JP7071589B2 - 開き窓が備えられたシステム建具 - Google Patents

Description

本発明はシステム建具に関し、より詳細には、適正量の換気及び眺望の拡大を通じて小型システム建具の欠点を解消することができ、採光量を増加させることができる開き窓が備えられたシステム建具に関する。

一般に、開き建具又は引違い建具を構成する障子は、少なくとも４つのプロファイルが四角枠状に組み立てられ、その内部にガラスが結合される。そして、前記のような構造の障子を、ハードウェアを媒介として窓枠に結合すれば、押す／引く又は引違い方式で開閉可能な開閉窓が完成する。

併せて、前記開閉窓の開放時に、開口を介して外部の害虫やその他の異物が室内に流入することを防止できるように、窓枠の外側に前記開口を覆う防虫網が設置される。

このようなシステム建具について従来に大韓民国公開特許第１０－２０１３－００９１４３３号（公開日：２０１３．０８．１９）などとして先に出願されている。

この場合、前記従来の建具が大型システム建具であれば、障子の開閉を通じた適正量の換気は勿論、十分な眺望を確保することができる。

しかし、キッチンなどに施工される小型建具の場合、少なくとも４つのプロファイルが四角枠として形成されることによって、ハードウェア及びガラスの規格によって障子が最小幅に制限されるという問題がある。

特に、一対で構成される引違い障子の場合、中間に召合せ框が発生することによって、外部の眺望が減少せざるを得ない。

また、従来の開き建具に設置される固定型の防虫網フレームは、窓枠の外側にスクリューを媒介として固定するか、または機械的結合により固定するようになる。

しかし、前記従来の固定型の防虫網フレームは、防虫網が破損した場合に防虫網フレームを外すのが難しく、再び取り付ける際に建物の外部で作業しなければならないため、メンテナンスが困難である。

本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたもので、窓枠フレームの内部の一側にガラス固定窓を設置し、窓枠フレームの内部の他側の開口部に開き窓を開閉可能に設置するが、前記開き窓を一つのプロファイルで構成することによって加工及び組立が容易であり、適正量の換気及び眺望の拡大を通じて小型システム建具の欠点を解消することができ、採光量を増加させることができるようにした開き窓が備えられたシステム建具を提供することにその目的がある。

上述したような目的を具現するための本発明は、窓枠フレームと；前記窓枠フレームの内部の一側に固定設置されるガラス固定窓と；前記窓枠フレームの内部の他側に設けられた開口部に開閉可能に設置される開き窓と；を含み、前記開き窓は、一つのプロファイルボディーで形成されたものであるシステム建具を提供する。

以上のような構成による本発明は、開閉可能に設置される開き窓を一つのプロファイルで構成することによって、作業工数及び単価を減らすことができ、特に組立が容易である。

また、開き窓の開放を通じた適正量の換気、及びガラス固定窓による眺望の拡大を通じて小型システム建具の欠点を解消することができ、採光量を増加させることができる。

また、防虫網フレームを室内側で着脱できるようにすることによって、防虫網の破損時に防虫網フレームのメンテナンスが容易である。

本発明に係る開き窓が備えられたシステム建具の室内側立面図である。 本発明に係る開き窓が備えられたシステム建具の開き窓を示す要部切開斜視図である。 図２の分解斜視図である。 本発明に係る開き窓が開放された状態を示す斜視図である。 本発明に係る開き窓の分解斜視図である。 本発明に係るヒンジ組立体の構造を示す平面図である。 図１のＩ－Ｉ線に沿う断面図である。 図７の‘Ａ’部分の詳細図である。

以下、添付の図面を参照して、本発明の具体的な実施例に対する構成及び作用を詳細に説明すると、次の通りである。

ここで、各図面の構成要素に対して参照符号を付加するにおいて、同一の構成要素に限っては、たとえ他の図面上に表示されても、可能な限り同一の符号で表記されたことに留意しなければならない。

図１は、本発明に係る開き窓が備えられたシステム建具の室内側立面図であり、図２は、本発明に係る開き窓が備えられたシステム建具の開き窓を示す要部切開斜視図である。

図１及び図２を参照すると、本発明の好ましい一実施例に係る開き窓が備えられたシステム建具１は、窓枠フレーム１０と、ガラス固定窓２０と、開き窓１００とを含む。

このような本発明の構成について具体的に説明すると、次の通りである。

まず、窓枠フレーム１０は、システム建具１の主な外郭の骨組をなすもので、四角枠状に形成され、窓枠フレーム１０の内部の開口は、少なくとも１つのマリオン１１を介して左右に区画される。

ガラス固定窓２０は、前記窓枠フレーム１０の内部の一側に固定設置される。この場合、ガラス固定窓２０は、通常適用されるガスケットとグレイジングビードの組立構造を通じて気密を維持すると共に、強固な固定設置が可能である。

図３を参照すると、開き窓１００は、窓枠フレーム１０のマリオン１１によって区画された内部の他側の開口部Ｓに、後述するヒンジ組立体１３０を媒介として開閉可能に設置される。

この場合、前記開き窓１００は、合成樹脂材質、好ましくはＰＶＣ（Ｐｏｌｙ Ｖｉｎｙｌ Ｃｈｌｏｒｉｄｅ）材質で形成され、一つのプロファイルボディー１１０として押出成形される。

すなわち、従来の開き窓を構成する障子は、少なくとも４つのプロファイルが四角枠状に組み立てられ、その内部にガラスが組み立てられる。これに反して、本発明の開き窓１００は、開口部Ｓと対応できるように一つのボディーとして押出成形されることによって、製造工程及び単価を減らすことができる。

この場合、前記開き窓１００は、一つのボディーで形成されることによって、その内部に開口が備えられていない塞がった構造で形成される。その代わりに、前記開き窓１００に比べてガラス固定窓２０の面積を大きく形成することによって、換気はもとより、従来に比べて眺望を確保することができる。

具体的には、図４を参照すると、前記開き窓１００は、開口部Ｓを塞ぐことができるように対応する大きさに形成されるプロファイルボディー１１０と、前記プロファイルボディー１１０の上面及び底面にそれぞれ結合される一対の仕上げカバー１２０と、前記プロファイルボディー１１０を開閉操作できるように窓枠フレーム１０の内周面と仕上げカバー１２０との間にそれぞれ設置されるヒンジ組立体１３０とを含むことができる。

図５及び図６を参照すると、前記ヒンジ組立体１３０は、窓枠フレーム１０に固定される第１ブラケット１３１と、前記仕上げカバー１２０に固定される第２ブラケット１３３と、前記第１ブラケット１３１の一側に一端が回動可能に結合され、他端が第２ブラケット１３３の一側に回動可能に結合される第１リンク部材１３５と、前記第１リンク部材１３５と‘Ｘ’字状に交差配置され、第１ブラケット１３１の他側に一端が回動可能に結合される第２リンク部材１３７と、前記第２リンク部材１３７の他端に一端が回動可能に結合され、他端が第２ブラケット１３３の他側に回動可能に結合される第３リンク部材１３９とを含むことができる。

この場合、前記第１リンク部材１３５のボディーの中間部に長孔１３５ａ（図６参照）が備えられ、前記第２リンク部材１３７のボディーの中間部には、前記長孔１３５ａにスライド可能に結合されるピン１３７ａが備えられる。

すなわち、前記のような構成のヒンジ組立体１３０を介して、開き窓１００が少し堅い状態で開閉され得る。これによって、前記開き窓１００の開閉時に、使用者のミスで開き窓１００が急速に開閉されることを防止することができる。

一方、図７を参照すると、前記開口部Ｓには、開き窓１００の開放時に外部の害虫や異物が開放された開口部Ｓを介して室内に流入することを防止できるように防虫網フレーム２００が設置され得る。

この場合、前記防虫網フレーム２００は、室外側から室内側方向に着脱可能に設置される。

具体的には、前記防虫網フレーム２００が設置される開口部Ｓの室外側枠には、防虫網フレーム２００の室外側面が係止固定される段部１２が備えられる。

併せて、前記開口部Ｓの室内側枠には、防虫網フレーム２００の室内側面を室外側に加圧する固定クリップ２１０が嵌め込み固定される溝部１３が備えられ得る。

図８を参照すると、前記固定クリップ２１０は、一端が段部１２の装着溝１２ａに装着された状態で防虫網フレーム２００の室外側面を加圧する加圧部２１１と、前記溝部１３に弾性的に嵌合される嵌合部２１３とを含むことができる。

併せて、前記防虫網フレーム２００の室内側面の枠には、開き窓１００の閉操作時に開き窓１００の室外側面に密着しながら気密を維持させるガスケット２２０が結合され得る。

また、前記窓枠フレーム１０の室内側面と当接するプロファイルボディー１１０の枠にはガスケット１１１が備えられることで、気密性能を向上させることができる。

以上のような構成の本発明に係る開き窓が備えられたシステム建具１は、開閉可能に設置される開き窓１００を一つのプロファイルで構成することによって、作業工数及び単価を減らすことができ、特に組立が容易である。

また、開き窓１００の開放を通じた適正量の換気、及びガラス固定窓２０による眺望の拡大を通じて小型システム建具の欠点を解消することができ、採光量を増加させることができる。

また、防虫網フレーム２００を室内側で着脱できるようにすることによって、防虫網の破損時に防虫網フレーム２００のメンテナンスが容易である。

以上では、本発明を特定の具体的な実施例を挙げて図示し、説明したが、本発明は、前記の実施例に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で様々な変更及び修正が可能であることは勿論である。

１ システム建具
１０ 窓枠フレーム
１１ マリオン
１２ 段部
１２ａ 装着溝
１３ 溝部
２０ ガラス固定窓
１００ 開き窓
１１０ プロファイルボディー
１２０ 仕上げカバー
１３０ ヒンジ組立体
１３１ 第１ブラケット
１３３ 第２ブラケット
１３５ 第１リンク部材
１３５ａ 長孔
１３７ 第２リンク部材
１３７ａ ピン
１３９ 第３リンク部材
２００ 防虫網フレーム
２１０ 固定クリップ
２１１ 加圧部
２１３ 嵌合部
２２０ ガスケット
Ｓ 開口部

Claims (6)

1. 窓枠フレーム（１０）と、
   前記窓枠フレーム（１０）の内部の一側に固定設置されるガラス固定窓（２０）と、
   前記窓枠フレーム（１０）の内部の他側に設けられた開口部（Ｓ）に開閉可能に設置される開き窓（１００）とを含み、
   前記開き窓（１００）は、
   一つのプロファイルボディー（１１０）で形成されたものであり、
   前記開き窓（１００）は、
   前記開口部（Ｓ）と対応する大きさに形成されるプロファイルボディー（１１０）と、
   前記プロファイルボディー（１１０）の上面及び底面にそれぞれ結合される一対の仕上げカバー（１２０）と、
   前記プロファイルボディー（１１０）を開閉操作できるように前記窓枠フレーム（１０）の内周面と前記仕上げカバー（１２０）との間にそれぞれ設置されるヒンジ組立体（１３０）とを含む、システム建具。
2. 前記ヒンジ組立体（１３０）は、
   前記窓枠フレーム（１０）に固定される第１ブラケット（１３１）と、
   前記仕上げカバー（１２０）に固定される第２ブラケット（１３３）と、
   前記第１ブラケット（１３１）の一側に一端が回動可能に結合され、他端が前記第２ブラケット（１３３）の一側に回動可能に結合される第１リンク部材（１３５）と、
   前記第１リンク部材（１３５）と‘Ｘ’字状に交差配置され、前記第１ブラケット（１３１）の他側に一端が回動可能に結合される第２リンク部材（１３７）と、
   前記第２リンク部材（１３７）の他端に一端が回動可能に結合され、他端が前記第２ブラケット（１３３）の他側に回動可能に結合される第３リンク部材（１３９）とを含む、請求項１に記載のシステム建具。
3. 前記第１リンク部材（１３５）のボディーの中間部に長孔（１３５ａ）が備えられ、
   前記第２リンク部材（１３７）のボディーの中間部には、前記長孔（１３５ａ）にスライド可能に結合されるピン（１３７ａ）が備えられる、請求項２に記載のシステム建具。
4. 前記開口部（Ｓ）には、
   室外側から室内側方向に着脱可能に設置される防虫網フレーム（２００）をさらに含み、
   前記開口部（Ｓ）の室外側枠には、前記防虫網フレーム（２００）の室外側面が係止固定される段部（１２）が備えられ、
   前記開口部（Ｓ）の室内側枠には、前記防虫網フレーム（２００）の室内側面を室外側に加圧する固定クリップ（２１０）が嵌め込み固定される溝部（１３）が備えられる、請求項１に記載のシステム建具。
5. 前記固定クリップ（２１０）は、
   一端が段部（１２）の装着溝（１２ａ）に装着された状態で前記防虫網フレーム（２００）の室外側面を加圧する加圧部（２１１）と、
   前記溝部（１３）に弾性的に嵌合される嵌合部（２１３）とを含む、請求項４に記載のシステム建具。
6. 前記防虫網フレーム（２００）の室内側面の枠には、
   前記開き窓（１００）の閉操作時に前記開き窓（１００）の室外側面に密着しながら気密を維持させるガスケット（２２０）が結合される、請求項４に記載のシステム建具。

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