JPH10272787A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH10272787A JPH10272787A JP9095163A JP9516397A JPH10272787A JP H10272787 A JPH10272787 A JP H10272787A JP 9095163 A JP9095163 A JP 9095163A JP 9516397 A JP9516397 A JP 9516397A JP H10272787 A JPH10272787 A JP H10272787A
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- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
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- B41J2/165—Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
- B41J2/16517—Cleaning of print head nozzles
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Abstract
あっても、その時間に対応した量のインクを吸引するこ
とにより、ノズルのインク吐出機能を回復できるインク
ジェット記録装置を実現する。 【解決手段】 ステップ120で前回のパージングがイ
ンクカートリッジ交換にともなうイニシャルパージング
であったかの判定を行い、イニシャルパージングであっ
た場合には、ステップ121、122、123で早い時
期にパージングを行い、イニシャルパージングでなかっ
た場合には、ステップ130、140、160でイニシ
ャルパージングであった場合より遅い時期にパージング
を行い、さらにそのパージングを行う際に、前回のパー
ジングから経過した日数が長いほど回数の多いパージン
グを行う。
Description
録媒体へ吐出して記録を行うインクジェット記録装置で
あって、記録ヘッドのノズルから気泡を含んだインクや
乾燥しつつあるインクを吸引することにより、ノズルの
インク吐出機能を良好な状態に回復させるパージング機
能を備えたインクジェット記録装置に関する。
記録ヘッドのノズル形成面に吸引キャップを被せ、その
吸引キャップ内をポンプを用いて負圧にすることによ
り、ノズルから不良インクを吸引するパージング装置を
備えたものが知られている。
に接続されているインクカートリッジを交換する際に、
インクカートリッジと記録ヘッドとを接続するインク供
給路に空気が入り込み、その空気がインク供給路のイン
ク中に浸入して気泡となる場合がある。そして、そのイ
ンク中の気泡は、時間の経過につれて大きく成長する。
また、インク供給路を形成するマニホールドを構成する
部材間の接着剤などを介してからガスが発生し、そのガ
スがインク中の気泡となる。そして、大きく成長した気
泡ほど、また、気泡の数が多いほど、多くの量のインク
を吸引しなければそれら気泡を除去できない。また、イ
ンクジェット記録装置を使用していないときには、記録
ヘッドをキャッピング装置により覆ってインクの乾燥を
防いでいるが、実際には時間の経過とともに徐々に乾燥
が進行している。しかし、上記従来のものでは、インク
ジェット記録装置を使用していない時間に関係なく、パ
ージング装置は常に一定回数の吸引動作を行うため、そ
の吸引動作を行うタイミングによっては、インク中の気
泡や乾燥インクを除去できない場合がある。つまり、上
記従来のものでは、一定回数の吸引動作によってはノズ
ルの吐出機能を回復できない場合があるという問題、お
よびパージングを行うタイミングを余裕をもって早目に
設定するためインクが無駄に吸引される場合があるとい
う問題がある。
め、記録ヘッドのノズルからインクの吸引を行った後、
記録動作指令が入力されるまでの時間に対応した量のイ
ンクを吸引することにより、記録装置の不使用期間に長
短がある場合であっても、記録品質を高めるとともに、
インクの無駄な吸引をなくすことができるインクジェッ
ト記録装置を実現することを目的とする。また、インク
カートリッジ交換後最初に行う吸引動作か否かにより吸
引制御を異ならせることによって、インクの無駄な吸引
をなくすとともに記録品質を高めることを目的とする。
成するため、請求項1に記載の発明では、交換可能なイ
ンクカートリッジに収容されたインクを前記インクカー
トリッジに連通するノズルから被記録媒体へ吐出して記
録を行う記録ヘッドと、この記録ヘッドのノズルから所
定の量のインクを吸引してインクの吐出状態を良好にす
るインク吸引手段とが備えられたインクジェット記録装
置において、前記インク吸引手段は、前記記録ヘッドの
ノズルからインクの吸引を行った後、記録動作指令が入
力されるまでの時間を計測し、その計測された時間が所
定の時間を超えた場合に、前記計測された時間の長さに
対応して異なる量のインクを前記ノズルから吸引するも
のであるという技術的手段を採用する。
載のインクジェット記録装置において、前記インク吸引
手段は、前記記録ヘッドのノズルからインクの吸引を行
った後、記録動作指令が入力されるまでの時間を計測
し、その計測された時間が所定の時間を超えた場合に、
前記計測された時間の長さに対応して異なる量のインク
を前記ノズルから吸引するものであり、かつ、その吸引
を行う際に、その吸引が、前記インクカートリッジが交
換されてから最初に行う吸引であるかを判定するととも
に、その判定結果が、前記インクカートリッジが交換さ
れてから最初に行う吸引である場合と、前記判定結果
が、前記インクカートリッジが交換されてから最初に行
う吸引ではない場合とで前記記録ヘッドのノズルから吸
引する制御を異ならせるものであるという技術的手段を
採用する。
載のインクジェット記録装置において、前記記録ヘッド
には、交換可能なインクカートリッジに収容されたイン
クを前記インクカートリッジに連通するノズルから被記
録媒体へ吐出して記録を行うヘッドが、インクの種類毎
に複数設けられており、前記インク吸引手段は、前記複
数のヘッドのそれぞれについて、ヘッドのノズルからイ
ンクの吸引を行った後、記録動作指令が入力されるまで
の時間を計測し、その計測された時間が所定の時間を超
えた場合に、前記計測された時間の長さに対応して異な
る量のインクを前記各ヘッドのノズルからそれぞれ吸引
するものであるという技術的手段を採用する。
載のインクジェット記録装置において、前記記録ヘッド
には、交換可能なインクカートリッジに収容されたイン
クを前記インクカートリッジに連通するノズルから被記
録媒体へ吐出して記録を行うヘッドが、インクの種類毎
に複数設けられており、前記インク吸引手段は、前記複
数のヘッドのそれぞれについて、ヘッドのノズルからイ
ンクの吸引を行った後、記録動作指令が入力されるまで
の時間を計測し、その計測された時間が所定の時間を超
えた場合に、前記計測された時間の長さに対応して異な
る量のインクを前記各ヘッドのノズルからそれぞれ吸引
するものであり、かつ、その吸引を行う際に、その吸引
が、その吸引を行うヘッドのノズルに連通するインクカ
ートリッジが交換されてから最初に行う吸引であるかを
判定するとともに、その判定結果が、前記インクカート
リッジが交換されてから最初に行う吸引である場合と、
前記判定結果が、前記インクカートリッジが交換されて
から最初に行う吸引ではない場合とで前記吸引を行うヘ
ッドのノズルから吸引する制御を異ならせるという技術
的手段を採用する。
し請求項4のいずれか1つに記載のインクジェット記録
装置において、前記インク吸引手段は、前記計測された
時間が前記所定の時間以下であった場合には、時間の計
測に基づく前記吸引を行わないという技術的手段を採用
する。
ンクカートリッジに収容されたインクを前記インクカー
トリッジに連通するノズルから被記録媒体へ吐出して記
録を行う記録ヘッドと、この記録ヘッドのノズルから所
定の量のインクを吸引してインクの吐出状態を良好にす
るインク吸引手段とが備えられたインクジェット記録装
置において、前記インク吸引手段は、前回の吸引が前記
カートリッジの交換にともなう吸引であったか否かを判
定し、その判定結果い基づいて、記録動作指令が入力さ
れた後の吸引を制御することを特徴とするインクジェッ
ト記録装置。
載のインクジェット記録装置において、前記インク吸引
手段は、吸引を行った後、記録動作指令が入力されるま
での時間を計測し、前回の吸引が、インクカートリッジ
を交換した直後の吸引か否かの判定および前記計測され
た時間に基づいて、吸引するインク量を制御するという
技術的手段を採用する。
換可能なインクカートリッジに収容されたインクをイン
クカートリッジに連通するノズルから被記録媒体へ吐出
して記録を行う記録ヘッドのノズルから所定の量のイン
クを吸引してインクの吐出状態を良好にするインク吸引
手段は、記録ヘッドのノズルからインクの吸引を行った
後、記録動作指令が入力されるまでの時間を計測し、そ
の計測された時間が所定の時間を超えた場合に、計測さ
れた時間の長さに対応して異なる量のインクをノズルか
ら吸引する。
を行ってから次に記録を行うまでの時間に対応して異な
る量のインクをノズルから吸引できる。たとえば、後述
する発明の実施の形態に記載するように、吸引から記録
を行うまでの時間が長い場合は、吸引から記録を行うま
での時間が短い場合よりも吸引量を多くすることができ
る。したがって、吸引から記録を行うまでの時間が長か
ったため、ノズルに連通するインク流路などのインク中
の気泡が大きく成長したり、乾燥が進行しても、インク
の吸引量を多くすることにより、その気泡や乾燥インク
を除去することができる。また、吸引から記録を行うま
での時間が短い場合は、インクの吸引量を少なくするこ
とにより、インクの無駄な吸引を防止できる。
録ヘッドが、交換可能なインクカートリッジに収容され
たインクをインクカートリッジに連通するノズルから被
記録媒体へ吐出して記録を行うヘッドをインクの種類毎
に複数設けたものである場合に、上記インク吸引手段
は、複数のヘッドのそれぞれについて、ヘッドのノズル
からインクの吸引を行った後、記録動作指令が入力され
るまでの時間を計測し、その計測された時間が所定の時
間を超えた場合に、計測された時間の長さに対応して異
なる量のインクを各ヘッドのノズルからそれぞれ吸引す
る。
で記録を行うものである場合には、インクの使用量がヘ
ッドごとに異なり、インクカートリッジを交換する時期
もそれぞれ異なることから、各ヘッドそれぞれについて
吸引から記録を行うまでの時間を計測し、その計測時間
に対応してそれぞれ異なる量のインクを吸引することが
できる。したがって、記録を行っていない時間が長かっ
たため、ノズルの吐出機能を回復できなかったり、パー
ジングを行うタイミングが早いため、インクが無駄に吸
引されたりするのを各ヘッドごとに防止できる。
ンク吸引手段は、記録ヘッドのノズルからインクの吸引
を行った後、記録動作指令が入力されるまでの時間を計
測し、その計測された時間が所定の時間を超えた場合
に、計測された時間の長さに対応して異なる量のインク
をノズルから吸引するものであり、かつ、その吸引を行
う際に、その吸引が、インクカートリッジが交換されて
から最初に行う吸引であるかを判定するとともに、その
判定結果が、インクカートリッジが交換されてから最初
に行う吸引である場合と、判定結果が、インクカートリ
ッジが交換されてから最初に行う吸引ではない場合とで
記録ヘッドのノズルから吸引する制御を異ならせる。
に、インクカートリッジと記録ヘッドとの接続部分から
空気が浸入し、インクカートリッジと記録ヘッド間のイ
ンク供給路のインク中に気泡が発生する。そして、イン
クカートリッジを交換して新しいインクを記録ヘッドに
導入したまま放置しておくと、上記インク供給路のイン
ク中の気泡が成長しやすい。そこで、インクカートリッ
ジが交換されてから所定時間をおいて最初に行うパージ
ングと、そうでないパージングとでは、ノズルから吸引
する制御を異ならせる。
載するように、最初に行うパージングは、そうでないパ
ージングよりも早い時期にパージングを行うことによ
り、上記インク供給路のインク中に成長していると推定
される気泡をインク吐出性能に影響を及ぼす前に吸引し
て除去する。この吸引を行う場合、さらに、請求項1に
記載したように、吸引から記録動作指令が入力されるま
での計測時間の長さに応じてもインクの吸引量を異なら
せる。したがって、吸引から記録動作指令が入力される
までの経過時間の長短、あるいは、その間にインクカー
トリッジの交換があったか否かなどの条件が変化した場
合であっても、インク供給路のインク中に成長している
と推定される気泡をより一層確実に吸引して除去するこ
とができるため、常に高い記録品質で記録を行うことが
できる。
録ヘッドが、交換可能なインクカートリッジに収容され
たインクをインクカートリッジに連通するノズルから被
記録媒体へ吐出して記録を行うヘッドをインクの種類毎
に複数設けたものである場合に、上記インク吸引手段
は、複数のヘッドのそれぞれについて、ヘッドのノズル
からインクの吸引を行った後、記録動作指令が入力され
るまでの時間を計測し、その計測された時間が所定の時
間を超えた場合に、計測された時間の長さに対応して異
なる量のインクを各ヘッドのノズルからそれぞれ吸引
し、かつ、その吸引がインクカートリッジが交換されて
から最初に行う吸引であるか否かを判定し、最初に行う
吸引である場合と最初に行う吸引ではない場合とで吸引
を行うヘッドのノズルから吸引する制御を異ならせるこ
とができる。
ンクの種類毎に複数のヘッドが設けられた記録ヘッドを
備えるインクジェット記録装置に適用する。したがっ
て、上記経過時間の計測およびインクカートリッジ交換
後最初の吸引であるかの判定を各ヘッド毎に行うことに
より、上記複数のヘッドのそれぞれが個別に対応するイ
ンクカートリッジの交換を行い、また、吸引から記録動
作指令が入力されるまでの経過時間がそれぞれ異なる場
合であっても、各ヘッドそれぞれについて、インク供給
路のインク中に成長していると推定される気泡をより一
層確実に吸引して除去することができるため、各ヘッド
それぞれが常に高い記録品質で記録を行うことができ
る。
インク吸引手段は、上記計測された時間が上記所定の時
間以下であった場合には、時間の計測に基づく上記吸引
を行わない。つまり、吸引が行われてから間もない場合
には、インク流路中に気泡が発生している確率が低いた
め、また、発生している気泡が存在しても、その成長は
インクの吐出に影響を与えるほどではないと推定される
ため、インクの吸引を行わないことにより、無駄なイン
クの吸引を防止することができる。
能なインクカートリッジに収容されたインクをインクカ
ートリッジに連通するノズルから被記録媒体へ吐出して
記録を行う記録ヘッドのノズルから所定の量のインクを
吸引してインクの吐出状態を良好にするインク吸引手段
は、前回の吸引がインクカートリッジの交換にともなう
吸引であったか否かを判定し、その判定結果に基づい
て、記録動作指令が入力された後の吸引を制御する。
ジを交換した際に、インク供給路のインク中に気泡が発
生するため、たとえば、後述する発明の実施の形態に記
載するように、インクカートリッジの交換にともなう吸
引では、新しいインクカートリッジからインクを記録ヘ
ッドに導入するとともに、インク供給路のインク中に発
生した気泡を除去するための吸引を行うが、その吸引で
は完全に除去できなかった気泡がインク流路中で成長し
やすい。そこで、たとえば、後述する発明の実施の形態
に記載するように、前回の吸引が、インクカートリッジ
の交換にともなう吸引であった場合には、前回の吸引が
インクカートリッジ交換にともなう吸引でなかった場合
よりも記録動作指令が入力された後の吸引を早い時期に
行う。これにより、上記インク供給路のインク中に成長
していると推定される気泡をインク吐出機能に影響を及
ぼす前に除去することができるため、記録品質を高める
ことができる。
ンク吸引手段は、吸引を行った後、記録動作指令が入力
されるまでの時間を計測し、前回の吸引が、インクカー
トリッジの交換にともなう吸引か否かの判定および計測
された時間に基づいて、吸引するインク量を制御する。
つまり、前回の吸引が、インクカートリッジの交換にと
もなう吸引か否かの判定に基づいて記録動作指令後に吸
引する場合、前回の吸引から今回の吸引までの経過時間
の長さによっては、インク中の気泡の成長度合いが異な
るため、その経過時間をも加味して吸引するインク量を
制御する。したがって、インク中の気泡をより一層確実
に排出して記録品質を高めることができる。
録装置の一実施形態について図を参照して説明する。図
1は、本実施形態のインクジェット記録装置の内部構造
の一部を取り出して示す説明図である。なお、本実施形
態では、インクジェット記録装置のうち、圧電素子の圧
電効果を利用したインクジェット記録装置(以下、記録
装置と略称する)を代表に説明する。
向から給紙された被記録媒体たる記録用紙11を矢印F
2で示す方向へ紙送りするプラテンローラ12が備えら
れている。このプラテンローラ12の下方には、プラテ
ンローラ12の軸線と平行にキャリッジ軸13が設けら
れており、このキャリッジ軸13には、記録ヘッド20
が搭載されたキャリッジ29が支持されている。キャリ
ッジ軸13の左下にはキャリッジモータ14が設けられ
ており、キャリッジ軸13の右下にはプーリ16が設け
られている。キャリッジモータ14の回転軸には、プー
リ15が取付けられており、このプーリ15とプーリ1
6には、無端状のベルト17が掛け渡されている。
付けられており、キャリッジ29は、キャリッジモータ
14の駆動により、キャリッジ軸13上を矢印F7およ
びF8方向にスライドする。記録ヘッド20には、ブラ
ックインクを吐出するブラック用ヘッド21と、イエロ
ーインクを吐出するイエロー用ヘッド22と、シアンイ
ンクを吐出するシアン用ヘッド23と、マゼンタインク
を吐出するマゼンタ用ヘッド24とが備えられている。
各ヘッド21ないし24には、各ヘッドへインクを供給
するインク供給源たるインクカートリッジ25ないし2
8がそれぞれ設けられている。
トリッジ25ないし28からそれぞれ供給されるインク
を収容する複数のインク室(図示省略)がそれぞれ設け
られており、各インク室のプラテンローラ12に対向す
る面には、インク室内のインクを吐出するノズル(図示
省略)が形成されている。各インク室の壁の一部は、圧
電素子により形成されており、その圧電素子に駆動電圧
が印加されると、インク室の容積が変化し、その変化に
よってインク室からノズルを介してインク液滴が吐出さ
れ、記録用紙11に記録が行われる。
ラテンローラ12の左側の所定箇所には、各ヘッド21
ないし24が予備吐出たるフラッシングを実行した際
に、各ヘッド21ないし24から吐出されるインクを吸
収する廃インク収容部たる多孔質材製のインク吸収パッ
ド30が設けられている。フラッシングは、記録ヘッド
20が記録を行う前および記録動作中定期的に実行さ
れ、このフラッシングにより、各ヘッド21ないし24
のノズルの乾きが防止され、乾きによるインクの吐出不
良が防止される。
側には、各ヘッド21ないし24の不吐出、または、吐
出不良を回復するパージ装置40が配置されている。こ
のパージ装置40には、各ヘッド21ないし24のノズ
ル形成面に択一的に被せる吸引キャップ41が設けられ
ており、この吸引キャップ41は、ヘッド21ないし2
4のうち、パージングを行うべきヘッドが吸引キャップ
41と対向するパージングポジションに到達した際に、
カム42の回転により図中矢印F3で示す方向に進出
し、パージングポジションにあるヘッドのノズル形成面
に被せられる。そして、ポンプ43が駆動し、このポン
プ43により発生した負圧により、吸引キャップ41が
被せられたヘッドのノズルから気泡を含んだインクを吸
引して、そのヘッドの吐出機能を良好な状態に回復させ
る。
を行ったヘッドのノズル形成面に付着したインクや異物
を払拭するワイパ部材50が設けられている。このワイ
パ部材50は、各ヘッドのパージングが完了したタイミ
ングで図中矢印F4で示す方向に進出し、記録領域へ移
動するヘッドのノズル形成面を払拭する。これにより、
ノズル形成面のインクなどが払拭され、記録用紙11の
記録面が、余分なインクで汚れるのが防止される。
ションに復帰した記録ヘッド20の各ヘッド21ないし
24のノズル形成面にキャップ61により蓋をするキャ
ッピング装置60が設けられている。キャップ61は、
記録ヘッド20がホームポジションに復帰した際に、図
中矢印F5で示す方向に進出し、各ヘッド21ないし2
4のノズル形成面に被せられる。これにより、記録装置
10を使用していない間の各ヘッド21ないし24のイ
ンクの乾きが防止される。
ついて図2および図3を参照して説明する。図2は、記
録装置10の主な制御系を示すブロック図であり、図3
は、記録装置10のROMに記憶されたパージングテー
ブルの説明図である。図2に示すように、記録装置10
は、記録ヘッド20への記録動作指令の出力、フラッシ
ング制御、および後述するパージング制御などを行い、
ならびにその他の上記各装置を制御するCPU70と、
ホストコンピュータ71から送信された記録データをイ
ンターフェース72を介して受信し、記録データの展開
の制御を行うゲートアレイ73とを備えている。CPU
70とゲートアレイ73との間には、記録動作制御、フ
ラッシング制御およびパージング制御などを実行するた
めのプログラムなどが記憶されているROM74、およ
びゲートアレイ73がホストコンピュータ71から受信
した上記記録データを一時的に記憶するためのRAM7
5とを備え、これらとの間で必要なデータの入出力を行
う。
ージングを実行してから、記録ヘッドに記録動作指令を
出すまでの時間を計測するタイマTが内蔵されており、
ROM74には、図3(A)に示すパージングテーブル
90および図3(B)に示すパージングテーブル91が
記憶されている。ここで、パージングテーブル90,9
1の記憶内容について説明する。パージングテーブル9
0は、インクカートリッジの交換にともなうパージング
(以下、イニシャルパージングと称する)である場合
と、前回実行されたパージングがイニシャルパージング
であった場合にCPU70が参照するものである。
ブル90には、イニシャルパージングを実行する場合に
ポンプ43を駆動する回数、すなわちパージング回数
は、6回に設定されている。また、前回のイニシャルパ
ージングが実行された後、ホストコンピュータ71から
記録動作指令たる記録データが入力されたことをCPU
70が検知するまでの時間Tが、3日を超えて6日以下
である場合のパージング回数は、1回に、時間Tが6日
を超えて9日以下である場合のパージング回数は、2回
に、時間Tが9日を超える場合のパージング回数は、3
回にそれぞれ設定されている。
グテーブル91は、前回実行されたパージングがイニシ
ャルパージングではない場合と、記録装置10に設けら
れたパージングキー(図示省略)などの操作により通常
のパージングが実行される場合にCPU70が参照する
ものであり、前回のパージングが実行された後、ホスト
コンピュータ71から記録動作指令たる記録データが入
力されたことをCPU70が検知するまでの時間Tが、
5日を超えて10日以下である場合のパージング回数
は、1回に、時間Tが10日を超えて15日以下である
場合のパージング回数は、2回に、時間Tが15日を超
える場合のパージング回数は、3回にそれぞれ設定され
ている。また、通常のパージングのパージング回数は、
1回に設定されている。
けるパージング回数が6回と最も多いのは、前述のよう
に、インクカートリッジを交換したとき、新しいインク
を記録ヘッドまで導入しなければならないことと、交換
時にインクカートリッジとヘッドとを接続する部分から
空気が入り込み、その空気がインク供給路のインク中に
取り込まれ、多くの気泡となるため、それら気泡を含ん
だインクを吸引するためには、その他のタイミングで実
行されるパージング時よりも多くのインクを吸引する必
要があるからである。
ジングの場合のパージングを実行するタイミングが、前
回のパージングがイニシャルパージングではない場合よ
りも短くなっている。これは、上述のように、イニシャ
ルパージングでは、6回のパージングを行うが、そのパ
ージングによっても気泡がインク中に残っている場合が
あり、その残った気泡が成長して不吐出の原因になる場
合があることから、その成長した気泡を不吐出の原因に
なる程度に成長する前に早期に除去するためである。
出するペーパセンサ76、記録ヘッド20がホームポジ
ションにあることを検出する原点センサ77、インクカ
ートリッジが交換されたことを検出するインクカートリ
ッジセンサ88、キャリッジモータ14を駆動するため
の第1のモータドライバ78、プラテンローラ12回転
用のラインフィードモータ79を駆動するための第2の
モータドライバ80、各種の信号をCPU70に与える
操作パネル81などが接続されている。また、ゲートア
レイ73には、ホストコンピュータ71から受信した記
録データをイメージデータとして一時的に記憶するイメ
ージメモリ82が接続されている。ヘッドドライバ83
は、ゲートアレイ73から出力された記録データ84、
転送クロック85、および記録クロック86に基づいて
動作し、記録ヘッド20を駆動する。ゲートアレイ73
には、キャリッジ29の移動速度を計測し、記録タイミ
ングを決定するエンコーダセンサ87も接続されてい
る。
により実行される制御について、その制御内容を示す図
4のフローチャートを参照して説明する。なお、各ヘッ
ド21ないし24のそれぞれについて以下に示す制御が
実行される。また、イニシャルパージングが実行された
場合には、そのことを示すデータPにフラグ1を立てる
ものとし、タイマTは、前回のパージングからの経過時
間をカウントしているものとする。
た後のパージング制御について説明する。まず、パージ
指令が出されると(ステップ101)、そのパージ指令
がインクカートリッジ交換にともなうパージング、つま
りイニシャルパージングを実行させるためのものである
かが判定される(ステップ103)。この判定は、イン
クカートリッジセンサ88の検出結果、もしくは、記録
装置10の使用者が、ホストコンピュータ71の記憶装
置にインストールされた記録装置駆動用のいわゆるプリ
ンタドライバのプロパティにおいてメンテナンス指示を
行ったか否かに基づいて行われる。
るパージ指令であると判定されると、ROM74に記憶
されているパージングテーブル90から6回のパージン
グ回数を示すパージング回数データが読出される。続い
て、記録ヘッド20を吸引キャップ41に対向するパー
ジングポジションへ移動させ、吸引キャップ41をパー
ジングすべきヘッドのノズル形成面に被せ、ポンプ43
を6回駆動して6回のパージング、すなわちイニシャル
パージングが実行される(ステップ106)。続いて、
データPにフラグ「1」を立て(ステップ107)、タ
イマTをリセットし(ステップ200)、再びタイマT
のカウントをスタートする(ステップ210)。このよ
うに、イニシャルパージングを実行することにより、新
しいインクを記録ヘッドへ導入するとともに、インクカ
ートリッジを交換した際に、インク供給路のインク中に
発生した気泡を含んだインクを吸引して除去することが
できる。
うパージングではない場合、たとえば、記録装置10の
使用者が、記録装置10に設けられたパージングキーを
押した場合、あるいは、ホストコンピュータ71にイン
ストールされたプリンタドライバにおいてパージングを
指定した場合には(ステップ104)、パージングテー
ブル91から1回のパージング回数を示すパージング回
数データが読出され、通常の1回のパージングが実行さ
れる(ステップ105)。また、記録データが入力され
ず、パージ指令でない信号が入力されたときには、該当
する処理を実行する(ステップ102)。
た後のパージング制御について説明する。ホストコンピ
ュータ71から記録データが入力されると(ステップ1
00)、タイマTのカウント値が検出され(ステップ1
10)、P=1であるか否か、すなわち前回実行された
パージングがイニシャルパージングであるかが判定され
る(ステップ120)。ここでは、前回のパージングは
イニシャルパージングであるため、肯定判定され、上記
検出したタイマTのカウント値が3日を超えているかが
判定され(ステップ121)、3日を超えていない場合
は、パージングを実行することなくホストコンピュータ
71から入力された記録データの記録を行う。つまり、
イニシャルパージングを実行してから3日を超えていな
い場合には、インク供給路に気泡が発生していたとして
も、その気泡の成長は小さいと推定され、また、インク
の乾燥も進行していないため、インクの無駄な吸引を防
止してそのまま記録を行う。
ら3日を超えて6日以下である場合は(ステップ12
2)、パージングテーブル90から1回のパージング回
数を示すパージング回数データが読出され、ポンプ43
を1回駆動して1回のパージングが実行される。さら
に、イニシャルパージングを実行してから6日を超えて
9日以下である場合は(ステップ123)、パージング
テーブル90から2回のパージング回数を示すパージン
グ回数データが読出され、2回のパージングが実行され
(ステップ170)、イニシャルパージングを実行して
から9日を超える場合は、パージングテーブル90から
3回のパージング回数を示すパージング回数データが読
出され、3回のパージングが実行される(ステップ18
0)。
のフラグが「0」にリセットされるとともに(ステップ
190)、タイマTがリセットされ(ステップ20
0)、再びタイマTのカウントがスタートする(ステッ
プ210)。このように、イニシャルパージングを実行
してからの経過時間が長いほど、回数の多いパージング
を実行する。つまり、イニシャルパージングからの経過
時間が長いほど、インク供給路のインク中の気泡は大き
く成長していると、あるいは、多くの気泡が発生してい
ると推定され、また、インクの乾燥も進行していないた
め、それらの不良インクを除去するために多くのインク
を吸引する。そして、その後、記録動作を開始する。
ジングではない場合のパージング制御について説明す
る。前回のパージングがイニシャルパージングではない
場合は、ステップ120で否定判定され、タイマTのカ
ウント値が5日を超えているかが判定され(ステップ1
30)、5日を超えていない場合は、パージングを実行
することなく記録を行う。つまり、前回のパージングが
イニシャルパージングでない場合、たとえば、既にステ
ップ104において通常パージングが実行されている場
合やステップ150、ステップ170、ステップ180
でパージングが実行されいている場合には、インク供給
路のインク中の気泡は、それらのパージングによって多
くが除去されていると推定されるため、あるいは、気泡
はノズルのインク吐出性能に影響を及ぼすほどは大きく
成長していないと推定されるため、パージングを実行す
るか否かの基準となる日数を、イニシャルパージング実
行後に最初にパージングを行うか否かの基準となる3日
よりも長い5日に設定し、インクの無駄な吸引をなく
す。
て10日以下である場合は(ステップ140)、パージ
ングテーブル91から1回のパージング回数を示すパー
ジング回数データを読出し、1回のパージングを実行す
る(ステップ150)。さらに、タイマTのカウント値
が10日を超えて15日以下である場合は(ステップ1
60)、パージングテーブル91から2回のパージング
回数を示すパージング回数データを読出し、2回のパー
ジングを実行し(ステップ170)、タイマTのカウン
ト値が15日を超えている場合は、パージングテーブル
91から3回のパージング回数を示すパージング回数デ
ータを読出し、3回のパージングを実行する(ステップ
180)。
のフラグが「0」にリセットされるとともに(ステップ
190)、タイマTがリセットされ(ステップ20
0)、再びタイマTのカウントがスタートする(ステッ
プ210)。このように、前回のパージングを実行して
からの経過時間が長いほど、回数の多いパージングを実
行する。つまり、前回のパージングからの経過時間が長
いほど、インク供給路のインク中の気泡は大きく成長し
ていると、あるいは、多くの気泡が発生していると推定
されるため、それらの気泡を除去するために多くのイン
クを吸引する。
によれば、パージングを実行してから記録データが入力
されるまでの経過時間、つまり記録装置の不使用期間が
長いほど、多くのインクを吸引してインク中の気泡を除
去することができるため、不使用期間に長短がある場合
であっても、ノズルのインク吐出機能を回復して記録品
質を高めることができる。しかも、上記不使用期間の長
さに対応することに加え、前回のパージングがイニシャ
ルパージングであるかの判定結果にも対応して次の自動
パージングを行う時期を異ならせることができるため、
記録品質をより一層高めることができる。また、インク
の無駄な吸引をなくすことができる。
(いわゆるホストコンピュータ)と、それに接続された
記録部(いわゆるプリンタ)とで構成し、そのデータ作
成部のCPUを含む制御手段において、本発明の制御の
全部を実行したり、あるいは、記録部のパージング動作
を読み取って記録動作指令までの時間を計測する動作を
実行することもできる。この場合、データ作成部をその
ように動作させるプログラムは、コンピュータで読取可
能な磁気などの記憶媒体で提供される。また、上記実施
形態では、記録装置の代表として圧電セラミックスを利
用したせん断モード型の記録ヘッドを用いたものを説明
したが、いわゆるカイザー型、サーマルジェット型など
の記録ヘッドを用いたものにも本発明を適用できる。と
ころで、上記実施形態において、CPU70により実行
されるステップ100ないしステップ210が、本発明
のインク吸引手段として機能する。
録ヘッドのノズルからインクの吸引を行った後、記録動
作指令が入力されるまでの時間に対応した量のインクを
吸引することにより、記録装置の不使用期間に長短があ
る場合であっても、記録品質を高めるとともに、インク
の無駄な吸引をなくすことができる記録装置を実現する
ことができる。また、インクカートリッジ交換後最初に
行う吸引動作か否かにより、吸引制御を異ならせること
によって、無駄なインクの吸引をなくすことができると
ともに、記録品質を高めることができる。
を取り出して示す説明図である。
である。
グテーブル90の構成を示す説明図であり(B)は、パ
ージングテーブル91の構成を示す説明図である。
内容を示すフローチャートである。
Claims (7)
- 【請求項1】 交換可能なインクカートリッジに収容さ
れたインクを前記インクカートリッジに連通するノズル
から被記録媒体へ吐出して記録を行う記録ヘッドと、 この記録ヘッドのノズルから所定の量のインクを吸引し
てインクの吐出状態を良好にするインク吸引手段とが備
えられたインクジェット記録装置において、 前記インク吸引手段は、 前記記録ヘッドのノズルからインクの吸引を行った後、
記録動作指令が入力されるまでの時間を計測し、その計
測された時間が所定の時間を超えた場合に、前記計測さ
れた時間の長さに対応して異なる量のインクを前記ノズ
ルから吸引するものであることを特徴とするインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項2】 前記インク吸引手段は、 前記記録ヘッドのノズルからインクの吸引を行った後、
記録動作指令が入力されるまでの時間を計測し、その計
測された時間が所定の時間を超えた場合に、前記計測さ
れた時間の長さに対応して異なる量のインクを前記ノズ
ルから吸引するものであり、かつ、その吸引を行う際
に、その吸引が、前記インクカートリッジが交換されて
から最初に行う吸引であるかを判定するとともに、その
判定結果が、前記インクカートリッジが交換されてから
最初に行う吸引である場合と、前記判定結果が、前記イ
ンクカートリッジが交換されてから最初に行う吸引では
ない場合とで前記記録ヘッドのノズルから吸引する制御
を異ならせるものであることを特徴とする請求項1に記
載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記記録ヘッドには、 交換可能なインクカートリッジに収容されたインクを前
記インクカートリッジに連通するノズルから被記録媒体
へ吐出して記録を行うヘッドが、インクの種類毎に複数
設けられており、 前記インク吸引手段は、 前記複数のヘッドのそれぞれについて、ヘッドのノズル
からインクの吸引を行った後、記録動作指令が入力され
るまでの時間を計測し、その計測された時間が所定の時
間を超えた場合に、前記計測された時間の長さに対応し
て異なる量のインクを前記各ヘッドのノズルからそれぞ
れ吸引するものであることを特徴とする請求項1に記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記記録ヘッドには、 交換可能なインクカートリッジに収容されたインクを前
記インクカートリッジに連通するノズルから被記録媒体
へ吐出して記録を行うヘッドが、インクの種類毎に複数
設けられており、 前記インク吸引手段は、 前記複数のヘッドのそれぞれについて、ヘッドのノズル
からインクの吸引を行った後、記録動作指令が入力され
るまでの時間を計測し、その計測された時間が所定の時
間を超えた場合に、前記計測された時間の長さに対応し
て異なる量のインクを前記各ヘッドのノズルからそれぞ
れ吸引するものであり、かつ、その吸引を行う際に、そ
の吸引が、その吸引を行うヘッドのノズルに連通するイ
ンクカートリッジが交換されてから最初に行う吸引であ
るかを判定するとともに、その判定結果が、前記インク
カートリッジが交換されてから最初に行う吸引である場
合と、前記判定結果が、前記インクカートリッジが交換
されてから最初に行う吸引ではない場合とで前記吸引を
行うヘッドのノズルから吸引する制御を異ならせること
を特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項5】 前記インク吸引手段は、 前記計測された時間が前記所定の時間以下であった場合
には、時間の計測に基づく前記吸引を行わないことを特
徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 交換可能なインクカートリッジに収容さ
れたインクを前記インクカートリッジに連通するノズル
から被記録媒体へ吐出して記録を行う記録ヘッドと、 この記録ヘッドのノズルから所定の量のインクを吸引し
てインクの吐出状態を良好にするインク吸引手段とが備
えられたインクジェット記録装置において、 前記インク吸引手段は、 前回の吸引が前記カートリッジの交換にともなう吸引で
あったか否かを判定し、その判定結果に基づいて、記録
動作指令が入力された後の吸引を制御することを特徴と
するインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記インク吸引手段は、 吸引を行った後、記録動作指令が入力されるまでの時間
を計測し、前回の吸引が、インクカートリッジを交換し
た直後の吸引か否かの判定および前記計測された時間に
基づいて、吸引するインク量を制御することを特徴とす
る請求項6に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (2)
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US09/024,580 US6283573B1 (en) | 1997-03-28 | 1998-02-18 | Ink jet-type printer control with ink purging function |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP09516397A JP3472073B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | インクジェット記録装置 |
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JPH10272787A true JPH10272787A (ja) | 1998-10-13 |
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ID=14130114
Family Applications (1)
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JP (1) | JP3472073B2 (ja) |
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1998
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