JP4708762B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置に関し、特に、記録ヘッドとインクタンクとが循環流路を構成し、該循環流路に2つのフィルタが配置されているインクジェット記録装置に関する。
従来、インクジェット記録装置に代表されるような、微小な断面積を有するインク流路を介してインクを供給する装置においては、インク中に混入する不要な異物を捕捉してインク流路あるいは記録ヘッドの吐出口の目詰まりを防止することが行われている。インク中の異物としては、ごみや、インクから析出した析出物などがある。こうした不要な異物を捕捉するために、インクを記録ヘッドまで移送するインク流路に、フィルタを備えたごみ除去装置が配置されたインクジェット記録装置も知られている(特許文献1、2参照)。
図7は、そのようなごみ除去装置が配置された従来のインクジェット記録装置のインク供給系の構成を示す模式図である。
図7に示すように、インクジェット記録装置501は、インクを吐出するための記録ヘッド505と、記録ヘッド505に供給するインクを貯留するインクタンク508と、記録ヘッド505とインクタンク508との間でインクを循環させるための2つのインク流路516、517とを有している。
記録ヘッド505は、インクを吐出する複数の吐出口と、それらの吐出口にインクを供給する共通液室504とを有している。記録ヘッド505は、その他にも、インクに吐出エネルギーを付与し、インクを吐出口から吐出させるためのエネルギー発生手段(不図示)、およびそのエネルギー発生手段を駆動するための駆動回路(不図示)を有している。
インクタンク508は、略密閉された容器として構成されており、その上面には容器内部を大気連通させるための大気連通口508aが形成されている。インクタンク508は、図7に示すように、インクジェット記録装置501の使用時姿勢において記録ヘッド505よりも下方に位置するように配置されている。このように、インクタンク508と記録ヘッド505との間に所定の高低差がつけられていることにより、記録ヘッド505の共通液室504内が負圧状態(例えば、−0.3kPa〜−2.0kPaの範囲内)に保たれており、これにより、記録ヘッド505の吐出口からのインクの漏れ等が防止されている。
図7のインクジェット記録装置501では、共通液室504の端部のそれぞれにインク流路516、517が接続されており、これにより、記録ヘッド505、2つのインク流路516、517、およびインクタンク508からなる1つの循環流路が構成されている。
インク流路516には、この循環流路内でインクを循環させるためのポンプ509が配置されており、他方のインク流路517には、その流路を開閉する開閉バルブ510が配置されている。また、インク流路516における、記録ヘッド505とポンプ509との中間位置には、フィルタ520aを有するごみ除去装置520が配置されている。同様に、インク流路517における、記録ヘッド505と開閉バルブ510との中間位置には、フィルタ530aを有するごみ除去装置530が配置されている。
ごみ除去装置520、530はいずれも、密閉された内部空間をインクが通るように構成されたものであり、フィルタ520a、530aはいずれもそれぞれの内部空間内に垂直に配置され、内部空間を2つに略区画している。フィルタ520a、530aは、例えばφ10μm程度の大きさの異物を捕捉できるものである。
なお、図7では、ごみ除去装置530に接続されるインク流路517のうちの一方(記録ヘッド505側のインク流路517)が、ごみ除去装置530の高さ方向のほぼ中央に接続された状態が示されている。この、記録ヘッド505側のインク流路517は、次に説明するインクの循環動作において流れ方向上流側となるものである。
以上のように構成されたインクジェット記録装置501の動作の種類としては、例えば、通常の「記録動作」、「記録ヘッド回復動作」、および「循環動作」があり、これらの動作について以下に説明する。なお、「記録動作」とは、記録を行うために記録ヘッド505からインクを吐出する動作であり、「記録ヘッド回復動作」とは、記録ヘッド505の機能を維持するために吐出口から強制的にインクを押し出す動作であり、「循環動作」とは、循環流路内でインクを循環させる動作である。
通常の記録動作は、ポンプ509を駆動せず、また、開閉バルブ510を開放した状態で行われる。この状態で、記録ヘッド505のエネルギー発生手段を駆動することにより、インクが吐出口から吐出され記録が行われる。インクが吐出され、共通液室504内のインクが消費されると、毛管力により、インク流路517内のインクが共通液室504内に引き込まれる。つまり、通常の記録動作では、インクは、インク流路517を介して、矢印A方向に向かって記録ヘッド505に供給されるようになっている。そして、ごみ除去装置530が設けられていることによって、インク中の異物はフィルタ530aによって捕捉され、記録ヘッド505への侵入が防止されている。
記録ヘッド回復動作は、開閉バルブ510を開放した状態でポンプ509を駆動して、インクを矢印B方向に向かって所定時間のあいだ循環させた後、ポンプ509を駆動したまま開閉バルブ510を閉塞することによって行なわれる。開閉バルブ510を閉塞すると、開閉バルブ510より流れ方向上流側にある記録ヘッド505内の圧力が瞬時に高まり、これにより、インクが吐出口から強制的に押し出される。このようにインクを強制的に押し出すことにより、吐出口の目詰まりを解消または防止することができる。
ところで、この種の記録装置においては、例えばインク内の溶存酸素が気泡化することによって循環流路内に気泡が混入することがある。図7では、そのような気泡が、ごみ除去装置530内に気泡518として溜まった状態が示されている。
このように気泡518が存在していると、記録ヘッド回復動作に次のような不具合が生じることとなる。すなわち、記録ヘッド回復動作は、上述のように、開閉バルブ10とポンプ509との間の循環流路内の圧力を高めることによって行われるものであるが、仮に気泡518が存在していると、圧力の一部は気泡518を圧縮するのに費やされ、その結果、気泡518が存在しない場合と比較して共通液室504内の圧力を瞬時に高めることができなくなる。これは、回復動作の効果を下げる原因となる。このようなことから、循環流路内に混入した気泡を排出させることが好ましく、気泡を排出させる1つの手法として次の「循環動作」が実施される。
循環動作は、開閉バルブ510を開放した状態で、インクが例えば矢印B方向に向かって流れるように、ポンプ509を駆動することにより行われる。この循環により、気泡518は、フィルタ530aを通ってインクタンク508内まで移送され、インクタンク508の大気連通口508aから大気中に放出される。なお、このような気泡排出動作を実現するためには、気泡518がフィルタ530aを通過できることが必要であり、言い換えれば、ポンプ509の出力はこのような気泡排出動作を実現できる大きさに設定されている。
特開平7−314705号公報 特開平8―244250号公報
近年、インクジェット記録装置においては記録速度の一層の高速化が望まれており、これに対して、記録ヘッドの吐出口の数を増やしたり、吐出周波数を高めたりする手法がとられている。その結果、記録ヘッドで消費される、単位時間当りのインクの量は多くなる傾向にある。
図7の構成を例に挙げて言えば、仮に記録ヘッド505にそのような手法を適用した場合、記録動作時に、フィルタ530aを通過するインクの流速は上がることとなる。このようにインクの流速が上がると、フィルタ530aでの圧力損失が大きくなり、吐出動作の不良につながるおそれもあるため、通常、上記のような手法をとる際には、記録ヘッドの変更と併せて、フィルタ530aのサイズも大きくされる。
しかしながら、フィルタ530aの面積が大きくなると、循環動作時に、気泡518が排出されにくくなるという新たな問題が生じる。すなわち、ポンプ509の出力がそのままであれば、フィルタ530aの面積が大きくなった分だけ、フィルタ530aを通過するインクの流速は落ちるため、気泡518がフィルタ530aを通過しにくくなるためである。
一般に、フィルタ面積が2倍になったとき、気泡を残さないために必要なインクの循環流量は2倍にする必要がある。これに対して、インクの循環流量を増やすためには、ポンプの出力を上げなければならず、これは、製造コストの上昇や、装置の大型化を招くこととなる。
また、上記問題に対して、ポンプの出力を変えることなく、フィルタ530aの循環時上流側に配置されるバルブを用いて対応することも考えられる。これによれば、気泡排出のための循環動作時には、このバルブを狭めることによって、比較的少ない循環流量であってもフィルタ530aの上流側の気泡518を効率的に排出すること可能となる。しかしながら、この構成では、バルブは、フィルタ530aと記録ヘッド505との間に位置することとなるため、バルブ自体から発生したごみによって記録ヘッド505の吐出口が詰まってしまう可能性もある。
さらに、上記のような問題は、2つのフィルタ520a、530aの面積が同じであったとしても、一方のフィルタ530aが相対的に気泡を通しにくい場合に同様に生じうる問題であり、気泡518を、フィルタ530aを通過させてインクタンク508に導くためには比較的出力の大きなポンプが必要となる。
そこで、本発明は、記録ヘッドとインクタンクとが循環流路とされたインクジェット記録装置において、高速な記録動作を行う記録ヘッドを用いる場合であっても、大きな出力のポンプを必要とせず、循環流路内の気泡を効率的に排出させることができるインクジェット記録装置を提供することにある
上記目的を達成するため、本発明は、インクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドに供給されるインクを貯留するためのインクタンクと、前記記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うときに前記インクタンクから前記記録ヘッドへインクを供給するための第1のインク流路と、前記インクタンクと前記記録ヘッドを接続する第2のインク流路と、該第2のインク流路内に配されインクを循環させるための正逆転可能なポンプと、前記第1のインク流路内に配され第1のフィルタを有する第1のごみ除去装置と、前記第2のインク流路内の前記ポンプと前記記録ヘッドの間に配され第2のフィルタを有する第2のごみ除去装置と備え前記ポンプを第1の方向に駆動させることにより、前記インクタンク、前記第2のインク流路、前記記録ヘッド、前記第1のインク流路の順にインクを循環させることが可能なインクジェット記録装置において、
前記第2のフィルタの面積は、前記第1のフィルタの面積よりも小さく、
前記第1のごみ除去装置は、前記第1のフィルタよりも前記記録ヘッド側に配された第1のインク室と、前記第1のフィルタよりも前記インクタンク側に配された第2のインク室と、を有し、前記第1のインク室はその最上部側において前記第1のインク流路と接続されることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録装置によれば、記録ヘッドとインクタンクとが循環流路とされたインクジェット記録装置において、高速な記録動作を行う記録ヘッドを用いる場合であっても、大きな出力のポンプを必要とせず、循環流路内の気泡を効率的に排出させることができる。また、気泡の通りやすさが相対的に異なる2つのフィルタが配置された循環流路にインクを循環させる、本発明のインクの循環方法によれば、該循環流路内の気泡を、比較的小さなポンプ出力であっても良好に排出させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態のインクジェット記録装置のインク供給系の構成を示す模式図である。
図1に示すように、インクジェット記録装置1は、ごみ除去装置30の記録ヘッド505側の流路17bが最上部側に接続されている点を除いては、図7のインクジェット記録装置501と実質的に同様の構成となっている。インクジェット記録装置1において、図7の構成と同一機能の構造部には図7と同一の符号を付しその説明は省略する。また、便宜上、2つのインク流路16、17をそれぞれ第1のインク流路17および第2のインク流路16、2つのごみ除去装置20、30をそれぞれ第1のごみ除去装置30および第2のごみ除去装置20と呼ぶものとする。
記録ヘッド5は、記録速度の高速化を図るため、より多くの吐出口が設けられると共に、比較的高い吐出周波数でインクを吐出する高性能化された記録ヘッドであり、その吐出口面が水平となるように配置されている。記録ヘッド5は、図1の一点鎖線にて示すように、記録ヘッド内へのごみの混入を防止するため、ごみ除去装置20、30と一体化された記録ヘッドユニット40として構成されていてもよい。この理由は、一体化することによって、ごみ除去装置が記録ヘッドから誤って外される危険性がなくなるので、記録ヘッド内への、フィルターを抜けられないような大きなごみの混入の可能性はなくなるためである。
インク流路16、17は、例えば可撓性のあるチューブで構成されていてもよい。また、インク流路16、17のそれぞれを記録ヘッド5の共通液室4に接続した本実施形態の構成において、各インク流路16、17を接続させる位置は特に限定されるものではないが、図1に示すように共通液室4の両端部に接続させることが好ましい。これにより、インクは、共通液室4内を円滑に流れるものとなる。
ポンプ9は、例えばチューブポンプであり、正逆転して、インクを矢印A、Bの双方に流すことができるようになっている。また、その出力は、気泡をフィルタ20aを通過させることができる程度の、比較的小さいものが選択されている。なお、このような単一のポンプ9が配置された構成の他にも、正転用のポンプと逆転用のポンプとの2つを配置して、これらのポンプが選択的に駆動されるような構成となっていてもよい。
インクジェット記録装置1は、図1に示す構成要素の他にも、図示しないが、例えば、被記録媒体を搬送するための搬送手段と、記録ヘッド5を保持して被記録媒体上で往復走査させるためのヘッド保持手段と、搬送手段およびヘッド保持手段の動作の制御や、記録ヘッド5の吐出動作の制御などを行う制御手段とを備えている。
次に、図2を参照して、ごみ除去装置30の構成をより詳細に説明する。図2は、図1のインクジェット記録装置1の第1のごみ除去装置30の構成を拡大して示す図であり、ごみ除去装置30がインクで満たされると共に一方のインク室に気泡18が溜まっている状態を示している。
図2に示すように、第1のごみ除去装置30は、略垂直に配置されたフィルタ30aを有しており、フィルタ30aによってその内部空間が第1のインク室23と第2のインク室24とに分けられている。インク室23、24はいずれも略直方体状に形成されると共に、その最上部側には連通部23a、24aが形成され、連通部23aにはインク流路17bが接続され、連通部24aにはインク流路17aが接続されている。
なお、フィルタ30aは、記録ヘッド5の高性能化に合わせて、つまり、記録ヘッド5による正常な記録動作が実施できるように、比較的大きい面積となっており、フィルタ12aと比較してより大面積なものとなっている。
第1のインク室23内の気泡18は、浮力によって、インク室23の上部側に溜まる。ここで連通部23aは上述のようにインク室23の最上部側に設けられているため、インク流路17bの内部と気泡18とは、ほぼ常に接触する状態となっている。このような構成とされていることにより、後述する気泡排出動作が良好に行われるようになる。
第1のインク室23の容積は、次の理由から、比較的小さく形成されていることが好ましい。すなわち、インク室23の容積が大きいと、インク室23内でインクが流れにくいよどみ領域が発生することがある。このようなよどみ領域が存在すると、場合によっては、気泡18を排出するのに比較的長い時間がかかってしまう。したがって、気泡18を効率的に排出させるという観点から、第1のインク室23の容積は比較的小さいことが好ましい。例えば、図2のインク室寸法H23は、フィルタ30aの面積が100mm2〜5000mm2程度の場合、1mm〜5mmの範囲内であることが好ましい。
一方、第2のインク室24の容積は、比較的大きいことが好ましく、特に図2のインク室寸法H24が大きいことが好ましい。このような構成により、仮に第2のインク室24内に気泡が入ったとしても、インク室24内でのインクの気液界面が比較的低下しにくいものとなる。インクの気液界面が低下して、気泡に曝されるフィルタの面積が増えることは、フィルタ30aの有効面積が減少することを意味する。フィルタ30aの有効面積の減少は、フィルタ30aの圧力損失の上昇を招く。こうした圧力損失の上昇は、記録動作時における共通液室4内の圧力の低下につながり、インクの吐出不良の原因となる。このようなことから、インク室寸法H24を大きくしてインクの気液界面が低下しにくい構成とすることは、仮にインク室24内に気泡が入ったとしても、記録ヘッド5の吐出不良を招きにくい点で好ましい。
なお、インク室24内への気泡の混入は例えば次のような現象によって発生する。前述したように、記録ヘッド5はインクタンク8よりも高い位置に配置されており、したがって、インク流路17aも少なくとも部分的にインクタンク8よりも高い位置に存在している。そのため、インク流路17aの内部は大気圧より僅かに低い圧力となり、これに起因して、僅かずつではあるが、外気がチューブを通過してインク流路17a内に侵入し、流路内に気泡が発生する。このような気泡が、インク流路17a内に少しずつ溜まり、浮力によって上方に移動することにより、インク室24内に気泡が溜まることとなる。
こうしてインク室24内に溜まった気泡を排出させるには、従来技術と同様の循環動作を行い、インクを図1の矢印B方向に流すことによって、気泡をインクタンク8まで移動させ、大気連通口8aを介して放出させることで実施可能である。上述したように、第2のインク室24のインク室寸法H24が大きく形成されていれば、インクの気液界面は徐々に低下するものとなり、したがってフィルタ30aの有効面積が比較的長期にわたって大きく維持されるため、所定の上記のような気泡排出動作の頻度を少なくすることができる。
次に、以上のように構成された本実施形態のインクジェット記録装置1の動作について説明する。記録装置の動作のうち、「記録動作」および「記録ヘッド回復動作」は、図7の従来のインクジェット記録装置501と同様に実施することができるためその説明は省略し、「循環動作」の一例について説明する。なお、以下に説明する循環動作は、主に第1のインク室23内に溜まった気泡18を排出させるための循環工程と、主に第2のインク室24内に溜まった気泡(不図示)を排出させるための循環工程とを含むものである。
まず、主に第2のインク室24内に溜まった気泡を排出させるための循環工程は、従来技術同様、開閉バルブ10を開放した状態でポンプ9を駆動して、インクを矢印B方向に循環させることによって行われる。詳細には、ポンプ9を駆動すると、インクは、インクタンク8から第2のインク流路16および第2のごみ除去装置20を経由して記録ヘッド5に圧送される。そして、この圧送により、インクは、記録ヘッド5から第1のごみ除去装置30およびインク流路17を経由してインクタンク8に送られる。こうした、矢印B方向に向かうインクの循環によれば、第2のインク室24内および第1のインク流路17内に溜まっていた気泡(不図示)がインクタンク8内まで移送され、大気連通口8aを介して放出される。また、第1のインク室23内に溜まっていた気泡18の一部も、場合によっては、フィルタ30aを通過してインク室24側に移動し、その後同様に、大気連通口8aを介して放出される。
本実施形態におけるごみ除去装置30では、フィルタ30aの面積が、上述したように、記録ヘッド5の高性能化に合わせて比較的大きく形成されているため、出力が比較的小さいポンプ9では、インク室23内の気泡18の全てを排出できないと考えられる。そこで本実施形態では、残留した気泡18を排出させるために、次のような循環工程をさらに行う。
この循環工程は、開閉バルブ10を開放した状態でポンプ9を逆回転駆動して、インクを矢印A方向に循環させることによって行われる。こうした、矢印A方向に向かうインクの循環によれば、気泡18は、インク流路17bおよび共通液室4を経由して第2のごみ除去装置20まで移動する。ここで、第2のごみ除去装置20のフィルタ20aの面積は、フィルタ30aと比較して小さいものであるため、ポンプ9の出力が比較的小さくても気泡18は全てフィルタ20aを通過する。フィルタ20aを通過した気泡18は、その後、第2のインク流路16を経由してインクタンク8内まで移送され、大気連通口8aを介して放出される。
このような矢印A方向に向かうインクの循環において、図2に示した通り、第1のごみ除去装置30ではチューブの連通部23aが最上部側に配置されており、インク流路17b内と気泡18とが接触した状態となっているため、気泡18をインク流路17b内に良好に引き込むことができ、上記のような気泡排出方法に対して有利である。
なお、第2のごみ除去装置20に関しても、第1のごみ除去装置30同様、第2のインク流路16が各インク室の最上部側に接続されていてもよい。
以上説明したように、本実施形態のインクジェット記録装置1では、第1のごみ除去装置30において各インク室23、24の連通部23a、24aが、気泡が集まる最上部側に設けられていることにより、インクを循環させた際に、気泡がインク流路17a、17b内に良好に引き込まれる。
また、気泡を排出させるためのインクの循環は矢印A、矢印Bの双方向で実施可能であり、特に、本実施形態のように、フィルタ20aがフィルタ30aと比べて小さな面積で形成されている場合、言い換えれば、フィルタ20aが相対的により気泡を通しやすい場合、インクを矢印A方向に循環させて、2つのフィルタ間の気泡18をフィルタ20a経由で排出させることが好ましい。これにより、ポンプ9の出力が比較的小さくても、気泡を18を良好に排出させることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、フィルタ30aが記録ヘッド5の吐出口面に対して垂直に配置された例を示したが、本発明はそれに限らず例えば図3に示すようなものであってもよい。
図3は、第2の実施形態のインクジェット記録装置のインク供給系の構成を示す模式図である。また、図4は、第1のごみ除去装置の構成を拡大して示す図であり、図4(a)は本実施形態における構成を示し、図4(b)は比較例の構成を示している。なお、図4では、ごみ除去装置内にインクが流れている状態が示されている。また、図3、図4において、第1の実施形態の記録装置と同一の構成要素には図1、図2と同一の符号を付し、その説明は省略する。
図3に示すように、インクジェット記録装置2は、第1の実施形態のインクジェット記録装置1の第1のごみ除去装置30の構成を変更したものである。これにともなって、記録ヘッド5と、第1のごみ除去装置31と、第2のごみ除去装置20とが一体化された記録ヘッドユニットは符号41として示されている(一点鎖線参照)。
ごみ除去装置31は、図4(a)に示すように、水平に配置されたフィルタ31aを有しており、フィルタ31aによってその内部空間が上下2つのインク室25、26に分けられている。
第1のインク室26は、フィルタ31aの下方で記録ヘッド5に近い側に位置しており、略直方体状の内部空間を有している。記録ヘッド5に対するインク室26の位置は特に限定されるものではないが、図3に示すように、記録ヘッド5の直上に密着して設けられていてもよい。インク室26の下面の図示右側の一端には連通部26aが設けられており、連通部26aと共通液室4とがインク流路17bによって接続されることによって、インク室26内のインクが供給液室4内に送られるようになっている。
なお、インク流路17bは、例えばチューブで構成されていてもよいが、上述のようにインク室26が記録ヘッド5に密着して設けられている場合には、共通液室4の上面壁を貫通する貫通孔として構成されていてもよい。また、インク室26の高さ寸法H26は、例えば1mm〜5mmであることが好ましい。
第2のインク室25は、フィルタ31aを底面とする空間であり、その上面は傾斜面25cによって構成されている。傾斜面25cの最上部、言い換えれば、インク室25の最上部は、上記連通部26aの反対側に位置するように設けられている。この最上部には連通部25aが設けられており、インク流路17aが例えば垂直に接続されている。このように構成された第2のインク室25では、侵入した気泡は浮力によって上方に移動し、連通部25aが設けられた最上部に集まるようになっている。なお、図4(a)のような構成の他にも、例えばインク室25の上面を四角錐状に形成し、その最上部のところに連通部を設けることも可能である。
次に、以上のように構成された第1のごみ除去装置31の動作について、特に、第1のインク室26内の気泡18を排出させるための循環工程について説明する。
気泡18を排出させるためにポンプ9を駆動して、インクを矢印A方向(図3参照)に循環させると、ごみ除去装置31内におけるインクの流れは図4(a)に示すようなものとなる。ここで、図中の矢印の方向はインクの流れ方向を例示的に示すものであり、矢印の長さはインクの流速の大きさを例示的に示している。これらの矢印にて示すように、連通部25aからインク室25内に流入したインクの大部分は、そのまま鉛直下方に向かって流れ、フィルタ31aを通過して第1のインク室26内に流入する。このように、第1のインク室26では、図示左側(連通部26aの反対側)により多くのインクが流入するため、当然ながら、インクの流れ方向は連通部26aに向かって図示右側に進む方向となる。したがって、気泡18は、このインクの流れに押されて連通部26a側に寄り、インク流路17b内に向けて押し出される。
つまり、本発明は、第1の実施形態で説明したような、インクを循環させない静止状態で気泡が所定の一箇所に集まるものに限らず、このように、インクを循環させた際に、気泡18がインク室26内の所定の一箇所に集まるものであってもよく、連通部26aを、気泡18が集まる位置に設けることによって気泡18の排出動作を良好に行うことができるようになる。
もっとも、このような循環工程では、気泡18を連通部26a側に移動させることができるように、インク室25内に流入したインクがそのまま鉛直下方に向かうことが重要である。インクは重力によっても鉛直下方に向かうが、特に、本実施形態のようにインク流路17aが垂直に接続されていれば、インクは鉛直下方に向かって流れ込むため、その勢いを利用してより良好にインクの流れを規定することができる。
また、仮に、図4(b)に示すように、連通部26bが連通部25aと同じ側に配置されていると、鉛直下方に向かって流れるインクの多くはそのままインク流路17b内に流れ込むこととなる。このような流れ方向では、気泡18は移動しにくく、場合によっては一箇所に停滞して排出されない可能性もあるため、本実施形態のように連通部26aを連通部25aの反対側に配置されていることが、気泡18を移動させやすい点で好ましい。
以上説明した第2の実施形態のインクジェット記録装置2によれば、フィルタ31aが水平に配置されており、またそれに合わせて、インク室25、26も第1の実施形態のものと比較して上下方向に偏平に形成されているため、記録ヘッドユニット41を小型に作製することが可能となる。
一般に、記録ヘッド5による記録速度を向上させるためには吐出口の数を増やして吐出口列を長くしたり、あるいは、吐出口列の数を増やしたりすることが行われ、この場合、記録ヘッド5は水平方向に大型化する。また、吐出口の数の増加に合わせて、フィルタ31aの面積を大きくする必要もある。このような、記録ヘッド5の水平方向への大型化およびフィルタ31aの大面積化に対して、本実施形態のようにフィルタ31aを記録ヘッド5の吐出口面と平行に配置することは、フィルタが吐出口面に対して垂直に配置される構成と比較して、記録ヘッドユニット41を、まとまりよく小型に作製するのに対して有利である。
(第3の実施形態)
第2の実施形態の構成において、第1のごみ除去装置31のフィルタ31aは水平方向に対して僅かに傾斜して配置されていてもよい。図5は、第3の実施形態のインクジェット記録装置のインク供給系の構成を示す模式図である。
図5に示すように、インクジェット記録装置3は、第2の実施形態におけるごみ除去装置31と構成自体は同一である第1のごみ除去装置32を有している。
ごみ除去装置32は、フィルタ31aが所定角度に傾斜した状態で配置されており、詳細には、図示右側の連通部26aの方が上方となるように配置されている。また、第1のインク室26の下面はフィルタ31aと平行となっており、連通部26aはその下面の最上部付近に設けられている。
このような構成によれば、インク室26内の気泡18は、フィルタ31aの下面に沿って連通部26a側に移動する。したがって、気泡18の量が比較的少ない場合であっても、図6に示すように、インク室26の連通部26a側の端部において、気泡18はインク室26の高さ方向全体にわたって存在することとなる。
フィルタが水平に配置にされた第2の実施形態の構成であっても、気泡18の排出は良好に実施可能であるが、本実施形態のようにフィルタ31aを傾斜させて気泡18を積極的に連通部26a側に寄せるようにすることが、気泡18を効率的に排出させることができる点でより好ましい。すなわち、フィルタが水平な構成では、気泡18の量が少ない場合に、気泡18がフィルタ直下に偏平に溜まり、その下にインクが存在する状態となることもある。このような状態と、図6のような状態、つまり、気泡18が連通部26a側の高さ方向全体にわたって存在する本実施形態の状態とを比較すると、気泡の量が同じであっても、気泡と連通部26aとが接触する状態をより確実に作ることができ、その結果、気泡18をより効率的に排出させることができるものとなる。このようなことから、本実施形態の構成によれば、より少ないポンプ流量で、あるいは、より短時間に、気泡18を排出できるという作用効果を得ることができる。また、フィルタ31aは傾斜しているもののほぼ水平に配置されているため、第2の実施形態同様、記録ヘッドユニットを小型に作製するのにも有利である。
第1の実施形態のインクジェット記録装置のインク供給系の構成を示す模式図である。 図1のインクジェット記録装置の第1のごみ除去装置の構成を拡大して示す図である。 第2の実施形態のインクジェット記録装置のインク供給系の構成を示す模式図である。 第1のごみ除去装置の構成を拡大して示す図であり、図4(a)は第2の実施形態における構成を示し、図4(b)は比較例の構成を示している。 第3の実施形態のインクジェット記録装置のインク供給系の構成を示す模式図である。 図5のインクジェット記録装置の第1のごみ除去装置の構成を拡大して示す図である。 ごみ除去装置が配置された従来のインクジェット記録装置のインク供給系の構成を示す模式図である。
符号の説明
1、2、3 インクジェット記録装置
5 記録ヘッド
8 インクタンク
9 ポンプ
8a 大気連通口
10 開閉バルブ
16、17 インク流路
18 気泡
20、30、31、32 ごみ除去装置
20a、30a、31a フィルタ
23、24、25、26 インク室
23a、24a、25a、26a、26b 連通部
25c 傾斜面

Claims (5)

  1. インクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドに供給されるインクを貯留するためのインクタンクと、前記記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うときに前記インクタンクから前記記録ヘッドへインクを供給するための第1のインク流路と、前記インクタンクと前記記録ヘッドを接続する第2のインク流路と、該第2のインク流路内に配されインクを循環させるための正逆転可能なポンプと、前記第1のインク流路内に配され第1のフィルタを有する第1のごみ除去装置と、前記第2のインク流路内の前記ポンプと前記記録ヘッドの間に配され第2のフィルタを有する第2のごみ除去装置と備え前記ポンプを第1の方向に駆動させることにより、前記インクタンク、前記第2のインク流路、前記記録ヘッド、前記第1のインク流路の順にインクを循環させることが可能なインクジェット記録装置において、
    前記第2のフィルタの面積は、前記第1のフィルタの面積よりも小さく、
    前記第1のごみ除去装置は、前記第1のフィルタよりも前記記録ヘッド側に配された第1のインク室と、前記第1のフィルタよりも前記インクタンク側に配された第2のインク室と、を有し、前記第1のインク室はその最上部側において前記第1のインク流路と接続されることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記第1のフィルタは前記記録ヘッドの吐出口面に対して垂直に配置されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記第1のフィルタは水平方向に配置され、前記第1のインク室が前記第1のフィルタの上方に配され、前記第2のインク室が前記第1のフィルタの下方に配されることを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記第1のインク室の容積は、前記第2のインク室の容積よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記ポンプの駆動を制御する制御手段を備え、該制御手段は前記ポンプを前記第1の方向に駆動させた後に、前記ポンプを前記第1の方向と反対の第2の方向に駆動させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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