JPH0725231Y2 - ミストセパレータ - Google Patents

ミストセパレータ

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JPH0725231Y2
JPH0725231Y2 JP14713689U JP14713689U JPH0725231Y2 JP H0725231 Y2 JPH0725231 Y2 JP H0725231Y2 JP 14713689 U JP14713689 U JP 14713689U JP 14713689 U JP14713689 U JP 14713689U JP H0725231 Y2 JPH0725231 Y2 JP H0725231Y2
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JP
Japan
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gas
inner cylinder
mist
annular portion
flow
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JP14713689U
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六夫 倉ケ崎
俊生 田崎
信彦 原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Cyclones (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、地熱タービン用蒸気純度向上装置、各種プラ
ント等におけるガス流中の液滴(ミスト)分離除去装置
として用いられるミストセパレータに関する。
〔従来の技術〕
従来のミストセパレータは、第5図及び第6図に示され
るように、円筒形セパレータ02の筒体外周の接線方向に
ガス入口管01を設け、ここからガスと共にミストをセパ
レータ02内に流入させ、ガス流による形成される旋回流
の遠心力でミストを筒体外壁に集め液膜流や大粒径の液
滴を形成させて重力の作用で底部へ降下、あるいは落下
させ、制御弁05をもつ排出管04から系外に除去するよう
にしている。また、ミストを分離したガスは、セパレー
タ02の上部のガス出口管03から排出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記の従来のミストセパレータでは、ガス流の
旋回流に起因した遠心力によつてガスから分離して壁面
に集められたミストは、ガス出口管03へ向つて上昇する
ガス流に逆う形で液膜流や大粒粒子となつて降下または
落下するために、ガス流によつて再度微粒化され飛散す
る形でガス出口管03に運ばれミストの分離・捕集性が低
下する欠点を有している。
本考案は、このような従来のミストセパレータの欠点を
解決しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、接線方向に流入管を備えた筒形ミストセパレ
ータにおいて、筒形外筒内に間隔をおいて同心に配置さ
れ複数のスリットを設けた筒形内筒に流入管を接線方向
に取付け、かつ同内筒と外筒との間に形成される環状部
の上部を塞ぎ、この塞がれた上部に複数個の連通用管を
配設した。
〔作用〕
内筒内に接線方向の流入管から入つたミストを伴うガス
は、内筒内で旋回流となり、この旋回流によつて、ガス
中のミストは内筒の内面に運ばれ液滴又は液膜流となつ
てその内面上を重力とガスの流動抵抗によつて移動し、
内筒に設けられたスリットに到達する。スリットに到達
した液滴等は、ガス流に押されて、スリットを通つて内
筒と外筒との間に形成された環状部で形成される流路に
飛び込み、重力によつて底部へ落下あるいはこの環状部
壁面を伝つて流下する。従つて、上昇するガス流での再
飛散が防止され遠心力で分離されたミストを確実に排出
口へ導くことができ捕集効率の向上の作用が発揮され
る。
また、内筒内面に沿う液滴や液膜流をスリットから内筒
と外筒間の環状部へ効率よく導入するためには、スリッ
トを通つて流れるガス流が必要であり、このためのガス
流は環状部の上部に設けた連通用の管によつて十分に達
成される。また、同環状部内ガス上昇速度を内筒内ガス
平均上昇速度より低く、例えば1/10程度に設定すること
で十分に液滴等を環状部へ導入することができ、またこ
れによつてミストがガスによつて再飛散されてガスの出
口管へ導かれることが防止される。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図ないし第4図によつて説明す
る。
第1図は同実施例の縦断面図であり、また第2図、第3
図、及び第4図は、それぞれ同実施例のII-II,III-III,
及びIV-IV断面図である。
これらの図面において、1はガス供給管、2は円筒形の
セパレータ外筒、3は同外筒2の上部に設けられたガス
出口管、4は同外筒2の底部に設けられた液出口管、5
は液出口管4に設けられた液流出量(液面)制御弁、6
は前記外筒2内に間隔をおいて同心に配置されその上下
端が開放されている円筒形の内筒、7は内筒6と外筒2
との間に形成される環状部9の上端を塞ぐ環状の覆板10
を貫通して同環状部9と外筒2内とを連通する複数の短
管、8は内筒2に上下方向に設けられた複数のスリット
であり、Lは液面を示す。また、前記ガス供給管1は、
外筒2を貫通して内筒6に接線方向に開口している。
本実施例において、ミストを含んだガスは、ガス供給管
1から内筒6内へその接線方向へ流入し、同内管6の内
面に沿つて旋回しながら上昇してガス出口管3に向う。
一方、ガスの旋回によつて、ガス中のミストは内筒6の
内面へ向つて運ばれ、内筒6の内壁面に分離・付着した
液滴や液膜流は、重力とガス流に押されて内筒壁面上を
移動し、スリット8に至つてここから内筒裏側の環状部
9へ流入し、その流路壁(内筒裏面及び外筒内面)を伝
わつて底部液中に流入する。
また、この分離ミストの環状部9への流入を補助するた
めに、環状部9へ流入したガスは、この環状部9内を上
昇して上部の連通用短管7を通つて内筒2内を上昇して
ガス出口管3へ向つて上昇して流れるガスの流れの中に
流出する。このように、環状部9上部の短管7からガス
を再び内筒2内へ流すことによつて、スリット8を通る
ガス流が確保され、内筒2の内面に沿う液滴及び液膜流
はスリット8を通つて円滑に環状部9へ入り、内筒2内
のガスより分離される。また、環状部9内のガスの上昇
速度を円筒2内のガス平均上昇速度より低く、例えば1/
10程度に設定することによつて、液滴等の環状部9への
流入を円滑にすると共に、流入した液滴等が環状部9を
上昇するガス流れによつて再飛散されて再び内筒2内へ
戻ることが防止される。
また、液出口管4に設けられた制御弁5は液面Lが内筒
2の下部のスリット8より上らず、また内筒の下端より
下らない程度に保つことで液面からのミストの再飛散が
防止される。
以上説明したように、本実施例では、ガス中のミストを
内筒6と外筒2との間の環状部9へ導入することによつ
て、再飛散することなく効率良くミストとガスとの分離
を行なうことができる。
〔考案の効果〕
本考案では、セパレータ内部のガスの旋回流によつて内
筒壁面に分離付着したミスト、液滴等をガス流によつて
内筒のスリットから内筒と外筒との間の環状部内へ導入
すると共に、同環状部内のガスの流速を低く保つことに
よつて、これを確実に下部へ流下させ、確実にミストを
ガスから分離することができる。従つて、ミストセパレ
ータの捕集効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るミストセパレータの縦
断面図、第2図は第1図のII-II断面図、第3図は第1
図のIII-III断面図、第4図は第1図のIV-IV断面図、第
5図は従来のミストセパレータの縦断面図、第6図は第
5図のVI-VI断面図である。 1……ガス供給管、2……外筒、6……内筒、7……短
管、8……スリット、9……環状部、10……覆板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接線方向に流入管を備えた筒形ミストセパ
    レータにおいて、筒形外筒内に間隔をおいて同心に配置
    され複数のスリットを設けた筒形内筒に流入管を接線方
    向に取付け、かつ同内筒と外筒との間に形成される環状
    部の上部を塞ぎ、この塞がれた上部に複数個の連通用管
    を配設してなることを特徴とするミストセパレータ。
JP14713689U 1989-12-22 1989-12-22 ミストセパレータ Expired - Fee Related JPH0725231Y2 (ja)

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