JP6664140B2 - 風呂給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、風呂給湯装置に係り、特に浴槽への入浴または出浴を検出する風呂給湯装置に関する。
従来、浴室内の入浴事故を防ぐために、風呂給湯装置に設置された水位センサにより浴槽内への人の入浴および出浴を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−83606号公報
風呂給湯装置には、浴槽の湯をポンプで循環させ追いだき運転する機能を有しているものがある。追いだき運転時、浴槽の湯は、浴槽と接続された配管を通り熱交換器で加熱された後、再び浴槽へ戻される。
ここで、水位センサは、浴槽内の圧力を検出することにより浴槽内の水位を検出する。ポンプにより循環する湯水が流れる配管に水位センサが設置された場合、ポンプの圧力の影響を受けてしまい水位センサは浴槽内の圧力を正しく検出することができない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、追いだき運転などに伴うポンプ作動中の浴槽への入浴または出浴を好適に検出することができる風呂給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る風呂給湯装置は、上述した課題を解決するために、浴槽内の水位を検出する水位センサと、前記浴槽内の湯水を循環させるポンプと、前記ポンプが作動を終了した後の水位と前記ポンプが作動を開始するより前の水位とを比較し、前記ポンプ作動開始から前記ポンプ作動終了までの間に人が前記浴槽に入浴したことまたは前記浴槽から出浴したことを判定する入出浴判定手段と、を備えた。
本発明に係る風呂給湯装置においては、追いだき運転などに伴うポンプ作動中の浴槽への入浴または出浴を好適に検出することができる。
本実施形態における貯湯式風呂給湯装置の概略的なシステム構成図。 貯湯式風呂給湯装置の機能ブロック図。 本実施形態における給湯装置により実行される手動追いだき運転中における入出浴検出処理を説明するフローチャート。 図3の処理において人と給湯装置との動作を説明するためのタイムチャート。 本実施形態における給湯装置により実行される入浴検出に基づく自動追いだき運転中における入出浴検出処理を説明するフローチャート。 図5の処理において人と給湯装置との動作を説明するためのタイムチャート。 本実施形態における給湯装置により実行される入浴検出に基づく自動追いだき運転中における入出浴検出処理を説明するフローチャート。
本発明に係る給湯装置の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における貯湯式風呂給湯装置1の概略的なシステム構成図である。
図2は、貯湯式風呂給湯装置1の機能ブロック図である。
貯湯式風呂給湯装置(給湯装置)1は、貯湯タンクユニット3と、ヒートポンプユニット4と、風呂リモコン5と、台所リモコン10とを主に有している。また、給湯装置1は、浴槽7と、シャワー8と、カラン9と接続されている。
貯湯タンクユニット3は、湯水を貯湯する貯湯タンク11を有している。貯湯タンク11は、貯湯タンク11内の貯湯温度を検出する複数の貯湯温度センサ12を側面の上下方向にわたって有している。貯湯タンク11底部には、貯湯タンク11に市水を供給する給水管13が接続される。給水管13は、市水の給水圧を一定の圧力に減圧する減圧弁14を有している。また、貯湯タンク11頂部には、貯湯タンク11内の過圧を逃す過圧逃し弁16が接続されている。
貯湯タンク11頂部には、貯湯タンク11から出湯する出湯管18が接続されている。出湯管18は、給水管13から分岐された給水バイパス管20と給湯混合弁19を介して接続されている。給水バイパス管20は、給水温度を検出する給水温度センサ25を有している。
給湯混合弁19は、給水バイパス管20からの湯水と出湯管18からの湯水とを給湯設定温度になるよう混合する。給湯混合弁19は、給湯管24と接続されており、給湯混合弁19で混合された湯水は給湯管24によりシャワー8およびカラン9へ導かれる。給湯管24は、給湯流量センサ26と、給湯温度センサ27と、流量調整弁28とを有している。給湯流量センサ26および給湯温度センサ27は、給湯管24を流れる湯水の流量および温度をそれぞれ検出する。流量調整弁28は、開度を調整することにより給湯管24を流れる湯水の流量を調整(制限)する。
給湯管24は、湯水を風呂循環回路40へ供給する湯はり管32と接続されている。湯はり管32は、湯はり流量センサ33と、湯はり温度センサ34と、湯はり開閉弁35とを有している。湯はり流量センサ33および湯はり温度センサ34は、湯はり管32から供給される湯水の流量および温度をそれぞれ検出する。湯はり開閉弁35は、湯はり管32を開閉する電磁弁である。
貯湯タンクユニット3は、浴槽7の湯水(浴水)を浴槽7と風呂熱交換器41との間で循環させる風呂循環回路40を有している。風呂循環回路40は、戻り管42と、風呂熱交換器41と、往き管43とを主に有している。戻り管42は、浴水を風呂熱交換器41へ戻す。風呂熱交換器41は、貯湯タンク11内上部に設けられ、貯湯タンク11内の湯の熱で浴水を加熱する。往き管43は、風呂熱交換器41で加熱された湯水を浴槽7側へ供給する。
風呂循環回路40は、風呂三方弁45を介して戻り管42と往き管43とをバイパスする熱交バイパス管46を有している。風呂三方弁45は、戻り管42からの湯水を風呂熱交換器41に流通させるか、往き管43にバイパスさせるかを切り替える。
また、戻り管42は、水位センサ48と、風呂温度センサ49と、風呂循環ポンプ50とを有している。水位センサ48は、浴槽7からの圧力を検出することにより浴槽7内の水位を検出する。風呂温度センサ49は、循環する湯水の温度を検出する。風呂循環ポンプ50は、風呂循環回路40に浴水を循環させる。往き管43は、風呂循環回路40の浴水の循環の有無を検出する流水スイッチ51を有している。
貯湯タンクユニット3は、貯湯タンクユニット3を電気的に制御する貯湯制御部55を有している。貯湯制御部55は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従って貯湯タンクユニット3を電気的に制御する。すなわち、貯湯制御部55は、貯湯温度センサ12、給水温度センサ25、給湯流量センサ26、給湯温度センサ27、湯はり流量センサ33、湯はり温度センサ34、水位センサ48、風呂温度センサ49、および流水スイッチ51の検出値を取得し、この検出値に基づいて貯湯タンクユニット3の各種弁などの作動を制御する。また、貯湯制御部55は、風呂リモコン5および台所リモコン10を介してユーザの指示を受け付け、各部を制御し指示を実行する。すなわち、貯湯制御部55は、風呂リモコン5および台所リモコン10で指示された給湯設定温度や、風呂設定温度、設定湯量などに基づいて給湯運転、風呂自動運転、風呂追いだき運転などを実行する。貯湯制御部55は、後述する報知時間などをカウントするタイマーを有する。
貯湯タンクユニット3は、加熱往き管65および加熱戻り管66を介して、貯湯タンク11内の湯水を主に深夜時間帯に沸き上げるヒートポンプユニット4と接続される。ヒートポンプユニット4は、これら加熱往き管65および加熱戻り管66と、冷媒回路61と、加熱制御部62と、外気温度センサ63とを有している。
加熱往き管65は、貯湯タンク11底部から取り出した湯水を流通させる。加熱往き管65は、貯湯タンク11からの湯水を供給する加熱循環ポンプ64と、加熱往き管65から冷媒水熱交換器68に流入する湯水の温度を検出する入水温度センサ69とを有している。加熱戻り管66は、ヒートポンプユニット4で加熱された湯水を貯湯タンク11上部へ戻す。加熱戻り管66は、冷媒水熱交換器68から加熱戻り管66へ流出する湯水の温度を検出する沸き上げ温度センサ70を有している。
冷媒回路61は、圧縮機71、冷媒水熱交換器68、膨張弁72、および蒸発器73が冷媒サイクル配管74で環状に接続された回路である。圧縮機71は、冷媒を圧縮し高温冷媒とする。冷媒水熱交換器68は、高温冷媒と貯湯タンク11からの湯水とを熱交換する。膨張弁72は、冷媒水熱交換器68で放熱された冷媒を減圧し、低温低圧の冷媒とする。蒸発器73は、低温低圧の冷媒を蒸発させる。また、蒸発器73には、送風機75により熱源となる外気が送風される。
外気温度センサ63は、ヒートポンプユニット4が設置されている屋外の外気温度を検出する。加熱制御部62は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従ってヒートポンプユニット4を電気的に制御する。すなわち、加熱制御部62は、入水温度センサ69、沸き上げ温度センサ70、および外気温度センサ63の検出値を取得し、冷媒回路61などの作動を制御する。
浴室6には、浴槽7、シャワー8および風呂リモコン5が設けられている。風呂リモコン5は、浴室に設置された報知手段として設けられる。風呂リモコン5は、表示部91と、スピーカ92と、スイッチ類93と、通話部94とを有している。表示部91は、給湯装置1に関する各種の情報(給湯設定温度、風呂設定温度、風呂設定湯量、残湯量、給湯装置1の作動状態など)を表示する。スイッチ類93は、風呂自動運転スイッチ、設定スイッチ、メニュースイッチなどを有する。設定スイッチは、給湯設定温度、風呂設定温度および風呂設定湯量を設定する指示を受け付ける。風呂自動運転スイッチは、風呂自動運転を開始または停止する指示を受け付ける。風呂自動運転は、風呂設定温度および湯量に基づいて浴槽7内の湯を設定湯量(水位)および温度になるよう自動で湯はりし、湯はり完了後は保温時間が経過するまで設定湯量および温度を維持するよう自動で保温運転・注湯する。メニュースイッチは、給湯装置1の詳細な設定を行う階層構造のメニュー設定画面を呼び出す。通話部94(インターホン)は、台所リモコン10と通信し、浴室6内の人と台所内の人との間で通話を行わせる。
風呂リモコン5は、焦電センサ98を有している。焦電センサ98は、浴室6内における人の有無を検出する人感センサとして設けられる。焦電センサ98は、検出エリア内の熱源の温度変化量を検出することにより、浴室6に人がいることを検出する。具体的には、焦電センサ98は、人が移動したときや手足などを動かすことによる検出エリアの温度変化を検出することにより、浴室6内に人が在室しているか否か(動いているかどうか)を検出する。風呂リモコン5は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従って風呂リモコン5を電気的に制御する風呂リモコン制御部97を有している。風呂リモコン制御部97は、スイッチ類93の指示信号や貯湯制御部55からの信号を受け、表示部91に予め定められた必要な情報を表示させる。
シャワー8およびカラン9は、浴室6内や、浴室6外の台所や洗面所などに設けられる。給湯管24は、流量調整弁28の下流側で分岐しており、浴室6に設けられたシャワー8と各所のカラン9へ並列に給湯している。
台所リモコン10は、台所やリビングなど浴室6外に設置されたリモコンである。台所リモコン10は、風呂リモコン5とほぼ同様の機能有する表示部101と、スピーカ102と、スイッチ類103と、通話部104とを有している。台所リモコン10は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従って台所リモコン10を電気的に制御する台所リモコン制御部107を有している。台所リモコン制御部107は、スイッチ類103の指示信号や貯湯制御部55からの信号を受け、表示部101に予め定められた必要な情報を表示させる。上述した貯湯制御部55、加熱制御部62、風呂リモコン制御部97および台所リモコン制御部107は、互いに必要な情報を送受信可能に接続されている。
本実施形態における給湯装置1は、浴室6内の人の状況を把握し、同居者などの浴室6外の人にその旨を報知することができる。例えば、給湯装置1は、焦電センサ98の検出結果に基づいて人が浴室6に在室していること、および水位センサ48の検出結果に基づいて人が浴槽7に入浴していることを検出した場合、タイマーにより報知時間までカウントを開始する。給湯装置1は、焦電センサ98が報知時間到達時においても未だ人が浴室6に在室していることを検出した場合、報知時間に到達した旨を台所リモコン10により報知する。これにより、同居者などの浴室6外の人は、浴室6内の人の状況を好適に把握することができる。
このような報知機能を実現するために水位を検出する水位センサ48は、浴槽7内の圧力を検出することにより浴槽7内の水位を検出する。水位センサ48は、風呂循環ポンプ50により循環する湯水が流れる戻り管42に設置されている。このため、水位センサ48は、風呂循環ポンプ50の圧力の影響を受けてしまい、風呂循環ポンプ50が作動する追いだき運転中は、浴槽7内の圧力を正しく検出することができない不感期間となる。この結果、給湯装置1は、追いだき運転中は浴槽7に人が入浴したか、または出浴したか否かを検出することができない。
これに対し、本実施形態における給湯装置1は、追いだき運転中における入出浴を追いだき運転終了後に検出することにより、上述した報知機能を好適に実現することができる。以下、追いだき運転中における入出浴検出処理を具体的に説明する。
追いだき運転は、浴槽7内の湯をポンプで循環させ追いだき運転する追いだき手段としての貯湯制御部55、風呂熱交換器41、風呂循環ポンプ50などにより実施される。追いだき運転は、浴槽7の湯水が予め設定された目標温度となるように、貯湯制御部55の制御により浴槽7の湯水を浴槽7と風呂熱交換器41との間で風呂循環ポンプ50により循環させて加熱する。この追いだき運転には、3通りの運転方法がある。第1の追いだき運転は、風呂リモコン5または台所リモコン10のスイッチ類93、103を介して受け付けた指示に基づく手動追いだき運転である。第2の追いだき運転は、浴槽7に人が入浴したことを検出した場合に自動的に実施される入浴検出に基づく自動追いだき運転である。第3の追いだき運転は、所定時間毎に自動的に開始される定期的な自動追いだき運転である。以下、第1から第3の追いだき運転時における入出浴検出処理について説明する。以下の入出浴検出処理は、例えば風呂自動運転が実行されている間、実行される。
まず、第1の追いだき運転である手動追いだき運転時における入出浴検出処理についてフローチャートおよびタイムチャートを用いて説明する。
図3は、本実施形態における給湯装置1により実行される手動追いだき運転中における入出浴検出処理を説明するフローチャートである。
図4は、図3の処理において人と給湯装置1との動作を説明するためのタイムチャートである。
図4においては、追いだき運転が開始された後に人が浴槽7へ入浴し、追いだき運転が終了し水位センサ48の不感期間が終了した後に出浴した例が示されている。また、図4および後述する図6における各動作説明の後の括弧書きは、各動作に対応する図3および後述する図5の各ステップ名に関する記載である。
図3、後述する図5および図7の入出浴検出処理は、図4および図6に示すように、風呂リモコン5または台所リモコン10のスイッチ類93、103を介してユーザより風呂自動運転の指示を受け付け、自動で湯はりが完了した後に開始される。
ステップS1において、貯湯制御部55は、水位センサ48の検出結果を所定周期で(例えば500ms毎に)取得し、得られた所定時間分(例えば3秒分)の検出結果の移動平均値(以下単に「現在水位」という)を算出し記憶手段としてのメモリなどに記憶する。得られた現在水位は、所定時間分記憶され、必要に応じて読み出すことができるようになっている。ステップS2において、貯湯制御部55は、入浴フラグがメモリに記憶されている(入浴フラグがOFF)か否かを判定する。
入浴フラグ判定ステップS2において入浴フラグがOFFであると判定された場合(ステップS2のYes)、ステップS5に進む。貯湯制御部55は入浴フラグがOFFではないと判定した場合(ステップS2のNo)、すなわち人が入浴中であると判定した場合、ステップS3において、水位センサ48の検出結果に基づいて浴槽7から人が出浴したか否かを判定する。例えば、貯湯制御部55は、新たに得られた現在水位を所定時間前(例えば30秒前)の現在水位(以下単に「比較水位」という)と比較する。貯湯制御部55は、比較水位−所定値(例えば3cm)≧現在水位が成立する場合は出浴したと判定し、成立しない場合は出浴していないと判定する。なお、所定値は人の体積により増加する水位を考慮して決定される。貯湯制御部55は出浴していないと判定した場合(ステップS3のNo)、ステップS5に進む。一方、貯湯制御部55は出浴したと判定した場合(ステップS3のYes)、ステップS4において、メモリに記憶された入浴フラグをOFFする。
ステップS5において、貯湯制御部55は、追いだき運転を開始する指示を受け付ける受付手段としてのスイッチ類93、103を介して、追いだき運転を開始する指示を受け付けたか否かを判定する。貯湯制御部55は指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS5のNo)、水位取得ステップS1に戻り以降の処理を繰り返す。一方、貯湯制御部55は指示を受け付けたと判定した場合(ステップS5のYes)、ステップS6において、追いだき運転を開始するより前の水位である現在水位(S1)を算出し記憶する。ステップS7において、貯湯制御部55は追いだき運転を開始する。ステップS8において、貯湯制御部55は、風呂リモコン制御部97に入浴または出浴の検出は追いだき運転終了後になる旨を報知させる。風呂リモコン制御部97は、風呂リモコン5の表示部91やスピーカ92から文字や音で報知する。追いだき運転中であるステップS7からステップS10とステップS10の終了後浴槽7の圧力が安定するまで(例えば追いだき運転終了後15秒)は、水位センサ48が水位を検出できない不感期間である。このため、入浴または出浴の検出を期待している浴室6内の人に不快感や心配を与えることがないように、ステップS8は実行される。なお、貯湯制御部55、風呂リモコン制御部97および風呂リモコン5は、報知手段として機能する。また、報知は、台所リモコン10からも行ってもよい。
ステップS9において、貯湯制御部55は、浴槽7の湯水の温度が、追いだき運転の目標温度に到達したか否かを判定する。貯湯制御部55は目標温度に到達していないと判定した場合(ステップS9のNo)、目標温度に到達するまで追いだき運転を継続する。一方、貯湯制御部55は目標温度に到達したと判定した場合(ステップS9のYes)、ステップS10において追いだき運転を終了する。
ステップS11において、貯湯制御部55は、現在水位(S2)を算出し記憶する。ステップS12において、貯湯制御部55は、入浴フラグがメモリに記憶されている(入浴フラグがON)か否かを判定する。すなわち、貯湯制御部55は、追いだき運転開始前に浴槽7に人が入浴していたか否かを判定する。貯湯制御部55は入浴フラグが記憶されていないと判定した場合(ステップS12のNo)、すなわち入浴していないと判定した場合、ステップS13において、入出浴判定手段としての貯湯制御部55は水位記憶ステップS6で記憶された現在水位(S1)と、水位記憶ステップS11で記憶された現在水位(S2)とを読み出し、現在水位(S1)+所定値≦現在水位(S2)が成立するか否かを判定する。すなわち、貯湯制御部55は、追いだき運転中に人が入浴したか否かを判定する。貯湯制御部55は現在水位(S1)+所定値≦現在水位(S2)が成立しないと判定した場合(ステップS13のNo)、すなわち人は追いだき運転中に入浴していないと判定した場合、水位取得ステップS1に戻り以降の処理を繰り返す。一方、貯湯制御部55は現在水位(S1)+所定値≦現在水位(S2)が成立すると判定した場合(ステップS13のYes)、すなわち人が入浴したと判定した場合、ステップS14において、入浴フラグをメモリに記憶する。
貯湯制御部55は入浴フラグが記憶されていると判定した場合(ステップS12のYes)、すなわち追いだき開始前に浴槽7に人が入浴していると判定した場合、ステップS15において、入出浴判定手段としての貯湯制御部55は現在水位(S1)と現在水位(S2)とを読み出し、現在水位(S1)−所定値≧現在水位(S2)が成立するか否かを判定する。すなわち、貯湯制御部55は、追いだき運転中に人が出浴したか否かを判定する。貯湯制御部55は現在水位(S1)−所定値≧現在水位(S2)が成立しないと判定した場合(ステップS15のNo)、すなわち人は追いだき運転中に出浴していないと判定した場合、水位取得ステップS1に戻り以降の処理を繰り返す。一方、貯湯制御部55は現在水位(S1)−所定値≧現在水位(S2)が成立すると判定した場合(ステップS15のYes)、すなわち人が出浴したと判定した場合、ステップS16において、メモリに記憶された入浴フラグをOFFする。ステップS14およびS16の後は、水位取得ステップS1に戻り以降の処理を繰り返す。
次に、第2の追いだき運転である入浴検出に基づく自動追いだき運転中における入出浴検出処理についてフローチャートおよびタイムチャートを用いて説明する。
図5は、本実施形態における給湯装置1により実行される入浴検出に基づく自動追いだき運転中における入出浴検出処理を説明するフローチャートである。
図6は、図5の処理において人と給湯装置1との動作を説明するためのタイムチャートである。図6においては、人の入浴に伴い追いだき運転が開始され、水位センサ48の不感期間中に出浴した例が示されている。
ステップS21からステップS24は、図3の水位取得ステップS1から入浴フラグOFFステップS4とほぼ同様であるため、説明を省略する。
貯湯制御部55はステップS23において出浴していないと判定した場合(ステップS23のNo)、水位取得ステップS21に戻り以降の処理を繰り返す。
ステップS25において、貯湯制御部55は、水位センサ48の検出結果に基づいて、追いだき運転が行われていない場合に浴槽7に人が入浴したか否かを判定する。具体的には、比較水位+所定値≦現在水位が成立するか否かを判定する。なお、ステップS25においては、比較水位+所定値≦現在水位が成立することに加え、焦電センサ98により浴室6内に人が在室していることを検出したことを入浴検出の条件としてもよい。貯湯制御部55は入浴していないと判定した場合(ステップS25のNo)、水位取得ステップS21に戻り以降の処理を繰り返す。一方、貯湯制御部55は入浴したと判定した場合(ステップS25のYes)、ステップS26において入浴フラグをメモリに記憶する。ステップS27において、貯湯制御部55は入浴検出ステップS25において用いた現在水位を追いだき運転を開始するより前の水位である現在水位(S11)として記憶する。ステップS28からステップS32は、図3の追いだき開始ステップS7から水位記憶ステップS11とほぼ同様であるため、説明を省略する。
ステップS33において、入出浴判定手段としての貯湯制御部55は、水位記憶ステップS27で記憶された現在水位(S11)と、水位記憶ステップS32で記憶された現在水位(S12)とを読み出し、現在水位(S11)≦現在水位(S12)が成立するか否かを判定する。すなわち、貯湯制御部55は、追いだき運転終了後も継続して人が入浴しているか、または追いだき運転中に出浴したかを判定する。現在水位(S11)は、入浴検出ステップS25において人が入浴したことを検出した際に取得された移動平均値であるため、すでに人の体積分が加味された水位となる。このため、図3の入出浴判定ステップS13およびS15において考慮された人の体積分の水位としての「所定値」は含まれていない。なお、ステップS33においては、現在水位(S11)には人が入浴したと判定した時より所定時間前(例えば30秒前)に取得され記憶された現在水位であって、人の体積分が加味されていない水位を用いてもよい。この場合、水位記憶ステップS27で記憶される現在水位(S11)は、入浴が検出された時点から所定時間前の現在水位、すなわち入浴検出ステップS25における比較水位が用いられる。また、現在水位(S11)には人の体積分が加味されていないため、ステップS33においては入浴検出ステップS25同様の「所定値」が考慮された、現在水位(S11)+所定値≦現在水位(S12)が適用されるのが好ましい。
貯湯制御部55は現在水位(S11)≦現在水位(S12)が成立しないと判定した場合(ステップS33のNo)、ステップS34においてメモリに記憶された入浴フラグをOFFする。貯湯制御部55は現在水位(S11)≦現在水位(S12)が成立すると判定した場合(ステップS33のYes)とステップS34の後は、水位取得ステップS21に戻り以降の処理を繰り返す。
次に、第3の追いだき運転である定期的な自動追いだき運転中における入出浴検出処理についてフローチャートを用いて説明する。
図7は、本実施形態における給湯装置1により実行される定期的な自動追いだき運転中における入出浴検出処理を説明するフローチャートである。
ステップS41からステップS44は、図3の水位取得ステップS1から入浴フラグOFFステップS4とほぼ同様であるため、説明を省略する。
ステップS45において、貯湯制御部55は、定期的な自動追いだき運転の周期が到来したか否かを判定する。自動追いだき運転は、例えば20分毎に実行される。貯湯制御部55は周期が到来していないと判定した場合(ステップS45のNo)、水位取得ステップS41に戻り以降の処理を繰り返す。一方、貯湯制御部55は周期が到来したと判定した場合(ステップS45のYes)、ステップS46に進む。ステップS46からステップS56は、図3の水位記憶ステップS6から入浴フラグOFFステップS16とほぼ同様であるため、説明を省略する。
このような第1から第3の追いだき運転中における入出浴検出処理は、水位センサ48の不感期間である追いだき運転中の浴室6内の人の入出浴を正しく検出することができ、上述した入浴から退室までのタイマーによる報知時間のカウントを正しく行うことができる。この結果、同居者などの浴室6外の人は浴室6内の人の状況を好適に把握することができ、特に高齢者などの入浴事故を未然に防止することができる。
また、追いだき運転中においては入出浴の検出が追いだき運転終了後になる旨を報知するため、使用者に対しても不快感や不安感を与えることがない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
本実施形態における入出浴検出処理は、追いだき運転以外の風呂循環ポンプ50が作動し水位センサ48の不感期間が生じる場合にも適用することができる。例えば、風呂温度センサ49が浴槽7内の湯水の温度を確認する場合、湯水を戻り管42、熱交バイパス管46および往き管43を循環させる。このような場合も風呂循環ポンプ50が作動し、水位センサ48は水位を検出できない。しかし、本実施形態における入出浴検出処理を適用することにより、風呂循環ポンプ50の作動停止後の水位と、作動開始前の水位とを比較することにより、ポンプ作動中の入出浴を検出することができる。
図3、図5および図7の入出浴検出処理における報知ステップS8、S29およびS48は省略してもよい。
焦電センサ98を一例として説明した人感センサは、浴室6のドアに設けられたドア開閉センサ、画像処理により浴室6内の人の有無を検出するCCDイメージセンサ、エリアセンサ、サーモグラフィであってもよい。
給湯装置1は、ヒートポンプユニット4に代えて、貯湯タンク11に電熱ヒータ式の加熱手段を有したり、ガスバーナや石油バーナで加熱する瞬間式熱交換器(風呂熱交換器)を有したり、コージェネレーションシステムの廃熱回収装置を有してもよい。
1 貯湯式風呂給湯装置(給湯装置)
3 貯湯タンクユニット
4 ヒートポンプユニット
5 風呂リモコン
6 浴室
7 浴槽
10 台所リモコン
41 風呂熱交換器
48 水位センサ
50 風呂循環ポンプ
55 貯湯制御部
93 スイッチ類
97 風呂リモコン制御部

Claims (10)

  1. 浴槽内の水位を検出する水位センサと、
    前記浴槽内の湯水を循環させるポンプと、
    前記ポンプが作動を終了した後の水位と前記ポンプが作動を開始するより前の水位とを比較し、前記ポンプ作動開始から前記ポンプ作動終了までの間に人が前記浴槽に入浴したことまたは前記浴槽から出浴したことを判定する入出浴判定手段と、を備えた風呂給湯装置。
  2. 前記浴槽内の湯をポンプで循環させ追いだき運転する追いだき手段をさらに備え、
    前記ポンプが作動を終了した後の水位は前記追いだき手段による前記追いだき運転終了後の水位であり、前記ポンプが作動を開始するより前の水位は前記追いだき運転を開始するより前の水位である請求項1記載の風呂給湯装置。
  3. 前記追いだき運転を開始する指示を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記追いだき運転を開始するより前の水位は、前記受付手段が前記指示を受け付けた後に前記水位センサにより検出された水位である請求項2記載の風呂給湯装置。
  4. 前記追いだき手段は、前記水位センサの検出結果に基づいて前記追いだき運転が行われていない場合に人が入浴したか否かを判定し、前記人が入浴したと判定した場合前記追いだき運転を開始し、
    前記追いだき運転を開始するより前の水位は、前記人が入浴したと判定した際に用いられた水位である請求項2記載の風呂給湯装置。
  5. 前記水位を所定時間毎に取得し記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記追いだき手段は、前記追いだき運転が行われていない場合に前記水位センサの検出結果に基づいて人が入浴したか否かを判定し、人が入浴したと判定した場合、前記追いだき運転を開始し、
    前記追いだき運転を開始するより前の水位は、前記人が入浴したと判定した時より所定時間前に取得され前記記憶手段に記憶された水位である請求項2記載の風呂給湯装置。
  6. 前記追いだき手段は、所定時間毎に前記追いだき運転を開始し、
    前記追いだき運転を開始するより前の水位は、前記所定時間が経過し前記追いだき運転が開始される前に前記水位センサにより検出された水位である請求項2記載の風呂給湯装置。
  7. 前記入出浴判定手段は、前記追いだき手段による前記追いだき運転終了後の水位が前記追いだき運転を開始するより前の水位に所定値を加えた水位以上であると判定した場合、前記人は前記浴槽に入浴したと判定する請求項3、5または6記載の風呂給湯装置。
  8. 前記入出浴判定手段は、前記追いだき手段による前記追いだき運転終了後の水位が前記追いだき運転を開始するより前の水位から所定値を引いた水位以下であると判定した場合、前記人は前記浴槽から出浴したと判定する請求項3、5または6記載の風呂給湯装置。
  9. 前記入出浴判定手段は、前記追いだき手段による前記追いだき運転終了後の水位が前記追いだき運転を開始するより前の水位以上であると判定した場合前記人は前記浴槽に入浴したと判定し、前記追いだき運転終了後の水位が前記追いだき運転を開始するより前の水位より小さい場合前記人は前記浴槽から出浴したと判定する請求項4記載の風呂給湯装置。
  10. 前記追いだき運転が開始された場合、入浴または出浴の検出は前記追いだき運転終了後になる旨を報知する報知手段をさらに備えた請求項2から9のいずれか一項記載の風呂給湯装置。
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