JP2009109211A - 廃液量検知装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、廃液の量を正確に検知することにより、廃液が廃液タンクから流出することを防止し且つ廃液タンクが満タンになっていないのに満タンであると誤検知することを防止して、しかも廃液タンクの構成を簡素化できる廃液量検知装置及びこれを備えた画像形成装置の提供をすることである。
【解決手段】本発明に係る廃液量検知装置1は、液体吐出ヘッド11の廃液タンク9内の廃液量を検知する廃液量検知装置1であって、廃液タンク9に収容された廃液の液面の位置を検知する廃液検知センサ49a、49bを備え、液体吐出ヘッド11は記録媒体に液体を吐出して画像を形成するものであり、廃液検知センサ49a、49bは、廃液タンク9の底壁43の下側45(外側)又は上壁の外側に設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、廃液量検知装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
特許文献1には、液体吐出ヘッドから吐出又は吸引された廃液を収容する廃液タンクの上壁の内側にスポンジを設けて、廃液タンク内の液面が上昇してスポンジが廃液を吸収しスポンジの色が変わると、これを光センサで検知して廃液タンクの満タンを検知する技術が開示されている。
特許文献2には、液体吐出ヘッドから吐出又は吸引された廃液の堆積量を、液体吐出ヘッドの維持・回復動作の回数で求めて、その値が予め定めた閾値を超えたときに廃液タンクが満タンであると判断する技術が開示されている。
特開2000−85143号公報 特許第3933660号公報
しかしながら、特許文献1においては、廃液タンク内にスポンジ及びスポンジ設置部を設けなければならず、また廃液タンクの上壁に光が透過する検知窓を設けなければならない。従って、廃液タンクの構成が簡素化できない問題がある。一方、特許文献2においては、廃液の排出頻度等により廃液の乾燥状況に差異が生じるため、閾値を適宜変更する必要が生ずる。従って、閾値の精度に問題があり、廃液タンクが実際には満タンになっていないのに満タンであると誤検知する問題や、廃液タンクが既に満タンになっているのに満タンであると検知しないがために廃液が廃液タンクから流出してしまう問題がある。
本発明は、廃液の量を正確に検知することにより、廃液が廃液タンクから流出することを防止し且つ廃液タンクが満タンになっていないのに満タンであると誤検知することを防止して、しかも廃液タンクの構成を簡素化できる廃液量検知装置及びこれを備えた画像形成装置を得ることを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、液体吐出ヘッドの廃液タンク内の廃液量を検知する廃液量検知装置であって、廃液タンクに収容された廃液の液面の位置を検知する廃液検知センサを備え、液体吐出ヘッドは記録媒体に液体を吐出して画像を形成するものであり、廃液検知センサは、廃液タンクの底壁の外側又は上壁の外側に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、廃液検知センサは、超音波の送信部と受信部と、タイマーとにより、液面で反射する超音波の送受信に要する時間を計測することにより廃液の液面の位置を検知することを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載の発明において、廃液検知センサは超音波の送信部と受信部とタイマーとを一体に備えたことを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項2又は3に記載の発明において、廃液タンクが空の状態から満タンの状態まで常時液面の位置を検知することを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明において、廃液タンクは上壁に廃液を受ける開口部を備え、廃液検知センサは複数あり、そのうちの第1廃液検知センサは、開口部に対向する底壁の外側に位置しており、その他の廃液検知センサは底壁の外側に且つ第1廃液検知センサから離れて位置していることを特徴とする。
請求項6に記載された発明は、請求項5に記載の発明において、第1廃液検知センサが検知した液面の位置のみが予め定めた閾値を越えている場合に、開口部から廃液タンク内に排出する廃液の排出位置を変更することを特徴とする。
請求項7に記載された発明は、請求項6に記載の発明において、液体吐出ヘッドの廃液を吸引して排出する吸排出機構の駆動制御部を備え、廃液の排出口は垂直方向に対して傾けてあり、駆動制御部が廃液の排出速度を変えて廃液の着地点を変えることを特徴とする。
請求項8に記載された発明は、請求項6に記載の発明において、液体吐出ヘッドを有し主走査方向に移動するキャリッジの駆動制御部を備え、液体吐出ヘッドはキャリッジが開口部上の停止位置に位置したときに廃液タンク内に液体を吐出するものであり、駆動制御部がキャリッジの停止位置を変えることを特徴とする。
請求項9に記載された発明は、請求項1〜8の何れか一項に記載の発明において、廃液検知センサが廃液タンクの壁面を検知することにより廃液タンクがセットされている状態を検知することを特徴とする。
請求項10に記載された発明は、請求項1〜9の何れか一項に記載の発明において、画像形成装置に設けられた装着部に着脱自在であることを特徴とする。
請求項11に記載された発明は、請求項1〜10の何れか一項に記載の発明において、廃液タンクに着脱自在に設けたことを特徴とする。
請求項12に記載された発明は、請求項1〜11の何れか一項に記載の発明において、 請求項1〜11の何れか一項に記載の廃液量検知装置を備え、廃液タンクを着脱自在に設けたことを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、廃液タンク内の廃液の液面の位置を検知できるので、廃液タンク内の廃液の量を正確に検知して、廃液が廃液タンクから流出することを防止し且つ廃液タンクが満タンになっていないのに満タンであると誤検知することを防止することができる。廃液タンク内の廃液を検知するための部材を廃液タンクに設ける必要がないので、廃液タンクを簡素化できる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の第1実施の形態を詳細に説明する。尚、図11は第1実施の形態に係る廃液(廃インク)量検知装置1の平面図であり、図1及び図3は図11に示すA−A断面図である。
本発明の第1実施の形態に係る廃液量検知装置1は、図12に示すように、画像形成装置3の下側に設けられものである。画像形成装置3は、インクジェット方式の複写機であり、原稿の画像を読み取る画像読取部5と、記録媒体(用紙)に液体(インク)を吐出して原稿の画像を記録する記録部7と、廃液タンク9と、廃液量検知装置1と、記録媒体を記録部7に供給する給紙トレイと、記録部7から記録媒体を排出する排紙トレイとを備えている。
図12に示すように、記録部7は、液体(インク)吐出ヘッド11を有し主走査方向に移動するキャリッジ13と、液体吐出ヘッド11の維持・回復機構15と、記録媒体を主走査方向と直角な向き(図12の紙面に垂直な向き)に搬送する搬送ベルト17と、液体吐出ヘッド11に液体を供給する液体カートリッジ19と、液体吐出ヘッド11が記録に関与しない液体を空吐出する空吐出受け21とを備えている。
図12に示すように、キャリッジ13は、主走査モータ23(図7参照)により、ロッド25に沿って主走査方向に移動するようになっており、液体吐出ヘッド11は、主走査方向に移動しながら、搬送ベルト17により搬送される記録媒体に液体を吐出するようなっている。主走査モータ23の出力端はタイミングベルトを介してキャリッジ13に連結され、直線運動に変換してキャリッジ13を主走査方向に移動させる構成となっている。キャリッジ13には、下面に所定ライン数の吐出口を有する液体吐出ヘッド11が、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色毎に設けられている。
図12に示すように、維持・回復機構15は、キャリッジ13の移動範囲内で且つ記録領域から外れた位置(搬送ベルト17上から外れた位置)にあり、液体吐出ヘッド11のノズルを湿潤状態に保ち吐出不良を防止する保湿キャップ27と、液体吐出ヘッド11をキャッピングする吸引キャップ29と、キャッピングした液体吐出ヘッド11から増粘した液体や気泡を吸引する吸引ポンプ31と、廃液タンク9に廃液を排出する排出チューブ33と、ヘッドフェイス面の液体を除去するワイパーブレード39とを備えている。
図7に示すように、液体吐出ヘッド11の空吐出は、キャリッジ13を停止位置40に停止させて行う。キャリッジ駆動制御部42が、廃液タンク9の開口部41の直下の廃液の堆積状況に応じて、主走査モータ23を制御することにより、停止位置40を初期停止位置A以外のB位置及びC位置に変える。
図12に示すように、維持・回復機構15の筐体37の一端側には、液体吐出ヘッド11が記録に関与しない液体を定期的に空吐出する液体回収孔35が形成されている。液体回収孔35は、筐体37を上下に貫通する貫通孔である。尚、空吐出は、例えば、常温(18℃位)では、約12秒間毎に行い、常温より低い場合には、短めの設定が良く、約6秒間毎に行っている。
図4に示すように、吸引ポンプ31は、モータ34により駆動され、ポンプ駆動制御部32によりモータ34の回転数を変えて、液体の排出速度を変えることができる。排出チューブ33は、垂直方向に対して傾いた状態で開口部41に向けられている。尚、吸引ポンプ31からの液体の排出はキャリッジ13が初期停止位置Aに停止している間に行う。
図7に示すように、廃液タンク9は、縦断面がL字形であり、L字の縦辺の上部に開口部41を備えている。開口部41は、維持・回復機構15の液体回収孔35の直下に位置しており、液体回収孔35を通って落ちてくる廃液は、開口部41から廃液タンク9内に排出されるようになっている。
図13に示すように、廃液タンク9は、画像形成装置3の一側部を開放することにより、維持・回復機構15の下側の装着部16に着脱自在となっている。
図4、図7、及び図10(a)に示すように、廃液量検知装置1は、廃液タンク9の底壁43の下側(外側)45に着脱自在に配置されており、筐体47と、廃液タンク9に収容された廃液の液面の位置を検知する一方及び他方の廃液検知センサ49a、49bと、ポンプ駆動制御部32と、キャリッジ駆動制御部42と、比較部50と、タイマーとを備えている。図10(b)に示すように、廃液量検知装置1は、廃液タンク9を装着部16から取り外してから、画像形成装置3に着脱できるようになっている。
図1及び図3に示すように、廃液検知センサ49は、自らが送信した超音波の反射波を受信する送受信兼用の超音波素子であり、図4及び図7に示すように、一方の廃液検知センサ(第1廃液検知センサ)49aは廃液タンク9の開口部に対向する底壁43の下側(外側)45に設けられており、他方の廃液検知センサ(その他の廃液検知センサ)49bは底壁43の下側(外側)45且つ一方の廃液検知センサ49aから離れた位置に設けられている。尚、超音波センサ素子は、力が加わることで電圧を発生させる圧電材料である。
図1及び図3に示すように、一方及び他方の廃液検知センサ49a、49bが高い出力値の音波を送信すると、各超音波は廃液タンク9の底壁43を透過し廃液タンク9に収容された廃液の液面で反射され、この各反射波を各廃液検知センサ49a、49bが受信する。
従って、例えば、図2に示すように、各廃液検知センサ49a、49bが超音波の送受信に要する時間(以下、送受信時間)Tと、廃液タンク9内における廃液の液面の高さ(位置)Hとの関係を予め取得しておくことにより、常時、各廃液検知センサ49a、49bが検知した液面の高さHを確認することができる。即ち、図2のような関係を取得すれば、T=T1で、H=廃液タンク9の満タン寸前位置となり、T=T2で、H=満タン位置となることが分かる。尚、時間Tの計測にはタイマーが用いられる。
本実施の形態では、Hが満タン寸前位置及び満タン位置に達したと比較部50が判断すると、満タン寸前信号及び満タン信号を画像形成装置3の操作部に発信し、操作パネルに満タン寸前ランプ及び満タンランプが点灯するようになっている。
2つの廃液検知センサ49a、49bを、各々廃液タンク9の底壁43の下側45の一端部及び他端部に設けることにより、図1に示すように、廃液の流動性が高く廃液の液面の高さが均一(H1=H2)になっていることや、図3に示すように、廃液の流動性が低く廃液の液面の高さが不均一となっていること(H1>H2となっていること)を検知することができる。即ち、一方及び他方の廃液検知センサ49a、49bが超音波の送受信に要する時間をT3、T4とし、T3=T4であれば、液面の高さが均一であることが分かり、T3>T4であれば、液面の高さが不均一であることが分かる。尚、H1は廃液検知センサ49aが検知した液面の高さであり、H2は廃液検知センサ49bが検知した液面の高さである。
また、図8(b)に示すように、廃液タンク9が設置されている場合、廃液検知センサ49aから出力値の低い超音波を送信すると、超音波は廃液タンク9の底壁43の下面44で反射され、この反射波を廃液検知センサ49aが受信する。一方、図8(a)に示すように、廃液タンク9が設置されていない場合は、反射波は維持・回復機構15の筐体37の底壁の下面55で反射され、この反射波を廃液検知センサ49aが受信する。即ち、前者及び後者の超音波の送受信に要する時間をT5、T6とすれば、T5≪T6となるため、廃液タンク9が設置されているか否かが分かる。
ここで、本実施の形態に係る画像形成装置3の動作を説明する。先ず、廃液量検知装置1の廃液検知センサ49aから出力値の低い超音波を送信して、廃液タンク9が装着部16に装着されているか否かを確認する。図9のフローチャートに示すように、送受信時間Tが予め定めた閾値T7(≧T5)以下であれば、廃液タンク9が装着済みであることが確認できる。廃液タンク9が装着済みであることを確認したら、画像読取部5上のコンタクトガラスに原稿を載置して画像形成装置3の操作パネルにある給紙ボタンを押す。画像読取部5において原稿の画像が読み取られる一方、記録媒体を給紙トレイから供給して搬送ベルト17等により記録部7の記録領域まで搬送する。このとき、キャリッジ13を主走査方向に移動させつつ、液体吐出ヘッド11が液体を吐出して、記録媒体に画像を記録する。記録後の記録媒体を搬送ベルト17等により排紙トレイに排出する。
液体吐出を行った液体吐出ヘッド11の維持・回復動作を行うために、キャリッジ13を定期的に維持・回復機構15に対向する位置に移動させる。維持動作のときには、液体吐出ヘッド11が液体回収孔35に液体の空吐出を行い、廃液は廃液タンク9内に溜まる。回復動作のときには、保湿キャップ27でキャッピングされた液体吐出ヘッド11が吸引ポンプ31により不要な液体等を吸引され、廃液は排出チューブ33を通って廃液タンク9内に排出される。このようにして廃液タンク9内に収容された廃液の液面の高さHを、一方及び他方の廃液検知センサ49a、49bで検知する。
図1に示すように、各廃液検知センサ49a、49bが検知した液面の高さが均一(H1=H2)の場合には、操作パネルの満タン寸前ランプが点灯したら、廃液タンク9を入れ替える準備をして、満タンランプが点灯したら廃液タンク9を入れ替える。尚、廃液タンク9は、新品に交換しても良いし、タンク内を洗浄した中古品を再利用しても良い。
図3に示すように、各廃液検知センサ49a、49bが検知した液面の高さが不均一(H1>H2)の場合は、各液面の高さHと図5に示す予め定めた閾値E、F、G、I、及びJとの関係により、廃液タンク9に排出する廃液の排出位置を変更する制御を行う。即ち、キャリッジ13を停止位置40に停止させて吸引ポンプ31を駆動するモータ34の回転数を増減する制御、及び液体吐出ヘッド11の空吐出をするときのキャリッジ13の停止位置40を変更する制御を行う。
これらの制御を図6に示すフローチャートを用いて説明する。H1≧閾値E(S1でYES)であり且つH2<閾値E(S2でNO)であるときは、廃液の排出位置を変更する。H1≧閾値F(S3でYES)であり且つH2<閾値F(S4でNO)であるときは、廃液の排出位置を変更する。H1≧閾値G(S5でYES)であり且つH2<閾値G(S6でNO)であるときは、廃液の排出位置を変更する。H1≧閾値I(S7でYES)であるときは、満タン寸前信号を発信する(S8)。H1≧閾値J(S9でYES)であるときは、満タン信号を発信する(S10)。
以下に、第1実施の形態の作用効果を説明する。本実施の形態によれば、廃液タンク9内の廃液の液面の位置を検知できるので、廃液タンク9内の廃液の量を正確に検知して、廃液が廃液タンク9から流出することを防止し且つ廃液タンク9が満タンになっていないのに満タンであると誤検知することを防止することができる。廃液タンク9内の廃液を検知するための部材を廃液タンク9に設ける必要がないので、廃液タンク9を簡素化できる。
超音波の送受信に要する時間Tを計測することにより、廃液の液面の位置Hを検知することができる。
各廃液検知センサ49a、49bは、1つのセンサ素子で送受信が可能なので、送信用及び受信用のセンサを各々配置する必要がなく、スペースを有効に活用することができる。
廃液の液面の位置Hを常時検知するので、廃液の液面が廃液タンク9のどの位置にあるかを常時確認することができる。
一方の廃液検知センサ(第1廃液検知センサ)49aが検知した廃液の位置H1と他方の(その他の)廃液検知センサ49bが検知した液面の位置H2とを常時比較できる。即ち、流動性の低い液体が堆積する開口部41直下の液面の位置H1とその他の液面の位置H2とを常時比較できる。
流動性の低い廃液が開口部41直下に集中して堆積しても、廃液を排出する位置を変えて廃液の堆積する場所を変えることにより、堆積の進行を抑制することができ、廃液タンク9の容量を有効に活用することができる。
排出チューブ33を垂直方向に対して傾けて、吸引ポンプ31を駆動するモータの回転数を増減するだけの簡易な構成で、廃液の堆積の進行を抑制することができる。
液体吐出ヘッド11が空吐出するときのキャリッジ13の停止位置40を変えるだけの簡易な構成で、廃液の堆積の進行を抑制することができる。
廃液量検知装置1が廃液タンク9と別々に画像形成装置3の装着部に着脱できるので、画像形成装置3本体から単独で取り外しリサイクルできると共に、廃液タンク9の構成を簡素化できる。
廃液量検知装置1を備えた画像形成装置3であって、廃液タンク9の着脱を容易にできる画像形成装置を提供できる。
廃液検知センサ49a、49bは廃液タンク9の外部に設けられているので、廃液検知センサ49a、49bが廃液で汚れることがないと共に再利用できる。
廃液検知センサ49a、49bとして超音波素子を用いることにより、廃液と接触せずに廃液の液面の位置Hを測定できるので、センサ49a、49bの配置の自由度が拡がり、廃液タンク9の形状を問わず液面の位置を正確に測定できる。
廃液検知センサ49a、49bが廃液の液面に音波を送信してから受信するまでの時間Tと液面の位置Hとの関係を予め取得するので、音波の送受信に要する時間Tにより、廃液の液面が廃液タンク9のどの位置にあるかを常時検知することができる。
廃液検知センサ49aが、廃液の液面が満タン位置(閾値J)及び満タン寸前位置(閾値I)に達したことを検知することによって、廃液タンク9の満タン状態及び満タン寸前状態を知ることができる。即ち、廃液タンク9の交換時期を知ることができる。
廃液検知センサ49aの超音波の送受信をするだけで、廃液タンクが設置されているか否かを判断できる。従って、廃液タンクがセットされないまま廃液を排出することがないので周囲を汚すことを防止できる。
以下に、本発明の他の実施の形態を説明するが、以下の説明において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述の第1実施の形態と異なる点を主に説明する。
図14(a)に第2実施の形態を示す。この第2実施の形態では、直方体形状の廃液タンクの底壁の下側(外側)に複数の超音波センサ素子(廃液検知センサ49)を満遍なく設けている。
本実施の形態によれば、廃液タンクの底壁のどの位置にどれだけの高さの液体が堆積しているかを満遍なく検知することができる。
複数の超音波センサ素子を底壁に沿って満遍なく配置しているので、廃液タンクの端部まで流れてくる流動性の高い廃液から、開口部41直下に偏って堆積する流動性の低い廃液まで、全ての廃液の液面を検知することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
第1実施の形態では、廃液量検知装置1と廃液タンク9とを別々に設けているが、これに代えて、図15(a)に示すように、廃液タンクの下側に収納スペース60を設けて、図15(b)に示すように、そのスペース60に廃液量検知装置1を着脱自在に設けても良い。廃液量検知装置1を廃液タンク9と共に画像形成装置3から着脱することができ、更に廃液量検知装置1を廃液タンク9から取り外してリサイクルできる。
第2実施の形態では、直方体形状の廃液タンクを用いているが、これに限らず、例えば図14(b)に示すように、底壁の形状がL字状の廃液タンクを用いても良い。
第1実施の形態に係る廃液量検知装置と廃液タンクの縦断面図であり、廃液の液面の高さが均一な状態を示している。 第1実施の形態に係る廃液検知センサの送受信時間と廃液の高さとの関係を示すグラフである。 第1実施の形態に係る廃液量検知装置と廃液タンクの縦断面図であり、廃液の液面の高さが不均一な状態を示している。 維持・回復機構、廃液タンク、及び廃液量検知装置の縦断面図であり、吸引ポンプから排出する廃液の排出位置を変更する状態を示している。 第1実施の形態に係る廃液量検知装置と廃液タンクの縦断面図であり、廃液の排出位置を変更する基準となる廃液の液面の高さの閾値を示している。 第1実施の形態において廃液の排出位置を変更するときの制御の流れを示すフローチャートである。 第1実施の形態に係るキャリッジ、維持・回復機構、廃液タンク、及び廃液量検知装置の縦断面図であり、液体吐出ヘッドから吐出する廃液の排出位置を変更する状態を示している。 (a)は第1実施の形態に係る廃液タンクの装着部周辺を抜き出して示す概略図であり、廃液タンクが装着部に装着されていない状態を示している。(b)は第1実施の形態に係る廃液タンクの装着部周辺を抜き出して示す概略図であり、廃液タンクが装着部に装着されている状態を示している。 第1実施の形態において、廃液タンクが装着されているか否かを検知する制御の流れを示すフローチャートである。 (a)は第1実施の形態に係る廃液タンクの装着部周辺を抜き出して示す概略図であり、廃液タンクと廃液量検知装置が画像形成装置にセットされている状態を示している。(b)は第1実施の形態に係る廃液タンクの装着部周辺を抜き出して示す概略図であり、廃液タンクと廃液量検知装置を画像形成装置から取り外す状態を示している。 第1実施の形態に係る廃液量検知装置の平面図である。 第1実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す縦断面図である。 (a)第1実施の形態に係る画像形成装置の斜視図であり、一側部の外装カバーを外した状態を示している。(b)第1実施の形態に係る画像形成装置の斜視図であり、一側部の外装カバーを外して廃液タンクを取り外した状態を示している。 (a)第2実施の形態に係る廃液量検知装置の平面図であり、(b)第2実施の形態の変形例に係る廃液量検知装置の平面図である。 (a)第1実施の形態の変形例に係る廃液タンクと廃液量検知装置を示す概略図であり、廃液量検知装置が廃液タンクに収納されている状態を示している。(b)第1実施の形態の変形例に係る廃液タンクと廃液量検知装置を示す概略図であり、廃液量検知装置を廃液タンクに対して着脱する状態を示している。
符号の説明
1 廃液量検知装置
3 画像形成装置
9 廃液タンク
11 液体吐出ヘッド
13 キャリッジ
31 吸引ポンプ(吸排出機構)
32 ポンプ駆動制御部
40 停止位置
41 開口部
42 キャリッジ駆動制御部
43 底壁
45 底壁の下側(底壁の外側)
49 廃液検知センサ
49a、49b 一方の廃液検知センサ(第1廃液検知センサ)、他方の廃液検知センサ(その他の廃液検知センサ)
T 超音波の送受信時間
H 液面の高さ(位置)
E、F、G、I、J 閾値

Claims (12)

  1. 液体吐出ヘッドの廃液タンク内の廃液量を検知する廃液量検知装置であって、廃液タンクに収容された廃液の液面の位置を検知する廃液検知センサを備え、液体吐出ヘッドは記録媒体に液体を吐出して画像を形成するものであり、廃液検知センサは、廃液タンクの底壁の外側又は上壁の外側に設けられていることを特徴とする廃液量検知装置。
  2. 廃液検知センサは、超音波の送信部と受信部と、タイマーとにより、液面で反射する超音波の送受信に要する時間を計測することにより廃液の液面の位置を検知することを特徴とする請求項1に記載の廃液量検知装置。
  3. 廃液検知センサは超音波の送信部と受信部とタイマーとを一体に備えたことを特徴とする請求項2に記載の廃液量検知装置。
  4. 廃液タンクが空の状態から満タンの状態まで常時液面の位置を検知することを特徴とする請求項2又は3に記載の廃液量検知装置。
  5. 廃液タンクは上壁に廃液を受ける開口部を備え、廃液検知センサは複数あり、そのうちの第1廃液検知センサは、開口部に対向する底壁の外側に位置しており、その他の廃液検知センサは底壁の外側に且つ第1廃液検知センサから離れて位置していることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の廃液量検知装置。
  6. 第1廃液検知センサが検知した液面の位置のみが予め定めた閾値を越えている場合に、開口部から廃液タンク内に排出する廃液の排出位置を変更することを特徴とする請求項5に記載の廃液量検知装置。
  7. 液体吐出ヘッドの廃液を吸引して排出する吸排出機構の駆動制御部を備え、廃液の排出口は垂直方向に対して傾けてあり、駆動制御部が廃液の排出速度を変えて廃液の着地点を変えることを特徴とする請求項6に記載の廃液量検知装置。
  8. 液体吐出ヘッドを有し主走査方向に移動するキャリッジの駆動制御部を備え、液体吐出ヘッドはキャリッジが開口部上の停止位置に位置したときに廃液タンク内に液体を吐出するものであり、駆動制御部がキャリッジの停止位置を変えることを特徴とする請求項6に記載の廃液量検知装置。
  9. 廃液検知センサが廃液タンクの壁面を検知することにより廃液タンクがセットされている状態を検知することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の廃液量検知装置。
  10. 画像形成装置に設けられた装着部に着脱自在であることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の廃液量検知装置。
  11. 廃液タンクに着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の廃液量検知装置。
  12. 請求項1〜11の何れか一項に記載の廃液量検知装置を備え、廃液タンクを着脱自在に設けたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014065285A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Kyocera Document Solutions Inc 廃インクタンク、インクジェット記録装置、及び廃インクタンクによる廃インクの回収方法
JP2017196794A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 理想科学工業株式会社 印刷装置の洗浄装置

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