JP4882172B2 - 印字装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットヘッドを用いた印字装置、及びこれに用いられるヘッドユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のインク室及び各インク室に対応した複数のノズルを備えたインクジェットヘッドを用いたインクジェット記録装置において、インク供給経路を、インクを循環させるように構成し、インクに発生する気泡をインクの強制的な循環流動により除去し、インク室に対する気泡の侵入を防止して安定した印字を可能とするものが、例えば、特開昭56−75867号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インクジェットヘッドの各インク室は極めて微細な構造であり、一旦微小な気泡が侵入してしまうと、微小気泡の除去が困難である。よって、微小気泡がインク室に入り込まないように、こまめにインク循環を行わなければならないが、このような機構において、インク循環経路にインクタンクから新たに新鮮なインクを導入する場合、インクの逆流等を防止するためのバルブ機構等、複雑な機構が必要となった。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、気泡による印字不具合を簡易な構成で防止できる印字装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の印字装置は、複数のインク室及び各インク室に対応した複数のノズルを有するインクジェットヘッドと、前記複数のインク室にインクを供給するマニホールドと、前記マニホールドにインクを供給するバッファタンクとを備えたヘッドユニットと、インク供給源から前記バッファタンクに向けてインクを供給する第1インク流路と、前記バッファタンクから前記インク供給源に向けてインクを還付する第2インク流路と、前記第2インク流路において前記ヘッドユニットから前記インク供給源へインクを還付するインク流を発生させるパージポンプと、非印字時において前記インクジェットヘッドの前記ノズル部分を覆う吸引キャップと、前記吸引キャップを通して前記インクジェットヘッドの前記各インク室内のインクを吸引する吸引ポンプと、前記パージポンプと前記吸引ポンプを制御する制御手段と、を備え、前記パージポンプは、前記第2インク流路の一部となるチューブ部材と、このチューブ部材を局所的に押しつぶす圧子を複数支持したロータと、ロータを回転させる駆動機構とを備え、その停止時には前記複数の圧子の少なくとも一つが前記チューブ部材を局所的に押しつぶすことで前記第2インク流路を閉鎖するように構成されたチューブポンプであることを特徴としている。
【0006】
上記構成を有する請求項1に記載の印字装置において、第1インク流路は、インク供給源からバッファタンクに向けてインクを供給する。第2インク流路は、バッファタンクからインク供給源に向けてインクを還付する。パージポンプは、第2インク流路においてヘッドユニットからインク供給源へインクを還付するインク流を発生させるとともに、停止時には当該第2インク流路を閉塞する。吸引キャップは、非印字時においてインクジェットヘッドのノズル部分を覆い、吸引ポンプは、吸引キャップを通してインクジェットヘッドの各インク室内のインクを吸引する。
【0007】
請求項2に記載の印字装置は、請求項1に記載の印字装置において、前記パージポンプは、印字時には停止することで前記第2インク流路を閉塞するように構成されている。
【0008】
上記構成を有する請求項2に記載の印字装置は、請求項1に記載の印字装置と同様に作用する上、パージポンプは、印字時には前記第2インク流路を閉塞する。
【0009】
【0010】
【0011】
請求項に記載の印字装置は、請求項に記載の印字装置において、前記パージポンプは、前記吸引ポンプによる前記インクジェットヘッドの前記各インク室内のインクの吸引時には停止することで前記第2インク流路を閉塞するように構成されている。
【0012】
上記構成を有する請求項に記載の印字装置は、請求項に記載の印字装置と同様に作用する上、パージポンプは、前記吸引ポンプによる前記インクジェットヘッドの前記各インク室内のインクの吸引時には第2インク流路を閉塞する。
【0013】
請求項に記載の印字装置は、請求項1ないしのいずれかに記載の印字装置において、前記インク供給源は、着脱可能なインクタンクと、前記インクタンクから導入されたインクを貯留するサブタンクとからなり、前記インクタンクから前記サブタンクへ向けてインクを導出する第3インク流路と、前記第3インク流路において前記インクタンクから前記サブタンクへインクを送出するインク流を発生させるとともに、停止時には当該第3インク流路を閉塞する供給ポンプとを備え、前記供給ポンプは前記制御手段によって制御され、前記第1インク流路は前記サブタンクから前記バッファタンクへ向けてインクを供給するものであり、前記第2インク流路は前記バッファタンクから前記サブタンクへ向けてインクを還付するものである。
【0014】
上記構成を有する請求項に記載の印字装置は、請求項1ないしのいずれかに記載の印字装置と同様に作用する上、第1インク流路は、サブタンクからバッファタンクへ向けてインクを供給する。第2インク流路は、バッファタンクからサブタンクへ向けてインクを還付する。第3インク流路は、インクタンクからサブタンクへ向けてインクを導出する。供給ポンプは、第3インク流路においてインクタンクからサブタンクへインクを送出するインク流を発生させるとともに、停止時には当該第3インク流路を閉塞する。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。
【0017】
図1は、本実施の形態の印字装置の内部構造の一部を取り出して示す説明図である。
【0018】
本実施形態の印字装置1は、図1に示すように、被記録媒体たる記録用紙Pにおける略水平に配置された部分に、インクジェットヘッド40によりインクを下方に向けて吐出することにより印字を行うように構成されている。
【0019】
印字装置1には、給紙された記録用紙Pを矢印F2で示す方向へ紙送りするプラテンローラ2が備えられている。このプラテンローラ2の近傍には、記録用紙Pを挟むように、プラテンローラ2の軸線と平行にキャリッジ軸3が設けられている。このキャリッジ軸3には、インクジェットヘッド40が搭載されたキャリッジ4が支持されている。キャリッジ軸3の一端部の近傍にはキャリッジモータ5が設けられており、その回転軸には、プーリ6が取付けられている。キャリッジ軸3の他端部の近傍にもプーリ6が設けられており、このプーリ6間には、無端状のベルト7が掛け渡されている。
【0020】
このベルト7には、キャリッジ4が取付けられている。キャリッジ4は、キャリッジモータ5の駆動により、キャリッジ軸3上を矢印F7およびF8方向に往復走査する。インクジェットヘッド40には、ブラックインクを吐出するブラック用ヘッド41と、イエローインクを吐出するイエロー用ヘッド42と、シアンインクを吐出するシアン用ヘッド43と、マゼンタインクを吐出するマゼンタ用ヘッド44とが備えられている。
【0021】
記録用紙Pに対して常に記録範囲外となる、プラテンローラ2の、キャリッジ走査方向における外側の所定箇所には、フラッシングを実行する際に各ヘッド41ないし44から吐出されるインクを吸収する廃インク収容部たる多孔質材製のインク吸収パッド8が設けられている。そのフラッシングには、吸引パージ時の吸引キャップ61が外される際にノズルから侵入した気泡を含む不良インクや気泡を排出する目的で行うフラッシングと、ノズルの乾きによるインクの吐出不良を防止する目的で所定の時間おきに行われる通常フラッシングとがある。
【0022】
記録範囲外となる、プラテンローラ2の、キャリッジ走査方向における外側であって、インク吸収パッド8と反対の側には、各ヘッド41ないし44の不吐出、または、吐出不良を回復するためのパージ装置60が配置されている。このパージ装置60は、吸引キャップ61を備えており、その吸引キャップ61をパージングポジションに到達したインクジェットヘッド40に向けて、カム62の回転により図中矢印F3で示す方向に進出させ、各ヘッド41ないし44のノズル形成面を択一的に覆う。そして、吸引ポンプ63が駆動し、この吸引ポンプ63により発生した負圧により、各ヘッド41ないし44のインク室内の気泡を含んだ不良インクをノズルから吸引して各ヘッドの吐出機能を回復させる。
【0023】
吸引キャップ61の、キャリッジ走査方向における内側には、吸引パージを行った各ヘッド41ないし44のノズル形成面に付着したインクや異物を払拭するワイパ部材65が設けられている。このワイパ部材65は、各ヘッドについて吸引パージが完了してインクジェットヘッド40がワイプ位置に移動された後、図中矢印F4で示す方向に進出し、記録領域へ移動する各ヘッド41ないし44のノズル形成面を払拭する。これにより、ノズル形成面のインクなどが払拭され、記録用紙Pの記録面が、余分なインクで汚れるのが防止される。
【0024】
吸引キャップ61の、キャリッジ走査方向における外側には、ホームポジションに復帰したインクジェットヘッド40の各ヘッド41ないし44のノズル形成面に蓋をするキャップ69が設けられている。キャップ69は、インクジェットヘッド40がホームポジションに復帰した際に、図中矢印F5で示す方向に進出し、各ヘッド41ないし44のノズル形成面を覆う。これにより、印字装置1を使用していない間の各ヘッド41ないし44のインクの乾きが防止される。
【0025】
次に、印字装置1の主な制御系の構成について、それをブロックで示す図2を参照して説明する。
【0026】
図2に示すように、印字装置1は、インクジェットヘッド40への記録動作指令およびフラッシング指令の出力、または、パージ装置60への吸引パージ指令の出力を行い、ならびにその他の上記各装置を制御するCPU70と、ホストコンピュータ71から送信された記録データをインターフェース72を介して受信し、記録データの展開の制御を行うゲートアレイ73とを備えている。また、CPU70には、インクジェットヘッド40がメンテナンスを実行するタイミングを計測するタイマTが内蔵されている。CPU70とゲートアレイ73との間には、作業プログラムやフラッシング時の吐出回数などが記憶されているROM74、およびゲートアレイ73がホストコンピュータ71から受信した上記記録データを一時的に記憶するためのRAM75とを備え、これらとの間で必要なデータの入出力を行う。
【0027】
また、CPU70には、記録用紙Pの有無を検出するペーパセンサ76、インクジェットヘッド40がホームポジションにあることを検出する原点センサ77、キャリッジモータ5を駆動するための第1のモータドライバ78、プラテンローラ2の回転駆動用のラインフィードモータ79を駆動するための第2のモータドライバ80、各種の信号をCPU70に与える操作パネル81、後述するインク供給・循環系の駆動モータであるインク供給モータ88を駆動するための第3のモータドライバ89などが接続されている。このインク供給モータ88及び第3のモータドライバ89は、後述するインク供給系の駆動モータの数に応じて、図2に示すような、インク供給モータ88a、88b・・、第3のモータドライバ89a、89b・・のように複数組備えられていてもよい。また、ゲートアレイ73には、ホストコンピュータ71から受信した記録データをイメージデータとして一時的に記憶するイメージメモリ82が接続されている。ヘッドドライバIC210は、ゲートアレイ73から出力された記録データ84、転送クロック85、および記録クロック86に基づいて動作し、インクジェットヘッド40を駆動する。
【0028】
図3は、印字装置1におけるインク流路の概略構成を示す。
【0029】
インク供給源としての大容量のインクカートリッジ10は、可撓性の補充チューブ11、インク供給ポンプ13、後述する第3ジョイント部18、及び供給チューブ19を介してサブタンク12に接続されている。
【0030】
インク供給ポンプ13は、公知のチューブポンプからなり、可撓性で弾力性のあるチューブ部材13aと、このチューブ部材13aを局所的に押しつぶす圧子13bと、この圧子13bを円周方向に複数支持したロータ13cと、このロータ13cを回転させるモータなどの駆動機構13dとから構成される。そして、駆動機構13dによるロータ13cの回転によって、チューブ部材13aが圧子13bに押しつぶされる箇所が、図中矢印r1方向に移動することにより、インクカートリッジ10からサブタンク12に向けたインク流を発生させる。ここで、圧子13bは、ロータ13cの円周方向につき複数設けられているので、インク供給ポンプ13の停止時には、そのうちの少なくとも1つの圧子13bがチューブ部材13aを局所的に押しつぶして、当該チューブ部材13aにおけるインク流路を遮断、すなわちインク流を停止する。
【0031】
サブタンク12の内部は、当該サブタンク12の上部に設けられたエア抜きチューブ15を介して、大気に連通している。
【0032】
サブタンク12内のインクは、可撓性の連絡チューブ14、後述する第1ジョイント部16及び第2ジョイント部17を介してバッファタンク20に供給され、バッファタンク20内のインクはマニホールド30に供給され、ここからインクジェットヘッド40の複数のインク室に分配される。そして、これらのインク室のうちの、ドット形成すべき位置のものに対して、当該インク室内のインクに圧力を加えることにより、インクをノズルから噴射することにより、所望のドットパターンを形成して印字を行うことができる。
【0033】
バッファタンク20の天井壁から導出されたエアまたは泡入りインクは、第2ジョイント部17、第1ジョイント部16、バッファパージチューブ50、バッファパージポンプ51、第3ジョイント部18、及び供給チューブ19を介して、エアまたは泡を含んだインクがサブタンク12に還付される。
【0034】
このバッファタンク20からのエアまたは泡入りインクの流れは、バッファパージチューブ50の一部に設けられた公知のチューブポンプからなるバッファパージポンプ51によって作られる。
【0035】
バッファパージポンプ51は、公知のチューブポンプからなり、可撓性で弾力性のあるチューブ部材51aと、このチューブ部材51aを局所的に押しつぶす圧子51bと、この圧子51bを円周方向に複数支持したロータ51cと、このロータ51cを回転させるモータ等の駆動機構51dとから構成される。そして、駆動機構51dによるロータ51cの回転によって、チューブ部材51aが圧子51bに押しつぶされる箇所が、図中矢印r2方向に移動することにより、バッファタンク20からサブタンク12に向けたインク流を発生させる。ここで、圧子51bは、ロータ51cの円周方向につき複数設けられているので、バッファパージポンプ51の停止時には、そのうちの少なくとも1つの圧子51bがチューブ部材51aを局所的に押しつぶして、当該チューブ部材51aにおけるインク流路を遮断、すなわちインク流を停止する。
【0036】
第3ジョイント部18は、インク供給ポンプ13からのインクが流入する第1流入口18aと、バッファパージポンプ51からのインクまたはエアが流入する第2流入口18bと、第1流入口18a及び第2流入口18bからのインクやエアの流れを合流してサブタンク12に送る排出口18cとを備えている。そして、排出口18cは、供給チューブ19を介してサブタンク12に接続されている。
【0037】
サブタンク12の、供給チューブ19からのインク等の流入口、及び連絡チューブ14への流出口は、いずれも、サブタンク12の底側に形成されている。したがって、供給チューブ19を介してインクカートリッジ10からサブタンク12に流入した清浄なインクについては、高所からの落下による泡立ちや空気の巻き込み等の不具合が生じない。また、供給チューブ19を介してバッファパージポンプ51からサブタンクに流入したエアまたは泡入りインクについては、エアや泡が流入口から上方に移動して、サブタンク12の底部には泡のない良好な状態のインクが滞留することとなる。そして、この良好な状態のインクが、流出口から連絡チューブ14を介してバッファタンク20に向けて供給される。
【0038】
インクジェットヘッド40のインク噴射動作中(印字時、フラッシング時)を含む通常時、吸引ポンプ63による吸引パージ時、およびワイパ部材65によるワイピング時には、バッファパージポンプ51は停止してバッファパージチューブ50内の通路を閉塞し、バッファタンク20内を密閉した状態にし、インクジェットヘッド40とサブタンク12との高さの差により、インクジェットヘッド40に作用するインク圧力を負圧に維持している。
【0039】
インク供給ポンプ13の駆動機構13d、バッファパージポンプ51の駆動機構51dおよび吸引ポンプ63の動作は、公知のCPUなどからなる制御手段70により制御される。
【0040】
吸引ポンプ63は、図3のように、インク供給ポンプ13等と同様のチューブポンプで構成してもよいし、公知のシリンダ方式のポンプで構成してもよい。
【0041】
吸引ポンプ63は、独自にモータを備えていてもよいし、公知の遊星ギヤ機構によって、上述のインク供給ポンプ13の駆動機構13dまたはバッファパージポンプ51の駆動機構51dの回転方向の切換により、インク供給ポンプ13またはバッファパージポンプ51と択一的に駆動可能に構成してもよい。また、ラインフィードモータ79により、図示しない遊星ギヤ機構を用いて、モータ正転時にプラテンローラ2を回転駆動し、モータ逆転時には吸引ポンプ63を駆動するようにしてもよい。
【0042】
図4及び図5は、印字装置1に対して着脱可能に構成されたヘッドユニット9の概略構成を示す断面図である。
【0043】
図4において、(a)はヘッドユニット9の概観を示す断面図、(b)はヘッドユニット9が装着される印字装置1側の構成を示す断面図、(c)はヘッドユニット9を印字装置1側に装着した状態の断面図である。図5は、ヘッドユニット9をさらに拡大した断面図である。
【0044】
ヘッドユニット9は、上部筐体9a及び下部筐体9b内に、第2ジョイント部17と、バッファタンク20と、マニホールド30と、インクジェットヘッド40とを備えている。カバー9eは、上部筐体9aの上側に配置される化粧カバー部材である。
【0045】
バッファタンク20は、天井壁と側壁からなる第1のケース21と、第1のケースの開放下面を密閉状態に覆って接着固定されバッファタンク20の底壁をなす第2のケース22とからなる。両ケースとも合成樹脂材料の射出成形によって製作される。第1のケース21の天井壁には、内部にインク導入路23aを形成する中空筒状壁23が内部に垂下しかつ外部にも突出して形成されており、その先端であるインク導入口23bは、第2のケース22の壁面に近接配置されている。この中空筒状壁23には、連絡チューブ14を介してサブタンク12から供給されてきたインクをバッファタンク20に導入するための導入チューブ54が接続されている。
【0046】
このような構成により、印字装置1のサブタンク12から供給されて来たインクは、バッファタンク20の底面付近でバッファタンク20内に供給されるので、インクの落下による泡立ちを防ぐことができる。特に、インク導入口23bがインク中に没している場合、インク導入による泡立ちなどの乱れがほとんど起こらない。
【0047】
バッファタンク20の下側には、インクジェットヘッド40の各インク室にインクを供給するためのマニホールド30が配置されている。バッファタンク20の底壁をなす第2のケース22には、貫通孔としてのインク供給口24が形成され、マニホールド30の上部に突き出して形成された導入管33に対応して、供給管25が下側に突き出して形成されている。また、第2のケース22には、インク供給口24を覆うようにフィルタ26が配置されている。すなわち、フィルタ26、インク供給口24、供給管25、導入管33が、バッファタンク20からマニホールド30へのインク供給チャンネルを構成している。
【0048】
バッファタンク20の第1のケース21における天井壁21aは、水平面と交差する斜面状または曲面状に形成されており、その最上部には導出口52が形成され、その導出口52には、エア及び泡が混入したインクを抜いてバッファパージチューブ50に向けて送るための導出チューブ53が接続されている。
【0049】
すなわち、インクに発生した泡は、バッファタンク20の天井壁21aにおける最上部に集まり、導出口52からバッファタンク20の外に導出される。これに対して、泡立ちのない良好な状態のインクがバッファタンク20の底面付近に貯留されており、これがフィルタ26を通って下方のマニホールド30に供給される。したがって、インクジェットヘッド40には、泡立ちや介在物などがない良好な状態のインクが供給される。
【0050】
第2ジョイント部17は、導入チューブ54に接続される導入ジョイント17aと、導出チューブ53に接続される導出ジョイント17bと、導入ジョイント17a及び導出ジョイント17bを保持する第2ジョイントカバー17cとから構成される。導入ジョイント17aと導出ジョイント17bとは、図中、紙面と垂直方向に並んで配置されている。導入ジョイント17a及び導出ジョイント17bは、それぞれ略円筒形状で構成されており、鉛直線に対しておおむね35ないし55度の角度をもって傾けられた状態で配置されている。したがって、導入ジョイント17a及び導出ジョイント17bは、その開口部が、水平面と交差する平面を構成するように配置される。また、導入ジョイント17a及び導出ジョイント17bは、その内部にフィルタ17fを備えている。
【0051】
下部筐体9bの第2ジョイント部17が設けられる部分には、傾斜面9cが設けられ、この傾斜面9cには、鉛直方向に貫通孔9dが形成されている。そして、第2ジョイント部17は、第2ジョイントカバー17cが傾斜面9cに対向することにより、貫通孔9dに対応する位置に、導入ジョイント17a及び導出ジョイント17bの開口部が配置される。さらに、貫通孔9dの下端部と、導入ジョイント17a及び導出ジョイント17bの開口部における下端部とは、水平位置において略一致するように配置されている。
【0052】
したがって、ヘッドユニット9を印字装置1のキャリッジ4に対して着脱する際に、導入ジョイント17a及び導出ジョイント17bの開口部の下端部からインクが滴下しても、この滴下インクは、貫通孔9dの下端側の傾斜面9cで受けられ、下部筐体9b内に留まる。また、導入ジョイント17a及び導出ジョイント17bに設けられたフィルタ17fは、インクで濡れているので、ヘッドユニット9を印字装置1のキャリッジ4に対して着脱する際に、空気が導入チューブ54や導出チューブ53に入ることがなく、導入チューブ54や導出チューブ53からインクが導入ジョイント17a及び導出ジョイント17bの開口部に向けて漏出しようとしても、フィルタ17fによって大部分が阻止される。
【0053】
印字装置1側のキャリッジ4には、第1ジョイント部16が配置されている。この第1ジョイント部16は、導入ジョイント17aに接続される供給ジョイント16aと、導出ジョイント17bに接続される還付ジョイント16bと、供給ジョイント16a及び還付ジョイント16bとを支持するとともに、ヘッドユニット9の支持部ともなる装着部16cとから構成されている。そして、供給ジョイント16aは、連絡チューブ14に接続され、還付ジョイント16bは、バッファパージチューブ50に接続されている。
【0054】
よって、装着部16cにヘッドユニット9を装着することにより、導入ジョイント17aと供給ジョイント16aとが接続されるとともに、導出ジョイント17bと還付ジョイント16bとが接続される。
【0055】
以下、上述の構成を有するインク循環経路の動作を説明する。
【0056】
サブタンク12内のインク量が一定量以下になったことが図示しないセンサにより検知されると、インク供給ポンプ13が駆動され、インクが所定量になるまでサブタンク12内にインクカートリッジ10からインクが供給される。この動作は、バッファパージポンプ51、吸引ポンプ63、インクジェットヘッド40の動作とは独立に行われる。インク供給ポンプ13は、上述の通り、公知のチューブポンプから構成されており、ロータ13cの回転方向も矢印r1方向のみ(逆転不能)となるように、機械的若しくは制御的に構成されている。よって、インク供給ポンプ13の動作時及び停止時に拘わらず、インクカートリッジ10に向かった逆流方向のインク流が生じることはない。
【0057】
バッファタンク20およびインクジェットヘッド40にインクを充填するには、まず制御手段70の制御の下に、吸引キャップ61でインクジェットヘッド40の全噴射口を密閉し、バッファパージポンプ51を駆動する。これによって、バッファタンク20内が減圧され、サブタンク12からのインクがバッファタンク20全体にインクが効率よく導入される。インク供給口24の上方に十分インクが溜められた後、制御手段70の制御の下に吸引ポンプ63を駆動すると、バッファタンク20内のインクがインク供給口24からインクジェットヘッド40の全噴射チャンネルに充填される。この結果、バッファタンク20内で気泡が除去されたインクがインクジェットヘッド40に供給され、インクジェットヘッド40の噴射チャンネルに気泡が進入することがなくなる。
【0058】
インクジェットヘッド40のインク噴射動作中(印字時、フラッシング時)を含む通常時、吸引ポンプ63による吸引パージ時、およびワイパ部材65によるワイピング時には、バッファパージポンプ51は停止してバッファパージチューブ50内の通路を閉塞し、バッファタンク20内を密閉した状態にしている。それによって、インクジェットヘッド40とサブタンク12との高さの差により、インクジェットヘッド40に作用するインク圧力を負圧に維持している。インクジェットヘッド40でインクが噴射されると、その消費された量を補給するべくサブタンク12からバッファタンク20内へインクが供給される。
【0059】
この際、インク導入口23bが、バッファタンク20の底面を構成する第2のケース22の壁面に近接しており、特にインク中に開口していることで、供給されたインクがインク液面に上方から衝突する場合のように、泡だったり空気を巻き込むことがない。
【0060】
周期的あるいは任意の時期に、インクジェットヘッドの噴射口を吸引キャップ61で密閉した状態にして、バッファパージポンプ51を所定時間駆動することにより、バッファタンク20の上部に滞留したエアや気泡を導出口52から排除することができる。これにより、バッファタンク20内の最上部に溜まった気泡を効果的に排除することができる。さらに、この際、連絡チューブ14内に発生した気泡もインクとともにバッファタンク20内に導入されるから、上記のようにインクから気泡を分離して排除することができる。
【0061】
バッファパージポンプ51もインク供給ポンプ13と同様に、ロータ51cが矢印r2方向にのみ回転駆動可能に構成されている。これにより、駆動時と停止時とに拘わらず、インクやエアの逆流(バッファタンク20に向けた流れ)が生じない。
【0062】
このように、バッファパージポンプ51の動作により、サブタンク12とバッファタンク20との間におけるインク循環が行われ、これにより、バルブ機構など複雑な機構を用いることなく、インクジェットヘッド40に気泡のない清浄なインクを常に供給することができる。ここで、バッファパージポンプ51は、バッファタンク20に対して負圧を発生させる方向で作用するので、単位時間当たりのインク循環量を多くして素早くインク循環を行っても、インクジェットヘッド40のノズルから誤ってインクが漏出してしまうことがない。
【0063】
また、インク循環経路におけるインク循環の有無は、バルブ操作ではなく、逆流不能に構成されたチューブポンプからなるバッファパージポンプ51の作動の有無によって切り換えられるので、この切換時に、意図しないインク逆流が起こることがなく、インク圧力の変動を引き起こしてノズルのメニスカスを乱すこともない。
【0064】
なお、バッファパージポンプ51の上述のような駆動は、例えば、後述する吸引パージの実行直前に行ったり、長期(1週間に1回など)または短期(所定枚数印字毎とか所定時間毎)の間隔で定期的になされればよい。また、装置周辺の環境温度により間隔を変動させてもよい。特に、長期間装置が停止していた場合には、チューブ部材のガス透過性により、インク循環経路内の至る所に気泡が生じるので、多量のインクを循環して、連絡チューブ14及びヘッドユニット9内の気泡をサブタンク12の上部に集め、連絡チューブ14及びヘッドユニット9内から気泡を除去することができる。
【0065】
次に、吸引パージおよびフラッシングを行うためにCPU70により実行される制御について、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0066】
吸引パージは、(1)記録動作を開始する前に、その直前の不使用期間の長さ(CPU70の一部において構成されるタイマTで計測される時間の長さ)に応じて適宜変更されたり、(2)インクカートリッジを交換した後、記録ヘッドに新しいインクカートリッジのインクを吸引ポンプ63により吸引して導入するために実行されたり、(3)吐出不良を発見したときに、使用者によるキー操作などに基づいて実行される。
【0067】
上記のように自動または任意に吸引パージ指令の信号が出されると(ステップ100)、インクジェットヘッド40を、吸引キャップ61と対向するパージングポジションへ移動させる(ステップ110)。そして、インクジェットヘッド40のノズル形成面に吸引キャップ61を被せ、バッファパージポンプ51を停止させ、吸引ポンプ63を駆動してインクジェットヘッド40のノズルからインクを吸引する(ステップ120)。この吸引パージにより、インクジェットヘッド40のインク室内の気泡を含んだ不良インクが吸引される。
【0068】
そして、吸引パージが完了すると、バッファパージポンプ51を停止させたまま、インクジェットヘッド40をワイプ位置に移動させ、ワイパ部材65でノズル形成面を払拭する。その後、インクジェットヘッド40をフラッシングポジションへ移動させ(ステップ130)、バッファパージポンプ51を停止させたまま、インク室内のインクをインク吸収パッド8に向けて吐出するフラッシングを行う(ステップ140)。このフラッシングにより、上記吸引パージを行った際に気泡が誤ってインク室内に侵入していても、インクと共に確実にノズルから吐出することができる。
【0069】
なお、本発明は、上述した実施の形態や実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変形が可能である。また、各構成要素については、実施の形態や実施例に記述したものに限らず、その均等物に適宜置き換えることも可能である。
【0070】
例えば、図1においては、被記録媒体たる記録用紙Pを略水平に搬送しつつ、インクジェットヘッド40によりインクを下方に向けて吐出するように構成したが、これに限らず、バッファタンク20やマニホールド30、インクジェットヘッド40の上下の位置関係が保たれていれば、インク吐出方向は限定されない。
【0071】
また、図1においては、インクジェットヘッド40は、ブラックインクを吐出するブラック用ヘッド41と、イエローインクを吐出するイエロー用ヘッド42と、シアンインクを吐出するシアン用ヘッド43と、マゼンタインクを吐出するマゼンタ用ヘッド44とが備えられた4色構成となっていたが、図1におけるインクジェットヘッド40の概略形状をそのままに、3色、2色、または1色構成としてもよい。
【0072】
また、印字装置1の印字方法としては、様々な方法が採られうる。例えば、記録用紙Pに対してキャリッジ4の矢印F7、F8方向の走査によりインクジェットヘッド40を矢印F7、F8方向に走査して行単位で印字した後、矢印F2方向に所定量送り、再びインクジェットヘッド40を矢印F7、F8方向に走査して行単位で印字する方法を採ってもよい。また、キャリッジ4を所望の位置に移動させた後、キャリッジ4を走査させずに記録用紙Pのみを矢印F2方向に移動させながら印字する方法を採ってもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明の請求項1に記載の印字装置によれば、インク循環経路にインクタンクから新たに新鮮なインクを導入する場合に、インクの逆流等を防止するためのバルブ機構等、複雑な機構が不要であり、気泡による印字不具合を簡易な構成で防止できるという効果がある。さらに、吸引キャップは、非印字時においてインクジェットヘッドのノズル部分を覆い、吸引ポンプは、吸引キャップを通してインクジェットヘッドの各インク室内のインクを吸引するので、インクジェットヘッドのインク室内のインクを常に良好に保つことができるという効果を奏する。
【0074】
請求項2に記載の印字装置によれば、請求項1に記載の印字装置の奏する効果に加え、パージポンプは、印字時には前記第2インク流路を閉塞するので、インク循環経路におけるインク流を常に所望の方向に維持し、逆流を防ぐことができるという効果を奏する。
【0075】
【0076】
請求項に記載の印字装置によれば、請求項に記載の印字装置の奏する効果に加え、パージポンプは、前記吸引ポンプによる前記インクジェットヘッドの前記各インク室内のインクの吸引時には第2インク流路を閉塞するので、インク循環経路におけるインク流を常に所望の方向に維持し、逆流を防ぐことにより、吸引パージ時にサブタンクからの清浄なインクのみをインクジェットヘッドに供給することができるという効果を奏する。
【0077】
請求項に記載の印字装置によれば、請求項1ないしのいずれかに記載の印字装置の奏する効果に加え、着脱可能なインクタンクからインクの供給を受けるインク循環系を備えた印字装置において、インク循環経路におけるインク流を常に所望の方向に維持し、逆流を防ぐことにより、サブタンクからの清浄なインクのみをインクジェットヘッドに供給することができるという効果を奏する。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1つの実施の形態における印字装置の内部構造の一部を取り出して示す説明図である。
【図2】 図1に示す記録装置の制御系を示すブロック図である。
【図3】 インクジェット記録装置のインク流路の概略構成図である。
【図4】 インクジェットヘッド、マニホールド、バッファタンク部分の縦断面図である。
【図5】 図5の要部拡大図である。
【図6】 パージングおよびフラッシングの制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 印字装置
9 ヘッドユニット
10 インクカートリッジ
11 補充チューブ
12 サブタンク
13 インク供給ポンプ
14 連絡チューブ
16 第1ジョイント部
17 第2ジョイント部
18 第3ジョイント部
19 供給チューブ
20 バッファタンク
21a 天井壁
23b インク導入口
24 インク供給口
25 供給管
26 フィルタ
30 マニホールド
40 インクジェットヘッド
50 バッファパージチューブ
51 バッファパージポンプ
52 導出口
60 パージ装置
61 吸引キャップ
63 吸引ポンプ
70 CPU

Claims (4)

  1. 複数のインク室及び各インク室に対応した複数のノズルを有するインクジェットヘッドと、前記複数のインク室にインクを供給するマニホールドと、前記マニホールドにインクを供給するバッファタンクとを備えたヘッドユニットと、
    インク供給源から前記バッファタンクに向けてインクを供給する第1インク流路と、
    前記バッファタンクから前記インク供給源に向けてインクを還付する第2インク流路と、
    前記第2インク流路において前記ヘッドユニットから前記インク供給源へインクを還付するインク流を発生させるパージポンプと、
    非印字時において前記インクジェットヘッドの前記ノズル部分を覆う吸引キャップと、
    前記吸引キャップを通して前記インクジェットヘッドの前記各インク室内のインクを吸引する吸引ポンプと、
    前記パージポンプと前記吸引ポンプを制御する制御手段と、を備え、
    前記パージポンプは、前記第2インク流路の一部となるチューブ部材と、このチューブ部材を局所的に押しつぶす圧子を複数支持したロータと、ロータを回転させる駆動機構とを備え、その停止時には前記複数の圧子の少なくとも一つが前記チューブ部材を局所的に押しつぶすことで前記第2インク流路を閉鎖するように構成されたチューブポンプである印字装置。
  2. 前記パージポンプは、印字時には停止することで前記第2インク流路を閉塞する請求項1に記載の印字装置。
  3. 前記パージポンプは、前記吸引ポンプによる前記インクジェットヘッドの前記各インク室内のインクの吸引時には停止することで前記第2インク流路を閉塞する請求項に記載の印字装置。
  4. 前記インク供給源は、着脱可能なインクタンクと、前記インクタンクから導入されたインクを貯留するサブタンクとからなり、
    前記インクタンクから前記サブタンクへ向けてインクを導出する第3インク流路と、
    前記第3インク流路において前記インクタンクから前記サブタンクへインクを送出するインク流を発生させるとともに、停止時には当該第3インク流路を閉塞する供給ポンプと、
    を備え、
    前記供給ポンプは前記制御手段によって制御され、
    前記第1インク流路は前記サブタンクから前記バッファタンクへ向けてインクを供給するものであり、
    前記第2インク流路は前記バッファタンクから前記サブタンクへ向けてインクを供給するものである請求項1ないしのいずれかに記載の印字装置。
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