JP2003019816A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2003019816A
JP2003019816A JP2001206246A JP2001206246A JP2003019816A JP 2003019816 A JP2003019816 A JP 2003019816A JP 2001206246 A JP2001206246 A JP 2001206246A JP 2001206246 A JP2001206246 A JP 2001206246A JP 2003019816 A JP2003019816 A JP 2003019816A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気泡による印字不具合を簡易な構成で防止で
きる印字装置を提供すること。 【解決手段】 第1インク流路は、インク供給源から前
記ヘッドユニットに向けてインクを供給する。第2イン
ク流路は、ヘッドユニットからインク供給源に向けてイ
ンクを還付する。パージポンプは、第2インク流路にお
いてヘッドユニットからインク供給源へインクを還付す
るインク流を発生させるとともに、停止時には当該第2
インク流路を閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドを用いた印字装置、及びこれに用いられるヘッドユ
ニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のインク室及び各インク室に
対応した複数のノズルを備えたインクジェットヘッドを
用いたインクジェット記録装置において、インク供給経
路を、インクを循環させるように構成し、インクに発生
する気泡をインクの強制的な循環流動により除去し、イ
ンク室に対する気泡の侵入を防止して安定した印字を可
能とするものが、例えば、特開昭56−75867号公
報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
ジェットヘッドの各インク室は極めて微細な構造であ
り、一旦微小な気泡が侵入してしまうと、微小気泡の除
去が困難である。よって、微小気泡がインク室に入り込
まないように、こまめにインク循環を行わなければなら
ないが、このような機構において、インク循環経路にイ
ンクタンクから新たに新鮮なインクを導入する場合、イ
ンクの逆流等を防止するためのバルブ機構等、複雑な機
構が必要となった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、気泡による印字不具合を簡易な
構成で防止できる印字装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1に記載の印字装置は、複数のインク室及び
各インク室に対応した複数のノズルを有するインクジェ
ットヘッドを備えたヘッドユニットと、インク供給源か
ら前記ヘッドユニットに向けてインクを供給する第1イ
ンク流路と、前記ヘッドユニットから前記インク供給源
に向けてインクを還付する第2インク流路と、前記第2
インク流路において前記ヘッドユニットから前記インク
供給源へインクを還付するインク流を発生させるととも
に、停止時には当該第2インク流路を閉塞するパージポ
ンプとを備えたことを特徴としている。
【0006】上記構成を有する請求項1に記載の印字装
置において、第1インク流路は、インク供給源から前記
ヘッドユニットに向けてインクを供給する。第2インク
流路は、ヘッドユニットからインク供給源に向けてイン
クを還付する。パージポンプは、第2インク流路におい
てヘッドユニットからインク供給源へインクを還付する
インク流を発生させるとともに、停止時には当該第2イ
ンク流路を閉塞する。
【0007】請求項2に記載の印字装置は、請求項1に
記載の印字装置において、前記パージポンプは、印字時
には前記第2インク流路を閉塞するように構成されてい
る。
【0008】上記構成を有する請求項2に記載の印字装
置は、請求項1に記載の印字装置と同様に作用する上、
パージポンプは、印字時には前記第2インク流路を閉塞
する。
【0009】請求項3に記載の印字装置は、請求項1ま
たは2に記載の印字装置において、非印字時において前
記インクジェットヘッドの前記ノズル部分を覆う吸引キ
ャップと、前記吸引キャップを通して前記インクジェッ
トヘッドの前記各インク室内のインクを吸引する吸引ポ
ンプとを備えたものである。
【0010】上記構成を有する請求項3に記載の印字装
置は、請求項1または2に記載の印字装置と同様に作用
する上、吸引キャップは、非印字時においてインクジェ
ットヘッドのノズル部分を覆い、吸引ポンプは、吸引キ
ャップを通してインクジェットヘッドの各インク室内の
インクを吸引する。
【0011】請求項4に記載の印字装置は、請求項3に
記載の印字装置において、前記パージポンプは、前記吸
引ポンプによる前記インクジェットヘッドの前記各イン
ク室内のインクの吸引時には前記第2インク流路を閉塞
するように構成されている。
【0012】上記構成を有する請求項4に記載の印字装
置は、請求項3に記載の印字装置と同様に作用する上、
パージポンプは、前記吸引ポンプによる前記インクジェ
ットヘッドの前記各インク室内のインクの吸引時には第
2インク流路を閉塞する。
【0013】請求項5に記載の印字装置は、請求項1な
いし4のいずれかに記載の印字装置において、前記イン
ク供給源は、着脱可能なインクタンクと、前記インクタ
ンクから導入されたインクを貯留するサブタンクとから
なり、前記インクタンクから前記サブタンクへ向けてイ
ンクを導出する第3インク流路と、前記第3インク流路
において前記インクタンクから前記サブタンクへインク
を送出するインク流を発生させるとともに、停止時には
当該第3インク流路を閉塞する供給ポンプとを備え、前
記第1インク流路は前記サブタンクから前記ヘッドユニ
ットへ向けてインクを供給するものであり、前記第2イ
ンク流路は前記ヘッドユニットから前記サブタンクへ向
けてインクを還付するものである。
【0014】上記構成を有する請求項5に記載の印字装
置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の印字装置と
同様に作用する上、第1インク流路は、サブタンクから
ヘッドユニットへ向けてインクを供給する。第2インク
流路は、ヘッドユニットからサブタンクへ向けてインク
を還付する。第3インク流路は、インクタンクからサブ
タンクへ向けてインクを導出する。供給ポンプは、第3
インク流路においてインクタンクからサブタンクへイン
クを送出するインク流を発生させるとともに、停止時に
は当該第3インク流路を閉塞する。
【0015】請求項6に記載の印字装置は、請求項1な
いし5のいずれかに記載の印字装置において、前記パー
ジポンプはチューブポンプである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。
【0017】図1は、本実施の形態の印字装置の内部構
造の一部を取り出して示す説明図である。
【0018】本実施形態の印字装置1は、図1に示すよ
うに、被記録媒体たる記録用紙Pにおける略水平に配置
された部分に、インクジェットヘッド40によりインク
を下方に向けて吐出することにより印字を行うように構
成されている。
【0019】印字装置1には、給紙された記録用紙Pを
矢印F2で示す方向へ紙送りするプラテンローラ2が備
えられている。このプラテンローラ2の近傍には、記録
用紙Pを挟むように、プラテンローラ2の軸線と平行に
キャリッジ軸3が設けられている。このキャリッジ軸3
には、インクジェットヘッド40が搭載されたキャリッ
ジ4が支持されている。キャリッジ軸3の一端部の近傍
にはキャリッジモータ5が設けられており、その回転軸
には、プーリ6が取付けられている。キャリッジ軸3の
他端部の近傍にもプーリ6が設けられており、このプー
リ6間には、無端状のベルト7が掛け渡されている。
【0020】このベルト7には、キャリッジ4が取付け
られている。キャリッジ4は、キャリッジモータ5の駆
動により、キャリッジ軸3上を矢印F7およびF8方向
に往復走査する。インクジェットヘッド40には、ブラ
ックインクを吐出するブラック用ヘッド41と、イエロ
ーインクを吐出するイエロー用ヘッド42と、シアンイ
ンクを吐出するシアン用ヘッド43と、マゼンタインク
を吐出するマゼンタ用ヘッド44とが備えられている。
【0021】記録用紙Pに対して常に記録範囲外とな
る、プラテンローラ2の、キャリッジ走査方向における
外側の所定箇所には、フラッシングを実行する際に各ヘ
ッド41ないし44から吐出されるインクを吸収する廃
インク収容部たる多孔質材製のインク吸収パッド8が設
けられている。そのフラッシングには、吸引パージ時の
吸引キャップ61が外される際にノズルから侵入した気
泡を含む不良インクや気泡を排出する目的で行うフラッ
シングと、ノズルの乾きによるインクの吐出不良を防止
する目的で所定の時間おきに行われる通常フラッシング
とがある。
【0022】記録範囲外となる、プラテンローラ2の、
キャリッジ走査方向における外側であって、インク吸収
パッド8と反対の側には、各ヘッド41ないし44の不
吐出、または、吐出不良を回復するためのパージ装置6
0が配置されている。このパージ装置60は、吸引キャ
ップ61を備えており、その吸引キャップ61をパージ
ングポジションに到達したインクジェットヘッド40に
向けて、カム62の回転により図中矢印F3で示す方向
に進出させ、各ヘッド41ないし44のノズル形成面を
択一的に覆う。そして、吸引ポンプ63が駆動し、この
吸引ポンプ63により発生した負圧により、各ヘッド4
1ないし44のインク室内の気泡を含んだ不良インクを
ノズルから吸引して各ヘッドの吐出機能を回復させる。
【0023】吸引キャップ61の、キャリッジ走査方向
における内側には、吸引パージを行った各ヘッド41な
いし44のノズル形成面に付着したインクや異物を払拭
するワイパ部材65が設けられている。このワイパ部材
65は、各ヘッドについて吸引パージが完了してインク
ジェットヘッド40がワイプ位置に移動された後、図中
矢印F4で示す方向に進出し、記録領域へ移動する各ヘ
ッド41ないし44のノズル形成面を払拭する。これに
より、ノズル形成面のインクなどが払拭され、記録用紙
Pの記録面が、余分なインクで汚れるのが防止される。
【0024】吸引キャップ61の、キャリッジ走査方向
における外側には、ホームポジションに復帰したインク
ジェットヘッド40の各ヘッド41ないし44のノズル
形成面に蓋をするキャップ69が設けられている。キャ
ップ69は、インクジェットヘッド40がホームポジシ
ョンに復帰した際に、図中矢印F5で示す方向に進出
し、各ヘッド41ないし44のノズル形成面を覆う。こ
れにより、印字装置1を使用していない間の各ヘッド4
1ないし44のインクの乾きが防止される。
【0025】次に、印字装置1の主な制御系の構成につ
いて、それをブロックで示す図2を参照して説明する。
【0026】図2に示すように、印字装置1は、インク
ジェットヘッド40への記録動作指令およびフラッシン
グ指令の出力、または、パージ装置60への吸引パージ
指令の出力を行い、ならびにその他の上記各装置を制御
するCPU70と、ホストコンピュータ71から送信さ
れた記録データをインターフェース72を介して受信
し、記録データの展開の制御を行うゲートアレイ73と
を備えている。また、CPU70には、インクジェット
ヘッド40がメンテナンスを実行するタイミングを計測
するタイマTが内蔵されている。CPU70とゲートア
レイ73との間には、作業プログラムやフラッシング時
の吐出回数などが記憶されているROM74、およびゲ
ートアレイ73がホストコンピュータ71から受信した
上記記録データを一時的に記憶するためのRAM75と
を備え、これらとの間で必要なデータの入出力を行う。
【0027】また、CPU70には、記録用紙Pの有無
を検出するペーパセンサ76、インクジェットヘッド4
0がホームポジションにあることを検出する原点センサ
77、キャリッジモータ5を駆動するための第1のモー
タドライバ78、プラテンローラ2の回転駆動用のライ
ンフィードモータ79を駆動するための第2のモータド
ライバ80、各種の信号をCPU70に与える操作パネ
ル81、後述するインク供給・循環系の駆動モータであ
るインク供給モータ88を駆動するための第3のモータ
ドライバ89などが接続されている。このインク供給モ
ータ88及び第3のモータドライバ89は、後述するイ
ンク供給系の駆動モータの数に応じて、図2に示すよう
な、インク供給モータ88a、88b・・、第3のモー
タドライバ89a、89b・・のように複数組備えられ
ていてもよい。また、ゲートアレイ73には、ホストコ
ンピュータ71から受信した記録データをイメージデー
タとして一時的に記憶するイメージメモリ82が接続さ
れている。ヘッドドライバIC210は、ゲートアレイ
73から出力された記録データ84、転送クロック8
5、および記録クロック86に基づいて動作し、インク
ジェットヘッド40を駆動する。
【0028】図3は、印字装置1におけるインク流路の
概略構成を示す。
【0029】インク供給源としての大容量のインクカー
トリッジ10は、可撓性の補充チューブ11、インク供
給ポンプ13、後述する第3ジョイント部18、及び供
給チューブ19を介してサブタンク12に接続されてい
る。
【0030】インク供給ポンプ13は、公知のチューブ
ポンプからなり、可撓性で弾力性のあるチューブ部材1
3aと、このチューブ部材13aを局所的に押しつぶす
圧子13bと、この圧子13bを円周方向に複数支持し
たロータ13cと、このロータ13cを回転させるモー
タなどの駆動機構13dとから構成される。そして、駆
動機構13dによるロータ13cの回転によって、チュ
ーブ部材13aが圧子13bに押しつぶされる箇所が、
図中矢印r1方向に移動することにより、インクカート
リッジ10からサブタンク12に向けたインク流を発生
させる。ここで、圧子13bは、ロータ13cの円周方
向につき複数設けられているので、インク供給ポンプ1
3の停止時には、そのうちの少なくとも1つの圧子13
bがチューブ部材13aを局所的に押しつぶして、当該
チューブ部材13aにおけるインク流路を遮断、すなわ
ちインク流を停止する。
【0031】サブタンク12の内部は、当該サブタンク
12の上部に設けられたエア抜きチューブ15を介し
て、大気に連通している。
【0032】サブタンク12内のインクは、可撓性の連
絡チューブ14、後述する第1ジョイント部16及び第
2ジョイント部17を介してバッファタンク20に供給
され、バッファタンク20内のインクはマニホールド3
0に供給され、ここからインクジェットヘッド40の複
数のインク室に分配される。そして、これらのインク室
のうちの、ドット形成すべき位置のものに対して、当該
インク室内のインクに圧力を加えることにより、インク
をノズルから噴射することにより、所望のドットパター
ンを形成して印字を行うことができる。
【0033】バッファタンク20の天井壁から導出され
たエアまたは泡入りインクは、第2ジョイント部17、
第1ジョイント部16、バッファパージチューブ50、
バッファパージポンプ51、第3ジョイント部18、及
び供給チューブ19を介して、エアまたは泡を含んだイ
ンクがサブタンク12に還付される。
【0034】このバッファタンク20からのエアまたは
泡入りインクの流れは、バッファパージチューブ50の
一部に設けられた公知のチューブポンプからなるバッフ
ァパージポンプ51によって作られる。
【0035】バッファパージポンプ51は、公知のチュ
ーブポンプからなり、可撓性で弾力性のあるチューブ部
材51aと、このチューブ部材51aを局所的に押しつ
ぶす圧子51bと、この圧子51bを円周方向に複数支
持したロータ51cと、このロータ51cを回転させる
モータ等の駆動機構51dとから構成される。そして、
駆動機構51dによるロータ51cの回転によって、チ
ューブ部材51aが圧子51bに押しつぶされる箇所
が、図中矢印r2方向に移動することにより、バッファ
タンク20からサブタンク12に向けたインク流を発生
させる。ここで、圧子51bは、ロータ51cの円周方
向につき複数設けられているので、バッファパージポン
プ51の停止時には、そのうちの少なくとも1つの圧子
51bがチューブ部材51aを局所的に押しつぶして、
当該チューブ部材51aにおけるインク流路を遮断、す
なわちインク流を停止する。
【0036】第3ジョイント部18は、インク供給ポン
プ13からのインクが流入する第1流入口18aと、バ
ッファパージポンプ51からのインクまたはエアが流入
する第2流入口18bと、第1流入口18a及び第2流
入口18bからのインクやエアの流れを合流してサブタ
ンク12に送る排出口18cとを備えている。そして、
排出口18cは、供給チューブ19を介してサブタンク
12に接続されている。
【0037】サブタンク12の、供給チューブ19から
のインク等の流入口、及び連絡チューブ14への流出口
は、いずれも、サブタンク12の底側に形成されてい
る。したがって、供給チューブ19を介してインクカー
トリッジ10からサブタンク12に流入した清浄なイン
クについては、高所からの落下による泡立ちや空気の巻
き込み等の不具合が生じない。また、供給チューブ19
を介してバッファパージポンプ51からサブタンクに流
入したエアまたは泡入りインクについては、エアや泡が
流入口から上方に移動して、サブタンク12の底部には
泡のない良好な状態のインクが滞留することとなる。そ
して、この良好な状態のインクが、流出口から連絡チュ
ーブ14を介してバッファタンク20に向けて供給され
る。
【0038】インクジェットヘッド40のインク噴射動
作中(印字時、フラッシング時)を含む通常時、吸引ポ
ンプ63による吸引パージ時、およびワイパ部材65に
よるワイピング時には、バッファパージポンプ51は停
止してバッファパージチューブ50内の通路を閉塞し、
バッファタンク20内を密閉した状態にし、インクジェ
ットヘッド40とサブタンク12との高さの差により、
インクジェットヘッド40に作用するインク圧力を負圧
に維持している。
【0039】インク供給ポンプ13の駆動機構13d、
バッファパージポンプ51の駆動機構51dおよび吸引
ポンプ63の動作は、公知のCPUなどからなる制御手
段70により制御される。
【0040】吸引ポンプ63は、図3のように、インク
供給ポンプ13等と同様のチューブポンプで構成しても
よいし、公知のシリンダ方式のポンプで構成してもよ
い。
【0041】吸引ポンプ63は、独自にモータを備えて
いてもよいし、公知の遊星ギヤ機構によって、上述のイ
ンク供給ポンプ13の駆動機構13dまたはバッファパ
ージポンプ51の駆動機構51dの回転方向の切換によ
り、インク供給ポンプ13またはバッファパージポンプ
51と択一的に駆動可能に構成してもよい。また、ライ
ンフィードモータ79により、図示しない遊星ギヤ機構
を用いて、モータ正転時にプラテンローラ2を回転駆動
し、モータ逆転時には吸引ポンプ63を駆動するように
してもよい。
【0042】図4及び図5は、印字装置1に対して着脱
可能に構成されたヘッドユニット9の概略構成を示す断
面図である。
【0043】図4において、(a)はヘッドユニット9
の概観を示す断面図、(b)はヘッドユニット9が装着
される印字装置1側の構成を示す断面図、(c)はヘッ
ドユニット9を印字装置1側に装着した状態の断面図で
ある。図5は、ヘッドユニット9をさらに拡大した断面
図である。
【0044】ヘッドユニット9は、上部筐体9a及び下
部筐体9b内に、第2ジョイント部17と、バッファタ
ンク20と、マニホールド30と、インクジェットヘッ
ド40とを備えている。カバー9eは、上部筐体9aの
上側に配置される化粧カバー部材である。
【0045】バッファタンク20は、天井壁と側壁から
なる第1のケース21と、第1のケースの開放下面を密
閉状態に覆って接着固定されバッファタンク20の底壁
をなす第2のケース22とからなる。両ケースとも合成
樹脂材料の射出成形によって製作される。第1のケース
21の天井壁には、内部にインク導入路23aを形成す
る中空筒状壁23が内部に垂下しかつ外部にも突出して
形成されており、その先端であるインク導入口23b
は、第2のケース22の壁面に近接配置されている。こ
の中空筒状壁23には、連絡チューブ14を介してサブ
タンク12から供給されてきたインクをバッファタンク
20に導入するための導入チューブ54が接続されてい
る。
【0046】このような構成により、印字装置1のサブ
タンク12から供給されて来たインクは、バッファタン
ク20の底面付近でバッファタンク20内に供給される
ので、インクの落下による泡立ちを防ぐことができる。
特に、インク導入口23bがインク中に没している場
合、インク導入による泡立ちなどの乱れがほとんど起こ
らない。
【0047】バッファタンク20の下側には、インクジ
ェットヘッド40の各インク室にインクを供給するため
のマニホールド30が配置されている。バッファタンク
20の底壁をなす第2のケース22には、貫通孔として
のインク供給口24が形成され、マニホールド30の上
部に突き出して形成された導入管33に対応して、供給
管25が下側に突き出して形成されている。また、第2
のケース22には、インク供給口24を覆うようにフィ
ルタ26が配置されている。すなわち、フィルタ26、
インク供給口24、供給管25、導入管33が、バッフ
ァタンク20からマニホールド30へのインク供給チャ
ンネルを構成している。
【0048】バッファタンク20の第1のケース21に
おける天井壁21aは、水平面と交差する斜面状または
曲面状に形成されており、その最上部には導出口52が
形成され、その導出口52には、エア及び泡が混入した
インクを抜いてバッファパージチューブ50に向けて送
るための導出チューブ53が接続されている。
【0049】すなわち、インクに発生した泡は、バッフ
ァタンク20の天井壁21aにおける最上部に集まり、
導出口52からバッファタンク20の外に導出される。
これに対して、泡立ちのない良好な状態のインクがバッ
ファタンク20の底面付近に貯留されており、これがフ
ィルタ26を通って下方のマニホールド30に供給され
る。したがって、インクジェットヘッド40には、泡立
ちや介在物などがない良好な状態のインクが供給され
る。
【0050】第2ジョイント部17は、導入チューブ5
4に接続される導入ジョイント17aと、導出チューブ
53に接続される導出ジョイント17bと、導入ジョイ
ント17a及び導出ジョイント17bを保持する第2ジ
ョイントカバー17cとから構成される。導入ジョイン
ト17aと導出ジョイント17bとは、図中、紙面と垂
直方向に並んで配置されている。導入ジョイント17a
及び導出ジョイント17bは、それぞれ略円筒形状で構
成されており、鉛直線に対しておおむね35ないし55
度の角度をもって傾けられた状態で配置されている。し
たがって、導入ジョイント17a及び導出ジョイント1
7bは、その開口部が、水平面と交差する平面を構成す
るように配置される。また、導入ジョイント17a及び
導出ジョイント17bは、その内部にフィルタ17fを
備えている。
【0051】下部筐体9bの第2ジョイント部17が設
けられる部分には、傾斜面9cが設けられ、この傾斜面
9cには、鉛直方向に貫通孔9dが形成されている。そ
して、第2ジョイント部17は、第2ジョイントカバー
17cが傾斜面9cに対向することにより、貫通孔9d
に対応する位置に、導入ジョイント17a及び導出ジョ
イント17bの開口部が配置される。さらに、貫通孔9
dの下端部と、導入ジョイント17a及び導出ジョイン
ト17bの開口部における下端部とは、水平位置におい
て略一致するように配置されている。
【0052】したがって、ヘッドユニット9を印字装置
1のキャリッジ4に対して着脱する際に、導入ジョイン
ト17a及び導出ジョイント17bの開口部の下端部か
らインクが滴下しても、この滴下インクは、貫通孔9d
の下端側の傾斜面9cで受けられ、下部筐体9b内に留
まる。また、導入ジョイント17a及び導出ジョイント
17bに設けられたフィルタ17fは、インクで濡れて
いるので、ヘッドユニット9を印字装置1のキャリッジ
4に対して着脱する際に、空気が導入チューブ54や導
出チューブ53に入ることがなく、導入チューブ54や
導出チューブ53からインクが導入ジョイント17a及
び導出ジョイント17bの開口部に向けて漏出しようと
しても、フィルタ17fによって大部分が阻止される。
【0053】印字装置1側のキャリッジ4には、第1ジ
ョイント部16が配置されている。この第1ジョイント
部16は、導入ジョイント17aに接続される供給ジョ
イント16aと、導出ジョイント17bに接続される還
付ジョイント16bと、供給ジョイント16a及び還付
ジョイント16bとを支持するとともに、ヘッドユニッ
ト9の支持部ともなる装着部16cとから構成されてい
る。そして、供給ジョイント16aは、連絡チューブ1
4に接続され、還付ジョイント16bは、バッファパー
ジチューブ50に接続されている。
【0054】よって、装着部16cにヘッドユニット9
を装着することにより、導入ジョイント17aと供給ジ
ョイント16aとが接続されるとともに、導出ジョイン
ト17bと還付ジョイント16bとが接続される。
【0055】以下、上述の構成を有するインク循環経路
の動作を説明する。
【0056】サブタンク12内のインク量が一定量以下
になったことが図示しないセンサにより検知されると、
インク供給ポンプ13が駆動され、インクが所定量にな
るまでサブタンク12内にインクカートリッジ10から
インクが供給される。この動作は、バッファパージポン
プ51、吸引ポンプ63、インクジェットヘッド40の
動作とは独立に行われる。インク供給ポンプ13は、上
述の通り、公知のチューブポンプから構成されており、
ロータ13cの回転方向も矢印r1方向のみ(逆転不
能)となるように、機械的若しくは制御的に構成されて
いる。よって、インク供給ポンプ13の動作時及び停止
時に拘わらず、インクカートリッジ10に向かった逆流
方向のインク流が生じることはない。
【0057】バッファタンク20およびインクジェット
ヘッド40にインクを充填するには、まず制御手段70
の制御の下に、吸引キャップ61でインクジェットヘッ
ド40の全噴射口を密閉し、バッファパージポンプ51
を駆動する。これによって、バッファタンク20内が減
圧され、サブタンク12からのインクがバッファタンク
20全体にインクが効率よく導入される。インク供給口
24の上方に十分インクが溜められた後、制御手段70
の制御の下に吸引ポンプ63を駆動すると、バッファタ
ンク20内のインクがインク供給口24からインクジェ
ットヘッド40の全噴射チャンネルに充填される。この
結果、バッファタンク20内で気泡が除去されたインク
がインクジェットヘッド40に供給され、インクジェッ
トヘッド40の噴射チャンネルに気泡が進入することが
なくなる。
【0058】インクジェットヘッド40のインク噴射動
作中(印字時、フラッシング時)を含む通常時、吸引ポ
ンプ63による吸引パージ時、およびワイパ部材65に
よるワイピング時には、バッファパージポンプ51は停
止してバッファパージチューブ50内の通路を閉塞し、
バッファタンク20内を密閉した状態にしている。それ
によって、インクジェットヘッド40とサブタンク12
との高さの差により、インクジェットヘッド40に作用
するインク圧力を負圧に維持している。インクジェット
ヘッド40でインクが噴射されると、その消費された量
を補給するべくサブタンク12からバッファタンク20
内へインクが供給される。
【0059】この際、インク導入口23bが、バッファ
タンク20の底面を構成する第2のケース22の壁面に
近接しており、特にインク中に開口していることで、供
給されたインクがインク液面に上方から衝突する場合の
ように、泡だったり空気を巻き込むことがない。
【0060】周期的あるいは任意の時期に、インクジェ
ットヘッドの噴射口を吸引キャップ61で密閉した状態
にして、バッファパージポンプ51を所定時間駆動する
ことにより、バッファタンク20の上部に滞留したエア
や気泡を導出口52から排除することができる。これに
より、バッファタンク20内の最上部に溜まった気泡を
効果的に排除することができる。さらに、この際、連絡
チューブ14内に発生した気泡もインクとともにバッフ
ァタンク20内に導入されるから、上記のようにインク
から気泡を分離して排除することができる。
【0061】バッファパージポンプ51もインク供給ポ
ンプ13と同様に、ロータ51cが矢印r2方向にのみ
回転駆動可能に構成されている。これにより、駆動時と
停止時とに拘わらず、インクやエアの逆流(バッファタ
ンク20に向けた流れ)が生じない。
【0062】このように、バッファパージポンプ51の
動作により、サブタンク12とバッファタンク20との
間におけるインク循環が行われ、これにより、バルブ機
構など複雑な機構を用いることなく、インクジェットヘ
ッド40に気泡のない清浄なインクを常に供給すること
ができる。ここで、バッファパージポンプ51は、バッ
ファタンク20に対して負圧を発生させる方向で作用す
るので、単位時間当たりのインク循環量を多くして素早
くインク循環を行っても、インクジェットヘッド40の
ノズルから誤ってインクが漏出してしまうことがない。
【0063】また、インク循環経路におけるインク循環
の有無は、バルブ操作ではなく、逆流不能に構成された
チューブポンプからなるバッファパージポンプ51の作
動の有無によって切り換えられるので、この切換時に、
意図しないインク逆流が起こることがなく、インク圧力
の変動を引き起こしてノズルのメニスカスを乱すことも
ない。
【0064】なお、バッファパージポンプ51の上述の
ような駆動は、例えば、後述する吸引パージの実行直前
に行ったり、長期(1週間に1回など)または短期(所
定枚数印字毎とか所定時間毎)の間隔で定期的になされ
ればよい。また、装置周辺の環境温度により間隔を変動
させてもよい。特に、長期間装置が停止していた場合に
は、チューブ部材のガス透過性により、インク循環経路
内の至る所に気泡が生じるので、多量のインクを循環し
て、連絡チューブ14及びヘッドユニット9内の気泡を
サブタンク12の上部に集め、連絡チューブ14及びヘ
ッドユニット9内から気泡を除去することができる。
【0065】次に、吸引パージおよびフラッシングを行
うためにCPU70により実行される制御について、図
6のフローチャートを参照して説明する。
【0066】吸引パージは、(1)記録動作を開始する
前に、その直前の不使用期間の長さ(CPU70の一部
において構成されるタイマTで計測される時間の長さ)
に応じて適宜変更されたり、(2)インクカートリッジ
を交換した後、記録ヘッドに新しいインクカートリッジ
のインクを吸引ポンプ63により吸引して導入するため
に実行されたり、(3)吐出不良を発見したときに、使
用者によるキー操作などに基づいて実行される。
【0067】上記のように自動または任意に吸引パージ
指令の信号が出されると(ステップ100)、インクジ
ェットヘッド40を、吸引キャップ61と対向するパー
ジングポジションへ移動させる(ステップ110)。そ
して、インクジェットヘッド40のノズル形成面に吸引
キャップ61を被せ、バッファパージポンプ51を停止
させ、吸引ポンプ63を駆動してインクジェットヘッド
40のノズルからインクを吸引する(ステップ12
0)。この吸引パージにより、インクジェットヘッド4
0のインク室内の気泡を含んだ不良インクが吸引され
る。
【0068】そして、吸引パージが完了すると、バッフ
ァパージポンプ51を停止させたまま、インクジェット
ヘッド40をワイプ位置に移動させ、ワイパ部材65で
ノズル形成面を払拭する。その後、インクジェットヘッ
ド40をフラッシングポジションへ移動させ(ステップ
130)、バッファパージポンプ51を停止させたま
ま、インク室内のインクをインク吸収パッド8に向けて
吐出するフラッシングを行う(ステップ140)。この
フラッシングにより、上記吸引パージを行った際に気泡
が誤ってインク室内に侵入していても、インクと共に確
実にノズルから吐出することができる。
【0069】なお、本発明は、上述した実施の形態や実
施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更し
ない範囲において適宜変形が可能である。また、各構成
要素については、実施の形態や実施例に記述したものに
限らず、その均等物に適宜置き換えることも可能であ
る。
【0070】例えば、図1においては、被記録媒体たる
記録用紙Pを略水平に搬送しつつ、インクジェットヘッ
ド40によりインクを下方に向けて吐出するように構成
したが、これに限らず、バッファタンク20やマニホー
ルド30、インクジェットヘッド40の上下の位置関係
が保たれていれば、インク吐出方向は限定されない。
【0071】また、図1においては、インクジェットヘ
ッド40は、ブラックインクを吐出するブラック用ヘッ
ド41と、イエローインクを吐出するイエロー用ヘッド
42と、シアンインクを吐出するシアン用ヘッド43
と、マゼンタインクを吐出するマゼンタ用ヘッド44と
が備えられた4色構成となっていたが、図1におけるイ
ンクジェットヘッド40の概略形状をそのままに、3
色、2色、または1色構成としてもよい。
【0072】また、印字装置1の印字方法としては、様
々な方法が採られうる。例えば、記録用紙Pに対してキ
ャリッジ4の矢印F7、F8方向の走査によりインクジ
ェットヘッド40を矢印F7、F8方向に走査して行単
位で印字した後、矢印F2方向に所定量送り、再びイン
クジェットヘッド40を矢印F7、F8方向に走査して
行単位で印字する方法を採ってもよい。また、キャリッ
ジ4を所望の位置に移動させた後、キャリッジ4を走査
させずに記録用紙Pのみを矢印F2方向に移動させなが
ら印字する方法を採ってもよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1に記載の印字装置によれば、インク循
環経路にインクタンクから新たに新鮮なインクを導入す
る場合に、インクの逆流等を防止するためのバルブ機構
等、複雑な機構が不要であり、気泡による印字不具合を
簡易な構成で防止できるという効果がある。
【0074】請求項2に記載の印字装置によれば、請求
項1に記載の印字装置の奏する効果に加え、パージポン
プは、印字時には前記第2インク流路を閉塞するので、
インク循環経路におけるインク流を常に所望の方向に維
持し、逆流を防ぐことができるという効果を奏する。
【0075】請求項3に記載の印字装置によれば、請求
項1または2に記載の印字装置の奏する効果に加え、吸
引キャップは、非印字時においてインクジェットヘッド
のノズル部分を覆い、吸引ポンプは、吸引キャップを通
してインクジェットヘッドの各インク室内のインクを吸
引するので、インクジェットヘッドのインク室内のイン
クを常に良好に保つことができるという効果を奏する。
【0076】請求項4に記載の印字装置によれば、請求
項3に記載の印字装置の奏する効果に加え、パージポン
プは、前記吸引ポンプによる前記インクジェットヘッド
の前記各インク室内のインクの吸引時には第2インク流
路を閉塞するので、インク循環経路におけるインク流を
常に所望の方向に維持し、逆流を防ぐことにより、吸引
パージ時にサブタンクからの清浄なインクのみをインク
ジェットヘッドに供給することができるという効果を奏
する。
【0077】請求項5に記載の印字装置によれば、請求
項1ないし4のいずれかに記載の印字装置の奏する効果
に加え、着脱可能なインクタンクからインクの供給を受
けるインク循環系を備えた印字装置において、インク循
環経路におけるインク流を常に所望の方向に維持し、逆
流を防ぐことにより、サブタンクからの清浄なインクの
みをインクジェットヘッドに供給することができるとい
う効果を奏する。
【0078】請求項6に記載の印字装置によれば、請求
項1ないし5のいずれかに記載の印字装置の奏する効果
に加え、簡易な構成の印字装置を提供することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態における印字装置の
内部構造の一部を取り出して示す説明図である。
【図2】図1に示す記録装置の制御系を示すブロック図
である。
【図3】インクジェット記録装置のインク流路の概略構
成図である。
【図4】インクジェットヘッド、マニホールド、バッフ
ァタンク部分の縦断面図である。
【図5】図5の要部拡大図である。
【図6】パージングおよびフラッシングの制御内容を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 印字装置 9 ヘッドユニット 10 インクカートリッジ 11 補充チューブ 12 サブタンク 13 インク供給ポンプ 14 連絡チューブ 16 第1ジョイント部 17 第2ジョイント部 18 第3ジョイント部 19 供給チューブ 20 バッファタンク 21a 天井壁 23b インク導入口 24 インク供給口 25 供給管 26 フィルタ 30 マニホールド 40 インクジェットヘッド 50 バッファパージチューブ 51 バッファパージポンプ 52 導出口 60 パージ装置 61 吸引キャップ 63 吸引ポンプ 70 CPU
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA14 EA15 EA17 EA18 EA27 EB21 EB50 EC17 EC22 EC24 EC49 EC54 EC57 EC58 EC59 EC60 EC64 JA13 JB04 JC08 JC20 JC23 KA04 KB16 KB26 KB37 KC02 KC09 KC18 KD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインク室及び各インク室に対応し
    た複数のノズルを有するインクジェットヘッドを備えた
    ヘッドユニットと、 インク供給源から前記ヘッドユニットに向けてインクを
    供給する第1インク流路と、 前記ヘッドユニットから前記インク供給源に向けてイン
    クを還付する第2インク流路と、 前記第2インク流路において前記ヘッドユニットから前
    記インク供給源へインクを還付するインク流を発生させ
    るとともに、停止時には当該第2インク流路を閉塞する
    パージポンプと、 を備えた印字装置。
  2. 【請求項2】 前記パージポンプは、印字時には前記第
    2インク流路を閉塞する請求項1に記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 非印字時において前記インクジェットヘ
    ッドの前記ノズル部分を覆う吸引キャップと、 前記吸引キャップを通して前記インクジェットヘッドの
    前記各インク室内のインクを吸引する吸引ポンプと、 を備えた請求項1または2に記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記パージポンプは、前記吸引ポンプに
    よる前記インクジェットヘッドの前記各インク室内のイ
    ンクの吸引時には前記第2インク流路を閉塞する請求項
    3に記載の印字装置。
  5. 【請求項5】 前記インク供給源は、着脱可能なインク
    タンクと、前記インクタンクから導入されたインクを貯
    留するサブタンクとからなり、 前記インクタンクから前記サブタンクへ向けてインクを
    導出する第3インク流路と、 前記第3インク流路において前記インクタンクから前記
    サブタンクへインクを送出するインク流を発生させると
    ともに、停止時には当該第3インク流路を閉塞する供給
    ポンプと、 を備え、 前記第1インク流路は前記サブタンクから前記ヘッドユ
    ニットへ向けてインクを供給するものであり、 前記第2インク流路は前記ヘッドユニットから前記サブ
    タンクへ向けてインクを供給するものである請求項1な
    いし4のいずれかに記載の印字装置。
  6. 【請求項6】 前記パージポンプはチューブポンプであ
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の印字装置。
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