JP2014005117A - エレベータ昇降路内の長尺物点検装置及び長尺物点検方法 - Google Patents

エレベータ昇降路内の長尺物点検装置及び長尺物点検方法 Download PDF

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Abstract

【課題】昇降路が比較的長い物件においても効率的でありながらより確実に長尺物の引っ掛りを発見することができる、エレベータ昇降路内の長尺物点検装置等の提供。
【解決手段】エレベータ昇降路内の長尺物点検装置51は、昇降路3内の少なくとも一つの長尺物を支持体とし、その支持体に支持されて支持体に沿って昇降する本体53と、本体に支持された全方位カメラ55と、全方位カメラで撮像された映像を画像処理し、少なくとも一つの長尺物が本体の進行方向に関して傾斜している状態を検出する、引っ掛り判断部57とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、エレベータ昇降路内の長尺物点検装置及び長尺物点検方法に関するものである。
エレベータの昇降路内には、かご及び釣り合いおもりが昇降可能に設けられている。これらかご及び釣り合いおもりは巻上機によって駆動されるメインロープに吊り下げられている。さらに、昇降路内には、調速機が設けられている。調速機は、かごの昇降速度を調整するものであり、昇降速度が規定値を超えた場合には、調速機ロープを拘束することにより、周知の態様で非常制動装置を作動させるものである。また、かごの下部には、かごに対する各種信号等の送受信や電力供給等を行うテールコードの一端が接続されており、テールコードの他端は、昇降路内の通常は中間高さに位置するいわゆるつなぎ箱に接続されている。
上述したようにエレベータの昇降路内には、メインロープ、調速機ロープ、テールコード等、幾つかの可撓性のある長尺物が設けられている。これらの長尺物は、地震の発生で揺れることがあり、比較的震度の低い場合でも、超高層ビルにおける長周期地震動に対しては大きく揺れ、昇降路内の何れかの部位に引っ掛ってしまうことがあり得る。
長尺物が引っ掛った状態で、エレベータの運転が再開されると、昇降路内の機器の破損や長尺物そのものの損傷に発展する恐れがあるため、現状では、専門作業者の目視による引っ掛り点検を行ったうえで、エレベータの運転を再開させているが、かかる引っ掛り点検は、相当に時間を要するものであった。特に、昇降路が長い超高層ビルにおいては、かなり時間のかかる作業となっていた。
また、こうした問題に関連しては、特許文献1に開示された点検方法がある。この点検方法では、昇降路内に、専用の牽引ロープを設置し、その牽引ロープでビデオカメラを吊るし、ビデオカメラをメインロープ等の点検対象に沿って上昇または下降させ、点検対象を撮影する。その後、撮影した映像を再生し、点検対象の状態を観察することで損傷等の確認を行うこととなる。
しかし、特許文献1に開示の態様では、長尺物の全長にわたって終始連続して対象を注視する必要があり、作業者が昇降路内で直接、対象を目視する場合と同様、たいへん時間のかかり且つ労力のいる作業となる。また、撮影した映像の範囲内でしか確認できないため、映像の広角の度合いによっては、引っ掛りを見逃す恐れも否定できない。
特開平10−226474号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、昇降路が比較的長い物件においても効率的でありながらより確実に長尺物の引っ掛りを発見することができる、エレベータ昇降路内の長尺物点検装置及び長尺物点検方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明のエレベータ昇降路内の長尺物点検装置は、昇降内に複数の可撓性を有する長尺物が設けられているエレベータ昇降路内の長尺物点検装置であって、昇降路内の少なくとも一つの前記長尺物を支持体とし、その支持体に支持されて該支持体に沿って昇降する本体と、前記本体に支持された全方位カメラと、前記全方位カメラで撮像された映像を画像処理し、少なくとも一つの前記長尺物が前記本体の進行方向に関して傾斜している状態を検出する、引っ掛り判断部とを備える。
さらに、同目的を達成するための本発明のエレベータ昇降路内の長尺物点検方法は、昇降路内に複数の可撓性を有する長尺物が設けられているエレベータ昇降路内の長尺物点検方法であって、本体と、該本体に設けられた全方位カメラと、引っ掛り判断部とを備えた長尺物点検装置を用意し、昇降路内の少なくとも一つの前記長尺物を支持体とし、その支持体に支持されるようにして該支持体に沿って前記長尺物点検装置を昇降させながら、前記全方位カメラで撮像を行い、前記全方位カメラで撮像された映像を画像処理し、引っ掛り判断部において、少なくとも一つの前記長尺物が前記本体の進行方向に関して傾斜している状態を検出する。
本発明によれば、昇降路が比較的長い物件においても効率的でありながらより確実に長尺物の引っ掛りを発見することができる。
本発明の実施の形態に係るエレベータ昇降路内の長尺物点検装置を適用するエレベータの構成を模式的に示す図である。 本実施の形態に係るエレベータ昇降路内の長尺物点検装置を適用するエレベータの昇降路を平面的に示す図である。 本実施の形態に係るエレベータ昇降路内の長尺物点検装置の構成を示す図である。 全方位カメラで撮像された映像の360度展開イメージを例示する図である。
以下、本発明に係るエレベータ昇降路内の長尺物点検装置及び長尺物点検方法の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
図1は、本実施の形態に係るエレベータ昇降路内の長尺物点検装置を適用するエレベータの構成を模式的に示す図であり、(a)は、かごが最上階付近に停止している状態を、(b)は、かごが最下階付近に停止している状態をそれぞれ示す。
エレベータ1の昇降路3内には、かご5及び釣り合いおもり7が昇降可能に設けられている。かご5及び釣り合いおもり7は、昇降路3内の上部に配置された巻上機9によって駆動されるメインロープ11によって吊り下げられている。また、昇降路3内の下部には、釣り合いロープ張り車13が配置されており、かご5及び釣り合いおもり7は、釣り合いロープ張り車13に巻き掛けられた釣り合いロープ15によっても相互に接続されている。
さらに、昇降路3内には、調速機17及び調速機ロープ張り車19が設けられている。これら調速機17及び調速機ロープ張り車19には、調速機ロープ21が巻き回されている。調速機ロープ21の所定部位は、かご5に対して接続されており、通常の運転においては、かご5が昇降すると、それに伴って、調速機ロープ21も調速機17及び調速機ロープ張り車19にわたって周回駆動されることとなる。一方、何らかの異常等により、かご5の昇降速度が規定値を超えた場合には、調速機ロープ21の拘束を介して周知の態様で非常制動装置(図示せず)が作動される。
さらに、図1に点線で示すように、かご5の下部には、かごに対する各種信号等の送受信や電力供給等を行うテールコード23の一端が接続されており、テールコード23の他端は、昇降路3内の通常は中間高さに位置するいわゆるつなぎ箱25に接続されている。
図2は、本実施の形態に係るエレベータ昇降路内の長尺物点検装置を適用するエレベータの昇降路を平面的に示す図であり、以降の説明の便宜上、特にメインロープとレールとを取り上げて示すものである。
図2に示されるように、昇降路3内には、かごガイドレール27と、釣り合いおもりガイドレール29とが上下に延びている。かご5及び釣り合いおもり7はそれぞれ、かごガイドレール27及び釣り合いおもりガイドレール29によって安定的に案内されて昇降する。図1及び図2における符号11a及び11bはそれぞれ、メインロープ11における、巻上機9からかご5側及び釣り合いおもり7側に延びる部分である。符号15a及び15bはそれぞれ、釣り合いロープ15における、釣り合いロープ張り車13からかご5側及び釣り合いおもり7側に延びる部分である。
上述したように、エレベータ1の昇降路3内には、メインロープ11、釣り合いロープ15、調速機ロープ21、テールコード23等、可撓性を有する長尺物が複数、設けられている。
次に、本実施の形態に係るエレベータ昇降路内の長尺物点検装置について説明する。図3は、本実施の形態に係るエレベータ昇降路内の長尺物点検装置の構成を示す図である。エレベータ昇降路内の長尺物点検装置51は、本体53と、全方位カメラ55と、引っ掛り判断部57とを少なくとも備えている。
本体53は、昇降路3内の少なくとも一つの長尺物を支持体とし、その支持体に支持されて支持体に沿って昇降するものである。本実施の形態及びその図示例では、昇降路3内の複数本のメインロープ11、複数本の釣り合いロープ15及びテールコード23という長尺物のうちの、任意の一本であるメインロープ11のかご側部分11aを支持体とした例として示されているが、本発明は、これに限定されず、よって、例えば、複数本のメインロープ11の釣り合いおもり側部分11b、あるいは釣り合いロープ15や調速機ロープ21を支持体として本体53が取り付けられることも含む。
また、本体53は、支持体に沿って自走昇降するための機構として、一例であるが、駆動輪59と、駆動輪59を駆動させる駆動モータ61とを有し、支持体に対してほぼ回転しないようにするための機構として、一例であるが、姿勢制御部63とを有する。
駆動輪59は、支持体であるメインロープ11に当接し、そのメインロープ11に対して回転する。これにより、本体53は、回転する駆動輪59からメインロープ11に付与される回転力に対する反作用力によって、そのメインロープ11に沿って昇降する。図示では、二対のプーリーでメインロープ11を把持し、そのうちの一つ又は二つのプーリーを駆動輪59としていている。
また、姿勢制御部63は、本体53が昇降する際、メインロープ11のワイヤによる螺旋状の撚りに起因して本体53が回転されたとき、その回転を打ち消すような補正を行う。補正態様は、例えば、姿勢制御部63自体が回転することで、本体53全体は、メインロープ11に対して回転していない関係を維持するものである。
全方位カメラ55は、一例であるが本体53の上部に固定されており、自身を中心に360度の範囲を同時に撮影できる超広角カメラである。なお、全方位カメラ55は、複数の長尺物が同時に撮影できる画角のものであれば、厳密に360度の連続的な画角を持ったものに限定されず、よって、実際の対象の昇降路内の長尺物の配置に応じて好適なものを選ぶことができる。
引っ掛り判断部57は、全方位カメラ55で撮像された映像を画像処理し、少なくとも一つの長尺物が本体53の進行方向に関して傾斜している状態を検出するものであり、従って、少なくとも、全方位カメラ55と接続されている。引っ掛り判断部57は、機械室やピットに専用機器として配置される態様で又は既存の制御盤に機能追加される態様で設けられていてもよいし、乗場、機械室、ピットあるいはその他の場所等に持ち込まれるメンテナンスパソコン等の携帯端末内に専用回路として又は機能追加されるようにして設けられていてもよい。また、全方位カメラ55との接続態様も有線、無線の別は問わない。
さらに、エレベータ昇降路内の長尺物点検装置51には、全方位カメラ55の撮像範囲を照らすライト65や、エレベータ昇降路内の長尺物点検装置51と支持体との接触音を検出するマイク67が設けられていてもよい。
次に、上述したエレベータ昇降路内の長尺物点検装置の動作すなわちエレベータ昇降路内の長尺物点検方法について説明する。まず、準備として、前述したように昇降路3内の少なくとも一つの長尺物を支持体として選定し、その支持体にエレベータ昇降路内の長尺物点検装置51を取り付ける。
具体的な例を示すと、ロープやコードの引っ掛りや損傷が発生しやすいのは、固定的支点間のスパンが長い場合であり、メインロープ11や釣り合いロープ15においては、図1に示すようにかご5が最上階付近又は最下階付近に停止している場合であり、テールコード23においては、図1に点線で示すようにかご5が中間階付近に停止している場合である。図1には、かかる観点から、かご5が最上階付近に停止している図1の(a)の場合、釣り合いロープ15のかご側部分15aに、又は、調速機ロープ21にエレベータ昇降路内の長尺物点検装置51が取り付けられる態様が例示され、かご5が最下階付近に停止している図1の(b)の場合、釣り合いロープ15の釣り合いおもり側部分15b、メインロープ11のかご側部分11a、又は、調速機ロープ21に取り付けられる態様が例示されている。
このように、エレベータ昇降路内の長尺物点検装置51を支持体として選定した長尺物に取り付けたならば、駆動モータ61を起動させ、全方位カメラ55による撮影を行いながらエレベータ昇降路内の長尺物点検装置51を支持体に沿って自走上昇又は自走下降させる。
このとき、仮に、何れの長尺物でも引っ掛りが生じていなかった場合には、図4の(a)に例示されるような360度の展開イメージが得られる。すなわち、このイメージは、図2に示されるように三本のメインロープ11のかご側部分11aの一本にエレベータ昇降路内の長尺物点検装置51を取り付け、残り二本のかご側部分11aと、三本の釣り合いロープ15の釣り合いおもり側部分15bと、一対のかごガイドレール27及び一対の釣り合いおもりガイドレール29とが撮影対象となっているイメージを示している。
何れの長尺物でも引っ掛りが生じていなかった場合、図4の(a)のように、対象の全ての長尺物が、エレベータ昇降路内の長尺物点検装置51の進行方向(すなわち、かご5の昇降方向、レールの延長方向、鉛直方向)に揃って延びているイメージ(乱れのない線形のパターン)が得られ、引っ掛り判断部57は、対象の長尺物の何れにおいても引っ掛りは生じていないと判断する。
一方、引っ掛り判断部57は、全方位カメラで撮像された映像内において、少なくとも一つの長尺物が他の長尺物と異なる方向に延びている場合、少なくとも一つの長尺物が引っ掛りを起こしている可能性があるものと判断する。すなわち、図4の(b)のように、一本の釣り合いロープ15の釣り合いおもり側部分15bの延びる方向が、残りの二本の釣り合いおもり側部分15bやメインロープ11のかご側部分11aの延びる方向と異なっている場合、イメージパターンの乱れを認識し、その一本の釣り合いロープ15の釣り合いおもり側部分15bに引っ掛り部分があるものと判断する。
また、引っ掛り判断部57は、全方位カメラで撮像された映像内において、全ての長尺物が、エレベータ昇降路内の長尺物点検装置51の進行方向に関して傾斜している場合、支持体が引っ掛りを起こしている可能性があるものと判断する。すなわち、図4の(c)のように、二本のメインロープ11のかご側部分11aと、三本の釣り合いロープ15の釣り合いおもり側部分15bとが同様に、エレベータ昇降路内の長尺物点検装置51の進行方向に関して傾斜している場合、エレベータ昇降路内の長尺物点検装置51が取り付けられている支持体である一本のメインロープ11のかご側部分11aに引っ掛り部分があるものと判断する。引っ掛り判断部57は、上記図4の(b)又は(c)のような場合に、そのイメージのところで表示を停止する及び/又はアラームや表示に変化を与えることで、点検者に注意喚起を行ってもよい。また、テールコード23の引っ掛りの有無については、例えば、全方位カメラ55で得られる引っ掛りの無い状態の基準イメージを予め保持しておき、引っ掛り判断部57において、点検時に全方位カメラ55で得られた実際のイメージを基準イメージと比較することで、傾きの差異の有無によって判断することができる。
なお、本実施の形態では、さらに、引っ掛り判断部57は、マイク67から得られた接触音の大きさ又は特定の接触音の有無によって、支持体の損傷(例えばワイヤロープのストランド破断)の有無を判断したり、駆動モータの駆動電流の増大(損傷部における駆動トルクの増大)によっても、支持体の損傷の有無を判断したりすることができる。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、点検者は、引っ掛り判断部が捉えた長尺物の傾きに関するイメージパターンの乱れや異常を監視すればよいので、長尺物の全長にわたって終始連続して実映像を注視する必要がなく、昇降路が比較的長い物件においても効率的でありながらより確実に長尺物の引っ掛りを発見することができる。よって、結果的に、短時間で地震後のエレベータの復旧を行えることにつながる。また、一度の昇降で、支持体である長尺物と、その周囲にある長尺物との双方の引っ掛りの有無の点検を完了できるため、それまでの支持体自体の点検を行うため新たに支持体を変更して点検装置を付け替えるといった煩雑な作業を強いられることなく、短時間且つ効率的に点検を完了させることができる。また、エレベータの運行に必須なものとしてもともとある昇降路内の長尺物を活用するため、専用の牽引ロープ等のエレベータの運行に不要な機材は必要なく、その分、点検コストを抑えることができ、且つ、専用の牽引ロープの設置・除去作業等、点検作業とは別に付随する煩雑な作業を強いられることもない。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
3 昇降路、5 かご、7 釣り合いおもり、11 メインロープ、15 釣り合いロープ、21 調速機ロープ、23 テールコード、51 エレベータ昇降路内の長尺物点検装置、53 本体、55 全方位カメラ、57 引っ掛り判断部、59 駆動輪、61 駆動モータ、63 姿勢制御部、65 ライト、67 マイク。

Claims (7)

  1. 昇降路内に複数の可撓性を有する長尺物が設けられているエレベータ昇降路内の長尺物点検装置であって、
    昇降路内の少なくとも一つの前記長尺物を支持体とし、その支持体に支持されて該支持体に沿って昇降する本体と、
    前記本体に支持された全方位カメラと、
    前記全方位カメラで撮像された映像を画像処理し、少なくとも一つの前記長尺物が前記本体の進行方向に関して傾斜している状態を検出する、引っ掛り判断部と
    を備えたエレベータ昇降路内の長尺物点検装置。
  2. 前記引っ掛り判断部は、前記全方位カメラで撮像された映像内において、
    i) 少なくとも一つの前記長尺物が他の前記長尺物と異なる方向に延びている場合、前記少なくとも一つの長尺物が引っ掛りを起こしている可能性があるものと判断し、
    ii) 全ての前記長尺物が前記本体の進行方向に関して傾斜している場合、前記支持体が引っ掛りを起こしている可能性があるものと判断する、
    請求項1のエレベータ昇降路内の長尺物点検装置。
  3. 前記全方位カメラの撮像範囲を照らすライトを更に備えた、請求項1又は2のエレベータ昇降路内の長尺物点検装置。
  4. 前記エレベータ昇降路内の長尺物点検装置と前記支持体との接触音を検出するマイクを更に備え、
    前記引っ掛り判断部は、前記接触音の態様によって、前記支持体の損傷の有無も判断する、
    請求項1乃至3の何れか一項のエレベータ昇降路内の長尺物点検装置。
  5. 前記本体は、前記支持体に当接する駆動輪と、該駆動輪を駆動させる駆動モータとを有し、
    前記本体は、回転する前記駆動輪から前記支持体に付与される回転力の反作用力によって該支持体に沿って昇降し、
    前記引っ掛り判断部は、前記駆動モータの駆動電流の増大によって、前記支持体の損傷の有無も判断する、
    請求項1乃至4の何れか一項のエレベータ昇降路内の長尺物点検装置。
  6. 昇降路内に複数の可撓性を有する長尺物が設けられているエレベータ昇降路内の長尺物点検方法であって、
    本体と、該本体に設けられた全方位カメラと、引っ掛り判断部とを備えた長尺物点検装置を用意し、
    昇降路内の少なくとも一つの前記長尺物を支持体とし、その支持体に支持されるようにして該支持体に沿って前記長尺物点検装置を昇降させながら、前記全方位カメラで撮像を行い、
    前記全方位カメラで撮像された映像を画像処理し、引っ掛り判断部において、少なくとも一つの前記長尺物が前記本体の進行方向に関して傾斜している状態を検出する、
    エレベータ昇降路内の長尺物点検方法。
  7. 前記引っ掛り判断部は、前記全方位カメラで撮像された映像内において、
    i) 少なくとも一つの前記長尺物が他の前記長尺物と異なる方向に延びている場合、前記少なくとも一つの長尺物が引っ掛りを起こしている可能性があるものと判断し、
    ii) 全ての前記長尺物が前記本体の進行方向に関して傾斜している場合、前記支持体が引っ掛りを起こしている可能性があるものと判断する、
    請求項6のエレベータ昇降路内の長尺物点検方法。
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