JP6788603B2 - スクリーン印刷方法およびその装置 - Google Patents

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Description

この発明はスクリーン印刷方法およびその装置に関する。この発明は、印刷の進行方向に沿って曲がる様々な断面形状を有する被印刷面に対し、高精度のあるいは高品位の印刷ができるスクリーン印刷方法およびその装置を提供する。
印刷の進行方向に沿って曲がる断面形状を有する被印刷面にスクリーン印刷するスクリーン印刷装置が下記特許文献1,2に記載されている。特許文献1に記載のスクリーン印刷装置では、案内レールが被印刷面の断面形状に合致するように造形して配置されている。このスクリーン印刷装置は、スキージを案内レールに沿って移動させることにより、被印刷面に印刷する。特許文献1に記載の別のスクリーン印刷装置では、案内レールが直線部材として設けられている。このスクリーン印刷装置は、スキージをプログラムによって被印刷面の断面形状に合わせて位置調整しながら、該スキージを案内レールに沿って移動させることにより、被印刷面に印刷する。特許文献2に記載のスクリーン印刷装置では、スキージが振り子の下部に支持されている。このスクリーン印刷装置は、スクリーンの上で振り子を振り子運動させることにより、被印刷面に印刷する。
特表2008−528323号公報 特表2003−535735号公報
特許文献1に記載のスクリーン印刷装置は、被印刷面の断面形状に合致するように造形された案内レールを使用する。このスクリーン印刷装置によれば、断面形状が異なる被印刷面ごとに、該断面形状に合致した案内レールを用意する必要があった。また、特許文献1に記載の別のスクリーン印刷装置は、直線部材による案内レールを使用する。この別のスクリーン印刷装置によれば、被印刷面とスキージとがなす角度が被印刷面の印刷の進行方向の印刷位置によって変化するため、印刷状態が一定しない問題があった。また、特許文献2に記載のスクリーン印刷装置は、スキージを振り子運動させる。このスクリーン印刷装置によれば、被印刷面の曲率に応じて振り子の長さを変更する必要があり、特に曲率の大きい被印刷面に対しては長尺の振り子が必要であった。
この発明は上述の問題を解決するものである。すなわち、この発明は、印刷の進行方向に沿って曲がる様々な断面形状を有する被印刷面に対し、高精度のあるいは高品位の印刷ができるようにしたスクリーン印刷方法およびその装置を提供しようとするものである。
この発明のスクリーン印刷方法は、印刷の進行方向に沿って曲がる断面形状を有する被印刷面にスクリーン印刷するスクリーン印刷方法において、前記印刷の進行方向をY軸、Y軸に直交しかつ前記断面に属する方向をZ軸、YZ平面に直交する軸の周り方向をθ軸と定義して、スキージを、前記被印刷面に対して相対的に、Y、Z、θの各軸方向に移動可能に配置し、YZ平面における前記被印刷面の印刷位置の接線方向と前記スキージとがなす角度を維持してまたは概ね維持して印刷することを可能にする、Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を求め、前記被印刷面に対する前記スキージのY、Z、θの各軸位置を、前記求められたY、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報に応じて制御して印刷を実行するものである。これによれば、印刷の進行方向に沿って曲がる断面形状を有する様々な断面形状の被印刷面に対し、被印刷面の印刷位置の接線方向とスキージとがなす角度を維持してまたは概ね維持して印刷することができるので、被印刷面に高精度のあるいは高品位の印刷を行うことができる。
この発明のスクリーン印刷方法は、例えば、前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を印刷実行前に求めて予め設定し、前記被印刷面に対する前記スキージのY、Z、θの各軸位置を、前記設定されたY、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報に応じて制御して印刷を実行することができる。これによれば、Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を印刷実行前に求めて予め設定するので、印刷実行中にY、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を求める演算が不要になり、印刷実行中の演算量を少なくすることができる。
この発明のスクリーン印刷方法は、例えば、前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を、前記被印刷面の前記断面形状のデータまたは該断面形状に近似した形状のデータに基づいて求めることができる。これによれば、被印刷面の断面形状のデータまたは該断面形状に近似した形状(例えば、被印刷面の断面形状に近似したスクリーンの断面形状)のデータに基づいてY、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を求めることができる。
この発明のスクリーン印刷方法において、前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報は、例えば、θ軸位置の変動に伴うY軸位置およびZ軸位置の変動分を加味した情報として求めることができる。これによれば、印刷実行中にスキージのθ軸位置が変動しても、被印刷面に対するスキージ先端の位置関係を維持してまたは概ね維持して印刷を行うことができるので、被印刷面に、より高精度のあるいはより高品位の印刷を行うことができる。
この発明のスクリーン印刷方法は、例えば、前記被印刷面に倣ってまたは概ね倣って印刷の進行方向に沿って曲がる断面形状を有するスクリーンを使用して印刷を実行することができる。これによれば、被印刷面とスクリーンとの間のクリアランスを維持してまたは概ね維持してスクリーンを配置した状態で印刷することができるので、被印刷面に、より高精度のあるいはより高品位の印刷を行うことができる。
この発明のスクリーン印刷方法は、例えば、YZ平面における前記被印刷面の印刷位置の接線方向の印刷速度を維持してまたは概ね維持して印刷を実行することができる。これによれば、被印刷面の印刷位置の接線方向の印刷速度を維持してまたは概ね維持して印刷することができるので、被印刷面に、より高精度のあるいはより高品位の印刷を行うことができる。この印刷速度の制御は、例えば、次の手順により実行することができる。被印刷面に沿って所定距離進む位置ごとの前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を印刷実行前に求めて予め設定する。指示された印刷速度に応じた時間間隔で該情報を順次読み出してY、Z、θ各軸の位置指令値として与えて各軸を制御する。
この発明のスクリーン印刷装置は、印刷の進行方向に沿って曲がる断面形状を有する被印刷面にスクリーン印刷するスクリーン印刷装置において、スキージと、ドクターと、前記印刷の進行方向をY軸、Y軸に直交しかつ前記断面に属する方向をZ軸、YZ平面に直交する軸の周り方向をθ軸と定義して、前記スキージを前記被印刷面に対して相対的にY、Z、θの各軸方向に移動させる移動装置と、YZ平面における前記被印刷面の印刷位置の接線方向と前記スキージとがなす角度を維持してまたは概ね維持して印刷することを可能にする、Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を求めてまたは該情報が設定されて、前記スキージによる印刷時に、前記情報に応じて前記移動装置を制御して、前記被印刷面に対する前記スキージのY、Z、θの各軸位置を該情報に応じた位置に制御する制御装置とを具備するものである。これによれば、印刷の進行方向に沿って曲がる断面形状を有する様々な断面形状の被印刷面に対し、被印刷面の印刷位置の接線方向とスキージとがなす角度を維持してまたは概ね維持して印刷することができる。したがって、被印刷面に高精度のあるいは高品位の印刷を行うことができる。
この発明のスクリーン印刷装置は、例えば、前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を、該Y、Z、θの各軸位置の位置データを組み合わせた情報として予め記憶するメモリを有し、前記制御装置は、前記メモリを参照して前記移動装置を制御して、前記被印刷面に対するスキージのY、Z、θの各軸位置を該メモリに記憶された情報に応じた位置に制御するものとして構成することができる。これによれば、スキージのY、Z、θの各軸位置をメモリを参照して制御して印刷できるので、スキージのY、Z、θの各軸位置を印刷時に逐次演算で求めて制御して印刷する場合に比べて、印刷実行中の演算量を少なくすることができる。
この発明のスクリーン印刷装置において、前記制御装置は、例えば、YZ平面における前記被印刷面の印刷位置の接線方向の印刷速度を維持してまたは概ね維持して印刷を実行することができる。これによれば、被印刷面の印刷位置の接線方向の印刷速度を維持してまたは概ね維持して印刷することができ、被印刷面に、より高精度のあるいはより高品位の印刷を行うことができる。この印刷速度の制御は、例えば、次の手順により実行することができる。前記メモリに、前記被印刷面に沿って所定距離進む位置ごとの前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を記憶する。前記制御装置は、指示された印刷速度に応じた時間間隔で、前記メモリから前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を順次読み出してY、Z、θ各軸の位置指令値として与えて各軸を制御する。
この発明のスクリーン印刷装置は、例えば、前記移動装置が、前記スキージと前記ドクターを一緒に前記被印刷面に対して相対的にY、Z、θの各軸方向に移動させる機構を有し、前記制御装置が、前記ドクターがインキを戻す際の該ドクターとスクリーンとの当接箇所における該スクリーンの接線方向と該ドクターとがなす角度を維持してまたは概ね維持してインキを戻すことを可能にする、Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を求めてまたは該情報が設定されて、前記ドクターによるインキの戻し時に、前記スクリーンに対する前記ドクターのY、Z、θの各軸位置を、前記求められたまたは設定されたY、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報に応じて制御するものとして構成することができる。これによれば、スクリーンの断面形状の影響を受けずにスクリーンに均一にインキコーティング(インキ戻し、インキ返し)を行えるので、次回の印刷の品位を向上させることができる。
この発明のスクリーン印刷装置において、前記移動装置は、例えば、前記被印刷面の位置を固定し、前記スキージをY、Z、θの各軸方向に移動する機構を有することができる。これによれば、被印刷面の位置を固定したまま印刷を行うことができる。
この発明のスクリーン印刷装置において、前記移動装置は例えば次のように構成することができる。Y(またはZ)軸ステージにZ(またはY)軸ステージが搭載されている。該Z(またはY)軸ステージにθ軸ステージが搭載されている。前記スキージは前記θ軸ステージに搭載されている。前記θ軸ステージに印圧微調整機構が搭載されている。該印刷微調整機構は、前記スキージを前記被印刷面に接近、離隔させる方向に微少量移動させて印圧を微調整する。これによれば、印圧微調整機構をθ軸ステージに搭載して印圧調整を行うことにより、θ軸ステージのZ軸方向の位置調整により印圧調整を行う場合に比べて、印圧調整を容易に行うことができる。
この発明のスクリーン印刷装置は、例えば、前記θ軸ステージに前記ドクターを前記スクリーンの面に接近、離隔させる方向に微少量移動させてドクター圧を微調整するドクター圧微調整機構が搭載されているものとすることができる。これによれば、ドクター圧微調整機構をθ軸ステージに搭載してドクター圧調整を行うことにより、θ軸ステージのZ軸方向の位置調整によりドクター圧調整を行う場合に比べて、ドクター圧調整が容易になる。
この発明によるスクリーン印刷装置の機構部の実施の形態を示す模式図で、YZ平面上の配置を示す(スクリーン印刷版とその治具および被印刷物はYZ平面で切断した断面で示す)。 図1におけるスクリーン印刷版の構成を示す斜視図である。 図2Aのスクリーン印刷版の平面図である。 図2BのI−I矢視断面図である。 図2AのJ矢視図である。 図1における印刷ヘッドを示す斜視図である(ドクターに関する部分は図示を省略する)。 図3Aにおける印圧微調整機構の内部構造(図3Dの部分Lの内部構造)をスキージの正面側から見た図である。 図3Aにおける印圧ロック機構の内部構造(図3Aの部分Kの内部構造)をスキージの側面側から見た図である。 図3Aの印刷ヘッドをスキージの正面から見た図で、スキージが、下降した印刷動作位置にある状態を示す。 図3Aの印刷ヘッドをスキージの正面から見た図で、スキージが、上昇した待機位置にある状態を示す。 図1における印刷ヘッドをスキージおよびドクターの側面側から見た図で、スキージおよびドクターがいずれも、上昇した待機位置にあるニュートラル時の状態を示す。 図1の印刷ヘッドを図4Aと同じ位置から見た図で、スキージが、下降した印刷動作位置にあり、ドクターが、上昇した待機位置にある印刷時の状態を示す。 図1の印刷ヘッドを図4A、図4Bと同じ位置から見た図で、スキージが、上昇した待機位置にあり、ドクターが、下降したインキコーティング動作位置にある状態を示す。 この発明によるスクリーン印刷装置の制御系統の実施の形態を示すブロック図で、図1の機構部を制御する制御系統を示す。 図5の制御部による印刷時の制御の説明図である。 図1の機構部および図5の制御系統を有するスクリーン印刷装置による印刷作業の手順の一例を示すフローチャートである。 図1のスクリーン印刷装置の機構部の、印刷時の動作例をYZ平面上で示す図である。 図1のスクリーン印刷装置の機構部の、インキコーティング時の動作例をYZ平面上で示す図である。 図1のスクリーン印刷装置の機構部のインキコーティング時の別の動作例をYZ平面上で示す図である。 図1の機構部および図5の制御系統を有するスクリーン印刷装置による印刷作業の手順の別の例を示すフローチャートである。
この発明の実施の形態を説明する。図1はこの発明によるスクリーン印刷装置10の機構部の実施の形態を示す。スクリーン印刷装置10は、Y軸ステージ12、Z軸ステージ14、θ軸ステージ16の3軸の移動軸を有する。Y軸ステージ12、Z軸ステージ14は市販の適宜の電動式直線ステージで構成でき、θ軸ステージ16は市販の適宜の電動式回転ステージで構成できる。
スクリーン印刷装置10の本体の台座部17には左右の支柱18,20が立設固定されている。Y軸ステージ12の長手方向の両端は左右の支柱18,20に固定支持されている。これにより、Y軸ステージ12は水平方向(Y軸方向、図1の左右方向)に延在した状態に、スクリーン印刷装置10の本体に固定配置されている。Y軸ステージ12には2本のレール22がY軸方向に延在して固定配設されている。2本のレール22の間にはボールねじ24がレール22と平行に配設されている。ボールねじ24はサーボモータ26により回転駆動される。レール22にはY軸台座28がレール22に沿って移動自在に取り付けられている。Y軸台座28はボールねじ24に螺合し、サーボモータ26で駆動されるボールねじ24の回転によりY軸ステージ12上をY軸方向に移送される。
Z軸ステージ14は、鉛直方向(Z軸方向、図1の上下方向)に延在した状態にY軸台座28に固定支持されている。Z軸ステージ14には2本のレール30がZ軸方向に延在して固定配設されている。2本のレール30の間にはボールねじ32がレール30と平行に配設されている。ボールねじ32はサーボモータ34により回転駆動される。レール30にはZ軸台座36がレール30に沿って移動自在に取り付けられている。Z軸台座36はボールねじ32に螺合し、サーボモータ34で駆動されるボールねじ32の回転によりZ軸ステージ14上をZ軸方向に移送される。
θ軸ステージ16はZ軸台座36に固定支持されている。θ軸ステージ16は、Y軸台座28とZ軸台座36の移動により、YZ平面(鉛直面)上の任意の位置に移動することができる。θ軸ステージ16は回転軸部38(回転軸棒)を有する。回転軸部38の軸HはX軸に平行に配置されている。X軸はYZ平面に直交する水平方向(図1の紙面に直交する方向)の軸である。θ軸は軸Hの周り方向の軸である。回転軸部38は、θ軸ステージ16に内蔵されたサーボモータ(図5の符号35。図1では図示せず)により、θ軸方向に回転駆動される。回転軸部38の一端部には印刷ヘッド40が固定されている。これにより、印刷ヘッド40は回転軸部38の回転によりθ軸方向に移送(回転)される。
印刷ヘッド40は、回転軸部38の一端部に固定支持された基部ブロック42を有する。基部ブロック42には、回転軸部38の回転軸(H軸)を挟んで該回転軸の両側の位置に、ガイドシャフト44,46が、ガイドシャフト44,46の軸方向に移動可能に挿通保持されている。ガイドシャフト44,46は、後述するように、エアシリンダ88,100(図4A,図4B,図4C)により個別に軸方向に移動される。ガイドシャフト44,46は互いに平行に基部ブロック42に配設されている。基部ブロック42が回転すると、基部ブロック42とともにガイドシャフト44,46が回転する。ガイドシャフト44,46の軸が鉛直にある姿勢(Z軸に平行な姿勢)が、θ軸の0度の位置である。ガイドシャフト44の下端にはスキージホルダー45を介してスキージ48が取り付けられている。この実施の形態では、スキージ48として、正面形状(Y軸方向に平行に見た形状)が横長矩形の平型スキージが使用されている。スキージ48の硬度は例えば60〜70度である。ガイドシャフト46の下端にはドクターホルダー50を介してドクター52が取り付けられている。
スクリーン印刷装置10の本体の台座部17には昇降機54を介してテーブル56が固定支持されている。テーブル56は昇降機54により、水平の姿勢を保って昇降される。テーブル56の上には印刷ヘッド40に対面する位置に治具58が載置して固定されている。治具58の上面中央部には被印刷物60が載置支持されている。被印刷物60は例えば一定板厚のガラス板、樹脂板等である。被印刷物60の表面(被印刷面)60aは印刷の進行方向(Y軸方向)に沿って湾曲した断面形状を有する。被印刷面60aのX軸方向の断面形状は、この実施の形態ではX軸に平行な直線である。つまり、被印刷面60aはY軸方向に沿って湾曲した2次元曲面である。ただし、被印刷面60aのX軸方向の断面形状が曲線や折れ線であっても(つまり被印刷面60aが3次元曲面であっても)、スキージ48およびドクター52のX軸方向の断面形状を被印刷面60aのX軸方向の断面形状に合わせた形状にすることにより、被印刷面60aに印刷を行うことができる。治具58の表面は被印刷面60aの湾曲形状に合わせて湾曲して形成されている。被印刷物60を載置支持した治具58の上にはスクリーン印刷版62が載置支持される。スクリーン印刷版62は枠部材(湾曲印刷用強化版枠)64にスクリーン66を展帳した構造を有する。スクリーン66は被印刷面60aの湾曲形状に合わせて湾曲して展帳されている。スクリーン66は被印刷面60aに所定のクリアランスgを隔てて対面している。
以上説明した図1の配置によれば、次のようにして被印刷面60aに対する印刷が行われる。ガイドシャフト44によりスキージ48を下降位置に保持する。ガイドシャフト46によりドクター52を上昇位置に保持する。この状態で、印刷ヘッド40をY軸方向に移送しながら、印刷ヘッド40を被印刷面60aのY軸方向の断面形状に合わせてZ軸方向に移送する。これにより、インキがコーティングされたスクリーン66をスキージ48が所定の印圧で擦って、被印刷面60aに対する印刷が行われる。このとき同時に、被印刷面60aのY軸方向の断面形状に合わせて印刷ヘッド40をθ軸方向に回転させてθ軸位置を調節する。これにより、印刷位置の接線方向(すなわち、被印刷面60aのY軸方向の断面形状における該印刷位置の接線方向)とスキージ48とがなす角度(アタック角度)を一定角度に保って印刷する。また、被印刷面60a上での印刷速度が一定速度になるようにY軸、Z軸、θ軸の移動速度を制御して印刷する。これにより、高品位の曲面印刷が実現される。
スクリーン印刷版62の構造を図2A〜Dに示す。スクリーン印刷版62は枠部材64にスクリーン66を展帳した構成を有する。枠部材64は木またはプラスチックまたは金属等の材料で構成されている。枠部材64は、平面形状がともに矩形の上枠68と壁部70を有する。上枠68は平板で構成され、治具58の上に載置支持される。壁部70は上枠68の内周縁に連結され、該内周縁の全周から下方に垂下して形成されている。壁部70を構成する4枚の板部71,72,73,74のうち、2枚の板部71,73は、Y軸方向に沿って配置される。板部71,73の下面71a,73aは、被印刷面60aのY軸方向の断面形状に合わせて、Y軸方向に沿ってZ軸方向に湾曲して形成されている。また、2枚の板部72,74は、X軸方向に沿って配置される。板部72,74の下面72a,74aは被印刷面60aのX軸方向の断面形状に合わせて、X軸方向に沿って、X軸に平行に、直線状に形成されている。スクリーン66は、壁部70の下面71a,72a,73a,74aに支持されて展帳されている。つまり、スクリーン66は、被印刷面60aに倣って、Y軸方向に沿ってZ軸方向に湾曲した2次元曲面を構成するように展帳されている。
印刷ヘッド40の構造を図3A〜Eに示す。印刷ヘッド40の基部ブロック42はθ軸ステージ16(図1)の回転軸部38の端部に固定連結されて、回転軸部38とともにθ軸方向に回転駆動される。基部ブロック42にはスキージ48の駆動機構とドクター52の駆動機構が搭載される。なお、両駆動機構は、スキージホルダー45とドクターホルダー50の構成が異なるだけで、それ以外の構成および配置は同じである。そこで、図3では、スキージ48の駆動機構を示し、ドクター52の駆動機構は図示を省略している。基部ブロック42には、2本のガイドシャフト44,44が互いに平行に、かつガイドシャフト44,44の軸方向に移動自在に挿通されている。各ガイドシャフト44,44の軸は、回転軸部38の回転軸Hに直交する個別の面上にそれぞれ配設されている。また、両ガイドシャフト44,44の軸は回転軸部38の回転軸Hが属する1つの平面に平行な、1つの平面上に属するように配設されている。ガイドシャフト44,44の上端は連結板76に固定されている。これにより、両ガイドシャフト44,44の上端は連結板76を介して相互に連結されている。また、両ガイドシャフト44,44の下端はスキージホルダー45に固定されている。これにより、両ガイドシャフト44,44の下端はスキージホルダー45を介して相互に連結されている。スキージホルダー45は、ガイドシャフト44,44に対する角度(すなわち、X軸と平行な軸Fの周り方向の角度)を手動で調整可能に、ガイドシャフト44,44に連結されている。スキージホルダー45にはスキージ48が、スキージ48の上辺部で取り付けられている。ガイドシャフト44,44および連結板76およびスキージホルダー45は四角い枠状に相互に組み付けられている。これにより、ガイドシャフト44,44が基部ブロック42に対しガイドシャフト44,44の軸方向に移動すると、スキージ48は該移動方向に平行移動する。
連結板76の長手方向の中間位置(すなわち、両ガイドシャフト44,44の固定箇所に挟まれた位置)には、上下方向に貫通する断面円形の穴80が形成されている。穴80には印圧微調整用の回転ノブ82が、穴80の軸と回転ノブ82の軸を一致させて差し込まれている。回転ノブ82は連結板76に、穴80の軸周り方向に回転自在でかつ穴80の軸方向に移動不能に取り付けられている。回転ノブ82の内部には雌ねじ84(図3B)が、回転ノブ82の軸と同軸に形成されている。ガイドシャフト44,44の中間位置には、ガイドシャフト44,44に平行に駆動シャフト86が配設されている。また、基部ブロック42にはエアシリンダ88(図3Dおよび図3Eに図示。図3Aは図示を省略)が内蔵固定されている。駆動シャフト86の下端は、エアシリンダ88内のピストン(図示せず)に連結されている。駆動シャフト86の上部には雄ねじ90(図3B)が形成されている。雄ねじ90は回転ノブ82の下部開口から回転ノブ82内に差し込まれて雌ねじ84にねじ込まれる。これにより、回転ノブ82を指で回すと、駆動シャフト86が連結板76に対し上下に移動し、これに伴いガイドシャフト44,44が基部ブロック42に対し上下に移動する。すなわち、回転ノブ82を一方向に回すと、駆動シャフト86が連結板76に対し上方向に移動し、これに伴いガイドシャフト44,44が基部ブロック42に対し下方向に移動する。また、回転ノブ82を反対方向に回すと、駆動シャフト86が連結板76に対し下方向に移動し、これに伴いガイドシャフト44,44が基部ブロック42に対し上方向に移動する。回転ノブ82によるこの動作は印圧の微調整に利用される。連結板76には印圧ロック用ねじ91(図3C)がねじ込まれている。印圧ロック用ねじ91の先端は、回転ノブ82の側面の、穴80内にある箇所に対面する。印圧ロック用ねじ91の後部には摘まみ91aが固定されている。印圧の微調整を行うときは、摘まみ91aを緩める方向に回して印圧ロック用ねじ91の先端を回転ノブ82の側面の対面箇所から離す。これにより、回転ノブ82は回転可能になるので、回転ノブ82を回して印圧の微調整を行う。印圧の微調整が終了したら、摘まみ91aを締める方向に回して印圧ロック用ねじ91の先端を回転ノブ82の対面箇所に押しつける。これにより回転ノブ82の回転はロックされ、調整された印圧が保持される。
エアシリンダ88にはエアホース92,94(図3D)が接続されている。上側のエアホース92はエアシリンダ88内のピストン(図示せず)の上側の空間に連通している。下側のエアホース94はエアシリンダ88内の該ピストンの下側の空間に連通している。電磁弁(図示せず)による流路の切り替えにより、エアホース92,94の一方を通して外部からエアシリンダ88内に加圧エアーが供給され、エアホース92,94の他方を通してエアシリンダ88内から外部にエアーが排出される。これにより、ピストンは上下2位置に択一的に移動する。すなわち、上側のエアホース92から加圧エアーが供給され、下側のエアホース94からエアーが排出されたときは、ピストンは下限位置に移動して機械的に停止される。ピストンの該移動に伴いスキージ48は下降し、スクリーン66を押圧する印刷動作位置で停止する(図3Dの印刷時の状態)。逆に、下側のエアホース94から加圧エアーが供給され、上側のエアホース92からエアーが排出されたときは、ピストンは上限位置に移動して機械的に停止される。ピストンの該移動に伴いスキージ48は上昇してスクリーン66から離れた待機位置で停止する(図3Eのインキコーティング時の状態)。
ドクター52の駆動機構は、図3のスキージ48の駆動機構と比べて、スキージホルダー45とドクターホルダー50(図4A)の構成が異なるだけで、それ以外の構成および配置はスキージ48の駆動機構と同じである。すなわち、図4Aを使って説明すると、基部ブロック42には、2本のガイドシャフト46,46(図4Aでは2本のガイドシャフト46,46が重なって見える)が互いに平行に、かつガイドシャフト46,46の軸方向に移動自在に挿通されている。ガイドシャフト46,46はスキージ側のガイドシャフト44,44に対し、平行にかつ対面して配置されている。各ガイドシャフト46,46の軸は、回転軸部38(図3A)の回転軸Hに直交する個別の面上にそれぞれ配設されている。また、両ガイドシャフト46,46の軸は、回転軸部38の回転軸H(図3A)が属する1つの平面に平行な、1つの平面上に属するように配設されている。ガイドシャフト46,46の上端は連結板96に固定されている。これにより、両ガイドシャフト46,46の上端は連結板96を介して相互に連結されている。また、両ガイドシャフト46,46の下端はドクターホルダー50に固定されている。これにより、両ガイドシャフト46,46の下端はドクターホルダー50を介して相互に連結されている。ドクターホルダー50は、ガイドシャフト46,46に対する角度(すなわち、X軸と平行な軸Gの周り方向の角度)を手動で調整可能に、ガイドシャフト46,46に連結されている。ドクターホルダー50にはドクター52が、ドクター52の上辺部で取り付けられている。ガイドシャフト46,46および連結板96およびドクターホルダー50は四角い枠状に相互に組み付けられている。これにより、ガイドシャフト46,46が基部ブロック42に対しガイドシャフト46,46の軸方向に移動すると、ドクター52は該移動方向に平行移動する。
ドクター圧(インキコーティング時にドクター52がスクリーン66を押圧する力)の微調整機構およびロック機構は、印圧に関する微調整機構およびロック機構を示す図3B、図3Cと同じ構成である。すなわち、図4Aにおいて、連結板96の長手方向(図4Aの紙面に直交する方向)の中間位置(すなわち、両ガイドシャフト46,46の固定箇所に挟まれた位置)には、上下方向に貫通する断面円形の穴(図示せず。図3Bのスキージ側の穴80に相当)が形成されている。該穴にはドクター圧の微調整用の回転ノブ98(スキージ側の回転ノブ82に相当)が、該穴の軸と回転ノブ98の軸を一致させて差し込まれている。回転ノブ98は連結板96に、該穴の軸周り方向に回転自在でかつ該穴の軸方向に移動不能に取り付けられている。回転ノブ98の内部には雌ねじ(図示せず。図3Bのスキージ側の雌ねじ84に相当)が、回転ノブ98の軸と同軸に形成されている。ガイドシャフト46,46の中間位置には、ガイドシャフト46,46に平行に駆動シャフト(図示せず。図3Aのスキージ側の駆動シャフト86に相当)が配設されている。また、基部ブロック42にはエアシリンダ100(スキージ側のエアシリンダ88に相当)が内蔵固定されている。該駆動シャフトの下端は、エアシリンダ100内のピストン(図示せず)に連結されている。該駆動シャフトの上部には雄ねじ(図示せず。図3Bのスキージ側の雄ねじ90に相当)が形成されている。該雄ねじは回転ノブ98の下部開口から回転ノブ98内に差し込まれて前記雌ねじにねじ込まれる。これにより、回転ノブ98を指で回すと、前記駆動シャフトが連結板96に対し上下に移動し、これに伴いガイドシャフト46,46が基部ブロック42に対し上下に移動する。すなわち、回転ノブ98を一方向に回すと、該駆動シャフトが連結板96に対し上方向に移動し、これに伴いガイドシャフト46,46が基部ブロック42に対し下方向に移動する。また、回転ノブ98を反対方向に回すと、該駆動シャフトが連結板96に対し下方向に移動し、これに伴いガイドシャフト46,46が基部ブロック42に対し上方向に移動する。回転ノブ98によるこの動作はドクター圧の微調整に利用される。連結板96にはドクター圧ロック用ねじ102(スキージ側の印圧ロック用ねじ91に相当)がねじ込まれている。ドクター圧ロック用ねじ102の先端は、回転ノブ98の側面の、前記穴内にある箇所に対面する。ドクター圧ロック用ねじ102の後部には摘まみ102a(スキージ側の摘まみ91aに相当)が固定されている。ドクター圧の微調整を行うときは、摘まみ102aを緩める方向に回してドクター圧ロック用ねじ102の先端を回転ノブ98の側面の対面箇所から離す。これにより、回転ノブ98は回転可能になるので、回転ノブ98を回してドクター圧の微調整を行う。ドクター圧の微調整が終了したら、摘まみ102aを締める方向に回してドクター圧ロック用ねじ102の先端を回転ノブ98の側面の対面箇所に押しつける。これにより回転ノブ98の回転はロックされ、調整されたドクター圧が保持される。
エアシリンダ100にはエアホース104,106(スキージ側のエアホース92,94に相当)が接続されている。上側のエアホース104はエアシリンダ100内のピストン(図示せず)の上側の空間に連通している。下側のエアホース106はエアシリンダ100内の該ピストンの下側の空間に連通している。電磁弁(図示せず)による流路の切り替えにより、エアホース104,106の一方を通して外部からエアシリンダ100内に加圧エアーが供給され、エアホース104,106の他方を通してエアシリンダ100内から外部にエアーが排出される。これにより、ピストンは上下2位置に択一的に移動する。すなわち、上側のエアホース104から加圧エアーが供給され、下側のエアホース106からエアーが排出されたときは、ピストンは下限位置に移動して機械的に停止される。ピストンの該移動に伴いドクター52は下降し、スクリーン66を押圧してインキコーティング動作位置で停止する(図4Cのインキコーティング時の状態)。逆に、下側のエアホース106から加圧エアーが供給され、上側のエアホース104からエアーが排出されたときは、ピストンは上限位置に移動して機械的に停止される。ピストンの該移動に伴いドクター52は上昇してスクリーン66から離れた待機位置で停止する(図4Bの印刷時の状態)。
図4A〜Cは印刷ヘッド40の動作モードを示す。図4Aは印刷およびインキコーティングのいずれも行っていないニュートラル時の状態を示す。このとき下側のエアホース94,106からそれぞれ加圧エアーを供給し、上側のエアホース92,104からそれぞれエアーを排出して、スキージ48およびドクター52をいずれも上昇位置に保持しておく。次に、図4Bは印刷時の状態を示す。このときスキージ48は下降位置にありスクリーン66を介して被印刷面60aに所定の印圧で接触している。ドクター52は上昇位置にありスクリーン66から離れている。この状態で印刷ヘッド40を印刷方向(図4Bの右方向)に移送して印刷が行われる。図4Cはインキコーティング時の状態を示す。このときスキージ48は上昇位置にありスクリーン66から離れている。ドクター52は下降位置にありスクリーン66に所定のドクター圧で接触している。この状態で印刷ヘッド40をインキコーティング方向(図4Cの左方向)に移送してインキコーティングが行われる。
図5は、図1の機構部を制御する制御系統を示す。被印刷面形状データメモリ108にはCADデータ等に基づく被印刷面60aの断面形状のデータが記憶されている。この形状データは図1の機構部のYZ座標系における位置データで表されている。ティーチング時に、制御部111はこの形状データに基づき、グラフィックディスプレイ113に印刷ヘッド40および被印刷面60aのYZ座標平面上の位置関係をグラフィック表示する。操作者(ティーチングマン)は、このグラフィック表示画面上で、オフラインティーチング操作で、被印刷面60a上の印刷方向に沿った適宜の位置ごとに教示を行っていく。この教示操作は次のようにして行われる。グラフィック表示画面に表示された印刷ヘッド40をY、Z、θの各軸方向に移動させる(このときスキージ48は下降位置に設定されている)。同表示画面に表示された被印刷面60a上の適宜の位置で、YZ平面における該位置の接線方向とスキージ48とがなすアタック角度を所定角度に維持してスキージ48の先端を該位置に当接させる。このときのY、Z、θの各軸座標値を、該位置(ティーチングポイント)における測定データ(ティーチングデータ)として記憶することを指示する。該記憶指示により、該ティーチングデータはティーチングデータメモリ115に記憶される。このティーチング操作を被印刷面60a上の印刷方向に沿った適宜の位置ごとに行う。これにより、ティーチングデータメモリ115には、被印刷面60a上の、印刷方向に沿った適宜のティーチングポイントごとのティーチングデータ(Y、Z、θの各軸座標値)が格納される。演算部117は、操作者による演算開始指令に基づき、ティーチングデータメモリ115に記憶されている各軸座標値についてスプライン演算等の補間演算をする。この補間演算の結果、演算部117は、被印刷面60aに沿って単位距離Δd(ティーチングポイント間を補間する微少距離)進む位置ごとのY、Z、θ値を求める。求められたY、Z、θ値は補間データメモリ119に格納される。このようにして補間データメモリ119にY、Z、θ値が記憶された状態で、操作者が印刷速度を設定して印刷実行を指示すると、印刷が実行される。すなわち、印刷実行が指示されると、制御部111は次の制御を実行する。印刷動作開始位置にあるスキージ48を下降位置に下ろし、ドクター52を上昇位置に上げる。指示された印刷速度に応じた時間間隔で、補間データメモリ119に記憶されたY、Z、θ値を順次読み出して、各軸のサーボモータ26,34,35に位置指令値として出力する。これにより、スキージ48が所定のアタック角度を維持しながら、スキージ48の先端は被印刷面60aに沿って、指示された一定の速度で移動して、スクリーン66を介して被印刷面60aを擦って、被印刷面60aに印刷を行う。スキージ48が印刷終了位置まで達したら、制御部111は次の制御を実行する。Y、Z、θの各軸の移動を停止する。スキージ48を上昇位置に上げてスクリーン66から離す。ドクター52を下降位置に下ろしてスクリーン66に接触させる。印刷ヘッド40をY軸方向に印刷時とは逆方向に移送してインキコーティング動作を行わせる。このとき、印刷ヘッド40のZ軸位置をスクリーン66の湾曲に合わせて移動させる。このZ軸位置の移動制御については詳しい説明を省略するが、例えば、前述したスキージ48についてのオフラインティーチング操作と同様の、ドクター52についてのオフラインティーチング操作に基づいて行うことができる。
ここで、制御部111による上記印刷時の制御について、図6を参照して説明する。この制御は、アタック角度を所定角度に維持してスキージ48の先端を該印刷位置に接触させ、かつスキージ48の先端を被印刷面60aに沿って、指示された一定の速度で移動させて印刷を行う制御である。前述のとおり、補間データメモリ119には、アタック角度を所定角度に維持しかつスキージ48の先端を該印刷位置に接触させた状態で、スキージ48の先端が被印刷面60aに沿って単位距離Δd進む位置ごとのY、Z、θ値が記憶されている。図6の印刷位置P0,P1,P2,・・・は、YZ平面上で、スキージ48の先端が被印刷面60a上の任意の位置P0にある状態から、被印刷面60aに沿って単位距離Δd進むごとの位置を示す。座標値(yi,zi)(i=0,1,2,・・・)は、スキージ48の回転軸HのYZ座標値である。座標値θi(i=0,1,2,・・・)は、YZ平面上のZ軸方向を基準とした回転軸Hの周り方向のスキージ48の角度である。各印刷位置P0,P1,P2,・・・に関して補間データメモリ119に記憶されているY、Z、θ値(yi,zi,θi)は、次のとおりである。

・印刷位置P0に関するY、Z、θ値(y0,z0,θ0):スキージ48の先端を位置P0に接触させた状態で、所定のアタック角度αが得られるY、Z、θ値

・印刷位置P1に関するY、Z、θ値(y1,z1,θ1):スキージ48の先端を位置P1(印刷位置を位置P0から被印刷面60aに沿って単位距離Δd進ませた位置)に接触させた状態で、所定のアタック角度αが得られるY、Z、θ値

・印刷位置P2に関するY、Z、θ値(y2,z2,θ2):スキージ48の先端を位置P2(印刷位置を位置P1から被印刷面60aに沿って単位距離Δd進ませた位置)に接触させた状態で、所定のアタック角度αが得られるY、Z、θ値


制御部111は、印刷時に、指示された印刷速度に応じた時間間隔Δtで、補間データメモリ119に記憶された印刷位置P0,P1,P2,・・・のY、Z、θ値を順次読み出して各軸のサーボモータ26,34,35に位置指令値として出力する。すなわち、ある時刻t0に位置P0のY、Z、θ値を読み出して各軸の位置指令値として出力する。時刻t0+Δtに位置P1のY、Z、θ値を読み出して各軸の位置指令値として出力する。時刻t0+2Δtに位置P2のY、Z、θ値を読み出して各軸の位置指令値として出力する。以後同様に、時間がΔt進行するごとに位置P4,P5,P6,・・・のY、Z、θ値を読み出して各軸の位置指令値として順次出力する。これにより、所定のアタック角度αを維持しながら、スキージ48の先端は被印刷面60aに沿って被印刷面60aを一定速度Δd/Δtで移動して、被印刷面60aに印刷を行う。
図7は、以上説明したスクリーン印刷装置10を使用したスクリーン印刷作業の手順を示す。図7の作業手順を説明する。CADデータ等に基づく被印刷面60aの断面形状のデータを被印刷面形状データメモリ108に取り込む(S1)。グラフィックディスプレイ113の表示画面上で、オフラインティーチング操作により、被印刷面60a上の印刷方向に沿った適宜の位置ごとにY、Z、θ値の教示を行う(S2)。教示した各位置のY、Z、θ値はティーチングデータメモリ115に格納される。印刷開始位置から印刷終了位置までティーチングを行った後、操作者の指示に基づき演算部117で教示位置のY、Z、θ値についてそれぞれスプライン演算等の補間演算が実行される(S3)。これにより、被印刷面60aに沿って単位距離Δd進む位置ごとのY、Z、θ値が求められる。該求められた補間データは補間データメモリ119に格納される(S4)。補間データメモリ119に格納された補間データを用いて、指示された本番印刷時の速度で試し刷りを行う(S5)。試し刷りの結果を見て、印刷不良箇所があれば(S6で“NO”)、微調整を行う(S7)。この微調整は、回転ノブ82(図3A)による印圧の微調整、印刷不良箇所の再ティーチング(オフラインティーチングまたはダイレクトティーチングまたはティーチングプレイバック)等により行われる。印刷不良箇所の再ティーチィングが行われたときは、該印刷不良箇所についてティーチングデータメモリ115に記憶されている該印刷不良箇所のティーチングデータが、再ティーチングにより得られたティーチングデータで更新される。演算部117は該更新されたティーチングデータに基づいてスプライン演算等の補間演算をし直す。補間データメモリ119の内容は、新たな補間データ(被印刷面60aに沿って単位距離Δd進む位置ごとのY、Z、θ値)で更新される。次の試し刷りはこの更新された補間データに基づいて実行される。試し刷りおよび微調整は、被印刷面60aの全領域で良好な印刷結果が得られるまで繰り返される。被印刷面60aの全領域で良好な印刷結果が得られたら(S6で“YES”)、試し刷り時と同じ速度で本番印刷を行う(S8)。
図8は印刷時の印刷ヘッド40の動作を示す。なお、図8では図示の便宜上、スクリーン66と被印刷面60aが、Y軸方向の全域にわたり、離れて図示されているが、実際には、当然のことながら、印刷位置(スキージ48の先端がスクリーン66に接触する位置)でスクリーン66と被印刷面60aは接触する。Y、Z、θ各軸の制御により、スキージ48は、インキ121の溜まりを維持しながら、所定のアタック角度αを維持して、スクリーン66を介して被印刷面60aを擦って、被印刷面60aに印刷を行う。
図9は、印刷終了位置に達した後の戻し(インキコーティング)動作を示す。このとき、スキージ48は上昇位置にあり、ドクター52は下降位置にある。θ軸は固定のまま、Y、Z両軸を駆動して、ドクター52の先端でスクリーン66を擦ってインキ121をスクリーン66に塗布して、次回の印刷に備える。
図10は、印刷終了位置に達した後の戻し(インキコーティング)動作の別の例を示す。これは、ドクター52がスクリーン66に接触する位置で、該位置のスクリーン66の接線方向とドクター52とがなす角度(ドクター角)βを所定角度に維持してインキコーティングを行うようにしたものである。これを実現するために、Y、Z軸のほか、θ軸の駆動する。これによれば、スクリーン66の断面形状の影響を受けずにスクリーン66に均一にインキコーティングを行うことができる。その結果、次回の印刷を高精度にあるいは高品位に行うことができる。インキコーティング時にドクター角βを所定角度に維持する制御は、例えば、印刷時にアタック角αを所定角度に維持する前述の制御と同様に行うことができる。すなわち、該制御は、被印刷面60aの断面形状のデータを利用したオフラインティーチングに基づき、図7と同様の手順で行うことができる。あるいは、後述する図11と同様の手順で行うこともできる。
前記図7の作業手順では、被印刷面60aの断面形状のデータに基づくオフラインティーチング操作で被印刷面60a上の印刷方向に沿った適宜の位置ごとのY、Z、θ値の教示を行い、該教示で得られた教示データを補間演算して、スキージ48の先端が被印刷面60aに沿って単位距離Δd進む位置ごとのY、Z、θ値を求めるようにした。しかし、被印刷面60aの断面形状のデータが決まれば、該被印刷面60a上の位置に応じて、スキージ48が所定のアタック角度を維持しながらスキージ48の先端が該位置に接触するための、Y,Z,θ各軸位置の組合せが決まる。そこで、被印刷面60aの断面形状のデータから直接、スキージ48の先端が被印刷面60aに沿って単位距離Δd進む位置ごとのY、Z、θ値を求めることもできる。そのようにする場合の、図7に代わる作業手順の一例を図11に示す。図11の作業手順を、図5の制御系統を流用して説明する。CADデータ等に基づく被印刷面60aの断面形状のデータを被印刷面形状データメモリ108に取り込む(S11)。演算部117はこの形状データに基づき、スキージ48が所定のアタック角度αを維持しながらスキージ48の先端が被印刷面60aに沿って単位距離Δd進む位置ごとのY、Z、θ値を求める。すなわち、前出の図6に基づいて説明すれば、アタック角度αを維持しながら、スキージ48の先端が被印刷面60aに沿って単位距離Δd進む位置P0,P1,P2,・・・ごとのY、Z、θ値、P0(y0,z0,θ0),P1(y1,z1,θ1),P2(y2,z2,θ2),・・・を求める。求められた各位置のY、Z、θ値は補間データメモリ119に格納される(S12)。補間データメモリ119に格納されたデータを用いて、指示された本番印刷時の速度で試し刷りを行う(S13)。試し刷りの結果を見て、印刷不良箇所があれば(S14で“NO”)、微調整を行う(S15)。この微調整は、回転ノブ82(図3)による印圧の微調整、印刷不良箇所のティーチング(オフラインティーチングまたはダイレクトティーチングまたはティーチングプレイバック)等により行われる。印刷不良箇所のティーチィングが行われたときは、該ティーチングで得られたティーチングデータに基づき、補間データメモリ119の印刷不良箇所のデータが修正される。次の試し刷りはこの修正されたデータに基づいて実行される。試し刷りおよび微調整は、被印刷面60aの全領域で良好な印刷結果が得られるまで繰り返される。被印刷面60aの全領域で良好な印刷結果が得られたら(S14で“YES”)、試し刷り時と同じ速度で本番印刷を行う(S16)。
前記実施の形態では、印刷実行前に被印刷面の断面形状のデータに基づいてY、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を求めて設定し、該設定された情報に基づきスキージの各軸位置を制御して印刷するようにした。しかし、演算速度が速ければ、印刷実行中に被印刷面の断面形状のデータ等に基づいて実時間でY、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を求めて、スキージの各軸位置を制御して印刷することもできる。また、前記実施の形態では、Y軸方向、Z軸方向の位置制御を、被印刷面を固定し、印刷ヘッドをY軸方向、Z軸方向に移動させることにより行った。これとは逆に、印刷ヘッドを固定し、被印刷面をY軸方向、Z軸方向に移動させることにより行うこともできる。また、前記実施の形態では、スクリーン66の断面形状を被印刷面の断面形状と同一にした。しかし、スクリーンの断面形状は被印刷面の断面形状と同一である必要はなく、概ね倣ったものとすることもできる。この場合、Y、Z、θの各軸位置相互の関係を該スクリーンの断面形状(すなわち、被印刷面の断面形状に概ね倣った形状)のデータに基づいて求めることもできる。
10…スクリーン印刷装置、12…Y軸ステージ(Y軸移動装置)、14…Z軸ステージ(Z軸移動装置)、16…θ軸ステージ(θ軸移動装置)、40…印刷ヘッド、48…スキージ、52…ドクター、56…テーブル、58…治具、60…被印刷物、60a…被印刷面、62…スクリーン印刷版、66…スクリーン、82…回転ノブ(印圧微調整機構)、84…雌ねじ(印圧微調整機構)、90…雄ねじ(印圧微調整機構)、111…制御部(制御装置)、119…補間データメモリ(メモリ)

Claims (11)

  1. 印刷の進行方向に沿って曲がる断面形状を有する被印刷面にスクリーン印刷するスクリーン印刷方法において、
    前記印刷の進行方向をY軸、Y軸に直交しかつ前記断面に属する方向をZ軸、YZ平面に直交する軸の周り方向をθ軸と定義して、
    スキージを、前記被印刷面に対して相対的に、Y、Z、θの各軸方向に移動可能に配置し、
    YZ平面における前記被印刷面の印刷位置の接線方向と前記スキージとがなす角度を維持してまたは概ね維持して印刷することを可能にする、Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を求め、
    前記被印刷面に対する前記スキージのY、Z、θの各軸位置を、前記求められたY、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報に応じて制御して印刷を実行する
    スクリーン印刷方法。
  2. 前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を印刷実行前に求めて予め設定し、
    前記被印刷面に対する前記スキージのY、Z、θの各軸位置を、前記設定されたY、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報に応じて制御して印刷を実行する
    請求項1に記載のスクリーン印刷方法。
  3. 前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を、前記被印刷面の前記断面形状のデータまたは該断面形状に近似した形状のデータに基づいて求める請求項1または2に記載のスクリーン印刷方法。
  4. 前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報は、θ軸位置の変動に伴うY軸位置およびZ軸位置の変動分を加味した情報として求められる請求項1から3のいずれか1つに記載のスクリーン印刷方法。
  5. 前記被印刷面に倣ってまたは概ね倣って印刷の進行方向に沿って曲がる断面形状を有するスクリーンを使用して印刷を実行する請求項1から4のいずれか1つに記載のスクリーン印刷方法。
  6. YZ平面における前記被印刷面の印刷位置の接線方向の印刷速度を維持してまたは概ね維持して印刷を実行する請求項1から5のいずれか1つに記載のスクリーン印刷方法。
  7. 前記印刷速度の制御は、前記被印刷面に沿って所定距離進む位置ごとの前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を印刷実行前に求めて予め設定し、指示された印刷速度に応じた時間間隔で該情報を順次読み出してY、Z、θ各軸の位置指令値として与えて各軸を制御することにより実行される請求項6に記載のスクリーン印刷方法。
  8. 印刷の進行方向に沿って曲がる断面形状を有する被印刷面にスクリーン印刷するスクリーン印刷装置において、
    スキージと、
    ドクターと、
    前記印刷の進行方向をY軸、Y軸に直交しかつ前記断面に属する方向をZ軸、YZ平面に直交する軸の周り方向をθ軸と定義して、前記スキージを前記被印刷面に対して相対的にY、Z、θの各軸方向に移動させる移動装置と、
    YZ平面における前記被印刷面の印刷位置の接線方向と前記スキージとがなす角度を維持してまたは概ね維持して印刷することを可能にする、Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を求めてまたは該情報が設定されて、前記スキージによる印刷時に、前記情報に応じて前記移動装置を制御して、前記被印刷面に対する前記スキージのY、Z、θの各軸位置を該情報に応じた位置に制御する制御装置と
    を具備するスクリーン印刷装置。
  9. 前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を、該Y、Z、θの各軸位置の位置データを組み合わせた情報として予め記憶するメモリを有し、
    前記制御装置は、前記メモリを参照して前記移動装置を制御して、前記被印刷面に対するスキージのY、Z、θの各軸位置を該メモリに記憶された情報に応じた位置に制御する請求項8に記載のスクリーン印刷装置。
  10. 前記メモリは、前記被印刷面に沿って所定距離進む位置ごとの前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を記憶し、
    前記制御装置は、指示された印刷速度に応じた時間間隔で、前記メモリから前記Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を順次読み出してY、Z、θ各軸の位置指令値として与えて各軸を制御する請求項9に記載のスクリーン印刷装置。
  11. 前記移動装置は、前記スキージと前記ドクターを一緒に前記被印刷面に対して相対的にY、Z、θの各軸方向に移動させる機構を有し、
    前記制御装置は、前記ドクターがインキを戻す際の該ドクターとスクリーンとの当接箇所における該スクリーンの接線方向と該ドクターとがなす角度を維持してまたは概ね維持してインキを戻すことを可能にする、Y、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報を求めてまたは該情報が設定されて、前記ドクターによるインキの戻し時に、前記スクリーンに対する前記ドクターのY、Z、θの各軸位置を、前記求められたまたは設定されたY、Z、θの各軸位置相互の関係を示す情報に応じて制御する請求項8から10のいずれか1つに記載のスクリーン印刷装置。
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