JP2018188900A - 建具 - Google Patents

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雄一郎 桐野
Yuichiro Kirino
雄一郎 桐野
岳 田口
Takeshi Taguchi
岳 田口
佑己子 坂中
Yukiko Sakanaka
佑己子 坂中
佳祐 木下
Keisuke Kinoshita
佳祐 木下
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Abstract

【課題】防火性がより高い建具を提供する。【解決手段】障子の上端部に挿入され、前記障子の面内方向に沿う第1中空部を備えて前記障子を各々案内する内レールと外レール、及び、前記内レールと前記外レールとの上に各々、見込み方向において互いに間隔を空けて設けられ前記面内方向に沿う第2中空部を有する本体部、を有する合成樹脂製の上枠と、前記第1中空部内に各々設けられた金属製のレール補強部材と、前記第2中空部内に各々設けられ下に位置する前記レール補強部材と連結された金属製の本体補強部材と、前記内レール側の前記本体補強部材の上部と躯体とを連結する躯体連結部材と、前記内レール側の前記本体補強部材の下部と前記外レール側の前記本体補強部材の下部とを連結する金属製の補強部材連結部材と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、合成樹脂製の窓枠を備えた建具に関する。
合成樹脂製の窓枠を備えた建具は知られている(例えば、特許文献1参照)。合成樹脂製の窓枠は、上枠、下枠、左縦枠及び右縦枠をなす枠材が四周枠組みされている。各枠材には、剛性を高めるために長手方向に沿う中空部が設けられており、また、窓枠に設けられ障子を案内するレールにおいても、長手方向に沿う中空部が設けられている。合成樹脂は耐熱性が低いため、合成樹脂製の窓枠の中空部内には、レールも含めて補強部材として形鋼部材が挿設されている。また、上枠及び下枠に設けられているレールは、障子の上下端部に設けられた凹部に挿入されている。
特開2005−351009号公報
上述した建具は、火災等により火炎に晒されて窓枠が溶融すると、躯体より突出している部位において、下枠の室外側の端部が降下したり、上枠の室外側の端部が上昇するように反り返ったりするような変形が生じる。このとき、下枠に載置されている障子も下枠と共に降下すると、反り返った上枠に設けられているレールと下枠との間隔が開き、障子の上端部に設けられた凹部に挿入されているレールが抜けて障子が脱落し易いので防火性が低いという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、防火性がより高い建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、障子の上端部に挿入され、前記障子の面内方向に沿う第1中空部を備えて前記障子を案内する内レールと外レール、及び、前記内レールと前記外レールとの上に各々、見込み方向において互いに間隔を空けて設けられ前記面内方向に沿う第2中空部を有する本体部、を有する合成樹脂製の上枠と、前記第1中空部内に各々設けられた金属製のレール補強部材と、前記第2中空部内に各々設けられ下に位置する前記レール補強部材と連結された金属製の本体補強部材と、前記内レール側の前記本体補強部材の上部と躯体とを連結する躯体連結部材と、前記内レール側の前記本体補強部材の下部と前記外レール側の前記本体補強部材の下部とを連結する金属製の補強部材連結部材と、を有することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、上部が躯体と連結されている、内レール側の本体補強部材の下部と、外レール側の本体補強部材の下部とが金属製の補強部材連結部材により連結されているので、火災等により火炎に晒されて上枠が溶融したとしても、上枠の室外側の端部が上昇するような反り返りは生じ難い。このため、障子に内レールが挿入された状態及び外障子に外レールが挿入された状態が維持され、内障子及び外障子は脱落し難いので防火性が高い建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記躯体連結部材は、前記外レール側の前記本体補強部材と連結されていることが望ましい。
このような建具によれば、外レール側の本体補強部材が躯体連結部材により連結されることにより、内レール側の本体補強部材と外レール側の本体補強部材とは上部側も下部側も連結されるので、火災等により火炎に晒されて上枠が溶融したとしても、上枠はより変形し難い。このため、より防火性が高い建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記補強部材連結部材は、前記内障子と前記外障子との召合せ部の上方に設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、建具の幅方向における中央側であって、火炎等により加熱された際に最も変形しやすい、内障子と前記外障子との召合せ部の上方で、内レール側の本体補強部材と、外レール側の本体補強部材とが連結されているので、より効率良く上枠の変形を抑えることが可能である。
本発明によれば、防火性がより高い建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 本発明に係る建具の横断面を下から見た図である。 建具の上部を示す縦断面図である。 上枠固定補強部材の配置を示すべく上枠を下から見た図である。 上枠に設けられた風止め部材、補強部材連結部材、加熱発泡材の配置を示す図である。 召合せ框と風止め部材、補強部材連結部材、加熱発泡材との配置を示す図である。 補強部材連結部材を備える建具が加熱されたときの上枠の状態を示す縦断面図である。 補強部材連結部材を備えていない建具が加熱されたときの上枠の状態を示す縦断面図である。 補強部材連結部材の変形例を示す縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具1は、図1に示すように、枠体2と、枠体2に支持される内障子3及び外障子4を備えた引違い窓用の建具1である。
以下の説明においては、建具1が建物等に取り付けられている状態で、上下となる方向を上下方向、左右となり内障子3及び外障子4の移動方向を左右方向、奥行き方向を見込み方向として示す。建具1の各部位であっても、また、建具1を構成する各部材については単体の状態であっても、建物等に取り付けられている状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
図1〜図3に示すように、内障子3及び外障子4はいずれも、矩形状の複層ガラス5と、複層ガラス5の周端部を収容して矩形状をなす合成樹脂製の框体6と、を有している。各框体6は、押出成形部材であり複層ガラス5の上下に配置される上框61及び下框62と、複層ガラス5の左右に配置される戸先框63及び召合せ框64と、を有し、各々隣り合う框61、62、63、64が直角をなすように、隣り合う框61、62、63、64の端部同士を突き合わせるとともに溶着されて矩形状に形成されている。
各框体6の上框61、下框62、及び、戸先框63には、框体6を形成したときに外周側に位置する部位に、内周側に窪む框溝6aが各々の長手方向、すなわち内障子3及び外障子4の面内方向に沿って設けられている。また、内障子3及び外障子4の召合せ框64には、互いに対向する側に突出し、各々戸尻側から戸先側に延び上下方向の全長に渡って設けられたヒレ部64aを有しており、内障子3及び外障子4を閉じたときに、各々のヒレ部64aが、相手のヒレ部64aと召合せ框64との間に入り込むように設けられた煙返し65が設けられている。外障子4の煙返し65には、その内周側にステンレス製の煙返し補強部材66が設けられている。
内障子3及び外障子4の上端部をなす上框61は、長手方向に沿う框中空部61aを有しており、框中空部61aの内周側に複層ガラス5の上端部が収容されるガラス収容部61bを押縁67と共に形成する内周突出部61cが設けられており、框中空部61aの外周側に框溝6aが設けられている。框中空部61a内及び框溝6a内には、断面がコ字状をなすステンレス製の補強部材68、69が長手方向の略全長にわたって設けられている。
框溝6a内に設けられた框溝内補強部材68は、見込み方向に対向する一対の框溝内対向壁部68aと、一対の框溝内対向壁部68aの下端を連結する框溝内連結部68bと、を有し、コ字状の開放される側が上方に向けられて配置されている。
框中空部61a内に設けられた框中空部内補強部材69は、上下方向に対向する一対の框中空部内対向壁部69aと、一対の框中空部内対向壁部69aの下端を連結する框中空部内連結部69bと、を有し、コ字状の開放される側が室内側に向けられて配置されている。
框溝内補強部材68と框中空部内補強部材69とは、框溝内連結部68bと上側の框中空部内対向壁部69aとが、上框61において框中空部61aと框溝6aとの間に位置する部位を介してビス止めされている。また、上側の框中空部内対向壁部69aには、ガラス収容部61b内に設けられ複層ガラス5の端部を保持するステンレス製のガラス側補強部材5aが、上框61において框中空部61aとガラス収容部61bとの間に位置する部位を介してビス止めされている。本実施形態に用いられているビスはいずれも金属製である。
框溝内補強部材68には、一対の框溝内対向壁部68aの両面と、框溝内連結部68bの上面とに加熱発泡材7が設けられており、框中空部内補強部材69には、框中空部内連結部69bの両面と、上側の框中空部内対向壁部69aの下面とに加熱発泡材7が設けられている。また、複層ガラス5の上面にも加熱発泡材7が設けられている。下框62、戸先框63、及び、召合せ框64にも金属製の補強部材68、69及び加熱発泡材7が設けられているが、図面にて同符号を付し、その説明は省略する。
枠体2は、同一の断面形状をなす4本の合成樹脂製の押出成形部材でなる枠材により構成されており、内障子3及び外障子4にて閉止可能な開口2aの上下に配置される上枠21及び下枠22と、開口2aの左右に配置される縦枠23とが、各々隣り合う枠材21、22、23が直角をなすように、隣り合う枠材21、22、23の端部同士を突き合わせるとともに溶着されて矩形状に形成されている。
上枠21は、見込み方向に並び長手方向に沿う5つの枠中空部21a、21b、21c、21d、21eを有する本体部としての上枠本体24と、上枠本体24の室内側の縁から垂設された内垂設壁部21fと、上枠本体24の室外側の縁から垂設された外垂設壁部21gと、内垂設壁部21fと外垂設壁部21gとの間にて上枠本体24から垂設され、内障子3及び外障子4が有する上框61の框溝6aに挿入される内レール25及び外レール26と、上枠本体24から上方に延出されて躯体8に固定される躯体固定部21hと、を有している。以下の説明においては、上枠本体24にて、5つの枠中空部21a、21b、21c、21d、21eの下側にて見込み方向に繋がっている部位を下面部24aと称する。
上枠本体24の下面部24aにおいて、内レール25、及び、外レール26の間は、下面が平面をなしている。以下の説明においては、上枠21が有する5つの枠中空部21a、21b、21c、21d、21eを室外側から順に最外中空部21a、外側中空部21b、中央中空部21c、内側中空部21d、最内中空部21eと称することとする。
躯体固定部21hは、内側中空部21dの上方に形成されており、躯体固定部21hの室内側に配置されている躯体8に合わせて、内側中空部21dの室内側の部位と最内中空部21eの高さは、最外中空部21aから内側中空部21dにおける躯体固定部21hより室外側の部位の高さより低く形成されている。以下の説明においては、下面部24aと上下方向にて対向し、最外中空部21aから内側中空部21dにおける躯体固定部21hより室外側の部位の上側にて見込み方向に繋がっている部位を上面部24bと称する。
内レール25及び外レール26は、長手方向に沿う第1中空部としてのレール中空部25a、26aを有し、縦断面形状が縦長の長方形状をなしている。内レール25は、内側中空部21dの下に設けられており、外レール26は、外側中空部21bの下に設けられている。内レール25及び外レール26のレール中空部25a、26a内には、ステンレス製のレール補強部材9が、内レール25及び外レール26の全長に渡って設けられている。
レール補強部材9は、内レール25及び外レール26が有しレール中空部25a、26aの上面と対向する上板部9aと、上板部9aの見込み方向における一方の縁から下方に垂設された垂設板部9bと、垂設板部9bの下端から下方に向かい、垂設板部9bに対して上板部9aが設けられている側に向かう傾斜面をなす傾斜板部9cとを有している。
上枠21の上には、図4に示すように、複数(本実施形態においては5個)のステンレス製の上枠固定補強部材10が、上枠21の左右方向において適宜間隔を空けて設けられている。上枠固定補強部材10は、断面がL字状をなし、躯体固定部21hの室外側に重ねて配置される鉛直板部10aと、上枠本体24の上面部24b上に重ねて配置される水平板部10bと、を有している。鉛直板部10aは、躯体固定部21hとともに室外側から進入するビスにより躯体8に固定され、水平板部10bは、外側中空部21b内に設けられているステンレス製の室外側補強部材11と、内側中空部21d内に設けられているアルミニウム製の押出成形材でなる室内側補強部材12とに、それぞれビス止めされている。ここで、外側中空部21bと内側中空部21dとが第2中空部に相当し、上枠固定補強部材10が、内レール25側の本体補強部材としての室内側補強部材12の上部と躯体8とを連結する躯体連結部材に相当する。
室外側補強部材11は、外側中空部21bの上下に位置する上面部24b及び下面部24aと各々近接して対向する一対の対向面部11aと、一対の対向面部11aの室内側の縁を上下方向に連結する室外連結部11bとを有し、断面がコ字状をなしている。上枠固定補強部材10が固定されるビスは、室外側補強部材11の上側の対向面部11aに螺合され、下側の対向面部11aには、外レール26内のレール補強部材9を外レール26の下面から貫通するビスが螺合されている。また、室外側補強部材11には、室外連結部11bの室外側の面に加熱発泡材7が設けられている。ここで、室外側補強部材11が外レール26側の本体補強部材に相当する。
室内側補強部材12は、内側中空部21dの形状に合わせて室外側にて内側中空部21dの高さが高い部位にはほぼ矩形状をなす矩形補強部12aと、矩形補強部12aの下端から室内側に延出された室内延出部12bと、室内延出部12bの室内側の端から上方に立ち上がる上方延出部12cとを有している。上枠固定補強部材10が固定されるビスは、矩形補強部12aの上部に螺合され、室内延出部12bには、内レール25内のレール補強部材9を内レール25の下面から貫通するビスが螺合されている。また、室内側補強部材12には、矩形補強部12aの室外側の面に加熱発泡材7が設けられている。ここで、室内側補強部材12が内レール25側の本体補強部材に相当する。
内レール25上の内側中空部21dと外レール26上の外側中空部21bとの間に設けられている中央中空部21cには、アルミニウム製の押出部材でなる中間補強部材13が、上枠21の全長にわたって設けられている。中間補強部材13が設けられる中央中空部21cの断面形状はほぼ矩形状をなしている。
中間補強部材13は、図3に示すように、下面部24aと対面する下対面部13aと、下対面部13aの室外側の縁から上方に延出して壁部をなす室外壁部13bと、室外壁部13bの上端側に設けられ、中央中空部21cを形成する上面部24bと僅かに間隔を空けて対面する上方対面部13cと、上方対面部13cの室内側の縁から上方に突出する突出片13dとを有している。室外壁部13bの上方対面部13cより上に突出した部位と、突出片13dとは、突出量がほぼ等しく形成され、見込み方向において互いに対向するように形成されている。室外壁部13bの上方対面部13cより上に突出した部位と上方対面部13cと突出片13dとは、長手方向に沿う溝部13eをなしている。溝部13eには加熱発泡材7が設けられている。
中間補強部材13は、下対面部13aが中央中空部21cの下面部24a上に配置された状態で、左右方向における両端部が、下面部24aの下方から進入するビスにより、下対面部13aが下面部24aに固定されている。
内障子3及び外障子4が、枠体2に建て付けて、框溝6a内に内レール25及び外レール26が挿入されたときに、框溝6a内に設けられた框溝内補強部材68の上端68cが、内レール25及び外レール26のレール中空部25a、26a内に設けられたレール補強部材9の下端9dより上に位置している。
内障子3と外障子4の召合せ部の上方であって、内レール25と外レール26との間には、下面部24aと対向し、外側中空部21bと内側中空部21dに渡るように配置された補強部材連結部材15が設けられている。補強部材連結部材15は、外側中空部21b内に設けられている室外側補強部材11の下部となる下側の対向面部11aと内側中空部21d内に設けられている室内側補強部材12の矩形補強部12aの下部とに下面部24aを介してビス止めされている。
所謂けんどん式により建て付けられる内障子3と外障子4の上方には、図5、図6に示すように、内障子3及び外障子4の上端と、上枠21の内レール25と外レール26との間の下面部24aとの間に形成される空間を塞ぐ軟質合成樹脂製の風止め部材14と、加熱発泡材7とが設けられている。風止め部材14は、召合せ部の上方において、外障子4の最も戸尻側に配置されており、風止め部材14より戸先側にて補強部材連結部材15により室外側補強部材11と室内側補強部材12とが連結されており、風止め部材14と補強部材連結部材15との間に加熱発泡材7が設けられている。
本実施形態の建具1によれば、室外側補強部材11と室内側補強部材12とは、上部側が上枠固定補強部材10によりいずれも躯体8と連結され、下部側は補強部材連結部材15により連結されているので、火災等により火炎に晒されて上枠21が溶融したとしても、上枠21の室外側の端部が上昇するような反り返りは生じ難い。このため、内障子3の框溝6aに内レール25が挿入された状態及び外障子4の框溝6aに外レール26が挿入された状態が維持され、内障子3及び外障子4は脱落し難いので防火性が高い建具1を提供することが可能である。
また、図7に示すように、建具1が、所謂半外付けタイプの場合には、室内側補強部材12より室外側に外壁16と中間補強部材13とが設けられているので、火災等により火炎に晒された場合であっても、中間補強部材13上に設けられた加熱発泡材7が発泡することにより、中央中空部21cより室内側の上枠21は溶融し難い。このため、上枠固定補強部材10と室内側補強部材12とが連結されている上面部24b及び室内側補強部材12と補強部材連結部材15とが連結されている下面部24aが溶融せずに残存することにより、上枠固定補強部材10と室内側補強部材12とを連結するビス及び室内側補強部材12と補強部材連結部材15とを連結するビスによる締め付けに緩みが生じない。よって、補強部材連結部材15に連結されている室外側補強部材11及び室外側補強部材11に連結されている外レール26のレール補強部材9側の変位を、図8に示すような補強部材連結部材15が設けられていない場合より小さく抑えることが可能である。
上記実施形態においては、上枠固定補強部材10が室外側補強部材11と室内側補強部材12とのいずれにも連結されている例について説明したが、上述したように、中央中空部21cより室内側の上枠21が外壁より室内側に配置される構成であれば、図9に示すように、上枠固定補強部材10が室内側補強部材12のみと連結される構成であっても構わない。この場合には、上枠固定補強部材10の水平板部10bが外壁16の内側に納まるので施工が容易であるとともに、水平板部10bが外壁16より外側に突出せず外部から視認されないので意匠性にも優れている。
また、建具1の左右方向における中央側であって、火炎等により加熱された際に最も変形しやすい、内障子3と外障子4との召合せ部の上方で、室内側補強部材12と、室外側補強部材11とが補強部材連結部材15により連結されているので、より効率良く上枠21の変形を抑えることが可能である。また、補強部材連結部材15より室外側となる、外障子4の戸尻側に設けられた風止め部材14との間に加熱発泡材7が設けられているので、風止め部材14が溶融しても加熱発泡材7により室内側と室外側とが仕切られる。このため、補強部材連結部材15と室内側補強部材12の間に介在される上枠21の下面部24aが溶融し難いので、補強部材連結部材15に連結されている室外側補強部材11及び外レール26のレール補強部材9側の変位をより小さく抑えることが可能である。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、2 枠体、3 内障子、4 外障子、8 躯体、9 レール補強部材、
10 上枠固定補強部材、11 室外側補強部材、12 室内側補強部材、
15 補強部材連結部材、21 上枠、21b 外側中空部、21d 内側中空部、
24 上枠本体、25 内レール、25a レール中空部、26 外レール、
26a レール中空部、

Claims (3)

  1. 障子の上端部に挿入され、前記障子の面内方向に沿う第1中空部を備えて前記障子を各々案内する内レールと外レール、及び、前記内レールと前記外レールとの上に各々、見込み方向において互いに間隔を空けて設けられ前記面内方向に沿う第2中空部を有する本体部、を有する合成樹脂製の上枠と、
    前記第1中空部内に各々設けられた金属製のレール補強部材と、
    前記第2中空部内に各々設けられ下に位置する前記レール補強部材と連結された金属製の本体補強部材と、
    前記内レール側の前記本体補強部材の上部と躯体とを連結する躯体連結部材と、
    前記内レール側の前記本体補強部材の下部と前記外レール側の前記本体補強部材の下部とを連結する金属製の補強部材連結部材と、
    を有することを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記躯体連結部材は、前記外レール側の前記本体補強部材と連結されていることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記補強部材連結部材は、前記内障子と前記外障子との召合せ部の上方に設けられていることを特徴とする建具。
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