JP6778457B2 - テールコードの破損検知方法およびエレベータ制御システム - Google Patents
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Description
昇降路には、その壁面に沿って金網などを用いたネットが設置されている。このネットを張ることで、テールコードが昇降路に引っ掛からないようにしている。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるテールコードの破損検知装置が適用されるエレベータを模式的に示す図である。図1において、参照番号10は、エレベータの昇降路を示し、参照番号14は、乗りかごを示している。12は、制御盤を示している。制御盤12と乗りかご14は、テールコード16によって接続されている。テールコード16は、乗りかご14の昇降に追従していくので、大きく下に垂れ下がっており、最下部はU字形の湾曲部になっている。なお、エレベータによっては、テールコード16が中継盤に接続されているものがあるが、本発明は、制御盤12の替わりに中継盤であっても同様に適用可能である。
昇降行程の高いエレベータでは、テールコード16は長くなり、テールコード16の揺れが大きくなることがある。図2(A)に示されるように、テールコード16の揺れが激しいと、U字湾曲部がネット11に接触することがある。接触が度重なると、テールコード16に破損が生じる場合がある。
本実施形態によるテールコードの破損検知方法は、テールコード16をカメラ20で撮影し、画像の解析を行うことで、テールコード16に生じた破損を検出する方法である。
カメラ20には、デジタルカメラが用いられ、この実施形態の場合、昇降行程の中間にある中間階の乗場側に配置されている。カメラ20の近くには、テールコード16を照らす図示しない照明が設けられている。カメラ20で得た画像データは、画像処理装置22に送られ、テールコード16に破損が発生していないかどうかが分析される。
もし、テールコード16の表面に破損があると、破損部位で照明光の反射に乱れが生じるので、傷等のない平らな表面と較べて濃淡に差のある陰影が発現することになる。陰影の部分の数、大きさ、幅方向の位置、深さを画像解析によって調べることで、破損を検知し、さらには破損状態を評価することができる。画像処理の仕方としては、いろいろあるが、代表的なものとしては、カメラ20で検知対象のテールコード16を撮った画像と、傷のないテールコード16についてあらかじめ撮影しておいた画像との差分画像を求め、この差分画像に対して二値化処理を行うことで、破損した部分を抽出することができる。
エレベータが運転されている間は、テールコード16の表面は、カメラ20によって撮影される(ステップS10)。図2(A)、図2(B)において、乗りかご10が昇降している時には、ネット11とテールコード16の間には隙間があるので、通常、テールコード16はネット11に接触しない。
テールコード16に破損が生じていれば(ステップS12のyes)、破損判定部23は、破損の度合いを次のようにグレードを以て判定する(ステップS13)。
図4において、塗り潰した部分が破損した部分である。
この実施形態では、「中」グレード以上と判定した警報が制御装置25に送られると、制御装置25は、乗りかご10に設けられている人感センサ等から乗客がいるか否かを判別する。乗客がいれば、乗りかご10を最寄り階に移動し(ステップS15)、利用者が降りた後でエレベータを停止する(ステップS16)。乗客がいなければ、誘導運転を行わずにエレベータを停止することになる。
このうち、カメラ20a、20b、20cは、昇降路のピットに配置されている。カメラ20dは、乗りかご14のかご下に配置されている。カメラ20a、20b、20cをピットに配置することで、中間階のカメラ20には写らない死角を無くすことができる。また、かご下のカメラ20dでは、中間階のカメラ20には写らないテールコード16の反対側の面の画像を得ることができる。
次に、本発明の第2実施形態によるテールコードの破損検知装置について、図7を参照して説明する。
このカメラ可動台は、テールコード16のU字湾曲部に設置される。カメラ可動台は、カメラ20が上を向いた姿勢で取り付けられているブラケット30と、軸31に支持されテールコード16に沿って転動するローラ32を有している。
次に、図8は、本発明の第3実施形態によるテールコードの破損検知装置を示すブロック構成図である。
その他、テールコード16がネット11に当たった音を検知するマイクロフォン33が設けられ、テールコード16のネット11への衝突を音で検知し、その時点での巻上機のパルスジェネレータ34が出力するパルス信号からテールコート16の破損位置を算定するようになっている。
Claims (5)
- エレベータの乗りかごと制御盤または中継盤を接続するテールコードに生じた破損を検知する方法であって、
前記テールコードの表面を撮像するカメラを昇降路内の前記テールコードの破損箇所を撮像可能な位置に配置し、
前記カメラから取り込んだ画像データを分析し、前記テールコードの表面に存在する破損領域を抽出するとともにその破損の程度を判定し、
前記テールコードが昇降路内の構造物に衝突したときの音を検知し、その時の乗りかごの位置から破損箇所の位置を求めることを特徴とするテールコードの破損検知方法。 - 前記テールコードの抽出した破損箇所の大きさ、形状、位置に基づいて破損の程度をグレード付けした警報を行うことを特徴とする請求項1に記載のテールコードの破損検知方法。
- エレベータの乗りかごと制御盤または中継盤を接続するテールコードに破損生じたときに対応するエレベータの制御システムであって、
昇降路内の前記テールコードの破損箇所を撮像可能な位置に配置され、前記テールコードの表面を撮像するカメラと、前記カメラから取り込んだ画像データを分析し、前記テールコードの表面に存在する破損領域を抽出する画像処理装置と、を有する破損検知装置と、
前記テールコードに破損が生じたとの警報を前記破損検知装置から受けたときに、エレベータの乗りかごを誘導してから当該エレベータを停止させる誘導運転を実施する制御装置と、備えたことを特徴とするエレベータの制御システム。 - 前記誘導運転では、乗りかごに利用者が乗っていた場合は、前記乗りかごを最寄り階に誘導し利用者が最寄り階に降りた後にエレベータを停止することを特徴とする請求項3に記載のエレベータの制御システム。
- 前記テールコードに破損が生じたエレベータに隣接する他のエレベータについても、同様の誘導運転を行うことを特徴とする請求項4に記載のエレベータの制御システム。
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