JP6836463B2 - 部品固定構造および建具 - Google Patents

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本発明は、窓の枠材や障子の框材などのフレーム材に部品を固定する部品固定構造と、部品固定構造を用いた建具に関する。
アルミサッシや樹脂サッシなどの各種建具において、窓の枠材や障子の框材等のフレーム材に部品や補強材を固定する場合、通常、ビスを用いて固定している。
たとえば、屋外側の金属部と、屋内側の合成樹脂部とを結合した框材において、ガラスの嵌合溝の溝底に断面L字形の補強材をビスで固定し、合成樹脂で形成された屋内側の溝壁を補強するものがある(特許文献1の図2参照)。
このような補強材は、框材の長手方向に沿って連続する長尺部材であり、固定強度を確保するために、框材の長手方向に沿って一列に配置された複数のビスで固定している。
特開2006−124952号公報
近年、建具に対しては、断熱性や防火性などの性能向上が求められている。このため、枠材や框材の材料として、アルミ材に比べて断熱性が高く、樹脂材に比べて防火性、剛性に優れた繊維強化プラスチック(fibre reinforced plastic、以下「FRP」と表記する場合がある)を用いることが考えられる。
枠材や框材等のフレーム材のように一定断面形状の長尺材をFRPで成形する場合、長尺の繊維強化材を引張機で引っ張りながら、樹脂等を纏わせて、型の中で樹脂を硬化させて引抜材として成形する引張成形法が用いられる。このため、繊維強化材は、引抜材の長手方向に沿って連続する連続材(長尺材)が用いられる。
このようなFRP製のフレーム材(FRP材)には、各種部品をビスで直留めができる利点がある。一方で、火災時にフレーム材の加熱面側の樹脂等が焼失した場合に、ビスによる部品保持力が低下する可能性がある。例えば、火災時の熱によってFRP材がダメージを負った場合に、ガラスの熱反りなどによってビス留めした部品に荷重等が加わると、ビス留め時に発生した微少クラックが拡大し、繊維強化材に沿ってフレーム材が裂けるといったFRP材特有の現象が発生する可能性がある。これにより、特に火災時などに部品保持力が低下するという課題がある。
本発明の目的は、火災時の部品保持力の低下を抑制できる部品固定構造および建具を提供することにある。
本発明は、建具を構成する繊維強化プラスチック製のフレーム材に部品を固定する部品固定構造であって、前記フレーム材は、前記部品が取り付けられる見込面部を備え、前記部品は、前記見込面部に締結部材を用いて取り付けられ、前記締結部材は、前記見込面部を屋外側である第1領域および屋内側である第2領域に2等分した際に、前記第1領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第1締結部材と、前記第2領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第2締結部材と、を備え、前記部品は、前記フレーム材の長手方向に沿って延長された長尺部材であり、前記第1締結部材は、前記フレーム材の長手方向に沿って設けられた複数の第1締結部材を備え、前記第2締結部材は、前記フレーム材の長手方向に沿って設けられた複数の第2締結部材を備え、前記複数の第1締結部材および前記複数の第2締結部材は、前記フレーム材の長手方向に沿った位置が異なる位置となるように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、繊維強化プラスチック製のフレーム材の見込面部に部品を固定する際に、見込面部の屋外側である第1領域に設けられる第1締結部材と、見込面部の屋内側である第2領域に設けられる第2締結部材とを用いて部品を固定している。このため、フレーム材の屋外側で火災が発生し、フレームの屋外面が加熱面となった場合には、第1領域のフレーム材の一部が軟化、焼失し、ネジ等で構成される第1締結部材がフレーム材から外れる可能性があるが、非加熱面である第2領域に設けられる第2締結部材によって、部品およびフレーム材の締結状態を維持できる。
また、フレーム材の屋内側で火災が発生した場合は、非加熱面である第1領域に設けられる第1締結部材によって、部品およびフレーム材の締結状態を維持できる。
したがって、本発明の部品固定構造によれば、火災時であっても締結部材による部品保持力の低下を抑制できる。そして、フレーム材から部品が外れることを防止できるため、部品が外れることによる防火性能の低下も防止できる。
本発明では、長尺部材である部品を、複数本の第1締結部材と、複数本の第2締結部材とを用いてフレーム材に締結しているので、部品の固定強度を確保できる。また、第1締結部材と第2締結部材とは、フレーム材の長手方向に沿った位置が異なる位置となるように設けられており、例えば、見込面部において千鳥状に配置できる。このため、第1締結部材や第2締結部材の締結位置において、見込み方向に微少クラックが発生した場合に見込み方向には別の締結部材は配置されていないので、見込み方向に発生した微少クラックが繋がって大きなクラックになることを防止できる。
本発明建具を構成する繊維強化プラスチック製のフレーム材に部品を固定する部品固定構造であって、前記フレーム材は、前記部品が取り付けられる見込面部を備え、前記部品は、前記見込面部に締結部材を用いて取り付けられ、前記締結部材は、前記見込面部を屋外側である第1領域および屋内側である第2領域に2等分した際に、前記第1領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第1締結部材と、前記第2領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第2締結部材と、を備え、前記フレーム材は、前記見込面部と、前記見込面部の屋外側端部から見付け方向に延出された屋外見付片部と、前記見込面部の屋内側端部から見付け方向に延出された屋内見付片部とを備え、前記部品は、前記見込面部と、前記屋外見付片部と、前記屋内見付片部とで区画された溝部に配置され、前記第1締結部材は、前記見込面部の前記第1領域において前記屋外見付片部に近接する位置に設けられ、前記第2締結部材は、前記見込面部の前記第2領域において前記屋内見付片部に近接する位置に設けられていることを特徴とする
本発明では、フレーム材に、見込面部、屋外見付片部、屋内見付片部で区画された溝部を設け、この溝部に部品を配置した際に、第1締結部材を屋外見付片部に近接する位置に設け、第2締結部材を屋内見付片部に近接する位置に設けたので、第1締結部材および第2締結部材の見込み方向の間隔を大きくできる。このため、非加熱面側に設けた締結部材を、加熱面からできるだけ離して配置することができ、火災時の部品保持力の低下をより抑制できる。また、第1締結部材および第2締結部材の見込み方向の間隔を大きくできるため、第1締結部材および第2締結部材を見込み方向に揃えて配置した場合でも、微少クラックが繋がることを防止できる。
本発明の建具は、矩形枠状に組まれた繊維強化プラスチック製のフレーム材と、前記フレーム材に取り付けられた部品と、前記フレーム材で保持された面材とを備える建具であって、前記フレーム材は、前記部品が取り付けられる見込面部を備え、前記部品は、前記見込面部に沿って配置される取付面部を備え、前記見込面部に締結部材を用いて取り付けられ、前記締結部材は、前記見込面部を屋外側である第1領域および屋内側である第2領域に2等分した際に、前記第1領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第1締結部材と、前記第2領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第2締結部材と、を備え、前記部品は、前記フレーム材の長手方向に沿って延長された長尺部材であり、前記第1締結部材は、前記フレーム材の長手方向に沿って設けられた複数の第1締結部材を備え、前記第2締結部材は、前記フレーム材の長手方向に沿って設けられた複数の第2締結部材を備え、前記複数の第1締結部材および前記複数の第2締結部材は、前記フレーム材の長手方向に沿った位置が異なる位置となるように設けられていることを特徴とする
本発明によれば、前記部品固定構造を用いて部品を固定しているので、火災時に加熱面側のフレーム材がダメージを受けても、非加熱面側の締結部材によって部品およびフレーム材の締結状態を維持できる。このため、火災時であっても締結部材による部品保持力の低下を抑制できる。そして、フレーム材から部品が外れることを防止できるため、この部品でガラス等の面材を保持している場合には、面材が外れて防火性能が低下することも防止できる。
本発明の建具は、矩形枠状に組まれた繊維強化プラスチック製のフレーム材と、前記フレーム材に取り付けられた部品と、前記フレーム材で保持された面材とを備える建具であって、前記フレーム材は、前記部品が取り付けられる見込面部を備え、前記部品は、前記見込面部に沿って配置される取付面部を備え、前記見込面部に締結部材を用いて取り付けられ、前記締結部材は、前記見込面部を屋外側である第1領域および屋内側である第2領域に2等分した際に、前記第1領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第1締結部材と、前記第2領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第2締結部材と、を備え、前記フレーム材は、前記見込面部と、前記見込面部の屋外側端部から見付け方向に延出された屋外見付片部と、前記見込面部の屋内側端部から見付け方向に延出された屋内見付片部とを備え、前記部品は、前記見込面部と、前記屋外見付片部と、前記屋内見付片部とで区画された溝部に配置され、前記第1締結部材は、前記見込面部の前記第1領域において前記屋外見付片部に近接する位置に設けられ、前記第2締結部材は、前記見込面部の前記第2領域において前記屋内見付片部に近接する位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、前記部品固定構造を用いて部品を固定しているので、火災時に加熱面側のフレーム材がダメージを受けても、非加熱面側の締結部材によって部品およびフレーム材の締結状態を維持できる。このため、火災時であっても締結部材による部品保持力の低下を抑制できる。そして、フレーム材から部品が外れることを防止できるため、この部品でガラス等の面材を保持している場合には、面材が外れて防火性能が低下することも防止できる。
本発明の部品固定構造および建具によれば、火災時の部品保持力の低下を抑制できる。
本発明の実施形態に係る引違い窓を示す内観姿図。 前記実施形態の引違い窓の縦断面図。 前記実施形態の引違い窓の横断面図。 前記実施形態の障子枠を構成するフレーム材を示す斜視図。 (A)は前記実施形態の障子枠の接合構造の側面図、(B)は概略断面図。
以下、本発明の建具の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態の建具である引違い窓1は、図1に示すように、建物躯体の開口部に設けられる窓枠2と、窓枠2で囲まれた内部に左右方向に引き違い可能に配置された外障子3Aおよび内障子3Bとを備えている。
窓枠2は、上枠21、下枠22および左右の縦枠23、24を枠組みして構成されている。
外障子3Aおよび内障子3Bは、上框31、下框32および左右の縦框33、34を枠組みした障子枠30と、障子枠30内に組み込まれる面材である複層ガラス50とを備えて構成されている。
各障子3A,3Bの縦框33は、外障子3A、内障子3Bを閉めた際に、縦枠23、24に当接する戸先框であり、縦框34は、外障子3A、内障子3Bを閉めた際に、屋内外方向に重なって配置される召合せ框である。
ここで、図1〜3に示すように、引違い窓1の上下方向をY軸とし、外障子3A、内障子3Bのスライド移動方向をX軸とし、X軸およびY軸に直交する方向をZ軸とすると、窓枠2(上枠21、下枠22、縦枠23、24)や、外障子3A、内障子3Bの見込み方向は、Z軸方向つまり引違い窓1の屋内外方向(奥行き方向)である。また、上枠21、下枠22、上框31、下框32の見付け方向は、Y軸方向つまり上下方向であり、縦枠23、24、縦框33、34の見付け方向は、X軸方向つまり外障子3A、内障子3Bの移動方向(左右方向)である。
また、図2,3において、上枠21、下枠22、縦枠23、24や、上框31、下框32、縦框33、34は、断面を示すが、図を見やすくするためにハッチングを省略している。
図2,3に示すように、上枠21、下枠22、縦枠23、24は、繊維強化プラスチック(FRP)製の引抜材によって形成された同一断面形状のフレーム材である。本実施形態のFRP製の引抜材は、繊維強化材としてグラスファイバーを用い、熱硬化性樹脂としてポリウレタンを用いて製造されたものである。なお、FRPの繊維強化材や熱硬化性樹脂は、建具である引違い窓1のフレーム材として求められる強度や断熱性能、耐火性能などを満たすものであれば、前述の材質に限定されない。
上枠21、下枠22、縦枠23、24は、本体部210と、本体部210から見付け方向に突出された屋外突出部220および屋内突出部230とを備えて中空筒状に形成されている。
上枠21の屋外突出部220および屋内突出部230は、外障子3Aおよび内障子3Bを案内する上レールとして機能する。
下枠22の屋外突出部220および屋内突出部230は、上面の溝部にレール部材240が取り付けられ、外障子3Aおよび内障子3Bの戸車91を案内する下レールとして機能する。
上枠21および下枠22の屋外突出部220、屋内突出部230間には、風止版260が取り付けられている。
上枠21、下枠22、縦枠23、24は、建物の躯体に第1取付金具271および第2取付金具272を用いて固定されている。第1取付金具271は、L字状に折曲された短尺のスチール材であり、躯体の屋外面と開口内周面とに沿って配置されて躯体にネジ止めされている。第2取付金具272は、L字状に折曲された短尺のスチール材であり、本体部210の見込み面と屋内面とに沿って配置されて本体部210にネジ止めされている。
さらに、第1取付金具271および第2取付金具272は、本体部210の見込み面に沿って重ねて配置され、第1取付金具271から第2取付金具272を介して本体部210にねじ込まれたネジで固定されている。
また、上枠21の本体部210の下面における屋外突出部220の屋内側には、加熱発泡材80が接着されている。加熱発泡材80は、熱膨張性黒鉛などを含んで構成された長尺のテープ材であり、火災時などに温度が所定温度(例えば150〜200度程度)以上になると、発泡して約10〜40倍程度に膨張し、遮炎材として機能するものである。
図2,3に示すように、外障子3A、内障子3Bの上框31、下框32、縦框33、34は、FRP製の引抜材によって形成された同一断面形状のフレーム材35で構成されている。以下、上框31、下框32、縦框33、34に共通する構成は、フレーム材35の構成として説明する。
障子3A,3Bのフレーム材35の材質は、窓枠2のフレーム材と同様に、繊維強化材はグラスファイバーであり、熱硬化性樹脂はポリウレタンであるが、窓枠2のフレーム材と異なる材質としてもよく、障子3A,3Bのフレーム材35として求められる強度や断熱性能、耐火性能などを満たすものであればよい。
フレーム材35(上框31、下框32、縦框33、34)は、屋外見付片部310と、屋内見付片部320と、これらを連結する内周側見込面部330および外周側見込面部340とを備えて構成されている。
内周側見込面部330の屋外側端部から見付け方向に延出された屋外見付片部310と、屋内側端部から見付け方向に延出された屋内見付片部320と、内周側見込面部330とによって、上框31、下框32、縦框33、34を矩形枠状に組んで構成される障子枠30の内周側に開口する溝部350が構成される。同様に、屋外見付片部310、屋内見付片部320、外周側見込面部340によって、障子枠の外周側に開口する溝部360が構成される。溝部350、360間はホロー部370が構成されている。
召合せ框である縦框34の溝部360には、補強材362が配置され、下框32、縦框33、34のホロー部370には、補強材371が配置されている。補強材362、371は、例えばスチール製のチャンネル材で構成され、各框31〜34の略全長に渡って配置された長尺材である。なお、補強材362、371は、障子3A,3Bのサイズが小さい場合には不要にできる場合もあり、上框31、下框32、縦框33、34に求められる強度などによって適宜設ければ良い。
上框31の溝部360は、上枠21の上レールである屋外突出部220、屋内突出部230が配置され、レール案内溝として機能する。
下框32の溝部360は、下枠22の下レールである屋外突出部220、屋内突出部230が配置され、レール案内溝として機能する。また、下框32の溝部360およびホロー部370には戸車装置90が取り付けられ、戸車装置90の戸車91はレール部材240上を転動可能に設けられている。
フレーム材35(上框31、下框32、縦框33、34)の溝部360を区画する屋外見付片部310、屋内見付片部320には気密材361が装着されている。気密材361は、上枠21、下枠22、縦枠23、24の屋外突出部220、屋内突出部230の屋外面、屋内面に当接し、2重の気密ラインを形成している。
また、溝部360には、加熱発泡材80が接着されている。この加熱発泡材80は、火災時に溝部360内で発泡し、窓枠2および障子枠30間を塞いで煙やガスなどの流入を防止する。
フレーム材35の溝部350は、複層ガラス50を保持するガラス保持溝である。このため、溝部350には、フレーム材35(上框31、下框32、縦框33、34)に取り付けられる部品として、ガラス開口部補強材60が固定されている。
ガラス開口部補強材60は、図4にも示すように、内周側見込面部330に沿って配置される取付面部61と、屋外見付片部310に沿って配置される屋外片部62と、屋内見付片部320に沿って配置される屋内片部63とを備え、フレーム材35の長手方向に沿って延長された長尺部材である。本実施形態では、ガラス開口部補強材60はスチール製のチャンネル材である。
ガラス開口部補強材60は、取付面部61と、フレーム材35の内周側見込面部330とを締結部材で締結することで、フレーム材35に固定されている。締結部材は、内周側見込面部330を、屋外側の第1領域330Aと、屋内側の第2領域330Bとに2等分した際に、第1領域330Aに設けられる第1締結部材としての第1ビス65と、第2領域330Bに設けられる第2締結部材としての第2ビス66とを備えている。
ここで、引違い窓1の見込み方向(Z方向)の位置が内周側見込面部330の中心となる仮想線Cを設定した場合に、内周側見込面部330において仮想線Cよりも屋外側の領域が第1領域330Aであり、屋内側の領域が第2領域330Bである。
第1ビス65は、第1領域330Aにおいて屋外片部62に近接して配置されている。すなわち、第1ビス65は、ネジの頭部が屋外片部62にぶつからない範囲で屋外片部62に近づいて配置されている。同様に、第2ビス66は、第2領域330Bにおいて屋内片部63に近接して配置されている。
また、フレーム材35の長手方向に沿って配置される第1ビス65同士および第2ビス66同士は、第1寸法L1の間隔で配置されている。第1寸法L1は、予め設定された第1離間寸法以上に設定されている。第1離間寸法は、FRP製のフレーム材35において、強化繊維材の長手方向に複数のビスを取り付けた際に、ビス留め時に発生するクラック同士が繋がることが無い最小限の寸法であり、フレーム材35の材質や肉厚、ビスのサイズ、ビス孔の加工方法等によって変化する。ただし、通常は、部品の取付強度を確保するために必要な本数のビスを等間隔で配置した場合の寸法(第1寸法L1)に比べて第1離間寸法は十分に小さいため、部品の取付強度によって必要な本数のビスを等間隔で配置すれば第1離間寸法以上で配置できる。このように、第1ビス65同士や第2ビス66同士の間隔を第1寸法L1の間隔で配置すれば、ビス留め時にクラックが生じても、クラック同士が繋がってフレーム材35が割れてしまうことを防止できる。
さらに、第1ビス65および第2ビス66は、フレーム材35の長手方向の位置が異なるように交互に配置され、いわゆる千鳥配置とされている。具体的には、第2ビス66のフレーム材35の長手方向の位置は、第1ビス65間の中心位置とされている。
第1ビス65および第2ビス66の本数は、ガラス開口部補強材60が複層ガラス50を保持するために必要な固定強度を確保できる本数とされている。
なお、第1ビス65および第2ビス66は、下框32、縦框33、34においては、フレーム材35のホロー部370に配置された補強材371にもねじ込まれており、補強材371も第1ビス65、第2ビス66によってフレーム材35に取り付けられている。したがって、補強材371もガラス開口部補強材60と同様に、第1ビス65、第2ビス66でフレーム材35に取り付けられる部品である。補強材371においては、内周側見込面部330に沿って配置された部分が取付面部であり、屋外見付片部310に沿って配置された部分が屋外片部であり、屋内見付片部320に沿って配置された部分が屋内片部である。
縦框34の溝部360に配置される補強材362も、複数本の第1ビス65および第2ビス66で外周側見込面部340に取り付けられている。したがって、補強材362も、第1ビス65、第2ビス66でフレーム材35に取り付けられる部品である。補強材362においては、外周側見込面部340に沿って配置された部分が取付面部であり、屋外見付片部310に沿って配置された部分が屋外片部であり、屋内見付片部320に沿って配置された部分が屋内片部である。補強材362を外周側見込面部340に取り付ける複数の第1ビス65は、外周側見込面部340の第1領域340A(図5参照)側に配置され、複数の第2ビス66は第2領域340B側に配置され、外周側見込面部340において千鳥状に配置されている。
図5に示すように、上框31、下框32、縦框33、34の長手方向の端部は45度の角度で切断され、その端面同士を突き合わせた状態で、接合部品70によって接合されている。
接合部品70は、第1接合部品71と、固定プレート72と、第2接合部品73と、補強プレート74と、第3接合部品75とを備えている。
第1接合部品71は、溝部360に配置され、上框31または下框32に固定される横固定片部711と、縦框33または縦框34に固定される縦固定片部712と、横固定片部711および縦固定片部712を連結する連結片部713と、連結片部713から屋外見付片部310、屋内見付片部320に沿って延長された当接片714とを備えている。
固定プレート72は、第1接合部品71の横固定片部711および縦固定片部712にそれぞれ重なる2枚のプレートである。固定プレート72は、外周側見込面部340の溝部360に露出する面に当接されている。
第2接合部品73は、フレーム材35の45度に切断された端面からホロー部370内に挿入されており、上框31または下框32に固定される横固定片部731と、縦框33または縦框34に固定される縦固定片部732と、横固定片部731および縦固定片部732を連結する連結片部733とを備えている。連結片部733にはネジ734が螺合されている。ネジ734は、第1接合部品71の連結片部713に形成された孔から六角レンチなどの治具を挿入して回すことで第3接合部品75に当接する。
補強プレート74は、第2接合部品73の横固定片部731および縦固定片部732にそれぞれ重なる2枚のプレートである。補強プレート74は、外周側見込面部340を挟んで、固定プレート72に対向して設けられている。
第3接合部品75は、フレーム材35の端面からホロー部370内に挿入され、上框31または下框32の内周側見込面部330に当接される横当接部751と、縦框33または縦框34の内周側見込面部330に当接される縦当接部752と、横当接部751および縦当接部752を連結する連結片部753とを備えている。連結片部753には、前記ネジ734の先端が当接される。
第1接合部品71、固定プレート72、第2接合部品73、補強プレート74は、締結部材である固定ネジにより、外周側見込面部340に固定される。
固定ネジは、外周側見込面部340において第1領域340A側に配置される第1締結部材である第1固定ネジ76、77と、第2領域340B側に配置される第2締結部材である第2固定ネジ78、79とを備えている。
第1固定ネジ76および第2固定ネジ78は、固定プレート72および外周側見込面部340に挿通されて、補強プレート74にねじ込まれた短尺のネジである。第1固定ネジ77および第2固定ネジ79は、第1接合部品71、固定プレート72および外周側見込面部340に挿通されて、補強プレート74にねじ込まれた長尺のネジである。
第1固定ネジ76、77間は、第1離間寸法以上である第2寸法L2に設定されている。第2固定ネジ78、79間も第2寸法L2に設定されている。外周側見込面部340において、各ネジ76、77、78、79が挿通される孔は予めドリル等で孔あけ加工されているが、その際に微少なクラックが生じても、各孔の間隔が第2寸法L2であるため、クラックが繋がって割れることがない。
また、第1固定ネジ76、第2固定ネジ78間および第1固定ネジ77、第2固定ネジ79間の隙間は第2寸法L2よりも短いが、フレーム材における繊維強化材の長手方向に直交する方向であるため、孔あけ時にクラックが発生したり、繋がり難いため、クラックが繋がって割れることを防止できる。
また、ネジ734をねじ込むことで、第3接合部品75を内周側見込面部330側に押し付けることができ、45度に切断した端面同士の密着状態を維持できる。
ガラス開口部補強材60の内側には、複層ガラス50に装着されたガスケット(グレージングチャンネル)55が挿入されている。
複層ガラス50は、網入りガラス等の防火ガラスで構成された屋外ガラス51と、LOW−Eガラス等で構成された屋内ガラス52とを備える。
このような本実施形態の引違い窓1は、FRP製のフレーム材35で構成された上框31、下框32、縦框33、34と、FRP製のフレーム材で構成された上枠21、下枠22、縦枠23、24を用いているので、引違い窓1の防火性能が向上する。すなわち、FRP製のフレーム材35は、加熱面側が燃えると、ウレタン樹脂が発泡して膨張し、断熱層を形成する。このため、フレーム材35の非加熱面側への燃焼を抑えることができ、非加熱面側のダメージを抑えることができる。
また、ガラス開口部補強材60、接合部品70、補強材362、371等の部品を固定する締結部材として、第1領域330A、340Aに設けられる第1締結部材(第1ビス65、第1固定ネジ76、77)と、第2領域330B、340Bに設けられる第2締結部材(第2ビス66、第2固定ネジ78、79)とを設けたので、第1締結部材および第2締結部材の一方は、ダメージが少ない非加熱面側に設けられており、部品の固定状態を維持できる。したがって、火災時にフレーム材35から部品が脱落することも防止できる。よって、防火ガラスで構成された屋外ガラス51が障子枠30から脱落することも防止でき、引違い窓1の耐火性能を向上できる。
フレーム材35である上框31、下框32、縦框33、34の溝部360には、加熱発泡材80が貼られているので、火災時にフレーム材35が加熱された際に、加熱発泡材80が発泡して溝部360を充填するため、火炎やガスなどが溝部360を介して屋内に流入することを防止できる。したがって、引違い窓1は、窓枠2および障子枠30がFRP製であることと、適切な場所に加熱発泡材80が貼り付けられていることから防火性能を向上できる。さらに、窓枠2や障子枠30を構成するFRP材は、金属材に比べて断熱性能が高く、樹脂材に比べて剛性と耐火性能とが高いため、補強材や加熱発泡材も最小限にできてコストも削減できる。したがって、断熱性能、耐火性能、剛性、コストのバランスに優れた引違い窓1を提供できる。
部品であるガラス開口部補強材60を固定する締結部材として、第1領域330Aに配置される第1ビス65と、第2領域330Bに配置される第2ビス66とを、千鳥状に配列したので、締結部材をフレーム材35の長手方向に一列に配置する場合に比べ、フレーム材35の長手方向に並ぶ第1ビス65間の間隔や、第2ビス66間の間隔を長くすることできる。すなわち、ガラス開口部補強材60の固定強度を確保するために、8本の締結部材で固定する必要がある場合、前記実施形態では、4本の第1ビス65と、4本の第2ビス66とを設けることになる。このため、8本の締結部材を一列に配置した場合に比べて、第1ビス65間の間隔や第2ビス66の間隔は2倍に設定できる。したがって、第1ビス65、第2ビス66のねじ込み時にフレーム材35に繊維強化材に沿ったクラックが生じても、そのクラックが隣のビス部分のクラックに繋がることはなく、フレーム材35の割れを確実に防止できる。
また、各ビス65、66を千鳥配置にしたので、フレーム材35の見込み方向に沿ってビスが並ぶことがない。このため、ビス65、66のねじ込み時に見込み方向に沿ったクラックが発生しても、他のビスによって発生するクラックと繋がることを防止できる。
さらに、第1ビス65および第2ビス66は、それぞれ屋外片部62および屋内片部63に近接して設けたので、第1ビス65は屋内見付片部320から離して配置でき、第2ビス66は屋外見付片部310から離して配置できる。このため、非加熱面側の第1ビス65または第2ビス66を加熱面から可能な範囲で離すことができ、フレーム材35に対する締結状態を維持できる。
なお、本発明は以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
本発明の部品固定構造は、前記ガラス開口部補強材60、接合部品70、補強材362、371の固定構造に限定されず、窓枠2や障子枠30を構成するフレーム材35の見込面部に各種部品を取り付ける場合に利用できる。
また、本発明の建具は、引違い窓1に限定されず、片引き窓、縦すべり出し窓、横すべり出し窓、内倒し窓、外倒し窓、上げ下げ窓、内開き窓、外開き窓、FIX窓等の各種サッシ窓として用いることができる。したがって、フレーム材の見込面部に取り付けられる部品も、建具の種類に応じたものを選択すればよい。
さらに、第1締結部材および第2締結部材は、前記第1ビス65、第2ビス66のように千鳥配置(フレーム材35の長手方向の位置が交互となるように配置)に限定されず、第1ビス65および第2ビス66を、それぞれフレーム材35の長手方向の位置が一致するように、つまり第1締結部材および第2締結部材が見込み方向に並ぶように配置してもよい。
また、前記実施形態では、第1ビス65同士の間隔と、第2ビス66同士の間隔を同じ第1寸法L1に設定していたが、異なる寸法に設定してもよい。例えば、屋外側の第1ビス65の間隔に比べて、第2ビス66の間隔を短くしてもよい。この場合、第1ビス65よりも第2ビス66の本数が多くなるため、特に屋外側で火災が発生する場合に、ガラス開口部補強材60の固定強度の低下を抑制できる。
さらに、第1ビス65、第1固定ネジ76、77は、第1領域330A、340Aに配置されていればよく、仮想線Cに近い位置に設けてもよい。同様に、第2ビス66、第2固定ネジ78、79も、第2領域330B、340Bに配置されていれば良い。なお、図5に示す接合部品70の締結部材のように、第1固定ネジ76、77と、第2固定ネジ78、79とが見込み方向に並んでいる場合は、見込み方向に発生するクラックが繋がらない最小限の寸法は離して配置すれば良い。
さらに、前記各実施形態では、第1締結部材および第2締結部材で部品をフレーム材に取り付けていたが、例えば、仮想線C上に第3締結部材を設けてもよい。また、フレーム材の見込面部において、第1領域を屋外側第1領域と屋内側第1領域とに分け、第2領域を屋外側第2領域と屋内側第2領域とに分け、第1締結部材として、屋外側第1領域に設けられる屋外側第1締結部材と、屋内側第1領域に設けられる屋内側第1締結部材とを用意し、第2締結部材として、屋外側第2領域に設けられる屋外側第2締結部材と屋内側第2領域に設けられる屋内側第2締結部材とを用意してもよい。これらのように、フレーム材の見込面部において、見込み方向に3箇所あるいは4箇所、さらには5箇所以上に締結部材を配置してもよく、特にフレーム材の見込面部の見込寸法が大きく、部品の見込寸法が大きい場合に適している。なお、見込面部の見込み方向の異なる位置に3個以上の締結部材を設ける場合も、フレーム材の長手方向の位置が異なるように3列以上の千鳥配置とすることが好ましい。
また、締結部材としては、ビスやネジに限定されず、リベット等でもよく、FRP製のフレーム材と部品とを締結できるものであればよい。
1…建具である引違い窓、2…窓枠、3A…外障子、3B…内障子、21…上枠、22…下枠、23…縦枠、24…縦枠、30…障子枠、31…上框、32…下框、33…縦框、34…縦框、35…フレーム材、50…複層ガラス、55…ガスケット、60…部品であるガラス開口部補強材、61…取付面部、62…屋外片部、63…屋内片部、65…第1締結部材である第1ビス、66…第2締結部材である第2ビス、70…部品である接合部品、71…第1接合部品、72…固定プレート、73…第2接合部品、74…補強プレート、75…第3接合部品、76、77…第1締結部材である第1固定ネジ、78、79…第2締結部材である第2固定ネジ、80…加熱発泡材、210…本体部、220…屋外突出部、230…屋内突出部、240…レール部材、310…屋外見付片部、320…屋内見付片部、330…内周側見込面部、330A…第1領域、330B…第2領域、340…外周側見込面部、340A…第1領域、340B…第2領域、350、360…溝部。362、371…部品である補強材。

Claims (4)

  1. 建具を構成する繊維強化プラスチック製のフレーム材に部品を固定する部品固定構造であって、
    前記フレーム材は、前記部品が取り付けられる見込面部を備え、
    前記部品は、前記見込面部に締結部材を用いて取り付けられ、
    前記締結部材は、
    前記見込面部を屋外側である第1領域および屋内側である第2領域に2等分した際に、前記第1領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第1締結部材と、前記第2領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第2締結部材と、を備え、
    前記部品は、前記フレーム材の長手方向に沿って延長された長尺部材であり、
    前記第1締結部材は、前記フレーム材の長手方向に沿って設けられた複数の第1締結部材を備え、
    前記第2締結部材は、前記フレーム材の長手方向に沿って設けられた複数の第2締結部材を備え、
    前記複数の第1締結部材および前記複数の第2締結部材は、前記フレーム材の長手方向に沿った位置が異なる位置となるように設けられている
    ことを特徴とする部品固定構造。
  2. 建具を構成する繊維強化プラスチック製のフレーム材に部品を固定する部品固定構造であって、
    前記フレーム材は、前記部品が取り付けられる見込面部を備え、
    前記部品は、前記見込面部に締結部材を用いて取り付けられ、
    前記締結部材は、
    前記見込面部を屋外側である第1領域および屋内側である第2領域に2等分した際に、前記第1領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第1締結部材と、前記第2領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第2締結部材と、を備え、
    前記フレーム材は、前記見込面部と、前記見込面部の屋外側端部から見付け方向に延出された屋外見付片部と、前記見込面部の屋内側端部から見付け方向に延出された屋内見付片部とを備え、
    前記部品は、前記見込面部と、前記屋外見付片部と、前記屋内見付片部とで区画された溝部に配置され、
    前記第1締結部材は、前記見込面部の前記第1領域において前記屋外見付片部に近接する位置に設けられ、
    前記第2締結部材は、前記見込面部の前記第2領域において前記屋内見付片部に近接する位置に設けられている
    ことを特徴とする部品固定構造。
  3. 矩形枠状に組まれた繊維強化プラスチック製のフレーム材と、前記フレーム材に取り付けられた部品と、前記フレーム材で保持された面材とを備える建具であって、
    前記フレーム材は、前記部品が取り付けられる見込面部を備え、
    前記部品は、前記見込面部に沿って配置される取付面部を備え、前記見込面部に締結部材を用いて取り付けられ、
    前記締結部材は、前記見込面部を屋外側である第1領域および屋内側である第2領域に2等分した際に、前記第1領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第1締結部材と、前記第2領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第2締結部材と、を備え
    前記部品は、前記フレーム材の長手方向に沿って延長された長尺部材であり、
    前記第1締結部材は、前記フレーム材の長手方向に沿って設けられた複数の第1締結部材を備え、
    前記第2締結部材は、前記フレーム材の長手方向に沿って設けられた複数の第2締結部材を備え、
    前記複数の第1締結部材および前記複数の第2締結部材は、前記フレーム材の長手方向に沿った位置が異なる位置となるように設けられている
    ことを特徴とする建具。
  4. 矩形枠状に組まれた繊維強化プラスチック製のフレーム材と、前記フレーム材に取り付けられた部品と、前記フレーム材で保持された面材とを備える建具であって、
    前記フレーム材は、前記部品が取り付けられる見込面部を備え、
    前記部品は、前記見込面部に沿って配置される取付面部を備え、前記見込面部に締結部材を用いて取り付けられ、
    前記締結部材は、前記見込面部を屋外側である第1領域および屋内側である第2領域に2等分した際に、前記第1領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第1締結部材と、前記第2領域に設けられて前記部品を前記見込面部に取り付ける第2締結部材と、を備え
    前記フレーム材は、前記見込面部と、前記見込面部の屋外側端部から見付け方向に延出された屋外見付片部と、前記見込面部の屋内側端部から見付け方向に延出された屋内見付片部とを備え、
    前記部品は、前記見込面部と、前記屋外見付片部と、前記屋内見付片部とで区画された溝部に配置され、
    前記第1締結部材は、前記見込面部の前記第1領域において前記屋外見付片部に近接する位置に設けられ、
    前記第2締結部材は、前記見込面部の前記第2領域において前記屋内見付片部に近接する位置に設けられている
    ことを特徴とする建具。
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