JPH02106653A - 給湯機能付風呂釜の水位設定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 給湯機能を備え、湯を所定の水位まで自動的に満たす給
湯風呂釜において該水位を設定する方法に間するもので
ある。

［従来技術］ 上記水位設定方法は未だ有効なものは確立されておらず
、風呂釜の設置現場に応じて所定水位（満水位）を定め
るのが望ましいが、止む得す、標準的な浴槽を想定して
適宜な水位を想定し該水位をほぼ中心値として上下寸法
範囲で２〜３段階の設定水位を用意してこれらいずれか
を切換え選択する方法が知られている。又所定水位を風
呂釜の設定現場に応じて決定するのに所定水位を適宜回
測定して、その測定値の平均値を計算して該平均値を所
定水位の設定値とする方法が提案されている。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来周知の方法においては浴槽と風呂釜の位置間係
をある一定寸法としなければならないため風呂釜の設置
位置が制約される不都合がある。

又満水位の平均値を求めて所定水位の設定値とする場合
精度を高める場合には測定回数を大きくする必要があり
、それでもなお水位を圧力センサーにて設定する場合に
は圧力センサーへの導管にエアーが混入していると、エ
アーの圧縮性による影響が加味されるので精度の確保に
不安が残る欠点があった。そこで該エアーの混入は循環
ポンプをオンして後時間の経過とともに減少することは
明らかで、本発明をこの点に鑑みてなされたものである
。

［課題を解決するための手段］ 給湯機能を備え、ポンプの作動回転にて湯水を強制循環
する給湯機能付風呂釜における満水位を圧力センサーに
て測定設定する方法であって測定に先立ちポンプを作動
回転し、停止後一定時間経過して後満水位を測定し、こ
の初回の測定値■１を一時記憶させ同様に第２回目の満
水位を測定し、その測定値Ｈ２を初回の測定値Ｈ１と比
較減算してその減算値の絶対値がある一定値の範囲であ
れば第２回目の測定値■２を有効値としてこれを設定水
位と定める。

上記比較減算値の絶対値が範囲外であれば第２回目の測
定値Ｈ２を有効なものとして一時記憶し、第３回目の測
定を行い、該測定値Ｈ３と第２回目の測定値Ｈ２との減
算値の絶対値がある一定（１αの範囲内であれば、最終
の水位測定値Ｈ３を有効として設定水位と定め、範囲外
であれば異常ランプ等を点燈表示して警告する。

即ち、本発明の水位設定方法は一定の条件下で水位測定
を繰返し、前回と後の測定値の減算値の絶対値が一定の
範囲内になれば後の測定値を、水位設定値と定め、範囲
より外れると後の測定値を有効として一時記憶し原則と
して２度一定の範囲より外れれば水位設定を不能となす
水位設定方法であり、上記機能手段を給湯付風呂釜のコ
ントローラに組入れるものである。上記各測定値旧、Ｈ
２、＋１３において各々測定時点で複数回の測定を行い
、これらの平均値等を使用しても支障ない。

更に上記のごとき満水位設定方法における満水位設定工
程を複数段階の適宜な数値的に表示し、終了迄を数値減
少するよう表示する構成となす。

［作　　用コ 満水位の測定において初回の測定水位と２回目、３回目
・・・において前回と後の測定水位の水位差をある一定
値の範囲内にあればその後の測定水位を有効な満水位と
なしたので測定条件の誤差が一定のある値となる状態を
捉らえられるので最少回数にて真正値に近い測定値が得
られることができる。又水位設定工程を適宜段階として
数値的表示が行われるので満水位の設定動作の進行状況
が明示されて設定者に安心感を与え、又作業不良が起き
た時その時点が明かとなる利点を有する。

［実施例コ 以下に本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図は対象となる給湯機能付風呂釜を示し、ｌは風呂
釜で、浴槽３の湧水をバーナにて追焚加熱可能である。

２は給湯器で、給湯器２の給湯管２１より給水弁２２を
開いて湯を吐出させて後記するホッパー２３、復管１３
を介して給湯可能となっている。

風呂釜１は往管１１と復管１３にて浴槽３と接続され、
往復管１１．１３の他側は循環ポンプ１６に接続され、
湯水を循環可能となしている。１８は循環ポンプ１６の
吸入側に設置され、交互に同時に開閉される弁体１８ａ
、　１８ｂを備えた切換え弁で、切換え弁１８は前記給
湯管２１の湯を受けるホッパー２３に接続された連管２
４と上記往管１１、復管１３と接続され、弁体１８ａを
閏いて連管２４と往管１１と連通状態となすか、弁体１
８ｂを問いて往管１１と復管１３とを連通し、連管２４
との連通を遮断する状態となす構成となす。

１２は循環ポンプ１６と切換え弁１８との外側の往管１
１と復管１３とに接続されたバイパス管で、バイパス管
１２には開閉弁１７が介装されており、最下部近くに圧
力センサ１９が導管１９ａを介して固着されている。１
４は風呂釜ｌのコントロール装置、１５は遠隔操作盤で
あり、コントロール装置１４に遠隔操作盤１５、前記開
閉弁１７、循環ポンプ１６、圧力センサー１９等が接続
されている。

次に第２図は水位設定方法を示す流れ図、第３図〜第７
図は水位設定工程を遠隔操作盤１５を利用して実行およ
び表示する場合を示すものである。

スッテブＳ１において風呂運転スイッチ１５１と給湯器
運転スイッチ１５３等すべての運転スイッチをＯＦＦ状
態として給湯混成いは一定温に保持すべく浴槽の湯温を
設定調節するための昇温、降温用温調切替えスイッチ＋
５４を用いて２個の温調切替太スイッチ＋５４、＋５４
が同時に押圧オンした状態で、本発明の水位設定ステッ
プの開始を可能となす。

ステップＳ２は給水弁２２を２秒間オンし、切換え弁１
８をオン作動して弁体１８ａを完全に開いて後、切換え
弁１８、循環ポンプ１６の吸入側配管に再給水し、更に
弁体１８ｂを開いて後（第１図の状態）にステップＳ３
において循環ポンプ１６を１分間回転して循環水路ひい
ては導管１９ａ内のエアーを充分抜き取り、水圧力測定
におけるエアー圧縮による水圧力測定誤差をなくするも
ので、ステップＳ５、Ｓ８、Ｓ２２における場合も同様
である。ステップＳ４は循環ポンプ１６をオフ停止し、
給水弁２２をオフして五秒間保持するもので、満水面が
静止するまで休止するもので、ステップＳ６、Ｓ９、Ｓ
２３の場合も同様である。　水位測定はステップＳ７、
Ｓ１０．　Ｓ２４にて行われ、所望の満水位３１と圧力
センサー１９との水位差を圧力センサー１９のピストン
等の変位に変換して水位測定値Ｈが初回、第２回、第３
回・・の水位設定工程、１１２、■３・・を得る。

第３．４．５図において１５５はクセグメント文字表示
灯を左右に並設した構成で、第２図における流れ図を７
エ程に分割し、右側下位の文字表示灯＋５５にて各７エ
程を刻々減少表示することが可能に構成されている。第
５図に示す左側上位の文字表示灯１５５はステップＳ２
６にて異常状態を示すＥ（Ｅａ＋ｅｒｇｅｎｃｙ）で右
側の文字表示灯１５５は番号４を示し、Ｅ４にて当該水
位設定の不可能な異常状態を示す、ステップＳｌｌ、　
Ｓ２５は満水位３１の測定値を夫々初回と２回目との水
位差が３０ｎｕｎ以内か否かの判定ステップ、同じく２
回目と３回目との水位差が３０慣園以内か否かの判定ス
テップを示す。

尚文字表示灯１５５は給湯或いは追焚運転動作において
は湯温設定における設定温度を数値として表示するもの
である。

第６．７図におけるバー表示灯１５６はほぼ方形の短い
ユニット灯を横一列に並設して給湯或いは追焚運転動作
において湯温設定値の高低に応じてバー表示灯＋５６の
ユニット灯の多寡即ち長短にてバー表示するものであり
、本実施例においては前述の水位設定ステップの工程と
水位設定不能を表示させている。

次に第２図から第５図に基づいて本発明の実施例の流れ
を説明する。

給湯運転スイッチ＋５１、追焚運転スイッチ１５３をオ
フして昇温、降温用温調切替えスイッチ１５４．１５４
をともにオン状態となす、給水弁２２を開いて連管２４
を通じて給水を行い、切換え弁１８をオフして追焚の為
の循環水路を形成すべく、切換え弁１８の弁体１８ｂを
移動間せしめ所定時開ｔｓ（２秒間）保持せしめて後循
環ボン１１６をオン回転して混入エアーを充分排出し、
所定時開ｔｃ　（１分間）後、給水を停止するとともに
循環ポンプ１６をオフ停止する。

所定時開ｔ「（５秒間）を保持して湯水表面の静止状態
で満水位３１を測定して圧力センサ１９からの人力信号
にて測定値旧を得、この測定値Ｈ１をレジスターにて一
時記憶する。（以上第２図の第３段階のステップＳ７ま
で、第２図においてステップＳ１とステップＳ２は第７
段階、ステップＳ３とステップＳ４は第６段階、以下同
様第２図においてステップＳ９とステップ５１０とは第
１段階、その後のステップは終了（無表示）を示す、） 次に初回と同様に循環ポンプ１６を所定時間オン回転し
、オフ停止後所定時間保持して満水位３１を測定し、測
定値Ｈ２を得、この測定値■２と前記記憶された測定値
Ｈ１との差Ｈ２〜旧の絶対値を求め、これが所定寸法Ｈ
ｄ　（３０ｎｕ＋＋）以下であれ測定値■２を所要水位
設定値Ｈ５と定め（Ｈ５＝）１２）　、ステップＳ１３
に入って該水位設定値Ｈ５をコントロール装置１５に内
蔵された記憶装置（ＥＥＰＲＯＭ）に書込、満水位設定
が完了し、下位の文字灯１５５も７からカウントダウン
され０にて消灯する。

尚初回の満水位設定作業と２回目の満水位の測定値Ｈ２
との差Ｈ１−Ｈ２の絶対値が所定値Ｈｄ（３０１１濯）
以上ならばステップＳ２２にて再度循環ポンプ１６を所
定時間ｔｃ　（１分間）オン回転し、オフして後所定時
間ｔｓ　（５秒間）保持して後測定された満水位Ｈ３が
Ｈ２との差Ｈ２〜Ｈ３の絶対値が所定ＩＩ　Ｈｄ　（３
０ｍｍ＞以下ならば前記ステップＳ１２、Ｓ１３に進め
られて終了し、以上ならば文字表示灯１５５にてＥ４（
水位設定異常発生）を表示して満水位設定における異常
を警告する。左右の温調切替えスイッチ１５４．１５４
を共にオフしてリセットさせて後ステップＳｌに復帰す
る。

第６図においてはバー表示灯】５６は３個のユニット灯
を点燈させて第３段階のステップＳ６、Ｓ７の実行段階
であることを示す。第７図においては異常状態をバー表
示灯１５６の全ニット灯を点滅表示させて行う場合であ
る。以上異常状態をブザーによる警告を併用しても良い
。

本実施例で流れ図ステップＳｔで昇温、降温用温調切替
えスイッチ１５４．１５４を同時にオンさせて行う構成
としたが、必ずしもこれに限られるものでなく、他の押
圧スイッチの組合せにて行っても良く、別個に専用の始
動用スイッチを設けても良いことは明らかである。

［実施例の効果コ 水位設定開始において、各運転スイッチオフで、無効化
された温調切替えスイッチを用いているので既設スイッ
チを有効に利用できる効果があり、昇温、降温用温調切
替えスイッチを同時にオンさせなければならないので無
意識に該ステップ開始が行われ難く、当該操作で誤って
水位設定動作が行われる恐れがない。

［発明の効果コ 本発明によれば満水位の測定値の前回と後との減算値の
絶対値が所定値以下となれば満水位設定を終了するので
測定値が誤差のない真正値に近くなれば直ちに満水位設
定が完了し、最少回数の測定で終了することができ、従
来行われている測定値の平均値を算定する場合には精度
は測定回数を増すことにより達成する必要があるのに比
し、非常に有効なものである。又満水位測定値（設定値
）は前後の測定値のあとの測定値を有効な測定値となす
ので循環路のエアー抜きがより充分行われて精度の向上
が期待てきる。

又満水位設定作業を段階数を減少表示するように構成さ
れているので該作業の進行程度と終了が的確に認知でき
、給？ｊｌｌ風呂釜設置工事者等の本作業は不安なく簡
便に行える効果があり、更に異常表示ランプによる異常
警告することを併用すれば、異常なステップが判明する
ので故障診断に有利となる効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用される給湯器付風呂釜の１実施例
を示す概略図、第２図は本発明の１実施例を示す流れ図
、第３図は給湯器付風呂釜の遠隔操作盤の１実施例を示
す正面図、第４図は同正常作動状態を示す正面図、第５
図は同異常状態を示す正面図、第６図は給湯器付風呂釜
の遠隔操作盤の異なる実施例で、正常作動状態を示す正
面図、第７図は同じく異常状態を示す正面図である。 ３・・・浴槽 １４・・・コントロール装置 １５・・・遠隔操作盤 １６・・・循環ポンプ １９・・・圧力センサー（水位センサー）１５５　・・
文字表示灯 １５６　・・バー表示灯 特許出願人　パロマ工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、給湯機能付風呂釜１において循環回路に設けた循環
   ポンプ１６を所定時間作動させた後、圧力センサー１９
   にて浴槽３の水位を前後に検出測定を行い、両測定値を
   減算し、該減算値の絶対値が所定値以下ならば後の測定
   値を有効なものとして記憶させるか又所定値より大きい
   ならば次の検出測定を行い、該測定値と直前の測定値と
   を減算し、該減算値の絶対値が所定値以下となった時後
   の測定値を有効なものとして記憶させてそれを設定水位
   となす給湯機能付風呂釜の水位設定方法。 ２、上記の減算を３回に限定し、連続２回の減算値の絶
   対値が所定値以上ならば異常状態として、警告中止する
   請求項１記載の給湯機能付風呂釜の水位設定方法。 ３、水位設定工程を複数段階に数値的に表示するととも
   に工程の進行に応じて段階数値を減少表示させることを
   特徴とする請求項１記載の給湯機能付風呂釜の水位設定
   方法。