JP6786254B2 - 印刷装置の洗浄装置 - Google Patents

印刷装置の洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6786254B2
JP6786254B2 JP2016089048A JP2016089048A JP6786254B2 JP 6786254 B2 JP6786254 B2 JP 6786254B2 JP 2016089048 A JP2016089048 A JP 2016089048A JP 2016089048 A JP2016089048 A JP 2016089048A JP 6786254 B2 JP6786254 B2 JP 6786254B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
head cap
liquid
cleaning
drainage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016089048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017196794A (ja
Inventor
睦 久保田
睦 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2016089048A priority Critical patent/JP6786254B2/ja
Publication of JP2017196794A publication Critical patent/JP2017196794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6786254B2 publication Critical patent/JP6786254B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、インクジェットヘッドによりインクを吐出して印刷用紙に印刷を行う印刷装置の洗浄装置に関する。
一般的に、インクジェット方式が適用されたインクジェット印刷装置は、画像情報や文字情報等の印刷データに基づいて、インクジェットヘッドのノズルからインクを印刷用紙に向けて吐出して画像や文字などを印刷することができ、多色のインクを使用して印刷用紙上に印刷データをカラーで印刷できるので、家庭用や業務用として普及している。
このようなインクジェット印刷装置では、インクジェットヘッド表面に残留したり付着したりした不要物やノズル近傍で増粘したインクを除去してノズルの目詰まり等を防止する目的として、ポンプ駆動によりインクジェットヘッドから強制的にインクを排出するクリーニング処理が行われている。
このインクジェットヘッドのクリーニングにより排出されたインクが、ヘッドキャップから廃液タンクまでの廃液チューブ内で乾燥、固着する場合がある。また、キャップの縁にインク固着すると、インクジェットヘッドをヘッドキャップで覆ったときに密閉性が確保できず、ノズル内が乾燥するとともに、密閉性が劣化することによりインク吸引時に空気漏れが発生し、ノズル内に気泡が混入してしまうおそれがあった。さらには、廃液チューブ内にインクが固着すると、流路抵抗が高くなって吸引不足が起きたり、さらに完全に詰まると経路内の圧力が高まってキャップ側に逆流したり、最悪、経路が破裂してしまう。
従来、このような廃液チューブ内でのインクの乾燥・固着を防止又は解消する技術として、特許文献1に開示された技術がある。この特許文献1に開示された技術では、ノズル面全面を覆い密閉する記録ヘッド保管容器を設けてノズル面を密閉保管する。この際、記録ヘッド保管容器内を洗浄液で満たし、記録ヘッドのノズル面全体を洗浄液に浸漬させた状態で保管する。
特開2013−176898号公報
しかしながら、特許文献1記載のインクジェット印刷装置では、洗浄液を供給し、クリーニングにより生じた廃インクを排出する経路が1つしかないため、使用後に回収した洗浄液が廃インクで汚濁することとなり、クリーニングの回数を重ねるにつれて、インクジェットヘッドのクリーニング動作により排出されたインクが廃液チューブ等の排液経路内で乾燥、固着してしまい、適切なクリーニングが行えないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、インクジェットヘッドのクリーニング動作により排出されたインクが、キャップから廃液タンクまでの排液経路内で乾燥、固着するのを防止して、適切なクリーニングを実現できる印刷装置の洗浄装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷装置の洗浄装置の第1の特徴は、印刷媒体に対してインクをノズルから排出するインクジェットヘッドを有する印刷装置の洗浄装置であって、
前記インクジェットヘッドに脱着自在に設けられ、装着された状態において前記ノズルを外気から密閉した状態で覆うヘッドキャップと、
前記ヘッドキャップ内に洗浄液を供給するための送液経路と、
前記ヘッドキャップ内に貯留された廃液を排出するための排液経路と、
前記送液経路を通じて前記ヘッドキャップに前記洗浄液を送出するとともに、前記排液経路を通じて前記ヘッドキャップから前記廃液を排出する吸排手段と、
前記送液経路又は前記排液経路を選択的に前記ヘッドキャップに接続する切替手段と、
前記ヘッドキャップ内に配置され、前記ヘッドキャップ内の洗浄液の量又は水質を計測する計測手段と、
前記切替手段による経路の選択に応じて、前記吸排手段による送液方向を前記ヘッドキャップ方向又は廃液方向に切り替える制御を行うとともに、前記切替手段が前記送液経路を前記ヘッドキャップに接続している間に、前記吸排手段に前記ヘッドキャップ方向へ前記洗浄液を送出させ、前記計測手段による計測結果に従って、前記吸排手段の送出開始及び送出停止を制御する制御手段と
を備えることにある。
本発明に係る洗浄装置の第の特徴は、
印刷媒体に対してインクをノズルから排出するインクジェットヘッドを有する印刷装置の洗浄装置であって、
前記インクジェットヘッドに脱着自在に設けられ、装着された状態において前記ノズルを外気から密閉した状態で覆うヘッドキャップと、
前記ヘッドキャップ内に洗浄液を供給するための送液経路と、
前記ヘッドキャップ内に貯留された廃液を排出するための排液経路と、
前記送液経路を通じて前記ヘッドキャップに前記洗浄液を送出するとともに、前記排液経路を通じて前記ヘッドキャップから前記廃液を排出する吸排手段と、
前記送液経路又は前記排液経路を選択的に前記ヘッドキャップに接続する切替手段と、
前記切替手段による経路の選択に応じて、前記吸排手段による送液方向を前記ヘッドキャップ方向又は廃液方向に切り替える制御手段とを備え、
前記切替手段は、
前記送液経路又は前記排液経路から前記ヘッドキャップへ至る接続経路に対して、前記送液経路及び前記排液経路が接続される接続点に配置され、
前記接続経路、前記送液経路及び前記排液経路を相互に連結する合流路と、
前記合流路に対する前記接続経路、前記送液経路及び前記排液経路それぞれの連結点に設けられる3つの閉止弁とを備え、
前記送液経路又は前記排液経路の一方の閉止弁を開放するとともに前記送液経路又は前記排液経路の他方の閉止弁を閉止し、前記接続経路の閉止弁を開放することにより、前記送液経路又は前記排液経路を選択的に前記接続経路に対して接続し、
全ての閉止弁を閉止することにより、前記接続経路、前記送液経路及び前記排液経路を閉塞させることにある。
本発明に係る洗浄装置の第の特徴は、印刷媒体に対してインクをノズルから排出するインクジェットヘッドを有する印刷装置の洗浄装置であって、
前記インクジェットヘッドに脱着自在に設けられ、装着された状態において前記ノズルを外気から密閉した状態で覆うヘッドキャップと、
前記ヘッドキャップ内に洗浄液を供給するための送液経路と、
前記ヘッドキャップ内に貯留された廃液を排出するための排液経路と、
前記送液経路を通じて前記ヘッドキャップに前記洗浄液を送出するとともに、前記排液経路を通じて前記ヘッドキャップから前記廃液を排出する吸排手段と、
前記送液経路又は前記排液経路を選択的に前記ヘッドキャップに接続する切替手段と、
前記ヘッドキャップ内に配置され、前記ヘッドキャップ内の水量又は水質を計測する計測手段と、
前記切替手段による経路の選択に応じて、前記吸排手段による送液方向を前記ヘッドキャップ方向又は廃液方向に切り替える制御を行うと共に、前記切替手段が前記送液経路を前記ヘッドキャップに接続している間に、前記吸排手段に前記ヘッドキャップ方向へ前記洗浄液を送出させ、前記計測手段による計測結果に従って、前記吸排手段の送出開始及び送出停止を制御する制御手段と、を備え、
前記計測手段は、前記ヘッドキャップ内の底面に設けられ、前記底面から上方に向けて超音波を発生する超音波発生手段と、
発生された超音波の反射波を検知する検知手段と、を有し、
前記制御手段は、前記反射波の到達時間に基づいて前記水量を計測し、前記反射波の振幅の減衰量に基づいて前記水質を計測し、これらの計測結果に従って、前記吸排手段の送出開始及び送出停止を制御することにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第1の特徴によれば、送液経路をヘッドキャップに接続している間にヘッドキャップ側へ洗浄液を供給したり、排液経路をヘッドキャップに接続している間に排液側へ廃液を排出させるなど、切替手段による経路の選択に応じて、吸排手段による送液方向を切り替えることによって、インクジェットヘッドのクリーニングに加えて、ヘッドキャップ内及びヘッドキャップから廃液タンクまでの排液経路内も洗浄することができる。この結果、ヘッドのクリーニング動作により排出されたインクが、キャップから廃液タンクまでの排液経路内で乾燥、固着するのを防止し、吸引不足や逆流が起こり、適切なクリーニングが行えなくなるのを回避することができる。
更に、本発明に係る洗浄装置の第の特徴によれば、ヘッドキャップ内の洗浄液の量又は水質を計測する計測手段を用いることにより、送液経路の汚損や劣化等による流量の変化の影響を受けることなく、上述した多様な洗浄方式をより高精度で行うことができる。
なお、この計測手段としては、超音波の反射波を検知する方式や、レーザ変位計による液面検知、透過型センサの受光量による汚れ検知、誘電率の変化による液面・汚れ検知、フロートセンサ(磁石)による液面検知、重量センサ(感圧)による液面検知など種々の方式を採用することができる。
本発明に係る洗浄装置の第の特徴によれば、ヘッドキャップへ至る接続経路に対して、前記送液経路及び前記排液経路が接続される接続点において、各閉止弁を適宜開放又は閉止することによって、上述した多様な洗浄方式を実施できるとともに、上述した長期保存のために接続経路を閉塞させることができる。
なお、この閉止弁の仕組みとしては、接続経路に対して送液経路又は排液経路のいずれかを選択的に接続可能な略L字形の連結路を、合流路内において水密状態で回転される回転体内部に設け、この回転体の回転角度をモーター等で変化させることによって、接続経路に対して送液経路又は排液経路のいずれかを選択的に接続したり、全ての経路を閉塞させたりできる所謂三方コックを採用することができる。また、他の閉止弁の仕組みとしては、3つの閉止弁を電磁弁として電子制御するようにしてもよい。
本発明に係る洗浄装置の第の特徴によれば、上記計測手段として、ヘッドキャップ内の底面から上方の水面方向に向けて超音波を発生させ、その反射波を検知する方式とし、反射波の到達時間や振幅の減衰量に基づいてヘッドキャップ内の洗浄液の水量や水質を計測して洗浄液の送出開始及び送出停止を制御する。これにより、簡単な検出構造によって、水量と水質の両方を一括して検出することができる。
なお、本特徴によれば、洗浄液を送出しながら反射波の時間的変化が飽和したことによりオーバーフロー状態を検知したり、洗浄液の送出によるすすぎ洗浄時に、反射波の振幅変化により経路汚れを検知したり、強めの超音波を発生させてキャップ内を撹拌してインク汚れを掻き取ったり、さらに強めの超音波を発生させることにより洗浄液を液面よりも上方へ吐出させ、インクジェットヘッドやノズルガードの隙間を洗浄したりなど、多様な動作を実行することができる。
本発明の第1実施形態であるインクジェット印刷装置の構成を示す構成図である。 第1実施形態に係るインクジェットヘッドとメンテナンスユニットを示す構成図である。 第1実施形態に係る切替部を示す構成図である。 (a)〜(c)は、第1実施形態に係る切替部を示す構成図である。 第1実施形態に係るインクジェット印刷装置の機能構成を示した図である。 (a)及び(b)は、第1実施形態に係る各経路の接続状態を示した説明図である。 (a)は、第1実施形態に係るキャップ洗浄処理時の状態を示した説明図であり、同図(b)は、長期保存処理時の状態を示した説明図である。 第1実施形態に係るインクジェット印刷装置におけるメンテナンス処理の全体処理手順を示したフローチャートである。 第1実施形態に係るクリーニング処理の処理手順を示したフローチャートである。 第1実施形態に係る経路洗浄処理の処理手順を示したフローチャートである。 第1実施形態に係る長期保存処理の処理手順を示したフローチャートである。 第2実施形態に係る計測部を示す構成図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の一実施形態では、多数のノズルが形成されたインクジェットヘッドを複数本備え、それぞれのインクジェットヘッドから黒又はカラーのインクを吐出してライン単位で印刷用紙に印刷を行うライン型の画像形成装置を例に挙げて説明する。
(インクジェット印刷装置の全体構成)
本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の構成について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の構成を示す構成図であり、図2は、インクジェットヘッド31とメンテナンスユニット200の構成を示す構成図である。
図1に示すように、インクジェット印刷装置1は、サイド給紙部10と、内部給紙部20と、印刷部30と、排紙部40と、反転部50とを備えている。
サイド給紙部10は、印刷用紙Wが積層される給紙台11と、この給紙台11から最上位置の印刷用紙Wのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部12と、この1次給紙部12によって搬送された印刷用紙Wを循環搬送路CR上へ搬送する2次給紙部14とを備えている。
内部給紙部20は、印刷用紙Wが積層される給紙台21aと、この給紙台21aから最上位置の印刷用紙Wのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22aと、印刷用紙Wが積層される給紙台21bと、この給紙台21bから最上位置の印刷用紙Wのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22bと、印刷用紙Wが積層される給紙台21cと、この給紙台21cから最上位置の印刷用紙Wのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22cと、印刷用紙Wが積層される給紙台21dと、この給紙台21dから最上位置の印刷用紙Wのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22dとを備えている。
このように、2次給紙部14には、サイド給紙部10及び内部給紙部20から印刷用紙Wが搬送され、さらに、後述する反転部50からも印刷用紙Wが搬送される。
そのため、搬送方向における2次給紙部14の手前には、給紙された印刷用紙Wの搬送経路と、一方の面が印刷された用紙が循環して搬送されてくる経路とが合流する合流地点が存在する。この合流地点を基準に、給紙機構側の経路を給紙搬送路FRと称し、それ以外の経路を循環搬送路CRと称している。
印刷部30は、循環搬送路CR上で印刷用紙Wを搬送する用紙搬送ユニット133と、この用紙搬送ユニット133の上部に設けられ、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインク色ごとに千鳥状に複数配置されたインクジェットヘッド31と、インクジェットヘッド31のクリーニング処理を実行するメンテナンスユニット200とを備える。
インクジェットヘッド31は、印刷媒体に対してインクをノズルから排出する部材であり、図2に示すように、記録ヘッド本体32の下面側において、用紙搬送ユニット133上の印刷用紙Wに平行に配置されたノズル面が設けられる。このノズル面上には、画像データに応じて一定のインク滴を下方に吐出するノズルが複数穿設されたノズルプレート33が形成されている。また、なお、記録ヘッド本体32の詳細は図示しないが、各ノズルにインクを供給するインク室や、例えば圧電素子などを用いた吐出機構が設けられている。
用紙搬送ユニット133は、環状のプラテンベルト132を備えており、2次給紙部14により給紙された印刷用紙Wは、プラテンベルト132内に設置された後述するサクションファン131によってプラテンベルト132上に吸引され、搬送路上を所定の搬送速度で搬送されながら、インクジェットヘッド31から吐出されたインクによりライン単位で印刷される。
印刷部30により印刷された印刷用紙Wは、循環搬送路CR上に配置された搬送ローラ等によって筐体内の循環搬送路CR上を搬送される。循環搬送路CR上には、循環搬送路CR上を搬送された印刷用紙Wを排紙部40へ誘導するか、又は循環搬送路CR上を再循環させるかを切り替える切り替え機構43が備えられている。
切り替え機構43は、印刷用紙Wを、後述する排紙部40又は反転部50のいずれか1方へ誘導するために、切り替える。
印刷用紙Wの印刷後であって所定時間が経過した場合、インクジェットヘッド表面の乾燥インク等の不要物を除去する必要がある。そこで、不要物の除去を目的として、用紙搬送ユニット133の下方に、インクジェットヘッド31のクリーニング処理を実行するメンテナンスユニット200が配置されている。クリーニング処理の際には、用紙搬送ユニット133がX1方向に移動し、メンテナンスユニット200がY1方向に移動することにより、メンテナンスユニット200がインクジェットヘッド31に接近され、さらにヘッドキャップ201が上昇されてインクジェットヘッド31に対して装着され、クリーニング処理が実行される。
排紙部40は、インクジェット印刷装置1の筐体から突出したトレイ形状をした排紙台41と、排紙台41に印刷用紙Wを誘導する一対の排紙ローラ42とを有している。そして、切り替え機構43により排紙部40に誘導された印刷用紙Wは、排紙ローラ42により排紙台41に搬送され、排紙台41に印刷面を下にして積載される。
反転部50は、印刷用紙Wを反転させる反転台51と、循環搬送路CRから反転台51へ印刷用紙Wを搬送し、又は反転台51から循環搬送路CR上へ印刷用紙Wを搬送する反転ローラ52とを備えている。
切り替え機構43により反転部50に誘導された印刷用紙Wは、反転ローラ52により循環搬送路CRから反転台51に搬送され、所定時間経過後、反転台51から循環搬送路CRへ搬送されることにより、循環搬送路CRに対して表裏が反転する。そして、表裏が反転された印刷用紙Wは、循環搬送路CR上に設けられた搬送ローラ53等の複数のローラにより循環搬送路CR上を印刷部30へ向かって搬送される。
(メンテナンスユニット200の構成)
次いで、メンテナンスユニット200の構成について説明する。図3及び図4は、第1実施形態に係る切替部を示す構成図である。図2に示すように、メンテナンスユニット200は、パン200aと、パン200a上に設けられたヘッドキャップ201と、大気開放弁203と、吸排ポンプ205と、洗浄液タンク208と、廃液タンク209と、切替部210とを備えている。
これらのうち、少なくともヘッドキャップ201はインクジェットヘッド31ごとに設けられている。ただし、吸排ポンプ205、洗浄液タンク208、廃液タンク209、大気開放弁203、及び切替部210は、インクジェットヘッド31ごとに各動作を共通化できる場合には、複数のキャップ111に対して1台設ける構成としてもよい。以下では、説明の便宜上、1つのインクジェットヘッド31に対してそれぞれが1つずつ設けられている構成の例で説明する。
パン200aは、上側に開口した箱状とされ、ノズル面と略平行な底面からなり、漏洩したインクの受皿となる。
ヘッドキャップ201は、インクジェットヘッド31に脱着自在に設けられ、装着された状態においてノズルを外気から密閉した状態で覆う部材である。このヘッドキャップ201は、上側に開口した箱状とされ、ノズル面に下方からかぶせることで、1つのインクジェットヘッド31に含まれる全てのノズルを含むノズル面の領域を下方から囲んで封止する。ヘッドキャップ201の開口端部には、ノズルプレート33に弾性的に押圧されることで液密及び気密シールを形成するための弾性体若しくは可撓体からなる封止部材が全周にわたって設けられている。
このヘッドキャップ201は、ヘッドキャップ201の上下方向の位置を選択的に切り換えるために上下動を行うキャップ駆動手段が設けられている。このキャップ駆動手段としては、例えば、機械的、電磁的、流体的な適宜の昇降手段からなり、インクジェットヘッド31に対して、ヘッドキャップ201を上下方向に進退させ、ヘッドキャップ201がノズル面を封止する状態と、封止を解除する状態とを切り換えることができるようになっている。なお、ヘッドキャップ201に対して、インクジェットヘッド31側を上下動してもよい。
ヘッドキャップ201の下面には、吸引空間をヘッドキャップ201から大気に開放するための大気導入管202が設けられている。大気導入管202は、一端がヘッドキャップ201に接続され、他端が大気に通じている。そして、大気導入管202の途中には、大気開放弁203が設けられている。大気開放弁203は、大気導入管202の大気に連通する開口を開閉するもので、制御部70の制御によって開状態と閉状態とが選択できるようになっている。大気開放弁203が開かれるとヘッドキャップ201が大気開放される。大気開放弁203の構成は、特に限定されないが、例えば、電磁弁などを採用することができる。
また、ヘッドキャップ201の下面には、接続経路204が接続される。接続経路204は、ヘッドキャップ201に洗浄液L2を供給、又はヘッドキャップ201内の廃液を廃液タンク209に排出する配管である。
ヘッドキャップ201は、この接続経路204及び後述する送液経路206を介して洗浄液タンク208と連通されるとともに、接続経路204及び後述する排液経路207を介して廃液タンク209と連通される。
洗浄液タンク208は、ヘッドキャップ201内に供給する洗浄液L2を貯留するタンクである。洗浄液タンク208内の洗浄液L2は、送液経路206及び接続経路204を介してヘッドキャップ201内に供給される。洗浄液タンク208には、送液経路206が接続される。送液経路206は、ヘッドキャップ201内に洗浄液L2を供給するための配管である。
廃液タンク209は、ヘッドキャップ201から排出された廃液L1を貯留するタンクである。廃液タンク209内には、排液経路207及び接続経路204を介してヘッドキャップ201から廃液が排出される。廃液タンク209には、排液経路207が接続される。排液経路207は、ヘッドキャップ201内に貯留された廃液を排出するための配管である。
本実施形態において、接続経路204、送液経路206、及び排液経路207の各経路は、送液経路206又は排液経路207からヘッドキャップ201へ至る接続経路204に対して、送液経路206及び排液経路207が接続される接続点P1が形成され、相互に連結されている。
この接続点P1に切替部210が形成される。切替部210は、図3に示すように、接続経路204、送液経路206及び排液経路207を相互に連結する合流路211と、合流路211内部に、全ての経路を閉塞させたりできる所謂三方コック212とから構成される。
この切替部210の仕組みとしては、三方コック212の連結路212aを、合流路211内において水密状態で回転される回転体213内部に設け、この回転体213の回転角度をモーター等で変化させることで、合流路211に対する接続経路204、送液経路206及び排液経路207それぞれの連結点に3つの閉止弁を形成させる。
切替部210が回転し、図4(a)及び(b)に示すように、送液経路206又は排液経路207の一方の閉止弁を開放するとともに送液経路206又は排液経路207の他方の閉止弁を閉止し、接続経路204の閉止弁を開放することにより、送液経路206又は排液経路207を選択的に接続経路204に接続する。また、図4(c)に示すように、全ての閉止弁を閉止するように回転することにより、接続経路204、送液経路206及び排液経路207を閉塞させる。
なお、切替部210としては、接続経路204に対して送液経路206又は排液経路207のいずれかを選択的に接続可能な略L字形の連結路を用いてもよく、また、他の閉止弁の仕組みとしては、3つの閉止弁を電磁弁として電子制御するようにしてもよい。
吸排ポンプ205は、送液経路206を通じてヘッドキャップ201に洗浄液L2を送出するとともに、送液経路206を通じてヘッドキャップ201から廃液を排出する。接続経路204には、吸排ポンプ205が設けられている。吸排ポンプ205は、適宜構成の流体ポンプ、例えばチューブポンプなどを採用することができる。本実施形態では、制御部70の制御により吸引量を可変できる構成とされている。
さらに、メンテナンスユニット200には、インクジェットヘッド内を加圧してノズルからインクを排出するために、インクジェットヘッド内に空気を供給するパージポンプ35が備えられている。このパージポンプ35の圧力によりインクジェットヘッドからインクを排出することをパージ動作という。
そして、このパージ動作により、インクジェットヘッドからインクが排出されると、ヘッドキャップ201内部にインクが貯留され、貯留されたインクにノズルが浸される。
(インクジェット印刷装置1の機能構成)
次に、本実施形態であるインクジェット印刷装置1の機能構成について説明する。図5は、本実施形態であるインクジェット印刷装置1の機能構成を示した図であり、図6(a)及び(b)は、第1実施形態に係る各経路の接続状態を示した説明図である。また、図7(a)は、第1実施形態に係るキャップ洗浄処理時の状態を示した説明図であり、同図(b)は、長期保存処理時の状態を示した説明図である。
図5に示すように、インクジェット印刷装置1は、外部インタフェース部71と、ユニット駆動部139と、用紙搬送ユニット133と、メンテナンスユニット200と、印刷部30と、操作部60と、制御部70とを備えている。これらの構成のうち、用紙搬送ユニット133と、メンテナンスユニット200と、印刷部30とについては、上述したので、説明を省略する。
ユニット駆動部139は、制御部70からの指示に基づいて、用紙搬送ユニット133及びメンテナンスユニット200を駆動する。
外部インタフェース部71は、ネットワーク9を介して端末100と接続するためのインタフェース機器であり、例えば、端末100から送信された印刷データを制御部70に供給する。計測部72は、時間を計時する機器である。
操作部60は、表示/入力パネル(図示しない)と、読み取りや印刷等を開始させるためのスタートキー、読み取りや印刷等を停止させるためのストップキー、印刷枚数等を入力するためのテンキー(いずれも図示せず)等の各種操作キーとを備え、利用者操作に基づく操作信号を制御部70に供給する。
操作部60の表示/入力パネルは、前面に配置された感圧式あるいは静電式の透明なタッチパネルと、このタッチパネルの裏面に配置され、各種表示画面を表示する液晶表示パネル(いずれも図示せず)とを有している。利用者は、液晶表示パネルの表示画面を見ながら、タッチパネルの表面を指などで直接触れることで、クリーニング処理を実行するためのボタンや、クリーニング処理を自動的に開始するための待機設定時間や、インクジェットヘッドの乾燥を防止するため、自動的に用紙搬送ユニット133を待機位置へ移動し、さらにメンテナンスユニット200をメンテナンス位置に移動するための待機位置移動設定時間や、クリーニング処理を実行する洗浄設定時間を設定する設定ボタン等の各種ボタンの押下操作を行うことができる。
制御部70は、インクジェット印刷装置1は中枢的な制御を行い、サイド給紙部10と、内部給紙部20と、印刷部30と、排紙部40と、反転部50とを制御する。また、制御部70は、その機能上、駆動制御部70aと、洗浄制御部70bとを備える。
駆動制御部70aは、クリーニング処理を実行する際、メンテナンス準備が完了していない場合、用紙搬送ユニット133を待機位置へ移動させると共に、メンテナンスユニット200をメンテナンス位置へ移動させる。また、駆動制御部70aは、クリーニング処理が終了すると、メンテナンスユニット200を待機位置へ移動させると共に、用紙搬送ユニット133を印字位置へ移動させる。
洗浄制御部70bは、切替部210による経路の選択に応じて、吸排ポンプ205による送液方向をヘッドキャップ方向又は廃液方向に切り替えて、経路洗浄処理やキャップ洗浄処理を行う。経路洗浄処理とは、ヘッドキャップから廃液タンク209までの経路を洗浄するものであり、キャップ洗浄処理とは、キャップの縁部分を洗浄するものである。
この経路洗浄処理及びキャップ洗浄処理として、洗浄制御部70bは、図4(a)に示すように、切替部210が送液経路206をヘッドキャップ201に接続させている間に、図6(a)に示すように、吸排ポンプ205にヘッドキャップ201方向へ洗浄液L2を送出させる。このとき、経路洗浄処理では、ヘッドキャップ201内に洗浄液L2が満たされる量の洗浄液を送出させる。一方、キャップ洗浄処理では、図7(a)に示すように、ヘッドキャップ201の上面から洗浄液L2が溢れ出す量の洗浄液を送出させる。
また、洗浄制御部70bは、図4(b)に示すように、切替部210が排液経路207をヘッドキャップ201に接続している間に、図6(b)に示すように、吸排ポンプ205に廃液タンク209方向へ廃液L1を送出させる。
また、洗浄制御部70bは、長期保存時には、接続経路204内に洗浄液L2を充填させた状態とする制御を行う。具体的に、洗浄制御部70bは、吸排ポンプ205にヘッドキャップ201方向へ洗浄液L2を送出させ、接続経路204内に洗浄液L2が充填されている間に、吸排ポンプ205による送出を停止させるとともに、図4(c)に示すように、切替部210により接続経路204を閉塞させるように制御して、図7(b)に示すように、接続経路204内に洗浄液L2が充填された状態を維持させる。
洗浄制御部70bでは、吸排ポンプ205の送出開始及び送出停止を、送出させた流量に従って制御する。本実施形態では、吸排ポンプ205の駆動時間を計測部72によって計測して、その計測時間によって吸排ポンプ205の送出開始及び送出停止を制御する。(メンテナンス処理時における動作)
次に、以上の構成を備えたインクジェット印刷装置1のメンテナンス処理時における動作について説明する。
(1)全体処理
先ず、メンテナンス処理時における全体処理について説明する。 図8は、本実施形態であるインクジェット印刷装置1におけるメンテナンス処理の全体処理手順を示したフローチャートである。同図に示すように、制御部70は、メンテナンス処理が要求されたか否かを判定する(ステップS101)。メンテナンス処理の要求は、操作部60からクリーニング処理の実行を要求する操作信号が供給されるユーザー手動である場合や、自動で行うことができる。なお、自動である場合には、所定時間経過、所定回数印刷実施、又は汚れセンサの検知などが含まれる。
メンテナンス処理が要求されていないと判定された場合(S101における“N”)、クリーニング処理の実行を要求する操作信号が供給されるまで待機する。
メンテナンス処理の実行を要求する操作信号が供給された場合、制御部70の駆動制御部70aは、用紙搬送ユニット133を待機位置へ移動させる(ステップS102)。具体的には、駆動制御部70aは、用紙搬送ユニット133を、図1に示したX1方向に移動させるようにユニット駆動部139を制御する。
次に、制御部70の駆動制御部70aは、メンテナンスユニット200をメンテナンス位置へ移動させる(ステップS103)。具体的には、駆動制御部70aは、メンテナンスユニット200を、図1に示したY1方向に移動するようにユニット駆動部139を制御する。これにより、メンテナンスユニット200がインクジェットヘッド31へ接近され、図示しない駆動系によりヘッドキャップ201がさらに上昇されてインクジェットヘッド31に装着される。
この状態で洗浄制御部70bは、ヘッドキャップ201のクリーニング処理を実行する(S104)。その後、駆動制御部70aは、ヘッドキャップ201を下降させてインクジェットヘッド31に対する封止状態を解除するとともに、メンテナンスユニット200を、図1に示したY2方向に移動するようにユニット駆動部139を制御し、インクジェットヘッド31から離隔させる(S105)。
その後、洗浄制御部70bは、経路洗浄処理を実行するとともに(S106)、キャップ洗浄処理を実行する(S107)。さらに、制御部70は、長期保存処理が要求されたか否かを判定する(ステップS108)。長期保存処理の要求は、操作部60から長期保存処理の実行を要求する操作信号が供給されるユーザー手動である場合やインクジェット印刷装置1の主電源が切られたことを契機とする自動である場合がある。
長期保存処理が要求された場合には、操経路洗浄処理が実行され(S111)、キャップ洗浄処理が実行されて待機状態となる。一方、長期保存処理が要求されない場合、駆動制御部70aは、メンテナンスユニット200を待機位置へ移動させる(ステップS109)。具体的には、駆動制御部70aは、メンテナンスユニット200を、図1に示したY2方向に移動するようにユニット駆動部139を制御する。また、駆動制御部70aは、用紙搬送ユニット133を印字位置へ移動させる(ステップS110)。具体的には、駆動制御部70aは、用紙搬送ユニット133を、図1に示したX2方向に移動させるようにユニット駆動部139を制御する。
(2)クリーニング処理
次いで、上述したメンテナンス処理に含まれるステップS104におけるクリーニング処理について説明する。図9は、本実施形態に係るクリーニング処理の処理手順を示したフローチャートである。
クリーニング処理では、洗浄制御部70bは、切替部210を駆動させ、排液経路207をヘッドキャップ201に接続させる(S201)。次いで、洗浄制御部70bは、吸排ポンプ205による送液方向を廃液方向に切り替える(S202)。
そして、洗浄制御部70bは、通常クリーニング動作を実行する(S203)。この通常クリーニング動作とは、吸引動作、空吸引動作、ワイプ動作、スピット動作が含まれる。吸引動作とは、大気開放弁203を閉状態にして、吸排ポンプ205を駆動させて、インクジェットヘッドから強制的にインクを排出させる動作である。空吸引動作とは、大気開放弁203を開状態にして吸排ポンプ205を低速モードで作動させる動作である。ワイプ動作とは、ワイプ手段をインクジェットヘッド31の吐出口周辺に摺接させる動作である。スピット動作とは、インクを吐出して増粘インクなどをノズルから排除する予備吐出動作である。
(3)経路洗浄処理及びキャップ洗浄処理
次いで、ステップS104における経路洗浄処理及びキャップ洗浄処理について説明する。図10は、本実施形態に係る経路洗浄処理の処理手順を示したフローチャートである。なお、ここで、経路洗浄処理及びキャップ洗浄処理は、ヘッドキャップ201方向へ洗浄液L2を送出させる水量が異なる点のみ相違するため、同時に説明する。
先ず、洗浄制御部70bは、切替部210を回転させ、(S301)、送液経路206をヘッドキャップ201に接続させる。次いで、洗浄制御部70bは、吸排ポンプ205による送液方向をヘッドキャップ方向に切り替える(S302)。
そして、洗浄制御部70bは、図6(a)に示すように、切替部210が送液経路206をヘッドキャップ201に接続している間に、吸排ポンプ205を駆動させ、ヘッドキャップ201方向へ洗浄液L2を送出させる(S303)。その後、洗浄制御部70bは、所定水量送液したか否かを判断する(S304)。本実施形態において、洗浄制御部70bは、吸排ポンプ205を駆動させて洗浄液を送出させた時間を計測部72によって計測し、その計測結果である駆動時間で水量を図る。経路洗浄処理では、ヘッドキャップ201内に洗浄液L2が満ちる程度の時間t1に到達したか否かを判断する。一方、キャップ洗浄処理では、ヘッドキャップ201内から洗浄液L2が溢れ出す時間t2に到達したか否かを判断する。なお、この時間t1及び時間t2は、予め制御部70内のメモリ等に記録されている。
時間t1又は時間t2に到達しない場合は(S304における“N”)、吸排ポンプ205を駆動させて洗浄液を送出させ続ける。時間t1又は時間t2に到達した場合は(S304における“Y”)、吸排ポンプ205の駆動を停止させ、洗浄液の送出を停止させる(S305)。
洗浄制御部70bは、切替部210を回転させ、排液経路207をヘッドキャップ201に接続させ(S306)、吸排ポンプ205による送液方向を廃液方向に切り替える(S307)。そして、洗浄制御部70bは、切替部210が排液経路207をヘッドキャップ201に接続している間に、吸排ポンプ205を駆動させ、ヘッドキャップ201内に貯留された廃液を、排液経路207を通じて排出する(S308)。
その後、洗浄制御部70bは、所定回数経路洗浄処理を実行したか否かを判断し(S309)、所定回数に達するまでステップS301からステップ308までの処理を繰り返し実行する。所定回数実行した後には、経路洗浄処理を終了する。
(4)長期保存処理
次いで、ステップS104における長期保存処理について説明する。図11は、本実施形態に係る長期保存処理の処理手順を示したフローチャートである。
先ず、駆動制御部70aは、メンテナンスユニット200を、図1に示したY1方向に移動するようにユニット駆動部139を制御して、メンテナンスユニット200をインクジェットヘッド31に接近させた後、インクジェットヘッド31にヘッドキャップ201を装着させる(S401)。
洗浄制御部70bは、切替部210を回転させ、(S402)、送液経路206をヘッドキャップ201に接続させる。次いで、洗浄制御部70bは、吸排ポンプ205による送液方向をヘッドキャップ方向に切り替える(S403)。
そして、洗浄制御部70bは、図6(a)に示すように、切替部210が送液経路206をヘッドキャップ201に接続している間に、吸排ポンプ205を駆動させ、ヘッドキャップ201方向へ洗浄液L2を送出させる(S404)。その後、洗浄制御部70bは、計測部72による計測結果に従い、所定水量送液したか否かを判断する(S405)。ここで洗浄制御部70bは、ヘッドキャップ201の縁を超えて洗浄液L2が盛り上がる程度の水量送出する時間t3に到達したか否かを判断する。この時間t3は、時間t1以上時間t2未満に設定されている。吸排ポンプ205を駆動させて洗浄液を送出させる。なお、この時間t3は、予め制御部70内のメモリ等に記録されている。
時間t3に到達しない場合は(S405における“N”)、吸排ポンプ205を駆動させて洗浄液を送出させ続ける。時間t3に到達した場合は(S405における“Y”)、接続経路204内に洗浄液L2が充填されている間に、吸排ポンプ205の駆動を停止させ、洗浄液の送出を停止させる(S305)。
その後、洗浄制御部70bは、図4(c)に示すように、切替部210を回転させて全ての閉止弁を閉止することにより、接続経路204を閉塞させる。その状態でヘッドキャップ201をインクジェットヘッド31に密着させノズル面を封止する。
(作用・効果)
本実施形態によれば、送液経路206をヘッドキャップ201に接続している間にヘッドキャップ201側へ洗浄液L2を供給したり、排液経路207をヘッドキャップ201に接続している間に排液側へ廃液を排出させるなど、切替部210による経路の選択に応じて、吸排ポンプ205による送液方向を切り替えることによって、インクジェットヘッド31のクリーニングに加えて、ヘッドキャップ201内及びヘッドキャップ201から廃液タンクまでの排液経路207内も洗浄することができる。この結果、ヘッドのクリーニング動作により排出されたインクが、キャップから廃液タンクまでの排液経路207内で乾燥、固着するのを防止し、吸引不足や逆流が起こり、適切なクリーニングが行えなくなるのを回避することができる。
また、本実施形態によれば、送液経路206からヘッドキャップ201方向へ洗浄液L2を供給する際、送出させた流量に従って、吸排ポンプ205の送出開始及び送出停止を制御することによって、インクジェットヘッド31のクリーニング時におけるインク吸引の他、洗浄液L2を数回繰り返して経路をすすぎ洗浄したり、ヘッドキャップ201内に供給した洗浄液L2をオーバーフローさせてヘッドキャップ201内及び上縁部を洗浄したりなど、多様な洗浄方式を行うことができる。
本実施形態によれば、接続経路204内に洗浄液L2を充填した状態で、接続経路204を閉塞させることにより、廃液の経路でもある接続経路204内に洗浄液L2を満たした状態を長期にわたって維持することができ、経路内に残留したインクが乾燥、固着するのを長期にわたって防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、ヘッドキャップ201へ至る接続経路204に対して、送液経路206及び排液経路207が接続される接続点P1において、全ての経路を閉塞させたりできる三方コックを採用することで、各経路の各閉止弁を適宜開放又は閉止することによって、上述した多様な洗浄方式を実施できるとともに、上述した長期保存のために接続経路204を閉塞させることができる。
[第2実施形態]
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、ヘッドキャップ201内の水量を、発生された超音波の反射波を検知することで計測することを要旨とする。なお、本実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
(計測部の構成)
本実施形態は、圧電素子である超音波発生素子を駆動して超音波を発生させ、発生された超音波の反射波を検知する計測部220を備える。詳述すると、この計測部220は、ヘッドキャップ201内底面に設けられ、駆動系回路から超音波発生素子に所定電圧を印加することで超音波発生素子を駆動させて底面から上方に向けて超音波を発生させるとともに、駆動系回路側で駆動と検知を切り替え、液面からの反射波による圧電素子振動によって超音波発生素子で発生した電圧を観測し、反射波の到達時間や振幅の減衰量を検知する。
そして、このような計測部220によって、洗浄液L2を送出しながら反射波の時間的変化が飽和したことによりオーバーフロー状態を検知したり、洗浄液L2の送出によるすすぎ洗浄時に、反射波の振幅変化により経路汚れを検知したりする。
具体的に、オーバーフロー検知では、先ず、洗浄液を送液しながら、反射波の時間を計測する。そして、想定時間Tr=L/C(L:キャップの高さ、C:音速)前後で、時間変化が飽和した場合、オーバーフロー状態と判断する。そこから所定の洗浄時間Tw流し続けてから、送液を停止する。なお、この洗浄時間Twは、洗浄力に応じて予め設定される。このとき、一定時間送液しても想定時間Trに達しない場合、著しい流路詰まりが発生していると判断し、洗浄制御部70bは、送液を止めてユーザーに確認を促す情報を操作部60に表示させる。
また、経路汚れ検知では、先ず、定期的な汚れチェックのタイミング、又は、洗浄中のすすぎ動作のときに、反射波の振幅を計測する。ここで、インク成分が多い場合、粘性や顔料により超音波が減衰し、振幅が小さくなる。そこで、洗浄液単体の振幅に近づくまで、洗浄、すすぎ動作を繰り返す。なお、汚れ具合と振幅の関係は、インクと洗浄液の混合比によって、予めテーブル化してメモリ等に記憶させておくものとする。
洗浄制御部70bは、反射波の到達時間や振幅の減衰量に基づいてヘッドキャップ201内の洗浄液L2の水量や水質を計測して洗浄液L2の送出開始及び送出停止を制御する。
具体的には、洗浄制御部70bは、切替部210が送液経路206をヘッドキャップ201に接続している間に、吸排ポンプ205にヘッドキャップ201方向へ洗浄液L2を送出させ、計測部220による計測結果に従って、吸排ポンプ205の送出開始及び送出停止を制御する。
なお、計測部220の超音波発生素子は、強めの超音波を発生させてキャップ内を撹拌してインク汚れを掻き取ったり、さらに強めの超音波を発生させることにより洗浄液L2を液面よりも上方へ吐出させ、インクジェットヘッド31やノズルガードの隙間を洗浄したりすることができる。
また、上述したオーバーフロー検知の動作と、経路汚れ検知の動作は組合せて実行してもよい。すなわち、オーバーフロー検知中に、経路汚れも検知して、洗浄時間Twを決定してもよい。この場合、振幅が大きくなるまで流し続ける洗浄液L2を流し続けるように制御する。一方、経路汚れの洗浄時に、液面位置も検知して、ヘッドキャップ上面で送液を止めるように制御してもよい。
なお、洗浄時にヘッドキャップ201内部に泡が発生し、泡(気泡)によって正常な反射波が観測できないことがある。その場合、波形が正常に戻るまで洗浄液L2を流し続け、戻泡を無くすように制御することもできる。なお、一定時間経過しても波形が正常に戻らない場合、ユーザーに確認を促す情報を表示させる。
(変更例)
上記実施形態では、液面の位置や水質を検知する計測部として超音波の反射波を検知する方式を採用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、レーザ変位計による液面検知、透過型センサの受光量による汚れ検知、誘電率の変化による液面・汚れ検知、フロートセンサ(磁石)による液面検知、重量センサ(感圧)による液面検知など種々の方式を採用することができる。
また、上記実施形態では、搬送経路上を搬送される紙媒体の印刷用紙に、インクジェットヘッドからインクを吐出して画像を形成する印刷装置を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、建材の基材や、ケイ酸カルシウム等からなる多孔質材料を含む調湿建材の加飾面などを対象とした画像形成装置においても適用できる。このような建材に対して画像形成を行う装置としては、建材等からなる印刷媒体を保持するテーブル状のフラットベッドユニットと、フラットベッド上に載置・固定された建材に対して相対移動されるシャトルベースユニットとを備えた形式があり、このような形式の印刷装置においても、シャトルベースユニットに備えられたインクジェットヘッドのメンテナンスについて本発明を適用することができる。
(作用・効果)
本実施形態によれば、ヘッドキャップ201内の水量又は水質を計測する計測部220を用いることにより、送液経路206の汚損や劣化等による流量の変化の影響を受けることなく、上述した多様な洗浄方式をより高精度で行うことができる。
本実施形態によれば、上記計測部220として、ヘッドキャップ201内底面から上方の水面方向に向けて超音波を発生させ、その反射波を検知する方式とし、反射波の到達時間や振幅の減衰量に基づいてヘッドキャップ201内の洗浄液L2の水量や水質を計測して洗浄液L2の送出開始及び送出停止を制御する。これにより、簡単な検出構造によって、水量と水質の両方を一括して検出することができる。
1…インクジェット印刷装置
9…ネットワーク
10…サイド給紙部
20…内部給紙部
30…印刷部
31…インクジェットヘッド
32…記録ヘッド本体
33…ノズルプレート
40…排紙部
50…反転部
51…反転台
52…反転ローラ
53…搬送ローラ
60…操作部
70…制御部
70a…駆動制御部
70b…洗浄制御部
71…外部インタフェース部
72…計測部
111…キャップ
115…大気開放弁
131…サクションファン
132…プラテンベルト
133…用紙搬送ユニット
139…ユニット駆動部
200…メンテナンスユニット
200a…パン
201…ヘッドキャップ
202…大気導入管
203…大気開放弁
204…接続経路
205…吸排ポンプ
206…送液経路
207…排液経路
208…洗浄液タンク
209…廃液タンク
210…切替部
211…合流路
212…三方コック
212a…連結路
213…回転体
220…計測部

Claims (3)

  1. 印刷媒体に対してインクをノズルから排出するインクジェットヘッドを有する印刷装置の洗浄装置であって、
    前記インクジェットヘッドに脱着自在に設けられ、装着された状態において前記ノズルを外気から密閉した状態で覆うヘッドキャップと、
    前記ヘッドキャップ内に洗浄液を供給するための送液経路と、前記ヘッドキャップ内に貯留された廃液を排出するための排液経路と、
    前記送液経路を通じて前記ヘッドキャップに前記洗浄液を送出するとともに、前記排液経路を通じて前記ヘッドキャップから前記廃液を排出する吸排手段と、
    前記送液経路又は前記排液経路を選択的に前記ヘッドキャップに接続する切替手段と、
    前記ヘッドキャップ内に配置され、前記ヘッドキャップ内の洗浄液の量又は水質を計測する計測手段と、
    前記切替手段による経路の選択に応じて、前記吸排手段による送液方向を前記ヘッドキャップ方向又は廃液方向に切り替える制御を行うとともに、前記切替手段が前記送液経路を前記ヘッドキャップに接続している間に、前記吸排手段に前記ヘッドキャップ方向へ前記洗浄液を送出させ、前記計測手段による計測結果に従って、前記吸排手段の送出開始及び送出停止を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする印刷装置の洗浄装置。
  2. 印刷媒体に対してインクをノズルから排出するインクジェットヘッドを有する印刷装置の洗浄装置であって、
    前記インクジェットヘッドに脱着自在に設けられ、装着された状態において前記ノズルを外気から密閉した状態で覆うヘッドキャップと、
    前記ヘッドキャップ内に洗浄液を供給するための送液経路と、前記ヘッドキャップ内に貯留された廃液を排出するための排液経路と、
    前記送液経路を通じて前記ヘッドキャップに前記洗浄液を送出するとともに、前記排液経路を通じて前記ヘッドキャップから前記廃液を排出する吸排手段と、
    前記送液経路又は前記排液経路を選択的に前記ヘッドキャップに接続する切替手段と、
    前記切替手段による経路の選択に応じて、前記吸排手段による送液方向を前記ヘッドキャップ方向又は廃液方向に切り替える制御手段とを備え、
    前記切替手段は、
    前記送液経路又は前記排液経路から前記ヘッドキャップへ至る接続経路に対して、前記送液経路及び前記排液経路が接続される接続点に配置され、前記接続経路、前記送液経路及び前記排液経路を相互に連結する合流路と、
    前記合流路に対する前記接続経路、前記送液経路及び前記排液経路それぞれの連結点に設けられる3つの閉止弁とを備え、
    前記送液経路又は前記排液経路の一方の閉止弁を開放するとともに前記送液経路又は前記排液経路の他方の閉止弁を閉止し、前記接続経路の閉止弁を開放することにより、前記送液経路又は前記排液経路を選択的に前記接続経路に対して接続し、
    全ての閉止弁を閉止することにより、前記接続経路、前記送液経路及び前記排液経路を閉塞させることを特徴とする印刷装置の洗浄装置。
  3. 印刷媒体に対してインクをノズルから排出するインクジェットヘッドを有する印刷装置の洗浄装置であって、
    前記インクジェットヘッドに脱着自在に設けられ、装着された状態において前記ノズルを外気から密閉した状態で覆うヘッドキャップと、
    前記ヘッドキャップ内に洗浄液を供給するための送液経路と、前記ヘッドキャップ内に貯留された廃液を排出するための排液経路と、
    前記送液経路を通じて前記ヘッドキャップに前記洗浄液を送出するとともに、前記排液経路を通じて前記ヘッドキャップから前記廃液を排出する吸排手段と、
    前記送液経路又は前記排液経路を選択的に前記ヘッドキャップに接続する切替手段と、
    前記ヘッドキャップ内に配置され、前記ヘッドキャップ内の水量又は水質を計測する計測手段と、
    前記切替手段による経路の選択に応じて、前記吸排手段による送液方向を前記ヘッドキャップ方向又は廃液方向に切り替える制御を行うと共に、前記切替手段が前記送液経路を前記ヘッドキャップに接続している間に、前記吸排手段に前記ヘッドキャップ方向へ前記洗浄液を送出させ、前記計測手段による計測結果に従って、前記吸排手段の送出開始及び送出停止を制御する制御手段と、を備え、
    前記計測手段は、前記ヘッドキャップ内の底面に設けられ、前記底面から上方に向けて超音波を発生する超音波発生手段と、
    発生された超音波の反射波を検知する検知手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記反射波の到達時間に基づいて前記水量を計測し、前記反射波の振幅の減衰量に基づいて前記水質を計測し、これらの計測結果に従って、前記吸排手段の送出開始及び送出停止を制御すること
    を特徴とする印刷装置の洗浄装置。
JP2016089048A 2016-04-27 2016-04-27 印刷装置の洗浄装置 Active JP6786254B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016089048A JP6786254B2 (ja) 2016-04-27 2016-04-27 印刷装置の洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016089048A JP6786254B2 (ja) 2016-04-27 2016-04-27 印刷装置の洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017196794A JP2017196794A (ja) 2017-11-02
JP6786254B2 true JP6786254B2 (ja) 2020-11-18

Family

ID=60236984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016089048A Active JP6786254B2 (ja) 2016-04-27 2016-04-27 印刷装置の洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6786254B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7098893B2 (ja) * 2017-08-22 2022-07-12 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置および液体吐出装置の駆動方法
CN110091605B (zh) 2018-01-31 2022-04-15 精工爱普生株式会社 液体喷出装置
JP7056186B2 (ja) 2018-01-31 2022-04-19 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
JP7131149B2 (ja) 2018-07-11 2022-09-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 インクジェット記録装置
JP7193946B2 (ja) * 2018-08-07 2022-12-21 キヤノン株式会社 液体吐出装置及びその制御方法
JP7127433B2 (ja) * 2018-08-30 2022-08-30 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置、液体噴射装置のメンテナンス方法
CN113580777B (zh) * 2021-07-02 2022-08-12 福州大学 一种自动清洗喷墨打印喷头装置
KR102646222B1 (ko) * 2021-12-28 2024-03-11 주식회사 고산테크 헤드모듈 거치 장치

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003182098A (ja) * 2001-12-21 2003-07-03 Konica Corp インクジェット記録装置
JP4811220B2 (ja) * 2006-09-26 2011-11-09 セイコーエプソン株式会社 吸引ユニット、液滴吐出装置および電気光学装置の製造方法
JP2009083294A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Olympus Corp インク特性判定装置、インク特性判定方法、プログラム、及び画像記録装置
JP2009109211A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Ricoh Co Ltd 廃液量検知装置及び画像形成装置
JP5200878B2 (ja) * 2008-11-19 2013-06-05 株式会社リコー 画像形成装置
JP2011177960A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Seiko Epson Corp 流体噴射装置
US8540338B2 (en) * 2011-03-29 2013-09-24 Eastman Kodak Company Printhead maintenance station including station backflush

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017196794A (ja) 2017-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6786254B2 (ja) 印刷装置の洗浄装置
JP5776226B2 (ja) 液体吐出装置およびその制御方法
US20030007049A1 (en) Ink jet head having buffer tank in fluid communication with ink circulation pathway
JP5776227B2 (ja) 液体吐出装置およびその制御方法
EP1404523A1 (en) Ink jet printer
JP6896487B2 (ja) インクジェット記録装置およびそのインク充填方法
JP6727061B2 (ja) 印刷装置
JP2012171106A (ja) 液体吐出装置
US9902156B2 (en) Recording device
JP6465060B2 (ja) 印刷装置
JP2015231729A (ja) インクジェットプリンター
JP5673201B2 (ja) 液体吐出装置
JPH09220816A (ja) インクジェット記録装置
JP5811646B2 (ja) 液体吐出装置
JP4882172B2 (ja) 印字装置
JP2015020286A (ja) 画像形成装置
JP6996362B2 (ja) インクジェット記録装置及びメンテナンス方法
JP7312647B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置に用いられるダンパー内のインク攪拌制御方法
JP7130379B2 (ja) インクジェット記録装置およびその制御方法
JP2012076261A (ja) インクジェット印刷装置
JP2008213463A (ja) インクジェット記録装置およびそのクリーニング制御方法
JP4985356B2 (ja) 液体吐出装置
JP5107826B2 (ja) 画像形成装置
JP2007203713A (ja) キャップ、液体噴射装置のメンテナンスユニット、及び液体噴射装置
JP4457685B2 (ja) 洗浄システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6786254

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250