JP6017299B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、引き違い障子を案内する合成樹脂製の枠体を備えた建具に関する。
引き違い障子を案内する合成樹脂製の枠体としては、例えば、建物等にて室内外を連通する開口を形成する枠体に支持されるとともに見付け方向に移動して開口を閉塞可能な2枚の障子を有する樹脂製建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。この樹脂製建具の枠体を形成する上枠、下枠、縦枠、及び、障子を形成する上框、下框、戸先框は同一の断面形状をなす押出成形部材である。そして、開口を閉塞するように障子が閉じられた状態では、上枠、下枠、縦枠から開口の内周側に突出された突出部が、上框、下框、戸先框に設けられ障子の外周側に向かって開放された溝部に挿入されている。
特開2010−265646号公報
上記のような建具は、障子が開口を閉塞しているときには、上框、下框、戸先框の溝部に枠体の突出部が各框の全域に渡って挿入されているので、障子に風圧等が作用したとしても、上框、下框、戸先框は見込み方向に移動しにくいので、障子を枠体との間には隙間は生じにくい。しかしながら、引き違い障子の召合せ部においては、規制されていないので、風圧が作用すると見込み方向に隣接する障子間に隙間が生じてしまうおそれがあるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、風圧が作用しても召し合わせ框間に隙間が生じにくい建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、引き違い方式により移動可能な複数の障子と、前記複数の障子にて閉塞可能な開口を形成し躯体に固定される合成樹脂製の枠体と、を有し、前記枠体は、前記開口の四周において、前記開口を閉塞した前記障子と係合する係合部を備え、前記複数の障子にて見込み方向に互いに対向する合成樹脂製の召合せ框は、各々、框本体と、前記框本体と見込み方向に間隔を隔てて対向する召合せ片と、互いに対向する前記召合せ框同士の、互いに離れる方向への移動を規制し、前記枠体より剛性が高い規制部材と、を備えており、前記対向する召合せ框の前記召合せ片は各々、前記複数の障子にて開口を閉塞した状態で、互いに他方の前記召合せ框の前記框本体と前記召合せ片との間に入り込み、前記規制部材は、各々の前記召合せ框の下端部であって当該召合せ框が有する前記召合せ片の下に設けられ、上下方向において重なるように配置されていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、障子が開口を閉塞しているときには、開口の四周において枠体と障子とが係合している。すなわち、障子を閉じた際に障子の枠体に沿う部位と枠体とが枠体の長手方向に沿う広い範囲で係合しているので、枠体と障子との間では隙間が生じない。また、障子が有する召合せ框同士は、見込み方向において互いに離れる方向への移動が、当該戸先框より剛性が高い規制部材にて規制されているので、単に召合せ框同士が係合する場合より、召合せ框同士の間に隙間は生じにくい。このため、たとえ、障子に風圧等が作用したとしても、召し合わせ框間に隙間が生じにくい建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記召合せ框同士は、互いに見込み方向に引き寄せるクレセント錠を有し、前記規制部材は、前記クレセント錠と上下方向に間隔を隔てた位置に設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、引き違い障子の召合せ框同士が、クレセント錠と、規制部材とにより見込み方向の移動が規制されるので、風圧にてより隙間が生じ難い建具を提供することが可能である。特に、クレセント錠と規制部材との間隔が隔てられているので、長い召合せ框の間を効果的に隙間が生じることを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記枠体は、前記開口を囲むように設けられた中空部内に不燃性または難燃性の補強部材が設けられており、前記規制部材は、不燃性また難燃性の材料にて形成されていることが望ましい。
このような建具によれば、枠体の中空部に設けられた不燃性または難燃性の補強部材により、たとえ火炎等に晒されて加熱されても合成樹脂製の枠体をより長く留めて、枠体と障子との間に隙間が生じることを抑えることが可能である。また、規制部材も不燃性また難燃性の材料にて形成されているので、たとえ火炎等に晒されて加熱されても、召合せ框同士の間も隙間が生じることを抑えることが可能である。
かかる建具であって、前記係合部と、前記係合部と係合する前記障子との間には、加熱された際に発泡する熱膨張性黒鉛が設けられており、前記複数の障子は、召合せ部に不燃性または難燃性のフック部材を備えており、前記枠体の前記開口の上に位置する部位には、前記フック部材と係合して前記複数の障子を各々吊り下げる、不燃性または難燃性の吊り下げ部材が設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、建具が火炎等に晒されて加熱された場合には、障子と係合部との間に設けられた熱膨張性黒鉛が発泡することにより、障子と係合部との係合状態が維持され、また、障子は、枠体に設けられた吊り下げ部材にフック部材が係合するので枠体に吊り下げられる。このため、建具が火災等により加熱されて枠体及び障子の外周部が溶融されても障子を保持することが可能である。
かかる建具であって、前記枠体にて前記開口の下に位置する部位には、前記複数の障子が前記開口を閉塞した状態における召合せ部の、見付け方向における一方側に見付け方向に沿って設けられ前記障子を案内する第1案内部と、見付け方向における他方側に見付け方向に沿って設けられ前記障子を案内する第2案内部と、前記第1案内部と前記第2案内部との間を繋ぎ、不燃性または難燃性の中継部材を備え、前記規制部材は、前記召合せ部において見込み方向にて隣り合う2枚の障子のうち、前記中継部材により見込み方向の移動が規制された一方の前記障子により、他方の前記障子の見込み方向における移動を規制することが望ましい。
このような建具によれば、見付け方向における一方側に見付け方向に沿って設けられて障子を案内する第1案内部と、見付け方向における他方側に見付け方向に沿って設けられて障子を案内する第2案内部とが、不燃性または難燃性の中継部材にて繋がっているので、たとえ、建具が火炎に晒されて加熱され第1案内部及び第2案内部が溶融したとしても、召合せ部には中継部材が残存する。また、中継部材が残存するので、中継部材に対し火元と反対側に位置する障子の火元側への移動が規制される。このため、召合せ框同士にて離れる方向への移動を規制する規制部材が召合せ框の下端側に設けられていると、中継部材に規制された障子に、火元側に位置する障子が規制部材により規制されるので、召合せ框間の間隔が開くことなく維持される。このため、火災などにて加熱されても、召し合わせ框間に隙間がより生じにくい建具を提供することが可能である。
本発明によれば、風圧が作用しても召し合わせ框間に隙間が生じにくい建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具を室内側から見た外観図である。 本実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 建具の上部側を示す縦断面図である。 建具の下部側を示す縦断面図である。 本実施形態に係る建具を示す横断面図である。 建具の左端側を示す横断面図である。 建具の右端側を示す横断面図である。 建具の召合せ部を示す横断面図である。 上枠の召合せ部の構成を示す斜視図である。 中継部材及び吊り下げ部材が設けられた上枠を下方から見た図である。 枠体の入り隅部の構成を示す斜視図である。 枠体の入り隅部における吊り下げ金具と係合片との取り合いを示す縦断面図である。 建具の召合せ部の下端側を示す横断面図である。 内障子の内規制部材を示す斜視図である。 外障子の外規制部材を示す斜視図である。 建具の変形例を示す縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態では、屋内外の境界に設けられ、図1〜図8に示すような引き違い方式の建具を例に挙げて説明する。
本実施形態の建具1は、引き違い方式にて移動可能な2枚の障子3、4と、躯体2に取り付けられて2枚の障子3、4にて閉塞可能な開口10aを形成する合成樹脂製の枠体10とを有している。
以下の説明においては、躯体2の取り付けられた建具1を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、建具1を構成する各部材については、枠体10の面内方向において開口10aの中央側を内周側、開口10aの外側を外周側として示す。
枠体10は、同一の断面形状をなす合成樹脂製の4本の押出成形部材が上枠11、下枠12、左枠13及び右枠14をなし、矩形状に枠組みされている。上枠11、下枠12、左枠13及び右枠14は、図1に示すように、各々所定の長さにて端部が45度に切断され、互いに突き合わされて溶着されている。
上枠11、下枠12、左枠13及び右枠14は、同一の断面形状をなしているので、ここでは、上枠11、下枠12、左枠13及び右枠14の構造について、主に上枠11を例に挙げて説明する。また、以下の説明及び図面においては、下枠12、左枠13及び右枠14において上枠11と同一の部位には、各々下枠12及び各縦枠13、14を示す番号の後に同一のアルファベット添えた符号を付して示すものとする。
上枠11は、図2、図3に示すように、見付け方向に貫通し見込み方向に並べて設けられた3つの中空部を有する枠本体部11aと、枠本体部11aをなし開口10aの中央側に臨む平面を有する本体内板部11bと、本体内板部11bの室内側の端から下方に垂設された内壁部11cと、本体内板部11bの室外側の端から下方に垂設された外壁部11dと、内壁部11cと外壁部11dとの間を見込み方向において2つの領域に仕切る中央壁部11eと、枠本体部11aの上面11fに設けられて躯体2に固定される躯体固定部11gと、内壁部11cの室内に臨む面に設けられて内装材としての額縁5に固定される内装材固定部11hと、を有している。
内壁部11cと中央壁部11eと本体内板部11bとから形成され、上方に窪む室内側溝部11iに内障子3の上端部が収容されて、内障子3の見付け方向への移動が案内され、外壁部11dと中央壁部11eと本体内板部11bとから形成され、上方に窪む室外側溝部11jに外障子4の上端部が収容されて、外障子4の見付け方向への移動が案内される。本実施形態においては、室内側溝部11i及び室外側溝部11jを、枠体10が備え、開口10aの四周において、開口10aを閉塞した障子3、4と係合する係合部に相当する。
枠本体部11aが有し本体内板部11bの上方に位置する3つの中空部は、見込み方向において中央に位置する中央中空部11kが、室内側及び室外側の端中空部11nより大きく形成されている。中央中空部11kは、本体内板部11bを挟んで下側に設けられた室内側溝部11iと室外側溝部11jとの上方に渡って設けられている。
躯体固定部11gは、中央中空部11kの上方に突出されたヒレ状をなす部位であり、内装材固定部11hは、枠本体部11aの本体内板部11bより開口10aの中央側にて内壁部11cから室内側に突出されたヒレ状をなす部位である。本実施形態においては、躯体固定部11gは、中央中空部11kの室内側に偏らせて設けられている。
中央中空部11kの本体内板部11bと対向して上方に位置する本体外板部11lには、中央中空部11kの内側に窪む凹部11mが、中央中空部11kの室内側に偏った位置に設けられている。この凹部11mには、中央中空部11k内に設けられる不燃性である金属製の枠側補強部材20と本体外板部11lを介して接合されるとともに、躯体固定部11gとともに躯体2にビス止めされて躯体2と枠側補強部材20とを連結する連結金具21の補強材接合部21a及び枠側補強部材20とを接合するビスの頭部が収容される。
枠側補強部材20は、本体外板部11lの、凹部11mを形成している部位の下面と対向する上対向部20aと、本体内板部11bの見込み方向におけるほぼ全域と対向する下対向部20bとの室内側の端部同士が上下に接合された断面形状をなしている。ここで、連結金具21の見付け方向の幅は、ビス止め可能な程度の幅、すなわち、上枠11の見付け方向の幅より十分狭く形成されており、枠側補強部材20は、上枠11の見付け方向のほぼ全域に渡って設けられている。
上枠11及び下枠12の中央壁部11e、12eは、障子3、4にて開口10aが閉塞されたときに、障子3、4の召合せ框34、44が見込み方向に対向している召合せ部10bに位置する部位が切除されている。この切除された部位には、分断された中央壁部11e、12eが繋がるように不燃性であるアルミダイカスト製の中継部材22が取り付けられる。ここで、中央壁部11e、12eが切除された位置に対し、見付け方向において、いずれか一方の中央壁部11e、12eが第1案内部に相当し、他方の中央壁部11e、12eが第2案内部に相当する。
中継部材22は、召合せ部10bの本体内板部11b、12bを介して枠側補強部材20にビス止めされる。このとき、上枠11に取り付けられる中継部材22は、障子3、4が火炎等により加熱されて溶融した場合であっても、障子3、4を吊り下げて保持することができるように設けられる不燃性の吊り下げ部材としての吊り下げ金具23とともにビス止めされる。また、中継部材22と吊り下げ金具23とが本体内板部11bを介してビス止めされた枠側補強部材20と本体内板部11bとの間には、熱発泡性耐火材としての熱膨張性黒鉛38が設けられている。
中継部材22は、図9に示すように、上枠11及び下枠12に固定される枠固定部22aと、枠固定部22aの見込み方向の中央から突出される中継本体部22bとを有しており、中継本体部22bの先端に合成樹脂製の風止め部材24が嵌合される風止め部材嵌合部22cが設けられている。また、中継部材22の中継本体部22bには、上枠11側に取り付けられた状態にて、室内及び室外に臨む面に熱膨張性黒鉛38が設けられている。
中継部材22は、上枠11及び下枠12に固定されると、召合せ部10bにて分断された中央壁部11e、12eの一方側と他方側とが中継本体部22bにて繋がり、風止め部材24が中央壁部11e、12eより開口10aの中央側に突出するように構成されている。
上枠11に固定される中継部材22の枠固定部22aは、中継本体部22bが設けられている中央部22dが、当該中央部22dより、室内側及び室外側に位置し固定用ビスの貫通穴22eが設けられた脇部22fより厚く形成されている。このため、中央部22dが上枠11に当接されると、脇部22fと上枠11との間に空隙が生じるように形成されている。この空隙に吊り下げ金具23の固定部23aが介在されてビス止めされるように構成されている。
吊り下げ金具23は、中継部材22が有する枠固定部22aの脇部22fと上枠11との間の空隙に介在される固定部23aと、固定部23aから垂設され中央壁部11eと見込み方向に間隔を隔てて対向する対向壁部23bと、対向壁部23bの下端に設けられ、障子3、4に設けられた不燃性のフック部材としてのフック金具36と係合される鉤状部23cとを有している。
吊り下げ金具23の対向壁部23bは、上枠11に取り付けられたときに室内側溝部11i及び室外側溝部11jの見込み方向の中央より僅かに内壁部11c及び外壁部11d側に偏って配置されるように形成され、鉤状部23cが室内側溝部11i及び室外側溝部11jの見込み方向のほぼ中央に位置するように形成されている。吊り下げ金具23は、鉤状部23cが、中央壁部11eとほぼ同じ位置まで下方に突出されており、鉤状部23cと中央壁部11eとが見込み方向において互いに間隔を隔てるように取り付けられる。また、各吊り下げ金具23の対向壁部23bの中央壁部11eに臨む面にはそれぞれ熱膨張性黒鉛38が設けられている。このため、召合せ部10bにおいては、室内側溝部11iと室外側溝部11jとは、中継部材22に設けられた熱膨張性黒鉛38と吊り下げ金具23に設けられた熱膨張性黒鉛38とが対向している。
吊り下げ金具23の見付け方向の幅は、図10に示すように、中継部材22の見付け方向の幅より広く形成されており、中継部材22の固定部23aと重なる部位から繋がって、吊り下げられる障子3、4の戸先側に延出されている。
上枠11の室内側溝部11i及び室外側溝部11jには、障子3、4にて開口10aを閉塞した状態の内障子3と外障子4の戸先框33、43の上方にも、左枠13及び右枠14の本体内板部11bに当接させて、他の吊り下げ部材としての吊り下げ金具23が各々設けられている。戸先側に設けられた吊り下げ金具23は、召合せ部10bに設けられた吊り下げ金具23と見込み方向における位置を合わせて配置されている。
下枠12の室内側溝部11i及び室外側溝部11jには、図4に示すように、内障子3及び外障子4に設けられた戸車60が載置されて内障子3及び外障子4を案内するレール15aを備えたレール部材15が下枠12の全長に渡って設けられている。レール部材15は、アルミニウム製の押出成形部材である。
左枠13の中央中空部13kには、図6に示すように、上枠11と同様に枠側補強部材20が設けられており、左枠13は、連結金具21により、中央中空部13k内に設けられた枠側補強部材20と本体外板部13lを介して接合され、躯体固定部13gとともに躯体2にビス止めされて躯体2と枠側補強部材20とが連結されている。
左枠13が有する室外側溝部13jには、外障子4と係合する不燃性である金属製の係合部材25が設けられており、本体内板部13bを介して中央中空部13k内の枠側補強部材20にビス止めされている。
右枠14が有する室内側溝部14iには、図7に示すように、内障子3と係合する金属製の係合部材25が設けられており、本体内板部14bを介して室内側の端中空部14n内に設けられた固定プレート26にビス止めされている。固定プレート26は、端中空部14n内に収容可能な金属製の平板であり、係合部材25を固定するビスが螺合可能な幅を有している。左枠13に設けられた係合部材25は、係合片25aの先端は、外壁部13d及び中央壁部13eの先端とほぼ同じ位置まで突出しており、右枠14に設けられた係合部材25は、係合片25aの先端は、内壁部14c及び中央壁部14eの先端とほぼ同じ位置まで突出している。
係合部材25は、断面形状がL字状をなすアルミニウム製の部材であり、左枠13に固定される係合部材25と右枠14に固定される係合部材25とは同一の部材である。係合部材25は、内障子3または外障子4と係合する係合片25aと、係合片25aと直交し左枠13及び右枠14に当接される固定片25bとがL字状をなすように形成されている。
係合部材25は、本体内板部13b、14bを介して固定片25bが枠側補強部材20または固定プレート26にビス止めされると、係合片25aが室外側溝部13jまたは室内側溝部14iにて見込み方向におけるほぼ中央にて開口10aの中央側に向かって突出するように配置される。固定された係合部材25における係合片25aの室内側の面及び室外側の面には、それぞれ熱膨張性黒鉛38が、長手方向における全域に渡って設けられている。
また、係合部材25が左枠13及び右枠14に固定された状態にて、図11、図12に示すように、各係合部材25の上縁が、上枠11において見付け方向における端部に設けられた吊り下げ金具23の下縁に当接されるように構成されている。このため、吊り下げ金具23及び係合部材25を取り付けることにより、上枠11と左枠13及び右枠14の上端側の接合部となる入り隅部に吊り下げ金具23及び係合部材25とでなる金属製の壁が形成される。
躯体2にそれぞれビス止めされた躯体固定部11g、12g、13g、14gには、図2〜図7に示すように、躯体2と躯体固定部11g、12g、13g、14gとに跨り、かつ、長手方向における全域に渡って両面防水テープ53を貼り付け、さらに透湿防水シート55、胴縁54、外壁材としてのサイディング材56、見切り縁57等を設けるとともにバックアップ材58及びシーリング59を施して外壁9が形成される。また、室内側には躯体2に固定された内装材としての額縁5に内装材固定部11h、12h、13h、14hが固定される。
内障子3及び外障子4は、矩形状に框組みされた框体35、45と、框体35、45にて囲まれた領域に設けられる複層ガラス7と、複層ガラス7を室外側から押さえる押縁8、とを有している。また、内障子3の召合せ框34には、上下方向にける中央付近に障子3、4を施錠するためのクレセント錠50が設けられており、外障子4の召合せ框34には、クレセント錠50と係合する受け部材51が設けられている。
框体35、45は、同一の断面形状をなす合成樹脂製の3本の押出成形部材が上框31、41、下框32、42、及び、戸先框33、43と、断面形状が異なる合成樹脂製の召合せ框34、44とを有している。上框31、41、下框32、42、戸先框33、43、及び、召合せ框34、44は、各々長手方向に貫通する框体中空部35a、45aを有する框本体35b、45bを有しており、框本体35b、45bの室内側の端部から長手方向における全域に渡って内周側に突出させた内側突出部35c、45cが設けられ、框本体35b、45bの室外側の端部には框体中空部35a、45a内に窪み押縁8が嵌合される嵌合凹部35d、45dが設けられている。
そして、上框31、41、下框32、42、戸先框33、43、及び、召合せ框34、44は、各々所定の長さにて端部が45度に切断され、共通に設けられている框本体35b、45bと、内側突出部35c、45cとが、互いに突き合わされて溶着されている。上框31、41、下框32、42、戸先框33、43、及び、召合せ框34、44は、溶着される際に、各框体中空部35a、45a内には、不燃性である金属製の框側補強部材27が収容される。各框体中空部35a、45a内に収容された框側補強部材27には、框側補強部材27の見付け方向に沿う部位の室内側及び室外側面に、框側補強部材27の全長に渡って熱膨張性黒鉛38が設けられている。
各框体中空部35a、45a内に収容された框側補強部材27は、框体35、45の内周側、すなわち、上框31、41、下框32、42、戸先框33、43、及び、召合せ框34、44の框本体35b、45bより内周側にて複層ガラス7を保持する保持金具28とビス止めされている。保持金具28に保持された複層ガラス7の全周と上框31、41、下框32、42、戸先框33、43、及び、召合せ框34、44との間に設けられている熱膨張性黒鉛38は保持金具28と複層ガラス7との間にも設けられている。
上框31、41、下框32、42、及び、戸先框33、43の外周側には、框本体35b、45bの室内側及び室外側から外側に突出する内側外周突部35e、45e及び外側外周突部35f、45fが見込み方向において互いに間隔を隔てて設けられている。すなわち、上框31、41、下框32、42、及び、戸先框33、43の外周側には、框本体35b、45b、内側外周突部35e、45e及び外側外周突部35f、45fにて、框体35、45の内周側に窪む框側溝部35g、45gが設けられている。
上框31、41、下框32、42、及び、戸先框33、43が有する各框側溝部35g、45gの内周面には、遮炎金具29が長手方向における全域に設けられ、各框体中空部35a、45a内に収容された框側補強部材27とビス止めされている。また、上框31、41の框側溝部35g、45g内には、上框31、41の見付け方向における両端部に位置させて、上枠11に設けられた吊り下げ金具23と対向する位置に、吊り下げ金具23の鉤状部23cと係合可能なフック部36aを有するフック金具36が、遮炎金具29とともに框側補強部材27とビス止めされている。すなわち、内障子3及び外障子4の上端側において、召合せ側と戸先側とにそれぞれフック金具36が設けられており、戸先側に設けられたフック金具36が他のフック部材に相当する。
吊り下げ金具23とフック金具36とは、通常は互いに接触および係合することなく間隔を隔てて移動している。そして、内障子3及び外障子4にて開口10aを閉塞した状態にて、火炎等により枠体10及び框体35に軟化及び溶融等が生じて内障子3及び外障子4が降下したときに、吊り下げ金具23とフック金具36とが係合して、内障子3及び外障子4が保持されるように構成されている。
框側溝部35g、45g内に設けられた遮炎金具29には、框本体35b、45bにビス止めされた面に、熱膨張性黒鉛38が上框31、41、下框32、42、及び、戸先框33、43の全域に渡って設けられている。また、内障子3及び外障子4の戸先框33、43の遮炎金具29の内側には引寄部材37が設けられており、内障子3及び外障子4にて開口10aを閉塞したときに、左枠13及び右枠14に取り付けられた係合部材25の係合片25aが戸先框33、43の框側溝部35g、45gに挿入され、框側溝部35g、45g内にて係合片25aと引寄部材37とが係合する。
内障子3の召合せ框34には、図13に示すように、框体中空部35aを有する框本体35bを形成し、内障子3の戸尻側の外周面をなす内戸尻壁35hが室外側に延出され、延出された先端が内障子3の戸先側に延出されて、框本体35bを形成する外側壁部35iと見込み方向に間隔を隔てて対向する内召合せ片35jが設けられている。内障子3の内召合せ片35jの下側には、内召し合わせ片35jの下端に、上端が当接されて上下方向に繋がるように配置された内規制部材62が設けられている。
内規制部材62は、図14に示すように、内戸尻壁35hに当接されて固定される内固定片62aと、内固定片62aの一方の端から直角をなすように延出された内規制片62bとを有する鉄製の部材である。内規制部材62は、内障子3の召合せ框34の框体中空部35a内に設けられた鉄製の裏板63に、内戸尻壁35hを介すとともに、内規制部材62の外周側に設けられる内摺動片64とともにビスにて固定されている。
外障子4の召合せ框44には、図13に示すように、框体中空部45aを有する框本体45bの室外側に延出され、延出された先端が外障子4の戸先側に延出されて、框本体45bを形成する内側壁部45hと見込み方向に間隔を隔てて対向する外召合せ片45iが設けられている。
外内障子4の召合せ片45iの下側には、図15に示すように、外召し合わせ片45iの下端に、上端が当接されて上下方向に繋がるように配置された外規制部材65が設けられている。外規制部材65は、内側壁部45hに当接されて固定される外固定片65aと、外固定片65aの一方の端から直角をなすように延出されて見込み方向に突出する突出部65bと、突出部の65bの先端から外固定片65aと反対に延出された外規制片65cと、を有する鉄製の部材である。外規制部材65は、外障子4の召合せ框44の框体中空部45a内に設けられた框側補強部材27にビスにて固定されている。外障子4の召合せ框44には、框体中空部45aを有する框本体45bを形成し、外障子4の戸尻側の外周面をなす外戸尻壁45jに当接させて外摺動片66がビス止めされている。
内障子3の内召合せ片35j及び内規制片62bと外障子4の外召合せ片45i及び外規制片65cとは、内障子3と外障子4とにて開口10aが閉塞された状態にて、内召合せ片35j及び内規制片62bと外側壁部35iとの間に、外召合せ片45i及び外規制片65cとが入り込むように形成されており、所謂煙返しをなしている。
また、内召合せ片35jと外召合せ片45iとの下にそれぞれ繋がるように設けられた内規制片62b及び外規制片65cは、各々不燃性である鉄製の框側補強部材27及び裏板63に固定されているので、火炎等に晒されたとしても外れることはない。このため、建具1が火炎に晒されて、内障3または外障子4の框体35、45及び枠体10が軟化して、内障子3または外障子4が吊り下げ金具23とフック金具36とにより吊り下げられて下端側の間隔が広がる方向(見込み方向)に移動する場合であっても、内規制片62bと外規制片65cとが係合することにより室内外方向に貫通する隙間が生じない。このとき、加熱する火炎が室内側であっても室外側であっても、下枠12に設けられた中継部材22は残存する。このため、たとえ下枠12及び下框32、42が加熱されて軟化しても内障子3または外障子4は中継部材22により見込み方向の移動が規制されている。このため、中継部材22により規制された一方の障子3、4に他方の障子3、4が内規制片62b及び外規制片65cに、見込み方向の移動が規制されるので、内障子3と外障子4との見込み方向の間隔が維持される。
本実施形態の建具1によれば、障子3、4が開口10aを閉塞しているときには、開口10aの四周において枠体10と障子3、4の上框31、41、下框32、42及び戸先框33、43とが係合している。すなわち、障子3、4を閉じた際に障子3、4の枠体10に沿う部位と枠体10とが枠体10の長手方向に沿う広い範囲で係合しているので、枠体10と障子3、4との間では隙間が生じない。また、障子3、4が有する召合せ框34、44同士は、見込み方向において互いに離れる方向への移動が、合成樹脂製の戸先框34、44より剛性が高い内規制部材62と外規制部材65とにて規制されているので、単に召合せ框34、44同士が係合する場合より、召合せ框34、44同士の間に隙間は生じにくい。このため、たとえ、障子3,4に風圧等が作用したとしても、召し合わせ框34、44間に隙間が生じにくい建具1を提供することが可能である。
また、引き違い障子の召合せ框34、44同士が、クレセント錠50及び内規制部材62と外規制部材65とにより見込み方向の移動が規制されるので、風圧にてより隙間が生じ難い建具を1提供することが可能である。特に、クレセント錠50及び内規制部材62と外規制部材65の間隔が隔てられているので、長い召合せ框34、44の間を効果的に隙間が生じることを防止することが可能である。
また、枠体10に設けられた鉄製の枠側補強部材20により、たとえ火炎等に晒されて加熱されても合成樹脂製の枠体10をより長く留めて、枠体10と障子3、4との間に隙間が生じることを抑えることが可能である。また、内規制部材62及び外規制部材65も鉄製なので、たとえ火炎等に晒されて加熱されても、召合せ框34、44同士の間も隙間が生じることを抑えることが可能である。
また、建具1が火炎等に晒されて加熱された場合には、障子3、4が収容された室内側溝部11i及び室外側溝部11jの内側に設けられた熱膨張性黒鉛38が発泡することにより、内障子3と室内側溝部11iとの、外障子4と室外側溝部11jとの係合状態が維持され、また、障子3、4は、枠体10に設けられた吊り下げ金具23にフック金具36が係合するので枠体10に吊り下げられる。このため、建具1が火災等により加熱されて枠体10及び障子3、4の外周部が溶融されても障子3、4を保持することが可能である。
また、建具1が火炎に晒されて加熱されたときには、例えば、室外側の火炎により加熱された場合には、中央壁部11e、12eの、室外側に位置する右枠14側の部位が溶融されたとしても、アルミダイカスト製の中継部材22により中央壁部11e、12eの、室内側に位置する左枠13側の部位が溶融することを防止することが可能である。また、室内側の火炎により加熱された場合には、中央壁部11e、12eの、室内側に位置する左枠13側の部位が溶融されたとしても、アルミダイカスト製の中継部材22により中央壁部11e、12eの、室外側に位置する右枠14側の部位が溶融することを防止することが可能である。このため、室内側及び室外側のいずれの側から火炎に晒されたとしても、アルミダイカスト製の中継部材22が残存して、召合せ部10bの上部及び下部において室内外が貫通することを防止することが可能である。そして、中継部材22が残存するので、中継部材22に対し火元と反対側に位置する障子3、4の火元側への移動が規制される。このため、召合せ框34、44同士にて離れる方向への移動を規制する内規制部材62及び外規制部材65が召合せ框33、44の下端側に設けられていると、中継部材22に規制された一方の障子3、4に、火元側に位置する他方の障子3、4が内規制部材62及び外規制部材65により規制されるので、召合せ框34、44間の間隔が開くことなく維持される。このため、火災などにて加熱されても、召し合わせ框34、44間に隙間がより生じにくい建具1を提供することが可能である。
上記実施形態においては、吊り下げ金具23及び吊り下げ金具23と係合するフック金具36を内障子3及び外障子4の見付け方向の両端となる召合せ部10bと戸先部分とに設ける例について説明したが、これに限らず、召合せ部10bと、召合せ部10bより戸先側の位置とに設けられていればよい。
上記実施形態においては、枠側補強部材20及び框側補強部材27を不燃性である金属製としたが、鉄・ステンレス等の不燃性である金属等は、もちろんのこと、火災によりまず表面が炭化し、炭化した表面の断熱効果により内部に燃え進むことを遅らせる、例えば、MDF・木材等のような難燃性の材料にて補強部材を構成しても構わない。
また、中継部材22、吊り下げ金具23、フック金具36、係合部材25、内規制部材62及び外規制部材65を不燃性である金属製としたが、鉄・ステンレス等の不燃性である金属はもちろんのこと、燃焼に時間がかかる難燃性の部材にて構成しても構わない。
また、上記実施形態においては、枠体10を構成する上枠11及び下枠12が有する室内側溝部11iに内障子3の上端部が収容されて、内障子3の見付け方向に移動し、室外側溝部11jに外障子4の上端部が収容されて、外障子4の見付け方向に移動する建具1について説明したがこれに限るものではない。例えば、図16に示すように、内障子3及び外障子4の上框31、41及び下框32、42に設けられた框側溝部35g、45gに、上枠110及び下枠120と一体に設けられたレール150が挿入される建具100であっても構わない。
この場合には、上枠110及び下枠120の召合せ部10bにおいて、レール150が切除されており、分断された2本のレール150の一方側と他方側とをそれぞれ繋ぐ2つの中継本体部220b、221bを有する中継部材220、221を用いる。この中継部材220、221は、2つの中継本体部220b、221bと、2つの中継本体部220b、221b間を繋ぎ、中空部110k、120kに設けられた補強部材20に固定される連結固定部110a、120aとが一体に形成されている。下枠120側の中継部材221における中継本体部220bの上端221cには、内障子3及び外障子4が有する戸車60を支持するアルミニウム製のレール片151が嵌合されている。
そして、2つの中継本体部220b、221bの互いに対向する部位に、熱膨張性黒鉛38が設けられている。また、2つの中継本体部220b、221bの間、すなわち熱膨張性黒鉛38の間には、合成樹脂製の風止め部材240、241が設けられている。このため、召合せ部10bが火炎に晒されたときに、合成樹脂製の風止め部材240が溶融したとしても熱膨張性黒鉛38が発泡することにより隙間が生じることを防止することが可能である。
上記実施形態においては、面材を2枚の板ガラスを互いに間隔を隔てて対面させて一体に形成した複層ガラス7とした例について説明したが、面材は、1枚のガラス板であっても構わず、また、3枚以上の板ガラスを互いに間隔を隔てて対面させて一体に形成した複層ガラスであっても構わない
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、2 躯体、3内障子、4 外障子、10 枠体、10a 開口、
10b 召合せ部、11e 中央壁部、11i 室内側溝部、11j 室外側溝部、
11k 中央中空部、12e 中央壁部、12i 室内側溝部、12j 室外側溝部、
12k 中央中空部、13k 中央中空部、20 枠側補強部材、22 中継部材、
23 吊り下げ部材、34 召合せ框、36 フック金具、38 熱膨張性黒鉛、
44召合せ框、50 クレセント錠、62 内規制部材、65 外規制部材65

Claims (5)

  1. 引き違い方式により移動可能な複数の障子と、
    前記複数の障子にて閉塞可能な開口を形成し躯体に固定される合成樹脂製の枠体と、
    を有し、
    前記枠体は、前記開口の四周において、前記開口を閉塞した前記障子と係合する係合部を備え、
    前記複数の障子にて見込み方向に互いに対向する合成樹脂製の召合せ框は、各々、框本体と、前記框本体と見込み方向に間隔を隔てて対向する召合せ片と、互いに対向する前記召合せ框同士の、互いに離れる方向への移動を規制し、前記枠体より剛性が高い規制部材と、を備えており、
    前記対向する召合せ框の前記召合せ片は各々、前記複数の障子にて開口を閉塞した状態で、互いに他方の前記召合せ框の前記框本体と前記召合せ片との間に入り込み、
    前記規制部材は、各々の前記召合せ框の下端部であって当該召合せ框が有する前記召合せ片の下に設けられ、上下方向において重なるように配置されていることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記召合せ框同士は、互いに見込み方向に引き寄せるクレセント錠を有し、
    前記規制部材は、前記クレセント錠と上下方向に間隔を隔てた位置に設けられていることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記枠体は、前記開口を囲むように設けられた中空部内に不燃性また難燃性の補強部材が設けられており、
    前記規制部材は、不燃性また難燃性の材料にて形成されていることを特徴とする建具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具であって、
    前記係合部と、前記係合部と係合する前記障子との間には、加熱された際に発泡する熱膨張性黒鉛が設けられており、
    前記複数の障子は、召合せ部に不燃性または難燃性のフック部材を備えており、
    前記枠体の前記開口の上に位置する部位には、前記フック部材と係合して前記複数の障子を各々吊り下げる、不燃性または難燃性の吊り下げ部材が設けられていることを特徴とする建具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建具であって、
    前記枠体にて前記開口の下に位置する部位には、前記複数の障子が前記開口を閉塞した状態における召合せ部の、
    見付け方向における一方側に見付け方向に沿って設けられ前記障子を案内する第1案内部と、
    見付け方向における他方側に見付け方向に沿って設けられ前記障子を案内する第2案内部と、
    前記第1案内部と前記第2案内部との間を繋ぎ、不燃性または難燃性の中継部材を備え、
    前記規制部材は、前記召合せ部において見込み方向にて隣り合う2枚の障子のうち、前記中継部材により見込み方向の移動が規制された一方の前記障子により、他方の前記障子の見込み方向における移動を規制することを特徴とする建具。
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