JP6228882B2 - 列車制御方法及び列車制御システム - Google Patents

列車制御方法及び列車制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP6228882B2
JP6228882B2 JP2014071612A JP2014071612A JP6228882B2 JP 6228882 B2 JP6228882 B2 JP 6228882B2 JP 2014071612 A JP2014071612 A JP 2014071612A JP 2014071612 A JP2014071612 A JP 2014071612A JP 6228882 B2 JP6228882 B2 JP 6228882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
train
blockage
operation mode
fixed
train control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014071612A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015193296A (ja
Inventor
秀幸 加藤
秀幸 加藤
慶一 齋藤
慶一 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP2014071612A priority Critical patent/JP6228882B2/ja
Priority to CN201580018322.1A priority patent/CN106232453B/zh
Priority to KR1020167029153A priority patent/KR102118672B1/ko
Priority to PCT/JP2015/059466 priority patent/WO2015152012A1/ja
Publication of JP2015193296A publication Critical patent/JP2015193296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6228882B2 publication Critical patent/JP6228882B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L23/00Control, warning or like safety means along the route or between vehicles or trains
    • B61L23/04Control, warning or like safety means along the route or between vehicles or trains for monitoring the mechanical state of the route
    • B61L23/041Obstacle detection
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L15/00Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles
    • B60L15/40Adaptation of control equipment on vehicle for remote actuation from a stationary place
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L27/00Central railway traffic control systems; Trackside control; Communication systems specially adapted therefor
    • B61L27/20Trackside control of safe travel of vehicle or train, e.g. braking curve calculation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L27/00Central railway traffic control systems; Trackside control; Communication systems specially adapted therefor
    • B61L27/20Trackside control of safe travel of vehicle or train, e.g. braking curve calculation
    • B61L2027/204Trackside control of safe travel of vehicle or train, e.g. braking curve calculation using Communication-based Train Control [CBTC]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

本発明は、移動閉塞の運転モードと固定閉塞の運転モードとの間で切替えを行って列車運行の制御を行う列車制御方法に関し、詳しくは、走行する列車が一旦停車することなく、運転モードを移動閉塞と固定閉塞との間で切替えを行って列車運行の制御を行う列車制御方法及びその方法を実施する列車制御システムに係るものである。
従来のこの種の列車制御システムは、物理的な位置検知装置の在線情報を用いて列車検知を実施し、進路としてバックアップ進路とCBTC進路を設定する連動装置と、列車からの無線経由の位置情報により在線検知を実施するATP地上装置とを備えて、列車制御を実施している無線列車制御システムにおいて、無線非搭載車とCBTC制御列車(無線搭載車)が走行する区間毎に設定する進路を切り替えることで、同一線区上で双方の混在運行を可能とするようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−116212号公報
特許文献1に記載の無線列車制御システムにおいては、列車からの位置情報を無線経由で受信することで、列車の在線検知を行うATP地上装置を備えており、無線非搭載車と無線搭載車(CBTC制御列車)が走行する区間毎に設定する進路を切り替えることで、同一線区上で双方の混在運行を可能として、無線による位置検知不能である無線非搭載車と無線搭載車(CBTC制御列車)とを同時に同一線区上を安全に走行させることはできる。これはあくまでも、或る無線非搭載車と他のCBTC制御列車とが、同一線区上で双方の混在運行を可能としているものであり、一つのCBTC制御列車が同一線区上で、移動閉塞の運転モードと固定閉塞の運転モードとの間で切替えを行って走行するものではない。
これに対して、近年では、同一線区上で移動閉塞の運転モードによる複数の列車を走行させることが多くなってきた。しかしながら従来は、列車が移動閉塞の運転モードで走行中に、無線システム又は列車の故障、障害等により、固定閉塞の運転モードの走行に切り替える場合、その運転モードの切り替えのために列車は一旦停車しなければならなかった。このように、列車が一旦停車すれば、運行遅延が発生する確率が高くなるものであった。
そこで、このような問題点に対処し、本発明が解決しようとする課題は、走行する列車が一旦停車することなく、運転モードを移動閉塞と固定閉塞との間で切替えを行って列車運行の制御を行う列車制御方法及び列車制御システムを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明による列車制御方法は、移動閉塞の運転モードと固定閉塞の運転モードとの間で切替えを行って列車運行の制御を行う列車制御方法であって、運転モードが移動閉塞から固定閉塞に切り替わった際に、直前の移動閉塞のATP(Automatic Train Protection)パターンを有効としてそのまま走行可能とするものである。
また、本発明による列車制御システムは、移動閉塞の運転モードと固定閉塞の運転モードとの間で切替えを行って列車運行の制御を行う列車制御システムであって、軌道に設置され、固定閉塞のATPパターンの情報を含む列車運行情報を送る地上子と、列車に搭載され、前記地上子との間で通信を行う車上子、及び移動閉塞と固定閉塞の運転モードの切替えを行うと共に運転モードが移動閉塞から固定閉塞に切り替わった際に直前の移動閉塞のATPパターンを有効としてそのまま走行可能とする列車運行の制御を行う車上装置、及び列車の位置情報を送受信する無線装置と、列車の進行方向前部に設けられ、先行列車の後尾位置までの距離を計測する測距手段と、を有するものである。
本発明による列車制御方法によれば、走行する列車の運転モードが移動閉塞から固定閉塞に切り替わった際に、直前の移動閉塞のATPパターンを有効としてそのまま走行可能とすることにより、走行する列車が一旦停車することなく、運転モードを移動閉塞と固定閉塞との間で切替えを行って列車運行の制御を行うことができる。したがって、走行する列車の運行遅延が発生する確率を低減することができる。
また、本発明による列車制御システムによれば、軌道に設置された地上子により固定閉塞のATPパターンの情報を含む列車運行情報を送り、列車に搭載された車上子で前記地上子との間で通信を行って前記固定閉塞のATPパターンの情報を含む列車運行情報を受信し、列車に搭載された車上装置により移動閉塞と固定閉塞の運転モードの切替えを行うと共に運転モードが移動閉塞から固定閉塞に切り替わった際に直前の移動閉塞のATPパターンを有効としてそのまま走行可能とする列車運行の制御を行い、列車に搭載された無線装置で列車の位置情報を送受信し、列車の進行方向前部に設けられた測距手段により先行列車の後尾位置までの距離を計測することができる。これにより、前記列車制御方法を実施して、走行する列車が一旦停車することなく、運転モードを移動閉塞と固定閉塞との間で切替えを行って列車運行の制御を行うことができる。したがって、走行する列車の運行遅延が発生する確率を低減することができる。
本発明による列車制御システムの実施形態を示す概略図である。 前記列車制御システムの測距装置について示す概略説明図である。 本発明による列車制御方法の実施形態を示す説明図であり、列車の運転モードが移動閉塞から固定閉塞に切り替わる状態を示すものである。 前記列車制御方法において固定閉塞に切り替わった後の列車が走行し信号機の停止現示により停止するパターンの各種状況を示す説明図である。 前記列車制御方法において直前の移動閉塞のATPパターンで予め定めた速度まで減速した後、その速度を維持して走行する列車が先行列車との距離を計測して停止するパターンを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による列車制御方法を実施する列車制御システムの実施形態を示す概略図である。この列車制御システムは、移動閉塞の運転モードと固定閉塞の運転モードとの間で切替えを行って列車運行の制御を行うものである。まず、列車の運転モードとしての固定閉塞と、移動閉塞とについて説明する。
固定閉塞は、従来からの列車制御の方式であって、同時に同じ区間を異なる列車が占有できないようにし、通常は、1本の列車のみが一つの区間(閉塞区間)に進入することが許される。この区間は信号機間に設定されるので、固定された区間に設定されている。この場合、列車は、信号機が進行を現示するまでその区間に入ることを許されない。したがって、固定閉塞の区間が長くなると、線路容量が低下して運行効率が悪くなる。
移動閉塞は、近年になって導入された列車制御の方式であって、固定閉塞の欠点を改善しようとするものである。この移動閉塞は、線路や車上に備えられた各種のセンサー、タコメータ、速度計などで計測された情報に基づいて、各列車の現在の正確な位置、速度、進行方向を把握し、コンピュータが各列車に対して他の列車の進入を許さない範囲を計算して列車運行の指示を列車に直接伝達するものである(信号機は不要となる)。この場合、安全上必要とされる最低限の列車間隔を保ちながら、できる限り列車を接近させて走行させることができるようになる。したがって、線路容量の増大が可能となり運行効率が向上する。
本発明による列車制御システムは、図1に示すように、軌道1に設置された地上子2と、列車3に搭載された車上子4と、列車3に搭載された車上装置5と、列車3に搭載された無線装置6と、列車3に搭載された速度センサー7と、列車3の進行方向前部に設けられた測距装置8とを有して成る。なお、図1において、符号9は、無線装置6のアンテナを示し、符号10は、列車3の車輪を示している。
地上子2は、固定閉塞のATPパターンの情報を含む列車運行情報を、列車3の車上子4に送るもので、軌道1側に設置されている。ここで、「ATP」とは、英語の“Automatic Train Protection”の略語であり、日本語では「自動列車保安装置」と称されている。このATPは、運転手がミスをして制限速度が守られていない場合に強制的にブレーキを掛けて列車の安全を守り、事故を回避するためのシステムである。そして、「ATPパターン」とは、ATPのシステムにおいて、列車が停止しなければならない位置までの残り距離の情報を基にその列車のブレーキ性能で実現可能なものとして計算された運転曲線(ブレーキパターン)のことである。このATPパターンよりも速度が超過しないように照査(照合)することにより、列車の安全が守られる。ATPパターンには、固定閉塞の運転モードにおけるATPパターンである固定閉塞のATPパターンと、移動閉塞の運転モードにおけるATPパターンである移動閉塞のATPパターンとがある。
車上子4は、前記地上子2との間で通信を行って固定閉塞のATPパターンの情報を含む列車運行情報を受信するもので、列車3に搭載されている。そして、列車運行情報は、前記地上子2と車上子4との間で電磁的に通信される。
車上装置5は、移動閉塞と固定閉塞の運転モードの切替えを行うと共に運転モードが移動閉塞から固定閉塞に切り替わった際に直前の移動閉塞のATPパターンを有効としてそのまま走行可能とする列車運行の制御を行うもので、同じく列車3に搭載されている。この車上装置5は、コンピュータを備えており、前記車上子4、後述の無線装置6、速度センサー7、測距装置8等からの情報を取り込んで計算し、列車運行の制御を行うようになっている。また、この車上装置5は、移動閉塞のATPパターン及び固定閉塞のATPパターンの両方を作成し保有している。
無線装置6は、列車3の位置情報を送受信するもので、同じく列車3に搭載されている。この無線装置6は、他の列車との間で各列車の現在の正確な位置を送受信しながら移動閉塞による列車運行を可能とする。なお、位置以外の速度、進行方向、運転モード等の列車運行情報を送受信してもよい。
速度センサー7は、自己の列車3の走行速度を計測するもので、同じく列車3に搭載されている。
列車3の進行方向前部(列車の先頭)には、測距装置8が設けられている。この測距装置8は、先行列車の後尾位置までの距離を計測する測距手段となるもので、例えば、距離計測の媒体として光又は電波を用い、先行列車の後尾部からの反射を受信して計測するようになっている。図2に示すように、自己の列車3aの進行方向前部に発光受光部又は電波の送受信部を含む測距装置8を設け、測距装置8から光又は電波を送信し、前方を走る先行列車3bの後尾車体から反射される光又は電波を受信して先行列車3bの後尾位置までの距離を計測する。
或いは、前記測距装置8は、距離計測の媒体として先行列車3bの後尾部の画像を取得し、その映像解析を行って計測するようにしてもよい。例えば、図2において、自己の列車3aの進行方向前部に測距装置8として撮像装置を設け、この撮像装置で前方を走る先行列車3bの後尾車体の画像を撮影し、得られた画像を映像解析して既知の大きさの先行列車3bの後尾車体が見える視角を計測し、この視角の大小から計算により先行列車3bの後尾位置までの距離を求めてもよい。
なお、前記測距装置8による先行列車3bの後尾位置までの距離の計測は、光又は電波を用い、或いは撮像装置を用いるものに限られず、先行列車3bの後尾位置までの距離が計測できるものならば、他のどのような手段を用いてもよい。
次に、このように構成された列車制御システムを用いて行う列車制御方法について、図3〜図5を参照して説明する。この列車制御方法は、移動閉塞の運転モードと固定閉塞の運転モードとの間で切替えを行って列車運行の制御を行うものであって、運転モードが移動閉塞から固定閉塞に切り替わった際に、直前の移動閉塞のATPパターンを有効としてそのまま走行可能とし、その移動閉塞のATPパターンで予め定めた速度まで減速した後、その速度を維持して走行可能とするものである。
図3(a)は、軌道1の区間1〜区間5を自己の列車3a(以下単に「列車3a」という)と先行列車3bとが移動閉塞の運転モードで走行している状態を示している。この状態では、列車3a及び先行列車3bとも移動閉塞の運転モードで走行しており、列車3a及び先行列車3bの在線範囲は、図示したように、各々の列車3a,3bの先頭から末尾までの列車の長さ分だけとなっている。したがって、列車3aは、先行列車3bの直近後方まで近づくことができる。破線のカーブC1は、移動閉塞の運転モードで走行している列車3aの移動閉塞のATPパターンを示している。この移動閉塞のATPパターンC1は、速度をカーブC1に沿って変化させながら走行して、先行列車3bの直近後方位置で停止できることを示している。
図3(b)は、図3(a)における列車3aが何らかの障害により移動閉塞の運転モードでの走行を継続できないと判断した場合に、列車3aの車上装置5の制御によりその運転モードを自動的に移動閉塞から固定閉塞に切り替えた状態を示している。この状態では、列車3aは固定閉塞の運転モードになるので、図示したように、区間2の全体が列車3aの在線範囲となる(以下、図4及び図5の説明においても同じ)。すなわち、区間2が一つの閉塞区間となる。したがって、列車3aの後続列車は区間2へ進入できないし、列車3aは区間3へ進入することを許されない。図3(b)では、区間2の末尾に設けられた信号機11aが停止現示(×印)となっている。なお、先行列車3bは、移動閉塞の運転モードのままであるので、その在線範囲は該先行列車3bの長さ分だけとなっている。
しかし、図3(b)に示すように、列車3aの運転モードが移動閉塞から固定閉塞に切り替わった際の移動閉塞のATPパターンC1が、切り替わった後の固定閉塞のATPパターン(列車3aが区間2の末尾まで走行して停止するパターン)よりも遠い位置を停止目標としており、前記固定閉塞のATPパターンでは停止できない場合は、図3(a)に示す直前の移動閉塞のATPパターンC1を有効としてそのまま走行可能とする。すなわち、移動閉塞から固定閉塞に切り替わった際の移動閉塞のATPパターンC1の端までは安全に走行できるものとして、列車3aはそのまま走行する。この場合、図3(b)に示す次の区間3へ進入可能となる。
図4(a)は、図3(b)における列車3aが区間3へ進入して走行し、区間3末尾の信号機11bの停止現示により停止する状態を示している。この状態では、列車3aが区間2から区間3へ進入する際は、直前の移動閉塞のATPパターンC1を有効として進入しているので、区間3内を走行しながら固定閉塞のATPパターンを更新できなくなる可能性がある。そこで、移動閉塞から固定閉塞に運転モードが切り替わった際に、固定閉塞のATPパターンでは停止できない場合となり、直前の移動閉塞のATPパターンC1を有効としてそのまま走行可能とし、前記直前の移動閉塞のATPパターンC1で予め定めた速度まで減速(任意の特定の速度)した後は、その速度を維持した(速度頭打ちの状態)運転曲線C2での走行を可能とする。その後、列車3aが区間3の末尾近くに設けられた固定閉塞用の地上子2aの上を通過することで、列車3aの車上子4が前記地上子2aと電磁的に結合して、固定閉塞のATPパターンを更新する。すると、列車3aは固定閉塞のATPパターンに従った走行に切り替わり、区間4内に先行列車3bが在線しており区間3末尾の信号機11bが停止現示であるので、前記固定閉塞のATPパターンによる運転曲線C3に従って、列車3aは信号機11bの手前で停止する。
図4(b)は、図3(b)における列車3aが区間3へ進入して走行し、区間3内にて固定閉塞のATPパターンを更新し、そのまま走行して区間4末尾の信号機11cの停止現示により停止する状態を示している。この状態では、図4(a)に示す状態から先行列車3bがその先の区間5まで進入している。この場合、列車3aは、区間3内にて直前の移動閉塞のATPパターンC1で予め定めた速度まで減速した後、その速度を維持した運転曲線C2で走行しながら区間3の末尾近くの固定閉塞用の地上子2aの上を通過することで、列車3aの車上子4と地上子2aとが電磁的に結合して、固定閉塞のATPパターンC4に更新する。このとき、区間4内には列車は在線しておらず、区間3末尾の信号機11bは進行現示(○印)であるので、列車3aは更新後の固定閉塞のATPパターンC4まで増速しながら区間4へ進入する。列車3aは、区間4内をそのまま固定閉塞のATPパターンC4に従って走行し、区間5内に先行列車3bが在線しており区間4末尾の信号機11cが停止現示であるので、前記固定閉塞のATPパターンC4による停止曲線C5に従って、列車3aは信号機11cの手前で停止する。
図5は、図3(b)における列車3aが区間3へ進入し、減速した状態で区間3から区間4へ進入し先行列車3bとの距離を計測して停止する状態を示している。これは、列車3aが次の区間3へ進入して、直前の移動閉塞のATPパターンC1で予め定めた速度まで減速した後、その速度を維持して走行しながら先行列車3bとの間の距離を計測し、前記減速走行速度から停止し得る距離まで接近した時点でブレーキを掛けて停止するように、列車3aを制御するものである。
すなわち、列車3aが区間2から区間3へ進入する際は、直前の移動閉塞のATPパターンC1を有効としてそのまま走行して進入しているので、区間3内を走行しながら固定閉塞のATPパターンを更新できなくなる可能性がある。そこで、図4と同様に、移動閉塞から固定閉塞に運転モードが切り替わった際に、固定閉塞のATPパターンでは停止できない場合となり、直前の移動閉塞のATPパターンC1を有効としてそのまま走行可能とし、前記直前の移動閉塞のATPパターンC1で予め定めた速度まで減速(任意の特定の速度)した後は、その速度を維持した(速度頭打ちの状態)運転曲線C2での走行を可能とする。この状態で、速度頭打ちの運転曲線C2で走行しながら、図2に示す列車3aの先頭に取り付けられた測距装置8により先行列車3bの後尾位置までの距離を計測し、運転曲線C2による速度頭打ちの走行速度から停止し得る距離まで接近した時点でブレーキを掛ける。すると、このブレーキ操作による運転曲線C6に従って、列車3aは先行列車3bの後尾位置の手前で停止する。なお、符号2cは、区間4の末尾近くに設けられた固定閉塞用の地上子を示し、符号11dは、区間4末尾の信号機(停止現示)を示している。
以上は、列車3aの運転モードが移動閉塞から固定閉塞に切り替わった場合の列車制御方法について説明したが、以下に、固定閉塞の運転モードで列車が走行中に、移動閉塞の運転モードに切り替えが可能になった場合について説明する。このときは、図1に示す車上装置5は、自動的に運転モードを固定閉塞から移動閉塞に切り替える。速度照査に使用するATPパターンも、固定閉塞のATPパターンから移動閉塞のATPパターンに切り替える。このような状態で、以下の条件を満たした場合に、列車の運転モードは固定閉塞から移動閉塞へ変更可能になる。
条件1…移動閉塞のための地上−車上間通信が復旧し、移動閉塞のATPパターンが作成されている。
条件2…条件1を満たした後、当該列車(列車Aとする)の前方の区間(区間Bとする)から一度列車の在線が完全になくなり、且つ列車Aとは反対の区間(区間Cとする)が在線となり、前記区間Bへ列車Aのみが進入したこと(同一区間内に他の列車がいないことを確認するための条件)。
条件3…条件2を満たしたとき、前記区間Bに停止要因がないこと(列車Aが走行して危険がないかどうかを確認するための条件)。
以上の条件を満たして、運転モードを固定閉塞から移動閉塞へ切り替えた後は、列車Aは移動閉塞のATPパターンに従って走行する。
1…軌道
2,2a,2b,2c…地上子
3…列車
3a…自己の列車
3b…先行列車
4…車上子
5…車上装置
6…無線装置
7…速度センサー
8…測距装置
11a,11b,11c,11d…信号機
1…移動閉塞のATPパターン
2…減速した速度を維持した運転曲線
4…固定閉塞のATPパターン

Claims (7)

  1. 移動閉塞の運転モードと固定閉塞の運転モードとの間で切替えを行って列車運行の制御を行う列車制御方法であって、
    運転モードが移動閉塞から固定閉塞に切り替わった際に、直前の移動閉塞のATPパターンを有効としてそのまま走行可能とすることを特徴とする列車制御方法。
  2. 前記直前の移動閉塞のATPパターンで予め定めた速度まで減速した後、その速度を維持して走行可能とすることを特徴とする請求項1に記載の列車制御方法。
  3. 前記直前の移動閉塞のATPパターンで予め定めた速度まで減速した後、その速度を維持して走行しながら先行列車との間の距離を計測し、前記減速走行速度から停止し得る距離まで接近した時点でブレーキを掛けて停止することを特徴とする請求項1に記載の列車制御方法。
  4. 移動閉塞の運転モードと固定閉塞の運転モードとの間で切替えを行って列車運行の制御を行う列車制御システムであって、
    軌道に設置され、固定閉塞のATPパターンの情報を含む列車運行情報を送る地上子と、
    列車に搭載され、前記地上子との間で通信を行う車上子、及び移動閉塞と固定閉塞の運転モードの切替えを行うと共に運転モードが移動閉塞から固定閉塞に切り替わった際に直前の移動閉塞のATPパターンを有効としてそのまま走行可能とする列車運行の制御を行う車上装置、及び列車の位置情報を送受信する無線装置と、
    列車の進行方向前部に設けられ、先行列車の後尾位置までの距離を計測する測距手段と、
    を有することを特徴とする列車制御システム。
  5. 前記車上装置は、移動閉塞のATPパターン及び固定閉塞のATPパターンの両方を作成し保有していることを特徴とする請求項4に記載の列車制御システム。
  6. 前記測距手段は、距離計測の媒体として光又は電波を用い、先行列車の後尾部からの反射を受信して計測することを特徴とする請求項4又は5に記載の列車制御システム。
  7. 前記測距手段は、距離計測の媒体として先行列車の後尾部の画像を取得し、その映像解析を行って計測することを特徴とする請求項4又は5に記載の列車制御システム。
JP2014071612A 2014-03-31 2014-03-31 列車制御方法及び列車制御システム Active JP6228882B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014071612A JP6228882B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 列車制御方法及び列車制御システム
CN201580018322.1A CN106232453B (zh) 2014-03-31 2015-03-26 列车控制方法和列车控制系统
KR1020167029153A KR102118672B1 (ko) 2014-03-31 2015-03-26 열차 제어 방법 및 열차 제어 시스템
PCT/JP2015/059466 WO2015152012A1 (ja) 2014-03-31 2015-03-26 列車制御方法及び列車制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014071612A JP6228882B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 列車制御方法及び列車制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015193296A JP2015193296A (ja) 2015-11-05
JP6228882B2 true JP6228882B2 (ja) 2017-11-08

Family

ID=54240338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014071612A Active JP6228882B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 列車制御方法及び列車制御システム

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6228882B2 (ja)
KR (1) KR102118672B1 (ja)
CN (1) CN106232453B (ja)
WO (1) WO2015152012A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106560372B (zh) * 2016-07-22 2018-11-20 卡斯柯信号有限公司 一种基于车载控制器的闭塞模式自适应控制系统
CN110177725B (zh) * 2017-01-17 2021-07-13 三菱电机株式会社 进路控制装置、无线列车控制系统、车上装置及进路控制方法
CN110198881A (zh) * 2017-02-01 2019-09-03 株式会社日立制作所 列车控制系统、列车控制装置和列车控制方法
CN108177662B (zh) * 2017-12-22 2020-06-05 交控科技股份有限公司 一种不同列车运行制式的atp限速曲线融合方法
CN108372870B (zh) * 2018-03-21 2021-02-09 北京交大思诺科技股份有限公司 通用列控车载主机
CN109278807B (zh) * 2018-09-05 2020-09-25 交控科技股份有限公司 基于车车通信列控系统的列车跳停方法
WO2020066223A1 (ja) 2018-09-26 2020-04-02 株式会社日立製作所 列車制御装置および列車制御システム
CN109649449B (zh) * 2018-12-26 2021-01-26 交控科技股份有限公司 车载atp与lkj控制权不停车自动切换的应答器布置方法
CN110843863B (zh) * 2019-11-11 2021-10-08 通号城市轨道交通技术有限公司 移动闭塞制式下的固定闭塞列车追踪控制方法及系统
CN113928382A (zh) * 2021-11-16 2022-01-14 交控科技股份有限公司 市域铁路列车的运行控制方法及装置
CN114044033B (zh) * 2021-12-27 2023-12-01 卡斯柯信号有限公司 基于列车类型信息自动调控列车闭塞制式的系统及方法
CN115230774A (zh) * 2022-06-30 2022-10-25 上海电气泰雷兹交通自动化系统有限公司 一种atp监控故障下持续列车连续追踪方法
CN115214747A (zh) * 2022-08-19 2022-10-21 株洲中车时代电气股份有限公司 一种列车自动驾驶系统及自动驾驶控制方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07111712A (ja) * 1993-10-07 1995-04-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動体間距離保持装置
JPH11245820A (ja) * 1998-03-05 1999-09-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高密度運転システム
AU2009246873B2 (en) * 2008-05-15 2014-07-10 Siemens Mobility Inc. Method and apparatus for a hybrid train control device
JP5275962B2 (ja) 2009-12-02 2013-08-28 株式会社日立製作所 無線列車制御システム
CN102343923A (zh) * 2011-07-07 2012-02-08 北京和利时系统工程有限公司 一种列车自动监控系统及列车跟踪方法
JP5858711B2 (ja) * 2011-09-30 2016-02-10 日本信号株式会社 列車制御システムの車上装置
JP6296673B2 (ja) * 2011-09-30 2018-03-20 日本信号株式会社 列車制御システムの地上装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015152012A1 (ja) 2015-10-08
CN106232453B (zh) 2018-10-30
KR102118672B1 (ko) 2020-06-03
KR20160138155A (ko) 2016-12-02
JP2015193296A (ja) 2015-11-05
CN106232453A (zh) 2016-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6228882B2 (ja) 列車制御方法及び列車制御システム
CN110758484B (zh) 列车自动驾驶方法、vobc、tias、区域控制器
JP6296676B2 (ja) 列車制御システム
CN107709136B (zh) 用于为轨道车辆确定行驶授权的方法和装置
EP2752354A1 (en) Train control system
CN104220318B (zh) 列车控制装置
JP5171712B2 (ja) 踏切制御装置
EP2762353A1 (en) Train control system
JP7289184B2 (ja) 自動列車運転システム
US10449983B2 (en) Method for commanding a railway level crossing protection system
JP5307184B2 (ja) 車内信号式自動列車制御システム、及び、車内信号式自動列車制御方法
JP5484234B2 (ja) 列車運転支援システム
JP2012245850A (ja) 開扉可否決定装置
KR101279424B1 (ko) 위치정보 전송용 전파 송출기를 이용한 이동 폐색과 고정 폐색의 혼합 운행 시스템 및 방법
KR101434309B1 (ko) 열차간 거리 측정방법 및 그 철도차량
KR101489886B1 (ko) 스마트 시그널을 이용한 열차 제어 시스템
JP2019089373A (ja) 障害物監視装置及び車両運行管理システム
KR20160071645A (ko) 열차의 분리-결합 시스템
KR101055797B1 (ko) 궤도회로기반 연속제어 열차방호방법
WO2019065743A1 (ja) 列車制御システム
JP6105239B2 (ja) Ats装置
JPH11129901A (ja) 走行支援装置
JP4978933B2 (ja) 架線エアセクション警報システム
JP2016137876A (ja) 運行管理システム及び運行管理方法
CN114604298B (zh) Rm模式的列车安全防护方法和装置、车载设备及介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6228882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150