JP6844397B2 - 給湯装置 - Google Patents

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本発明は、給湯装置に関する。
浴槽の湯張りを自動的に行うことのできる給湯装置が広く用いられている。下記特許文献1には、以下の事項が記載されている。
・湯張りのステップとして、最初に残水確認を行う。確認方法は、ポンプを運転し、フロースイッチがオンまたはオフする時間をみて判断する。
・残水有りを判断した場合は、中間チェック動作を実行する。中間チェックでは浴槽内の温度及び水位を検出する。その後、設定水位までの注湯動作を実行する。設定水位までの注湯が完了して湯張り動作は完了となる。
・残水確認で残水無しを判断した場合は、基準水位までの注湯を実行した後、再度残水確認を実行し、残水有りと判断した場合は上記中間チェック以降の処理へ進む。
・湯張り後の水位監視にて検出された残水有無情報を保持する。この状態のまま次の湯張り動作が開始された場合は、すでに残水有無情報を保持した状態のため、残水確認動作を省略する。これにより、湯張り全体の時間が短縮する。
特開2015−75249号公報
特許文献1の装置では、以下の課題がある。湯張りの時間が短縮され、通常よりも早く湯張りが完了した場合、湯張りの完了にユーザーが気付かない可能性がある。このため、ユーザーは、通常の時間に湯張りが完了するものと誤認し、湯張りの時間が短縮されたことが無駄になる可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、浴槽の湯張りに要する時間の短縮が可能であるとともに、湯張りの時間が短縮された場合にもユーザーの誤認を防止することのできる給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る給湯装置は、浴槽の湯張りを実行可能な給湯装置において、浴槽に接続された循環回路に水を循環させるポンプと、循環回路の水流の有無を検出する水流検出手段と、浴槽内の水位を検出する水位検出手段と、ユーザーに情報を報知する報知手段と、ポンプ、水流検出手段、水位検出手段、及び報知手段に接続された制御手段と、を備え、制御手段は、通常モードの湯張りと、通常モードに比べて所要時間を短縮しうる短縮モードの湯張りと、浴槽内の水が抜かれる浴槽排水の有無を判定する排水判定処理とを実行可能であり、通常モードは、湯張りの開始時にポンプを運転するとともに水流検出手段により水流の有無を検出することで浴槽内の水の有無を判定する第一処理と、浴槽に湯を溜める第二処理と、湯張り完了時の水位を検出する第三処理と、湯張りが完了したことを報知手段によりユーザーに報知する第四処理とを含み、制御手段は、短縮モードの湯張りをするときに、前回の湯張りの完了後に浴槽排水が有ったと判定されている場合には、第一処理及び第三処理を実施することなく第二処理及び第四処理を実施し、制御手段は、短縮モードの湯張りをするときに、前回の湯張りの完了後に浴槽排水が無かったと判定されている場合には、第一処理を実施し、当該第一処理で浴槽内に水が無いと判定された場合には、第三処理を実施することなく第二処理及び第四処理を実施するものである。
また、本発明に係る給湯装置は、浴槽の湯張りを実行可能な給湯装置において、浴槽に接続された循環回路に水を循環させるポンプと、循環回路の水流の有無を検出する水流検出手段と、浴槽内の水位を検出する水位検出手段と、ユーザーに情報を報知する報知手段と、ポンプ、水流検出手段、水位検出手段、及び報知手段に接続された制御手段と、を備え、制御手段は、通常モードの湯張りと、通常モードに比べて所要時間を短縮しうる短縮モードの湯張りと、浴槽内の水が抜かれる浴槽排水の有無を判定する排水判定処理とを実行可能であり、通常モードは、湯張りの開始時にポンプを運転するとともに水流検出手段により水流の有無を検出することで浴槽内の水の有無を判定する第一処理と、浴槽に湯を溜める第二処理と、湯張り完了時の水位を検出する第三処理と、湯張りが完了したことを報知手段によりユーザーに報知する第四処理とを含み、制御手段は、短縮モードの湯張りをするときに、前回の湯張りの完了後に浴槽排水が有ったと判定されている場合には、第一処理及び第三処理を実施することなく第二処理及び第四処理を実施し、制御手段は、短縮モードの湯張りをするときに、前回の湯張りの完了後に浴槽排水が無かったと判定されている場合には、第一処理を実施し、当該第一処理で浴槽内に水が有ると判定された場合には、第二処理、第三処理及び第四処理を実施し、当該第一処理で浴槽内に水が無いと判定された場合には、第三処理を実施することなく第二処理及び第四処理を実施するものである。
また、本発明に係る給湯装置は、浴槽の湯張りを実行可能な給湯装置において、浴槽に接続された循環回路に水を循環させるポンプと、循環回路の水流の有無を検出する水流検出手段と、浴槽内の水位を検出する水位検出手段と、ユーザーに情報を報知する報知手段と、ポンプ、水流検出手段、水位検出手段、及び報知手段に接続された制御手段と、を備え、制御手段は、通常モードの湯張りと、通常モードに比べて所要時間を短縮しうる短縮モードの湯張りと、浴槽内の水が抜かれる浴槽排水の有無を判定する排水判定処理とを実行可能であり、通常モードは、湯張りの開始時にポンプを運転するとともに水流検出手段により水流の有無を検出することで浴槽内の水の有無を判定する第一処理と、浴槽に湯を溜める第二処理と、湯張り完了時の水位を検出する第三処理と、湯張りが完了したことを報知手段によりユーザーに報知する第四処理とを含み、制御手段は、短縮モードの湯張りをするときに、前回の湯張りの完了後に浴槽排水が有ったと判定されている場合には、第一処理及び第三処理を実施することなく第二処理及び第四処理を実施する給湯装置であって、通常モードの湯張りと短縮モードの湯張りとをユーザーが選択可能とする手段をさらに備え、給湯装置が設置された後の所定回数または所定期間における湯張りでは、制御手段は、短縮モードの湯張りがユーザーにより選択されている場合においても、通常モードの湯張りを実行するものである。
本発明によれば、浴槽の湯張りに要する時間の短縮が可能であるとともに、湯張りの時間が短縮された場合にもユーザーの誤認を防止することが可能となる。
実施の形態1による給湯装置を示す図である。 通常モードの湯張りの処理を示すフローチャートである。 浴槽の栓が開けられることによる通常の浴槽排水が行われた場合の排水判定処理を示すフローチャートである。 異常排水が行われた場合の排水判定処理を示すフローチャートである。 短縮モードの湯張りの処理を示すフローチャートである。 短縮モードの湯張りが完了した後に制御装置が実行する処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による給湯装置を示す図である。図1に示す本実施の形態の給湯装置10は、貯湯式の給湯装置である。給湯装置10は、貯湯タンク20、混合弁30、制御装置40、及びリモコン装置60を備える。貯湯タンク20、混合弁30、及び制御装置40は、タンクユニット11の筐体の内部に設置されている。給湯装置10は、浴室にある浴槽50の湯張りを実行可能である。
給湯装置10は、貯湯タンク20内に貯留された水を加熱する加熱手段(図示省略)を備える。当該加熱手段は、例えば、ヒートポンプ式加熱装置、燃焼式加熱装置、太陽熱温水器、貯湯タンク20の内部に設置される電気ヒータのうちの少なくとも一つを備えるものでもよい。以下の説明では、貯湯タンク20に溜められた湯水を「タンク水」と呼ぶ場合がある。
上部通路2は、貯湯タンク20の上部と、混合弁30の湯入口との間をつなぐ。タンクユニット11の給水口21には、水道等の外部水源からの水を供給する給水管(図示省略)が接続される。給水通路3は、給水口21と混合弁30の水入口との間を接続する。給水通路4は、給水通路3の途中から分岐して、貯湯タンク20の下部に接続されている。混合弁30の出口には、給湯通路5の一端が接続されている。
タンクユニット11と、浴槽50との間は、第一通路6及び第二通路7を介して接続されている。第一通路6の一端及び第二通路7の一端は、浴槽アダプタ24を介して、浴槽50に接続されている。タンクユニット11内で、第一通路6の他端と、第二通路7の他端と、給湯通路5の他端とが、互いに連通している。
給湯通路5の途中には、電磁弁31及び流量センサ36が備えられている。電磁弁31は、給湯通路5を開閉する。流量センサ36は、給湯通路5を通る湯の流量を検出する。タンクユニット11内にある部分の第二通路7には、フロースイッチ33、水位センサ34、及び循環ポンプ35が設置されている。水位センサ34は、第二通路7内の水圧に基づいて浴槽50の水位を検出する水位検出手段に相当する。
制御装置40は、給湯装置10が備える各アクチュエータ及び各センサと電気的に接続されている。制御装置40は、プロセッサ及びメモリを備える。制御装置40は、給湯装置10の運転を制御する機能を有する。制御装置40は、タンクユニット11の外部にあるリモコン装置60に対し、有線通信または無線通信により、双方向にデータ通信可能に接続されている。リモコン装置60は、端末装置またはユーザーインターフェースに相当する。リモコン装置60は、浴室、キッチン、リビングダイニングの少なくとも一箇所に設置されてもよい。異なる場所に設置される複数のリモコン装置60が備えられてもよい。
リモコン装置60は、液晶ディスプレイ等からなる表示部60aと、ユーザー操作を受け付けるボタン等を有する操作部60bとを備える。リモコン装置60は、音声を出力可能なスピーカをさらに備えてもよい。ユーザーは、給湯装置10の各種の運転または動作の設定、予約、実行指令、停止指令等をリモコン装置60へ入力できる。リモコン装置60は、表示または音声等によりユーザーに情報を報知する報知手段として機能できる。以下の説明において、リモコン装置60からユーザーに情報を報知する場合には、表示により報知してもよいし、音声により報知してもよいし、表示と音声の両方により報知してもよいものとする。
浴槽50へ湯を供給するときには、以下のようになる。電磁弁31が開かれる。貯湯タンク20の上部から上部通路2を介して供給される高温の湯と、給水通路3から供給される低温水とが、混合弁30にて混合される。その混合された湯が、給湯通路5を通過し、第一通路6と第二通路7とに分かれて流れ、浴槽50内へ注入される。以下の説明では、浴槽50に溜められた湯水を「浴槽水」と呼ぶ場合がある。
第一通路6及び第二通路7により、浴槽50内の浴槽水を循環させる循環回路が形成される。循環ポンプ35を運転すると、循環回路に浴槽水が循環する。フロースイッチ33は、循環回路の水流の有無を検出する水流検出手段に相当する。
追焚熱交換器32は、循環回路を通る浴槽水を加熱する追焚手段に相当する。追焚熱交換器32は、浴槽水とタンク水との間で熱を交換する。追焚熱交換器32の浴槽水通路は、第一通路6の途中に接続されている。通路8は、上部通路2の途中にある分岐部と、追焚熱交換器32のタンク水の入口との間をつなぐ。通路9は、追焚熱交換器32のタンク水の出口と、貯湯タンク20の下部または中部との間をつなぐ。通路9の途中に循環ポンプ12が設置されている。
追焚運転においては、以下のようになる。循環ポンプ12及び循環ポンプ35が運転される。浴槽50からの浴槽水が第二通路7を通って追焚熱交換器32に流入する。貯湯タンク20の上部からの、高温のタンク水が、上部通路2及び通路8を通って追焚熱交換器32に流入する。追焚熱交換器32にて加熱された浴槽水は、第一通路6を通り、浴槽50内に戻る。追焚熱交換器32にて熱を奪われたタンク水は、通路9を通って貯湯タンク20に戻る。このような追焚運転を実施することで、浴槽50内の浴槽水の温度を上昇させることができる。
ユーザーは、リモコン装置60の操作部60bを操作することにより、浴槽50に湯を溜める湯張りを開始させたり、湯張りの時刻を予約したりすることができる。ユーザーは、操作部60bを操作することで、湯張り湯量、湯張り水位、及び湯張り温度のうちの少なくとも一つを設定できる。「湯張り湯量」は、湯張りにおいて浴槽50に溜める湯の総量である。「湯張り水位」は、湯張りにおいて浴槽50に溜める湯の水位である。「湯張り温度」は、湯張りにおいて浴槽50に溜める湯の温度である。
以下の説明では、浴槽50内の空間を水平面で切断した断面積を「浴槽断面積」という。制御装置40は、湯張りのときに、流量センサ36及び水位センサ34で検出された情報に基づいて、浴槽断面積を計算できる。例えば、制御装置40は、浴槽50への給湯量を流量センサ36で検出し、その給湯量に対する浴槽50の水位の変化量を水位センサ34で検出し、給湯量と水位変化量とから浴槽断面積を計算する。計算された浴槽断面積のデータは、制御装置40に記憶される。
本実施の形態における給湯装置10は、ふろ自動運転を実行可能である。ふろ自動運転においては、以下のようになる。制御装置40は、設定された温度及び量の湯を浴槽50に溜めるように、自動的に湯張りを行う。浴槽50の湯張りが完了した後、制御装置40は、浴槽50の水位及び湯温を維持するように制御する。
制御装置40は、通常モードの湯張りと、短縮モードの湯張りとを実行可能である。短縮モードの湯張りは、通常モードの湯張りに比べて、所要時間を短縮できる可能性のある湯張りである。短縮モードの湯張りは、通常モードの湯張りのうちの一部の工程を省略する可能性のある湯張りである。
図2は、通常モードの湯張りの処理を示すフローチャートである。以下、図2を参照して、通常モードの湯張りの処理について説明する。リモコン装置60の操作部60bは、「ふろ自動ボタン」を含む。「ふろ自動ボタン」は、自動の湯張りを実行させるボタンである。図2のステップS1で、ユーザーが「ふろ自動ボタン」を押下すると、湯張りが開始される。または、ユーザーが予約した時刻に応じて制御装置40が湯張りを開始してもよい。
湯張りが開始されると、ステップS2で「呼び水」を行う。「呼び水」では、電磁弁31を一時的に開き、例えば8L程度の湯が供給される。「呼び水」の目的は、第一通路6及び第二通路7内に湯水を満たすことで、ステップS3で循環ポンプ35を動作させたときに空気を噛み込むことでの空運転を防止することにある。「呼び水」として供給する水量は、第一通路6及び第二通路7内に水を満たすことのできる量であればよく、第一通路6及び第二通路7の長さに対して一律に規定しても良いし、第一通路6及び第二通路7の長さに対応して可変にしても良い。
ステップS2の終了後、ステップS3で浴槽水有無確認を行う。浴槽水有無確認では、以下のようにする。循環ポンプ35を動作させる。一定時間以上連続してフロースイッチ33が水流有りを検出した場合には、浴槽50内に水が有る、すなわち「残水有」と判定される。これに対し、一定時間以上連続してフロースイッチ33が水流無しを検出した場合には、浴槽50内に水が無い、すなわち「残水無」と判定される。このステップS3の処理は、第一処理に相当する。
ステップS3で「残水無」と判定された場合を「パターンA」と称する。ステップS3で「残水無」が確認されると、ステップS4へ進む。ステップS4では、ユーザーの設定した湯量を浴槽50に溜める処理が実行される。すなわち、電磁弁31を開き、浴槽50に給湯する。この給湯量は、ユーザーの設定した湯量から、ステップS2の呼び水として供給された湯量を差し引いた量とされる。このステップS4の処理は、第二処理に相当する。
ステップS4からステップS5へ進む。ステップS5では、再度循環ポンプ35を動作させ、浴槽水有無確認を実施する。このステップS5の目的は、浴槽50の排水栓の閉め忘れ、もしくは配管詰まりなどの原因で、浴槽50に湯水が溜まらない事象、あるいは、循環ポンプ35を動作させているのに循環が出来ない事象がないことを確認することにある。ステップS5で一定時間以上連続してフロースイッチ33が水流有りを検出した場合、すなわち浴槽50に正常に湯が溜まっている場合には、ステップS6に進む。なお、図2では省略しているが、ステップS5で一定時間以上連続してフロースイッチ33が水流無しを検出した場合には、上記のような異常な事象があると考えられるため、リモコン装置60によりユーザーに異常を報知する。
ステップS6では、湯張り完了時の最終的な水位を水位センサ34により検出する。このステップS6の処理は、第三処理に相当する。ステップS6の目的の一つは、ユーザーが予め設定した湯量が浴槽50に張られているかを確認することにある。給湯装置10の設置後の使用開始から一定期間(例えば2週間)の間、制御装置40は、ステップS6により湯張り完了時の水位を検出し、それらのデータを記憶する。制御装置40は、その記憶された湯張り完了時の水位データを湯量と相関させることで、設定した湯量が浴槽50に張られているかどうかの確認を行う。設定した湯量が浴槽50に張られていることを確認すると、ステップS6からステップS7へ進む。ステップS7では、湯張りが完了したことをリモコン装置60によりユーザーに報知する。このステップS7の処理は、第四処理に相当する。
本実施の形態であれば、ステップS6により検出した湯張り完了時の水位の情報を用いて、後述する自動足し湯の動作を実行することが可能となる。
次に「パターンB」について説明する。ステップS3で「残水有」と判定された場合が「パターンB」に相当する。ステップS3で「残水有」が確認されると、ステップS8へ進む。ステップS8では、前述した追焚運転による昇温動作を行う。昇温動作は、前日の残り湯などの冷めてしまった湯を設定した湯温まで戻す動作である。浴槽50内の残り湯の温度が設定湯温まで上昇すると、追焚運転を停止し、ステップS9へ進む。ステップS9では、水位センサ34により水位を検出する。その後、ステップS10に進む。ステップS10では、ユーザーの設定した湯量を浴槽50に溜める処理が実行される。すなわち、電磁弁31を開き、設定湯量と相関した水位となるまで、浴槽50に給湯する。このステップS10の処理は、第二処理に相当する。ステップS10の後は、「残水無」のパターンAと同様に、ステップS5、ステップS6、及びステップS7の処理を実行する。
以下の説明では、浴槽50の排水栓が開けられて浴槽50内の水が抜かれることを「浴槽排水」と称する。本実施の形態において制御装置40は、浴槽排水の有無を判定する排水判定処理を実行可能である。図3は、浴槽50の排水栓が開けられることによる通常の浴槽排水が行われた場合の排水判定処理を示すフローチャートである。図3のステップS11で、ユーザーにより浴槽50の排水栓が開けられると、浴槽50の水位が徐々に低下していく。ステップS12では、以下のようにする。制御装置40は、水位センサ34の信号に基づいて、水位の低下を検出する。制御装置40は、水位の低下速度が一定速度以上で、かつ一定時間以上継続するかどうかを判断する。例えば、制御装置40は、水位の低下速度が毎秒1cm以上であり、かつα秒以上継続するかどうかを判断する。ここで、α秒は、2秒から14秒の間の値でもよい。
水位の低下速度が一定速度以上で、かつ一定時間以上継続した場合には、ステップS12からステップS13へ進み、浴槽水有無確認を行う。すなわち、循環ポンプ35を動作させ、フロースイッチ33の信号を確認する。浴槽50の排水栓が開いている場合には、浴槽50内の水位が浴槽アダプタ24より低くなり、循環ポンプ35が循環回路に浴槽水を引き込めなくなる。その結果、フロースイッチ33が水流無しを検出する。一定時間以上連続してフロースイッチ33が水流無しを検出した場合には、制御装置40は、ステップS14へ進み、浴槽排水が有ったと判定し、「排水有」との情報をメモリに記憶する。浴槽排水が有った場合には、前回の湯張りで浴槽50に溜められた水は残っていないとみなせる。
本実施の形態であれば、排水判定処理において、フロースイッチ33の信号を確認することで、誤判定をより確実に防止できる。さらに、本実施の形態であれば、水位の低下速度及びその継続時間の基準を設けることで、誤判定をさらに確実に防止できる。例えば、浴槽50内の湯水をユーザーが掻き出したことによる水位低下、あるいは浴槽50内の湯に浸かっていたユーザーが浴槽50から出たことによる水位低下は、上記のような水位の低下速度及びその継続時間の条件を満足しないので、それらを浴槽排水と誤検出することを確実に防止できる。
図4は、異常排水が行われた場合の排水判定処理を示すフローチャートである。異常排水とは、例えば、浴槽50内の湯水をユーザーが掻き出したり、浴槽50内の湯に浸かっていたユーザーが浴槽50から出ることで水位が低下したりすることに相当する。異常排水が行われると、ステップS15で、制御装置40は、水位センサ34の信号に基づいて、異常排水を検出する。例えば、水位の低下が検出され、かつその低下速度が上記一定速度に満たない場合、あるいは水位低下の継続時間が上記一定時間に満たない場合には、制御装置40は、異常排水を検出する。異常排水を検出した場合には、ステップS15からステップS16へ進み、制御装置40は「排水無」と判定し、「排水無」との情報をメモリに記憶する。「排水無」は、正常な浴槽排水が無いことを示す。このように、本実施の形態では、異常排水が検出された場合には、制御装置40は、浴槽排水が無いとみなす。これにより、異常排水がなされたことで浴槽50内に水が残っているにもかかわらず、誤って「排水有」と判定することをより確実に防止できる。なお、異常排水がなされた場合には、浴槽50内に水が残っていなかったとしても、「排水無」と判定される。
上述した排水判定処理の方法は、一例であり、誤判定を防止しうる方法であれば、制御装置40は、他の方法による排水判定処理を実行してもよい。例えば、浴槽50に電動排水栓(図示省略)が備えられており、電動排水栓の開閉状態を制御装置40が検出できるように構成されている場合において、以下のようにしてもよい。湯張りの完了後に、電動排水栓が一定時間以上継続して開状態になったことが検出された場合に、制御装置40は、浴槽排水が有った(「排水有」)と判定してもよい。
図5は、短縮モードの湯張りの処理を示すフローチャートである。以下、図5を参照して、短縮モードの湯張りの処理について説明するが、図2中のステップと同じ処理を行うステップには、同じ符合を付して、重複した説明を省略または簡略化する。ステップS1で湯張りが開始すると、ステップS17へ進む。ステップS17で、制御装置40は、前回の湯張りの完了後に浴槽排水が有ったかどうかを以下のようにして確認する。制御装置40は、「排水有」との情報がメモリに記憶されている場合には、前回の湯張りの完了後に浴槽排水が有ったと判定する。制御装置40は、「排水無」との情報がメモリに記憶されている場合には、前回の湯張りの完了後に浴槽排水が無かったと判定する。また、制御装置40は、「排水有」及び「排水無」のいずれの情報もメモリに記憶されていない場合には、前回の湯張りの完了後に浴槽排水が無かったと判定する。
前回の湯張りの完了後に浴槽排水が有った場合は、「パターンC」となる。「パターンC」の場合には、ステップS17からステップS4に移行し、ユーザーの設定した湯量を浴槽50に溜める処理が実行される。ステップS4の処理の終了後、ステップS7へ進み、湯張りが完了したことをリモコン装置60によりユーザーに報知する。このように、「パターンC」の場合には、通常モードの湯張りに比べて、以下のようになる。ステップS2及びステップS3の工程を省略して、ステップS4の工程に移行する。また、ステップS4の工程の後は、ステップS5及びステップS6の工程を省略して、ステップS7の工程に移行する。
「パターンC」によれば、以下の効果が得られる。通常モードの湯張りに含まれる工程のうち、省略される工程の数が最も多いので、最も短い時間で湯張りを完了させることができる。湯張りが完了したことをリモコン装置60によりユーザーに報知するので、通常よりも早く湯張りが完了しても、湯張りの完了時刻をユーザーが誤認することがない。「パターンC」では、前回の湯張りの完了後に浴槽排水がなされているので、浴槽50内に水は無いと考えられる。このため、ステップS2及びステップS3を実施しなくても問題ない。
次に、「パターンD」及び「パターンE」について説明する。前回の湯張りの完了後に浴槽排水が無かった場合は、「パターンD」または「パターンE」となる。前回の湯張りの完了後に浴槽排水が無かった場合には、ステップS17の後、ステップS2の「呼び水」と、ステップS3の浴槽水有無確認とが実施される。
ステップS3で「残水無」と判定された場合には「パターンD」となる。「パターンD」の場合には、ステップS3の後、ステップS4の浴槽給湯の処理が実行され、その後、ステップS7へ進み、湯張りが完了したことをリモコン装置60によりユーザーに報知する。「パターンD」によれば、以下の効果が得られる。「パターンA」に比べ、ステップS5及びステップS6の2つの工程を省略することができるため、「パターンC」ほどではないが、短い時間で湯張りを完了させることができる。湯張りが完了したことをリモコン装置60によりユーザーに報知するので、通常よりも早く湯張りが完了しても、湯張りの完了時刻をユーザーが誤認することがない。
ステップS3で「残水有」と判定された場合には「パターンE」となる。「パターンE」の場合には、ステップS3の後、ステップS8、ステップS9、ステップS10、ステップS5、ステップS6、及びステップS7の処理を行う。このように、「パターンE」は、「パターンB」と同様である。「パターンE」においては、通常モードの湯張りの「パターンB」と同様の動作を行うため、時間の短縮とはならない。
本実施の形態であれば、短縮モードの湯張りを行う場合に、上述した「パターンC」「パターンD」「パターンE」のように細分化することで、ユーザーの使用状況に応じた湯張り動作をすることができる。このため、湯張りの所要時間を、高い確率で、短縮することができる。
図6は、短縮モードの湯張りが完了した後に制御装置40が実行する処理のフローチャートである。湯張り完了後の水位を検出するためのステップS5及びステップS6の処理を実施せずに湯張りが完了した場合には、制御装置40は、図6の処理を実行する。すなわち、制御装置40は、「パターンC」または「パターンD」の実行後に図6の処理を実行する。ただし、制御装置40は、「パターンE」の実行後にも図6の処理を実行してもよい。
給湯装置10は、湯張りの完了後に浴槽50内の湯温を自動的に維持する自動保温モードを備える。リモコン装置60の「ふろ自動ボタン」によるふろ自動運転を湯張り後も継続すると、自動保温モードの機能を使用することができる。湯張り完了後のふろ自動運転においては、以下のようになる。定期的に循環ポンプ35を動作させ、浴槽50内の湯を循環回路に引き込み、循環回路に設置された温度センサ(図示省略)により浴槽50内の湯温を検出する。浴槽50内の湯温の低下が検出された場合には、追焚運転を実施する。また、浴槽50内の水位の低下が水位センサ34により検出された場合には、自動足し湯の動作を行う。自動足し湯においては、減少した分の湯量が供給されるように電磁弁31を開くことで、湯張り完了時の水位を回復させる。制御装置40は、水位センサ34で検出された水位低下量と、メモリ記憶された浴槽断面積とに基づいて、必要な足し湯量を計算する。
ユーザーは、リモコン装置60を操作することで、湯張り完了後にふろ自動運転を継続するかどうかを設定できる。または、制御装置40がユーザーの使用状態を確認し、ふろ自動運転を継続するかどうかを判断してもよい。湯張り完了後、制御装置40は、図6のステップS19で、ふろ自動運転が継続されているかどうかを判断する。ふろ自動運転が継続されている場合には、ステップS20へ進む。ステップS20では、自動保温モードの処理として、循環ポンプ35を動作させる。この際に、フロースイッチ33により、浴槽水有無確認を行う。フロースイッチ33が水流有りを検出した場合には、異常が無いので、ステップS21へ進み、追焚運転を実施する。これに対し、フロースイッチ33が水流無しを検出した場合には、浴槽50の排水栓が開いていたり、配管が詰まっているなどの異常があると考えられる。この場合には、ステップS22へ進み、リモコン装置60によりユーザーに異常を報知する。
これに対し、湯張り完了と同時にふろ自動運転が終了するよう設定されている場合がある。湯張り完了後にふろ自動運転が継続されていない場合、すなわち自動保温モードが設定されていない場合には、ステップS19からステップS23へ進む。ステップS23では、異常検出を行うために循環ポンプ35を動作させ、フロースイッチ33により浴槽水有無確認を行う。フロースイッチ33が水流無しを検出した場合には、ステップS22へ進み、リモコン装置60によりユーザーに異常を報知する。一方、フロースイッチ33が水流有りを検出した場合には、異常が無いので、ステップS24へ進み、動作を終了する。ステップS24では、自動保温モードが設定されていないので、追焚運転は実施されない。
本実施の形態であれば、上述した図6の処理を行うことで、ステップS5及びステップS6の処理を実施せずに湯張りが完了した場合であっても、異常検出を実施することが可能となる。
給湯装置10は、図2に示す通常モードの湯張りと、図5に示す短縮モードの湯張りとのいずれを実行するかを、例えばリモコン装置60の操作により、ユーザーが選択可能とする手段を備えてもよい。これにより、利便性が向上する。
給湯装置10が設置されて使用が開始された際には、浴槽50の水位データを学習する必要があるので、通常モードの湯張りを実行することが望ましい。そこで、制御装置40は、給湯装置10が設置された後の所定回数または所定期間における湯張りでは、短縮モードの湯張りがユーザーにより選択されていても、通常モードの湯張りを実行するように制御することが望ましい。上記「所定回数」は、例えば、初回から10回までの範囲の値でもよい。上記「所定期間」は、例えば、2週間でもよい。上記「所定回数」を規定する場合には、ユーザーの複数回の入浴データからユーザーの設定湯量を正確に検出可能な回数とすれば良い。上記「所定期間」を規定する場合には、ユーザーが入浴する回数のばらつきも含めて予測し、期間を設定する必要がある。水位検出に必要な湯張りの回数が、ユーザーによるばらつきも含めて担保されていれば、回数、期間のどちらで規定しても良い。
短縮モードの湯張りにおいては、前述した通り、湯張り完了時の水位を検出する工程が省略されるため、最終的な水位を検出できない。そのため、湯張り完了時に検出した水位を利用する制御機能を使用できない可能性がある。例えば、自動足し湯の動作を行う機能を有する給湯装置10においては、湯張り完了時に検出した最終水位と、現在の水位との差異を把握し、最終水位に足りない分の湯を補給するように自動的に足し湯を行う。このため、最終水位を検出しない短縮モードの湯張りの場合には、自動足し湯機能を使用できない可能性がある。
これに対し、本実施の形態であれば、制御装置40は、メモリに記憶された、過去の湯張り完了時の水位に基づいて、自動足し湯の動作を実行可能である。このため、短縮モードの湯張り完了後においても、自動足し湯の動作を正確に実行可能となる。
2 上部通路、 3,4 給水通路、 5 給湯通路、 6 第一通路、 7 第二通路、 10 給湯装置、 11 タンクユニット、 12 循環ポンプ、 20 貯湯タンク、 21 給水口、 24 浴槽アダプタ、 30 混合弁、 31 電磁弁、 32 追焚熱交換器、 33 フロースイッチ、 34 水位センサ、 35 循環ポンプ、 36 流量センサ、 40 制御装置、 50 浴槽、 60 リモコン装置、 60a 表示部、 60b 操作部

Claims (7)

  1. 浴槽の湯張りを実行可能な給湯装置において、
    前記浴槽に接続された循環回路に水を循環させるポンプと、
    前記循環回路の水流の有無を検出する水流検出手段と、
    前記浴槽内の水位を検出する水位検出手段と、
    ユーザーに情報を報知する報知手段と、
    前記ポンプ、前記水流検出手段、前記水位検出手段、及び前記報知手段に接続された制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、通常モードの湯張りと、前記通常モードに比べて所要時間を短縮しうる短縮モードの湯張りと、前記浴槽内の水が抜かれる浴槽排水の有無を判定する排水判定処理とを実行可能であり、
    前記通常モードは、湯張りの開始時に前記ポンプを運転するとともに前記水流検出手段により水流の有無を検出することで前記浴槽内の水の有無を判定する第一処理と、前記浴槽に湯を溜める第二処理と、湯張り完了時の水位を検出する第三処理と、湯張りが完了したことを前記報知手段によりユーザーに報知する第四処理とを含み、
    前記制御手段は、前記短縮モードの湯張りをするときに、前回の湯張りの完了後に前記浴槽排水が有ったと判定されている場合には、前記第一処理及び前記第三処理を実施することなく前記第二処理及び前記第四処理を実施し、
    前記制御手段は、前記短縮モードの湯張りをするときに、前回の湯張りの完了後に前記浴槽排水が無かったと判定されている場合には、前記第一処理を実施し、当該第一処理で前記浴槽内に水が無いと判定された場合には、前記第三処理を実施することなく前記第二処理及び前記第四処理を実施する給湯装置。
  2. 浴槽の湯張りを実行可能な給湯装置において、
    前記浴槽に接続された循環回路に水を循環させるポンプと、
    前記循環回路の水流の有無を検出する水流検出手段と、
    前記浴槽内の水位を検出する水位検出手段と、
    ユーザーに情報を報知する報知手段と、
    前記ポンプ、前記水流検出手段、前記水位検出手段、及び前記報知手段に接続された制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、通常モードの湯張りと、前記通常モードに比べて所要時間を短縮しうる短縮モードの湯張りと、前記浴槽内の水が抜かれる浴槽排水の有無を判定する排水判定処理とを実行可能であり、
    前記通常モードは、湯張りの開始時に前記ポンプを運転するとともに前記水流検出手段により水流の有無を検出することで前記浴槽内の水の有無を判定する第一処理と、前記浴槽に湯を溜める第二処理と、湯張り完了時の水位を検出する第三処理と、湯張りが完了したことを前記報知手段によりユーザーに報知する第四処理とを含み、
    前記制御手段は、前記短縮モードの湯張りをするときに、前回の湯張りの完了後に前記浴槽排水が有ったと判定されている場合には、前記第一処理及び前記第三処理を実施することなく前記第二処理及び前記第四処理を実施し、
    前記制御手段は、前記短縮モードの湯張りをするときに、前回の湯張りの完了後に前記浴槽排水が無かったと判定されている場合には、前記第一処理を実施し、当該第一処理で前記浴槽内に水が有ると判定された場合には、前記第二処理、前記第三処理及び前記第四処理を実施し、当該第一処理で前記浴槽内に水が無いと判定された場合には、前記第三処理を実施することなく前記第二処理及び前記第四処理を実施する給湯装置。
  3. 浴槽の湯張りを実行可能な給湯装置において、
    前記浴槽に接続された循環回路に水を循環させるポンプと、
    前記循環回路の水流の有無を検出する水流検出手段と、
    前記浴槽内の水位を検出する水位検出手段と、
    ユーザーに情報を報知する報知手段と、
    前記ポンプ、前記水流検出手段、前記水位検出手段、及び前記報知手段に接続された制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、通常モードの湯張りと、前記通常モードに比べて所要時間を短縮しうる短縮モードの湯張りと、前記浴槽内の水が抜かれる浴槽排水の有無を判定する排水判定処理とを実行可能であり、
    前記通常モードは、湯張りの開始時に前記ポンプを運転するとともに前記水流検出手段により水流の有無を検出することで前記浴槽内の水の有無を判定する第一処理と、前記浴槽に湯を溜める第二処理と、湯張り完了時の水位を検出する第三処理と、湯張りが完了したことを前記報知手段によりユーザーに報知する第四処理とを含み、
    前記制御手段は、前記短縮モードの湯張りをするときに、前回の湯張りの完了後に前記浴槽排水が有ったと判定されている場合には、前記第一処理及び前記第三処理を実施することなく前記第二処理及び前記第四処理を実施する給湯装置であって、
    前記通常モードの湯張りと前記短縮モードの湯張りとをユーザーが選択可能とする手段をさらに備え、
    前記給湯装置が設置された後の所定回数または所定期間における湯張りでは、前記制御手段は、前記短縮モードの湯張りがユーザーにより選択されている場合においても、前記通常モードの湯張りを実行する給湯装置。
  4. 前記排水判定処理において、前記制御手段は、前記浴槽内の水位の低下が検出された後に、前記ポンプを運転し、前記水流検出手段が水流無しを検出した場合に、前記浴槽排水が有ったと判定する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給湯装置。
  5. 前記循環回路を通る水を加熱する追焚手段と、
    湯張りの完了後に前記浴槽内の湯温を自動的に維持する自動保温モードをユーザーが設定可能とする手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第三処理を実施せずに湯張りが完了したときに、前記自動保温モードが設定されている場合には、前記自動保温モードの処理において前記ポンプが運転されたときに前記水流検出手段により水流の有無を検出し、前記水流検出手段が水流無しを検出した場合に、前記報知手段によりユーザーに異常を報知する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給湯装置。
  6. 前記循環回路を通る水を加熱する追焚手段と、
    湯張りの完了後に前記浴槽内の湯温を自動的に維持する自動保温モードをユーザーが設定可能とする手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第三処理を実施せずに湯張りが完了したときに、前記自動保温モードが設定されていない場合には、前記追焚手段による加熱を伴わずに前記ポンプを運転するとともに前記水流検出手段により水流の有無を検出し、前記水流検出手段が水流無しを検出した場合に、前記報知手段によりユーザーに異常を報知する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の給湯装置。
  7. 前記制御手段は、前記第三処理により検出された湯張り完了時の水位を記憶するメモリを備え、前記第三処理を実施せずに湯張りが完了した場合には、前記メモリに記憶された、過去の湯張り完了時の水位に基づいて、自動足し湯の動作を制御可能である請求項1から請求項のいずれか一項に記載の給湯装置。
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