JP6261224B2 - 建具 - Google Patents
建具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6261224B2 JP6261224B2 JP2013154643A JP2013154643A JP6261224B2 JP 6261224 B2 JP6261224 B2 JP 6261224B2 JP 2013154643 A JP2013154643 A JP 2013154643A JP 2013154643 A JP2013154643 A JP 2013154643A JP 6261224 B2 JP6261224 B2 JP 6261224B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical
- frame
- heating foam
- foam material
- glass panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Special Wing (AREA)
Description
そして、段窓1では、縦枠2,3、上枠4、下枠5、無目6は各両端面が長手方向に直角に切断されており、縦枠2,3に対して上枠4や下枠5、そして無目6等の横部材の端面を当接させて、横部材の各切断面を縦枠2,3にタッピングねじ8等で結合している。
しかも、縦枠2,3や上枠4、下枠5、そして無目6には、ガラスパネル7の端部を緩衝部材や内縁等で挟持するための凹溝の飲み込み部に空洞(空間)が形成されており、火災時にはこの空洞を通って変形した横部材との隙間から空気や火炎等が屋内外に連通して拡大するという不具合があった。
前記縦部材と横部材には、前記内壁面から凹んでいて一端から他端まで連続する凹溝と、前記凹溝内にガラスパネルの端部を飲み込んで前記ガラスパネルを支持する空洞部を形成するガラスパネル支持部と、がそれぞれ長手方向に沿って設けられ、
前記連結部における前記縦部材の凹溝及び前記横部材の凹溝に前記空洞部を封止すると共に前記他方の部材の凹溝と前記一方の部材の端面との間を封止するための加熱発泡材がそれぞれ配設され、
前記縦部材の加熱発泡材と前記横部材の加熱発泡材は前記縦部材と横部材の連結部で交差するようにそれぞれ配設され、
前記縦部材の空洞部と前記横部材の空洞部は前記一方の部材の端面と前記他方の部材の内壁面を介して前記連結部で互いに連通していることを特徴とする。
本発明によれば、火災発生時に建具の縦部材や横部材が熱で変形して隙間が発生したとしても、連結部における縦部材と横部材にそれぞれ配設した加熱発泡材が熱で膨張することで隙間を封止して屋内外への空気や火炎等の連通を防止できる。
本発明では、縦部材と横部材が互いに接合する位置に縦部材の加熱発泡材と横部材の加熱発泡材が設けられているため、縦部材の加熱発泡材と横部材の一方または両方の加熱発泡材が熱膨張することで隙間を確実に封止できる。
加熱発泡材が熱膨張することで、縦部材と横部材に設けたガラスパネル支持部の空洞部に加熱発泡材が充填して封止でき、そのため、空洞部を通って空気や火炎等が屋内外を流通することを防止できる。なお、ガラスパネル支持部はガラスパネルの端部を支持する飲み込み部を含んでいる。
障子やFIX窓の縦部材や横部材が熱変形して隙間が生じても加熱発泡材の熱膨張によって隙間を封止できる
図1乃至図3に示すFIX窓(嵌め殺し窓)10は、上述した従来技術に示すFIX窓1と同様な構成を備えた段窓である。FIX窓10は、例えば、ストアフロント等の店装商品であり、左右の縦枠11と上下枠と無目12の各両端面は長手方向に直角に切断された(ぶつ切りという)端面を有する。そして、図1(a)において、左右の縦枠11に図示しない上枠と下枠がタッピングねじ等で固定されて枠体13が構成され、更に上枠と下枠の間に無目12が平行に配設され、左右の縦枠11の側部に無目12の両端面が当接してタッピングねじ14で固定されている。枠体13は無目12によって上下二つの枠体13a、13bに分割され、それぞれにガラスパネル15が嵌め込まれている。
そして、図1(c)において、飲み込み部23の凹溝におけるバックアップ材24と対向する底部23cには例えば帯状の加熱発泡材27がねじ、接着剤等で固定されている。特に無目12に設けた加熱発泡材27は、火災時に空気や炎が屋内と屋外の間を連通しないように、縦枠11との連結部の無目12の一方の端面から無目12の長手方向に所定距離延びている。
無目12の下部にも上部と同様な構成を備えた飲み込み部23が設けられている。
また、上記構成は縦枠11と無目12との連結部だけでなく、縦枠11と上枠との連結部、そして縦枠11と下枠との連結部にもそれぞれ設けられている。無目12では上下両面にガラスパネル15の端部を支持する飲み込み部23が設けられているが、上枠は下面のみ、下枠は上面のみにガラスパネル15の端部を支持する飲み込み部がそれぞれ設けられているものとする。
一方、熱で変形する無目12では、上下面に設けた飲み込み部23内の底部23cに取り付けた加熱発泡材27が熱膨張するため、バックアップ材24で挟むガラスパネル15の端部との間の空洞部k2を埋めて無目12の端面から外側にも膨張し、縦枠11との隙間を封止する。
なお、上述の説明では、FIX窓10における左右の縦枠11と無目12との連結部について説明したが、左右の縦枠11と上枠との連結部や左右の縦枠11と下枠との連結部においても同様な構成を備えていて同様に加熱発泡材21,27で隙間を封止できる。
図4に示す第二実施形態による排煙窓30は、躯体の開口部に固定された四角形枠状の窓枠31に障子32が開閉可能に取り付けられている。障子32は、左右の縦框33、34と上下の上框35、下框36とがその長手方向の両端面を長手方向に直交する断面で切断した(ぶつ切り)ものについて、縦框33、34の側部に上框35と下框36の端面を接合させてタッピングねじ14で固定して枠体を構成した。障子32はこの枠体内にガラスパネル15を嵌め込んで構成されている。排煙窓30の障子32は下框36に図示しないヒンジが設けられ、上框35にロック可能な錠が設けられていて、下框36のヒンジを中心に上下方向に開閉可能とされている。
また、飲み込み部38の空洞部38b内には縦框33の内面33aに加熱発泡材41がねじ、接着剤等で固定されている。
なお、上述の説明では、縦框33と下框36との連結部における構造についてのみ示したが、縦框33、34と上框35との連結部においても同様な構成を備えていてもよい。
すると、図6において、縦框33と下框36との間に隙間が発生するが、縦框33の飲み込み部38内の空洞部38b内で縦框33の内面33aに設けた加熱発泡材41が熱膨張するため、空洞部38bを充満させて変形した下框36との隙間に膨張して屋内と屋外を連通させないように封止する。
しかも、熱変形した縦框33と下框36に隙間が生じても、縦框33の加熱発泡材41と下框36の第一及び第二加熱発泡材50,51とは加熱膨張することで互いに密着して隙間を封止することができる。
また、上述の説明では、縦框33と下框36との連結部について説明したが、障子32を構成する左右の縦框33、34と下框36との各連結部において上記構成を採用するものとする。また、左右の縦框33、34と上框35との各連結部にも上記構成を採用してもよい。
なお、本第二実施形態の構成は、排煙窓30に代えて、単窓の場合におけるFIX窓では縦枠と上下枠との接合部、障子では縦框と上下框との接合部、連窓の場合の方立と上下框との接合部にも加熱発泡材41、50,51を取り付けることができる。
また、上述した各実施形態では、FIX窓10や排煙窓30について説明したが、本発明はこのようなものに限定されるものではなく、単窓、段窓、連窓、連段窓、引き違い障子等を含む各種の窓やドア等の各種の建具に適用できる。また、本発明において縦部材は縦枠11、縦框33,34を含み、横部材は無目12、上框35、下框36等を含むものである。
なお、上述した実施形態では、縦枠や上下枠、縦框や上下框の各飲み込み部17,23,38,44の内壁に加熱発泡材21,27,41を取り付けるようにしたが、ガラス保持金具がスチール製であったり、加熱発泡材21,27,41を支持するための金具が設けられている場合には、内壁に限定されることなく、飲み込み部17,23,38,44の内外の適宜位置に設けた金具等に加熱発泡材21,27,41を固定してもよい。
11、33、34 縦枠
12 無目
15 ガラスパネル
17、23、38、44 飲み込み部
17b、23b 支持縁部
18、24、39、47 バックアップ材
19、25、40,48 シーリング材
21、27、41 加熱発泡材
30 排煙窓
32 障子
33、34 縦框
35 上框
36 下框
k1、k2、45 空洞部
46 セッティングブロック
50 第一加熱発泡材
51 第二加熱発泡材
Claims (1)
- 縦部材と横部材の一方の部材の端面を他方の部材の内壁面と接合する連結部を有している建具であって、
前記縦部材と横部材には、前記内壁面から凹んでいて一端から他端まで連続する凹溝と、前記凹溝内にガラスパネルの端部を飲み込んで前記ガラスパネルを支持する空洞部を形成するガラスパネル支持部と、がそれぞれ長手方向に沿って設けられ、
前記連結部における前記縦部材の凹溝と前記横部材の凹溝に前記空洞部を封止すると共に前記他方の部材の凹溝と前記一方の部材の端面との間を封止するための加熱発泡材がそれぞれ配設され、
前記縦部材の加熱発泡材と前記横部材の加熱発泡材は前記縦部材と横部材の連結部で交差するようにそれぞれ配設され、
前記縦部材の空洞部と前記横部材の空洞部は前記一方の部材の端面と前記他方の部材の内壁面を介して前記連結部で互いに連通していることを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013154643A JP6261224B2 (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013154643A JP6261224B2 (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 建具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015025269A JP2015025269A (ja) | 2015-02-05 |
JP6261224B2 true JP6261224B2 (ja) | 2018-01-17 |
Family
ID=52490139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013154643A Active JP6261224B2 (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6261224B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6773392B2 (ja) * | 2015-02-17 | 2020-10-21 | 積水化学工業株式会社 | 防火サッシの膨張材貼りつけ方法、およびその方法によって製造された防火サッシ |
JP6174227B1 (ja) * | 2016-12-01 | 2017-08-02 | 株式会社日鋼サッシュ製作所 | 防火扉 |
JP6816205B2 (ja) * | 2019-05-07 | 2021-01-20 | 積水化学工業株式会社 | 防火サッシの膨張材貼りつけ方法、およびその方法によって製造された防火サッシ |
JP7219684B2 (ja) * | 2019-09-04 | 2023-02-08 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP2021055407A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 株式会社Lixil | 建具及び建具の施工方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09165975A (ja) * | 1995-12-14 | 1997-06-24 | Nippon Alum Co Ltd | 防火用障子のガラス板取付け構造 |
JP5069721B2 (ja) * | 2009-05-13 | 2012-11-07 | Ykk Ap株式会社 | 分割方立 |
JP5646977B2 (ja) * | 2010-12-10 | 2014-12-24 | 三協立山株式会社 | サッシ |
JP5658079B2 (ja) * | 2010-12-10 | 2015-01-21 | 三協立山株式会社 | サッシ |
JP2013092020A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Minoru Mori | 建築開口部の塞ぎ板の取付構造 |
-
2013
- 2013-07-25 JP JP2013154643A patent/JP6261224B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015025269A (ja) | 2015-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6261224B2 (ja) | 建具 | |
JP5148549B2 (ja) | 樹脂製建具 | |
JP6022343B2 (ja) | 建具 | |
JP6262965B2 (ja) | 建具 | |
JP6297805B2 (ja) | 建具 | |
JP7061218B2 (ja) | 建具 | |
EP0927809B1 (en) | A fire-resistant bulding element | |
JP6017299B2 (ja) | 建具 | |
JP6258634B2 (ja) | 窓の防火構造 | |
JP2011149245A (ja) | 目地構造 | |
JP6700967B2 (ja) | 建具 | |
JP6683445B2 (ja) | 建具 | |
KR101560768B1 (ko) | 목재 방화도어 | |
JP6336363B2 (ja) | 建具 | |
JP6768563B2 (ja) | 建具 | |
JP6580875B2 (ja) | 建具 | |
JP6843684B2 (ja) | 建具 | |
JP2014173250A (ja) | 扉及び建具 | |
JP7065716B2 (ja) | 建具 | |
JP7152888B2 (ja) | 建具 | |
JP7057061B2 (ja) | カーテンウォールの施工方法及びカーテンウォール | |
JP6741528B2 (ja) | 建具 | |
JP7137981B2 (ja) | 建具 | |
JP2004019186A (ja) | 防火扉 | |
JP7530162B2 (ja) | 建具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161006 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161018 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170404 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170601 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6261224 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |