導入してサイクロン本体21内面に液膜40を形成する液体導入部(液膜形成部ともいう)23とを備えている。
具体的には図3A乃至図3Cに示すように、捕集部12のサイクロン本体(容器)21は、内部に接頭円錐状の空間35を形成する容器本体31と、容器本体31の上方開口を覆う蓋部32とを有しており、サイクロン本体21の容器本体31側部に、液体導入部23の液体導入管23bが接続されている。
またサイクロン本体21の蓋部32に気体導入部22が連結され、この気体導入部22に蓋部32内に形成された吸気孔33の接続端33bが接続されている。本実施の形態において、気体導入部22は蓋部32に1本連結されている。しかしながら、気体導入部22,吸気孔33および突出ノズル36を複数設けても良い。
また蓋部32には、排気管24bが取付けられ、この排気管24bは容器本体31の空間35から蓋部32を貫通して上方に延びている。
次に蓋部32に設けられた吸気孔33について説明する。吸気孔33は蓋部32内を、サイクロン本体21の軸線21Aに直交する直交面21Bに対して下方に向かって45°〜60°の傾斜角θで延びている。また吸気孔23は、蓋部32の下部表面32aから容器本体31の空間35に突出する突出ノズル36を有し、突出ノズル36の下端は開口して開口部33aを形成する。この開口部33aは、蓋部32の下部表面32aから下方へ突出する突出ノズル36の下端に位置している。
サイクロン本体21の内面には、液体導入部23の液体導入管23bから導入される液体によって液膜40が形成されており、この液膜40は容器本体31の下端から上端まで、すなわち容器本体31の下端から蓋部32の下部表面32aに渡って拡がって形成されている。
一方、蓋部32に設けられた吸気孔33の開口部33aは、蓋部32の下部表面32aから突出する突出ノズル36の下端に位置しており、容器本体31の内面から離間した位置に開口している。このため吸気孔33の開口部33aからの吸気気体によって容器本体31の内面の液膜40が巻込まれることはなく、このことにより吸気気体によって液膜が巻込まれてミストが発生することもない。
他方、吸気孔33はサイクロン本体21の直交面21Bに対して下方へ向かって延びているため、吸気孔33から噴出される吸気気体は対向する容器本体31内面に形成された液膜40に当接することになる。このため吸気気体に含まれる粒子を確実に液膜40に付着させ、この液膜40によって粒子を確実に捕集することができる。
すなわち、吸気孔33から噴出される吸気気体が、容器本体31内の液膜40に当接できないとき、吸気気体中の粒子を液膜40に付着させることができず、粒子が容器本体31内で巻き上げられて排気管24bから放出されることも考えられる。
これに対して本願発明によれば、吸気孔33から噴出される吸気気体を液膜40に当接させて、吸気気体中の粒子を液膜40に付着させた後、確実に捕集することができる。
<第4の実施の形態>
次に図10により、第4の実施の形態によるサイクロン捕集器からなる捕集部12について述べる。
図10に示す第4の実施の形態において、図1A乃至図1Cおよび図4A乃至図4B〜図9に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ここで図10は捕集部12のサイクロン本体21を示す側面図である。
上述のように、捕集部12はサイクロン本体(容器ともいう)21と、サイクロン本体21の内部に気体を導入するための気体導入部22と、サイクロン本体21内部に液体を導入してサイクロン本体21内面に液膜40を形成する液体導入部(液膜形成部ともいう)23とを備えている。
具体的には図10に示すように、捕集部12のサイクロン本体(容器)21は、内部に円筒状の空間35を形成するとともに回転軸線21Aを有する回転体からなる容器本体31を有している。容器本体31は全体として密閉され、下端部31aと、上端部31cと、下端部31aと上端部31cとの間に延びる側壁31bとを有し、このうち側壁31bに、液体導入部23の液体導入管23bが接続されている。
またサイクロン本体21の容器本体31の上端部31cに気体導入部22が連結され、この気体導入部22に上端部31c内に形成された吸気孔33の接続端33bが接続されている。本実施の形態において、気体導入部22は上端部31cの全周にサイクロン本体21の壁面の接線方向に沿って4本連結されており、各気体導入部22は上端部31cの全周に渡って90°ずつ離間して設けられている。このため上端部31c内部には4本の気体導入部22に対応して、4本の吸気孔33が90°ずつ離間して設けられている。
また上端部31cの中心位置には、排気管24bが取付けられ、この排気管24bは容器本体31の空間35から上端部31cを貫通して上方に延びている。さらにまた、サイクロン本体21の容器本体31も側壁31bに液体供給部26が設けられ、この液体供給部26は、送液ポンプ27を介して液滴形成部13に接続されている(図5参照)。この場合、側壁31bに設けられた液体供給部26の入口に空間35側へ向かって拡がるテーパ状の入口部26aが形成されている。本実施の形態によれば、液体供給部26は容器本体31の側壁31bに設けられているため、遠心力により空気よりも比重の大きい液体ををテーパ状入口部26aから液体供給部26側へスムーズに導くことができる。
次に容器本体31の上端部31cに設けられた4本の吸気孔33について説明する。各吸気孔33は蓋部32内を、サイクロン本体21の軸線21Aに直交する直交面21Bに対して下方に向かって5°〜15°の傾斜角θで延びている。また各吸気孔23は、容器本体31の空間35に開口する開口部33aを有している。この開口部33aは、上端部31cの下部表面31c1から下方へ突出することなく、下部表面31c1と同一面に開口している。
サイクロン本体21の側壁31bには、液体導入部23の液体導入管23bから導入される液体によって液膜40が形成されており、この液膜40は容器本体31の側壁31b下端から上端に渡って拡がって形成されているが、上端部31cの下部表面31c1には達していない。
一方、容器本体31の上端部31cに設けられた吸気孔33の開口部33aは、上端部31cの下部表面31c1であって、容器本体31の側壁31bから離間した位置に開口している。このため吸気孔33の開口部33aからの吸気気体によって容器本体31の側壁31b内面の液膜40が巻込まれることはなく、このことにより吸気気体によって液膜が巻込まれてミストが発生することもない。
他方、吸気孔33はサイクロン本体21の直交面21Bに対して斜め下方へ向かって延びているため、吸気孔33から噴出される吸気気体は対向する容器本体31の側壁31b内面に形成された液膜40に当接することになる。このため吸気気体に含まれる粒子は遠心力により液膜40に向かい、これにより粒子を確実に液膜40に付着させ、この液膜40によって粒子を確実に捕集することができる。
すなわち、吸気孔33から噴出される吸気気体が、容器本体31の側壁31b内面の液膜40に当接できないとき、吸気気体中の粒子を液膜40に付着させることができず、粒子が容器本体31内で巻き上げられて排気管24bから放出されることも考えられる。
これに対して本願発明によれば、吸気孔33から噴出される吸気気体を液膜40に当接させて、吸気気体中の粒子を液膜40に付着させた後、確実に捕集することができる。なお、図10に示すサイクロン本体21は、上端部31cと下端部31aを上下引っ繰り返して使用し、気体導入部22および排気管24bを下方へ持ってきてもよい。
<第5の実施の形態>
次に図11により、第5の実施の形態によるサイクロン捕集器からなる捕集部12について述べる。
図11に示す第5の実施の形態において、図1A乃至図1Cおよび図4A乃至図4B〜図9に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ここで図11は捕集部12のサイクロン本体21を示す側面図である。
上述のように、捕集部12はサイクロン本体(容器ともいう)21と、サイクロン本体21の内部に気体を導入するための気体導入部22と、サイクロン本体21内部に液体を導入してサイクロン本体21内面に液膜40を形成する液体導入部(液膜形成部ともいう)23とを備えている。
具体的には図10に示すように、捕集部12のサイクロン本体(容器)21は、内部に円筒状の空間35を形成するとともに回転軸線21Aを有する回転体からなる容器本体31を有している。容器本体31は全体として密閉され、下端部31aと、上端部31cと、下端部31aと上端部31cとの間に延びる側壁31bとを有し、このうち側壁31bに、液体導入部23の液体導入管23bが接続されている。
またサイクロン本体21の容器本体31の上端部31cに気体導入部22が連結され、この気体導入部22に上端部31c内に形成された吸気孔33の接続端33bが接続されている。本実施の形態において、気体導入部22は上端部31cの全周にサイクロン本体21の壁面の接線方向に沿って4本連結されており、各気体導入部22は上端部31cの全周に渡って45°ずつ離間して設けられている。このため上端部31c内部には4本の気体導入部22に対応して、4本の吸気孔33が90°ずつ離間して設けられている。
また下端部31aの中心位置には、排気管24bが取付けられ、この排気管24bは容器本体31の空間35から下端部31aを貫通して上方に延びている。このように排気管24bを下端部31aの中心位置に設けことができるため、排気管24bは上端部31cの気体導入部22に対向して配置されることになる。このため、上端部31c内における気体導入部22の設置位置の自由度が高まる。さらにまた、サイクロン本体21の容器本体31の側壁31bに液体供給部26が設けられ、この液体供給部26は、送液ポンプ27を介して液滴形成部13に接続されている(図5参照)。この場合、側壁31bに設けられた液体供給部26の入口に空間35側へ向かって拡がるテーパ状の入口部26aが形成されている。本実施の形態によれば、液体供給部26は容器本体31の側壁31bに設けられているため、遠心力により比重の大きい液体をテーパ状入口部26aから液体供給部26側へスムーズに導くことができる。
次に容器本体31の上端部31cに設けられた4本の吸気孔33について説明する。各吸気孔33は蓋部32内を、サイクロン本体21の軸線21Aに直交する直交面21Bに対して下方に向かって5°〜15°の傾斜角θで延びている。また各吸気孔23は、容器本体31の空間35に開口する開口部33aを有している。この開口部33aは、上端部31cの下部表面31c1から下方へ突出することなく、下部表面31c1と同一面に開口している。
サイクロン本体21の側壁31bには、液体導入部23の液体導入管23bから導入される液体によって液膜40が形成されており、この液膜40は容器本体31の側壁31c下端から上端に渡って拡がって形成されているが、上端部31cの下部表面31c1には達していない。
一方、容器本体31の上端部31cに設けられた吸気孔33の開口部33aは、上端部31cの下部表面31c1であって、容器本体31の側壁31bから離間した位置に開口している。このため吸気孔33の開口部33aからの吸気気体によって容器本体31の側壁31b内面の液膜40が巻込まれることはなく、このことにより吸気気体によって液膜が巻込まれてミストが発生することもない。
他方、吸気孔33はサイクロン本体21の直交面21Bに対して斜め下方へ向かって延びているため、吸気孔33から噴出される吸気気体は対向する容器本体31の側壁31b内面に形成された液膜40に当接することになる。このため吸気気体に含まれる粒子は遠心力により液膜40に向かい、これにより粒子を確実に液膜40に付着させ、この液膜40によって粒子を確実に捕集することができる。
すなわち、吸気孔33から噴出される吸気気体が、容器本体31の側壁31b内面の液膜40に当接できないとき、吸気気体中の粒子を液膜40に付着させることができず、粒子が容器本体31内で巻き上げられて排気管24bから放出されることも考えられる。
これに対して本願発明によれば、吸気孔33から噴出される吸気気体を液膜40に当接させて、吸気気体中の粒子を液膜40に付着させた後、確実に捕集することができる。
10 測定装置
11 ダスト除去部
12 捕集部
13 液滴形成部
14 液滴選別部
15 測定部
16 液体回収部
17 吸引ポンプ
18 主配管
18a 絞り部分
19 粗大ダスト除去部
21 サイクロン本体
21A 軸線
21B 直交面
22 気体導入部
23 液体導入部
23a タンク
23b 液体導入管
31 容器本体
31a 下端部
31b 側壁
31c 上端部
32 蓋部
32a 下部表面
33 吸気孔
33a 開口部
33b 接続端
35 空間
36 突出ノズル
40 液膜

Claims (7)

  1. 上端部と、下端部と、前記上端部と下端部との間に延びる側壁とを有し、回転軸線をもつ回転体からなるとともに、内部に空間を形成する容器と、
    前記容器に設けられ、一定の高さをもつ液膜を前記側壁内面に形成する液膜形成部と、 前記容器に設けられ、前記容器内に開口する開口部を有する吸気孔と、
    前記容器に設けられた排気管と,を備え、
    前記吸気孔は前記容器の回転軸線に直交する直交面に対して傾斜して前記空間内へ向かって延び、前記吸気孔の開口部全域は前記液膜以外の領域に開口するとともに前記吸気孔により吸気気体を前記液膜に噴出し、
    前記吸気孔は前記容器の前記上端部に設けられている、サイクロン捕集器。
  2. 前記液膜形成部は前記容器の前記下端部から上方に延びるよう前記側壁内面に前記液膜を形成する、請求項記載のサイクロン捕集器。
  3. 前記容器に複数の吸気孔が設けられている、請求項1または2記載のサイクロン捕集器。
  4. 前記吸気孔は前記容器の前記上端部に設けられ、その開口部は前記容器の前記空間に開口する、請求項1乃至3のいずれか記載のサイクロン捕集器。
  5. 前記吸気孔は前記容器の前記上端部に設けられるとともに、前記上端部の表面から突出する突出ノズルを有し、この突出ノズル先端に前記開口部が形成されている、請求項1乃至3のいずれか記載のサイクロン捕集器。
  6. 前記容器の前記下端部に液体供給部が設けられている、請求項1乃至5のいずれか記載のサイクロン捕集器。
  7. 前記容器の前記側壁に液体供給部が設けられている、請求項1乃至5のいずれか記載のサイクロン捕集器。
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