JP7422575B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本開示は、建具に関するものである。
従来、引き違い窓やすべり出し窓やFIX窓等の建具では、上枠及び下枠と左右の縦枠からなる枠体内に障子を納めたものが広く用いられている。このような建具では、障子の縦框に下框が接合され、縦框と下框が接合された接合部分のホロー(框中空部)に浸入した水を排水するための排水孔が下框に形成された構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この場合には、下框に排水孔を設けて框の外部空間と框中空部の内部とを等圧にすることで、框中空部内に水を引き込まないように構成されている。
特開2019-190116号公報
従来の障子の下框に排水孔が設けられる建具では、一般的に排水孔の幅寸法を指の挟まれ等を考慮して例えば5mm以下に設定している。この場合、排水孔の排水能力を超えて水が溜まると、框中空部内に溜まった水によって膜が張ってしまい、排水孔が塞がれる虞があった。これにより、框中空部の内部と外部で圧力差が生じ、その圧力差によってガラス開口側から水を引き込んでしまうという問題があり、その点で改善の余地があった。
本開示は、框中空部の内外を確実に等圧にすることで、空気導入と排水の両方の機能をもたせることができる建具を提供する。
本開示の一態様の建具は、建物の開口部に沿って設けられた枠体と、前記枠体に支持された障子と、を有する建具であって、前記障子の縦框には、該縦框における前記枠体の縦枠に対向する側の縦框縦枠側面の下部に縦框開口部が形成されていて、前記障子の下框には、該下框における前記枠体の下枠に対向する下面に下框排水孔が形成されていて、前記下框排水孔は、前記縦框開口部に連続して繋がっている。
本開示の一実施形態である実施形態によるすべり出し窓の一例を示す正面図である。 図1に示す障子の要部斜視図である。 他の実施形態によるすべり出し窓の一例を示す正面図である。
以下、本開示の一実施形態による建具について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態による建具として、建物の躯体に形成された開口部に設けられる縦すべり出し窓(以下、単にすべり出し窓1という)を一例として以下説明する。本実施形態によるすべり出し窓1は、枠体2と、枠体2に支持された吊元の軸線を中心に回動可能に設けられた障子3と、を備えている。すべり出し窓1の障子3は、例えばスイング式の窓であり、例えば勝手口の窓等として用いられる複合建具である。
以下の説明において、屋外側と屋内側とを結ぶ方向(壁部に直交する方向、図1では紙面の左右方向)を屋内外方向Yとし、建物の開口部が壁部を貫通する方向(壁部に対向する方向)から見た際の左側と右側を結ぶ水平方向(紙面に直交する方向)を左右方向Xとする。また、すべり出し窓1を構成する各部材や部品などは、前記開口部に設けられている姿勢であるものとして、その姿勢における屋内外方向Yおよび左右方向Xを用いて説明する。
本実施形態の滑すべり出し窓1は、金属形材と樹脂形材とが嵌め合いにより固定された形材固定構造となっている。図1は、枠体2に対して障子3を閉じた状態で、障子3の下框31と縦框32の接続部を示した斜視図である。本実施形態では、図2を用いて下框31と縦框32の構成について詳細に説明する。
図1に示すように、枠体2は、開口部の上縁部に沿って左右方向Xに延びる上枠21と、開口部の下縁部に沿って左右方向Xに延びる下枠22と、開口部の左右方向Xの両側の縁部に沿って上下方向Zに延び、上枠21および下枠22の左右方向Xの両側の端部と連結される一対の縦枠23、23と、を備えている。上枠21、下枠22、一対の縦枠23、23は、四角形枠状に構成されている。両縦枠23には、すべり出し窓1の障子3を上下方向Zに移動可能かつ左右方向Xに延びる図示しない回動軸回りに回動可能に支持するリンク機構(不図示)が設けられている。リンク機構は、すべり出し窓1を開閉させる公知の構造となっている。
障子3は、上框33、下框31、及び左右の縦框32、32(図2では図1の紙面左側の縦框32が記載)で四角形枠状に形成された框体30と、框体30の内部に嵌め込まれた1または複数層のガラスパネル36と、が備えられている。本実施形態では、図2に示す一方の縦框を単に縦框32として以下説明する。戸先側に位置する下框31には、左右方向Xの中央部の屋内側端面31aに操作ハンドル(不図示)が取り付けられている。操作ハンドルは、回転操作し、操作ハンドルの回転軸を挟んだ反対側に位置する施錠部を下枠に対して進退させることで、障子3を施錠状態と解錠状態とを切り替えるように構成されている。障子3は、閉状態において、下框31が下枠22と対向し、縦框32が一方の縦枠23と対向する。
図2に示すように、下框31は、縦框32の下端部に対して左右方向Xに挿入されている。下框31は、框中空部3Aを有する下框本体311と、下框本体311の屋内側上部および屋外側上部に取り付けられる押縁材312と、を有している。下框本体311は、屋外側を向く鉛直面となる下框屋外側面313と、屋内側を向く鉛直面となる下框屋内側面314と、下枠22(図1参照)に対向する下框下面315と、を有している。
下框下面315の縦枠23(図1参照)側の端部で屋外寄りの位置には、縦枠23側に開口する切欠き形状の下框排水孔34が形成されている。下框排水孔34は、下框31の長手方向に沿って延在し屋内外方向Yに対向する一対の内側部34a、34aと、一対の内側部34a、34aにおける開口側と反対側に位置する底部34bと、を有し、上面視でコの字状に切り欠かれて形成されている。下框排水孔34は、下框31の框中空部3Aと障子3の下方空間とを連通する。下框排水孔34の寸法は、屋内外方向Yの開口幅(内側部34a、34a同士の離間)は、例えば5mm以下に設定されている。このように構成される下框排水孔34は、下框31の内部に浸入した結露水等を排水するために設けられている。
縦框32は、框中空部3Aを有する縦框本体321と、縦框本体321の屋内側縁部および屋外側縁部に取り付けられる不図示の押縁材と、を有している。縦框本体32は、屋外側を向いて上下方向Zに延びる縦框屋外側面323と、屋内側を向いて上下方向Zに延びる縦框屋内側面324と、縦枠23(図1参照)側を向いて上下方向Zに延びる縦框縦枠側面325と、を有している。縦框本体321の下端は、下方に開口している。縦框本体321の下部の内側には、下框本体311の端部が嵌合されている。つまり、縦框本体321の下端には、下框31の下框下面315が配置された状態となっている。
縦框縦枠側面325の下端には、屋外寄りの位置で、下方に開口する切欠き形状の縦框開口部35が形成されている。縦框開口部35は、縦枠23に対向して配置されている。縦框開口部35は、縦框32の長手方向(上下方向Z)に沿って延在し屋内外方向Yに対向する一対の内側部35a、35aと、一対の内側部35a、35aにおける開口側と反対側に位置する底部35bと、を有し、左右方向Xから見てコの字状に切り欠かれて形成されている。縦框開口部35の寸法として、屋内外方向Yの開口幅(内側部35a、35a同士の離間)は、例えば5mm以下に設定されている。
縦框開口部35は、縦框32の下部に挿入されている下框31の框中空部3Aと障子3の外方空間とを連通する。本実施形態では、縦框開口部35と下框排水孔34のそれぞれの開口部同士が連続して繋がって形成されている。このように構成される縦框開口部35は、下框31の框中空部3Aに外部の空気を導入させる機能をもたせるとともに、框中空部3A内に浸入した結露水等を排水する機能も有している。
本実施形態では、一方の縦框32と下框31との接続部分の構成について説明したが、他方の縦框32と下框31との接続部分の構成についてもほぼ同様であるので、ここではその説明は省略する。
次に、本実施形態によるすべり出し窓1の作用について、図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態では、障子3において、下框下面315に設けられた下框排水孔34だけでなく、縦框32における縦框縦枠側面325の下端に框中空部3Aに通じる縦框開口部35が設けられている。この場合、縦框開口部35が縦框縦枠側面325に設けられていることから、横向きとなる縦框開口部35に対して水膜が張りにくい構成となる。そのため、縦框開口部35を通じて框中空部3Aの内外を等圧に維持することができ、縦框開口部35が水膜によって塞がれることを抑制することができる。
したがって、本実施形態では、下框31の框中空部3Aの内外で圧力差が生じることがないので、框中空部3Aにおける排水能力を超えてしまった場合であっても、圧力差によって水をガラス開口部側から框中空部3A内に引き込んでしまうことを防止できる。
さらに、本実施形態の縦框開口部35は、上述した框中空部3Aの内外の圧力差を無くす効果に加え、框中空部3Aに浸入した結露等の水を障子3の外に排水することができる。
本実施形態では、下框31における下框下面315にも下框排水孔34が設けられているので、框中空部3Aに溜まった水の多くは下框排水孔34から下方に排水することができる。そのため、縦框開口部35では、下框排水孔34で排水しきれない分を排水することができる。
本実施形態では、下框排水孔34と縦框開口部35とが繋がった形状であり、双方が連通して1つの孔を形成しているので、下框排水孔34においても水膜が張りにくくなる利点がある。
本実施形態によるすべり出し窓1では、框中空部3Aの内外を確実に等圧にすることで、空気導入と排水の両方の機能をもたせることができる。
以上、本開示による建具の実施形態について説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態では、下框下面315に下框排水孔34を設けた構成としているが、この下框排水孔34を省略することも可能である。この場合、縦框32に設けられる縦框開口部35によって框中空部3A内のすべての水が排水される。
下框排水孔34や縦框開口部35の位置、形状、数量は、上述した実施形態に限定されることはない。例えば、実施形態では、下框排水孔34や縦框開口部35の両方とも屋内外方向Yで屋外寄りの位置に配置されているが、屋内外方向Yで室内寄りの位置、或いは中央にあってもよい。
また、本実施形態では、下框排水孔34と縦框開口部35とが繋がった形状であり、双方が連通して1つの孔を形成した構成としているが、双方が繋がっていることに限定されることはない。例えば、図3の別の実施形態のように、下框排水孔34Aと縦框開口部35Aとがそれぞれ別で設けられていてもよい。図3に示す障子3では、縦框開口部35Aが縦框32の下部に設けられているが、下端32aに開口せずに、縦框縦枠側面325の下端32aから僅かに上の位置に配置されている。この場合の縦框開口部35Aにおいても、上述した実施形態と同様に排水機能と框中空部3Aの内外を確実に等圧する機能を有する。また、排水孔の形状はコ字状の切欠き形状に限られず、角がR状になった切欠き形状でもよいし、円形であってもよい。
また、適用される建具としては、上述した実施形態のように縦すべり出し窓であることに限定されず、横すべり出し窓であってもよいし、その他の開き戸、引戸であってもよい。
その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…すべり出し窓(建具)、2…枠体、3…障子、3A…框中空部、22…下枠、23…縦枠、31…下框、32…縦框、34、34A…下框排水孔、35、35A…縦框開口部、315…下框下面、325…縦框縦枠側面、X…左右方向、Y…屋内外方向、Z…上下方向

Claims (1)

  1. 建物の開口部に沿って設けられた枠体と、前記枠体に支持された障子と、を有する建具であって、
    前記障子の縦框には、該縦框における前記枠体の縦枠に対向する側の縦框縦枠側面の下部に縦框開口部が形成されていて、
    前記障子の下框には、該下框における前記枠体の下枠に対向する下面に下框排水孔が形成されていて、
    前記下框排水孔は、前記縦框開口部に連続して繋がっている、
    建具。
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