JP5213841B2 - 列車ダイヤ調整方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、列車運行用に計画されたダイヤを調整する列車ダイヤ調整方法および装置に関する。
列車の運行は、鉄道事業者により予め計画されたダイヤ(運行表)情報に基づいて行われる。また、朝や夕方など乗客が集中するラッシュ時間帯においては、より多くの列車を走らせるために列車密度が密となり、余裕の少ないダイヤに基づいて運行が行われている現状がある。そのため、より正確に列車を走らせるためのダイヤの作成、および運行の仕組みについてこれまで検討されてきた。
特許文献1では、駅における出発案内放送の開始時間をコントロールすることにより、運行間隔の短縮化を図っている。
特開平06−219281号公報(段落0003、図2)
しかしながら、ラッシュ時間帯など列車密度が高い状態においては、列車が時刻通りに駅を出発したとしても、走行途中で先行列車との距離が接近し、徐行または一時停止を強いられる状況が発生することがある。例えば、先行列車が各駅停車であり、後続の列車が特定駅のみ停車する速達列車である場合に、速達列車は、たとえ時刻通りに駅を出発したとしても、停車駅の多い先行の各駅停車が妨げとなり、先行列車の手前で徐行するか、または一時停車する必要が生ずる。そして、追い抜き可能となる駅まで、先行列車の進行に追従する形にて運行を行う。
このように列車速度を落とした運行や駅間での一時停車が発生した場合、その列車の運行が遅くなるだけではなく、一定区間における在線時間が長くなることから、踏切の遮断時間にも大きな影響を与えることになる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、走行中における先行列車との接近による徐行または一時停止をできる限り回避し、列車走行に余裕を持たせることが可能な列車ダイヤ調整方法および装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る列車ダイヤ調整方法は、第1の駅から第2の駅に向かって走行する第1の列車と、少なくとも前記第1および第2の駅間では前記第1の列車の後続である第2の列車とに関する運行情報を含む計画ダイヤのダイヤ調整を行って調整ダイヤを出力可能な列車ダイヤ調整装置に適用される列車ダイヤ調整方法であって、前記列車ダイヤ調整装置が行う処理ステップとして、前記計画ダイヤから、前記第2の列車が前記第1の駅を出発する計画時刻である第1の時刻と、前記第1の列車が前記第2の駅に到達する計画時刻である第2の時刻とを求める第1のステップと、前記計画ダイヤに基づき、前記第1および第2の時刻間における前記第1および第2の列車間の最小距離を算出する第2のステップと、前記第1および第2の列車間の距離がこの距離以下になると前記第2の列車に徐行または停止が発生する可能性が高いと予測される距離である閾値距離と、前記最小距離とを比較する第3のステップと、前記最小距離が前記閾値距離以下である場合は、前記第2の列車の最大許容速度と前記第2の列車に対する後続列車の有無とに基づいて前記第2の列車の前記第1の駅における停車時間の許容遅延時間を算出して、前記第2の列車が前記第1の駅を出発する時刻を前記計画時刻から前記許容遅延時間分遅延させて設定する第4のステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、第2の列車の遅延出発の可否を判断し、遅延出発が可能と判断される場合は、遅延許容時間まで第2の列車の出発を遅らせるようにしたので、先行列車である第1の列車との列車間隔を空けることができ、列車接近による徐行または一時停止をできる限り回避し、列車走行に余裕を持たせることができる、という効果を奏する。
図1は、昼間など閑散時間帯における計画ダイヤの一例を示すグラフである。 図2は、図1と同線区において朝夕などのラッシュ時間帯における計画ダイヤの一例を示すグラフである。 図3は、ラッシュ時間帯において、計画ダイヤに対して実際の運行に基づく実績ダイヤを重ね合わせたグラフである。 図4は、列車の速度に対する踏切の開閉状況を表すグラフである。 図5は、実施の形態1に係る列車ダイヤ調整方法の手順を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態1に係る列車ダイヤ調整装置の概略構成を示すブロック図である。 図7は、計画ダイヤの一例を示すグラフである。 図8は、列車間の距離の時間変化を示す図である。 図9は、徐行・停止が発生する列車間距離の具体例を示す図である。 図10は、速達列車が最大許容速度で走行した場合の調整ダイヤを検討した図である。 図11は、後続列車に影響を与えないように駅出発遅延時間が設定された調整ダイヤの一例を示す図である。 図12は、実運用時のダイヤ情報を表した図である。 図13は、図12に示す実運用時のダイヤ情報に基づいて遅延調整を行った結果を示す図である。 図14は、実施の形態2に係る列車ダイヤ調整装置を含むシステムの構成図である。
以下に、本発明に係る列車ダイヤ調整方法および装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、昼間など閑散時間帯における計画ダイヤの一例を示すグラフである。図1では、縦軸は駅および距離、横軸は時間であり、A駅からE駅方向に走行する列車の計画ダイヤがスジ形式でグラフ化されている。また、図1では、すべての駅を停車する各駅停車の計画ダイヤスジ50と、特定の駅のみ停車する列車(以下、特定駅のみ停車する列車を「速達列車」と称す。)の計画ダイヤスジ60とが示されている。図示例では、速達列車は、A駅およびE駅のみに停車する。各駅停車はC駅にて長時間停車を行い、速達列車がC駅にて各駅停車を追い抜く計画となっている。
一方、図2は、図1と同線区において朝夕などのラッシュ時間帯における計画ダイヤの一例を示すグラフである。図2では、図1と同様に、縦軸は駅および距離、横軸は時間であり、A駅からE駅方向に走行する列車の計画ダイヤがスジ形式でグラフ化されている。また、各駅停車の計画ダイヤスジ51と、速達列車の計画ダイヤスジ61とが示されている。図2に示すように、閑散時間帯と比べて各駅停車の本数が多く、各駅停車の合間をぬう様に速達列車が走行する。また、速達列車は各駅停車に影響されてその速度は遅く(グラフ上の傾きが緩く)、A−E駅間の所要時間も閑散時間帯より要することが判る。
従来、列車は、計画された出発時間にしたがって、できる限り正確に駅を出発するよう運行されている。しかしながら、列車密度が高い状態においては、停車駅の少ない速達列車などは、たとえ時刻通りに駅を出発したとしても停車駅の多い先行列車が妨げとなり、結果として駅間で列車速度を落とすか、あるいは先行列車の開通待ちまで一時停車を強いられることがある。
図3は、ラッシュ時間帯において、計画ダイヤに対して実際の運行に基づく実績ダイヤを重ね合わせたグラフである。図3では、図1と同様に、縦軸は駅および距離、横軸は時間であり、A駅からE駅方向に走行する列車の計画ダイヤがスジ形式でグラフ化されている。また、各駅停車の計画ダイヤスジ51と、速達列車の計画ダイヤスジ62と、速達列車の実績ダイヤスジ63とが示されている。速達列車は、通過駅では停車する必要が無いため、通常は通過駅手前から各駅停車に比べて速度を上げて走行する。しかしながら、ラッシュ時間帯では前方に列車が詰まっているため、先行列車に接近すると徐行するか、または一時停車する必要が生ずる。そして、追い抜き可能となる駅まで、先行列車の進行に追従する形にて走行を行う。
このように列車速度を落とした運行や駅間での一時停車が発生した場合、速達列車の運行が遅くなる。さらに、遅い速度にて運行を行えば、一定区間における在線時間が長くなる。これは、例えば、列車走行線上に存在する踏切の遮断時間にも大きな影響を与える。
図4は、列車の速度に対する踏切の開閉状況を表すグラフである。図4では、縦軸は駅、踏切および距離、横軸は時間であり、A駅から踏切X方向に走行する列車の計画ダイヤがスジ形式でグラフ化されている。また、列車1の計画ダイヤスジ20と、列車2の計画ダイヤスジ30とが示されている。列車1は、比較的低速で、列車2は高速で走行する列車である。走行区間には踏切Xが存在しており、踏切Xの手前のX1地点に列車が進入した時点で踏切Xの鳴動の開始および遮断機が下りる動作が行われ、踏切X通過後のX2地点で鳴動の停止および遮断機が上がる仕組みとなっている。図4に示すように、列車1が踏切Xを通過する際の遮断機が下りている時間t1と、列車2が踏切Xを通過する際の遮断機が下りている時間t2とを比較した場合、速度が速い列車2の方が遮断機が下りている時間が短いことが判る。このように、列車の速度が遅ければ遅いほど、遮断機が下りている時間が長くなる。したがって、朝夕など交通の往来が多い時間帯にて遮断機が下りている時間が長いと、線路を挟んで地域が分断されることから社会的に与える影響も大きくなる。
図5は、本実施の形態に係る列車ダイヤ調整方法の手順を示すフローチャート、図6は、本実施の形態に係る列車ダイヤ調整装置の概略構成を示すブロック図である。また、図7は、計画ダイヤの一例を示すグラフ、図8は、列車間の距離の時間変化を示す図、図9は、徐行・停止が発生する列車間距離の具体例を示す図、図10は、速達列車が最大許容速度で走行した場合の調整ダイヤを検討した図、図11は、後続列車に影響を与えないように駅出発遅延時間が設定された調整ダイヤの一例を示す図である。
図6に示すように、本実施の形態に係る列車ダイヤ調整装置5は計画ダイヤ記憶部18に保存された計画ダイヤに基づいて調整ダイヤを出力する装置であり、主たる構成要素として、列車間距離算出部6と、徐行・停止可能性判定部7と、遅延時間設定部8と、を備えている。列車ダイヤ調整装置5の各構成部の機能は、その動作とともに以下説明する。また、計画ダイヤは、例えば列車ダイヤ作成装置(図示せず)により作成される。なお、本実施の形態の列車ダイヤ調整装置を列車ダイヤ作成装置内に構成することもできる。
次に、図5〜11を参照して、本実施の形態に係る列車ダイヤ調整方法について説明する。まず、列車ダイヤ調整装置5への入力となる計画ダイヤの一例を図7に示す。図7では、縦軸は駅および距離、横軸は時間であり、A駅(第1の駅)からC駅(第2の駅)方向に走行する列車の計画ダイヤがスジ形式でグラフ化されている。また、各駅停車である列車1(第1の列車)の計画ダイヤスジ21と、速達列車である列車2(第2の列車)の計画ダイヤスジ31と、各駅停車である列車3(第3の列車)の計画ダイヤスジ41とが示されている。列車2は、A駅には停車するが、B駅およびC駅は通過する。また、C駅には追い抜き可能な設備があり、列車2はC駅で列車1に対して追い抜きを行う。図7では、点Pは列車2がA駅を出発する点を表し、tpは列車2がA駅を出発する(計画)時刻を表す。また、点Qは列車2がC駅で列車1を追い抜く点を表す。さらに、点Wは列車1がC駅に到達する点を表し、twは列車1がC駅に到達する(計画)時刻を表す。Tは、(tw−tp)であり、列車2がA駅を出発する(計画)時刻から列車1がC駅に到達する(計画)時刻までの時間間隔を表す。
まず、列車間距離算出部6は、例えば図7の計画ダイヤから、列車2がA駅を出発する(計画)時刻tpと、列車1がC駅に到達する(計画)時刻twとを求める(図5のS1)。ここで、列車ダイヤ調整は、駅間(例えば、A−C駅間)、当該駅間にて先行の列車(例えば、列車1)およびこれに後続の列車(例えば列車2)を選択して行われ、かつ、後続の列車2は少なくともA駅に停車するものとする。したがって、本実施の形態は、列車1が各駅停車でかつ列車2が速達列車以外の場合にも適用可能である。なお、列車調整が適用される駅間、先行列車および後続列車は、計画ダイヤから順に選択されてもよいし、予め指定された情報に基づいて選択されてもよい。
次に、列車間距離算出部6は、時間帯tp〜twにおける列車2と列車1との間の距離のうち最小距離dを算出する(図5のS2)。図8では、列車1と列車2との間の距離の時間変化を示しており、横軸は時刻、縦軸は列車1と列車2との間の距離を表す。なお、横軸は、列車1のA駅出発時刻(tp)から列車2がC駅で列車1を追い抜く時刻(tq)までの範囲を表している。図8に示すように、列車1と列車2との間の距離は、A駅出発時刻(tp)から単調に減少して時刻txで閾値距離dthとなり、さらに減少して時刻tyで最小距離dに達した後は概ねこの値で列車1の駅停車時刻(tw)まで継続し、時刻tw以降は再び単調に減少する。時刻ty〜twでは、列車1が列車2に近づいたことで、最小距離dを保ちながら走行している状態である。ここで、閾値距離dthは、列車間距離がこの距離以下になると列車近接により列車2に徐行または一時停止が発生する可能性が高いと予測される距離であり、先行列車の存在が後続列車に影響を与え始める距離である。図示例では、最小距離dは閾値距離dthよりも小さい。したがって、時刻ty〜tw間では、列車2は徐行・一時停止を強いられる可能性が高い。
次に、徐行・停止可能性判定部7は、最小距離dと閾値距離dthとを比較し、列車2の徐行・一時停止の可能性を判断する(図5のS3)。すなわち、d≦dthである場合には(図5のS4、Yes)、上記理由から列車2に徐行・一時停止が発生する可能性が高いと判断され、図5のS5以下の処理が実行される。一方、d>dthである場合は(図5のS4、No)、列車2に徐行・一時停止が発生する可能性が低いと判断され、計画ダイヤに調整を施すことなく処理を終了する。
なお、閾値距離dthは、例えば軌道回路長に基づいて設定することができる。ここで、軌道回路とは、線路を特定の間隔にて区切った単位であり、1つの軌道回路に対して1列車のみ進入することが可能な仕組みとなっている。図9では、列車2が列車1に接近した場合の走行制御の一例を示している。列車1は軌道回路65に在線し、列車2は軌道回路67に在線し、軌道回路65と軌道回路67との間には軌道回路66が介在している。軌道回路65,66間に設けられた信号機68は、軌道回路65内への進入が不可であることを現示している。また、軌道回路66,67間に設けられた信号機69は、軌道回路66内では徐行を要することを現示している。したがって、列車2は、列車1が軌道回路65内に在線する場合に、軌道回路71に進入した時点から少なくとも徐行を強いられることになる。すなわち、列車1と列車2との間の距離である列車間隔Lが、先行列車の在線軌道回路長である軌道回路66の軌道回路長K1と、軌道回路65に隣接する後続列車側(列車2側)の軌道回路66の軌道回路長K2との和K=K1+K2以下になると列車2の走行に徐行・一時停止が発生する。そこで、閾値距離dthを少なくともK以上に設定することができる。なお、一般に、軌道回路長は軌道回路により異なるので、このように設定した閾値距離dthは先行列車である列車1の在線位置により変化することになる。ただし、例えば同一路線上での隣接する軌道回路の長さの和の最大値を閾値距離dthに設定するなどすれば一定値に設定することもできる。閾値距離dthの設定は図9の例に限定されず、一般に、閾値距離dthは、軌道回路において先行列車の存在が後続列車に影響を与え始める距離として設定することができる。
次に、遅延時間設定部8は、列車2がA−C駅間で徐行・一時停止する可能性が高いと判断された場合(図5のS4、Yes)、列車2が通過駅Cを通過する時刻tqは固定したままで、列車2のA駅出発時刻を遅延させることで、列車2が最大許容速度で走行した場合のダイヤを検討する(図5のS5)。このとき、列車2のA駅出発時刻をできる限り遅らせるとともに最大許容速度でA−C駅間を走行するようにすれば、列車間隔を最大限に空けることができることから、列車走行に最も余裕を持たせることができる。このような設定は、例えば列車2に後続する列車がない場合には可能であるが、一般には、列車2には後続の列車が存在することから、列車2の出発時間の遅延設定が後続の列車(列車3)の運行に支障を及ぼさないかを調べる必要がある。すなわち、遅延時間設定部8は、図5のS5に続いて、後続する列車3に影響を与えないように列車3のA駅到着予定時刻(A駅に到着する計画時刻)に基づき列車2のA駅出発時刻を調整する(図5のS6)。
ここで、図10、図11を参照して、列車2の許容遅延時間の設定例について説明する。図10では、縦軸は駅および距離、横軸は時間であり、列車1の計画ダイヤスジ21と、列車2の計画ダイヤスジ31と、C駅通過時刻は同じとして列車2が最大許容速度で走行した場合の調整ダイヤスジ32と、列車3の計画ダイヤスジ41とが示されている。また、点Rは、列車2が調整ダイヤスジ32にしたがってA駅を出発する点を表している。図10に示すように、列車2が最大許容速度で走行するように列車2のA駅発車時刻を点Rに相当する時刻trまで延長すると、列車3のA駅到着予定時刻と重なってしまう。したがって、図7の計画ダイヤのもとでは、列車2が最大許容速度で走行するような遅延時間設定は許容されない。
図11では、縦軸は駅および距離、横軸は時間であり、列車1の計画ダイヤスジ21と、列車2の計画ダイヤスジ31と、C駅通過時刻は同じとして列車2が最大許容速度で走行した場合の調整ダイヤスジ32と、後続する列車3の運行に影響を与えないように列車2のA駅出発時刻が設定された列車2の調整ダイヤスジ33と、列車3の計画ダイヤスジ41とが示されている。また、点Rは、列車2が調整ダイヤスジ32にしたがってA駅を出発する点を表し、点Sは、列車2が調整ダイヤスジ33にしたがってA駅を出発する点を表している。図11に示すように、調整ダイヤスジ33による列車2のA駅出発時刻tsは、列車3のA駅到着予定時刻を考慮し列車3のA駅到着予定時刻から所定時間前の時点に設定されている。したがって、ts<trである。
次に、遅延時間設定部8は、図5のS6に続いて、調整された出発時刻tsと(計画)時刻tpとを比較する(図5のS7)。これは、調整された出発時刻tsが(計画)時刻tpに対して実際に遅延設定が有効な程度に有意に遅延されているか否かを調べるためである。遅延設定が当初計画されていた出発時刻tpに対して有効であるか否かを判定するための基準量をΔtmとすると、(ts−tp)>Δtmである場合(図5のS8、Yes)、遅延時間設定部8は、列車2の出発時刻をtsに変更し、計画ダイヤに調整を加えた調整ダイヤを作成する(図5のS9)。(ts−tp)≦Δtmである場合(図5のS8、No)、遅延時間設定部8は、列車2の出発時刻をtpのままにする。
本実施の形態によれば、列車2のA駅における遅延出発の可否を判断し、遅延出発が可能と判断される場合は、許容遅延時間まで列車2の出発を遅らせるようにしたので、先行列車である列車1との列車間隔を空けることができ、列車接近による徐行または一時停止をできる限り回避し、列車走行に余裕を持たせることができる。
また、本実施の形態では、列車接近による徐行または一時停止をできる限り回避することができるので、踏切の待ち時間を短くすることができる。
また、列車の徐行運転または加減速運転はより多くの電力の消費につながる。したがって、本実施の形態は、電力消費の低減にも寄与する。
なお、列車ダイヤ調整装置5は、例えば、CPU、メモリ等を備えたハードウェアに本実施の形態の列車ダイヤ調整方法の手順を実行するソフトウェアをインストールすることにより実現することができる。
実施の形態2.
図12は、実運用時のダイヤ情報を表した図である。図12では、縦軸は駅および距離、横軸は時間であり、列車1の計画ダイヤスジ21と、列車2の計画ダイヤスジ31と、列車3の計画ダイヤスジ41と、実際の列車3の運行から予測される実績ダイヤスジ42とが示されている。すなわち、図12では、速達列車である列車2の後続列車となる列車3は、計画ダイヤスジ41にしたがって走行する予定であったが、遅延により実際には実績ダイヤスジ42にしたがって走行している。なお、図12は、実績ダイヤスジ42を除き、図7と同様の図である。
このように、実際の運用時に、後続列車の遅延情報が得られた場合に、実施の形態1で説明した方法を用いることにより、実績ダイヤをベースとしたリアルタイムな情報に基づいて列車2の出発遅延の可否について検討を行い、出発遅延が可能な場合にはその許容遅延時間を設定することができる。
図13は、図12に示す実運用時のダイヤ情報に基づいて遅延調整を行った結果を示す図である。図13は、図12の内容に、遅延調整された列車2の調整ダイヤスジ32を重ねて示したものである。なお、調整ダイヤスジ32は、図10に示したものである。つまり、図示例では、後続の列車3が大幅に遅延したため、列車2が最大許容速度で走行するような調整ダイヤスジ32の設定が可能になっている。このように、列車2のA駅における停車時間を延長しても、C駅通過以降は計画ダイヤに回復して運行することができる。
図14は、本実施の形態に係る列車ダイヤ調整装置を含むシステムの構成図である。図14では、軌道回路73上に在線してA駅停車中である列車2と、軌道回路71上に在線して列車2の後続である列車3とが示されている。また、連動装置15は、軌道回路71,73などの同路線の軌道回路群から軌道回路情報を収集し、この軌道回路情報から同路線上に在線する列車の位置情報等を取りまとめて、運行管理装置16に送信する。
運行管理装置16は、通常の運行管理機能の他に、実施の形態1で説明した列車ダイヤ調整装置の有する機能である列車ダイヤ調整機能17を備えている。すなわち、本実施の形態では、列車ダイヤ調整装置は、運行管理装置16内に設けられた構成である。なお、列車ダイヤ調整機能17を運行管理装置16から分離し、運行管理装置16に実施の形態1の列車ダイヤ調整装置を接続する形態でもよい。また、運行管理装置16は、計画ダイヤ記憶部18から計画ダイヤを取得する。
また、運行管理装置16は、遅延通達装置19に接続されている。運行管理装置16は、列車ダイヤ調整機能17を用いて列車の出発時間を延長設定した場合には、遅延通達装置19にその情報を送信して表示させる。
本実施の形態の動作について説明する。連動装置15は、収集した軌道回路情報から同路線上に在線する列車の位置情報等を取りまとめて、運行管理装置16に送信する。運行管理装置16は、自分の持つ計画ダイヤと連動装置15から得られた実際に走行している列車の位置情報を比較する。この比較の結果、本来の計画ダイヤに対して列車の遅延が発生していた場合、運行管理装置16は、列車ダイヤ調整機能17を用いて、出発時間の遅延の可否について判断を行う。その具体的方法は、例えば図12、図13を用いて既に説明したとおりである。例えば、図14では、列車3は「5分遅れ」であることが運行管理装置16に伝達され、運行管理装置16は、この情報に基づいて遅延発生を認識し、先行する列車2のA駅における停車時間の延長の可否を検討する。その結果、例えば、列車2の出発時刻を「12:34:00」に遅らせることにした場合、運行管理装置16は、この変更された時刻(または遅延時間)情報を遅延通達装置19に送信する。遅延通達装置19は、その表示部を介して出発時刻が「12:34:00」であることを表示する。列車乗務員は、通達された遅延時間をもとに、新たな出発時刻での列車運行を行う。
本実施の形態によれば、実際の運行時においても実績ダイヤに基づいて逐次、列車の遅延出発の可否を検討し、遅延出発が可能と判断できる場合は、許容遅延時間まで列車2の出発を遅らせるようにしたので、先行列車である列車1との列車間隔を空けることができ、列車接近による徐行または一時停止をできる限り回避し、列車走行に余裕を持たせることができる。なお、本実施の形態のその他の効果は、実施の形態1と同様である。
本発明は、列車ダイヤを調整する列車ダイヤ調整方法および装置として有用である。
1,2,3 列車
5 列車ダイヤ調整装置
6 列車間距離算出部
7 徐行・停止可能性判定部
8 遅延時間設定部
15 連動装置
16 運行管理装置
17 列車ダイヤ調整機能
18 計画ダイヤ記憶部
19 遅延通達装置
20,21,30,31,41,50,51,60,61,62 計画ダイヤスジ
32,33 調整ダイヤスジ
42,63 実績ダイヤスジ
65,66 軌道回路
68,69 信号機
71,73 軌道回路

Claims (8)

  1. 第1の駅から第2の駅に向かって走行する第1の列車と、少なくとも前記第1および第2の駅間では前記第1の列車の後続である第2の列車とに関する運行情報を含む計画ダイヤのダイヤ調整を行って調整ダイヤを出力可能な列車ダイヤ調整装置に適用される列車ダイヤ調整方法であって、
    前記列車ダイヤ調整装置が行う処理ステップとして、
    前記計画ダイヤから、前記第2の列車が前記第1の駅を出発する計画時刻である第1の時刻と、前記第1の列車が前記第2の駅に到達する計画時刻である第2の時刻とを求める第1のステップと、
    前記計画ダイヤに基づき、前記第1および第2の時刻間における前記第1および第2の列車間の最小距離を算出する第2のステップと、
    前記第1および第2の列車間の距離がこの距離以下になると前記第2の列車に徐行または停止が発生する可能性が高いと予測される距離である閾値距離と、前記最小距離とを比較する第3のステップと、
    前記最小距離が前記閾値距離以下である場合は、前記第2の列車の最大許容速度と前記第2の列車に対する後続列車の有無とに基づいて前記第2の列車の前記第1の駅における停車時間の許容遅延時間を算出して、前記第2の列車が前記第1の駅を出発する時刻を前記計画時刻から前記許容遅延時間分遅延させて設定する第4のステップと、
    を含むことを特徴とする列車ダイヤ調整方法。
  2. 前記第4のステップでは、前記列車ダイヤ調整装置は、前記最小距離が前記閾値距離以下であり、かつ、前記第2の列車に後続する第3の列車が存在する場合には、前記許容遅延時間、前記第3の列車が前記第1の駅に到着する予定時刻に基づいて設定ることを特徴とする請求項1に記載の列車ダイヤ調整方法。
  3. 前記閾値距離は、前記第1の列車の在線する軌道回路の長さとこの軌道回路に隣接する前記第2の列車側の軌道回路の長さとの和であることを特徴とする請求項1または2に記載の列車ダイヤ調整方法。
  4. 前記第4のステップでは、前記第2の列車に後続する第3の列車が存在する場合において、
    前記列車ダイヤ調整装置は、前記第1〜第3の列車の在線する路線の軌道回路群から連動装置を介して取得された列車在線位置情報と前記計画ダイヤとの比較結果により前記第3の列車の遅延情報が与えられたときは、前記許容遅延時間、前記列車在線位置情報から予測される前記第3の列車の実績ダイヤに基づいて設定ることを特徴とする請求項1に記載の列車ダイヤ調整方法。
  5. 第1の駅から第2の駅に向かって走行する第1の列車と、少なくとも前記第1および第2の駅間では前記第1の列車の後続である第2の列車とに関する運行情報を含む計画ダイヤのダイヤ調整を行って調整ダイヤを出力可能な列車ダイヤ調整装置であって、
    前記計画ダイヤに基づき、前記第2の列車が前記第1の駅を出発する計画時刻である第1の時刻と前記第1の列車が前記第2の駅に到達する計画時刻である第2の時刻との間における前記第1および第2の列車間の最小距離を算出する列車間距離算出部と、
    前記第1および第2の列車間の距離がこの距離以下になると前記第2の列車に徐行または停止が発生する可能性が高いと予測される距離である閾値距離と前記最小距離とを比較する徐行・停止可能性判定部と、
    前記最小距離が前記閾値距離以下である場合は、前記第2の列車の最大許容速度と前記第2の列車に対する後続列車の有無とに基づいて前記第2の列車の前記第1の駅における停車時間の許容遅延時間を算出して、前記第2の列車が前記第1の駅を出発する時刻を前記計画時刻から前記許容遅延時間分遅延させて設定する遅延時間設定部と、
    を備えることを特徴とする列車ダイヤ調整装置。
  6. 前記最小距離が前記閾値距離以下であり、かつ、前記第2の列車に後続する第3の列車が存在する場合には、前記許容遅延時間は、前記第3の列車が前記第1の駅に到着する予定時刻に基づいて設定されることを特徴とする請求項5に記載の列車ダイヤ調整装置。
  7. 前記閾値距離は、前記第1の列車の在線する軌道回路の長さとこの軌道回路に隣接する前記第2の列車側の軌道回路の長さとの和であることを特徴とする請求項5または6に記載の列車ダイヤ調整装置。
  8. 前記第2の列車に後続する第3の列車が存在する場合において、
    前記第1〜第3の列車の在線する路線の軌道回路群から連動装置を介して取得された列車在線位置情報と前記計画ダイヤとの比較結果により前記第3の列車の遅延情報が与えられたときは、前記許容遅延時間は、前記列車在線位置情報から予測される前記第3の列車の実績ダイヤに基づいて設定されることを特徴とする請求項5に記載の列車ダイヤ調整装置。
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