JP2007099040A - 地上装置および自動列車速度制御システム - Google Patents

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剛生 吉本
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Abstract

【課題】 複数の臨時速度制限を軌道区間によらず自由に設定することができ、保安性を保ったまま送信情報量を削減することができ、運行効率の良い地上装置および自動列車速度制御システムを得る。
【解決手段】 この発明の地上装置4は、中央装置5から臨時速度制限区間の始点、終点および臨時制限速度を含む臨時速度制限の情報を受信し、複数の臨時速度制限の情報を少なくとも1つの臨時速度制限の情報に集約する論理部4aと、論理部が受信した前記臨時制限速度の情報または集約した臨時速度制限の情報を車上制御装置2に送信する送信部4dとを設け、論理部4aは、後方の臨時速度制限を後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点まで延長するか、または前方の臨時速度制限を後方の臨時速度制限区間の始点まで延長することによって、複数の臨時速度制限の情報を集約する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、列車を制限速度以下に制御するための自動列車速度制御システムに関するものであり、特に臨時速度制限情報を集約する地上装置に関するものである。
一般に、自動列車制御システムにおいては、先行列車の位置から後続列車の列車制御を行い、後続列車が先行列車に衝突しないように制御が行われている。先行列車が在線している場合、後続列車には速度の制御信号が送信され、後続列車は、各閉塞区間毎に軌道回路に流れる制御信号を受け取り、ブレーキパターンを作成して先行列車の手前で停止するよう制御される。また、臨時速度制限区間が発生した場合には、後続列車は、制限区間までに指定速度に減速可能な臨時速度制限の情報を制御信号として受け取り、ブレーキパターンを作成して指定速度まで減速するよう制御される。
従来の自動列車制御システムでは、列車に搭載の車上制御装置がブレーキパターンを作成しているので、臨時速度制限区間が複数区間発生する場合には、地上装置から列車側の車上制御装置へ送信する情報が非常に多くなるという問題がある。
この問題を解決する方法として、制御情報を送信する周期毎に複数の臨時速度制限の情報を交互に送信する方法がある。
また、各軌道区間の臨時速度制限に対応した後方軌道区間の最高速度を、各軌道区間における後方現示速度のデータベースとして保持し、複数の臨時速度制限が設定された場合には、後方軌道区間毎に、後方現示速度のデータベースの最下位現示速度を後方軌道区間の制限速度として決定する方法もある(例えば、特許文献1参照)。
さらに、受信した臨速情報(臨速開始点、制限速度、臨速終止点等)において自軌道回路に臨速開始点、および終止点の両方があり、且つ隣接する第1内方軌道回路(一つ前方の軌道回路)にも臨速が設定されている時、車上装置は、隣接軌道回路臨速設定「有り」を受信し、自軌道回路に設定されている臨速に基づき、軌道回路終端まで走行する制御を行う方法もある(例えば、非特許文献1参照)。
特開2002−225709号公報(第4頁〜第6頁、表2) 高山健一ら、第41回鉄道サイバネ・シンポジウム論文集、論文番号520、2004年11月
しかしながら、複数の臨時速度制限の情報を交互に送信する方法の場合には、受信漏れの確率が増大するという問題および送信遅れが発生し、制御遅れが発生するという問題がある。また、複数の臨時速度制限の情報を送信するので、ブレーキパターンを作成する車上制御装置の演算負荷が増加するという問題もある。
一方、各軌道区間における後方現示速度のデータベースの最下位現示速度を後方軌道区間の制限速度として決定する方法の場合には、臨時速度制限を軌道区間毎に設定しなければならず、臨時速度制限を軌道区間によらず、自由に設定することができないという問題がある。
さらに、自軌道回路と隣接する第1内方軌道回路(一つ前方の軌道回路)の両方に臨時速度制限が設定されている場合に、自軌道回路に設定されている臨時制限速度に基づき、軌道回路終端まで走行する制御を行う方法では、自軌道回路の臨時制限速度が隣接軌道回路の臨時制限速度より高いときには、列車は隣接軌道回路に進入するまで自軌道回路の臨時制限速度より低い隣接軌道回路の臨時制限速度を受信できないので、隣接軌道回路の臨時速度制限の開始までに臨時制限速度に減速することができない場合がある。また、自軌道回路の臨時制限速度が隣接軌道回路の臨時制限速度より非常に低いときでも、自軌道回路終端まで必ず自軌道回路に設定されている臨時速度制限に基づき走行する必要があるので、列車運行上の効率が悪い。
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、複数の臨時速度制限を軌道区間によらず自由に設定することができ、保安性を保ったまま送信情報量を削減することができ、列車運行効率の良い地上装置および自動列車速度制御システムを得ることを目的とする。
この発明の地上装置は、中央装置から臨時速度制限区間の始点、終点および臨時制限速度を含む臨時速度制限の情報を受信し、複数の臨時速度制限の情報を少なくとも1つの臨時速度制限の情報に集約する論理部と、論理部が受信した臨時制限速度の情報または集約した臨時速度制限の情報を車上制御装置に送信する送信部とを設け、論理部は、後方の臨時速度制限を後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点まで延長するか、または前方の臨時速度制限を後方の臨時速度制限区間の始点まで延長することによって、複数の臨時速度制限の情報を少なくとも1つの臨時速度制限の情報に集約するものである。
また、この発明の自動列車速度制御システムは、地上装置に臨時速度制限区間の始点、終点および臨時制限速度を含む臨時速度制限の情報を送信する中央装置と、中央装置から前記臨時速度制限の情報を受信し、複数の臨時速度制限の情報を少なくとも1つの臨時速度制限の情報に集約する論理部および論理部が受信した前記臨時制限速度の情報または集約した臨時速度制限の情報を車上制御装置に送信する送信部を備えた地上装置と、論理部が受信した臨時制限速度の情報または集約した臨時速度制限の情報を受信し、論理部が受信した臨時制限速度の情報または集約した臨時速度制限の情報に基づいて列車を制御する車上制御装置とを有し、論理部は、後方の臨時速度制限を後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点まで延長するか、または前方の臨時速度制限を後方の臨時速度制限区間の始点まで延長することによって、複数の臨時速度制限の情報を少なくとも1つの臨時速度制限の情報に集約するものである。
この発明によれば、複数の臨時速度制限を軌道区間によらず自由に設定することができ、保安性を保ったまま送信情報量を削減することができ、列車運行効率の良い地上装置および自動列車速度制御システムを提供できる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による自動列車速度制御システムの全体構成を示すブロック図である。図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することである。さらに、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
図1において、列車1は、車上制御装置2を搭載し、軌道3上を走行している。軌道3は、軌道区間3aという単位に分割されている。
地上側には、複数の軌道区間3aをまとめた機器室毎に少なくとも1つの地上装置4が設置されている。地上装置4には、機器室毎に少なくとも1つの論理部4aが設けられており、軌道区間3a毎に1つの伝送制御部4b、1つの列車検知部4cおよび1つの送信部4dが設けられている。伝送制御部4bは、通信回線4eを介して論理部4aと接続され、論理部4aと相互に情報伝送を行うことができる。列車検知部4cは、伝送制御部4bと接続され、軌道区間3a毎に列車1の在線または非在線を検知することができ、伝送制御部4bに列車1の在線または非在線の情報を送信する。送信部4dは、伝送制御部4cと接続され、論理部4aからの制御情報を伝送制御部4bを経由して受け取り、その制御情報を軌道3を介して列車1へ送信する。列車1上の車上制御装置2は、送信部4cから制御情報を受信して列車1の制御を行う。
地上装置4の論理部4aは、列車検知部4cから伝送制御部4bを介して送信された列車1の在線または非在線の情報を基に、列車1がどの軌道区間3aに在線しているかを把握することができる。また、論理部4aは、中央装置5と接続され、臨時速度制限が設定された場合には、中央装置5から臨時速度制限区間の始点、終点および臨時制限速度を含む臨時速度制限の情報を受信する。臨時速度制限の情報を受信した論理部4aは、複数の臨時速度制限が設定された場合には、集約方法を判断し、複数の臨時速度制限の情報を少なくとも1つの臨時制限速度の情報に集約するかどうかを判断する。論理部4aは、複数の臨時速度制限の情報を集約すると判断した場合には、複数の臨時速度制限の情報を集約し、伝送制御部4bを介して、送信部4dから制御情報に付加して集約した臨時速度制限の情報を列車1の車上装置2へ送信する。論理部4aは、複数の臨時速度制限の情報を集約しないと判断した場合には、伝送制御部4bを介して、送信部4dから制御情報に付加して中央装置から受信した臨時速度制限の情報をそのまま列車1の車上装置2へ送信する。列車1の車上制御装置2は、送信部4dから臨時速度制限の情報または集約した臨時速度制限の情報を受信し、臨時速度制限区間の始点までに、列車1を臨時制限速度以下に減速させるように最適なブレーキパターンを演算し、列車1を制御する。この実施の形態1に示す自動列車速度制御システムにおいては、1つの軌道区間で列車1の車上制御装置2が受信できる臨時速度制限の情報は、1つである。
図2は、この発明の実施の形態1による自動列車速度制御システムにおける臨時速度制限の情報の集約処理方法の一例を示した模式図である。図2(a)は、集約前の臨時速度制限の情報を示しており、図2(b)は、集約後の臨時速度制限の情報を示している。図2において、横軸は軌道区間を、縦軸は列車の速度を示しており、横軸の矢印の方向は、列車の進行方向を示している。また、図2において、列車1の位置は、列車1が在線している軌道区間を示している。なお、この明細書においては、列車1の進行方向において、列車1に近い方を「後方」と呼び、列車1に遠い方を「前方」と呼ぶ。したがって、図2(b)において、軌道区間2Tと軌道区間3Tとを比較した場合、軌道区間2Tは後方の軌道区間であり、軌道区間3Tは前方の軌道区間である。
図2(a)において、軌道区間2Tの一部に臨時制限速度がVr1である臨時速度制限R1(臨速R1)が設けられ、軌道区間3Tの一部に臨時制限速度がVr2である臨時速度制限R2(臨速R2)が設けられている。軌道区間2Tの点線は、臨時速度制限1の区間の終点を越えてから加速した場合の列車1の速度変化を示しており、到達速度V12は、臨時速度制限R1の区間の終点を越えてから加速した場合に、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間2Tの終端地点で到達する列車1の速度である。軌道区間3Tの点線は、臨時速度制限R2の区間の始点で臨時制限速度Vr2を守るために必要な列車1の速度変化を示しており、開始速度V22は、臨時速度制限R1が設けられている軌道区間2Tの終端地点において、臨時速度制限R2の区間の始点で臨時制限速度Vr2を守るために必要な列車1の上限速度である。ここで、臨時速度制限R1は、後方の臨時速度制限であり、臨時速度制限R2は、前方の臨時速度制限である。
この実施の形態1における自動列車速度制御システムにおいては、1つの軌道区間で列車1の車上制御装置2が受信できる臨時速度制限の情報は1つであるので、臨時制限速度Vr1を守るためには、論理部4aは、伝送制御部4bと送信部4dとを介して、軌道区間1Tと軌道区間2Tとで車上制御装置2に臨時速度制限R1の情報を送信しなければならない。この場合に、列車1は、臨時速度制限R1の区間の終点を越えてから点線で示すように加速し、軌道区間3Tに進入して初めて臨時速度制限R2の情報を受け取り、ブレーキ出力を開始する。しかしながら、臨時速度制限R1の区間の終点を越えてから加速すると、軌道区間2Tの終端地点における列車1の到達速度V12は、軌道区間2Tの終端地点において、臨時速度制限R2の区間の始点で臨時制限速度Vr2を守るために必要な列車1の開始速度V22を超えているので、臨時制限速度Vr2を守れない。そこで、1つの軌道区間3aで車上制御装置2が受信できる臨時速度制限の情報が1つであるときに、複数の臨時速度制限が設定された場合には、複数の臨時制限速度の情報を1つの臨時速度制限の情報に適切に集約する必要がある。
そこで、図2(b)に示すように、論理部4aは、臨時速度制限R1の区間の終点を軌道区間2Tの終端地点まで延長し、これを集約した臨時速度制限R1aとし、伝送制御部4bを介して送信部4dに送信する。送信部4dは、軌道区間1Tと2Tとでは集約した臨時速度制限R1aの情報を車上制御装置2に送信し、軌道区間3Tでは臨時速度制限R2の情報を車上制御装置2に送信する。このように、2つの臨時速度制限の情報を1つの臨時速度制限の情報に集約することによって、車上制御装置2が受信できる臨時速度制限の情報が1つであるときでも、それぞれの臨時速度制限区間において、臨時制限速度Vr1および臨時制限速度Vr2を守ることができる。
図3は、この発明の実施の形態1による自動列車速度制御システムにおける論理部の集約処理方法のフローチャートである。また、図4は、この発明の実施の形態1による自動列車速度制御システムにおける臨時速度制限の情報の集約処理方法を示した模式図である。図4(a1),(a2),(a3)は、集約処理する前の臨時速度制限の情報を示しており、図4(b1),(b2),(b3)は、図4(a1),(a2),(a3)のそれぞれの臨時速度制限の情報を集約処理した後の臨時速度制限の情報を示している。
図4(a1),(a2),(a3)においては、いずれも軌道区間2Tの一部に臨時制限速度がVr1である臨時速度制限R1(臨速R1)が設けられ、軌道区間3Tの一部に臨時制限速度がVr2である臨時速度制限R2(臨速R2)が設けられている。ここで、臨時速度制限R1が後方の臨時速度制限であり、臨時速度制限R2が前方の臨時速度制限である。到達速度V12および開始速度V22は、図2の場合と同様である。
以下に、集約処理の手順を示す。図3に示すように、まず、地上装置4の論理部4aは、複数の臨時速度制限が設けられているか判断する(S1)。1つの臨時速度制限しか設けられていない場合には、臨時速度制限の情報をそのまま送信する(S10)。複数の臨時速度制限が設けられている場合には、列車1が最高の加速性能を持つと仮定して、臨時速度制限R1の区間の終点から、初速を臨時制限速度Vr1として加速を開始し、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間3aの終端地点で到達し得る到達速度V12を算出する(S2)。次に、論理部4aは、列車1が最低の減速性能を持つと仮定して、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間3aの終端地点から減速を開始して、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間3aの終端地点において、臨時速度制限R2の始点で臨時制限速度Vr2以下に到達し得る開始速度V22を算出する(S3)。
開始速度V22を算出した論理部4aは、到達速度V12が開始速度V22より大きい(V12>V22)かを判断する(S4)。図4(a1)に示すように到達速度V12が開始速度V22以下である場合(V12≦V22)には、論理部4aは、集約不要であると判断し、臨時速度制限R1の情報をそのまま送信する(S10)。到達速度V12が開始速度V22より大きい場合(V12>V22)には、論理部4aは、さらに臨時制限速度Vr1が開始速度V22以下である(Vr1≦V22)かを判断する(S5)。その結果、図4(a2)に示すように、臨時制限速度Vr1が開始速度V22以下である場合(Vr1≦V22)には、論理部4aは、臨時制限速度Vr1を臨時速度制限R1が設けられている軌道区間(2T)の終端地点まで延長し、これを集約した臨時速度制限R1aとして(S6)、臨時速度制限R1aの情報を送信する(S7)。図4(a3)に示すように、臨時制限速度Vr1が開始速度V22より大きい場合(Vr1>V22)には、論理部4aは、臨時制限速度Vr2を臨時速度制限R1の区間の始点まで延長し、これを集約した臨時速度制限R2aとして(S8)、集約した臨時速度制限R2aの情報を送信する(S9)。なお、S6において、臨時速度制限R1の区間の終点が軌道区間2Tの終端位置と一致する場合には、集約した臨時速度制限R1aと本来の臨時速度制限R1とは一致する。
以上のような手順に従って集約処理を行った結果、図4(a1)に示すように、開始速度V2>到達速度V1>臨時制限速度Vr1の場合には、図4(b1)に示すように、論理部4aは、臨時速度制限R1の区間の始点の後方である軌道区間1Tおよび臨時速度制限R1の区間の始点を含む軌道区間2Tで臨時速度制限R1の情報を送信し、軌道区間3Tで臨時速度制限R2の情報を送信する。このように、例え連続する2つの軌道区間に臨時速度制限R1,R2が設定された場合においても、不要に臨時速度制限R1が設けられた軌道区間の終端地点まで臨時制限速度Vr1で走行する必要がないので、列車運行上の効率がよい。
また、図4(a2)に示すように、到達速度V1>開始速度V2>臨時制限速度Vr1の場合には、図4(b2)に示すように、論理部4aは、軌道区間1Tおよび軌道区間2Tで集約した臨時速度制限R1aの情報を送信し、軌道区間3Tで臨時速度制限R2の情報を送信する。このように、臨時速度制限R1の区間の終点から加速すると、前方の軌道区間に設定されている異なる臨時速度制限R2の臨時制限速度Vr2まで減速できない場合には、臨時速度制限R1の区間の終点を臨時速度制限R1が設けられている軌道区間2Tの終端地点まで延長するので、臨時速度制限R2の区間の始点までに臨時制限速度Vr2に減速することができ、臨時制限速度を守ることができる。
さらに、図4(a3)に示すように、到達速度V1>臨時制限速度Vr1>開始速度V2の場合には、図4(b3)に示すように、論理部4aは、軌道区間1T、軌道区間2Tおよび軌道区間3Tで集約した臨時速度制限R2aの情報を送信する。このように、臨時速度制限R1が設定されている軌道区間2Tの終端地点まで臨時速度制限Vr1で走行しても前方の軌道区間3Tに設けられている臨時速度制限R2の臨時制限速度Vr2まで減速できない場合には、臨時速度制限R1の区間の始点から臨時制限速度Vr2で走行するので、前方の軌道区間3Tに設けられている臨時速度制限R2の区間の始点において臨時制限速度Vr2で走行することができ、臨時制限速度を守ることができる。
以上のように、この発明の実施の形態1に示す自動列車速度制御システムの地上装置4においては、中央装置5から臨時速度制限区間の始点、終点および臨時制限速度を含む臨時速度制限の情報を受信し、複数の臨時速度制限の情報を少なくとも1つの臨時速度制限の情報に集約する論理部4aと、論理部が集約した臨時速度制限の情報を列車に送信する送信部4cとを設けている。また、当該論理部は、後方の臨時制限速度と後方の臨時速度制限区間の終点とから後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点での到達速度を算出し、前方の臨時制限速度と前方の臨時速度制限区間の始点とから後方の臨時制限速度が設けられた軌道区間の終端地点での開始速度を算出し、到達速度および開始速度に基づいて後方の臨時速度制限の情報と前方の臨時速度制限の情報とを集約するかどうかを判断する。さらに、後方の臨時制限速度および後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点での開始速度に基づいて、集約方法を判断する。
そのため、複数の臨時速度制限を軌道区間3aによらず自由に設定することができる。また、複数の臨時速度制限の情報を送信する場合よりも、保安性を保ったまま送信情報量を削減することができ、列車1の車上制御装置2の演算負荷を軽減することができる。さらに、論理部4aは、到達速度および開始速度に基づいて、後方の臨時速度制限の情報と前方の臨時速度制限の情報とを集約するかどうかを判断するので、不必要に複数の臨時速度制限の情報を集約することがなく、列車運行効率が良いという効果がある。また、論理部4aは、後方の臨時制限速度および後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点での開始速度に基づいて、後方の臨時速度制限を後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点まで延長するか、または前方の臨時速度制限を後方の臨時速度制限区間の始点まで延長することによって、2つの臨時速度制限の情報を1つの臨時速度制限の情報に集約するので、列車1は不要に速度を落とさずに、全ての臨時制限速度を守って走行することができ、列車運行効率が良いという効果がある。さらに、論理部4aは、後方の臨時制限速度と後方の臨時速度制限区間の終点とから後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点での到達速度を算出し、前方の臨時制限速度と前方の臨時速度制限区間の始点とから後方の臨時制限速度が設けられた軌道区間の終端地点での開始速度を算出するので、臨時速度制限区間の始点、終点および臨時制限速度が異なる様々な臨時速度制限に対応することができる。
なお、この実施の形態1においては、列車1が最高の加速性能を持つと仮定して、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間3aの終端地点で到達し得る最高の到達速度V12を算出したが、地上装置4の列車検知部4cが列車1の種別を検知できる場合には、列車1の加速性能に応じて、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間3aの終端地点で到達し得る到達速度V12を算出してもよい。同様に、列車1が最低の減速性能を持つと仮定して、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間の終端地点から減速を開始して、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間3aの終端地点において、臨時速度制限R2の区間の始点で臨時制限速度Vr2以下に到達し得る最低の開始速度V22を算出したが、地上装置4の列車検知部4cが列車1の種別を検知できる場合には、列車1の減速性能に応じて、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間3aの終端地点において、臨時速度制限R2の始点で臨時制限速度Vr2以下に到達し得る開始速度V22を算出してもよい。列車1の加速性能および減速性能に応じて、到達速度V12および減速速度V22を算出することができ、不必要に2つの臨時速度制限の情報を1つの臨時速度制限の情報に集約する必要がなく、列車1は不要に速度を落とさずに、全ての臨時制限速度を守って走行することができ、列車運行効率が良いという効果がある。
また、この実施の形態1においては、地上装置4の送信部4dは、軌道3を介して列車1へ情報を送信しているが、無線等を用いて列車1へ情報を送信してもよい。同様に、列車検知部は、軌道3を介して列車1を検知しているが、無線等を用いて列車1を検知してもよい。
また、この実施の形態1においては、2つの臨時速度制限が設定された場合に、2つの臨時速度制限の情報を1つの臨時速度制限の情報に集約するとした。3つ以上の臨時速度制限が設定された場合には、最初に、所定の距離の範囲内にある最も前方の隣り合う2つの臨時速度制限の情報を1つの臨時速度制限の情報に集約する。次に、集約した臨時速度制限の情報とその1つ後方にある臨時速度制限の情報とを集約し、集約した臨時速度制限の情報とさらにその1つ後方にある臨時速度制限の情報とを集約する。このように、集約した臨時速度制限の情報とその1つ後方にある臨時速度制限の情報とを集約するという手順を繰り返して、最終的に1つの臨時速度制限の情報に集約し、集約した臨時速度制限の情報を伝送制御部4bを介して、送信部4dに送信するとしてもよい。ここで、所定の距離とは、例えば列車1の制動距離とすればよい。このように集約することによって、3つ以上の臨時速度制限が設定された場合にも全ての臨時制限速度を守って走行することができる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、複数の臨時速度制限の情報を1つの臨時速度制限の情報に集約する自動列車速度制御システムを示した。1つの軌道区間で列車1の車上制御装置2が2つ以上の臨時速度制限の情報を受信できる場合には、複数の臨時速度制限情報を2つ以上の臨時速度制限の情報に集約してもよい。この実施の形態2においては、3つの臨時速度制限の情報を2つの臨時速度制限の情報に集約する自動列車速度制御システムを示す。
この実施の形態2に示す自動列車速度制御システムでは、1つの軌道区間で列車1の車上制御装置2が受信できる臨時速度制限の情報は、2つである。そのため、論理部4aは、軌道区間3a毎に最大2つの臨時速度制限の情報を伝送制御部4bを介して送信部4dに送信し、送信部4dがそれらを列車1の車上制御装置2に送信する。車上制御装置2は、受信した2つの臨時速度制限情報から最適なブレーキパターンを演算し、列車1を制御する。このとき、中央装置5によって3つ以上の臨時速度制限が設定された場合には、論理部4aは、最も近い臨時速度制限の情報については集約せず、それより前方(遠方)にある2つの臨時制限速度の情報について集約するかどうか判断する。論理部4aは、2つの臨時速度制限の情報を集約すると判断した場合には、2つの臨時速度制限の情報を集約し、伝送制御部4bを介して、送信部4dから最も近い臨時速度制限の情報と集約した臨時速度制限の情報とを車上制御装置2へ送信する。論理部4aは、複数の臨時速度制限の情報を集約しないと判断した場合には、伝送制御部4bを介して、送信部4dから最も近い臨時速度制限の情報と2つめに近い臨時速度制限の情報とを車上制御装置2へ送信する。自動列車速度制御システムのその他の機能および構成は、実施の形態1に示す自動列車速度制御システムと同様である。なお、中央装置5によって設定された臨時速度制限が2つ以下の場合には、論理部4aは、2つの臨時速度制限の情報をそのまま送信する。
図5は、この発明の実施の形態2による自動列車速度制御システムにおける臨時速度制限の情報の集約処理方法を示した模式図である。図5(a)は、集約する前の臨時速度制限情報を示しており、図5(b)は、列車が軌道区間1Tまたは軌道区間2Tに在線中の集約後の臨時速度制限の情報を示している。また、図5(c)は、列車が軌道区間3Tに在線中の臨時速度制限の情報を示しており、図5(d)は、軌道区間4Tを通過するまでの列車の速度変化を示している。
図5(a)において、軌道区間2Tの一部に臨時制限速度がVr1である臨時速度制限R1(臨速R1)が設けられている、また、軌道区間3Tの一部に臨時制限速度がVr2である臨時速度制限R2(臨速R2)が設けられ、軌道区間4Tの一部に臨時制限速度がVr3である臨時速度制限R3(臨速R3)が設けられている。開始速度V32は、臨時速度制限R1が設けられている軌道区間2Tの終端地点において、臨時速度制限R3の区間の始点で臨時制限速度Vr3を守るために必要な列車1の上限速度である。さらに、到達速度V23は、臨時速度制限R2の区間の終点を越えてから加速した場合に臨時速度制限R2が設けられている軌道区間3Tの終端地点で到達する列車1の速度であり、開始速度V33は、臨時速度制限R2が設けられている軌道区間3Tの終端地点において、臨時速度制限R3の区間の始点で臨時制限速度Vr3を守るために必要な列車1の上限速度である。到達速度V12および開始速度V22は、実施の形態1と同様である。
図5(a)に示すように、臨時速度制限R1が設けられている軌道区間2Tの終端地点において、列車1の開始速度V32は、到達速度V12より小さく、開始速度V22よりも小さいので、列車1が軌道区間3Tに到達してから、送信部4dが臨時速度制限R3の情報を列車1に送信しても、臨時速度制限R3の区間の始点までに臨時制限速度Vr3以下に到達することは不可能であり、臨時制限速度Vr3を守れない。
そこで、1つの軌道区間で列車1の車上制御装置2が2つの臨時速度制限の情報を受信できるときに、3つの臨時速度制限が設定された場合には、3つの臨時制限速度の情報を2つの臨時速度制限の情報に適切に集約する必要がある。以下に、その集約方法を示す。
図5(b)に示すように、列車1が軌道区間1Tまたは軌道区間2Tに在線しているときには、論理部4aは、最も近い臨時速度制限R1の情報は集約せず、最も近い臨時速度制限R1より前方に設定されている臨時速度制限R2およびさらに前方に設定されている臨時速度制限R3を実施の形態1に示した処理方法を用いて集約し、これを集約した臨時速度制限R3aとする。論理部4aは、最も近い臨時速度制限R1の情報と集約した臨時速度制限R3aの情報とを伝送制御部4bを介して送信部4dに送信する。送信部4dから臨時速度制限R1の情報と集約した臨時速度制限R3aの情報とを受信した車上制御装置2は、臨時速度制限R1の情報と集約した臨時速度制限R3aの情報とを用いて、点線で示すような最適なブレーキパターンを演算し、列車1を制御する。
列車1が軌道区間3Tに在線しているときには、図5(c)に示すように、設定されている臨時速度制限が2つであるので、論理部4aは、臨時速度制限R2と臨時速度制限R3との集約を解除し、臨時速度制限R2の情報と臨時速度制限R3の情報とを伝送制御部4bを介して送信部4dに送信する。送信部4dから臨時速度制限R2の情報と臨時速度制限R3の情報とを受信した車上制御装置2は、臨時速度制限R2の情報と臨時速度制限R3の情報とを用いて、最適なブレーキパターンを演算し、列車1を制御する。
その結果、列車1の速度変化は、図5(d)の点線で示すとおりとなり、3つの臨時速度制限の情報を1つの臨時速度制限の情報に集約する場合よりも、列車1が過剰に低い速度となる割合を減らすことができる。また、論理部4aは、3つの臨時速度制限の情報を2つの臨時速度制限の情報に集約し、2つの臨時速度制限の情報を送信しているので、3つの臨時速度制限の情報を送信する場合よりも、保安性を保ったまま送信情報量を削減することができ、列車1の車上制御装置2の演算負荷を軽減することができる。
この実施の形態2においては、3つの臨時速度制限が設定された場合に、最も近い臨時速度制限の情報は集約せず、それより前方にある2つの臨時制限速度の情報について集約した。4つ以上の臨時速度制限が設定された場合には、最も近い臨時速度制限の情報は集約せず、それより前方にある3つ以上の臨時速度制限の情報について集約してもよい。
実施の形態3.
実施の形態2においては、3つの臨時速度制限の情報を2つの臨時速度制限の情報に集約する自動列車速度制御システムを示した。この実施の形態3においては、3つ以上の臨時速度制限が設定された場合に、2つのグループに分類し、グループ毎に臨時速度制限の情報に集約する自動列車速度制御システムを示す。この実施の形態3においても、実施の形態2と同様に、1つの軌道区間で列車1の車上制御装置2が受信できる臨時速度制限の情報は、2つである。自動列車速度制御システムのその他の機能および構成は、実施の形態1に示す自動列車速度制御システムと同様である。
図6は、この発明の実施の形態3による自動列車速度制御システムにおける臨時速度制限の情報のグループ分け方法およびグループ毎の集約処理方法を示した模式図である。図6(a)は、集約する前の臨時速度制限の情報とグループ分けを示しており、図6(b)は、列車が軌道区間2Tに在線中の臨時速度制限の情報を示している。また、図6(c)は、列車が軌道区間3Tに在線中の臨時速度制限の情報を示しており、図6(d)は、軌道区間5Tを通過するまでの列車の速度変化を示している。
図6(a)において、軌道区間2Tの一部に臨時制限速度がVr1である臨時速度制限R1(臨速R1)が設けられており、軌道区間3Tの一部に臨時制限速度がVr2である臨時速度制限R2(臨速R2)が設けられている。また、軌道区間4Tの一部に臨時制限速度がVr3である臨時速度制限R3(臨速R3)が設けられており、軌道区間5Tの一部に臨時制限速度がVr4である臨時速度制限R4(臨速R4)が設けられている。臨時制限速度は、臨時制限速度Vr1が最も大きく、次に臨時制限速度Vr3、臨時制限速度Vr2、臨時制限速度Vr4の順となっている。開始速度V43は、臨時速度制限R2が設けられている軌道区間3Tの終端地点において、臨時速度制限R4の区間の始点で臨時制限速度Vr4を守るために必要な列車1の上限速度である。到達速度V12、開始速度V22、到達速度V23、開始速度V32および到達速度V33は、実施の形態1および実施の形態2と同様である。
図6(a)に示すように、論理部4aは、まず、臨時速度制限の情報を臨時制限速度に関して所定の閾値によって、高速域グループと低速域グループに分類する。図6(a)においては、臨時速度制限R1と臨時速度制限R3とを高速域グループに分類し、臨時速度制限R2と臨時速度制限R4とを低速域グループに分類している。次に、論理部4aは、実施の形態1に示した処理方法を用いて、グループ毎に複数の臨時速度制限情報を集約する。ここで、高速域グループでは、臨時速度制限R1が後方の臨時速度制限であり、臨時速度制限R3が前方の臨時速度制限である。また、低速域グループでは、臨時速度制限R2が後方の臨時速度制限であり、臨時速度制限R4が前方の臨時速度制限である。
図6(b)に示すように、論理部4aは、臨時速度制限R1と臨時速度制限R3とを集約し、これを集約した臨時速度制限R1aとし、臨時速度制限R2と臨時速度制限R4とを集約し、これを集約した臨時速度制限R2aとする。臨時速度制限列車1が軌道区間1Tまたは軌道区間2Tに在線しているときには、論理部4aは、集約した臨時速度制限R1aの情報と集約した臨時速度制限R2aの情報とを伝送制御部4bを介して送信部4dに送信する。送信部4dから集約した臨時速度制限R1aの情報と集約した臨時速度制限R2aの情報とを受信した車上制御装置2は、集約した臨時速度制限R1aの情報と集約した臨時速度制限R2aの情報とを用いて、点線で示すような最適なブレーキパターンを演算し、列車1を制御する。
図6(c)に示すように、臨時速度制限列車1が軌道区間3Tに在線しているときには、論理部4aは、高速域グループに属する臨時速度制限が臨時速度制限R3のみであるので、集約した臨時速度制限R2aの情報と臨時速度制限R3の情報とを伝送制御部4bを介して送信部4dに送信する。送信部4dから集約した臨時速度制限R2aの情報と臨時速度制限R3の情報とを受信した車上制御装置2は、集約した臨時速度制限R2aの情報と臨時速度制限R3の情報とを用いて、点線で示すような最適なブレーキパターンを演算し、列車1を制御する。
その結果、列車1の速度変化は、図6(d)の点線で示すとおりとなり、4つの臨時速度制限情報を1つの臨時速度制限情報に集約する場合よりも、過剰に低い速度となる割合を減らすことができ、運行効率が良い。また、複数の臨時速度制限の情報を2つのグループに分類し、グループ毎に臨時速度制限の情報に集約するかどうかを判断するので、複数の臨時速度制限の情報をそのまま送信する場合よりも、保安性を保ったまま送信情報量を削減することができ、列車1の車上制御装置2の演算負荷を軽減することができる。
実施の形態4.
実施の形態1においては、論理部4aが後方の臨時制限速度と後方の臨時速度制限区間の終点とから後方の臨時制限速度が設けられた軌道区間3aの終端地点での到達速度を算出し、前方の臨時制限速度と前方の臨時速度制限区間の始点とから後方の臨時制限速度が設けられた軌道区間3aの終端地点での開始速度を算出し、到達速度および開始速度に基づいて、後方の臨時速度制限の情報と前方の臨時速度制限の情報とを集約するかどうかを判断する自動列車速度制御システムを示した。この発明の実施の形態4では、実施の形態1のように到達速度および開始速度の算出を行わず、後方の臨時制限速度および後方の臨時速度制限の区間の終点から後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点までの距離を用いて、後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点で到達し得る到達速度を検索するデータベースと、前方の臨時制限速度および後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点から前方の臨時速度制限区間の始点までの距離を用いて、後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点での開始速度を検索するデータベースとを記憶する記憶部を設け、論理部4aは記憶部が記憶したデータベースから、後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点での到達速度および後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点での開始速度を取得して、複数の臨時速度制限の情報を集約するかどうかを判断する自動列車速度制御システムを示す。
図7は、この発明の実施の形態4による自動列車速度制御システムの全体構成を示すブロック図である。
図7に示すように、この発明の実施の形態4による自動列車速度制御システムにおいては、論理部4aに記憶部4fが接続されている。その他の構成は、実施の形態1に示す自動列車速度制御システムと同様である。記憶部4fは、後方の臨時制限速度、後方の臨時速度制限の区間の終点から後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点までの距離および後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点での到達速度の関係を示すデータベース(到達速度データベース)と、前方の臨時制限速度、後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点から前方の臨時速度制限区間の始点までの距離および後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点での開始速度の関係を示すデータベース(開始速度データベース)とを記憶している。
論理部4aは、複数の臨時速度制限が設けられた場合には、記憶部4fに記憶された到達速度データベースから、後方の臨時制限速度が設けられた軌道区間3aでの終端地点での到達速度を取得し、開始速度データベースから後方の臨時制限速度が設けられた軌道区間3aの終端地点での開始速度の情報を取得する。論理部4aは、記憶部4fに記憶されたデータベースから取得した到達速度および開始速度に基づいて、実施の形態1に示した集約処理方法を用いて、複数の臨時速度制限の情報を集約するかどうかを判断し、集約方法を判断する。自動列車速度制御システムのその他の機能および構成は、実施の形態1に示す自動列車速度制御システムと同様である。
この発明の実施の形態4に示す自動列車速度制御システムの地上装置4においては、後方の臨時制限速度および後方の臨時速度制限の区間の終点から後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点までの距離を用いて、後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点で到達し得る到達速度を検索するデータベースと、前方の臨時制限速度および後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点から前方の臨時速度制限区間の始点までの距離を用いて、後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間3aの終端地点での開始速度を検索でするデータベースとを記憶する記憶部4fを設けており、論理部4aは、当該データベースから、後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点での到達速度および開始速度を取得するので、論理部4aの演算負荷を軽減することができる。
実施の形態5.
実施の形態1においては、後方の臨時速度制限区間が設けられた軌道区間の終端地点での到達速度および開始速度に基づいて、後方の臨時速度制限の情報と前方の臨時速度制限の情報とを集約するかどうかを判断し、後方の臨時制限速度および開始速度に基づいて、臨時速度制限の集約方法を判断する自動列車速度制御システムを示した。この実施の形態5においては、後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点から前方の臨時速度制限区間の始点までの距離に基づいて、後方の臨時速度制限の情報と前方の臨時速度制限の情報とを集約するかどうかを判断し、後方の臨時制限速度および前方の臨時制限速度に
基づいて、臨時速度制限の集約方法を判断する自動列車速度制御システムを示す。
図8は、この発明の実施の形態5による自動列車速度制御システムにおける集約処理方法のフローチャートである。また、図9は、この発明の実施の形態5による自動列車速度制御システムにおける臨時速度制限の情報の集約処理方法を示した模式図である。図9(a1),(a2),(a3)は、集約処理する前の臨時速度制限の情報を示しており、図9(b1),(b2),(b3)は、図9(a1),(a2),(a3)のそれぞれの臨時速度制限の情報を集約処理した後の臨時速度制限の情報を示している。
図9(a1),(a2),(a3)においては、いずれも軌道区間2Tの一部に臨時制限速度がVr1である臨時速度制限R1(臨速R1)が設けられ、軌道区間3Tの一部に臨時制限速度がVr2である臨時速度制限R2(臨速R2)が設けられている。また、図9において、距離Lr2は、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間2Tの終端地点から臨時速度制限R2の区間の始点までの距離である。なお、この実施の形態5の自動列車速度制御システムにおいては、臨時速度制限R1の区間の終点を越えてから加速した場合に、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間2Tの終端地点で列車1は必ず列車1の最高速度Vmaxに到達するものと仮定する。ここで、臨時速度制限R1が後方の臨時速度制限であり、臨時速度制限R2が前方の臨時速度制限である。
以下に、集約処理の手順を示す。図8に示すように、まず、地上装置4の論理部4aは、複数の臨時速度制限が設けられているか判断する(S101)。1つの臨時速度制限しか設けられていない場合には、臨時速度制限の情報をそのまま送信する(S110)。複数の臨時速度制限が設けられている場合には、論理部4aは、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間2Tの終端地点から臨時速度制限R2の区間の始点までの距離Lr2を算出する(S102)。論理部4aは、列車1が最低の減速性能を持つと仮定し、列車1が最高速度Vmaxから減速を開始して、所定の臨時制限速度に減速できる最大の減速距離Lxを臨時制限速度ごとに記憶している。距離Lr2を算出した論理部4aは、臨時制限速度Vr2に基づいて、記憶している減速距離Lxを求める(S103)。
減速距離Lxを求めた論理部4aは、距離Lr2が減速距離Lxより小さい(Lr2<Lx)かを判断する(S104)。図9(a1)に示すように距離Lr2が減速距離Lx以上である場合(Lr2≧Lx)には、臨時制限速度Vr2まで減速するための十分な距離があるので、論理部4aは、集約不要であると判断し、臨時速度制限R1の情報をそのまま送信する(S110)。距離Lr2が減速距離Lxより小さい場合(Lr2<Lx)には、臨時制限速度Vr2まで減速するための十分な距離がないので、論理部4aは、さらに臨時制限速度Vr1が臨時制限速度Vr2以下である(Vr1≦Vr2)かを判断する(S105)。その結果、図9(a2)に示すように、臨時制限速度Vr1が臨時制限速度Vr2以下である場合(Vr1≦Vr2)には、論理部4aは、臨時制限速度Vr1を臨時速度制限R1が設けられている軌道区間(2T)の終端地点まで延長し、これを集約した臨時速度制限R1aとして(S106)、臨時速度制限R1aの情報を送信する(S107)。図9(a3)に示すように、臨時制限速度Vr1が臨時制限速度Vr2より大きい場合(Vr1>Vr2)には、論理部4aは、臨時制限速度Vr2を臨時速度制限R1の区間の始点まで延長し、これを集約した臨時速度制限R2aとして(S108)、集約した臨時速度制限R2aの情報を送信する(S109)。なお、S106において、臨時速度制限R1の区間の終点が軌道区間2Tの終端位置と一致する場合には、集約した臨時速度制限R1aと本来の臨時速度制限R1とは一致する。
以上のような手順に従って集約処理を行った結果、図9(a1)に示すように、距離Lr2≧減速距離Lxの場合には、図9(b1)に示すように、論理部4aは、臨時速度制限R1の区間の始点の後方である軌道区間1Tおよび臨時速度制限R1の区間の始点を含む軌道区間2Tで臨時速度制限R1の情報を送信し、軌道区間3Tで臨時速度制限R2の情報を送信する。このように、例え連続する2つの軌道区間に臨時速度制限R1,R2が設定された場合においても、不要に臨時速度制限R1が設けられた軌道区間の終端地点まで臨時制限速度Vr1で走行する必要がないので、列車運行上の効率がよい。
また、図9(a2)に示すように、距離Lr2<減速距離Lxであって、臨時制限速度Vr1≦臨時制限速度Vr2の場合には、図9(b2)に示すように、論理部4aは、軌道区間1Tおよび軌道区間2Tで集約した臨時速度制限R1aの情報を送信し、軌道区間3Tで臨時速度制限R2の情報を送信する。このように、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間2Tの終端地点から臨時速度制限R2の区間の始点までの距離が短く、臨時制限速度Vr1が臨時制限速度Vr2以下の場合には、臨時速度制限R1の区間の終点を臨時速度制限R1が設けられている軌道区間2Tの終端地点まで延長するので、臨時速度制限R2の区間の始点までに臨時制限速度Vr2に減速することができ、臨時制限速度を守ることができる。
さらに、図9(a3)に示すように、距離Lr2<減速距離Lxであって、臨時制限速度Vr1>臨時制限速度Vr2の場合には、図9(b3)に示すように、論理部4aは、軌道区間1T、軌道区間2Tおよび軌道区間3Tで集約した臨時速度制限R2aの情報を送信する。このように、臨時速度制限R1が設けられた軌道区間2Tの終端地点から臨時速度制限R2の区間の始点までの距離が短く、臨時制限速度Vr1が前方の臨時制限速度Vr2より大きい場合には、臨時速度制限R1の区間の始点から臨時制限速度Vr2で走行するので、前方の軌道区間3Tに設けられている臨時速度制限R2の区間の始点において臨時制限速度Vr2で走行することができ、臨時制限速度を守ることができる。
以上のように、この発明の実施の形態5に示す自動列車速度制御システムの地上装置4においては、論理部4aが、後方の臨時速度制限R1が設けられた軌道区間2Tの終端地点から前方の臨時速度制限R2の区間の始点までの距離Lr2に基づいて、後方の臨時速度制限の情報と前方の臨時速度制限の情報とを集約するかどうか判断し、後方の臨時制限速度Vr1および前方の臨時制限速度に基づいて、臨時速度制限の情報を集約する方法を判断する。そのため、後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点での到達速度および開始速度を算出することなく、複数の臨時速度制限を集約するかどうか判断でき、論理部4aの演算負荷を軽減することができる。
なお、この発明の実施の形態5においては、論理部4aは、列車1が最低の減速性能を持つと仮定した場合に、列車1が最高速度Vmaxから減速を開始して、所定の臨時制限速度に減速できる最大の減速距離Lxを臨時制限速度ごとに記憶しており、前方の臨時制限速度Vr2に基づいて、記憶している減速距離Lxを求め、距離Lr2と減速距離Lxとを比較するとした。論理部4aは、所定の距離を減速距離Lxとして定め、距離Lr2と減速距離Lxとを比較してもよい。例えば、列車1が最高速度Vmaxから設定される最小の臨時制限速度まで減速できる距離を減速距離Lxとしてもよい。また、列車1が最高速度Vmaxから停止するまでの最大の距離を減速距離Lxとしてもよい。所定の距離を減速距離Lxとして定めているので、減速距離Lxを臨時制限速度ごとに求める必要がなく、論理部4aの演算負荷を軽減することができる。
さらに、地上装置4の列車検知部4cが列車1の種別を検知できる場合には、列車1の減速性能に応じて、所定の臨時制限速度に減速できる最大の減速距離Lxを列車1の種別ごとおよび臨時制限速度ごとに記憶し、前方の臨時制限速度Vr2および列車1の種別に基づいて、記憶している減速距離Lxを求め、距離Lr2と減速距離Lxとを比較してもよい。列車1の減速性能に応じて減速距離Lxを求めることができ、不必要に複数の臨時速度制限の情報を集約する必要がなく、列車1は不要に速度を落とさずに、全ての臨時制限速度を守って走行することができ、列車運行効率が良いという効果がある。
この発明の実施の形態1による自動列車速度制御システムの全体構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による自動列車速度制御システムにおける臨時速度制限の情報の集約処理方法の一例を示した模式図である。 この発明の実施の形態1による自動列車速度制御システムにおける集約処理方法のフローチャートである。 この発明の実施の形態1による自動列車速度制御システムにおける臨時速度制限の情報の集約処理方法を示した模式図である。 この発明の実施の形態2による自動列車速度制御システムにおける臨時速度制限の情報の集約処理方法を示した模式図である。 この発明の実施の形態3による自動列車速度制御システムにおける臨時速度制限の情報のグループ分け方法およびグループ毎の集約処理方法を示した模式図である。 この発明の実施の形態4による自動列車速度制御システムの全体構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5による自動列車速度制御システムにおける集約処理方法のフローチャートである。 この発明の実施の形態5による自動列車速度制御システムにおける臨時速度制限の情報の集約処理方法を示した模式図である。
符号の説明
1 列車、 2 車上制御装置、 3 軌道、 3a 軌道区間、 4 地上装置、 4a 論理部、 4b 伝送制御部、 4c 列車検知部、 4d 送信部、 4e 伝送回路、 4f 記憶部、 5 中央装置。

Claims (9)

  1. 中央装置から臨時速度制限区間の始点、終点および臨時制限速度を含む臨時速度制限の情報を受信し、複数の臨時速度制限の情報を少なくとも1つの臨時速度制限の情報に集約する論理部と、
    前記論理部が受信した前記臨時制限速度の情報または集約した臨時速度制限の情報を車上制御装置に送信する送信部とを設け、
    前記論理部は、後方の臨時速度制限を後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点まで延長するか、または前方の臨時速度制限を後方の臨時速度制限区間の始点まで延長することによって、複数の臨時速度制限の情報を少なくとも1つの臨時速度制限の情報に集約することを特徴とする地上装置。
  2. 論理部は、後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点での到達速度および開始速度に基づいて、前記後方の臨時速度制限の情報と前方の臨時速度制限の情報とを集約するかどうかを判断することを特徴とする請求項1記載の地上装置。
  3. 論理部は、後方の臨時制限速度および後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点での開始速度に基づいて、集約方法を判断することを特徴とする請求項2記載の地上装置。
  4. 論理部は、後方の臨時制限速度と後方の臨時速度制限区間の終点とから後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点での到達速度を算出し、前方の臨時制限速度と前方の臨時速度制限区間の始点とから前記後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点での開始速度を算出することを特徴とする請求項2記載の地上装置。
  5. 臨時制限速度、臨時速度制限区間の始点、終点、臨時速度制限が設けられた軌道区間での終端地点での到達速度および所定の軌道区間の始端地点での開始速度の関係を示すデータベースを記憶する記憶部を設け、
    論理部は、前記記憶部が記憶した前記データベースから、後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点での到達速度および開始速度を取得することを特徴とする請求項2記載の地上装置。
  6. 論理部は、後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点から前方の臨時速度制限区間の始点までの距離に基づいて、前記後方の臨時速度制限の情報と前方の臨時速度制限の情報とを集約するかどうかを判断することを特徴とする請求項1記載の地上装置。
  7. 論理部は、後方の臨時制限速度および前方の臨時制限速度に基づいて、集約方法を判断することを特徴とする請求項6記載の地上装置。
  8. 論理部は、複数の臨時速度制限の情報を臨時制限速度に関して所定の閾値によってグループ分けし、前記グループごとに前記複数の臨時速度制限情報を少なくとも1つの臨時速度制限の情報に集約するかどうかを判断することを特徴とする請求項1記載の地上装置。
  9. 地上装置に臨時速度制限区間の始点、終点および臨時制限速度を含む臨時速度制限の情報を送信する中央装置と、
    前記中央装置から前記臨時速度制限の情報を受信し、複数の臨時速度制限の情報を少なくとも1つの臨時速度制限の情報に集約する論理部および前記論理部が受信した前記臨時制限速度の情報または集約した臨時速度制限の情報を車上制御装置に送信する送信部を備えた地上装置と、
    前記論理部が受信した前記臨時制限速度の情報または集約した臨時速度制限の情報を受信し、前記論理部が受信した前記臨時制限速度の情報または集約した臨時速度制限の情報に基づいて列車を制御する車上制御装置とを有し、
    前記論理部は、後方の臨時速度制限を後方の臨時速度制限が設けられた軌道区間の終端地点まで延長するか、または前方の臨時速度制限を後方の臨時速度制限区間の始点まで延長することによって、複数の臨時速度制限の情報を少なくとも1つの臨時速度制限の情報に集約することを特徴とする自動列車速度制御システム。
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