JP6783400B2 - 列車制御装置および列車制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、列車の運行を制御する列車制御装置および列車制御方法に関する。
従来、工事区間、天候不良の区間などでは、地上装置が、列車に対して一時的に速度を制限する臨時速度制限(以下、臨速と称する。)を設定することがある。臨速が設定された区間を臨速区間とする。列車は、地上装置から臨速の設定内容が指示された制御情報である臨速情報を取得すると、設定された臨速区間において、設定された制限速度に減速して走行する。このような技術が特許文献1において開示されている。
特開2014−159242号公報
臨速が設定される臨速区間は複数の区間に渡って設定され、臨速区間毎に異なる制限速度が設定されることがある。しかしながら、特許文献1に記載の地上装置では、1回の臨速情報によって列車に送信可能な臨速区間の数には制限がある。したがって、制限速度を設定すべき全ての臨速区間の制限速度を、1回の臨速情報では送信しきれないことがある。このような場合、地上装置は、列車が1つの臨速区間を通過すると、未送信の臨速区間の制限速度を含む臨速情報を送信する。このため、列車は、未受信の臨速区間の制限速度が低くて未受信の臨速区間までに減速できない場合、制限速度を超えてしまう、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の臨速区間が設定された場合において、各臨速区間で制限速度を超えないように列車を運行させることが可能な列車制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、列車の運行を制御する列車制御装置である。列車制御装置は、列車の速度を一時的に制限する臨速区間および臨速区間における制限速度の設定情報を受け付ける設定受付部と、設定情報に基づいて、管轄範囲を走行する列車に対して列車毎の臨速情報を生成する制御部と、臨速情報を各列車に送信する通信部と、を備える。臨速情報に全ての臨速区間の情報を含めることができない場合、制御部は、列車の位置から進行方向側の規定された数の臨速区間の情報を臨速情報に含め、臨速情報に含まれる臨速区間に隣接し、臨速情報に含まれなかった臨速区間において設定された制限速度に基づいて、臨速情報に含まれる1つ以上の臨速区間の制限速度を変更する、ことを特徴とする。
本発明によれば、列車制御装置は、複数の臨速区間が設定された場合において、各臨速区間で制限速度を超えないように列車を運行させることができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる無線列車制御システムの構成例を示す図 実施の形態1にかかる列車制御装置が送信する臨速情報の第1の例を示す図 実施の形態1にかかる列車制御装置が送信する臨速情報の第2の例を示す図 実施の形態1にかかる列車制御装置が臨速区間に設定された制限速度を変更して臨速情報を送信するときの例を示す図 実施の形態1にかかる列車制御装置が列車に臨速情報を送信する動作を示すフローチャート 実施の形態1にかかる列車制御装置における制御部の動作を示すフローチャート 実施の形態1にかかる列車制御装置が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図 実施の形態1にかかる列車制御装置が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図 実施の形態2にかかる列車制御装置が臨速区間に設定された制限速度を変更して臨速情報を送信するときの例を示す図 実施の形態2にかかる列車制御装置における制御部の動作を示すフローチャート 実施の形態3にかかる列車制御装置が臨速区間の情報を防護情報に含めて送信するときの第1の例を示す図 実施の形態3にかかる列車制御装置が列車に臨速情報および防護情報を送信する動作を示すフローチャート 実施の形態3にかかる列車制御装置における制御部の動作の第1の例を示すフローチャート 実施の形態3にかかる列車制御装置が臨速区間の情報を防護情報に含めて送信するときの第2の例を示す図 実施の形態3にかかる列車制御装置における制御部の動作の第2の例を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる列車制御装置および列車制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる無線列車制御システム1の構成例を示す図である。無線列車制御システム1は、端末装置10と、列車制御装置20と、通信網30と、無線通信装置40,50と、列車60,70と、を備える。
列車制御装置20は、管轄範囲を走行する列車60,70の運行を制御する拠点装置である。列車制御装置20は、経路情報、臨速情報、防護情報などの制御情報を生成し、通信網30、および無線通信装置40または無線通信装置50を介して、列車60,70に制御情報を送信する。経路情報は、例えば、先行列車である列車70の位置に基づく列車60に対する停止限界などの情報を含む。臨速情報は、列車60,70の速度を一時的に制限する臨速区間、臨速区間での制限速度などの情報を含む。防護情報は、列車60,70の進入を禁止する防護区間の情報を含む。なお、図1では列車の数が2つであるが一例であり、列車制御装置20は、1つまたは3つ以上の列車の運行を制御することが可能である。
端末装置10は、キーボード、マウス、タッチパネルなどを用いて、設定者から、列車制御装置20に対する設定情報を受け付け、受け付けた設定情報を列車制御装置20に出力する。設定情報には、前述の臨速区間、制限速度、防護区間などがある。設定者は、例えば、鉄道事業者において運行を管理する担当者である。設定者は、端末装置10を用いて、複数の臨速区間、臨速区間毎の制限速度、および複数の防護区間を設定することができる。臨速区間および防護区間の設定について、設定者は、例えば、対象の路線の起点からのキロ程によって始点および終点を設定する方法があるが、これに限定されない。
通信網30は、列車制御装置20と、無線通信装置40,50とを接続する通信ネットワークである。通信網30は、有線通信ネットワークであってもよいし、無線通信ネットワークであってもよい。
無線通信装置40,50は、通信網30を介して列車制御装置20から取得した制御情報を通信エリア内の列車60,70に送信する。また、無線通信装置40,50は、列車60,70から受信した列車60,70の位置情報を、通信網30を介して列車制御装置20に送信する。なお、図1では無線通信装置の数が2つであるが一例であり、3つ以上にすることも可能である。
列車60,70は、定期的に自列車の位置を検出し、自列車の位置を示す位置情報を、無線通信装置40,50および通信網30を介して列車制御装置20に送信する。列車60,70の進行方向は、図1の例では左側から右側の方向である。列車60,70は、無線通信装置40,50および通信網30を介して列車制御装置20から取得した制御情報に基づいて走行する。
つぎに、列車制御装置20の構成について説明する。列車制御装置20は、設定受付部21と、記憶部22と、制御部23と、通信部24と、を備える。設定受付部21は、端末装置10を介して設定者から、臨速区間、制限速度、防護区間などの設定情報を受け付ける。記憶部22は、列車60,70が走行する路線の経路情報を記憶する。制御部23は、管轄範囲を走行する列車60,70から定期的に取得する位置情報、および記憶部22に記憶されている経路情報を用いて、管轄範囲を走行する列車60,70の停止限界を決定し、列車60,70の運行を制御する。また、制御部23は、設定受付部21から取得した設定情報に基づいて、管轄範囲を走行する列車60,70に対して、列車60,70毎の臨速情報、防護情報などの制御情報を生成する。制御部23は、生成した制御情報を通信部24に出力する。通信部24は、制御部23から取得した臨速情報、防護情報などの制御情報を、通信網30を介して無線通信装置40,50に送信する。
つづいて、列車制御装置20が列車60に臨速情報を送信して列車60,70の運行を制御する動作について説明する。列車制御装置20は、端末装置10から受け付けた臨速区間および各臨速区間における制限速度の情報に基づいて臨速情報を生成し、生成した臨速情報を列車60,70に送信する。しかしながら、列車制御装置20は、端末装置10から複数の臨速区間および各臨速区間における制限速度の情報を受け付けても、臨速情報として一度に列車60,70に送信できる臨速区間の数が制限されていることが一般的である。
図2は、実施の形態1にかかる列車制御装置20が送信する臨速情報の第1の例を示す図である。図2において、臨速区間110〜130の横方向の位置は各臨速区間の範囲を示し、臨速区間110〜130の縦方向の位置は各臨速区間の制限速度を示している。すなわち、図2の例では、臨速区間110、臨速区間120、臨速区間130の順に制限速度が小さくなっていることを示している。図2において、停止限界200は、先行列車である列車70の位置をふまえて、列車制御装置20が列車60に対して設定したものである。一例として、列車制御装置20が、列車60に対して臨速情報100を送信する場合について説明する。ここでは、列車制御装置20は、臨速情報100として2つの臨速区間110,120の情報が送信可能であるとする。列車制御装置20は、臨速区間130についても端末装置10を介して設定者から設定されているが、列車60に対して、臨速区間110,120の情報と同時に臨速区間130の情報を送信することができない。列車60は、列車制御装置20から受信した停止限界200および臨速区間110,120に基づいて、速度パターン210を生成する。
図3は、実施の形態1にかかる列車制御装置20が送信する臨速情報の第2の例を示す図である。列車制御装置20は、列車60が臨速区間110を通過すると、列車60に対して、つぎに2つの臨速区間120,130の情報を含む臨速情報101を送信する。列車60は、列車制御装置20から受信した停止限界200および臨速区間120,130に基づいて、速度パターン211を生成する。ここで、列車60は、臨速情報101を受信することで臨速区間130の領域および制限速度の情報を取得することになる。列車60は、臨速区間120の制限速度と臨速区間130の制限速度との差が小さい場合、臨速情報101を受信した段階で、未受信の臨速区間130の制限速度を超えることのない速度パターン211を生成することができる。一方、列車60は、臨速区間120の制限速度と臨速区間130の制限速度との差が大きい場合、すなわち臨速区間120の制限速度に対して臨速区間130の制限速度が著しく小さい場合、臨速情報101を受信した段階で、臨速区間130の制限速度を超えるような速度パターン211を生成するおそれがある。
そのため、設定された臨速区間が複数あり、臨速情報に全ての臨速区間の情報を含めることができない場合、列車制御装置20において、制御部23は、列車60の位置から進行方向側の規定された数の臨速区間110,120の情報を臨速情報に含める。臨速情報に全ての臨速区間の情報を含めることができない場合とは、設定された臨速区間の数が規定された数以上あり、臨速情報に含めることができない臨速区間の情報が発生する場合である。制御部23は、臨速情報に含まれる臨速区間120に隣接し、臨速情報に含まれなかった臨速区間130において設定された制限速度に基づいて、臨速情報に含まれる1つ以上の臨速区間の制限速度を変更する。
具体的には、実施の形態1では、制御部23は、臨速情報に含まれる最後の臨速区間120に隣接し、臨速情報に含むことができなかった臨速区間130の制限速度に基づいて、必要に応じて臨速情報に含まれる最後の臨速区間120の制限速度を変更して、臨速情報を列車60に送信する。
図4は、実施の形態1にかかる列車制御装置20が臨速区間に設定された制限速度を変更して臨速情報102を送信するときの例を示す図である。ここで、図2に示す臨速情報100に含まれる最後の臨速区間120を第1の臨速区間とし、臨速区間120すなわち第1の臨速区間の制限速度を第1の制限速度とする。また、第1の臨速区間に隣接し、臨速情報100に含むことができなかった臨速区間130を第2の隣接区間とし、臨速区間130すなわち第2の臨速区間の制限速度を第2の制限速度とする。
図5は、実施の形態1にかかる列車制御装置20が列車60に臨速情報を送信する動作を示すフローチャートである。列車制御装置20において、設定受付部21は、端末装置10から臨速区間、各臨速区間における制限速度などの設定情報を受け付ける(ステップS11)。制御部23は、設定受付部21から取得した設定情報に基づいて臨速情報を生成する(ステップS12)。通信部24は、制御部23から取得した臨速情報を、通信網30および無線通信装置40,50を介して、列車60,70に送信する(ステップS13)。
図5のステップS12に示す制御部23の動作について詳細に説明する。図6は、実施の形態1にかかる列車制御装置20における制御部23の動作を示すフローチャートである。列車制御装置20において、制御部23は、臨速区間110,120を含む臨速情報100を送信する際、臨速区間120の第1の制限速度と、臨速区間130の第2の制限速度とを比較する(ステップS21)。制御部23は、第1の制限速度の方が大きい場合(ステップS21:Yes)、第1の制限速度を第2の制限速度に変更する(ステップS22)。第1の制限速度が変更された臨速区間120を臨速区間121とする。制御部23は、ステップS22の処理の後、臨速区間110,121、および各臨速区間110,121の制限速度の情報を含む臨速情報102を生成する(ステップS23)。制御部23は、第1の制限速度が第2の制限速度以下の場合(ステップS21:No)、臨速区間110,120、および各臨速区間110,120の制限速度の情報を含む臨速情報100を生成する(ステップS23)。制御部23は、生成した臨速情報100または臨速情報102を通信部24に出力する。通信部24は、通信網30および無線通信装置40を介して、列車60に臨速情報100または臨速情報102を送信する。
これにより、列車60は、臨速区間130の情報が未受信の場合でも、臨速区間130の制限速度の情報をふまえて速度パターン212を生成することができるため、臨速区間130において、臨速区間130の制限速度を超過する事態を回避することができる。
つづいて、列車制御装置20のハードウェア構成について説明する。列車制御装置20において、設定受付部21はインタフェース回路により実現される。記憶部22は、メモリである。通信部24は、有線または無線による通信装置である。制御部23は、処理回路により実現される。すなわち、列車制御装置20は、列車60が臨速区間で設定された制限速度を超えないように制限速度を変更して臨速情報を生成することができる処理回路を備える。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
図7は、実施の形態1にかかる列車制御装置20が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、列車制御装置20の処理回路の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路は、列車60が臨速区間で設定された制限速度を超えないように制限速度を変更して臨速情報を生成することが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。また、これらのプログラムは、列車制御装置20の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ92には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図8は、実施の形態1にかかる列車制御装置20が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路が専用のハードウェアで構成される場合、図8に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。列車制御装置20の各機能を機能別に処理回路93で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路93で実現してもよい。
なお、列車制御装置20の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、列車制御装置20では、制御部23が、臨速区間110,120の情報を含む臨速情報100を生成する際、臨速区間120の制限速度と臨速区間130の制限速度とを比較し、臨速区間130の制限速度の方が小さい場合、臨速区間120の制限速度を臨速区間130の制限速度に変更することとした。この場合、制御部23は、臨速区間110,121の情報を含む臨速情報102を生成する。これにより、制御部23は、複数の臨速区間が設定された場合において、各臨速区間で制限速度を超えないように列車60を運行させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、列車制御装置20は、第1の臨速区間の第1の制限速度と第2の臨速区間の第2の制限速度とに基づいて、第1の制限速度の方が大きい場合に第1の制限速度を第2の制限速度に変更していた。実施の形態2では、条件に応じて、第1の臨速区間より1つ手前の臨速区間である第3の臨速区間で設定された第3の制限速度を変更する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態2において、無線列車制御システム1および列車制御装置20の構成は、実施の形態1の無線列車制御システム1および列車制御装置20の構成と同様である。図9は、実施の形態2にかかる列車制御装置20が臨速区間に設定された制限速度を変更して臨速情報103を送信するときの例を示す図である。図9において、列車61は、列車60が臨速区間110から臨速区間120に完全進出したときの位置を示す。減速距離Lは、列車60が臨速区間110から臨速区間120に完全進出したときの列車61の先頭位置から臨速区間130の始点までの距離を示す。臨速区間130の始点は、図9に示す臨速区間130において最も列車61側の位置である。また、第1の臨速区間に隣接し、第1の臨速区間の1つ手前の臨速区間110を第3の隣接区間とし、臨速区間110すなわち第3の臨速区間の制限速度を第3の制限速度とする。
このときの列車制御装置20の動作は、図5のステップS12を除いて、図5に示す実施の形態1のときの動作と同様である。図5のステップS12に示す、実施の形態2の制御部23の動作について詳細に説明する。図10は、実施の形態2にかかる列車制御装置20における制御部23の動作を示すフローチャートである。列車制御装置20において、制御部23は、臨速区間110から臨速区間120に完全進出した列車61が臨速区間130において第2の制限速度まで減速可能な臨速区間110での最大の制限速度を算出する(ステップS31)。ここで、第2の制限速度を速度V2[km/h]、第3の制限速度をV3[km/h]、減速可能な最大の制限速度をV3´[km/h]、常用最大制動係数をβ[km/h/s]、減速距離をL[m]とする。制御部23は、空走および勾配を考慮しない場合、「L=(V3´2−V2 2)/(7.2×β)」の計算式が成り立つことから、この計算式を用いて減速可能な最大の制限速度V3´を算出する。制御部23は、算出した制限速度すなわち減速可能な最大の制限速度V3´と第3の制限速度V3とを比較する(ステップS32)。制御部23は、減速可能な最大の制限速度V3´の方が小さい場合(ステップS32:Yes)、第3の制限速度V3を減速可能な最大の制限速度V3´に変更する(ステップS33)。第3の制限速度が変更された臨速区間110を臨速区間111とする。制御部23は、ステップS33の処理の後、臨速区間111,120、および各臨速区間111,120の制限速度の情報を含む臨速情報103を生成する(ステップS34)。制御部23は、減速可能な最大の制限速度V3´が第3の制限速度V3以上の場合(ステップS32:No)、臨速区間110,120、および各臨速区間110,120の制限速度の情報を含む臨速情報100を生成する(ステップS34)。制御部23は、生成した臨速情報100または臨速情報103を通信部24に出力する。通信部24は、通信網30および無線通信装置40を介して、列車60に臨速情報100または臨速情報103を送信する。
これにより、列車60は、臨速区間130の情報が未受信の場合でも、臨速区間130の制限速度の情報をふまえて速度パターン213を生成することができるため、臨速区間130において、臨速区間130の制限速度を超過する事態を回避することができる。なお、図9に示す実施の形態2の例では、臨速情報103に含めることができる臨速区間の数は2つであるが、これに限定されるものではない。制御部23は、臨速情報103に3つ以上の臨速区間および各臨速区間における制限速度の情報を含めることができる場合、最後の臨速区間の手前の臨速区間の他、前述の手前の臨速区間よりさらに手前の1つ以上の臨速区間についても、図10のフローチャートに示す処理を行ってもよい。これにより、列車60は、余裕を持って速度を下げることができるため、さらに、臨速区間130の制限速度を超過する事態を回避することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、列車制御装置20では、制御部23が、臨速区間110,120の情報を含む臨速情報100を生成する際、臨速区間130の制限速度まで減速可能な臨速区間110での最大の制限速度を算出し、算出した制限速度が臨速区間110に設定されている制限速度よりも小さい場合、臨速区間110の制限速度を算出した制限速度に変更することとした。この場合、制御部23は、臨速区間111,120の情報を含む臨速情報103を生成する。これにより、制御部23は、実施の形態1のときと同様、複数の臨速区間が設定された場合において、各臨速区間で制限速度を超えないように列車60を運行させることができる。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、全ての臨速区間の情報を臨速情報に含めることができない場合、列車制御装置20は、条件に応じて臨速情報に含める臨速区間の制限速度の情報を変更していた。実施の形態3では、列車制御装置20は、臨速情報に含めることができなかった臨速区間の情報を防護情報に含めて送信する。実施の形態1,2と異なる部分について説明する。
実施の形態3において、無線列車制御システム1および列車制御装置20の構成は、実施の形態1,2の無線列車制御システム1および列車制御装置20の構成と同様である。列車制御装置20は、工事区間、天候不良の区間などに対して、端末装置10から設定された臨速区間に基づいて臨速情報を生成する。列車制御装置20は、生成した臨速情報を列車60に送信し、臨速区間において列車60の速度を一時的に制限する制御を行う。
また、列車制御装置20は、駅、踏切など人身事故が発生した区間などに対して、端末装置10から設定された防護区間に基づいて防護情報を生成する。列車制御装置20は、生成した防護情報を列車60に送信し、防護区間への列車60の進入を禁止する制御を行う。なお、列車制御装置20では、列車60に防護情報を送信する場合、臨速情報を送信する場合と同様、1回の防護情報によって送信可能な防護区間の数には制限がある。
ここで、本実施の形態において、列車制御装置20は、臨速情報で送信できない臨速区間の情報があり、かつ、防護情報において防護区間の数が最大送信数に達せず空きがある場合、臨速情報で送信できない臨速区間の情報を、防護区間の情報とみなして、防護情報に含めて送信する。列車制御装置20は、防護情報に含める臨速情報の数について、1つでもよいし複数であってもよい。このとき、列車制御装置20は、防護情報に含める臨速区間に設定されている制限速度はゼロとみなす。臨速区間の制限速度がゼロの場合、この臨速区間によって示される内容は、防護区間によって示される内容と同じである。
図11は、実施の形態3にかかる列車制御装置20が臨速区間の情報を防護情報に含めて送信するときの第1の例を示す図である。図11は、実施の形態1で示した図2から、列車70、停止限界200、および速度パターン210を削除し、防護情報300および防護区間310を追加したものである。ここでは、列車制御装置20は、防護情報300に2つの防護区間の情報を含めて送信することができる。列車制御装置20は、防護区間310の情報が1つで防護情報300に空きがある場合、防護情報300に臨速区間130の情報を含めて送信する。ただし、防護情報300では、臨速区間130の制限速度はゼロとして扱う。列車60は、列車制御装置20から臨速情報100および防護情報300を受信する。列車60は、臨速情報100および防護情報300に基づいて、臨速区間110,120の制限速度を超えず、かつ、臨速区間130の始点で停止できるように、速度パターンを生成する。列車60は、臨速区間130の始点で停止できるよう走行することから、臨速区間110を通過後に実施の形態1で示した図3の臨速情報101を受信した場合でも、臨速情報101に含まれる臨速区間130の制限速度を超えることなく走行することができる。
図12は、実施の形態3にかかる列車制御装置20が列車60に臨速情報および防護情報を送信する動作を示すフローチャートである。列車制御装置20において、設定受付部21は、端末装置10から臨速区間、各臨速区間における制限速度、防護区間などの設定情報を受け付ける(ステップS41)。制御部23は、設定受付部21から取得した設定情報に基づいて臨速情報および防護情報を生成する(ステップS42)。通信部24は、制御部23から取得した臨速情報および防護情報を、通信網30および無線通信装置40,50を介して、列車60,70に送信する(ステップS43)。
図12のステップS42に示す制御部23の動作について詳細に説明する。図13は、実施の形態3にかかる列車制御装置20における制御部23の動作の第1の例を示すフローチャートである。制御部23は、臨速情報に含めることができない臨速区間の情報があるか否かを確認する(ステップS51)。制御部23は、臨速情報に含めることができない臨速区間の情報がある場合(ステップS51:Yes)、防護情報に空きがあるか否かを確認する(ステップS52)。制御部23は、防護情報に空きがある場合(ステップS52:Yes)、臨速情報に含める臨速区間の制限速度を変更することなく、臨速情報を生成する(ステップS53)。また、制御部23は、臨速情報に含めることができなかった臨速区間の情報について、制限速度をゼロとみなして防護情報に含めて、防護情報を生成する(ステップS54)。制御部23は、防護情報に空きがない場合(ステップS52:No)、臨速情報に含めることができなかった臨速区間の情報に基づいて、実施の形態1または実施の形態2の手法によって臨速情報に含める臨速区間の制限速度を必要に応じて変更し、臨速情報を生成する(ステップS55)。制御部23は、全ての臨速区間の情報を臨速情報に含めることができた場合(ステップS51:No)、全ての臨速区間の情報を含めて、各臨速区間の制限速度を変更することなく、臨速情報を生成する(ステップS56)。
なお、列車制御装置20は、臨速情報で送信できない臨速区間の情報があり、かつ、防護情報において防護区間の数が最大送信数に達して空きがない場合、臨速情報で送信できない臨速区間、および防護区間のうち、列車60に始端が近い区間の情報から順に防護情報に含めて送信してもよい。列車制御装置20は、防護情報に含める臨速情報の数について、1つでもよいし複数であってもよいが、ゼロになることもある。列車制御装置20は、防護情報に含める臨速区間の情報がある場合、臨速区間に設定されている制限速度はゼロとみなす。
図14は、実施の形態3にかかる列車制御装置20が臨速区間の情報を防護情報に含めて送信するときの第2の例を示す図である。図14は、図11の防護情報300を防護情報301に置き換え、さらに防護区間320を追加したものである。ここでは、列車制御装置20は、防護情報301に2つの防護区間の情報を含めて送信することができる。列車制御装置20は、防護区間310,320の情報が2つで防護情報301に空きがないが、臨速区間130が防護区間310,320よりも列車60に近いため、防護情報301に防護区間320を含めず、臨速区間130および防護区間310の情報を含めて送信する。ただし、防護情報301では、臨速区間130の制限速度はゼロとして扱う。列車60は、列車制御装置20から臨速情報100および防護情報301を受信する。列車60は、臨速情報100および防護情報301に基づいて、臨速区間110,120の制限速度を超えず、かつ、臨速区間130の始点で停止できるように、速度パターンを生成する。列車60は、臨速区間130の始点で停止できるよう走行することから、臨速区間110を通過後に実施の形態1で示した図3の臨速情報101を受信した場合でも、臨速情報101に含まれる臨速区間130の制限速度を超えることなく走行することができる。
このときの列車制御装置20の動作は、図12のステップS42を除いて、前述の図12のフローチャートに示す動作と同様である。図12のステップS42に示す制御部23の動作について詳細に説明する。図15は、実施の形態3にかかる列車制御装置20における制御部23の動作の第2の例を示すフローチャートである。図15に示すフローチャートは、図13に示すフローチャートのステップS55をステップS55aおよびステップS55bに置き換えたものである。制御部23は、防護情報に空きがない場合(ステップS52:No)、臨速情報に含めることができなかった臨速区間、および防護区間のうち、列車60に始端が近い区間の情報から順に、防護情報に含めることが可能な数だけ選択する。制御部23は、選択した区間の情報を防護情報に含めて、防護情報を生成する(ステップS55a)。制御部23は、ステップS55aで生成した防護情報に、臨速情報に含めることができなかった臨速区間が含まれる場合、各臨速区間の制限速度を変更することなく、臨速情報を生成する(ステップS55b)。または、制御部23は、ステップS55aで生成した防護情報に、臨速情報に含めることができなかった臨速区間が含まれない場合、臨速情報に含めることができなかった臨速区間の情報に基づいて、実施の形態1または実施の形態2の手法によって臨速情報に含める臨速区間の制限速度を必要に応じて変更し、臨速情報を生成する(ステップS55b)。
このように、設定された臨速区間が複数あり、臨速情報に全ての臨速区間の情報を含めることができない場合、列車制御装置20において、制御部23は、防護情報を生成する。防護情報には、列車60の進入を禁止する区間として設定された1つ以上の防護区間、および臨速情報に含まれなかった1つ以上の臨速区間のうち、列車60の位置から進行方向側の規定された数の、防護区間、または、防護区間および制限速度をゼロとして扱う臨速区間の情報が含まれる。通信部24は、制御部23で生成された防護情報を各列車に送信する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、列車制御装置20では、制御部23が、臨速情報に含めることができなかった臨速区間の情報について、防護区間の設定状況に応じて、制限速度をゼロとみなして、防護区間の情報を送信する防護情報に含めることとした。これにより、制御部23は、複数の臨速区間が設定された場合において、各臨速区間で制限速度を超えないように列車60を運行させることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 無線列車制御システム、10 端末装置、20 列車制御装置、21 設定受付部、22 記憶部、23 制御部、24 通信部、30 通信網、40,50 無線通信装置、60,61,70 列車、110,111,120,121,130 臨速区間、100〜103 臨速情報、200 停止限界、210〜213 速度パターン、300,301 防護情報、310,320 防護区間。

Claims (8)

  1. 列車の運行を制御する列車制御装置であって、
    前記列車の速度を一時的に制限する臨速区間および前記臨速区間における制限速度の設定情報を受け付ける設定受付部と、
    前記設定情報に基づいて、管轄範囲を走行する列車に対して列車毎の臨速情報を生成する制御部と、
    前記臨速情報を各列車に送信する通信部と、
    を備え、
    前記臨速情報に全ての臨速区間の情報を含めることができない場合、
    前記制御部は、前記列車の位置から進行方向側の規定された数の臨速区間の情報を前記臨速情報に含め、前記臨速情報に含まれる臨速区間に隣接し、前記臨速情報に含まれなかった臨速区間において設定された制限速度に基づいて、前記臨速情報に含まれる1つ以上の臨速区間の制限速度を変更する、
    ことを特徴とする列車制御装置。
  2. 前記臨速情報に含まれる最後の臨速区間を第1の臨速区間、前記第1の臨速区間の制限速度を第1の制限速度、前記第1の臨速区間に隣接して前記臨速情報に含まれない臨速区間を第2の臨速区間、前記第2の臨速区間の制限速度を第2の制限速度とし、
    前記制御部は、前記第1の制限速度と前記第2の制限速度とを比較し、前記第1の制限速度の方が大きい場合、前記第1の制限速度を前記第2の制限速度に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の列車制御装置。
  3. 前記臨速情報に含まれる最後の臨速区間を第1の臨速区間、前記第1の臨速区間の制限速度を第1の制限速度、前記第1の臨速区間に隣接して前記臨速情報に含まれない臨速区間を第2の臨速区間、前記第2の臨速区間の制限速度を第2の制限速度、前記第1の臨速区間の1つ手前の臨速区間を第3の臨速区間、前記第3の臨速区間の制限速度を第3の制限速度とし、
    前記制御部は、前記第3の臨速区間から完全進出した列車が前記第2の臨速区間において前記第2の制限速度まで減速可能な前記第3の臨速区間での最大の制限速度を算出し、算出した制限速度と前記第3の制限速度とを比較し、前記算出した制限速度の方が小さい場合、前記第3の制限速度を前記算出した制限速度に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の列車制御装置。
  4. 列車の運行を制御する列車制御装置であって、
    前記列車の速度を一時的に制限する臨速区間、前記臨速区間における制限速度、および前記列車の進入を禁止する防護区間の設定情報を受け付ける設定受付部と、
    前記設定情報に基づいて、管轄範囲を走行する列車に対する列車毎の臨速情報および防護情報を生成する制御部と、
    前記臨速情報および前記防護情報を各列車に送信する通信部と、
    を備え、
    前記臨速情報に全ての臨速区間の情報を含めることができない場合、
    前記制御部は、1つ以上の防護区間、および前記臨速情報に含まれなかった1つ以上の臨速区間のうち、前記列車の位置から進行方向側の規定された数の、防護区間、または防護区間および制限速度をゼロとして扱う臨速区間の情報を含む防護情報を生成する、
    ことを特徴とする列車制御装置。
  5. 列車の運行を制御する列車制御装置における列車制御方法であって、
    設定受付部が、前記列車の速度を一時的に制限する臨速区間および前記臨速区間における制限速度の設定情報を受け付ける受付ステップと、
    制御部が、前記設定受付部から取得した前記設定情報に基づいて、管轄範囲を走行する列車に対して列車毎の臨速情報を生成する生成ステップと、
    通信部が、前記臨速情報を各列車に送信する通信ステップと、
    を含み、
    前記臨速情報に全ての臨速区間の情報を含めることができない場合、
    前記生成ステップにおいて、前記制御部は、前記列車の位置から進行方向側の規定された数の臨速区間の情報を前記臨速情報に含め、前記臨速情報に含まれる臨速区間に隣接し、前記臨速情報に含まれなかった臨速区間において設定された制限速度に基づいて、前記臨速情報に含まれる1つ以上の臨速区間の制限速度を変更する、
    ことを特徴とする列車制御方法。
  6. 前記臨速情報に含まれる最後の臨速区間を第1の臨速区間、前記第1の臨速区間の制限速度を第1の制限速度、前記第1の臨速区間に隣接して前記臨速情報に含まれない臨速区間を第2の臨速区間、前記第2の臨速区間の制限速度を第2の制限速度とし、
    前記生成ステップにおいて、前記制御部は、前記第1の制限速度と前記第2の制限速度とを比較し、前記第1の制限速度の方が大きい場合、前記第1の制限速度を前記第2の制限速度に変更する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の列車制御方法。
  7. 前記臨速情報に含まれる最後の臨速区間を第1の臨速区間、前記第1の臨速区間の制限速度を第1の制限速度、前記第1の臨速区間に隣接して前記臨速情報に含まれない臨速区間を第2の臨速区間、前記第2の臨速区間の制限速度を第2の制限速度、前記第1の臨速区間の1つ手前の臨速区間を第3の臨速区間、前記第3の臨速区間の制限速度を第3の制限速度とし、
    前記生成ステップにおいて、前記制御部は、前記第3の臨速区間から完全進出した列車が前記第2の臨速区間において前記第2の制限速度まで減速可能な前記第3の臨速区間での最大の制限速度を算出し、算出した制限速度と前記第3の制限速度とを比較し、前記算出した制限速度の方が小さい場合、前記第3の制限速度を前記算出した制限速度に変更する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の列車制御方法。
  8. 列車の運行を制御する列車制御装置における列車制御方法であって、
    設定受付部が、前記列車の速度を一時的に制限する臨速区間、前記臨速区間における制限速度、および前記列車の進入を禁止する防護区間の設定情報を受け付ける受付ステップと、
    制御部が、前記設定情報に基づいて、管轄範囲を走行する列車に対する列車毎の臨速情報および防護情報を生成する生成ステップと、
    通信部が、前記臨速情報および前記防護情報を各列車に送信する通信ステップと、
    を含み、
    前記臨速情報に全ての臨速区間の情報を含めることができない場合、
    前記生成ステップにおいて、前記制御部は、1つ以上の防護区間、および前記臨速情報に含まれなかった1つ以上の臨速区間のうち、前記列車の位置から進行方向側の規定された数の、防護区間、または防護区間および制限速度をゼロとして扱う臨速区間の情報を含む防護情報を生成する、
    ことを特徴とする列車制御方法。
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