JP6765550B2 - 列車運転制御装置、運行管理装置、列車制御システム、および列車運転方法 - Google Patents

列車運転制御装置、運行管理装置、列車制御システム、および列車運転方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6765550B2
JP6765550B2 JP2019554104A JP2019554104A JP6765550B2 JP 6765550 B2 JP6765550 B2 JP 6765550B2 JP 2019554104 A JP2019554104 A JP 2019554104A JP 2019554104 A JP2019554104 A JP 2019554104A JP 6765550 B2 JP6765550 B2 JP 6765550B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
train
control device
interval
stops
specified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019554104A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019097616A1 (ja
Inventor
徳丸 真
真 徳丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2019097616A1 publication Critical patent/JPWO2019097616A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6765550B2 publication Critical patent/JP6765550B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L15/00Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles
    • B60L15/40Adaptation of control equipment on vehicle for remote actuation from a stationary place
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L23/00Control, warning or like safety means along the route or between vehicles or trains
    • B61L23/34Control, warning or like safety means along the route or between vehicles or trains for indicating the distance between vehicles or trains by the transmission of signals therebetween
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L15/00Indicators provided on the vehicle or train for signalling purposes
    • B61L15/0018Communication with or on the vehicle or train
    • B61L15/0027Radio-based, e.g. using GSM-R
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L25/00Recording or indicating positions or identities of vehicles or trains or setting of track apparatus
    • B61L25/02Indicating or recording positions or identities of vehicles or trains
    • B61L25/025Absolute localisation, e.g. providing geodetic coordinates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L27/00Central railway traffic control systems; Trackside control; Communication systems specially adapted therefor
    • B61L27/20Trackside control of safe travel of vehicle or train, e.g. braking curve calculation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2200/00Type of vehicles
    • B60L2200/26Rail vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2240/00Control parameters of input or output; Target parameters
    • B60L2240/10Vehicle control parameters
    • B60L2240/12Speed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2240/00Control parameters of input or output; Target parameters
    • B60L2240/80Time limits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

本発明は、列車の運転を制御する列車運転制御装置、運行管理装置、列車制御システム、および列車運転方法に関する。
従来、列車の無人運転を行うシステムにおいて、地上制御装置は、管轄範囲内の複数の列車の位置および各列車の列車間隔を管理し、衝突防止のための各列車の停止限界位置を演算し、停止限界位置の情報を各列車に搭載された車上制御装置に送信している。車上制御装置は、停止限界位置に列車を停車させるための停止パターンを演算し、停止パターンを超過した時はブレーキをかけて列車を減速させる。また、車上制御装置は、地点検知用地上子を用いて列車の位置を確定し、停止位置検知用地上子を用いて駅の停車目標位置に列車を停車させる。上位装置は、地上制御装置を介して各列車の出発時刻の制御などを行い、列車の無人運転を制御する。このような技術が特許文献1において開示されている。
特開2006−298109号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、車上制御装置が故障した場合、この車上制御装置を搭載する列車である故障列車の位置が不定となるため、故障列車の無人運転制御ができなくなる。また、故障列車に続行する正常な列車についても、先行列車である故障列車の位置が不定のため停止限界位置を設定できず、無人運転制御ができなくなる。このような場合、無人運転制御を再開するためには、運転士が故障列車に乗り込んで故障列車を運行に支障のない待避線まで運転して移動させなければならない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、列車に搭載される車上制御装置が故障した場合に、運転士が乗り込むことなく該列車を運転させることが可能な列車運転制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、列車に搭載される列車運転制御装置である。列車運転制御装置は、列車の後を走行する続行列車の先頭と列車の末尾との間の列車間隔を計測する測距センサ、を備える。また、列車運転制御装置は、列車、および続行列車を含む複数の列車の運行を制御する運行管理装置からの指示に基づいて、列車間隔を用いた制御の開始を指示されると、列車間隔を用いて列車の運転を制御する車上制御伝送装置を備える。列車間隔を用いた制御の開始指示は、列車から地上制御装置へ位置情報の送信が停止した場合に行われる。さらに、列車の前を走行する先行列車の末尾と列車の先頭との間の第1の列車間隔を計測する第1の測距センサと、地上制御装置から取得した停止限界位置情報に基づいて列車の停止パターンを生成し、停止パターンにしたがって列車の運転を制御する車上制御装置と、を備える。測距センサを第2の測距センサとし、第2の測距センサで計測される列車間隔を第2の列車間隔とする。車上制御伝送装置は、運行管理装置から取得した指示に基づいて、列車の運転モードを、規定された速度で運転する救援モードに変更し、車上制御装置は、救援モードにおいて、先行列車の列車長の情報、および第1の列車間隔の情報を用いて先行列車の先頭位置を算出し、先行列車の先頭位置の情報を運行管理装置に送信し、運行管理装置から取得した停止限界位置情報を用いて、規定された速度で列車の運転を行うことを特徴とする。
本発明によれば、列車運転制御装置は、列車に搭載される車上制御装置が故障した場合に、運転士が乗り込むことなく該列車を運転させることができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる列車制御システムの構成例を示す図 実施の形態1にかかる車上制御装置が故障した列車の故障列車運転処理を示すフローチャート 実施の形態1にかかる運行管理装置の故障列車運転処理を示すフローチャート 実施の形態1にかかる車上制御装置が故障した列車の続行列車の故障列車運転処理を示すフローチャート 実施の形態1にかかる列車制御システムにおいて、列車の車上制御装置が故障した直後の各列車の位置関係を示す図 実施の形態1にかかる列車制御システムにおいて、列車が被救援モードで、列車が救援モードで運転しているときの各列車の位置関係を示す図 実施の形態1にかかる列車制御システムにおいて、列車が待避線の停止限界位置に停止したときの各列車の位置関係を示す図 実施の形態1にかかる列車制御システムにおいて、列車が正常モードでの運転を開始したときの各列車の位置関係を示す図 実施の形態1にかかる列車運転制御装置が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図 実施の形態1にかかる列車運転制御装置が備える処回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図 実施の形態2にかかる地上制御装置が列車検知装置および軌道回路を用いて列車の位置を検出する様子を示す図 実施の形態2にかかる車上制御装置が故障した列車の故障列車運転処理を示すフローチャート 実施の形態2にかかる車上制御装置が故障した列車の続行列車の故障列車運転処理を示すフローチャート 実施の形態2にかかる地上制御装置の故障列車運転処理を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる列車運転制御装置、運行管理装置、列車制御システム、および列車運転方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる列車制御システム70の構成例を示す図である。列車制御システム70は、列車20,21,22と、地上子30と、無線基地局31と、地上制御装置32と、地上伝送路33と、運行管理装置34と、を備える。ここでは、列車20〜22は、図1に矢印で示した列車進行方向、すなわち図1における右から左に向かう方向に進行している。地上子30、無線基地局31、地上制御装置32、地上伝送路33、および運行管理装置34は地上側に設置された設備である。
地上子30は、列車20〜22にそれぞれ搭載された後述する車上子3との間で情報の送受信を行う。地上子30は、列車20〜22にそれぞれ搭載された車上子3に対して、地上子30の設置された位置を示す位置情報を送信する。位置情報は、地上子30の設置された位置を示すID(IDentification)であってもよいし、地上子30の設置された位置を直接示す情報であってもよい。
無線基地局31は、列車20〜22から受信した位置情報などの情報を地上制御装置32へ転送し、地上制御装置32から取得した停止限界位置情報などの情報を列車20〜22が走行する線路に向けて送信する。
地上制御装置32は、管轄範囲内の各列車の位置情報を収集する。列車制御システム70では、地上制御装置32は複数あり、地上制御装置32毎に管轄範囲が設定されている。地上制御装置32は、収集した複数の列車の位置情報に基づいて、各列車の停止限界位置を算出する。停止限界位置は、例えば、各列車の衝突を防ぐため、各列車の前を走行する先行列車の後尾位置に対して後ろ方向に余裕距離を持たせた位置である。地上制御装置32は、算出した停止限界位置を停止限界位置情報として、無線基地局31に送信する。また、地上制御装置32は、収集した複数の列車の位置情報を、地上伝送路33を介して運行管理装置34に送信する。
地上伝送路33は、複数の地上制御装置32および運行管理装置34が他の装置との間での情報の送受信に使用する伝送路である。例えば、地上制御装置32は、地上伝送路33を介して、他の地上制御装置32から管轄範囲外の列車の位置情報を取得する。また、地上制御装置32は、地上伝送路33を介して、複数の列車の位置情報を運行管理装置34に送信する。運行管理装置34は、地上伝送路33を介して、列車20〜22の出発指示、運転モード変更などの指示を示す情報を地上制御装置32に送信する。運転モードとは、列車20〜22の運転状態を示すものであり、後述するように、被救援モード、救援モード、正常モード、待避モードなどがある。
運行管理装置34は、複数の地上制御装置32から各地上制御装置32の管轄範囲内の列車20〜22の位置情報を取得する。運行管理装置34は、各列車の在線位置を管理し、各列車に対する出発指令などを、地上伝送路33、地上制御装置32、および無線基地局31経由で各列車に送信する。運行管理装置34は、通信部41と、制御部42と、記憶部43と、を備える。通信部41は、地上伝送路33を介して、地上制御装置32との間で情報の送受信を行う。制御部42は、各列車の運行を管理し、各列車の出発タイミングを制御する。記憶部43は、地上制御装置32から取得した複数の列車の位置情報を記憶する。
列車20〜22は、無線通信を利用して自列車の位置情報を、無線基地局31を介して地上制御装置32に送信する。列車20〜22は、無線基地局31を介して地上制御装置32から取得した停止限界位置情報などの制御信号に基づいて、列車間隔を制御して運転を行う。列車20〜22の構成について説明する。列車20〜22は、図1の例では、運転台が設置された運転台車両が前後に2つ、運転台車両の間に中間車両が1つ連結された3両編成であるが、中間車両の数は0または2つ以上であってもよい。列車20〜22は同様の構成のため、列車21を例にして説明する。列車21は、列車21の運転を制御する列車運転制御装置10を備える。列車運転制御装置10は、車上制御装置1と、非接触式測距センサ2,2aと、車上子3と、速度発電機4と、アンテナ5,5aと、車上無線装置6,6aと、車上制御伝送装置7,7aと、ブレーキ制御装置8と、推進制御装置9と、を備える。
非接触式測距センサ2,2aは、運転台車両に設置された測距センサである。前述のように列車21は図1の右から左に向けて走行している。列車21において、図1に示す列車進行方向に対して前方の運転台車両には第1の測距センサである非接触式測距センサ2が設置されている。また、列車21において、図1に示す列車進行方向に対して後方の運転台車両には第2の測距センサである非接触式測距センサ2aが設置されている。非接触式測距センサ2は、第1の列車間隔として、列車21の前を走行する先行列車である列車20の末尾と列車21の先頭との間の列車間隔を計測する。非接触式測距センサ2aは、第2の列車間隔として、列車21の後を走行する続行列車である列車22の先頭と列車21の末尾との間の列車間隔を計測する。
車上子3は、地上子30から、地上子30が設置された位置を示す位置情報を受信し、位置情報を車上制御装置1に出力する。速度発電機4は、列車21の速度を検出し、速度情報を車上制御装置1に出力する。車上無線装置6,6aは、アンテナ5,5aを介して、無線基地局31との間で無線信号の送受信を行う通信機である。アンテナ5,5aは、実際に無線信号の送受信を行うアンテナ素子である。
車上制御装置1は、車上子3から取得した位置情報に基づいて列車21の位置を確定し、速度発電機4から取得した速度情報および地上子30を通過後の経過時間に基づいて地上子30からの移動量を演算し、列車21の現在位置を特定する。車上制御装置1は、列車21の位置情報を、車上無線装置6およびアンテナ5経由で、地上制御装置32に送信する。車上制御装置1は、地上制御装置32から取得した停止限界位置情報に基づいて列車21の停止パターンを生成し、停止パターンにしたがって列車21の運転を制御する。停止パターンとは、停止目標となる地点からの距離と、各距離における最高速度との関係を示すものである。車上制御装置1は、前述のように列車21の運転を制御することで、各駅の目標停止点に自動的に停止する無人運転に対応している。
車上制御伝送装置7,7aは、各々が、取得した情報を相手方に送信し、相手方から送信された情報を受信する。各々が取得した情報には、非接触式測距センサ2,2aが測定した列車間隔の情報が含まれる。車上制御伝送装置7,7aは、運行管理装置34からの指示に基づいて、列車21の運転モードを変更する。車上制御伝送装置7,7aは、車上制御装置1が故障した場合、非接触式測距センサ2,2aで計測された列車間隔の情報を用いて、ブレーキ制御装置8および推進制御装置9の動作を制御することにより、列車21の運転を制御する。例えば、車上制御伝送装置7,7aは、運行管理装置34からの指示に基づいて、第2の列車間隔を用いた制御の開始を指示されると、第2の列車間隔を用いて列車21の運転を制御する。
ブレーキ制御装置8は、車上制御装置1または車上制御伝送装置7,7aによる制御に基づいて、列車21を減速または停止させる。推進制御装置9は、車上制御装置1または車上制御伝送装置7,7aによる制御に基づいて、列車21を発車または加速させる。
つづいて、列車制御システム70の動作について説明する。まず、列車20〜22において、車上制御装置1が故障していない正常時の動作について説明する。列車20〜22が正常に運行している場合、車上制御装置1は、地上子30を通過した際に地上子30から受信した位置情報、および速度発電機4から得られた速度情報に基づく移動量の情報を用いて、現在の列車位置を特定する。車上制御装置1は、現在の列車位置の位置情報を、車上無線装置6およびアンテナ5を介して、定期的に無線基地局31に送信する。
無線基地局31は、各列車から取得した位置情報を地上制御装置32に送信する。これにより、地上制御装置32には、管轄範囲内の複数の列車の位置情報が収集される。地上制御装置32は、地上伝送路33を介して、他の地上制御装置32から管轄範囲外の列車の位置情報を取得する。地上制御装置32は、管轄範囲内を走行する列車の位置を管理し、管轄範囲内の各列車の衝突を防ぐため、各列車の停止限界位置を算出する。地上制御装置32は、各列車に対して、無線基地局31を介して、停止限界位置情報を送信する。
停止限界位置情報を取得した列車において、車上制御装置1は、停止限界位置に対して、列車の減速度、路線の勾配データ、速度制限データなどを参照し、停止限界位置よりも前の位置に列車を停止させるための停止パターンを演算する。また、車上制御装置1は、運行管理装置34から、地上伝送路33、地上制御装置32、無線基地局31、アンテナ5、および車上無線装置6を介して、出発指示を取得すると、列車を出発させる。車上制御装置1は、図示しない記憶部に保有する路線の勾配データ、速度制限データなどを参照し、さらに、地上制御装置32から取得した停止限界位置情報などに基づいて、列車の速度を自動制御し、駅停車位置に停止するよう、列車の速度を制御する。図1に示す列車制御システム70では、このようなシステム構成であるため、システムの構成要素が正常な場合、運転士が列車に搭乗して列車の運転制御を行うことなく、無人運転による列車の運行が可能である。
ここで、車上制御装置が故障すると、車上制御装置が故障した故障列車は、列車の位置情報を地上制御装置に送信することができない。地上制御装置は、故障列車の位置が不定となるため、故障列車の無人運転ができなくなる。また、地上制御装置は、故障列車の後を走行する続行列車についても、故障列車の位置が不定のため続行列車の停止限界位置を算出できず、続行列車の無人運転ができなくなる。比較例として、本願の後述する故障列車運転処理を実施しない列車制御システムを想定すると、比較例では、故障列車は、安全確保のため停止する。また、比較例では、続行列車は、安全確保のため、最後に取得した停止限界位置よりも手前で停止する。比較例では、全線の列車の運転を正常に復旧させるためには、運転士が故障列車に乗り込んで、故障列車を待避させる必要がある。これに対し、本実施の形態の列車制御システム70では、故障列車運転処理を実施するため、運転士が故障列車に乗り込むことなく、故障列車を待避させることができる。
つぎに、本実施の形態の列車制御システム70において、列車が故障した場合に実施される故障列車運転処理について説明する。一例として、列車21の車上制御装置1が故障した場合を想定する。図2は、実施の形態1にかかる車上制御装置1が故障した列車21の故障列車運転処理を示すフローチャートである。図3は、実施の形態1にかかる運行管理装置34の故障列車運転処理を示すフローチャートである。図4は、実施の形態1にかかる車上制御装置1が故障した列車21の続行列車である列車22の故障列車運転処理を示すフローチャートである。
図2に示すように、列車21は、車上制御装置1が故障すると、現在位置が特定できなくなる。列車21は、車上制御装置1が定期的に実施していた地上制御装置32への位置情報の送信を停止する。車上制御伝送装置7は、車上制御装置1の動作を監視し、車上制御装置1が位置情報の送信を停止したことから車上制御装置1が故障したと判断し、ブレーキ制御装置8を制御して列車21を停止させる(ステップS101)。
図3に示すように、運行管理装置34において、制御部42は、規定された期間、地上制御装置32から列車21の位置情報を取得できなかったため、列車21において何らかの故障が発生したと判断する(ステップS201)。
地上制御装置32は、列車21から位置情報を取得できないことから、列車22に対する停止限界位置を算出できない。そのため、地上制御装置32は、列車22に対する停止限界位置の算出および停止限界位置情報の送信を停止する。図4に示すように、列車22において、車上制御装置1は、地上制御装置32から停止限界位置情報が取得できないことから、列車22を停止させる(ステップS301)。
図5は、実施の形態1にかかる列車制御システム70において、列車21の車上制御装置1が故障した直後の各列車の位置関係を示す図である。図5において、列車進行方向に対してホーム35の左側の線路は正常時に列車が走行する走行線とし、列車進行方向に対してホーム35の右側の線路は故障列車を待避させるための待避線とする。なお、待避線については、ホーム35を有する駅の他、信号場などに設けてもよい。運行管理装置34は、転轍機36を用いて、列車を走行線側に進入させるか待避線側に進入させるかを制御する。列車21の車上制御装置1が故障した直後では、列車21は、最新の位置情報を地上制御装置32に送信できない。そのため、運行管理装置34において、列車21の先頭位置は最大の余裕をみて前回取得した停止限界位置のMAL1と仮定し、列車21の後尾位置は最後に正常に取得できた先頭位置に列車長を加算したXR2と仮定し、列車21の停止限界位置は最新の位置情報が不定のため設定不可とする。一方、列車22は正常な状態である。そのため、運行管理装置34において、列車22の先頭位置は列車22で検出したXF3であり、列車22の後尾位置は列車22で検出したXR3であり、列車22の停止限界位置は列車21の後尾位置XR2に基づいて地上制御装置32で設定されたMAL2である。また、列車20は正常な状態である。そのため、運行管理装置34において、列車20の先頭位置は列車20で検出したXF1であり、列車20の後尾位置は列車20で検出したXR1であり、列車20の停止限界位置は図示しない先行列車の後尾位置に基づいて地上制御装置32で設定されたMAL3である。
図3に示すように、運行管理装置34において、制御部42は、位置情報を送信できない列車21に対して、列車22から規定された列車間隔で運転する運転モードである被救援モードへの変更を指示する(ステップS202)。故障列車である列車21を第1の列車と称することがある。規定された列車間隔は、列車21と列車22との間の列車間隔であって、例えば、100mを中心値として、中心値に対して列車間隔が小さくなる方向および大きくなる方向の両方向に数mの余裕を持たせた第3の列車間隔とする。図2に示すように、列車21において、車上制御伝送装置7は、運行管理装置34から被救援モードへの変更の指示を受けると、列車21の運転モードを通常運転時の正常モードから被救援モードに変更する(ステップS102)。前述の運行管理装置34からの指示に基づく第2の列車間隔を用いた制御が、被救援モードによる制御となる。
図3に示すように、運行管理装置34において、制御部42は、位置情報を送信できない列車21の続行列車である列車22に対して、規定された速度で運転する運転モードである救援モードへの変更を指示する(ステップS203)。故障列車の続行列車である列車22を第2の列車と称することがある。規定された速度とは、例えば、10km/hであるが、これに限定されるものではない。図4に示すように、列車22において、車上制御伝送装置7は、運行管理装置34から救援モードへの変更の指示を受けると、列車22の運転モードを通常運転時の正常モードから救援モードに変更する(ステップS302)。なお、ステップS202,S203の処理については順番を入れ替えてもよい。
図3に示すように、運行管理装置34において、制御部42は、列車22に対して、運転開始を指示する(ステップS204)。図4に示すように、列車22において、車上制御装置1は、運行管理装置34から運転開始の指示を受けると(ステップS303)、救援モードにおいて、ブレーキ制御装置8および推進制御装置9の動作を制御して、列車22を規定された速度で運転する(ステップS304)。
列車21において、車上制御伝送装置7は、非接触式測距センサ2aで計測された列車21と列車22との間の列車間隔である第2の列車間隔の情報を、車上制御伝送装置7a経由で取得する。図2に示すように、車上制御伝送装置7は、第2の列車間隔の情報から列車22の運転を検出すると(ステップS103)、第2の列車間隔が第3の列車間隔になるように、ブレーキ制御装置8および推進制御装置9の動作を制御することにより、列車21の運転を制御する(ステップS104)。車上制御伝送装置7は、例えば、第2の列車間隔が95mになったら、第2の列車間隔が100mになるように列車21の運転を制御する。なお、ここでは、車上制御伝送装置7が列車21の運転を制御する場合について説明するが、車上制御伝送装置7aが列車21の運転を制御することも可能である。
図4に示すように、列車22において、車上制御装置1は、救援モードでの運転を開始すると、列車21の先頭車両の位置を算出し、列車21の先頭車両の位置を含む列車21および列車22の位置情報を、地上制御装置32経由で運行管理装置34に送信する(ステップS305)。具体的には、車上制御装置1は、列車22の先頭位置の前方方向に、列車21の列車長、および非接触式測距センサ2で計測された列車21と列車22との間の列車間隔である第1の列車間隔を加算して得られた位置を、列車21の先頭位置、すなわち列車21および列車22の位置とする。車上制御装置1は、列車21の列車長の情報を、予め保持しておいてもよいし、運行管理装置34から取得してもよい。
図6は、実施の形態1にかかる列車制御システム70において、列車21が被救援モードで、列車22が救援モードで運転しているときの各列車の位置関係を示す図である。列車21および列車22について、位置情報は救援モードにおいて列車22が算出している。運行管理装置34において、列車21および列車22の先頭位置は列車21の先頭のXF4であり、列車21および列車22の後尾位置は列車22の後尾のXR4であり、列車21および列車22の停止限界位置は待避線において列車21が停止するMAL4である。一方、列車20は正常な状態である。そのため、運行管理装置34において、列車20の先頭位置は列車20で検出したXFfであり、列車20の後尾位置は列車20で検出したXRrであり、列車20の停止限界位置は図示しない先行列車の後尾位置に基づいて地上制御装置32で設定されたMALxである。
図3に示すように、運行管理装置34において、制御部42は、地上制御装置32経由で列車22から位置情報を取得する(ステップS205)。制御部42は、列車21を待避させるための待避線への切り替えを行う転轍機36を待避線側に切り替えたか否かを確認する(ステップS206)。転轍機36を待避線側に切り替えていた場合(ステップS206:Yes)、制御部42は、ステップS210の処理に進む。転轍機36を待避線側に切り替えていない場合(ステップS206:No)、制御部42は、位置情報で示される列車21の先頭位置が待避線への転轍機36の手前の規定された位置に到達したか否かを判定する(ステップS207)。列車21が転轍機36の手前の規定された位置に到達していない場合(ステップS207:No)、制御部42は、ステップS205の処理に戻る。列車21が転轍機36の手前の規定された位置に到達した場合(ステップS207:Yes)、制御部42は、転轍機36を、通常運転時の走行線側から待避線側に切り替える制御を行う(ステップS208)。制御部42は、待避線において列車21が停止する位置を停止限界位置として算出し、停止限界位置情報を、地上制御装置32を介して列車22に送信する(ステップS209)。なお、制御部42は地上制御装置32へ待避線における列車21の停止位置を通知し、地上制御装置32が、取得した待避線における列車21の停止位置に基づいて、停止限界位置情報を生成して列車22に送信してもよい。
図4に示すように、列車22において、車上制御装置1は、列車21の先頭位置が、取得した停止限界位置情報で示される停止限界位置に到達したか否かを判定する(ステップS306)。列車21の先頭位置が停止限界位置に到達していない場合(ステップS306:No)、車上制御装置1は、ステップS304に戻って列車22の運転を継続する。列車21の先頭位置が停止限界位置に到達した場合(ステップS306:Yes)、車上制御装置1は、列車22を停止させる(ステップS307)。
図3に示すように、運行管理装置34において、制御部42は、列車22から取得した位置情報に基づいて、列車21が待避線の停止限界位置で停止したか否かを判定する(ステップS210)。列車21が待避線の停止限界位置で停止していない場合(ステップS210:No)、制御部42は、ステップS205に戻る。列車21が待避線の停止限界位置で停止した場合(ステップS210:Yes)、制御部42は、転轍機36を待避線側から走行線側に切り替える制御を行う(ステップS211)。
図2に示すように、列車21において、車上制御伝送装置7は、非接触式測距センサ2aで計測された第2の列車間隔の情報に基づいて、列車22が停止したか否かを判定する(ステップS105)。車上制御伝送装置7は、例えば、非接触式測距センサ2aで計測された最新の第2の列車間隔と、前回までの第2の列車間隔とを比較することによって、列車22が停止したか否かを判定する。列車22が停止していない場合(ステップS105:No)、車上制御伝送装置7は、ステップS104に戻って、列車21の運転を継続する。列車22が停止した場合(ステップS105:Yes)、車上制御伝送装置7は、第2の列車間隔が第3の列車間隔になるように、列車21を停止させる(ステップS106)。
図7は、実施の形態1にかかる列車制御システム70において、列車21が待避線の停止限界位置に停止したときの各列車の位置関係を示す図である。なお、図7では、転轍機36が走行線側に切り替える前の待避線側に切り替えられている状態を示している。列車21および列車22について、位置情報は救援モードにおいて列車22が算出している。運行管理装置34において、列車21および列車22の先頭位置は列車21の先頭のXF5であり、列車21および列車22の後尾位置は列車22の後尾のXR5であり、列車21および列車22の停止限界位置はMAL4である。一方、列車20は正常な状態である。そのため、運行管理装置34において、列車20の先頭位置は列車20で検出したXFgであり、列車20の後尾位置は列車20で検出したXRsであり、列車20の停止限界位置は図示しない先行列車の後尾位置に基づいて地上制御装置32で設定されたMALyである。
図3に示すように、運行管理装置34において、制御部42は、列車21に対して、待避線の停止限界位置で停止している状態を継続する待避モードへの変更を指示する(ステップS212)。図2に示すように、列車21において、車上制御伝送装置7は、運行管理装置34から待避モードへの変更の指示を受けると、列車21の運転モードを被救援モードから待避モードに変更する(ステップS107)。車上制御伝送装置7は、列車21が停止した状態を維持する。
図3に示すように、運行管理装置34において、制御部42は、列車22に対して、通常の運転状態である正常モードへの変更を指示する(ステップS213)。図4に示すように、列車22において、車上制御伝送装置7は、運行管理装置34から正常モードへの変更の指示を受けると、列車22の運転モードを救援モードから正常モードに変更する(ステップS308)。図3に示すように、運行管理装置34において、制御部42は、運行ダイヤなどを参照して、列車22を発車させてよいタイミングで、列車22に対して運転開始を指示する(ステップS214)。図4に示すように、列車22において、車上制御装置1は、運行管理装置34から運転開始の指示を受けると(ステップS309)、正常モードにおいて、ブレーキ制御装置8および推進制御装置9の動作を制御して、列車22を運転する(ステップS310)。
図8は、実施の形態1にかかる列車制御システム70において、列車22が正常モードでの運転を開始したときの各列車の位置関係を示す図である。列車21は待避モードになって既に停止しているため、位置情報は変化しない。運行管理装置34において、列車21の先頭位置は前述のXF5であり、列車21の後尾位置はXF5の後方方向に列車21の列車長を加算したXR7であり、列車21の停止限界位置については必要ないため設定不可とする。一方、列車22は正常な状態である。そのため、運行管理装置34において、列車22の先頭位置は列車22で検出したXF6であり、列車22の後尾位置は列車22で検出したXR6であり、列車22の停止限界位置は先行列車の列車20の後尾位置XRtに基づいて地上制御装置32で設定されたMAL6である。また、列車20は正常な状態である。そのため、運行管理装置34において、列車20の先頭位置は列車20で検出したXFhであり、列車20の後尾位置は列車20で検出したXRtであり、列車20の停止限界位置は図示しない先行列車の後尾位置に基づいて地上制御装置32で設定されたMALzである。
つづいて、列車20〜22が備える列車運転制御装置10のハードウェア構成について説明する。ここでは、一例として列車21が備える列車運転制御装置10のハードウェア構成について説明する。列車運転制御装置10において、車上制御装置1、非接触式測距センサ2,2a、および車上制御伝送装置7,7a以外の構成要素は、一般的な列車運転制御装置で使用されている構成要素と同様である。非接触式測距センサ2,2aは、非接触で目標物との距離を計測するセンサであり、この種のセンサとしては一般的なものでよい。車上制御装置1および車上制御伝送装置7,7aは処理回路により実現される。すなわち、列車運転制御装置10は、列車21の車上制御装置1が故障した場合、続行列車である列車22と列車21との列車間隔に基づいて列車21を運転し、先行列車である列車20の車上制御装置1が故障した場合、規定された速度で列車21を運転することが可能な処理回路を備える。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
図9は、実施の形態1にかかる列車運転制御装置10が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、列車運転制御装置10の処理回路の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路は、列車21の車上制御装置1が故障した場合、続行列車である列車22と列車21との列車間隔に基づいて列車21を運転し、先行列車である列車20の車上制御装置1が故障した場合、規定された速度で列車21を運転することが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。また、これらのプログラムは、列車運転制御装置10の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ92には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図10は、実施の形態1にかかる列車運転制御装置10が備える処回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路が専用のハードウェアで構成される場合、図10に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。列車運転制御装置10の各機能を機能別に処理回路93で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路93で実現してもよい。
なお、列車運転制御装置10の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
列車運転制御装置10のハードウェア構成について説明したが、運行管理装置34の制御部42のハードウェア構成も同様である。運行管理装置34において、通信部41は通信機である。記憶部43はメモリである。制御部42は、処理回路により実現される。この処理回路も同様に、図9に示すようにメモリ92に格納されるプログラムを実行するプロセッサ91およびメモリ92であってもよいし、図10に示すように専用のハードウェアであってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、列車制御システムにおいて、車上制御装置が故障した故障列車に対して、故障列車の続行列車が規定された速度で運転し、故障列車が、続行列車と故障列車との列車間隔が規定された列車間隔になるように運転を行う。続行列車は、故障列車を含めた位置情報を算出し、故障列車の先頭位置が待避線の停止限界位置に到達した場合、運転を停止する。故障列車は、続行列車が停止すると、続行列車と故障列車との列車間隔が規定された列車間隔になるように運転を停止する。これにより、列車制御システムは、車上制御装置が故障した故障列車に運転士が乗車することなく故障列車を運転し、故障列車を待避線に待避させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、列車21の先頭位置が待避線の停止限界位置に到達した場合、続行列車である列車22が停止する。列車21と列車22との列車間隔を規定された列車間隔にするため、列車21は、列車22が停止すると停止していた。実施の形態2では、列車21の先頭位置が待避線の停止限界位置に到達した場合、地上制御装置が、列車21に対して停止を指示する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図11は、実施の形態2にかかる地上制御装置32aが列車検知装置37および軌道回路51〜57を用いて列車21,22の位置を検出する様子を示す図である。実施の形態2の列車制御システム70は、実施の形態1の列車制御システム70に対して、地上制御装置32を地上制御装置32aに置き換え、列車検知装置37および軌道回路51〜57を追加したものである。実施の形態2において、その他の構成は、実施の形態1と同様である。
列車検知装置37は、レールに電流を流している。軌道回路51〜57は、列車が進入すると、2本のレールが列車の車軸で短絡される。列車検知装置37は、軌道回路51〜57からの電流の戻りが無くなる、または電圧が0になることを検知することによって、列車が在線している軌道回路を特定することができる。図11の例では、列車検知装置37は、軌道回路54,55に列車が在線していることを特定することができる。列車検知装置37および軌道回路51〜57は、一般的に使用されているものでよい。
地上制御装置32aは、列車検知装置37から列車が在線している軌道回路の在線情報を取得することで、列車の位置を把握することができる。また、地上制御装置32aは、列車22から位置情報を取得している。地上制御装置32aは、列車21の車上制御装置1が故障している場合、列車21の先頭位置を含む位置情報を列車22から取得する。すなわち、地上制御装置32aは、列車22から取得する位置情報、および列車検知装置37から取得する在線情報に基づいて、列車21が軌道回路54に在線していることを把握することができる。地上制御装置32aは、列車21が待避線、図11の例では軌道回路54に在線していることを検知した場合、列車21に対して停止を指示する。これにより、地上制御装置32aは、列車21を待避線に停止させることができる。
列車22では、車上制御装置1が、非接触式測距センサ2で計測している列車21と列車22との列車間隔から、列車21が停止したことを検知することができる。列車22の車上制御装置1は、列車21が停止したことを検知した場合、列車22を停止させる。
地上制御装置32aの構成について説明する。地上制御装置32aは、通信部61と、制御部62と、記憶部63と、を備える。通信部61は、無線基地局31、および地上伝送路33を介して運行管理装置34との間で情報の送受信を行う。制御部62は、各列車の位置を管理し、停止限界位置を算出する。記憶部63は、収集した複数の列車の位置情報を記憶する。地上制御装置32aのハードウェア構成については、運行管理装置34と同様である。
つぎに、本実施の形態の列車制御システムにおいて、列車が故障した場合に実施される故障列車運転処理について説明する。図12は、実施の形態2にかかる車上制御装置1が故障した列車21の故障列車運転処理を示すフローチャートである。図13は、実施の形態2にかかる車上制御装置1が故障した列車21の続行列車である列車22の故障列車運転処理を示すフローチャートである。図14は、実施の形態2にかかる地上制御装置32aの故障列車運転処理を示すフローチャートである。なお、運行管理装置34の動作は、実施の形態1と同様である。以下では、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図14に示すように、地上制御装置32aにおいて、制御部62は、列車22がステップS305で送信している位置情報を取得する(ステップS401)。また、制御部62は、列車検知装置37から軌道回路51〜57の在線情報を取得する(ステップS402)。制御部62は、取得した位置情報および在線情報に基づいて、列車21が待避線に在線しているか否かを判定する(ステップS403)。列車21が待避線に在線していない場合(ステップS403:No)、制御部62は、ステップS401に戻って、各情報の取得を継続する。列車21が待避線に在線している場合(ステップS403:Yes)、制御部62は、列車21へ停止を指示する(ステップS404)。
図12に示すように、列車21において、車上制御伝送装置7は、ステップS104で列車21の運転を開始後、地上制御装置32aから停止の指示を取得したか否かを確認する(ステップS108)。地上制御装置32aから停止の指示を取得していない場合(ステップS108:No)、車上制御伝送装置7は、ステップS104に戻って、列車21の運転を継続する。地上制御装置32aから停止の指示を取得した場合(ステップS108:Yes)、車上制御伝送装置7は、列車21を停止させる(ステップS106)。列車21におけるその他の動作は、実施の形態1のときと同様である。
図13に示すように、列車22において、車上制御装置1は、ステップS305で位置情報を送信後、列車21が停止したか否かを判定する(ステップS311)。前述のように、車上制御装置1は、非接触式測距センサ2で計測している列車21と列車22との列車間隔から、列車21が停止したことを検知することができる。列車21が停止していない場合(ステップS311:No)、車上制御装置1は、ステップS304に戻って列車22の運転を継続する。列車21が停止した場合(ステップS311:Yes)、車上制御装置1は、第1の列車間隔が第3の列車間隔になるように、列車22を停止させる(ステップS307)。列車22におけるその他の動作は、実施の形態1のときと同様である。
なお、実施の形態2では、列車検知装置37は、軌道回路51〜57を用いて列車の在線を検知していたが、他の方法を用いて列車の在線を検知してもよい。列車検知装置37は、例えば、地上側に複数の車軸検知装置が設置されている場合、ある地点の車軸検知装置が列車の車軸が通過したことを検知し、次の地点の車軸検知装置が列車の車軸の通過を検知していないとき、これらの2つの車軸検知装置の間に列車が在線していることを検知することができる。また、列車検知装置37は、各列車にID送信装置が設置されていて地上側にIDを送信している場合、ある地点に設置された地上側の受信装置でIDを受信し、次の地点に設置された地上側の受信装置でIDを受信していないとき、これらの2つの受信装置の間に列車が在線していることを検知することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、列車制御システムにおいて、地上制御装置は、軌道回路の在線情報、および続行列車の位置情報に基づいて、故障列車が待避線に在線したことを検知すると、故障列車に対して、運転の停止を指示することとした。これにより、列車制御システムは、故障列車に対して直接指示をして運転を停止させることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 車上制御装置、2,2a 非接触式測距センサ、3 車上子、4 速度発電機、5,5a アンテナ、6,6a 車上無線装置、7,7a 車上制御伝送装置、8 ブレーキ制御装置、9 推進制御装置、10 列車運転制御装置、20〜22 列車、30 地上子、31 無線基地局、32,32a 地上制御装置、33 地上伝送路、34 運行管理装置、35 ホーム、36 転轍機、37 列車検知装置、41,61 通信部、42,62 制御部、43,63 記憶部、51〜57 軌道回路、70 列車制御システム。

Claims (10)

  1. 列車に搭載される列車運転制御装置であって、
    前記列車の後を走行する続行列車の先頭と前記列車の末尾との間の列車間隔を計測する測距センサと、
    前記列車、および前記続行列車を含む複数の列車の運行を制御する運行管理装置からの指示に基づいて、前記列車間隔を用いた制御の開始を指示されると、前記列車間隔を用いて前記列車の運転を制御する車上制御伝送装置と、
    を備え、
    前記列車間隔を用いた制御の開始指示は、前記列車から地上制御装置へ位置情報の送信が停止した場合に行われ
    さらに、
    前記列車の前を走行する先行列車の末尾と前記列車の先頭との間の第1の列車間隔を計測する第1の測距センサと、
    前記地上制御装置から取得した停止限界位置情報に基づいて前記列車の停止パターンを生成し、前記停止パターンにしたがって前記列車の運転を制御する車上制御装置と、
    を備え、
    前記測距センサを第2の測距センサとし、前記第2の測距センサで計測される前記列車間隔を第2の列車間隔とし、
    前記車上制御伝送装置は、前記運行管理装置から取得した指示に基づいて、前記列車の運転モードを、規定された速度で運転する救援モードに変更し、
    前記車上制御装置は、前記救援モードにおいて、前記先行列車の列車長の情報、および前記第1の列車間隔の情報を用いて前記先行列車の先頭位置を算出し、前記先行列車の先頭位置の情報を前記運行管理装置に送信し、前記運行管理装置から取得した停止限界位置情報を用いて、前記規定された速度で前記列車の運転を行う、
    ことを特徴とする列車運転制御装置。
  2. 前記車上制御装置は、前記先行列車の先頭位置が、前記先行列車を停止させる待避線の規定された停止位置に到達した場合、前記列車を停止させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の列車運転制御装置。
  3. 前記車上制御装置は、前記地上制御装置からの指示に基づいて前記先行列車が停止した場合、前記第1の列車間隔が規定された第3の列車間隔になるように前記列車を停止させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の列車運転制御装置。
  4. 複数の列車の位置情報を収集する地上制御装置から取得した前記複数の列車の位置情報を記憶可能な記憶部と、
    規定された期間、前記地上制御装置から、第1の列車の位置情報を取得しなかった場合、前記第1の列車の後を走行する列車である第2の列車に対して規定された速度で運転する救援モードへの変更を指示し、前記第1の列車に対して前記第1の列車と前記第2の列車との間の列車間隔を規定された列車間隔にして運転する被救援モードへの変更を指示する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記第1の列車の位置情報に基づいて、転轍機を制御して前記第1の列車を待避線へ進入させ、前記第1の列車が前記待避線の規定された停止限界位置で停止した場合、前記第1の列車に対して前記待避線での停止状態を継続させる待避モードへの変更を指示し、前記第2の列車に対して通常の運転状態である正常モードへの変更を指示する、
    ことを特徴とする運行管理装置。
  5. 規定された期間、複数の列車の位置情報を収集する地上制御装置から、第1の列車の位置情報を取得しなかった場合、前記第1の列車の後を走行する列車である第2の列車に対して規定された速度で運転する救援モードへの変更を指示し、前記第1の列車に対して前記第1の列車と前記第2の列車との間の列車間隔を規定された列車間隔にして運転する被救援モードへの変更を指示する運行管理装置と、
    前記救援モードで運転中、測距センサを用いて前記第1の列車と前記第2の列車との間の列車間隔を計測し、前記第1の列車の列車長の情報および計測した列車間隔の情報を用いて前記第1の列車の先頭位置を算出し、前記第1の列車の先頭位置の情報を前記運行管理装置に送信し、前記運行管理装置から取得した停止限界位置情報を用いて、前記規定された速度で運転を行う前記第2の列車と、
    前記被救援モードで運転中、測距センサを用いて前記第1の列車と前記第2の列車との間の列車間隔を計測し、計測した列車間隔が規定された列車間隔になるように運転を行う前記第1の列車と、
    を備えることを特徴とする列車制御システム。
  6. 前記第2の列車は、前記第1の列車の先頭位置が、前記第1の列車を停止させる待避線の規定された停止位置に到達した場合は停止し、
    前記第1の列車は、前記第2の列車が停止した場合、前記計測した列車間隔が前記規定された列車間隔になるように停止し、
    前記運行管理装置は、転轍機を制御して前記第1の列車を待避線へ進入させ、前記第1の列車が前記待避線の規定された停止限界位置で停止した場合、前記第1の列車に対して前記待避線での停止状態を継続させる待避モードへの変更を指示し、前記第2の列車に対して通常の運転状態である正常モードへの変更を指示する、
    ことを特徴とする請求項に記載の列車制御システム。
  7. 前記第1の列車は、前記地上制御装置から停止の指示を取得した場合は停止し、
    前記第2の列車は、前記第1の列車が停止した場合、前記計測した列車間隔が、前記規定された列車間隔になるように停止し、
    前記運行管理装置は、転轍機を制御して前記第1の列車を待避線へ進入させ、前記第1の列車が待避線の規定された停止限界位置で停止した場合、前記第1の列車に対して前記待避線での停止状態を継続させる待避モードへの変更を指示し、前記第2の列車に対して通常の運転状態である正常モードへの変更を指示する、
    ことを特徴とする請求項に記載の列車制御システム。
  8. 運行管理装置が、規定された期間、複数の列車の位置情報を収集する地上制御装置から、第1の列車の位置情報を取得しなかった場合、前記第1の列車の後を走行する列車である第2の列車に対して規定された速度で運転する救援モードへの変更を指示し、前記第1の列車に対して前記第1の列車と前記第2の列車との間の列車間隔を規定された列車間隔にして運転する被救援モードへの変更を指示する第1の変更ステップと、
    前記第2の列車が、前記救援モードで運転中、測距センサを用いて前記第1の列車と前記第2の列車との間の列車間隔を計測し、前記第1の列車の列車長の情報および計測した列車間隔の情報を用いて前記第1の列車の先頭位置を算出し、前記第1の列車の先頭位置の情報を前記運行管理装置に送信し、前記運行管理装置から取得した停止限界位置情報を用いて、前記規定された速度で運転を行う救援ステップと、
    前記第1の列車が、前記被救援モードで運転中、測距センサを用いて前記第1の列車と前記第2の列車との間の列車間隔を計測し、計測した列車間隔が規定された列車間隔になるように運転を行う被救援ステップと、
    を含むことを特徴とする列車運転方法。
  9. 前記救援ステップにおいて、前記第2の列車は、前記第1の列車の先頭位置が、前記第1の列車を停止させる待避線の規定された停止位置に到達した場合は停止し、
    前記被救援ステップにおいて、前記第1の列車は、前記第2の列車が停止した場合、前記計測した列車間隔が前記規定された列車間隔になるように停止し、
    さらに、
    前記運行管理装置が、転轍機を制御して前記第1の列車を待避線へ進入させ、前記第1の列車が前記待避線の規定された停止位置に到達した場合、前記第1の列車に対して前記待避線での停止状態を継続させる待避モードへの変更を指示し、前記第2の列車に対して通常の運転状態である正常モードへの変更を指示する第2の変更ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項に記載の列車運転方法。
  10. 前記被救援ステップにおいて、前記第1の列車は、前記地上制御装置から停止の指示を取得した場合は停止し、
    前記救援ステップにおいて、前記第2の列車は、前記第1の列車が停止した場合、前記計測した列車間隔が、前記規定された列車間隔になるように停止し、
    さらに、
    前記運行管理装置が、転轍機を制御して前記第1の列車を待避線へ進入させ、前記第1の列車が待避線の規定された停止位置に到達した場合、前記第1の列車に対して前記待避線での停止状態を継続させる待避モードへの変更を指示し、前記第2の列車に対して通常の運転状態である正常モードへの変更を指示する第2の変更ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項に記載の列車運転方法。
JP2019554104A 2017-11-15 2017-11-15 列車運転制御装置、運行管理装置、列車制御システム、および列車運転方法 Active JP6765550B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/041145 WO2019097616A1 (ja) 2017-11-15 2017-11-15 列車運転制御装置、運行管理装置、列車制御システム、および列車運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019097616A1 JPWO2019097616A1 (ja) 2020-04-23
JP6765550B2 true JP6765550B2 (ja) 2020-10-07

Family

ID=66538697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019554104A Active JP6765550B2 (ja) 2017-11-15 2017-11-15 列車運転制御装置、運行管理装置、列車制御システム、および列車運転方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11634037B2 (ja)
JP (1) JP6765550B2 (ja)
WO (1) WO2019097616A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024090422A1 (ja) * 2022-10-28 2024-05-02 株式会社日立製作所 運転支援装置および運転支援方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018173142A1 (ja) * 2017-03-22 2018-09-27 三菱電機株式会社 車上制御装置およびホームドア制御システム
JP7137151B2 (ja) * 2019-03-20 2022-09-14 トヨタ自動車株式会社 運行制御装置及び車両
CN110758488A (zh) * 2019-11-07 2020-02-07 中国铁建重工集团股份有限公司 磁浮轨道列车的控制方法和系统,磁浮轨道列车
CN111776018B (zh) * 2020-06-29 2022-12-20 交控科技股份有限公司 一种列车编队跟踪控制方法及装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3574917B2 (ja) 1998-11-24 2004-10-06 株式会社日立製作所 無線列車の列車間隔制御システム
JP2005253141A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Nippon Signal Co Ltd:The Atc車上装置、及び、車両制御装置
JP4775841B2 (ja) 2005-04-19 2011-09-21 日本信号株式会社 車上/地上間情報伝送装置
JP2009166671A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Nippon Signal Co Ltd:The 列車制御装置
JP5806068B2 (ja) * 2011-09-30 2015-11-10 日本信号株式会社 列車制御システム
JP6296676B2 (ja) * 2012-10-30 2018-03-20 日本信号株式会社 列車制御システム
JP6072314B2 (ja) 2014-02-07 2017-02-01 三菱電機株式会社 列車走行管理装置
WO2017195312A1 (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社京三製作所 車上装置及び列車占有範囲算出方法
WO2017195315A1 (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社京三製作所 車上装置および地上システム
CN109664923B (zh) * 2017-10-17 2021-03-12 交控科技股份有限公司 基于车车通信的城市轨道交通列控系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024090422A1 (ja) * 2022-10-28 2024-05-02 株式会社日立製作所 運転支援装置および運転支援方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019097616A1 (ja) 2020-04-23
US20200262300A1 (en) 2020-08-20
US11634037B2 (en) 2023-04-25
WO2019097616A1 (ja) 2019-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6765550B2 (ja) 列車運転制御装置、運行管理装置、列車制御システム、および列車運転方法
US10864931B2 (en) Automatic train control system and corresponding method
JP6296676B2 (ja) 列車制御システム
CN107709136B (zh) 用于为轨道车辆确定行驶授权的方法和装置
KR100316621B1 (ko) 철도신호시스템
JP6336857B2 (ja) 車両制御システム及び車両制御装置
JP6228882B2 (ja) 列車制御方法及び列車制御システム
JP5171712B2 (ja) 踏切制御装置
JP7289184B2 (ja) 自動列車運転システム
CN109421769B (zh) 控制车辆在网络中的通行的方法
ES2626175T3 (es) Procedimiento de cálculo de un intervalo de posiciones de un vehículo ferroviario sobre una vía férrea y dispositivo asociado
CN107921976B (zh) 用于监测由车辆、尤其轨道车辆组成的车列的规定的限界的检测设备和方法
JP2016137731A (ja) 車両制御システム、車上装置、および地上装置
US11458999B2 (en) On-board control apparatus and platform-door control system
JP6399752B2 (ja) 車両位置認識装置
KR101339351B1 (ko) 열차위치 보조 검지 장치를 활용한 열차 제어 시스템 및 열차의 방호 방법
JP3607966B2 (ja) 走行支援システム
JP2018158607A (ja) 無線列車制御システム及びその地上側制御装置
WO2019220578A1 (ja) 流転検知装置、列車制御システムおよび流転検知方法
JP6844966B2 (ja) 無線式列車制御システム
JP6105239B2 (ja) Ats装置
JP7134262B2 (ja) 車上装置、地上装置および列車制御システム
JP6964773B2 (ja) 列車制御装置
WO2021065343A1 (ja) 踏切制御システムおよび踏切制御方法
KR101378357B1 (ko) 궤도 차량의 교차 검지장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200128

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200128

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6765550

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250