JP6818900B2 - 回転電機の固定子および固定子の製造方法 - Google Patents

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Description

本願は、巻線領域を広く確保して、巻回する巻線の数を増加できる回転電機の固定子および固定子の製造方法に関するものである。
近年の回転電機は、小型化および高出力を実現するために、固定子を分割、もしくは薄肉部で連結された鉄心を開いて、ティースに集中巻線している。これにより、固定子の巻線のスロット占積率を向上させる。そして、それらを嵌合させて固定子を製作する。この際、鉄心と巻線との間には絶縁が必要である。よって、巻線に施された絶縁被膜に加えて、鉄心と巻線との間に絶縁部材を介在させて絶縁処理をしている。一般に絶縁部材は金型を用いた樹脂成形で製作する。スロット占積率を増やすためには、スロット内の樹脂部材をできるだけ薄くする必要がある。しかしながら、鉄心の積層高さが高くなると、成形時に樹脂が充填されずスロット内を覆う部分の絶縁部材の成形が困難になったり、コストが増加したりという問題点がある。
そこで、従来の固定子のインシュレータは、樹脂成形部と、樹脂成形部に接続され少なくともティース部の周方向端面の一部を覆うように配置された絶縁紙とを有する。絶縁紙は、ティース部の周方向端面を覆う一対のスロット壁と、スロット壁同士を連結する連結壁と、を有する。樹脂成形部は、絶縁紙の連結壁およびティース部の積層方向端面に対向する一対の壁部を有するように、ティース部および絶縁紙に対して一体にモールドされた構成を有する(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−116419号公報
従来の回転電機の固定子は、絶縁紙で覆ったティース部の側面に関しては絶縁部材の厚さは薄く形成されるが、鉄心のバックヨーク部の鍔部の内周面は、樹脂を充填して形成しており、鉄心の積層高さが高くなると、樹脂部材の厚さを厚くする必要がありスロットの面積が狭くなるという問題点があった。この問題点は、スロットの面積が狭い小型のモータほど、鍔部の内周面を絶縁する絶縁部材の厚さの影響が大きくなるため、特に顕著である。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、巻線領域を広く確保して、巻回する巻線の数を増加させ、回転電機の性能が向上する回転電機の固定子および固定子の製造方法を提供することを目的とする。
本願に開示される回転電機の固定子は、
鉄心と、巻線体と、前記鉄心と前記巻線体と絶縁する絶縁シートおよび絶縁樹脂部とを有する固定子片が、複数個の環状に配置された回転電機の固定子であって、
前記鉄心は、板材が前記回転電機の回転軸の軸方向に複数枚積層されて形成され、バックヨーク部とティース部とを有し、
前記バックヨーク部は、前記固定子の外周部を形成し、周方向に突出する第一鍔部を有し、
前記ティース部は、前記バックヨーク部から径方向の内側に突出して形成されるとともに、径方向の内側の端部に周方向に突出する第二鍔部を有し、
前記バックヨーク部の前記第一鍔部の径方向の内側の第一内周面は、前記回転電機の前記回転軸に垂直な断面において、前記バックヨーク部の前記第一鍔部の周方向の端面の径方向の内側の端点を通り前記ティース部の周方向の両側の側面に直交する仮想平面よりも、前記端点を除いて径方向の外側に形成され、
前記絶縁シートは、前記ティース部の前記側面に装着され、
前記絶縁樹脂部は、前記ティース部の軸方向の両端面上、前記第一鍔部の前記第一内周面、および前記第二鍔部の径方向の外側の第二外周面上を覆い、前記ティース部と前記バックヨーク部と前記絶縁シートとを一体にモールド成形され、
前記絶縁樹脂部および前記絶縁シートは、前記仮想平面と前記第一内周面との間に形成されたアンダーカット部に配置され、
前記巻線体は、前記絶縁シートおよび前記絶縁樹脂部を介して前記ティース部に巻線が巻回され形成される。
また、本願に開示される固定子の製造方法は、
上記に示した回転電機の固定子の製造方法であって、
前記板材を軸方向に積層して前記鉄心を形成する工程と、
前記絶縁シートを前記鉄心に装着する工程と、
前記鉄心と前記絶縁シートとを絶縁樹脂で一体にモールド成形して前記絶縁樹脂部を形成する工程と、
前記巻線を前記ティース部に巻回して前記巻線体を形成する工程とを備える。
本願に開示される回転電機の固定子および固定子の製造方法によれば、
巻線領域を広く確保して、巻回する巻線の数を増加させ、回転電機の性能が向上できる。
実施の形態1の回転電機の固定子の構成を示す斜視図である。 図1に示した固定子の固定子片の構成を示す斜視図である。 図2に示した固定子片の構成を示す斜視図である。 図2に示した固定子片の構成を示す正面図である。 図2に示した固定子片の構成を示す側面図である。 図4に示した固定子片のA−A線断面の構成を示す断面図である。 図2に示した固定子片の鉄心の構成を示す平面図である。 図7に示した固定子片の鉄心に絶縁シートを装着した構成を示す斜視図である。 図1に示した固定子の固定子片の製造方法の成形型の構成を示す横断面図である。 図1に示した固定子の固定子片の製造方法の成形型の構成を示す縦断面図である。 実施の形態2の回転電機の固定子の固定子片の構成を示す斜視図である。 図11に示した固定子片の構成を示す正面図である。 図11に示した固定子片の構成を示す側面図である。 図12に示した固定子片のB−B線断面の構成を示す断面図である。 実施の形態2の回転電機の固定子の固定子片の鉄心に絶縁シートを装着した構成を示す斜視図である。 実施の形態3の回転電機の固定子の固定子片の構成を示す斜視図である。 図16に示した固定子片の構成を示す正面図である。 図16に示した固定子片の構成を示す側面図である。 図17に示した固定子片のC−C線断面の構成を示す断面図である。 図16に示した固定子片の鉄心の構成を示す平面図である。 図20に示した固定子片の鉄心に絶縁シートを装着した構成を示す斜視図である。 実施の形態3の回転電機の固定子の固定子片の他の構成を示す側面図である。 図22に示した固定子片のD−D線断面の構成の詳細を示す断面図である。 実施の形態4の回転電機の固定子の固定子片の構成を示す斜視図である。 図24に示した固定子片の構成を示す正面図である。 図24に示した固定子片の構成を示す側面図である。 図25に示した固定子片のC−C線断面の構成を示す断面図である。 実施の形態5の回転電機の固定子の固定子片の鉄心に絶縁シートを装着した構成を示す斜視図である。 図24に示した固定子片の製造方法の成形型の構成を示す横断面図である。 実施の形態5の他の例の回転電機の固定子の固定子片の構成を示す断面図である。 比較例の固定子の構成を示す断面図である。 実施の形態5の固定子の固定子片の構成を示す斜視図である。 図32に示した固定子片の構成を示す正面図である。 図32に示した固定子片の構成を示す側面図である。 図33に示した固定子片のE−E線断面の構成を示す断面図である。 図32に示した固定子片の鉄心の構成を示す平面図である。 図32に示した固定子片の鉄心に絶縁シートを装着した構成を示す斜視図である。 図34に示した固定子片のF−F線断面の構成の詳細を示す断面図である。 図32に示した固定子の固定子片の製造方法を示す図である。 図32に示した固定子の固定子片の製造方法を示す図である。
実施の形態1.
以下、本願の実施の形態について説明する。図1は実施の形態1の回転電機の固定子の構成を示す斜視図である。図2は図1に示した固定子の固定子片の構成を示す斜視図である。図3は図2に示した固定子片の構成を示す斜視図である。図4は図2に示した固定子片の構成を示す正面図である。図5は図2に示した固定子片の構成を示す側面図である。
図6は図4に示した固定子片のA−A線断面の構成を示す断面図である。図7は図2に示した固定子片の鉄心の構成を示す平面図である。図8は図7に示した固定子片の鉄心に絶縁シートを装着した構成を示す斜視図である。図9は図1に示した固定子の固定子片の製造方法の成形型の構成を示す横断面図である。図10は図1に示した固定子の固定子片の製造方法の成形型の構成を示す縦断面図である。図31は比較例の固定子片の構成を示す断面図である。
以下の説明において、回転電機の固定子10における各方向を、それぞれ周方向Z、回転電機が回転する回転軸の軸方向Y、径方向X、径方向Xの外側X1、径方向Xの内側X2としてそれぞれ示す。よって、固定子10を構成する各部分および製造方法においても、これらの方向を基準として各方向を示して説明する。
図において、回転電機の固定子10(以下、固定子10と称す)は、複数の固定子片11とフレーム3とにて構成される。固定子10は、複数の固定子片11が円環状に配列される。1つの固定子片11は、1つのティース部13を有する。フレーム3は、円環状に配列された複数の固定子片11の径方向Xの外側X1の全周を覆って形成される。
固定子片11は、鉄心2と、巻線体8と、鉄心2と巻線体8とを絶縁するインシュレータとしての絶縁シート5および絶縁樹脂部4とを備える。鉄心2は、電磁鋼板など磁性を有する鋼板から打ち抜かれた板材1が軸方向Yに複数枚積層して形成される。図7に示すように、鉄心2は、バックヨーク部12と、ティース部13とを有する。バックヨーク部12は、固定子10の外周部を構成する。バックヨーク部12は、周方向Zの両側にそれぞれ張り出す第一鍔部121を有する。ティース部13は、バックヨーク部12から径方向Xの内側X2の中心に向かって突出して形成される。
ティース部13は、ティース部13の径方向Xの内側X2の端部に、周方向Zの両側にそれぞれ張り出す第二鍔部141を有する。スロット部6は、上記のように構成されたバックヨーク部12およびティース部13によりティース部13の周方向Zの両側に凹状にて形成される。バックヨーク部12の第一鍔部121の端面は突当端15であり、複数の固定子片11を円環状に設置する際に、当該突当端15同士が接触して環状の磁路を形成する。ティース部13は、周方向Zの両側に、軸方向Yに延在する長方形の形状に側面131がそれぞれ形成される。絶縁シート5はティース部13の側面131に装着される。
また、他の各面を以下に示すように称して説明する(図7および図8参照)。ティース部13の軸方向Yの上端であって側面131につながる面を、上面132とする。ティース部13の軸方向Yの下端であって側面131につながる面を、下面133とする。また、バックヨーク部12の径方向Xの外側X1であって、軸方向Yに延在する面を第一外周面124とする。バックヨーク部12の第一鍔部121の径方向Xの内側X2であって、軸方向Yに延在する面を第一内周面122とする。また、第二鍔部141の径方向Xの外側X1であって、軸方向Yに延在する面を第二外周面142とする。ティース部13の径方向Xの内側X2であって、軸方向Yに延在する面を第二内周面144とする。
第一鍔部121の第一内周面122は、突当端15の径方向Xの内側X2の端点151を通り、ティース部13の側面131に直交する軸方向Yの仮想平面Sよりも、端点151を除いて径方向Xの外側X1に位置して形成される。よって、ティース部13の側面131は仮想平面Sとの交点152よりも径方向Xの外側X1に延伸して、第一内周面122とつながっている。仮想平面Sと第一内周面122と側面131の一部とで囲まれる領域をアンダーカット部17と称す。
バックヨーク部12の第一外周面124には、位置決め溝19が軸方向Yに延在して形成される。位置決め溝19は、成形工程、巻線工程、円環工程、焼嵌め工程、運搬時など様々な場面において、鉄心2の位置決めに用いられる。
絶縁樹脂部4は、ティース部13の側面131に装着されている絶縁シート5と鉄心2とを一体にモールド成形して形成される。当該絶縁樹脂部4は、巻枠部18と、巻枠部18に巻回される巻線体8の巻線の巻始め側と巻終わり側との端部が出入りする入出部20とを備える。巻枠部18は、ティース部13の上面132を覆う上部壁182と、下面133を覆う下部壁183と、第一鍔部121の第一内周面122を覆う外側フランジ184と、第二鍔部141の第二外周面142を覆う内側フランジ185とを有す。
巻線体8は、ティース部13に巻線が巻回されて形成される。このように巻線体8が構成されているため、絶縁シート5および絶縁樹脂部4によって、巻線体8と鉄心2とはスロット部6において電気的に絶縁される。尚、巻線体8は、図6において、その形成箇所のみを点線にて示している。以下の各実施の形態においても巻線体8は同様に構成されるため、図における巻線体8の記載は省略するか、または、図6と同様にその形成箇所のみを点線にて示す。
また、各図において、絶縁シート5は、断面図以外の図においても、その装着箇所を明確とするために、ハッチングを用いて示している。また。絶縁シート5は下記に示すように非常に薄い部材で形成されているが、各図においては、絶縁シート5の部分が明確となるような厚みにて適宜示している。以下の各実施の形態においても図において絶縁シートは同様に示す。
ここで、絶縁樹脂部4および絶縁シート5の具体例について説明する。絶縁樹脂部4は、PBT(polybutylene terephthalate、ポリブチレンテレフタラート)、LCP(Liquid Crystal Plastic、液晶ポリエステル)、PPS(Polyphenylenesulfide、ポリフェニレンサルファイド)、POM(polyacetal、ポリアセタール)などの熱可塑性樹脂で構成される。絶縁シート5は、PET(polyethylene terephthalate、ポリエチレンテレフタレート)、PPS(Poly Phenylene Sulfide Resin、ポリフェニルスルファイド)等の熱可塑性樹脂からなるシート状の絶縁体を用いる。絶縁シート5の厚さは、一般に、0.03mm〜0.30mm程度のものを用いる。絶縁シート5の厚さは、薄いほど巻線可能な領域が広がり、回転電機の性能が向上するが、その反面、絶縁性能が低下するため、必要な絶縁性能に合わせて適宜選定される。
さらに、絶縁シート5は巻線体8と鉄心2との間に装着されるため、通電時に発生する巻線体8の熱を鉄心2に伝えて回転電機の外部に放熱する役割を担っている。熱伝導による熱の移動量は、部材の厚さに反比例し、熱伝導率に比例する。従って、絶縁シート5の厚さを薄くするか、熱伝導率の高い材料を用いることで放熱性を向上できる。ここで、前述の絶縁シート5に用いられるPETなどの部材の熱伝導率は0.15(W/mK)程度であり、絶縁樹脂部4に用いられるLCPなどの部材の熱伝導率は0.4(W/mK)程度であるため、絶縁シートの方が絶縁樹脂部よりも熱伝導率が低い。絶縁樹脂部を同じ厚さの絶縁シートで置き換えた場合に放熱性が悪化する。放熱性を悪化させないために、絶縁シート5の熱伝導率は絶縁樹脂部4の部材の熱伝導率と同じかそれ以上であることが望ましい。たとえば、絶縁樹脂部4の部材よりも絶縁シート5に放熱性を向上する特殊フィラーを配合したシリコーンゴム(熱伝導率:0.8(W/mK)〜2.5(W/mK))などを用いれば、放熱性を大きく向上できる。
但し、PETの部材に比べて、上記シリコーンゴムの部材は剛性が低く、変形しやすい。シリコーンゴムの場合は、予め折り目を付けておくことができない。そのため、張り付け時には絶縁シート5が他の箇所に折り曲がらないように、絶縁シート5を予め必要箇所に吸着して張り付けるなどの治具が必要である。
次に、上記のように構成された実施の形態1の固定子10の製造方法について説明する。まず、母材から所定の形状に絶縁シート5を切り抜く。ティース部13の側面131に接着剤を塗布して、絶縁シート5を側面131に装着する(図8参照)。他の方法として、絶縁シート5に接着剤を予め塗布し、当該絶縁シート5を鉄心2の側面131に張り付け装着してもよい。この場合、接着剤の塗布工程を省略できるため、工程数を削減できる。
またここでは、絶縁シート5を予め鉄心2に装着する方法を示したが、これに限られることはなく、後述する絶縁樹脂部4を成形するための成形型21に鉄心2を設置した後に、絶縁シート5を所定の箇所に設置し、当該状態で絶縁樹脂部4を一体成形してもよい。
次に、鉄心2に絶縁樹脂部4をモールド成形する。絶縁樹脂部4のモールド成形に用いられる成形型21を図9および図10に示す。尚、図9および図10は成形型21が型締めされた状態であり、さらに絶縁樹脂が充填された後の状態を示す。まず、成形型21の構成について説明する。成形型21は、右側型211、左側型212、前側型213、後側型214、上側型215、および下側型216にて形成される。各型は、図面上における位置にて示すものであり、当該例に限られるものではない。
図9に示すように、右側型211および左側型212は、ティース部13の側面131に対向して配置される。右側型211および左側型212は、ティース部13の側面131のスロット部6に対応する凸部24を有する。絶縁シート5は、当該凸部24と、ティース部13の側面131とにて挟持される。絶縁樹脂部4の外側フランジ184を成形するための外側キャビティ221は、右側型211および左側型212と、鉄心2の第一内周面122との間に形成される。絶縁樹脂部4の内側フランジ185を成形するための内側キャビティ222は、右側型211および左側型212と、鉄心2の第二外周面142との間に形成される。
前側型213は、鉄心2の第二内周面144を、径方向Xの外側X1に向かって押さえる型である。後側型214は、鉄心2の第一外周面124を、径方向Xの内側X2に向かって押さえる型である。後側型214には、鉄心2の位置決め溝19と嵌合する突起部27が形成される。図10に示すように、上側型215および下側型216は、鉄心2の軸方向Yの上下にそれぞれ配置される。
絶縁樹脂部4の上部壁182と、入出部20と、外側フランジ184と、内側フランジ185とを軸方向Yの上方にて一体成形するための上側キャビティ223は、上側型215と、鉄心2の上面132との間に形成される。絶縁樹脂部4の下部壁183と、外側フランジ184と、内側フランジ185とを軸方向Yの下方にて一体成形するための下側キャビティ224は、下側型216と、鉄心2の下面133との間に形成される。
さらに、上側型215には溶けた絶縁樹脂を成形型21内に射出するためのゲート26を有する。ゲート26は、図9に示す、鉄心2の平面状中間線Tの位置に設ける。この箇所にゲート26を形成すると、射出された絶縁樹脂が成形型21内の左右に均等に流れ、左右の成形条件が均一になる。また、ゲート26は巻線体8が巻回される面以外に設けるのがよい。巻線体8が巻回される位置にゲートを設けると、成形後にバリにより、巻線体8に接触して整列して巻回できなくなる可能性があるためである。
次に、上記のように構成された成形型21を用いた射出成形の工程を説明する。予め絶縁シート5が装着された鉄心2を後側型214に設置する。この際、鉄心2のバックヨーク部12の位置決め溝19を対応する後側型214の突起部27に嵌め合わせて、後側型214に対して鉄心2を位置決めする。
次に、他の右側型211、左側型212、前側型213、上側型215、および下側型216を閉じて成形型21の型締めを行う。これにともない、絶縁樹脂部4を形成する各キャビティ221、222、223、224が形成される。尚、鉄心2の投入および排出時の作業性を高めるために、例えば、右側型211、左側型212および上側型215をスライド金型にして、成形位置より開いた型構造としてもよい。
次に、成形型21の上側型215に設けられたゲート26から溶けた絶縁樹脂を射出して成形する。尚、溶けた絶縁樹脂を成形型21に射出する前に、成形型21内での絶縁樹脂の流動性を向上させるために、成形型21を加熱しておくことも考えられる。絶縁樹脂はゲート26から上側型215内を流動し、右側型211と左側型212とに分かれて流動し、下側型216に入り、成形型21に形成された各キャビティ221、222、223、224に充填される。これにより、絶縁シート5と鉄心2とは絶縁樹脂により絶縁樹脂部4と一体で成形される。次に、成形型21内の絶縁樹脂の固化した後、成形型21を開き、成形された固定子片11を取り出す。
その後、必要に応じて、ショットピーニングなどで、モールド成形時に発生したバリを取る。モールド成形後は、固定子片11のスロット部6に絶縁シート5および絶縁樹脂部4を介して巻線を巻回し、巻線体8を形成する。次に、複数の固定子片11を円環状に並べて治具で保持した状態で、加熱したフレーム3を挿入する。そして、フレーム3に、円環状に並べた複数の固定子片11を焼嵌め固定する。他の固定方法としては、フレーム3に圧入する方法などがある。最後に、複数の巻線体8同士および外部の通電用のケーブルと巻線体8とを結線する。例えば、リード線を用いて半田付けで結線する方式または配線パターンがプリントされたプリント基板に巻線体8の端部を半田付けして結線する方式などがある。このようにして、固定子10が形成される。
ここで実施の形態1の固定子10の効果を明確とするために、実施の形態1の固定子10と、比較例の固定子との比較を行う。図31に比較例の固定子の構成を示す。比較例の鉄心は、第一内周面322が、仮想平面S上に形成される。よって、第一内周面322を覆う外側フランジ384を本願と同様の位置に成形すると、絶縁樹脂の流動面積は外側フランジ384の大きさと同様であるため、実施の形態1と比較すると小さく、外側フランジ384を形成するキャビティ内への絶縁樹脂の充填が難しくなる。このことは、板材を軸方向Yに多く積層する場合、絶縁樹脂の流動長が長くなり絶縁樹脂の流動抵抗が増加するため、さらに顕著となる。
よって、絶縁樹脂の流動性を確保するために、外側フランジ384の形成位置を本願の場合より径方向Xの内側X2、例えば図31の点線位置にて示す位置まで外側フランジ384を形成する必要がある。その場合、スロット部306の領域が本願の場合より減少し、巻線領域が減少する。特に小型の回転電機では巻線領域の減少割合が大きく、当該影響がより顕著になる。
これに対し、本実施の形態1によれば、バックヨーク部12の第一鍔部121の第一内周面122がアンダーカット部17にて形成されているため、絶縁樹脂の流動に必要な面積が比較例と比較すると大きく確保できる。従って、比較例の場合よりスロット部6の領域を広く確保でき、巻線領域を広く確保できる。
このようにアンダーカット部17が広く形成されるほど、スロット部6の領域が広くなり、巻線領域が広く確保できる。しかしながら、ただ単にアンダーカット部17を広くするのみでは回転電機の性能が低下する。よって、本願における、アンダーカット部17を形成するための第一内周面122の有効的な形成方法について説明する。
回転電機の駆動時に巻線体8に通電すると磁界が発生し、透磁率の高い鉄心2に磁束が集中し、磁束の多くはティース部13とバックヨーク部12内を通過する。物体はその内部に通すことができる磁束に限界があるため、限界に達すると磁気飽和状態になりそれ以上強い磁界を与えても磁束は増えなくなる。磁気飽和が起こる磁束量は磁路の幅に比例するため、磁路の幅が狭くなると回転電機の特性が低下してしまう。
本実施の形態1の鉄心2の場合、磁路が狭い箇所は突当端15である。よって、図6に示すように、第一鍔部121の径方向Xの幅W1が、突当端15の径方向Xの幅W2よりも小さくなると、回転電機の特性が低下してしまう。従って、アンダーカット部17の形成における回転電機の特性への影響を防止するため、第一鍔部121の幅W1が突当端15の幅W2以上(W1≧W2)と設定することが望ましい。但し、第一鍔部121の幅W1とは、図に示した1箇所のみを指すものではなく、第一鍔部121の径方向Xの幅となりうる全ての箇所を含む。よって、第一鍔部121の全ての箇所において、当該関係が成り立つように形成する。また、第一鍔部121の幅W1は、当該関係が成り立つように形成するのであれば、第一鍔部121の幅W1が、各箇所において長さが異なる場合も可能である。
上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子によれば、バックヨーク部の第一鍔部の径方向の内側の第一内周面が仮想平面よりも径方向の外側に形成され、絶縁樹脂部は、ティース部の軸方向の両端面上、第一鍔部の第一内周面上、および第二鍔部の径方向の外側の第二外周面上を覆い、ティース部とバックヨーク部と絶縁シートとを一体にモールド成形され、巻線体は、絶縁シートおよび絶縁樹脂部を介してティース部に巻線が巻回され形成されるため、絶縁樹脂部のモールド成形において、絶縁樹脂がアンダーカット部を流動して形成でき、バックヨーク部とティース部とにて形成されるスロット部内の巻線領域を広く確保でき、回転電機の特性を向上できる。
また、バックヨーク部の第一鍔部の周方向の端面の突当端の径方向の幅よりも、第一鍔部の周方向の他の箇所の径方向の幅が同一または大きく形成されるため、第一鍔部において突当端より磁路が狭くなる箇所が存在せず、回転電機の特性の低下を防止できる。
また、絶縁シートと鉄心との間には、接着剤があるため、絶縁シートを確実に鉄心に設置できる。
また、絶縁シートの熱伝導率が、0.8(W/mK)以上を有するものを利用することが可能であり、その場合、回転電機にて発生した熱を、絶縁シートにおいて回転電機の外部へ放熱する効果が大きくなる。
尚、上記実施の形態1においては、固定子10は分割された固定子片11をフレーム3に焼嵌めて固定する例を示したが、これに限られることはなく、例えば、複数の固定子片11を周方向Zにおいて互いに溶接等で連結させ、当該連結された複数の固定子片11をフレーム3に挿入して形成してもよい。また、複数の鉄心2同士が周方向Zの端部同士において薄肉部で連結された連結鉄心の場合であっても、本実施の形態1と同様に構成することができ、同様の効果を奏することができる。またこの点は、下記実施の形態においても同様であるため、当該説明は適宜省略する。
実施の形態2.
図11は実施の形態2の回転電機の固定子の固定子片の構成を示す斜視図である。図12は図11に示した固定子片の構成を示す正面図である。図13は図11に示した固定子片の構成を示す側面図である。図14は図12に示した固定子片のB−B線断面の構成を示す断面図である。図15は実施の形態2の回転電機の固定子の固定子片の鉄心に絶縁シートを装着した構成を示す斜視図である。
図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態2において、上記実施の形態1と異なる部分は、図14に示すように、絶縁シート5が、ティース部13の側面131からティース部13の第二鍔部141の第二外周面142の一部を覆うように延出して装着されている点である。また、内側フランジ185は第二外周面142を覆う絶縁シート5に連結され、絶縁シート5を覆っている。
次に上記のように構成された実施の形態2の回転電機の固定子の製造方法について説明する。絶縁シート5を、所定の材料から所定の寸法に切り出し、ティース部13の側面131と、第二鍔部141の第二外周面142とに対応するように、治具で予め折り曲げて成形する。次に、絶縁シート5を接着剤などにて鉄心2に装着する(図15参照)。その後の工程は上記実施の形態1と同様に行い、絶縁樹脂部4を形成し、固定子10を形成する。
上記に示した製造方法では、折り目が付く材料にて形成される絶縁シート5の例を示したが、折り目が付かない材料にて絶縁シート5が形成される場合には、側面131と第二外周面142の一部とを覆うように絶縁シート5を治具で押しつけて接着剤にて鉄心2に張り付けることも可能である。尚、このことは、以下の実施の形態においても同様に実施することができるため、当該説明は適宜省略する。
上記のように構成された実施の形態2の回転電機の固定子によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、絶縁シートが、第二鍔部の第二外周面を覆う部分が形成され、絶縁シートの厚さは絶縁樹脂部の厚さよりも薄く成形できるため、第二鍔部の第二外周面を覆う部分の厚さが薄くなり、スロット部内の巻線領域がさらに広くなり、回転電機の特性をさらに向上できる。
実施の形態3.
図16は実施の形態3の回転電機の固定子の固定子片の構成を示す斜視図である。図17は図16に示した固定子片の構成を示す正面図である。図18は図16に示した固定子片の構成を示す側面図である。図19は図17に示した固定子片のC−C線断面の構成を示す断面図である。図20は図16に示した固定子片の鉄心の構成を示す平面図である。図21は図20に示した固定子片の鉄心に絶縁シートを装着した構成を示す斜視図である。
図22は実施の形態3の回転電機の固定子の固定子片の他の構成を示す側面図である。図23は図22に示した固定子片のD−D線断面の構成の詳細を示す断面図である。さらに、図23においては、固定子片の軸方向Yの上端部分と、下端部分とを拡大してそれぞれ示す。
図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態3において、上記実施の形態2と異なる部分は、図20に示すように、バックヨーク部12において、第一内周面122と側面131とを接続する連結面123を有しアンダーカット部17を構成する点である。さらに、図19に示すように、絶縁シート5は、側面131および第二外周面142の一部に追加して連結面123の一部を覆っている。
次に上記のように構成された実施の形態3の回転電機の固定子の製造方法について説明する。絶縁シート5を、所定の材料から所定の寸法に切り出し、ティース部13の側面131と、第二鍔部141の第二外周面142と、連結面123とに対応するように、治具で予め折り曲げて成形する。次に、絶縁シート5を接着剤などにて鉄心2に装着する(図21参照)。その後の工程は上記実施の形態1と同様に行い、絶縁樹脂部4を形成し、固定子10を形成する。
上記のように示した実施の形態3の回転電機の固定子によれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんこと、第一鍔部の第一内周面とティース部の側面とを接続する連結面を形成し、絶縁シートが、ティース部の側面から連結面の一部を覆うように延出して装着されるため、連結面を有することでアンダーカット部の面積が上記各実施の形態の場合よりも小さくなるものの、磁束が通る磁路の幅を広げることができる。これは、例えば、複数種の体格の回転電機でバックヨーク部に形成された位置決め溝を共通化する場合には、小さな体格の回転電機では鉄心に占める位置決め溝の範囲が大きくなり、位置決め溝付近の磁路の幅が、突当端の幅よりも小さくなり、回転電機の性能を低下させる可能性がある。
しかしながら、本実施の形態3のように連結面を設けることで、連結面により磁路の幅が広がり、その分広い磁路を確保できるため、回転電機の性能の低下を防止できる。また、連結面により磁路の幅が広がった分、位置決め溝を大きく形成できる。これにより、鉄心の位置決めの作業性が向上する。
また、連結面に絶縁シートが装着されるため、外側フランジ内にある絶縁シートの長さが長くなる。このため、絶縁シートの位置がずれても、絶縁シートが外側フランジからはみ出しにくくなる。従って、絶縁シートの装着精度を緩和できる。また、二つの導体間で物体の表面を流れる電流に対して絶縁性を得るために、一定の距離(以後、電流が物体の表面を流れる距離を“沿面距離”と称す)が必要である。本実施の形態3は、上記実施の形態1と比べて、絶縁樹脂部の中に埋没する絶縁シートの長さが長くなる。よって、巻線体から絶縁シートの表面を経由して鉄心至る経路を長くできるため、沿面距離が長くなる。従って、本実施の形態3によれば、上記実施の形態1と比較して、長い沿面距離が必要な高電圧の回転電機に適用が可能である。
但し、絶縁シート5の軸方向Yの端部では絶縁シート5の厚さ分しか沿面距離を確保できない。そこで、本実施の形態3の他の例として、図22および図23に示すような絶縁シート5を形成することが考えられる。図23の断面図を示すように、絶縁シート5の軸方向Yの長さH2を鉄心2の軸方向Yの長さH1よりも長くし、絶縁シート5の軸方向Yの両端を、鉄心2の軸方向Yの両端から外側に長く形成する。このことで、沿面距離を長くでき、絶縁性能が高められる。
実施の形態4.
図24は実施の形態4の回転電機の固定子の固定子片の構成を示す斜視図である。図25は図24に示した固定子片の構成を示す正面図である。図26は図24に示した固定子片の構成を示す側面図である。図27は図25に示した固定子片のC−C線断面の構成を示す断面図である。図28は実施の形態5の回転電機の固定子の固定子片の鉄心に絶縁シートを装着した構成を示す斜視図である。図29は図24に示した固定子片の製造方法の成形型の構成を示す横断面図である。図30は実施の形態5の他の例の回転電機の固定子の固定子片の構成を示す断面図である。
図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態4において、上記実施の形態2と異なる部分は、図27に示すように、絶縁シート5は側面131に加えて、第二外周面142の一部と第一内周面122とに装着される。さらに、絶縁シート5は第一内周面122を覆う部分の周方向Zの端部から径方向Xの内側X2に延伸された相間絶縁部51を有する。絶縁シート5の相間絶縁部51は、スロット部6に巻回された巻線体8の周方向Zの露出側を覆う。よって、相間絶縁部51は隣接する固定子片11の巻線体8間に位置する。
次に上記のように構成された実施の形態4の回転電機の固定子の製造方法について説明する。絶縁シート5を、所定の材料から所定の寸法に切り出し、ティース部13の側面131と、第二鍔部141の第二外周面142と、第一鍔部121の第一内周面122とに対応するように、治具で予め折り曲げて成形する。次に、絶縁シート5を接着剤などにて鉄心2に装着する。次に、絶縁シート5が装着された鉄心2を成形型21に挿入する。
図29に示すように、絶縁シート5の相間絶縁部51は左側型212と後側型214との間、および、右側型211と後側型214との間に配置する。そして、上記各実施の形態と同様に、成形型21を閉じて、型締めを行う。よって、絶縁シート5の相間絶縁部51は成形型21のこれらの箇所に挟持される。この状態にて、以後、上記各実施の形態と同様に、絶縁樹脂を射出成形して絶縁樹脂部4を形成する。この場合、上記各実施の形態と比較すると、外側フランジ184を形成するためのキャビティは、絶縁シート5の厚み分小さくなるが、前述の比較例と比較すると大きく確保できる。
次に、絶縁シート5は図29に示した状態を維持したまま、成形型21より取り出され、当該固定子片11のスロット部6に巻線を巻回し、巻線体8を形成する。次に、絶縁シート5の相間絶縁部51を図27および図28に示すように、スロット部6に折り曲げて、巻線体8の周方向Zの露出側を覆い、固定子片11を形成する。以後、上記各実施の形態と同様の工程を行い固定子10を形成する。
また、他の例としては、図30に示したように、外側フランジ184の周方向Zのティース部13と相反する側を、上記実施の形態4にて示した図27の場合よりも短く形成する。このように形成すれば、樹脂の流路が狭くなる部分が無くなり、樹脂の流れを安定的に保つことができる。また、当該箇所に外側フランジ184が形成されていなくとも、固定子片11間は絶縁シート5の相間絶縁部51によりも絶縁性を担保できる。また、外側フランジ184が形成されない箇所では、巻線を整列して巻回することが難しくなるが、当該箇所は、突当端15に近い側、すなわち巻線の巻回の最後の部分であり、整列性が多少崩れたとしても問題にはなりにくい。
また、当該箇所に外側フランジ184を形成しない場合、突当端15付近における外側フランジ184の厚みの薄い部分が無くなり、外側フランジ184の成形が安定的となり、巻線の巻回時の力で外側フランジ184に割れが生じたり、ひげのようなものができて剥離したりする可能性が防止され、回転電機の異物になる可能性が防止できる。
また、当該実施の形態4においては、絶縁樹脂部4が第一内周面122と直接接触していないが、外側フランジ184は上部壁182と下部壁183とでつながっているため、その部分で保持されている。
上記のように構成された実施の形態4の回転電機の固定子によれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、絶縁シートの相間絶縁部が、周方向に隣接する固定子片の巻線体同士の間を絶縁するため、巻線体の巻回状態が製造ばらつきなどの影響により悪化しても、周方向に隣接する固定子片の巻線体同士の接触を防止できる。従って、巻線体の巻回する装置の位置決め精度を緩和できたり、必要な製品の加工精度を緩和できたりする効果がある。また、周方向に隣接する巻線体間を絶縁する相間絶縁部を有する絶縁シートを一体で成形できるため、周方向に隣接する巻線体間の絶縁シートを別工程で装着する方法に比べて、組立工数を削減できる。
実施の形態5.
図32は実施の形態5の固定子の固定子片の構成を示す斜視図である。図33は図32に示した固定子片の構成を示す正面図である。図34は図32に示した固定子片の構成を示す側面図である。図35は図33に示した固定子片のE−E線断面の構成を示す断面図である。図36は図32に示した固定子片の鉄心の構成を示す平面図である。図37は図32に示した固定子片の鉄心に絶縁シートを装着した構成を示す斜視図である。図38は図34に示した固定子片のF−F線断面の構成の詳細を示す断面図である。図39および図40は図32に示した固定子の固定子片の製造方法を示す図である。
図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。上記各実施の形態と異なる部分は、図36に示すように、バックヨーク部12において、第一内周面122と側面131とを接続する連結面125を円弧形状にて形成し、アンダーカット部17を構成する点である。このように連結面125を円弧形状に形成すると、磁束が集中する第一鍔部121側のティース部13の幅寸法に相当する径方向Xの寸法を広げることになり、磁束の飽和を緩和でき、回転電機のトルクを改善する効果がある。
また、上記実施の形態3においては、図23に示すように、絶縁シート5の軸方向Yの長さH2が、鉄心2の軸方向Yの長さH1よりも長く形成されている場合について示した。本実施の形態5においては、図38に示すように、絶縁シート50の軸方向Yの長さH3が、鉄心2の軸方向Yの長さH1よりも短く形成される。また、絶縁シート50は絶縁樹脂部4と同等の材質にて形成される。よって、絶縁樹脂部4を形成する際に、絶縁シート50と絶縁樹脂部4との界面において、絶縁シート50と絶縁樹脂部4とのいずれもが融点を越え溶ける。これにより絶縁シート50と絶縁樹脂部4との界面において、絶縁シート50と絶縁樹脂部4とが混ざり合って溶融固化層300(図35、図38参照)が形成される。特に、図38に示すように、絶縁に必要な沿面距離の確保が困難となる、絶縁シート50の軸方向Yの上下両端と絶縁樹脂部4との界面において、溶融固化層300の形成が可能となる。
尚、図35および図38に示すように、溶融固化層300は絶縁シート50と絶縁樹脂部4との界面となる全ての箇所に形成される。但し、図35、図38においては、当該溶融固化層300が形成されている箇所を明確に示すために、当該箇所を黒太線にて示したものであり、実際の大きさ(厚み)とは異なる。
さらに、上記実施の形態3にて示した図23と、本実施の形態5にて示した図38とを比較してわかるように、鉄心2の軸方向Yの両端に形成される上部壁182の軸方向Yの厚みが、図23の上部壁182の厚みH4よりも、図38の上部壁182の厚みH40の方が薄く形成可能となる。
次に上記のように構成された実施の形態5の回転電機の固定子の製造方法について図39および図40を交えて説明する。図39に示すように、鉄心2に設置するための絶縁シート50を、所定の幅W3を有するロール材31から所定の寸法、吸着パッド225で引き出した後、図示しないカッターで切断し、吸着パッド225上に設置する。ロール材31の幅W3は、図35に示した絶縁シート50の径方向Xの幅と同等である。
このようにロール材31を使用する場合の利点について説明する。回転電機の出力違いの機種で、固定子片11の軸方向Yの寸法が異なる複数の機種を製造する際、絶縁シート50の変化は、軸方向Yの寸法のみであり幅W3は同等である。よって、本実施の形態5と異なる出力の回転電機を製造する場合であっても、前述のように絶縁シート50の径方向Xの幅W3と同等のロール材31を使用すれば、生産設備を段取り替えする際、ロール材31の交換を不要にでき、機種切替え時の設備の停止時間を抑制でき、生産性の低下を抑制できる。また、機種違いであっても同様のロール材31を使用できるため、ロール材31の発注ロットを増すことができ、材料単価を抑えることができる。
次に、図40に示すように、吸着パッド225で吸着した絶縁シート50の上に、図示しない接着剤の塗布装置で接着剤30を塗布した後、鉄心2の側面131に貼付ける。尚、絶縁シート50自体が粘着性を有するものであれば、前記の接着剤を塗布する工程が不要となり、製造工程を簡略化できる。その後の工程は、上記各実施の形態と同様に行い、絶縁樹脂部4を形成し、図32の固定子片11を製造する。
本実施の形態5では、図38に示すように、絶縁シート50の軸方向Yの長さH3が鉄心2の軸方向Yの長さH1よりも短く構成されている。ここで、絶縁シート50は、絶縁樹脂部4と同等の材料にて形成されており、絶縁樹脂部4を成形する際に、絶縁シート5と絶縁樹脂部4との界面が溶融して固化して溶融固化層300が形成される。このため、上記実施の形態3のように沿面距離を確保するために絶縁シート5の軸方向Yの長さH2を鉄心2の軸方向Yの長さH1よりも長く形成する必要性が無い。
これにより図38に示すように、上部壁182の軸方向Yの厚みH40を、上記実施の形態3の図23に示す上部壁182の軸方向Yの厚みH4より薄く形成可能となる。よって、固定子片11に巻く巻線体8の周長を短くすることができ、銅損を抑制し、回転電機の小型化および効率の改善を図ることができる。
上記のように構成された実施の形態5の回転電機の固定子によれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、前記絶縁シートの軸方向の長さは、前記鉄心の軸方向の長さよりも短く形成されるので、鉄心の軸方向の両端に設置される絶縁性樹脂部材の軸方向の厚みが薄く形成可能となり、これにより、固定子片に巻く巻線体の周長を短くでき、銅損を抑制し回転電機の小型化および効率の改善ができる。
また、前記絶縁シートと前記絶縁樹脂部との界面には、溶融固化層が形成されるので、沿面距離を確保する必要性がなく、絶縁シートの使用量を最小限にとどめることができ、低コストとなる。
尚、本実施の形態5においては絶縁シート50は絶縁樹脂部4と同等の材質にて形成され、絶縁シート50と絶縁樹脂部4との界面には、絶縁シート50と絶縁樹脂部4とが溶融して混ざり合うような溶融固化層300が形成される例を示したが、溶融固化層を形成する場合はこれに限られることはなく、絶縁シート50と絶縁樹脂部4との融点と異なり、絶縁シート50と絶縁樹脂部4との界面が混ざり合わない場合であっても、絶縁シート50と絶縁樹脂部4との界面において、いずれかを溶融して形成すれば、絶縁シート50と絶縁樹脂部4との空隙が無くなり密着した溶融固化層300が形成され、同様の効果を奏することができる。
すなわち、上記各実施の形態において特に示していないが、例えば図9に示すように、絶縁樹脂部4をモールド成形するような場合、絶縁樹脂部4は溶融した状態にて形成されるため、絶縁シートと絶縁樹脂部との界面に、絶縁シートと絶縁樹脂部との空隙が無くなり密着した溶融固化層が形成され、同様の効果を奏することができる。尚、当然のことながら、絶縁シート50と絶縁樹脂部4とが溶融して混ざり合うような溶融固化層300の構成の方が、絶縁性能に優れていると言える。
本開示は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 板材、2 鉄心、3 フレーム、4 絶縁樹脂部、5 絶縁シート、6 スロット部、8 巻線体、10 固定子、11 固定子片、12 バックヨーク部、13 ティース部、15 突当端、17 アンダーカット部、18 巻枠部、19 位置決め溝、20 入出部、21 成形型、26 ゲート、27 突起部、31 ロール材、50 絶縁シート、51 相間絶縁部、121 第一鍔部、122 第一内周面、124 第一外周面、123 連結面、125 連結面、131 側面、132 上面、133 下面、141 第二鍔部、142 第二外周面、144 第二内周面、151 端点、152 交点、182 上部壁、183 下部壁、184 外側フランジ、185 内側フランジ、211 右側型、212 左側型、213 前側型、214 後側型、215 上側型、216 下側型、221 外側キャビティ、222 内側キャビティ、223 上側キャビティ、224 下側キャビティ、225 吸着パッド、300 溶融固化層、H1 長さ、H2 長さ、H3 長さ、H4 厚み、H40 厚み、S 仮想平面、T 平面状中間線、W1 幅、W2 幅、W3 幅、X 径方向、X1 外側、X2 内側、Y 軸方向、Z 周方向。

Claims (11)

  1. 鉄心と、巻線体と、前記鉄心と前記巻線体と絶縁する絶縁シートおよび絶縁樹脂部とを有する固定子片が、複数個の環状に配置された回転電機の固定子であって、
    前記鉄心は、板材が前記回転電機の回転軸の軸方向に複数枚積層されて形成され、バックヨーク部とティース部とを有し、
    前記バックヨーク部は、前記固定子の外周部を形成し、周方向に突出する第一鍔部を有し、
    前記ティース部は、前記バックヨーク部から径方向の内側に突出して形成されるとともに、径方向の内側の端部に周方向に突出する第二鍔部を有し、
    前記バックヨーク部の前記第一鍔部の径方向の内側の第一内周面は、前記回転電機の前記回転軸に垂直な断面において、前記バックヨーク部の前記第一鍔部の周方向の端面の径方向の内側の端点を通り前記ティース部の周方向の両側の側面に直交する仮想平面よりも、前記端点を除いて径方向の外側に形成され、
    前記絶縁シートは、前記ティース部の前記側面に装着され、
    前記絶縁樹脂部は、前記ティース部の軸方向の両端面上、前記第一鍔部の前記第一内周面、および前記第二鍔部の径方向の外側の第二外周面上を覆い、前記ティース部と前記バックヨーク部と前記絶縁シートとを一体にモールド成形され、
    前記絶縁樹脂部および前記絶縁シートは、前記仮想平面と前記第一内周面との間に形成されたアンダーカット部に配置され、
    前記巻線体は、前記絶縁シートおよび前記絶縁樹脂部を介して前記ティース部に巻線が巻回され形成される回転電機の固定子。
  2. 前記バックヨーク部の前記第一鍔部は、当該第一鍔部の周方向の端面以外の径方向の幅が、当該第一鍔部の周方向の端面の径方向の幅と同一または大きく形成される請求項1に記載の回転電機の固定子。
  3. 前記絶縁シートは、前記ティース部の前記側面から前記ティース部の前記第二鍔部の前記第二外周面の一部を覆うように延出して装着される請求項1または請求項2に記載の回転電機の固定子。
  4. 前記バックヨーク部は、前記第一鍔部の前記第一内周面と前記ティース部の前記側面とを接続する連結面を有し、
    前記絶縁シートは、前記ティース部の前記側面から前記連結面の一部を覆うように延出して装着される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  5. 前記絶縁シートは、前記ティース部の前記側面から前記第一鍔部の前記第一内周面に配置され、前記第一内周面の周方向の端部から径方向に延伸して形成された相間絶縁部を有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  6. 前記絶縁シートの軸方向の長さは、前記鉄心の軸方向の長さよりも長く形成される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  7. 前記絶縁シートの軸方向の長さは、前記鉄心の軸方向の長さよりも短く形成される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  8. 前記絶縁シートと前記鉄心との間には、接着剤がある請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  9. 前記絶縁シートと前記絶縁樹脂部との界面には、溶融固化層が形成される請求項1から請求項8いずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  10. 前記絶縁シートの熱伝導率は、前記絶縁樹脂部の部材の熱伝導率以上である請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の回転電機の固定子の製造方法であって、
    前記板材を軸方向に積層して前記鉄心を形成する工程と、
    前記絶縁シートを前記鉄心に装着する工程と、
    前記鉄心と前記絶縁シートとを絶縁樹脂で一体にモールド成形して前記絶縁樹脂部を形成する工程と、
    前記巻線を前記ティース部に巻回して前記巻線体を形成する工程とを備えた固定子の製造方法。
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