JP2000103084A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2000103084A
JP2000103084A JP27545298A JP27545298A JP2000103084A JP 2000103084 A JP2000103084 A JP 2000103084A JP 27545298 A JP27545298 A JP 27545298A JP 27545298 A JP27545298 A JP 27545298A JP 2000103084 A JP2000103084 A JP 2000103084A
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Masaharu Ito
正春 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字ヘッドとインクタンクの間でインクを循
環させてその循環経路内の気泡を除き、また印字ヘッド
の噴射側から吸引して印字ヘッド内の気泡を除くインク
ジェット式記録装置において、マニホールド内に溜まっ
た気泡が、吸引パージの際に、噴射チャンネルに引き込
まれ、不噴射となるのを防止する。 【解決手段】 ポンプ22を駆動して、インクを、イン
クタンク21、第1のインク流路23,13、マニホー
ルド11および第2のインク流路16,26において循
環させ、その循環経路内の気泡を除く。その後、吸引パ
ージ手段31により、印字ヘッド1の噴射側からインク
を吸引する。その際、噴射チャンネルよりもチャンネル
配列方向の外側に気泡溜まり部11dが形成してあるこ
とで、循環パージもしくは吸引パージによって、気泡S
がマニホールドの端部に滞留しても、噴射チャンネル内
に引き込まれることはない。また、滞留した気泡は、成
長すると、その上方のインク排出口部11dに向かって
上昇する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
記録装置に関し、特に印字ヘッドとインクタンクとの間
でインクを循環させて、その循環流路内の気泡を除く循
環パージを行うインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクを入力信号に基づいて
噴射し記録を行うインクジェット式記録装置として、イ
ンクタンクからインク流路を通じて印字ヘッドの複数の
噴射チャンネルににインクを導き、、発熱素子、圧電素
子等のアクチュエータを駆動して、インク噴射を行うも
のが知られている。
【0003】そのようなインクジェット式記録装置は、
例えば図6に示すように、印字ヘッド101の後部に、
複数の噴射チャンネルへインクを分配するためのマニホ
ールド102が接続され、該マニホールド102のイン
ク導入口部102aにインク流路103が接続され、イ
ンクタンク(図示しない)からインク流路103を通じ
てマニホールド102内にインクを供給するようになっ
ている。なお、印字ヘッド101、マニホールド102
等は、記録媒体に沿って移動するキャリッジ108に搭
載されている。
【0004】ところで、インクタンク内で気泡をできる
だけ除去するが、除去しきれなかった気泡104がイン
ク流路103に流入したり、インク中の溶存空気が成長
して気泡104としてインク流路103内で生成され
て、インク中で浮遊したり、インク流路の壁面に付着し
ている。このようなインクに含まれる気泡104が、印
字ヘッドの噴射動作にともなうインクの流れによって噴
射チャンネルに引き込まれると、噴射チャンネルを閉塞
させてしまう。また、圧電素子等の変形を利用するアク
チュエータでは、圧力が気泡に吸収されてしまい、イン
ク不噴射の原因となる。
【0005】そこで、このような気泡を取り除くため
に、例えば特開昭56−75867号公報に記載される
ように、マニホールド(上記公報ではインクリザーバ)
からインクタンクへ戻るインク流路109を設けて、イ
ンクをポンプ手段によりインクタンク−インク流路10
3−マニホールド102−インク流路109−インクタ
ンクからなる閉流路を循環させる間に、インクタンクに
おいて気泡を放出させる、すなわち循環パージをするこ
とが知られている。
【0006】また、上記のような循環パージの直後に、
印字ヘッドの噴射チャンネル内の気泡を排出するため
に、インク流路109を閉塞し、吸引キャップ105で
印字ヘッド101のノズル面を覆い、吸引用ポンプ10
6を駆動して、マニホールド102内のインクを吸引す
る吸引パージが行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、循環パー
ジ、吸引パージが順次行われると、循環パージにおい
て、図6に示すように、インクが、インク流路103か
らマニホールド102のインク溜まり部102bに対し
ほぼ直角に流入し、インク溜まり部102bからインク
流路109へほぼ直角に流出するため、その曲がり角に
おいて、流れが滞留しやすい。また、吸引パージにおい
て、インク流路109を閉塞し、吸引キャップ105を
とおして全噴射チャンネルから吸引すると、インクはイ
ンク流路103からマニホールド102のインク溜まり
部102bを広がって全噴射チャンネルに導入される
が、インク流路103から遠い端部において流れが遅く
なる。このため、図7に示すように、インク流路109
側の噴射チャンネルの配列方向端部に、気泡が滞留しや
すく、かつ吸引パージによっても端部の噴射チャンネル
に残留しやすく、不噴射を起こすことになる。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、インクタンクとマニホールドとの間でインクを循環
させるものにおいて、マニホールド内に溜まった気泡
が、吸引パージの際に、噴射チャンネルに吸い込まれる
のを防止したインクジェット式記録装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の噴射チャンネルを有する印字ヘッドと、インクタンク
から、印字ヘッドに接続されたマニホールドにインクを
供給する第1のインク流路と、前記マニホールドからイ
ンクタンクにインクを回収する第2のインク流路と、前
記インクタンク、第1のインク流路、マニホールドおよ
び第2のインク流路においてインクを循環させその循環
経路内の気泡を除くポンプと、前記印字ヘッドの噴射チ
ャンネルの噴射側からインクを吸引する吸引パージ手段
とを備えたインクジェット式記録装置において、前記印
字ヘッドとマニホールドとの接続部分で、前記マニホー
ルドのインク排出側端部の、前記噴射チャンネルよりも
噴射チャンネル配列方向の外側に気泡溜まり部が形成さ
れているものである。
【0010】請求項1の発明によれば、ポンプを駆動し
て、インクを、インクタンク、第1のインク流路、マニ
ホールドおよび第2のインク流路において循環させ、そ
の循環経路内の気泡を除く。その後、吸引パージ手段に
より、印字ヘッドの噴射チャンネルの噴射側からインク
を吸引する。その際、マニホールドのインク排出側端部
の、インク噴射用チャンネルよりも噴射チャンネル配列
方向の外側に気泡溜まり部が形成されていることから、
マニホールド内および供給側からの気泡がマニホールド
の排出側端部に集合しても、気泡溜まり部に溜まってい
る気泡は、噴射チャンネルに臨んでおらず、吸引パージ
あるいは噴射動作にともなうインクの流れによって、噴
射チャンネル内に引き込まれることはなく、噴射不良は
回避される。
【0011】請求項2の発明は、請求項1のインクジェ
ット式記録装置において、前記マニホールドが、前記気
泡溜まり部の上側において、前記第2のインク流路が接
続されるインク排出口部が設けられているものである。
【0012】請求項2の発明によれば、気泡溜まり部の
上側に、第2のインク流路が接続されるインク排出口部
が設けられているので、気泡溜まり部に溜まっている気
泡が、成長すると、浮力により上昇して、インク排出口
部または第2のインク流路に捕捉され、吸引パージある
いは噴射動作にともなうインクの流れによっても、噴射
チャンネル内に引き込まれることはなくなる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1または2のイ
ンクジェット式記録装置において、前記気泡溜まり部
が、前記噴射チャンネルの配列方向において少なくとも
1.5mmの幅を有するものである。
【0014】請求項3の発明によれば、気泡溜まり部
が、前記噴射チャンネルの配列方向において少なくとも
1.5mmの幅を有するので、気泡が気泡溜まり部に確
実に溜まり、吸引パージあるいは噴射動作にともなうイ
ンクの流れによっても気泡が噴射チャンネルに引き込ま
れることはない。
【0015】請求項4の発明は、請求項2または3のイ
ンクジェット式記録装置において、前記印字ヘッドが、
下向きにインクを噴射するように支持されており、その
上側に、インク排出口部が上向きに開口するマニホール
ドが設けられている。
【0016】請求項4の発明によれば、印字ヘッドが下
向きにインクを噴射するように支持され、マニホールド
のインク排出口部がマニホールドに上向きに開口するよ
うに形成されていることから、気泡溜まり部の気泡があ
る程度の大きさに成長すると、浮力により上方に移動す
る構成が容易に達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。
【0018】図1はインクジェット式記録装置の概略構
成を示す説明である。図1に示すように、複数の噴射チ
ャンネル1a(図5)を有する印字ヘッド1を備えるヘ
ッドユニット2がキャリッジ3に搭載されている。そし
て、前記印字ヘッド1およびキャリッジ3の動作は、図
示しないマイクロコンピュータによって制御され、印字
動作時には、印字用紙(図示せず)に対し印字を行う印
字エリアにおいてキャリッジ3が往復移動すると共に、
印字データに基づいて印字ヘッド1の複数のアクチュエ
ータが選択的に駆動されて、各アクチュエータに対応す
る噴射チャンネル1aからインクが噴射され印字が行わ
れる一方、印字休止時には、キャリッジ3が印字エリア
外の回復エリア内に移動するようになっている。印字ヘ
ッド1は、その下面に各アクチュエータのインク噴射口
即ちノズルを開口させ、下向きにインクを噴射するよう
にキャリッジ3に支持されている。
【0019】前記印字ヘッド1を備えるヘッドユニット
2は、印字ヘッド1上側に設けられ印字ヘッド1内の複
数の噴射チャンネル1aにインクを分配するマニホール
ド11と、該マニホールド11のインク導入口部11a
に一端部が接続され他端部が第1の接続部材12に連結
された第1のヘッド側インクチューブ13と、前記マニ
ホールド11のインク排出口部11bに一端部が第2の
接続部材14を介して接続され他端部が連結部材15に
連結された第2のヘッド側インクチューブ16とを備え
る。また、マニホールド11のインク導入口部11aと
インク排出口部11bとは、印字ヘッド1の全噴射チャ
ンネルに連通するインク溜まり部11cを通じて相互に
連通されている。そして、インク導入口部11aとイン
ク排出口部11bとは上向きに開口している。なお、イ
ンク排出口部11bと第2の接続部材14との間には、
ゴミが印字ヘッド1側に移動するのを防止するために、
第1のフィルタ部材17が設けられている。
【0020】また、図5に詳細に示すように、前記印字
ヘッド1とマニホールド11との接続部分で、前記マニ
ホールド11のインク排出側端部の、噴射チャンネル1
aよりもチャンネル配列方向の外側に気泡溜まり部11
dが形成されている。マニホールド11は、前記気泡溜
まり部11dの上側において、インク排出口部11bが
位置している。なお、前記気泡溜まり部11dは、そこ
に滞留する気泡がある程度の大きさに成長しても、吸引
パージによって吸引されることがないように、前記噴射
チャンネルの配列方向において少なくとも1.5mmの
幅Wを有する。
【0021】前記キャリッジ3には、前記連結部材15
と、前記第1の接続部材12に着脱可能に連結される接
続受け部材18が設けられている。なお、第1の接続部
材12と接続受け部材18との間には、ゴミが印字ヘッ
ド1側に移動するのを防止するために、第2のフィルタ
部材19が設けられている。
【0022】また、前記接続受け部材18には、一端部
がインクタンク21に接続され途中にインク循環用ポン
プ22が設けられた第1のタンク側インクチューブ23
の他端部が接続されている。ポンプ22は、公知の種々
の形式のものが利用できるが、図1のものは、複数のロ
ーラをインクチューブ23に順次押し付けながら移動さ
せるチューブポンプである。連結部材15には、一端部
がインクタンク21に接続され途中に開閉バルブ25
(例えば電磁式開閉バルブ)が設けられた第2のタンク
側インクチューブ26の他端部が接続されている。開閉
バルブ25は、循環ポンプ22が駆動されるときにのみ
開くものである。前記インク循環用ポンプ22および開
閉バルブ25には、マイクロコンピュータからなるパー
ジ制御手段27が連係され、該パージ制御手段27に
て、循環パージにおけるインク循環用ポンプ22および
開閉バルブ25の制御が行われるようになっている。
【0023】前記インクタンク24内には、邪魔板等が
設けられ、第2のインク流路およびリターン流路によっ
て戻されたインクがその邪魔板間を蛇行して流れる際
に、インクに含まれる気泡を浮力によって分離し、再び
第1のインク流路を通じて流出しないように構成されて
いる。
【0024】また、印字エリアの側方の回復エリアに
は、印字ヘッド1内のインクを吸引する吸引パージ装置
31が設けられている。吸引パージ装置31は、印字ヘ
ッド1のノズル面を覆う吸引キャップ32と、該吸引キ
ャップ32に吸引パイプ33を通じて接続される吸引用
ポンプ34とを備え、図示しない駆動機構で吸引キャッ
プ34を印字ヘッド1に接近させてノズル面を覆い、イ
ンクを吸引してパージを行うものである。かかる吸引パ
ージ装置31も、パージ制御手段27に連係され、周知
のように、インクの不噴射あるいは噴射不良の場合に、
印字ヘッド1内のインクを吸引して良好な噴射状態を確
保するパージ動作を行うようになっている。そして、か
かる吸引パージ装置33は、循環流路内の気泡を除く循
環パージを行う際に、吸引キャップ34が印字ヘッド1
のノズル面を覆って閉空間を形成するようになってい
る。
【0025】印字動作時には、開閉バルブ25が閉鎖さ
れると共に、インク循環用ポンプ22が第1のタンク側
インクチューブ23を閉塞しない状態で停止される。印
字ヘッド1でのインク噴射により消費されたインクは、
インクタンク21から第1のインク流路23,13をへ
て補給される。
【0026】インクチューブ23,13,16,26
(特にインク供給側となるインクチューブ23,13)
内の壁面等に付着している気泡やインクに浮遊している
気泡を除くために、循環パージが行われる際には、ま
ず、キャリッジ3が回復エリアに移動して印字休止状態
とされる。それから、パージ制御手段27による制御に
て、インク循環用ポンプ22が駆動されると共に開閉バ
ルブ25が開放され、インクタンク21から、第1のイ
ンク流路を構成する第1のタンク側インクチューブ23
および第1のヘッド側インクチューブ13を通じてマニ
ホールド11のインク溜まり部11cにインクが供給さ
れ、該インク溜まり部11cから、第2のインク流路を
構成する第2のヘッド側インクチューブ16および第2
のタンク側インクチューブ26を通じて、インクタンク
21に回収される。この流れの圧力は、インクチューブ
の壁面等に付着している気泡を移動させるのに十分な大
きさである。これにより、循環流路内の気泡は、インク
とともにインクタンク24に運ばれ、前述のようにイン
クタンク内でインクから分離される。なお、インクタン
ク21内には、邪魔板等が設けられ、回収された気泡が
再びインクチューブ23を通じて流出しないように構成
されている。この循環パージ際には、吸引キャップ34
が前進せしめられて印字ヘッド1のノズル面を覆うよう
になっている。
【0027】インク循環パージが終了すると、開閉バル
ブ25が閉鎖されると共に、インク循環用ポンプ22が
第1のタンク側インクチューブ23を閉塞しない状態で
停止される。
【0028】その後、吸引用ポンプ34が駆動されるこ
とにより、印字ヘッド1内のインクが吸引キャップ32
を通じて吸引される。
【0029】従来の技術の欄において説明したように、
循環パージ、吸引パージが順次行われると、循環パージ
において、インクの流れが、マニホールド102のイン
ク溜まり部102bの端部でほぼ直角に曲がり、また、
吸引パージにおいても、インク流路103から遠い端部
において遅くなる。このため、インク流路109側の噴
射チャンネルの配列方向端部に、気泡Sが滞留しやす
い。
【0030】本実施の形態では、この滞留しやすいこと
を利用して、マニホールド11のインク排出側端部の、
噴射チャンネル1aよりもチャンネル配列方向の外側に
は、気泡溜まり部11dが形成されているので、気泡S
を、図4に示すように、その気泡溜まり部11dすなわ
ちチャンネル配列方向の外側に滞留させ、吸引パージや
インク噴射にともなうインクの流れにより、印字ヘッド
1の噴射チャンネル1aに引き込まれることのないよう
にしている。特に、気泡溜まり部11dは、前記噴射チ
ャンネルの配列方向において少なくとも1.5mmの幅
を有するようにしているので、噴射チャンネル1a内へ
引き込まれるのを確実に回避するのに十分な大きさとさ
れている。
【0031】気泡溜まり部11dにおいてある程度の大
きさに成長した気泡Sは、浮力により、マニホールド1
1のインク排出口11bまたはそれに隣接する第2のヘ
ッド側インクチューブ16の鉛直部分に捕捉される。こ
の部分には、吸引パージやインク噴射にともなうインク
の流れが生じないから、捕捉された気泡が噴射チャンネ
ル1a内へ引き込まれことはない。この部分の気泡は、
次の循環パージによってインクタンク21に回収され
る。
【0032】なお、本発明において、インクタンクとし
ては、大容量のメインタンクと印字ヘッドとの間にサブ
タンクを設けたものにおいて、そのサブタンクにインク
を循環させるものにも、同様に適用することができ、ま
た、前記実施の形態においては、循環パージの際に、印
字ヘッドのノズル面をキャップにて覆って閉空間を形成
するために、吸引パージを行う吸引パージ装置の吸引キ
ャップを利用しているが、本発明はそれに限定されるも
のではなく、専用のキャップ手段を設けることもできる
し、印字停止時におけるインクの乾燥を防止するのに用
いられる保存キャップ手段を用いることもできる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0034】請求項1の発明は、ポンプを駆動して、イ
ンクを、インクタンク、第1のインク流路、マニホール
ドおよび第2のインク流路において循環させ、その循環
経路内の気泡を除き、その後、吸引パージ手段により、
印字ヘッドの噴射チャンネルの噴射側からインクを吸引
する。その際、印字ヘッドとマニホールドとの接続部分
で、前記マニホールドのインク排出側端部の、噴射チャ
ンネルよりもチャンネル配列方向の外側に気泡溜まり部
を形成しているので、循環パージもしくは吸引パージに
よって、マニホールド内およびその供給側からの気泡が
マニホールドの端部に集合しても、噴射チャンネル内に
引き込まれることはなく、噴射不良を回避することがで
きる。
【0035】請求項2の発明は、気泡溜まり部の上側
に、第2のインク流路が接続されるインク排出口部を設
けているので、気泡溜まり部に溜まっている気泡が、成
長すると、浮力により上昇して、インク排出口部または
第2のインク流路に捕捉され、吸引パージあるいは噴射
動作にともなうインクの流れによっても、噴射チャンネ
ル内に引き込まれることがなくなり、その気泡による噴
射不良を確実に回避することができる。
【0036】請求項3の発明は、気泡溜まり部が、噴射
チャンネルの配列方向において少なくとも1.5mmの
幅を有するので、気泡を気泡溜まり部に確実に溜めるこ
とができる。
【0037】請求項4の発明は、印字ヘッドが下向きに
インクを噴射するように支持され、マニホールドのイン
ク排出口部がマニホールドに上向きに開口するように形
成されていることから、気泡溜まり部の気泡がある程度
の大きさに成長すると、浮力により上方に移動する構成
が容易に達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット式記録装置の概略
構成を示す図である。
【図2】同装置の動作の説明図である。
【図3】同装置の動作の説明図である。
【図4】同装置の動作の説明図である。
【図5】同装置の一部拡大断面図である。
【図6】従来装置の動作の説明図である。
【図7】従来装置の動作の説明図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 3 キャリッジ 11 マニホールド 11a インク導入口部 11b インク排出口部 11c インク溜まり部 11d 気泡溜まり部 13 第1のヘッド側インクチューブ 16 第2のヘッド側インクチューブ 21 インクタンク 22 インク循環用ポンプ 23 第1のタンク側インクチューブ 26 第2のタンク側インクチューブ 27 パージ制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の噴射チャンネルを有する印字ヘッ
    ドと、インクタンクから、印字ヘッドに接続されたマニ
    ホールドにインクを供給する第1のインク流路と、前記
    マニホールドからインクタンクにインクを回収する第2
    のインク流路と、前記インクタンク、第1のインク流
    路、マニホールドおよび第2のインク流路においてイン
    クを循環させその循環経路内の気泡を除くポンプと、前
    記印字ヘッドの噴射チャンネルの噴射側からインクを吸
    引する吸引パージ手段とを備えたインクジェット式記録
    装置において、前記印字ヘッドとマニホールドとの接続
    部分で、前記マニホールドのインク排出側端部の、前記
    噴射チャンネルよりも噴射チャンネル配列方向の外側に
    気泡溜まり部が形成されていることを特徴とするインク
    ジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記マニホールドは、前記気泡溜まり部
    の上側において、前記第2のインク流路が接続されるイ
    ンク排出口部が設けられているところの請求項1記載の
    インクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記気泡溜まり部は、前記噴射チャンネ
    ルの配列方向において少なくとも1.5mmの幅を有す
    るものであるところの請求項1または2記載のインクジ
    ェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記印字ヘッドは、下向きにインクを噴
    射するように支持されており、その上側に、インク排出
    口部が上向きに開口するマニホールドが設けられている
    ところの請求項2または3記載のインクジェット式記録
    装置。
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