JP2009067260A - 列車運行支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 登録されていない工事区間が運行情報に存在した場合に、車載の運行管理装置に当該工事区間の制限速度情報を自動的且つ迅速に取得させ、報知させること。
【解決手段】 列車前方の撮影画像データから取得し(101)、テンプレートマッチングによる信号機に検索を行い(102)、信号機の有無を判定し(103)、信号機の表示から制限速度を読み取り(105)、車載の列車運行支援装置に記憶されている登録制限速度と突合せ(108)、登録されていなかった場合には「未登録徐行区間:制限速度△△km/h」との表示を行わせる(110)。なお、前記制限速度の読み取りは、列車前方の撮影画面の全領域の中からパターンマッチングのための探索エリアを確実に絞り込み、リアルタイムでパターンマッチングを行って列車前方の信号機を認識することを含む画像処理を含む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レールの近傍に設置された臨時信号機、速度制限標識、徐行予告信号機などの鉄道信号・標識を走行中の列車に搭載されたビデオカメラで撮影し、パターンマッチングによって鉄道信号・標識を認識し、音声や画像表示などで警告を出し、乗務員に徐行を促す等の報知を行う列車運行支援装置に関する。
近年、軌道回路を用いずに列車の現在位置を検知する列車位置検知器が開発されてきた。そして前記列車位置検知器を用いて列車の位置を特定し、車上主体で列車制御、および運行管理を行うシステムが実用化されている。例えば、特表2001−516076号公報(特許文献1)には、GPSを用いた衝突回避及び列車接近検知器が開示されている。また、非特許文献1には、GPSと通信衛星を用いた列車位置検知システムが記載されている。更に、非特許文献2等には、列車のドアの開閉信号或いはATS地上子の検出信号を取得した時点をリセットポイントとし、このリセットポイントからの列車の移動距離を算出する列車位置検出システムが記載されている。前記列車の移動距離は、列車車軸に装備した速度発電機が出力する列車の速度パルス信号を積算して算出される。
レールや軌道の工事の際には、列車はその工事区間を徐行しなければならない。そこで、図2に示す如く、当該工事区間の始端のレール1の近傍には徐行信号機4を且つ終端のレールの近傍には徐行解除信号機5を設置して、列車Tの乗務員に工事区間の存在を報知する。ところで、徐行区間の始端のレールの近傍に設置されている徐行信号機4を見つけてからブレーキをかけたのでは間に合わないことが考えられるので、通常は工事区間の始端を予告する徐行予告信号機3を工事区間の始端から列車進入方向に所定距離離れた地点のレールの近傍に設置している。この徐行予告信号機3を列車に搭載された列車前方鉄道信号・標識認識装置が自動的に検知し、音声や画像表示などで警告を出し、乗務員に徐行を促す。
ところで、上記GPSと通信衛星を用いた列車位置検知システムを用いた列車運行管理システムにおいては、上述の工事区間に関する運行情報は、地上の拠点装置を経由して車上装置に伝送され、車上の記憶装置に記憶されている。しかしながら、レールや軌道の工事は計画的に行われる場合だけでなく、緊急に行われる工事もある。例えば落石や大雨などの天災が原因で必要となる補修工事がある。その場合、乗務員へは無線通信等によって情報伝達が行われるが、車両に搭載されている運行情報は、収集と列車への伝送に人間が介在しているため、リアルタイムに当該情報を更新することができない。
これまでに列車前方鉄道信号・標識認識装置は開発或いは開発中であるが、その一つに列車に搭載されたビデオカメラで撮影した列車前方画像からパターンマッチングによって鉄道信号・標識を認識する列車前方標識認識装置がある。前記パターンマッチングはテンプレートと呼ばれる参照画像を列車前方標識認識装置に予め登録しておき、列車に搭載されたビデオカメラで撮影した列車前方画像から前記参照画像とマッチングした対象物である鉄道信号・標識を探索する技術である。
対象物である鉄道信号・標識の画像の大きさは、列車の走行に伴って見かけ上の大きさが変化するし、カメラのズーム率によっても見かけ上の大きさは変わる。従って、参照画像の大きさ(スケール)を可変にし、変更したスケールの参照画像毎に鉄道信号・標識を探索する必要がある。そのため、実際に鉄道信号・標識を探索するためにはスケールの数に探索領域の数を乗じた数だけ探索しなければならないから、探索のための信号処理には膨大な計算量が必要となり、パターンパッチングに時間がかかる。ビデオ画像のフレームレートは通常は30フレームであるから、全探索方式のパターンマッチングを行う従来の列車前方標識認識装置では、リアルタイムのパターンマッチングを行って鉄道信号・標識を認識することは不可能であった。
ところで、鉄道信号・標識ではないが、道路標識をパターンマッチングにより認識する装置は公知である。例えば特開2003−123197号公報(特許文献2)には、カメラで撮影した任意の画像を選択して1枚のフレーム画像を得る画像処理基本部と、前記1枚のフレーム画像の一部の所定領域の画像から所定の画像を抽出処理する画像処理部と、複数枚のフレーム画像の前記画像処理部のデータを用いて前記抽出処理した画像に関する複合データを得る画像データ識別部と、撮影画像から認識すべき特定画像のデータとその画像データに関する情報を蓄積したデータベースと、前記画像データ識別部で得た抽出処理画像のデータと前記データベースの特定画像のデータとを比較し一致した特定画像に関する情報を出力する画像認識部とからなる道路標識等認識装置が開示されている。
また、特開2006−3994号公報(特許文献3)には、自車前方を撮影する撮影手段と、撮影した画像を撮影対象までの距離を示す距離画像に変換する変換手段と、撮影した画像から道路標識部分を認識する手段と、複数の道路標識のデータを有するテンプレートデータと、画像の道路標識部分とテンプレートとのマッチングを行い道路標識を認識するマッチング手段とを備える道路標識認識装置において、自車と道路標識との距離により段階的に認識処理を行うことを特徴とする道路標識認識装置が開示されている。
上述の特許文献に開示されている道路標識認識装置はいずれもパターンマッチングの処理速度を上げるものであるが、リアルタイムのパターンマッチングを行って鉄道信号・標識を認識する列車前方鉄道信号・標識認識装置に応用するための実用的な処理速度のレベルには未だ到達していない。
ところで特開2004−42737号公報(特許文献4)には、周知の直線要素抽出技法を用いて画面平面において鉄道レールを有効に認識し、これによって監視領域内に踏切領域を自動的に設定できるようにしたステレオカメラを用いた踏切監視システムが記載されている。そして、代表的な直線要素抽出技法としてHough変換(ハフ変換)が詳細に記述されている。
特表2001−516076号公報 特開2003−123197号公報 特開2006−3994号公報 特開2004−42737号公報 論文番号517「GPS利用過速度検知装置について」、第37回鉄道におけるサイバネティクス利用国内シンポジウム論文集、2000年11月 論文番号518「停車駅接近報知装置の開発」、第37回鉄道におけるサイバネティクス利用国内シンポジウム論文集、2000年11月
本発明が解決しようとする課題は、記憶された運行情報に基いて乗務員に制限速度等を報知する車載の列車運行支援装置に、登録されていない工事区間が前記運行情報に存在した場合に当該工事区間の制限速度情報を自動的且つ迅速に取得させること、及び、この取得した制限速度情報を乗務員に報知させるようにすることである。
上記課題を解決する列車運行支援装置は、列車前方を撮影し撮影画像データを出力するビデオカメラと検知した列車位置情報を出力する列車位置検知器を備え、運行情報が記憶された車載の列車運行支援装置であって、下記機能を備えたものである。
(1)列車前方の撮影画面の1フレームの画面である検索画面の中にパターンマッチングのための探索エリアを、軌間、建植ゲージ、建築限界などの鉄道固有の情報を利用して絞り込んでからパターンマッチングによって鉄道信号・標識を認識する機能、
(2)認識された鉄道信号・標識の制限速度を読み取る機能、
(3)前記列車位置検知器の列車現在位置情報と撮影データに基いて算出した距離情報から、認識された鉄道信号・標識の設置位置を特定する機能、
(4)前記記憶装置に登録されている前記設置位置に関する制限速度と前記読み取られた制限速度とを付き合わせる機能、及び
(5)前記制限速度の突合せが一致しなかったときには前記読み取られた制限速度を、一致したときには登録されている制限速度を前記報知部にそれぞれ報知させる機能。
本発明により、記憶された運行情報に基いて乗務員に制限速度等を報知する車載の列車運行支援装置に、登録されていない工事区間が前記運行情報に存在した場合に当該工事区間の制限速度情報を自動的且つ迅速に取得させること、及び、この取得した制限速度情報を乗務員に報知させるようにすることが可能となった。
本発明を実施する最良の形態の運行情報が記憶された車載の列車運行支援装置は、列車前方を撮影し撮影画像データを出力するビデオカメラとGPSを用いた列車位置検知器を備え、運行情報が記憶された車載の列車運行支援装置であって、更に下記機能を備えたものである。
(1)列車前方の撮影画面の1フレームの画面である検索画面の中にパターンマッチングのための探索エリアを、軌間、建植ゲージ、建築限界などの鉄道固有の情報を利用して絞り込んでからパターンマッチングによって鉄道信号・標識を認識する機能、
(2)認識された鉄道信号・標識の制限速度を読み取る機能、
(3)前記列車位置検知器の列車現在位置情報と撮影データに基いて算出した距離情報から、認識された鉄道信号・標識の設置位置を特定する機能、
(4)前記記憶装置に登録されている前記設置位置に関する制限速度と前記読み取られた制限速度とを付き合わせる機能、及び
(5)前記制限速度の突合せが一致しなかったときには前記読み取られた制限速度を、一致したときには登録されている制限速度を前記報知部にそれぞれ報知させる機能。
本発明の実施例の列車運行支援装置は、図2に示す如く、工事区間の始端のレール1の近傍に徐行信号機4が且つ終端のレール1の近傍に徐行解除信号機5が設置され、更に徐行予告信号機3が工事区間の始端から列車進入方向に所定距離離れた地点のレール1の近傍に設置されている。本発明の実施例の列車運行支援装置はレール1を走行する列車Tに搭載されている。そして、前記列車運行支援装置は記憶された運行情報に基いて乗務員に制限速度等を報知するものであるが、登録されていない工事区間が前記運行情報に存在した場合にはビデオカメラで列車前方のシーンを撮像した撮像画面を画像処理して徐行予告信号機3を認識し、当該工事区間の制限速度情報を自動的且つ迅速に取得し、これを乗務員に報知する。なお、図2において、Lは前記ビデオカメラから徐行予告標識3までの距離、Lxは列車前方鉄道信号・標識認識装置が鉄道信号・標識を認識できる仮想的な限界距離を示す。
即ち、本発明の実施例の列車運行支援装置10は、図1に示す如く、ビデオカメラ11が撮像した列車前方のシーンの撮像画像をA/D変換部12でアナログ・デジタル変換し画像データ蓄積部13に蓄積する手段を備える。また、列車運行支援装置10は、プログラムに従って演算制御を行う制御部14、パターンマッチングの参照画像となるテンプレート画像データなどを入力する入力部15、演算制御のための各種の設定を行う設定部16、演算制御プログラムが格納されたプログラム記憶部17、テンプレート画像データが記憶されるテンプレート記憶部18、演算制御のための各種プログラムが記憶されるプログラム記憶部19、液晶表示パネルの如き表示部20、及びスピーカーの如き報知部21とで構成されている。更に、列車運行支援装置10は、軌道回路を用いずに検知した列車位置情報を出力する列車位置検知器であるGPS装置22を備えている。前記列車位置検知器は、車上子を介して検出した地上子の設置位置を特定し、前記設置位置からの列車の速度の積算から算出される移動距離を用いて列車の現在位置の特定するもの、叉は、列車のドアの開閉信号或いはATS地上子の検出信号を取得した時点をリセットポイントとし、このリセットポイントからの列車の移動距離を算出して列車の現在位置の特定するものであってもよい。なお、前記移動距離は、列車車軸に装備した速度発電機が出力する列車の速度パルス信号を積算して算出される。
以下、本発明の実施例の列車運行支援装置の動作を、図3及び図4に示すフローチャートに従って詳細に説明する。
(テンプレート画像の登録)
テンプレート画像は認識すべき鉄道信号・標識をパターン化した画像であって、列車運行支援装置10のテンプレート記憶部18に予め登録されている。前記登録は、例えば認識すべき鉄道信号・標識のパターンをCADで作図し、入力部15からデジタルデータとして列車運行支援装置10に入力することによって行われる。なお、テンプレートのスケールは、格納されているプログラムに従って段階的に変更される。
(列車前方の撮影画像の取得)
先ず、列車運行支援装置10は、ビデオカメラ11で列車前方の監視エリアを撮影し、撮影画像データを画像データ蓄積部13に記憶する(101)。図5は、レール1以外の被写体を除外して模式的に示した検索画面、即ち、列車前方の撮影画像データから取得した1フレームの画面を示す。
(直線抽出手法によるレールを抽出)
続いて、列車運行支援装置10の制御部14は、列車前方の撮影画像データから取得した1フレームの画面(検索画面)の中に、Hough変換(ハフ変換)などの直線要素抽出技法を利用してレール2を抽出し、直線抽出したレール2の画像データをデータ記憶部19に記憶する(1021)。 直線抽出したレール2の画像データには、検索画面上の座標位置(x,y)で特定されるレール位置と軌間のデータが含まれている。図6は、レール1以外の被写体を除外して模式的に示した図5の検索画面上に、直線抽出したレール2を追加して示した画面である。
(初期値スケールのテンプレートの選択)
続いて、制御部14は、テンプレートのスケールを初期値スケールと決定し、テンプレート記憶部18からパターンマッチング処理の参照画像となるテンプレート画像を読み出し、そのスケールを初期値に設定する(1022)。初期値スケールは、例えば、検索画面上で列車前方の最も遠方に列車から目視で認識できる鉄道信号・標識の大きさに対応したものである。換言すれば、図2において、Lxは列車運行支援装置が鉄道信号・標識を認識できる仮想的な限界距離Lxに近い距離に存在する鉄道信号・標識の検索画面上の大きさであり、最適の初期値スケールは実験によって定められるものである。
(スケールに対応した軌間の検索)
続いて、制御部14は、テンプレートの初期値スケールに対応した軌間を検索し、検索によって見つけた軌間のレール位置(初期値レール位置)を特定する(1023)。軌間は標準軌で1435mm、狭軌では1067mm等と一定である。また、臨時信号機などの鉄道信号・標識もその形状とサイズは規定されて一定である。従って、軌間と認識すべき鉄道信号・標識のサイズの比は一定である。換言すれば、検索画面上で軌間と認識すべき鉄道信号・標識のスケールを表す値との比は一定である。この事実を利用して、列車運行支援装置10は初期値スケールのテンプレート画像データをテンプレート記憶部18から読み出し、初期値スケールのテンプレート画像に対応した軌間を検索する。そして、列車運行支援装置10は検索して見つけた初期値レール位置を、検索画面上の座標位置(x,y)で特定する。
(軌間に対応した建築限界の算出)
続いて制御部14は、検索画面上で初期値レール位置の軌間に適したサイズの初期値建築限界を算出する(1024)。建築限界は鉄道車両が安全に走行するための軌道上に確保された空間の限界であり、軌間に基づいて予め規定されている。従って、検索画面上で軌間が特定されれば、それに見合った検索画面上の建築限界は簡単に算出される。即ち、図7に示す如く検索画面上において列車側に近いレール位置の軌間がAnであれば、このレール位置における建築限界はBnである。また、図8に示す如く検索画面上において列車側からかなり離れたレール位置の軌間がA1であれば、このレール位置における建築限界はB1である。軌間A1が、初期値スケールのテンプレート画像に対応した軌間であれば、これによって初期値レール位置が決定される。
(建築限界からの鉄道信号・標識の相対的な建植位置の決定)
続いて制御部14は、ステップ1024で決定した検索画面上でレール位置の近傍に存在する鉄道信号・標識の建植位置を算出して決定する(1025)。建植位置は建植ケージに基づいて算出される。建植ゲージはレール中心から電柱内部までのまでの距離であって、その寸法は建築限界によって1900mm以上と定められている。図7に示す如く、初期値レール位置の軌間A1に対応する建植ゲージはC1であって、この初期値レール位置における建植位置はP1とQ1である。また、図7に示す如く検索画面上において列車側に近いレール位置の軌間がAnであれば、このレール位置における建植ゲージはCnであって、建植位置はPnとQnである。
(探索エリアの決定)
続いて制御部14は、建植位置に対応した探索エリアを決定する(1026)。即ち、図8に示す如く、軌間A1の初期値レール位置においては、建植位置P1とQ1に探索エリアW1がそれぞれ決定される。そして、初期値探索エリアW1は初期値スケールのテンプレート画像が過不足なくカバーされるサイズのエリアであって、ここでは横幅D1で縦幅E1の矩形のエリアである。また、図7に示す如く検索画面上において列車側に近い軌間Anのレール位置においては、建植位置PnとQnに探索エリアWnがそれぞれ決定される。そして、探索エリアWnは軌間Anに対応するスケール画像が過不足なくカバーされるサイズのエリアであって、ここでは横幅Dnで縦幅Enの矩形のエリアである。
(パターンマッチングの実行)
続いて制御部14は、初期値探索エリアW1についてパターンマッチングを実行し、パターンマッチングのスコアをデータメモリに記憶する(1027)。このステップにおけるパターンマッチングは特別なものではなく、周知のパターンマッチングである。
(スケールが終了条件まで達したか否かの判定)
ステップ1027に続いて、制御部14はパターンマッチングがテンプレートの全てのスケールについて終了したか否かを判定する(1028)。
(変更したスケールに対応した探索エリアの決定とパターンマッチング)
ステップ1028でNOと判定されたときには、制御部14は、テンプレートのスケールを段階的に変更して(1029)、ステップ1023に戻り、変更したスケールに対応した軌間の検索を行う。続いて、制御部14は、軌間に対応した建築限界の算出(1024)、建築限界からの鉄道信号・標識の相対的な建植位置の決定(1025)、探索エリアの決定(1026)、パターンマッチングの実行とパターンマッチングのスコアのデータメモリへの記憶(1027)を順に実行する。
テンプレートのスケールは、例えば、初期値を0.5、最終値を1.2と設定する。そして、パターンンマッチングのためのテンプレートのスケールの変更は、初期値と最終値の間を0.1間隔で段階的に行う。従って、初期値スケールのテンプレートのパターンマッチングが終了した後のステップ1028の判定はNOであるから、ステップ1029においてテンプレートのスケールは0.6となる。スケール0.6のテンプレートのパターンマッチングが終了した後のステップ1028の判定はNOであるから、ステップ1029においてテンプレートのスケールは0.7となる。以下同様にして、スケールを0.7から1.2まで変更し、それぞれのスケールのテンプレートのパターンマッチングを行う。スケール1.2のテンプレートのパターンマッチングが終了した後のステップ1028の判定はYESであるから、処理の流れはステップ103に進む。
上述の通り、それぞれのスケールのテンプレートのパターンマッチングを行う検索画面上の検索エリアは、スケールに対応した軌間のレール位置の近傍に規定されるスケールに対応したサイズのエリアであるから、1フレームの検索画面に比べると非常に狭くなっている。しかも、初期値を0.5、最終値を1.2と設定し、初期値と最終値の間を0.1間隔で段階的にスケールの変更を行う場合、1フレームの検索画面においてはテンプレートのパターンマッチングは8回である。それ故、1フレームの検索画面全体を検索エリアとする従来の列車前方鉄道信号・標識認識装置におけるパターンマッチングと比べて、本発明に係る列車前方鉄道信号・標識認識装置におけるパターンマッチングはパターンマッチングの対象である検索エリアは狭く、しかもパターンマッチングの回数は格段に少なくなった。従って、列車前方鉄道信号・標識認識装置の画像処理量は従来に比較して非常に少なくなり、リアルタイムのパターンマッチングが可能になった。
要するに、登録されていない工事区間が前記運行情報に存在した場合に当該工事区間の制限速度情報を自動的且つ迅速に取得させることを可能としたのは、画像データ蓄積部13に蓄積された画像データの中から1フレームの検索画像データを取得し、この検索画像データを上述の如く画像処理し、パターンマッチングをリアルタイムで行って認識対象である徐行予告信号機3を認識する機能を本発明の実施例の列車運行支援装置が備えているからである。前記上述の如き画像処理とは、列車前方の撮影画面の全領域の中からパターンマッチングのための探索エリアを確実に絞り込むことを特長とする画像処理である。
(信号機の有無の判定)
ステップ103において、制御部14はデータ記憶部19に記憶されているパターンマッチングのスコアを検索し、最高スコアのパターンマッチングを選定する。データ記憶部19には、初期値を0.5、最終値を1.2と設定し、初期値と最終値の間を0.1間隔で段階的にスケールを変更してパターンマッチングを行った上述の実施例においては、8回のパターンマッチングのスコアが記憶されている。制御部14は、これら8回のパターンマッチングの中から最高スコアのパターンマッチングを選定し、信号機の有無を判定する。ステップ103において、信号機があると判定されたときにはステップ104に進み、信号機が無いと判定されたときにはステップ101に戻る。
(カメラからの俯角などのデータの記憶)
制御部14は最高スコアのパターンマッチングから、当該パターンマッチングに対応したテンプレートのスケールを特定し、そして、特定したスケールに対応する検索エリアを特定する。即ち、制御部14は特定したスケールに対応する検索エリアと特定するレール位置とカメラからの俯角を特定する。そして、制御部14は、これら特定したレール位置、カメラからの俯角、テンプレートのスケール、及びパターンマッチングのスコアを出力し、これらのデータをデータ記憶部19に記憶させる(104)。
(制限速度読み取り)
ステップ104に続いて、列車運行支援装置10の制御部14は、ビデオカメラ11が撮影し、画像データ蓄積部13に記憶されている信号機の映像から、当該信号機に表示されている制限速度を読み取り、データ記憶部19に記憶させる(105)。上述した通り、本発明においては列車前方のレールの近傍に設置されている鉄道信号・標識をパターンマッチングによりリアルタイムで認識することができるので、列車前方鉄道信号・標識に表示されている制限速度情報を迅速に取得することができる。
(信号機設置位置の特定)
ステップ105に続いて、列車運行支援装置10はステップ103において認識した信号機の設置位置を特定する。即ち、列車運行支援装置10において、制御部14はGPS装置22から入力された位置データに基いて、列車の現在位置を特定する。続いて、制御部14はステップ104においてデータ記憶部19に記憶されているデータに基いて、列車から信号機までの距離を算出する。そして、制御部14は、前記の列車の現在位置と前記の列車から信号機までの距離から、信号機の設置位置を特定する(106)。
(登録制限速度の読み出し)
続いて列車運行支援装置10の制御部14は、ステップ106で特定した上述の信号機の設置位置の登録制限速度をデータ記憶部19から読み出す(107)。
(登録された制限速度か否かの判定)
続いて列車運行支援装置10の制御部14は、ステップ105で記憶した制限速度をデータ記憶部19から読み出し、上記の読み出された登録制限速度と同じか否かを判定する(108)。
(表示部による表示と報知部による警告)
ステップ108の判定結果がYESなら、制御部14は表示部20に「登録済み徐行区間:制限速度○○km/h」との表示を行わせる(109)。ステップ108の判定結果がNOなら、制御部14は表示部20に「未登録徐行区間:制限速度△△km/h」との表示を行わせる(110)。これらの表示に続いて、制御部14は報知部21に、列車速度に応じて警告を音声等で報知し、乗務員の注意を喚起する(111)。
本発明の列車運行支援装置を搭載した列車と線路前方に設置された鉄道信号・標識との位置関係を示す図である。 本発明の実施例の列車運行支援装置のブロック構成図である。 本発明の実施例の列車運行支援装置の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施例の列車運行支援装置における列車前方の信号機認識の信号処理の流れを示すフローチャートである。 レール以外の被写体を除外して模式的に示した検索画面である。 直線抽出されたレールが示された検索画面である。 検索画面上において、列車側に近いレール位置と探索エリアとの関係を示す図である。 検索画面上において、テンプレートのスケールを初期値に設定したときのレール位置と探索エリアとの関係を示す図である。
符号の説明
1 レール
2 直線抽出されたレール
3 徐行予告信号機
4 徐行信号機
5 徐行解除信号機
10 鉄道信号・標識認識装置
11 ビデオカメラ
12 A/D変換部
13 画像データ蓄積部
14 制御部
15 入力部
16 設定部
17 プログラム記憶部
18 テンプレート記憶部
19 データ記憶部
20 表示部
21 報知部
22 GPS装置


























Claims (7)

  1. 列車前方を撮影し撮影画像データを出力するビデオカメラと検知した列車位置情報を出力する列車位置検知器を備え、運行情報が記憶された車載の列車運行支援装置であって、下記機能を備えたものであることを特徴とする列車運行支援装置。
    (1)列車前方の撮影画面の1フレームの画面である検索画面の中にパターンマッチングのための探索エリアを、軌間、建植ゲージ、建築限界などの鉄道固有の情報を利用して絞り込んでからパターンマッチングによって鉄道信号・標識を認識する機能、
    (2)認識された鉄道信号・標識の制限速度を読み取る機能、
    (3)前記列車位置検知器の列車現在位置情報と撮影データに基いて算出した距離情報から、認識された鉄道信号・標識の設置位置を特定する機能、
    (4)前記記憶装置に登録されている前記設置位置に関する制限速度と前記読み取られた制限速度とを付き合わせる機能、及び
    (5)前記制限速度の突合せが一致しなかったときには前記読み取られた制限速度を、一致したときには登録されている制限速度を前記報知部にそれぞれ報知させる機能。
  2. 前記パターンマッチングによって鉄道信号・標識を認識する機能は、前記撮影画像データから取得した1フレームの画面である検索画面の中にレールを抽出する機能、段階的に変更したテンプレート画像のスケールに対応した探索エリアを鉄道固有の情報を利用して前記検索画面上のレールの近傍に特定する探索エリア特定機能、探索エリア毎にパターンマッチングを行う機能、及び、最高のスコアを出したパターンマッチングに対応した探索エリアを決定し鉄道信号・標識を認識する機能とを含むものであることを特徴とする請求項1に記載の列車運行支援装置。
  3. 前記探索エリア特定手段は、テンプレート画像のスケールに対応した軌間を探索して求める手段、前記軌間に対応した建築限界を求める手段、及び前記建築限界からの鉄道信号・標識の相対的な建植位置を特定する手段で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の列車運行支援装置。
  4. 前記テンプレート画像のスケールの段階的変更は、初期値から最終値まで複数段階に亘ってなされるものであることを特徴とする請求項1に記載の列車運行支援装置。
  5. 前記列車位置検知器は、GPSを用いた列車位置検知器であることを特徴とする請求項1に記載の列車運行支援装置。
  6. 前記列車位置検知器は、車上子を介して検出した地上子の設置位置を特定し、前記設置位置からの列車の速度の積算から算出される移動距離を用いて列車の現在位置を特定するものであることを特徴とする請求項1に記載の列車運行支援装置。
  7. 前記列車位置検知器は、列車のドアの開閉信号或いはATS地上子の検出信号を取得した時点をリセットポイントとし、このリセットポイントからの列車の移動距離を算出して列車の現在位置を特定するものであることを特徴とする請求項1に記載の列車運行支援装置。
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