JP2003182098A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003182098A
JP2003182098A JP2001389226A JP2001389226A JP2003182098A JP 2003182098 A JP2003182098 A JP 2003182098A JP 2001389226 A JP2001389226 A JP 2001389226A JP 2001389226 A JP2001389226 A JP 2001389226A JP 2003182098 A JP2003182098 A JP 2003182098A
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recording
pigment
nozzle
water
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JP2001389226A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Iijima
裕隆 飯島
Naoki Sato
直樹 佐藤
Tetsushi Aoki
哲志 青木
Katsuichi Kawabata
勝一 川端
Masaaki Takasaki
正明 高崎
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いかなる使用条件または環境条件下でも、固
着等によるノズル詰まりがなく安定した出射が可能で、
さらには、射出形成されたインク画像の画質が安定して
優れるインクジェット記録装置を提供すること。 【解決手段】 記録インクを吐出させる記録ヘッド及び
キャップユニットを有するインクジェット記録装置にお
いて、該キャップユニット内に水分量を検知する手段を
設けたことを特徴とするインクジェット記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録ヘッド及びキャ
ップユニットを有するインクジェット記録装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】複数のノズルを備えた記録ヘッドを左右
に往復動させながら、インク滴を飛翔(吐出)させ、普
通紙或いは特殊コート紙等の記録媒体の移動と相俟っ
て、当該支持体上に画像データに従った画像(パター
ン)を形成するように構成したインクジェット記録装置
は公知である。
【0003】また、インクジェット記録は、記録媒体が
限定されないという特性から、ラベル印刷、捺染(布印
刷)、液晶パネルのカラーフィルタ印刷等に使用される
など、応用範囲も広がりを持っている。
【0004】インクジェット記録装置には、ノズル内の
インクの乾燥を防止するためのキャップ手段(キャップ
ユニット部)や、前記ノズルから、必要に応じて、イン
クを強制的に吐出させるための構成等を採用している。
又、ノズル面のクリーニング手段としてこれを清掃する
ためのワイピング手段(清掃部)を備えており、記録用
紙に沿って移動するキャリッジ上に配置した記録ヘッド
のインク吐出口(ノズル)を設けられたノズルプレート
に紙くず、ホコリ或いはインクなどが付着し、インク吐
出口(ノズル)に目詰まりを生じたり、インクが吐出不
良となる等の故障が起こるのを防止している。
【0005】特に、ノズル面(ノズルプレート)のイン
ク(滴)残りはインクの着弾ズレを起こすだけでなく、
固形化すると、ワイピングブレードを傷つけたり、又、
これがノズルの目詰まりを引き起したりする原因とな
る。
【0006】従って、正常なインク滴の飛翔と、インク
の飛散を抑えインクジェット装置の安定な動作を維持す
ることが求められている。
【0007】一方、インクジェットの記録インク(以
下、インク)としては、水を構成成分とする所謂水系イ
ンクでは水が高い蒸気圧を有するため、大気中に曝され
ると水が蒸発し、これが数日のオーダーとなる場合に
は、水と一緒に使用される水溶性有機溶剤も徐々に蒸発
し、着色剤をはじめとする固形分の濃度が高くなること
により、固化や粘度の非常に高い流動性が殆どない状態
が起こってしまう。
【0008】この状態のインクでは、クリーニングを行
ってもその除去が非常に難しく、従って、インクの出射
において、ノズル欠や出射曲がりを生じてしまう事とな
る。
【0009】また、媒体に分散されている分散インクや
顔料インクでは、染料インクと比べて、前述の機構で固
化や流動性が低下した場合に、これをフレッシュなイン
クに再分散、再溶解するときの時間が非常に長くかかる
ため、乾かさない工夫が非常に重要であり、この目的に
より、プリント休止時には記録ヘッドノズル周りには、
キャップユニットによりキャップがされている。
【0010】このキャップユニットには、保湿液を導入
したり、サクション時のインクをそのままキャップ内に
残留させたりして、キャップ内の水分を保つ工夫がされ
るインクジェットプリンタも開発されている。
【0011】しかしながら、プリンタの使用条件や使用
環境条件によっては、キャップ内の水分量が不充分とな
り、インクの固化等に起因する出射不良が生じたり、ま
た、過剰な場合には画質への影響が表れる等の問題があ
る。
【0012】この様な事態に鑑み、本発明者らは鋭意検
討を行い、特に分散インクや顔料インクを印字するイン
クジェットプリンタにおいて、キャップユニット内にセ
ンサ等の水分量を検知する検知手段を設け、さらにこの
検知の結果により水を補充したり、インクを用いてキャ
ップ内に水分を補充する供給手段を設けることで、プリ
ンタの使用条件や使用環境条件によるキャップ内の水分
量の不適量状態を解消でき、出射不良等の問題を解決す
ることができた。
【0013】さらに、本発明の効果を最大限に発揮する
ために、インクジェットプリンタが作動停止の状態(例
えば、電源スイッチがオフとなる場合)でも、自動的
に、上記キャップ内の検知手段を作動状態とさせてお
き、さらに上記水分を補充(供給)することで、さらに
本発明の好ましい効果を奏することができた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、記録
ヘッドノズルの出射に関し、いかなる使用条件または環
境条件下でも、インク出射後に乾いて固着し、ワイピン
グブレードによりノズルに傷をつけることもなく、ま
た、ノズルが詰まったりすることのない安定した出射が
可能なインクジェット記録装置を提供でき、さらには、
後述する様に、射出されたインクにより形成された画質
が優れ、いかなる環境条件下でも、この良好な画質が安
定して得ることができるインクジェット記録装置を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の手段により達成される。
【0016】1. 記録インクを吐出させるノズルを有
する記録ヘッド及びキャップユニットを有するインクジ
ェット記録装置において、該キャップユニット内に水分
量を検知する手段を設けたことを特徴とするインクジェ
ット記録装置。
【0017】2. 前記水分量を検知する手段により検
知された信号に応じて、キャップユニット内に、保湿機
能を有する液体を供給する手段を有することを特徴とす
る上記1に記載のインクジェット記録装置。
【0018】3. 前記保湿機能を有する液体が記録イ
ンクであり、かつ記録ヘッドのノズルから供給されるこ
とを特徴とする上記2に記載のインクジェット記録装
置。
【0019】4. 前記水分量を検知する手段が、キャ
ップユニット内に設けられた電極間の抵抗値の変化によ
り検知することを特徴とする上記1〜3のいずれか1に
記載のインクジェット記録装置。
【0020】5. 前記記録インクが、顔料を含有する
インクであることを特徴とする上記1〜4のいずれか1
に記載のインクジェット記録装置。
【0021】6. 前記記録インクが、ポリマー分散剤
を含有するインクであることを特徴とする上記1〜5の
いずれか1に記載のインクジェット記録装置。
【0022】7. 前記水分量を検知する手段が、イン
クジェット記録装置本体の作動/停止とは独立に作動/
停止を行うことを特徴とする上記1〜6のいずれか1に
記載のインクジェット記録装置。
【0023】本発明は記録ヘッド及びキャップユニット
を有するインクジェット記録装置に関するものである。
【0024】カラーインクジェット記録装置は通常、
Y、M、C及びK4色又最近の高画質化に対応するた
め、それぞれ濃淡のインクを備えている場合もあるが、
これら全てのインクの出射のノズルにおける、吐出の安
定性を考慮することはこれまで余り検討されてこなかっ
た。例えば、記録ヘッドのノズルにキャップをすること
は検討されているが、このキャップ内のそれぞれの最適
な水分量(不足する場合には、上述した様な高い粘性を
伴う非流動状態となり、また、多すぎるとインク濃度へ
の影響が生じる)についての検討はなされておらず、従
って、これらの各種インクをまとめて、単に、乾かない
様にすることのみが検討されているにすぎなかった。特
に、プリンターの使用年数や使用する場所の環境が、多
様な場合におけるこれらの検討は殆どなされていなかっ
た。
【0025】本発明においては、記録ヘッド及びキャッ
プユニットを有するインクジェット記録装置において、
該キャップユニット内に水分量の検出手段及びこの検出
の結果から水分を適量供給する手段を設けることによ
り、インク出射安定性に優れ、画質の劣化がない記録装
置が得られることを見いだし、しかも、いかなる使用環
境等の条件下でも、上記する効果が維持できるという優
れた効果を有するものである。
【0026】以下に例を挙げて本発明の実施の態様につ
いて説明する。
【0027】
【発明の実施の形態】図1はインクジェット記録装置1
の主要構成の一例を示す概略図である。インクジェット
記録装置は、記録紙にインクを吐出(出射)し印刷を行
うものであり、その印刷を行う部分の主要構成として、
図1に示すように、記録紙2を印刷時に前方へ搬送させ
る搬送手段(図示省略)と、前記記録紙2にインクを吐
出する記録ヘッド(ヘッド)3と、複数色毎の記録ヘッ
ド3を収納するキャリッジ4と、前記記録ヘッド3のメ
ンテナンスを行う、吸引キャップ16及びブレード部1
7を有するメンテナンスユニット5と、印刷時或いはメ
ンテナンス時などにキャリッジ4を水平方向(矢印A)
に沿って案内するガイドレール6と、前記キャリッジ4
の待機所となる保湿するキャップユニット8を有するホ
ームポジション7と、これら各部の制御を行う制御部
(図示省略)とを備えている。Cはインクカートリッジ
であり、インクカートリッジCから送られた各インクは
一旦サブタンクTに蓄えられたうえ、供給弁Vを通し
て、インク供給路Pを通って記録ヘッドに送られる構成
となっている。
【0028】記録紙の搬送手段は、印刷時において、キ
ャリッジ4の動作にタイミングを合わせて、記録紙2を
印字領域9上で搬送し、印刷の終了に応じて、記録紙2
は印字領域から下方(矢印B)に向かって搬送される。
【0029】図2は記録ヘッドの構成を示す概略図であ
る。記録ヘッド3は、ヘッド基板10に、インクを吐出
するインク吐出本体部11と、該インク吐出本体部11
近傍で温度を測る温度センサー(温度測定手段)12
と、フレキシブルケーブルが接続され、これらインク吐
出本体部11と温度センサー12に信号の入出力を行う
フレキシブルケーブル接続部13などを設置した構成と
なっている。そして、インク吐出本体部11には、イン
クを吐出する吐出口(ノズル)14が、記録紙2に対向
する面(ノズル面15)のセンターラインに沿って複数
設けられており、この吐出口(ノズル)14は、インク
ノズル(流路)に連通している。又、記録ヘッド3は、
ノズル面15の一端が他端よりも下となるように傾いた
状態でキャリッジ4に設置されている。
【0030】温度センサー12は、インク吐出本体部1
1近傍の気温或いは、ヘッド基板10の温度を測定する
ものであり、フレキシブルケーブル接続部13を通し
て、制御部と電気的に接続している。
【0031】キャリッジ4には、図1に示すように、記
録ヘッド3が、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラック)に応じて複数設けられている。
【0032】メンテナンスユニット5は、吐出口(ノズ
ル)を覆って、該吐出口(ノズル)14からインクを吸
引する吸引キャップ16と、該吸引キャップ16による
インクの吸引が行われた後に、ノズル面15に残るイン
クを拭き取るブレード部17と、図1には示していない
が、該ブレード部の清掃を行うブレードクリーナー部と
を備えている。吸引キャップ16は、複数(本実施の形
態では2個)並んで設けられており、メンテナンス時に
おいて、一度に複数個の記録ヘッド3の吸引を行うこと
を可能としている。
【0033】図3は、吸引キャップ16及び吸引手段2
0を含むインク吸引ユニットの概略を示す構成図である
が、この吸引キャップ16には記録ヘッド3のノズル面
15の周囲を覆うと共に、密閉性を保つために弾性を有
するリップ部19が備えられている。更に、この吸引キ
ャップ16の背面には、吸引キャップ16とノズル面1
5により形成された空間内部を吸引する吸引ポンプ(吸
引手段)20、大気連通弁21が連結されており、この
吸引ポンプ20が、吸引キャップ16により覆われ密閉
された状態のノズル面15を、吸引キャップ16を介し
て吸引する。そして、吸引ポンプ20によって吐出口
(ノズル)14から吸引されたインクは、廃インクタン
ク22に排出される。
【0034】又、この吸引キャップ16は、吸引後にノ
ズル面15から離間する際において、一方の端部側から
先に離間させて徐々に他方の端部まで離間させる構成と
なっている(図3(a)、(b)、(c))。そして、
この吸引キャップ16は、側面に略L字状の支持片18
により支持され、記録ヘッド3のノズル面15とほぼ対
向された状態に配置されている。
【0035】尚、本実施の形態では、吸引手段として吸
引ポンプ20を例示しているが、吐出口(ノズル)14
からインクを吸引するものであれば、如何なるものでも
よく、例えば、ピストンやシリンダなどが挙げられる。
【0036】支持片18は、吸引キャップ16を支持す
る本体部23と、該本体部23の下端から直角に延出す
る延出部24とから構成されており、本体部23と延出
部24の接合部分で回動可能に軸支されている。そし
て、延出部24には、略楕円形のカム(移動手段)26
が接触している。カム26は、回動することで、支持片
18を回動させ、それに伴って、吸引キャップ16を記
録ヘッド3のノズル面15に着脱させる。
【0037】このカム26のカム駆動軸27は、モータ
などのカム駆動部に接続されており、このカム駆動部の
制御で回転し、吸引キャップ16を、記録ヘッド3と離
間した所定の位置(待機位置;図3(c))と、ノズル
面15を覆って密閉した位置(図3(a))との間で移
動させている。
【0038】図4はブレード及びブレードクリーナー部
を含むワイピングユニットの構成を示す概略図である。
ブレード部17は、弾性体で形成され、吸引キャップ1
6によるインク吸引の終了後に、ノズル面15に残留す
るインクを拭き取るブレード本体35と、該ブレード本
体35を支持し、上下動(矢印E)させるブレード可動
部36とを備えている。
【0039】又、ブレードクリーナー部37がメンテナ
ンスユニット5の内部に設置されており、ブレード本体
35のインクを吸収し拭き取るインク吸収体38と、該
インク吸収体38を保持する吸収体保持部39とを備え
ている。
【0040】又、図1に示すように、ホームポジション
7には、ノズル面15を保湿する保湿キャップユニット
8が、記録ヘッド3と同数設けられており、キャリッジ
4の待機中においては、記録ヘッド3のノズル面15を
覆って密閉している。
【0041】メンテナンスが開始されると、先ず、キャ
リッジ4の移動により、記録ヘッド3が吸引キャップ1
6まで移動する。
【0042】キャリッジ4の移動は、キャリッジ駆動部
(図示されていない)の駆動によって行われ、そして、
キャリッジセンサーによりキャリッジ4が吸引位置まで
移動したことを検知すると、キャリッジ駆動部が停止
し、キャリッジが停止する。
【0043】キャリッジ4が吸引位置で停止すると、吸
引キャップ16が、カム駆動部により(図示されていな
い)、記録ヘッド3のノズル面15まで移動し、記録ヘ
ッド3のノズル面15を密閉し、吐出口(ノズル)14
を覆う。
【0044】この状態で、吸引ポンプ20の作動が開始
され、吐出口(ノズル)14からインクの吸引を行う。
この吸引は、所定時間経過する迄行われ更に所定回数繰
り返される。
【0045】吸引ポンプ20が停止すると、その後、大
気連通弁21が開かれて、吸引キャップ16とノズル面
15とを離間しやすい状態にした上で、吸引キャップ1
6を待機位置まで移動させる。
【0046】更に、吸引キャップ16を停止させると、
大気連通弁21を閉め、キャリッジ4を、ノズル面15
の拭き取り清掃(ワイプ)を行うブレード部17まで、
キャリッジ駆動部により移動させる。
【0047】キャリッジ4がワイプ位置まで移動したこ
とを検知すると、キャリッジ駆動部が停止し、キャリッ
ジが停止する。
【0048】キャリッジ4がワイプ位置で停止すると、
ブレード部17が移動を開始する。ブレード部17がワ
イプ位置で停止すると、キャリッジが動きワイプを開始
する。
【0049】そして、ワイプの終了と共に、ブレードク
リーナー部37によってブレード部17が清掃される。
【0050】ブレード部17の清掃が終わると、キャリ
ッジ4は、待機位置であるホームポジション7まで移動
し、停止する。
【0051】ブレード部17は、メンテナンスを行わな
い時には、図4(a)に示すように、ブレードクリーナ
ー部37のインク吸収体38よりも下方で待機してい
る。そして、ノズル面15にワイプが必要になると、ブ
レード可動部36は、上方に向かって移動することで、
ブレード本体35を上方に移動させる。この移動の際
に、ブレード本体の上面と、インク吸収体38とが接触
する。つまり、ブレード本体35に残っていたインク
は、この動作によりインク吸収体38に吸収される。こ
の様な構成であるので、ブレード本体35は、メンテナ
ンスが行われる毎に清掃され、残留インクにより、ブレ
ード本体35が劣化するということを防止することがで
きる。
【0052】更に、ブレード可動部36が上昇し、ブレ
ード本体35の上端部がノズル面通過位置Fにまで達す
ると、キャリッジ4が作動し、このブレード本体35の
上面と、記録ヘッド3のノズル面とが接触し、ノズル面
15に残るインクは、ブレード本体35によって拭き取
られる。
【0053】本実施の形態では、ブレード本体35の上
面と、ノズル面15とが接触することで、ノズル面15
上に残留するインクを拭き取る構成であるので、ブレー
ド本体35の清掃を行う際には、ブレード本体35の上
面側を拭き取る。
【0054】この様な構成を備えたインクジェット記録
装置において、本発明においては、記録ヘッド吐出口
(ノズル)14をキャップするキャップユニット8にお
いて、該キャップユニット8内に水分量を検出する検出
手段(図5における81a、81b)を設け、更にま
た、該検出手段により検出された結果に基づいて、キャ
ップユニット8内に保湿液などを供給する供給手段(例
えば、図5における保湿液供給孔82)を設けることに
特徴を有する。
【0055】本発明に係る記録ヘッドのノズル表面は、
通常、例えば、ポリエステル、ポリアミド等のプラスチ
ック、ガラス、セラミック及び金属等の素材に撥水性コ
ーティングを施したもので、撥インク性の表面としたも
のが用いられる。
【0056】ノズル面にインクが付着しないよう撥水
性、撥インク性コーティングを施す方法については、例
えば、特公昭52−24821号、特開昭56−286
2号にはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の
フッ素樹脂やシリコーン樹脂等インクをはじく特性を有
する素材のコーティングが、特開昭57−72866
号、同60−255441号等には撥インク膜としてテ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重
合体(FEP)を使用することがそれぞれ記載されてい
る。このFEPはポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)と同等の低い表面エネルギー(撥インク性)を有し
ながら、加熱溶融時の粘度がPTFEと比較して低く、
水分散液を塗布して加熱溶融によって均一膜を形成する
場合にPTFEよりも低温で短時間に均一膜が得られ、
成膜加工性に優れている。又、特開2001−7150
9にはFEP水分散液とシリカゾル粒子分散液を混合塗
布して乾燥及び300から400℃で焼成する方法が、
又、特表平10−505870号等にもフッ素含有ポリ
シロキサン化合物を用いる方法等が記載されている。
【0057】又、該記録ヘッド前面のノズル面のクリー
ニングを行うブレードは、(親インク性(親水性)であ
っても、撥インク性(撥水性)であってもよいが、)例
えば、各種のゴム等、弾性を有する材料から選ばれる。
ウレタンゴム等の比較的親水性のブレードを用いる場合
には、その親和性によりインクを引きつけこれを拭き取
ることができる。しかしながら、その親水性により、ク
リーニングしたノズル面に再度インク滴を(ノズルか
ら)引き出してしまうことがあり、ブレードは、どちら
かというと、親インク性の弱い、撥インク性を有する材
質で構成するのが好ましい。インク滴をノズルから引き
出すことがなく、又、ブレード自体の汚れも少なく好ま
しい。
【0058】親インク性(親水性)のブレードの材料と
しては、ウレタンゴム、又、ブチルゴム等のブレード素
材にシラン化合物をコーティングしたり、親水性のポリ
マー(例えばナイロン、ポリウレタン、ポリビニルアル
コール等)をコーティングしたり、ゴム表面に予めプラ
ズマ処理を行ったりする、所謂表面改質によって親水化
したものが例としてあげられる。例えばインクに対する
接触角として40度以下のものが選ばれる。
【0059】撥インク性、撥水性の表面を有するブレー
ド材料としては、シリコーンゴム、シリコーン樹脂、室
温硬化型シリコーン樹脂、室温硬化型有機変性シリコー
ン樹脂等シリコーン系の材料によるものがあげられる。
又、弾性を有するプラスチック基材表面を疎水性材料
に、例えば、ポリテトラフルオロエチレン等の撥水性高
分子樹脂製或いはこれらの樹脂をコーティングした材料
等があげられる。中でもシリコーン系材料が好ましい。
インクに対する接触角で評価した場合、50度以上の材
料が好ましい。シリコーンゴムとしては、例えば、入間
川ゴム(株)IS−825 50HS等が入手でき、好
ましく使用することができる。
【0060】本発明に係るキャップユニット内には、上
記した水分量を検出する手段を有するが、この検出手段
としては、キャップユニットと記録ヘッドとが接合し、
キャップされた状態の時に形成される空間内の湿度を検
知する手段であっても良いし、また、キャップユニット
又は記録ヘッドの該空間内の表面における電気的抵抗値
を測定する方法でも良い。
【0061】本発明における該検出手段としては、キャ
ップユニット又は記録ヘッドの表面における該抵抗値を
測定する方法が好ましく、中でも、図5に示す様に、キ
ャップユニット8内の表面に電極(81a、81b)を
少なくとも2つ設け、この電極間の抵抗値を測定する方
法が、より好ましい。尚、この図5は、図1におけるキ
ャップユニット8の一つについて、正面上側から俯瞰し
た図を示す。
【0062】この場合における電極材料は限定されるも
のではないが、インクに対する耐腐食性から白金電極、
アルミニウム電極などを好ましく用いることができる。
また、この電極に組み合わせて使用するキャップユニッ
トを形成する材料についても、特に限定されるものでは
ないが、例えば、一般のゴム系材料を用いることがでえ
きる。
【0063】また、水分量を検知する手段については、
上記により測定した電気的信号(抵抗値など)を、図6
に示す様な、検知回路を使用して検知する手段等が好ま
しく、この場合これをCPU(セントラル プロセッシ
ング ユニット)等により信号処理し、次いでこれによ
り、保湿液や水などの保湿機能を有する液体を、供給す
る手段を介して該キャップユニットと記録ヘッドの接合
しできた空間内に供給させることが好ましい。
【0064】本発明に係る保湿機能を有する液体を供給
する手段としては、上記した図2における吐出口(ノズ
ル)14からインクを一定量吐出させる方法を採用する
ことができるし、また、該ノズルとは別に、保湿液や水
などをキャップユニット内に、孔部やノズルを設けて、
一定量を吐出し供給する方法を採用することができる。
この場合、吐出させる手段としては、インクノズルの作
動方法と同じ方法等を使用することができる。
【0065】該供給手段により保湿液などを供給する場
合、電極などを用いる検知する手段において、既定値を
それぞれ前もって設定しておき、これを基準として、C
PUなどにて作動させる方法が好ましい。また、この既
定値を設定する際に、図6における回路の抵抗Raを調
節する方法を好ましく採用することができる。
【0066】また、上記検知手段及び供給手段は、イン
クジェットプリンター本体が印字をせず休止している場
合(例えば、該本体の電源がオフになっている場合)に
おいても、本体とは独立に継続的に作動していることが
好ましい。これは、仮に本体の作動/停止と同じ様に作
動/停止する場合には、本体が休止した場合に、該検知
手段及び供給手段も停止してしまい、その後の環境変動
などにより、インクの流動性に影響が表れてしまう可能
性があるからである。
【0067】本発明に係わるインクジェット記録装置に
おいては、水系インクが好ましく用いることができる。
インクに用いられる着色剤としては、水溶性染料、例え
ば、酸性染料、直接染料、反応性染料、あるいは分散染
料、顔料等を用いることができるが、顔料を使用するタ
イプのインクが好ましい。
【0068】吸引によりノズル面(ノズルプレート)に
残ったインク滴のクリーニングが、特に顔料インクの場
合、溶剤や水分が蒸発すると、顔料は基本的に溶媒に不
溶で再溶解しないため、又、硬い塊として固着しノズル
中に取り込まれると出射不良となりやすいため、又、ノ
ズル面、更にはブレードを傷つけるので、これらを未然
に防止できる本発明に係わるインクジェット記録装置は
顔料インクを用いた場合に特に有効である。又、得られ
る画像記録の保存性の観点からも好ましい。
【0069】本発明において、水系インクとは、例え
ば、インク総質量あたり10質量%以上の水を含有する
水系インクジェットインクを言う。
【0070】顔料インクで用いる顔料としては、不溶性
顔料、レーキ顔料等の有機顔料およびカーボンブラック
等を好ましく用いることができる。
【0071】不溶性顔料としては、特に限定するもので
はないが、例えば、アゾ、アゾメチン、メチン、ジフェ
ニルメタン、トリフェニルメタン、キナクリドン、アン
トラキノン、ペリレン、インジゴ、キノフタロン、イソ
インドリノン、イソインドリン、アジン、オキサジン、
チアジン、ジオキサジン、チアゾール、フタロシアニ
ン、ジケトピロロピロール等が好ましい。
【0072】好ましく用いることのできる具体的顔料と
しては、以下の顔料が挙げられる。マゼンタまたはレッ
ド用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントレッ
ド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメン
トレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピ
グメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、
C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレ
ッド48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、
C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメン
トレッド122、C.I.ピグメントレッド123、
C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメント
レッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.
I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッ
ド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.
ピグメントレッド222等が挙げられる。
【0073】オレンジまたはイエロー用の顔料として
は、例えば、C.I.ピグメントオレンジ31、C.
I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエ
ロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.
ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー
15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグ
メントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー9
4、C.I.ピグメントイエロー138等が挙げられ
る。
【0074】グリーンまたはシアン用の顔料としては、
例えば、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグ
メントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー1
5:3、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグ
メントブルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が
挙げられる。
【0075】これらの顔料には、必要に応じて顔料分散
剤を用いてもよく、用いることのできる顔料分散剤とし
ては、例えば、高級脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキ
ルエステル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホコハ
ク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリ
オキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレングリコール、グリセリ
ンエステル、ソルビタンエステル、ポリオキシエチレン
脂肪酸アミド、アミンオキシド等の活性剤、あるいはポ
リマー類、例えば、スチレン、スチレン誘導体、ビニル
ナフタレン誘導体、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マ
レイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸
誘導体、フマル酸、フマル酸誘導体から選ばれた2種以
上の単量体からなるブロック共重合体、ランダム共重合
体およびこれらの塩を挙げることができる。
【0076】特にこの中でも、3,000以上の分子量
(重量平均分子量)を有するポリマー分散剤が好まし
く、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン誘導
体、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレ
イン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマル
酸、フマル酸誘導体から選ばれた2種以上の単量体から
なるブロック共重合体、ランダム共重合体およびこれら
の塩からなるポリマー分散剤が好ましく、これらのなか
でも、3,000以上の分子量を有する、スチレン、ア
クリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタク
リル酸エステル等から選ばれるブロック共重合体、ラン
ダム共重合体が好ましい。これらの例としては、スチレ
ン−アクリル酸−メタクリル酸メチル共重合体(分子量
10,000、酸価160)があり、又アクリル−スチ
レン系樹脂であるジョンクリル61(ジョンソン社製)
等は入手できる。
【0077】顔料の分散を安定化させる点においてポリ
マー分散剤の使用は好ましいが、ポリマー分散剤を用い
たインクでは、インクが記録ヘッドのノズルプレートに
付着した場合、ワイピング等一般にインクジェットプリ
ンタで通常行われるクリーニング操作ではふき取りが困
難になる場合があり、この場合に出射においての曲がり
や「欠」が生じやすいという不具合が発生することがあ
り、従って、本発明において、キャップユニット内を保
湿することが特に有効である。
【0078】顔料の分散方法としては、例えば、ボール
ミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテ
ータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジ
ナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシ
ェーカー等の各種分散機を用いることができる。また、
顔料分散体の粗粒分を除去する目的で、遠心分離装置を
使用すること、フィルターを使用することも好ましい。
【0079】顔料インク中の顔料粒子の平均粒径は、イ
ンク中での安定性、画像濃度、光沢感、耐光性などを考
慮して選択するが、加えて本発明の画像形成方法では、
光沢向上、質感向上の観点から150μm以下が好まし
く、100μm以下がより好ましい。
【0080】顔料インクとして好ましい形態である水系
インク組成物は、水溶性有機溶媒を併用することが好ま
しい。本発明で用いることのできる水溶性有機溶媒とし
ては、例えば、アルコール類(例えば、メタノール、エ
タノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、イソブタノール、セカンダリーブタノール、ターシ
ャリーブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シク
ロヘキサノール、ベンジルアルコール等)、多価アルコ
ール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、
ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘ
キサントリオール、チオジグリコール等)、多価アルコ
ールエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート、トリエチレング
リコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコール
モノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテ
ル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル等)、
アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノール
アミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、
N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレン
ジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペ
ンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレ
ントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン等)、
アミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、複素
環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロ
リドン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリド
ン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)、ス
ルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド等)、ス
ルホン類(例えば、スルホラン等)、尿素、アセトニト
リル、アセトン等が挙げられる。好ましい水溶性有機溶
媒としては、多価アルコール類が挙げられる。さらに、
多価アルコールと多価アルコールエーテルを併用するこ
とが、特に好ましい。
【0081】水溶性有機溶媒は、単独もしくは複数を併
用しても良い。水溶性有機溶媒のインク中の添加量とし
ては、総量で5〜60質量%であり、好ましくは10〜
35質量%である。
【0082】インク組成物は、必要に応じて、吐出安定
性、記録ヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定
性、画像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、
公知の各種添加剤、例えば、粘度調整剤、表面張力調整
剤、比抵抗調整剤、皮膜形成剤、分散剤、界面活性剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、防ばい剤、防
錆剤等を適宜選択して用いることができ、例えば、ポリ
スチレン、ポリアクリル酸エステル類、ポリメタクリル
酸エステル類、ポリアクリルアミド類、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、またはこれらの共重合体、尿素樹脂、またはメラミ
ン樹脂等の有機ラテックス微粒子、流動パラフィン、ジ
オクチルフタレート、トリクレジルホスフェート、シリ
コンオイル等の油滴微粒子、カチオンまたはノニオンの
各種界面活性剤、特開昭57−74193号、同57−
87988号及び同62−261476号に記載の紫外
線吸収剤、特開昭57−74192号、同57−879
89号、同60−72785号、同61−146591
号、特開平1−95091号及び同3−13376号等
に記載されている退色防止剤、特開昭59−42993
号、同59−52689号、同62−280069号、
同61−242871号および特開平4−219266
号等に記載されている蛍光増白剤、硫酸、リン酸、クエ
ン酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウ
ム等のpH調整剤等を挙げることができる。
【0083】インク組成物は、その飛翔時の粘度として
40mPa・s以下が好ましく、30mPa・s以下で
あることがより好ましい。また、インク組成物はその飛
翔時の表面張力として、20mN/m以上が好ましく、
30〜45mN/mであることがより好ましい。
【0084】インク中の顔料固形分濃度は、0.1〜1
0%の範囲で選択でき、写真画像を得るには、顔料固形
分濃度を各々変化させた、いわゆる濃淡インクを用いる
ことが好ましく、前記のようにイエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックの濃淡インクを各々用いることは特に好
ましい。また、必要に応じて、赤、緑、青等の特色イン
クを用いることも、色再現性上好ましい。
【0085】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれにより限定されるものではない。
【0086】コニカ製インクジェットプリンタIGUA
ZU 1044SD(図1に概略図を示した)を用い、
以下に示す試験を行った。
【0087】(ノズルプレートAの作製)125μm厚
のポリイミドシート(宇部興産(株)製、ユービレック
ス)を用い、酸素プラズマ処理(13.56MHz、2
00W、10Pa、3分)を施してから、下記組成の塗
布液をワイヤーバーで乾燥膜厚が0.8μmとなるよう
に塗布し、330℃で2時間焼成して撥インク処理を行
ってノズルプレートAを作製した。
【0088】 FEP分散液(ダイキン工業(株)製、ネオフロンND−1) 10質量部 シリカゾル粒子分散液(触媒化学工業(株)製、カタロイドS−30H) 0.02質量部 水 90質量部 撥インク処理を行ったノズルプレートAに、エキシマレ
ーザを用いノズル孔加工を行った。ノズル径は40μm
とした。また、同時に保湿液供給用のノズル孔加工も行
った。ノズルを穿った後、該ノズルプレートを用いた記
録ヘッドを作製した。
【0089】次いで、作製した記録ヘッドを前記コニカ
製インクジェットプリンタのヘッドに代えて実装してイ
ンクジェットプリンタAを作製した。
【0090】また、図5に示す様に、センサとして電極
を2つ有するSi製のキャップユニット(上記ノズルを
覆い、また、下記する評価1及び2の様な表面特性を有
する)を上記インクジェットプリンタAに装着した。ま
た、保湿液として、以下のものを使用した。
【0091】 (保湿液) エチレングリコール 100g プロキセルGXL(ゼネカ製) 2g イオン交換樹脂 898g を混合し、#3500メッシュの金属フィルターを用い
て加圧濾を行い保湿液を調製した。
【0092】 (インクの作製) (イエロー顔料分散体1) C.I.ピグメントイエロー128 150g スチレン−アクリル酸−メタクリル酸メチル共重合体 70g (分子量10,000、酸価160) エチレングリコール 100g グリセリン 80g イオン交換水 200g を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で6
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散し、イエロー顔料分散体1
を得た。得られたイエロー顔料分散体1の平均粒径は1
25nmであった。平均粒径の測定はゼータサイザー1
000(マルバーン社製)を使用した。
【0093】(イエロー顔料分散体2)前記イエロー顔
料分散体1に対して20,000rpmで30分間遠心
分離処理を行い、イエロー顔料分散体2を得た。得られ
たイエロー顔料分散体2の平均粒径は75nmであっ
た。
【0094】 (インク1〜3の調製) (インク1) イエロー顔料分散体2 167g エチレングリコール 200g ジエチレングリコール 120g オルフィン1010(日信化学(株)製) 4g プロキセルGXL(ゼネカ社製) 2g 以上をイオン交換水で1000gに仕上げ、1μmのミ
リポアフィルターを2度通過させてインク1を調製し
た。
【0095】 (インク2) イエロー顔料分散体2 200g エチレングリコール 200g トリエチレングリコールモノブチルエーテル 100g オルフィン1010(日信化学(株)製) 4g プロキセルGXL(ゼネカ社製) 2g 以上をイオン交換水で1000gに仕上げ、1μmのミ
リポアフィルターを2度通過させてインク2を調製し
た。
【0096】 (インク3) イエロー顔料分散体1 100g エチレングリコール 200g ジエチレングリコール 100g オルフィン1010(日信化学(株)製) 4g プロキセルGXL(ゼネカ社製) 2g 以上をイオン交換水で1000gに仕上げ、1μmのミ
リポアフィルターを2度通過させてインク3を調製し
た。
【0097】 (マゼンタ顔料分散体1〜2の調製) (マゼンタ顔料分散体1) C.I.ピグメントレッド122 100g デモールC 63g グリセリン 100g イオン交換水 130g を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で6
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散し、マゼンタ顔料分散体1
を得た。得られたマゼンタ顔料分散体1の平均粒径は6
5nmであった。
【0098】 (マゼンタ顔料分散体2) C.I.ピグメントレッド122 100g ジョンクリル61(アクリル−スチレン系樹脂、ジョンソン社製) 60g エチレングリコール 100g イオン交換水 130g を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で6
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散した後、20,000rp
mで30分間遠心分離処理を行い、マゼンタ顔料分散体
2を得た。得られたマゼンタ顔料分散体2の平均粒径は
35nmであった。
【0099】 (インク4〜8の調製) (インク4) マゼンタ顔料分散体1 160g ジエチレングリコール 180g グリセリン 80g ペレックスOT−P(花王(株)製) 5g プロキセルGXL(ゼネカ社製) 2g 以上をイオン交換水で1000gに仕上げ、1μmのミ
リポアフィルターを2度通過させてインク4を調製し
た。
【0100】 (インク5) マゼンタ顔料分散体1 160g ジエチレングリコール 180g グリセリン 80g フッ素系界面活性剤1(メガファックF177、大日本インキ工業(株)製) 3g プロキセルGXL(ゼネカ社製) 2g 以上をイオン交換水で1000gに仕上げ、1μmのミ
リポアフィルターを2度通過させてインク5を調製し
た。
【0101】 (インク6) マゼンタ顔料分散体2 140g ジエチレングリコール 180g グリセリン 80g エマルゲン120(花王(株)製) 4g プロキセルGXL(ゼネカ社製) 2g 以上をイオン交換水で1000gに仕上げ、1μmのミ
リポアフィルターを2度通過させてインク6を調製し
た。
【0102】 (インク7) マゼンタ顔料分散体2 140g ジエチレングリコール 180g グリセリン 80g 親水性シリコーン化合物1(KF700、信越シリコーン(株)製) 4g ペレックスOT−P(花王(株)製) 5g プロキセルGXL(ゼネカ社製) 2g 以上をイオン交換水で1000gに仕上げ、1μmのミ
リポアフィルターを2度通過させてインク7を調製し
た。
【0103】 (インク8) マゼンタ顔料分散体2 140g ジエチレングリコール 180g トリエチレングリコールモノメチルエーテル 86g エマルゲン120(花王(株)製) 4g プロキセルGXL(ゼネカ社製) 2g 以上をイオン交換水で1000gに仕上げ、1μmのミ
リポアフィルターを2度通過させてインク8を調製し
た。
【0104】 (シアン顔料分散体1の調製) C.I.ピグメントブルー15:3 200g デモールC(花王(株)製) 100g グリセリン 80g イオン交換水 620g を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で6
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散し、シアン顔料分散体1を
得た。得られたシアン顔料分散体1の平均粒径は95n
mであった。
【0105】 (シアン顔料分散体2の調製) C.I.ピグメントブルー15:3 250g ジョンクリル61 150g(固形分) (アクリル−スチレン系樹脂、ジョンソン社製) グリセリン 100g イオン交換水 500g を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で6
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散し、シアン顔料分散体2を
得た。得られたシアン顔料分散体2の平均粒径は87n
mであった。
【0106】以下、インク9〜12を調製した。尚、各
インクとも下記する夫々の処方をイオン交換水とともに
分散ないし溶解させた。この際、イオン交換水で100
0gにて仕上げた。また、1μmのミリポアフィルター
を2度通過させて、インクとした。
【0107】 (インク9) シアン顔料分散体1 150g ジエチレングリコール 150g トリエチレングリコール 200g ペレックスOP−T(花王(株)製) 2g イオン交換水 498g (インク10) シアン顔料分散体2 100g エチレングリコール 300g ジエチレングリコールモノブチルエーテル 100g プルロニックL−44(旭電化(株)製) 10g イオン交換水 490g (ブラック顔料分散体1の調製) カーボンブラック 250g バニレックスRN(日本製紙(株)製) 200g ジエチレングリコール 100g イオン交換水 450g を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で6
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散し、ブラック顔料分散体1
を得た。得られたブラック顔料分散体1の平均粒径は8
3nmであった。
【0108】 (ブラック顔料分散体2の調製) カーボンブラック 250g スチレン−アクリル酸共重合体 100g(固形分) (分子量7,000、酸価150) グリセリン 100g イオン交換水 550g を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で6
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散し、ブラック顔料分散体2
を得た。得られたブラック顔料分散体2の平均粒径は7
5nmであった。
【0109】 (インク11) ブラック顔料分散体1 150g エチレングリコール 300g レベノールWX(花王(株)製) 2g イオン交換水 548g (インク12) ブラック顔料分散体2 150g エチレングリコール 200g トリエチレングリコールモノエチルエーテル 50g ペレックスOP−T(花王(株)製) 2g イオン交換水 598g 前記インクをそれぞれ任意に選んでY、M、C、K、L
Y、LM、LC、LKインク(前記Lは淡インクを表
す)のセットとして、前記インクジェットプリンタAの
8つのインクカートリッジにそれぞれ装填した。装填
後、クリーニングを20回繰り返した。各回毎に、全て
の記録ヘッドについて、全てのノズルからの出射状態を
確認するノズル確認パターンを打ち出し、ノズル欠(出
射不良)を確認した。又、20回のクリーニングを繰り
返した後、カバーをはずし、記録ヘッドのノズル面のイ
ンク残り及び記録ヘッド周辺(キャリッジ等)の汚れ等
について目視により観察し、射出曲がりを確認した。
【0110】尚、各実施例等の内容は表1に記載した。
また、各実施例及び比較例における評価は、以下の様に
行い、これらの結果を表1にまとめた。この際使用した
センサは、図5及び6に示したセンサを使用し、キャッ
プユニットもこれと同じものを使用した。
【0111】評価1:温度15℃、相対湿度20%の環
境下、電源を入れた状態で24時間プリンタを放置した
後にメンテナンス動作を行わないでインク吐出させた。
キャップは、キャップ材料の劣化による摩耗を想定しヘ
ッドとの密着部を#500のサンドペーパーで荒らした
ものを使用した。
【0112】評価2:温度15℃、相対湿度20%の環
境下、主電源を切った状態で7日間プリンタを放置した
後にメンテナンス動作を行わないでインク吐出させた。
キャップは、キャップ材料の劣化による摩耗を想定しヘ
ッドとの密着部を#500のサンドペーパーで荒らした
ものを使用した。
【0113】評価3:評価2を実施した後にサクション
及びワイピングを行った後に再び吐出評価を行った。
【0114】尚、「欠%」、「曲がり%」の値は、以下
のように算出した。実験に使用したプリンタ1台当たり
のノズル数は1ヘッドあたり128ノズル×Y、M、
C、K、LY、LM、LC、LKの8ヘッドであり、1
024ノズルであるので、欠ノズル、曲がりノズルの本
数を全ヘッド1024で割り、%表示とした。
【0115】
【表1】
【0116】
【発明の効果】記録ヘッドノズルの出射に関し、いかな
る使用条件または環境条件下でも、インク出射後の乾い
て固着したことによるワイピングブレードによるノズル
傷つきがなく、また、ノズルが詰まったりすることのな
い安定した出射が可能なインクジェット記録装置を提供
でき、さらには、射出されたインクにより形成された画
質が優れ、いかなる環境条件下でも、この良好な画質が
安定して得ることができるインクジェット記録装置を提
供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置の主要構成の一例を示
す概略図である。
【図2】記録ヘッドの構成を示す概略図である。
【図3】インク吸引ユニットの概略を示す構成図であ
る。
【図4】ワイピングユニットの構成を示す概略図であ
る。
【図5】本発明のキャップユニットの正面上側からの俯
瞰図である。
【図6】本発明の検知手段の回路図の1例である。
【符号の説明】 1 インクジェット記録装置 3 記録ヘッド 5 メンテナンスユニット 8 キャップユニット 16 吸引キャップ 17 ブレード部 61 トランジスタ 81a、81b 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 勝一 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 高崎 正明 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2C056 EA14 EA17 EB07 EB23 EB30 EB31 EC22 EC30 FC02 JA03 JA05 JA13 JA16 JA21 JB04 JB09 JC07 JC13 JC20 2H086 BA02 BA59 4J039 AD02 AD03 AD09 AD13 AD14 AD17 BC19 BC54 BE02 BE12 BE22 CA03 CA06 EA15 EA16 EA17 EA20 GA24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録インクを吐出させるノズルを有する
    記録ヘッド及びキャップユニットを有するインクジェッ
    ト記録装置において、該キャップユニット内に水分量を
    検知する手段を設けたことを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記水分量を検知する手段により検知さ
    れた信号に応じて、キャップユニット内に、保湿機能を
    有する液体を供給する手段を有することを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記保湿機能を有する液体が記録インク
    であり、かつ記録ヘッドのノズルから供給されることを
    特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記水分量を検知する手段が、キャップ
    ユニット内に設けられた電極間の抵抗値の変化により検
    知することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録インクが、顔料を含有するイン
    クであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録インクが、ポリマー分散剤を含
    有するインクであることを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記水分量を検知する手段が、インクジ
    ェット記録装置本体の作動/停止とは独立に作動/停止
    を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に
    記載のインクジェット記録装置。
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