JPH06126215A - 気液分離装置 - Google Patents

気液分離装置

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Publication number
JPH06126215A
JPH06126215A JP27722692A JP27722692A JPH06126215A JP H06126215 A JPH06126215 A JP H06126215A JP 27722692 A JP27722692 A JP 27722692A JP 27722692 A JP27722692 A JP 27722692A JP H06126215 A JPH06126215 A JP H06126215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
flow
liquid
tubular body
fluid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27722692A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Hayashi
林  俊一
Makoto Fujiwara
誠 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH06126215A publication Critical patent/JPH06126215A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無重力環境下でも支障なく使用することのでき
る気液分離装置を提供する。 【構成】気流混相流Aを通流させる如く設けられた管体
11と、管体11の周壁に取り付けられ、管体11の軸
心を中心とする円周方向に沿って流体を噴出させ、この
噴出流体により気液混相流Aに管軸回り方向の回転力を
与えるノズル12a,12bと、ノズル12a,12b
によって与えられた回転力に基づく遠心力により、管体
11内の流れの外周部に集まった流体を管体11下流側
へ通流させると共に、上記遠心力により管体11内の流
れの中心部に集まった気体Cを捕集する如く設けられた
分離メッシュ14と、分離メッシュ14によって捕集さ
れた気体Cを外部に取り出す気体取出し管15とを具備
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宇宙(無重量)環境下
で、気液混相流(二相流)を気体と液体とに分離する手
段として好適な気液分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は地上における最新の気液分離装置
を示す図である。図示の如く、気液混合体(二相流)A
を管状ノズル1からタンク2内に導入し、遠心力にて液
体Bと気体Cとに分離し、流体Bは液体排出孔3から排
出し、気体Cは気体排出孔4から排出するものである。
【0003】なお、タンク2内に導入された気液混合体
Aは、タンク2内で回転し、遠心力の作用により気体と
液体とに強制的に分離される。このとき、液体Bは遠心
力によりタンク2の内周面に押し付けられ、タンク2の
周壁に設けた流体排出孔3から排出される。また、気体
Cはタンク2の中心近くに集まり、かつ浮力Dにより上
昇する。そしてタンク2の上壁に設けた気体排出孔4か
ら排出される。かくして気体と液体とを分離するもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の気液分
離装置は、遠心力と重力(浮力)とを利用した方式であ
る。このため無重力環境である宇宙空間では使用できな
い。すなわち宇宙空間では気体と液体との比重差が生じ
ないため、気体を上部に収集することができない。本発
明は無重力環境下でも支障なく使用することのできる気
液分離装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は、気流混相流を通流させる如
く設けられた管体と、
【0006】この管体の周壁に取り付けられ、上記管体
の軸心を中心とする円周方向に沿って流体を噴出させ、
この噴出流体により前記気液混相流に管軸回り方向の回
転力を与えるノズルと、
【0007】このノズルによって与えられた回転力に基
づく遠心力により、前記管体内の流れの外周部に集まっ
た流体を管体下流側へ通流させると共に、上記遠心力に
より前記管体内の流れの中心部に集まった気体を捕集す
る如く設けられた分離メッシュと、この分離メッシュに
よって捕集された気体を外部に取り出す気体取出し管と
を備えるようにした。
【0008】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。ノズルから噴出される流体により、管体内を流れる
気液混相流には管軸回り方向の回転力が与えられる。こ
の結果、気液混相流には回転力に基づく遠心力が働き、
この遠心力により気体と液体との比重差に対応する位置
の差が生じ、気体は流れの中心付近に集まり、流体は流
れの周囲に押しやられる。周囲に追いやられた液体は、
管体の下流側領域に設置された分離メッシュ(毛細管力
により液体は通すが気体は通さない構造のもの)を通し
て下流側へ通流する。そして中心領域に集まった気体
は、流れの中心に設置された気体取出し管を通して外部
へ取り出される。かくして重力が作用しない無重力環境
下でも、気体と液体とを適確に分離することが可能とな
る。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す縦断面図であ
る。本実施例の気液分離装置10は、無重力環境下で使
用可能な如く構成されている。図に示すように気液混相
流(二相流)Aを流す管体11の周壁には流体噴出用の
ノズル12a,12bが設置されている。これらノズル
12a,12bにはポンプ13a,13bから流体が圧
送される。かくしてこのノズル12a,12bは、管体
11の軸心を中心とする円周方向に沿って流体を噴出さ
せ、その噴出流によって管体11の上流側より下流側に
導かれる気液混相流Aの主流に対し、管軸回り方向の回
転力を与える。この回転によって得られる遠心力により
気液二相流Aの気相と液相とは両者の比重差に対応する
位置的な差を生じる。つまり気相塊Cは流れの中心部に
集まり、液相Bは流れの外周部に押しやられながら、下
流へと流れる。
【0010】流路11の下流側には袋状をなす分離メッ
シュ14(液体は通すが、メッシュの毛細管力により気
泡はメッシュ上に捕まり、気体は通さない構造を有して
いる。)が流路全面を遮るように張設されている。そし
て、上記分離メッシュ14の底部中心には、メッシュ外
面(下流側の面)から、気体取出し管15の気体導入口
が挿入されている。上記気体導入口には気液分離膜(気
体は通すが液体は通さない部材にて形成されている)が
装着されている。
【0011】かくして分離メッシュ14により気体Cを
除去された流体Bはさらに下流側へ流れていく。また分
離メッシュ14にて捕集された気体Cは、周方向に回転
している流れにより中心部付近に集まり、気相塊Cの一
部を成す。この気相塊Cは気液分離膜16を通して気体
取出し管15に入り、この気体取出し管15を介して外
部へ取り出される。
【0012】本装置を連続的に運転させるためには、気
相塊Cの生成を抑制する必要があるが、集まった気相塊
Cは気体取出し管15により定常的に抜きとられるた
め、連続運転を支障なく行なえる。
【0013】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば前記実施例では本装置を無重力環境
下で使用することを前提として説明したが、地上環境下
でそのまま使用できる。この他、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、ノズルから噴出される
流体により、気液混相流に回転が与えられ、この回転に
基づいて働く遠心力によって気体と液体とが分離状態と
され、かつ分離メッシュを介して気体と液体とが別々に
取り出されるので、宇宙のような無重力環境下において
も、気体と液体とを定常的・連続的に適確に分離するこ
とが可能な気液分離装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る気液分離装置の縦断面
図。
【図2】従来の気液分離装置。
【符号の説明】
10…気液分離装置 11…管体 12a,12b…ノズル 13a,13b…
ポンプ 14…分離メッシュ 15…気体取出し
管 16…気液分離膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気流混相流を通流させる如く設けられた管
    体と、 この管体の周壁に取り付けられ、上記管体の軸心を中心
    とする円周方向に沿って流体を噴出させ、この噴出流体
    により前記気液混相流に管軸回り方向の回転力を与える
    ノズルと、 このノズルによって与えられた回転力に基づく遠心力に
    より、前記管体内の流れの外周部に集まった流体を管体
    下流側へ通流させると共に、上記遠心力により前記管体
    内の流れの中心部に集まった気体を捕集する如く設けら
    れた分離メッシュと、 この分離メッシュによって捕集された気体を外部に取り
    出す気体取出し管と、 を具備したことを特徴とする気液分離装置。
JP27722692A 1992-10-15 1992-10-15 気液分離装置 Withdrawn JPH06126215A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27722692A JPH06126215A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 気液分離装置

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JP27722692A JPH06126215A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 気液分離装置

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Publication Number Publication Date
JPH06126215A true JPH06126215A (ja) 1994-05-10

Family

ID=17580581

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27722692A Withdrawn JPH06126215A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 気液分離装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7537349B2 (en) 2004-11-04 2009-05-26 Seiko Epson Corporation Optical device and projector
KR101501192B1 (ko) * 2013-05-02 2015-03-11 한국기계연구원 기액 분리 장치
WO2018220896A1 (ja) * 2017-05-31 2018-12-06 東京エレクトロン株式会社 サイクロン捕集器

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