JP6766442B2 - 蒸気抜きパウチ - Google Patents
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Description
の内容物をパウチごと電子レンジで加熱、調理する場合において、パウチ内部に発生する蒸気による内部の圧力が増してパウチの体積が増大した際の応力集中をより確実にして、蒸気抜きを安定的かつ確実に行なうことのできる、蒸気抜きパウチを提供することが可能である。
おそれがなく、パウチの内容物をパウチごと電子レンジで加熱、調理する場合において、パウチ内部に発生する蒸気抜きを、より安定的かつより確実に行なうことのできる、蒸気抜きパウチを提供することが可能である。
が、一の字形の多数配列のノッチ(4)として、千鳥足状に多数配列されて刻設されている。
以下、本発明によるパウチの構成要素について、個々に説明を加える。
本発明において、パウチを構成する積層体は、プラスチックフィルムを基材として、シーラント層を有する積層体である。そのほか、積層体中には必要に応じて、ガスバリア層や着色層、印刷層などを設けることができる。
パウチを構成する、積層体に用いるプラスチックフィルム基材層のプラスチックフィルムは、高分子樹脂組成物からなるフィルムであって、たとえばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用でき、用途に応じて適宜選択される。特にポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートをプラスチックフィルム基材層とする場合は、フィルム強度と価格においてより好ましい。
シーラント層は積層体の少なくとも一方の表面に配置され、2枚の積層体をシーラント層同士が対向するように重ねて、加熱、加圧してヒートシールすることによって互いを接着させ、パウチに製袋することを可能にする。
また、内容物の保存性を向上させることなどを目的として、必要な場合には、積層体中に着色フィルムなど紫外線を遮蔽する不透明層を設けることができる。あるいは、積層体中にガスバリア層を設けることができる。
下記の形状、構成のパウチを作成した。
パウチを構成する積層体の層構成:(パウチ外側)ガスバリア層つきポリエチレンテレフタレートフィルム/延伸ポリアミドフィルム/レトルト対応ポロプロピレン樹脂(パウチ内側)
パウチのタイプ:ストレートスタンディングパウチである。
パウチの寸法:天地158mm×幅140mm、折込(往復)80mmである。
蒸気抜き機構:本発明による蒸気抜き機構を、両側縁辺の一方の側に備えており、図1に示す形態のものである。
下記の形状、構成のパウチを作成した。
パウチを構成する積層体の層構成:(パウチ外側)ガスバリア層つきポリエチレンテレフタレートフィルム/延伸ポリアミドフィルム/レトルト対応ポロプロピレン樹脂(パウチ内側)
パウチのタイプ:ストレートスタンディングパウチである。
パウチの寸法:天地158mm×幅140mm、折込(往復)80mmである。
蒸気抜き機構:通常の蒸気抜き機構であって、上辺の縁辺シール部に穴あけ加工を行ない、その上から再シールをしたものである。この部分のみ、実施例とは異なる。
パウチに内容物として水80mlをいれ、ヒートシールして密封する。
500Wの電子レンジに入れ、パウチから蒸気が抜けるまで加熱して蒸気抜けの状態を観察する。
実施例によるパウチのシール強度と、比較例の上辺の穴あけ部分のヒートシール強度を測定した。
評価結果を表1および表2に示す。
どの各場面においての取り扱いや振動などによって、不慮の開封のおそれがある。
2・・・両側縁辺
3・・・上辺の縁辺
4・・・一の字形の多数配列のノッチ
5・・・線状の凹凸
6・・・パウチ胴部
7・・・パウチ内側に張り出したヒートシール部
10・・・パウチ
Claims (5)
- プラスチックフィルムを基材として、シーラント層を有する積層体からなる、矩形のパウチであって、
1枚の積層体を該シーラント層を内側にして折りたたみ、折り目を下辺として、下辺以外の両側縁辺と、上辺縁辺の三方がヒートシールされて製袋されているか、もしくは2枚の矩形の積層体をシーラント同士を対向させて重ね、矩形の縁辺の四方がヒートシールされて製袋されているか、もしくは矩形の両側縁辺、上辺の縁辺以外に、矩形の下辺は前記積層体と同構成の底面シートが、シーラント層をパウチ内側にしてヒートシールされて製袋されている自立型の、パウチであって、
ヒートシールされた両側縁辺の一部に、矩形の外周と平行に一の字形のノッチが、千鳥足状に多数配列されて刻設されており、
刻設された部分に向かって、積層体に施された2本の線状の凹凸が、パウチ胴部の内側から外側に、幅が狭まる形状で設けてあることを特徴とする、蒸気抜きパウチ。 - 一の字形の多数配列のノッチは、縁辺部ヒートシールからパウチ内側に張り出したヒートシール部に設けてあることを特徴とする、請求項1に記載の蒸気抜きパウチ。
- 一の字形の多数配列のノッチの刻設は、ヒートシールによって製袋されたパウチの一方の側の積層体にのみ、刻設されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の蒸気抜きパウチ。
- 一の字形の多数配列のノッチの刻設は、ヒートシールの内側であって、エッジから0.5mm以上あけて刻設されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の蒸気抜きパウチ。
- 一の字形の多数配列のノッチの刻設は、一の字の長さに対して、次の一の字までの間隔が、1:0.5であることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の蒸気抜きパウチ。
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JP2016101417A JP6766442B2 (ja) | 2016-05-20 | 2016-05-20 | 蒸気抜きパウチ |
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JP2016101417A JP6766442B2 (ja) | 2016-05-20 | 2016-05-20 | 蒸気抜きパウチ |
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JP2017206301A JP2017206301A (ja) | 2017-11-24 |
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JP2016101417A Active JP6766442B2 (ja) | 2016-05-20 | 2016-05-20 | 蒸気抜きパウチ |
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