JP2000191056A - 電子レンジ加熱用包装容器およびこれに包装された食品 - Google Patents

電子レンジ加熱用包装容器およびこれに包装された食品

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JP2000191056A
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Hiroyuki Mizuma
博之 水間
Nobumasa Yamazaki
紳正 山崎
Morihiro Sugiyama
守弘 杉山
Hiroshi Ito
浩 伊藤
Tsukasa Numata
司 沼田
Akira Hirano
晃 平野
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Toppan Inc
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Morinaga and Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/34Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
    • B65D81/3446Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package specially adapted to be heated by microwaves
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シール部に設けた蒸気抜きの個所に確実に剥離
境界が達して蒸気抜きを早期に行なえるようにし、電子
レンジ加熱時に包装容器の破裂を防止する。 【解決手段】重ね合わされたフィルム2の周辺をヒート
シールしてなる容器のシール部6に連続して、容器内側
に向かって突出する一つ以上の凸型シール部8と、該凸
型シール部8の内部または前記シール部6から凸型シー
ル部8にかかる位置にあって線状または環状としたカッ
ト線10とからなる蒸気抜き手段Aを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子レンジ加熱用包
装容器とこの電子レンジ加熱用包装容器に包装された食
品に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、一般家庭におい
ても電子レンジが広く普及して加熱料理の際に多く利用
されるようになってきているという現況から、予め調理
済みの食品を電子レンジにて暖めるだけて手軽に食する
ことのできる商品が多く提供されている。そして、その
商品の取り扱いが簡単に行えるように二枚のフィルムに
て調理済みの食品をラミネートした形態の商品も多く出
回るようになっている。このようなラミネートされた形
態の食品は、重ね合せた二枚のフィルムの三辺をヒート
シールしてその間にご飯などの収納物を入れて空気を抜
くなどして残りの一辺をヒートシールしたものであり、
周辺のシール部にて収納空間を封止し空気や液体などが
出入りしないようにしている。ところで、上述したよう
に食物を収納物としている場合にその食物に水分が含ま
れていることから、電子レンジにて加熱する場合には温
度上昇に伴って水蒸気が発生するようになり、上記包装
容器を用いたものでは内圧が高まることになる。そし
て、ある圧力以上の内圧となるとシール部の一部が内方
から押し広げられるようにしながら急速に剥離し、収納
空間が外部と連通した時点で急激に水蒸気が外部に放出
されるという破裂状態に至り、その勢いによって収納物
が外部に吹き出されて電子レンジ内を汚す可能性があ
る。そのため、蒸気抜きを早期に生じさせることを目的
とした工夫があり、例えば、容器のシール部に弱シール
部を設けたり、剥離剤を塗布したものがある。しかし、
このような構成では容器をレトルト処理を行なうと、こ
の部分が開いてしまうという問題があった。そこで、レ
トルト処理可能な構造として、例えば、実開昭62−1
05166号公報、特開平10−101154号公報、
実用新案登録3048391号、実用新案登録3048
825号などに示されているように、容器辺部に切り欠
きや未シール部分を設けて部分的にシール幅が小さい個
所を設定したり、貫通孔を開けたりするなどの工夫があ
った。
【0003】しかしながら、上記の包装容器において収
納空間から蒸気抜きを開始させたい圧力の段階ではその
圧力がシール部の内縁に亘ってほぼ均等に加わってシー
ル部の剥離は進まず、内圧がある圧力以上になったとき
にシール部の一部が短時間の間に剥離して内部空気を勢
いよく吹き出すという状態になっていた。即ち、上記切
り欠きや未シール部分を設けたとしてもその部分で早期
に蒸気抜きが行なえるものとはなっていない。そして、
図6に示すようにシール部aに切り欠きbを設けるとと
もに、収納空間側に突出する凸型シール部cを設けるよ
うにする提案もなされているが、その凸型シール部cに
おいて、シール片の間の剥離境界dが、内圧の上昇とと
もにシール部aの内縁基準線eまで進んでから止まって
しまい、この場合も早期に蒸気抜きが行なえるようにコ
ントロールすることは期待できなかった。また、シール
部に貫通孔を設けたものも前述したように上昇した内圧
がシール部の内縁にほぼ均等に加わって剥離が進まない
ために、これも蒸気抜きを早期に行なえるものとはなっ
ていなかった。そこで本発明は上記事情に鑑み、シール
部に設けた蒸気抜きの個所に確実に剥離境界が達して蒸
気抜きを早期に行なえるようにすることを課題とし、電
子レンジ加熱時に包装容器の破裂を防止することを目的
とする。
【0004】
【発明を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、重ね合わされたフィルムの周辺を
ヒートシールしてなる容器のシール部に連続して、容器
内側に向かって突出する一つ以上の凸型シール部を設
け、該凸型シール部の内部または前記シール部から凸型
シール部にかかる位置に、線状または環状のカット線と
からなる蒸気抜き手段を設けたことを特徴とする電子レ
ンジ加熱用包装容器を提供して、上記課題を解消するも
のである。そして、本発明においては、前記カット線が
容器厚さ方向に貫通していることが良好であり、また、
前記凸型シール部の両側に位置するシール部の内縁を外
方に向けて凸となる形状にして該シール部の外縁に近付
けて、凸型シール部の両側に幅狭シール部を設けること
が良好である。さらに、前記凸型シール部に対してカッ
ト線が複数設けられていることが良好であるとともに、
前記蒸気抜き手段のカット線が凸型シール部の突出方向
に向いた直線またはV字型であることが良好である。ま
たさらに、本発明では、上記蒸気抜き手段のカット線が
環状で、カット線内が打抜かれていることが良好である
とともに、前記凸型シール部の両側辺が傾斜角度30度
から60度で傾斜していることが良好である。そして、
前記凸型シール部は、該凸型シール部の基端からの突出
高さが3mm以内とされていることが良好であるととも
に、前記凸型シール部の基幅を5mmから10mmの範
囲と摺ることが良好である。そして、もう一つの発明は
上記電子レンジ加熱用包装容器で包装してなる食品であ
り、電子レンジにて加熱する際に早期に蒸気抜きが行わ
れる食品をえるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図1から図5に示
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1は電子
レンジ加熱用包装容器で、電子レンジ加熱用として選択
されてヒートシール性を備える二枚のフィルム2を重ね
合わせ、周辺の三辺(側部と天部)をヒートシールして
なる一辺開口とした容器本体の収納空間3に収納物4と
して収容し、残りの辺部(底部)をヒートシールしたも
のであり、予め調理済みのご飯などの食物を前記収納物
4として前記収納空間3に入れ、電子レンジにて加熱し
て開封することで食することのできる包装容器で包装し
た食品5としている。上記包装容器1は図1に示されて
いるように縦長の形状のものであり、左右側部のシール
部6の上端側に開封用のノッチ7が切り欠き状にして設
けられていて、開封するに際してはそのノッチ7から容
器幅方向に切り裂くことで容器上部側を開放して収容物
の食物を取り出したり、そのまま食したりできるように
している。また、一方のシール部6の中央に、収納空間
3の中央側に向けて突出する凸型シール部8が前記シー
ル部6に連続する状態で設けられていて、この凸型シー
ル部8は上記フィルムがヒートシールされた状態のもの
であってシール部6の形成時に同時にして形成されるも
のである。そして、図示されているように凸型シール部
8の内部に蒸気抜き部9を設けることによって、この凸
型シール部8と蒸気抜き部9とからなる蒸気抜き手段A
を包装容器1が備えたものとしている。
【0006】蒸気抜き手段Aにおける蒸気抜きの個所、
即ち、上記蒸気抜き部9は容器内方に閉じている半円形
状のカット線10を凸型シール部8に入れ、さらにその
凸型シール部8の厚さ方向に貫通させたものである(図
3(イ)参照)。このように、凸型シール部8はシール
部6から内方に向けて突出しているとともに、その内部
にフィルムそれぞれを貫通する状態でカット線10を入
れて打ち抜き状とした蒸気抜き部9を備えているもので
あることから、この包装容器1を電子レンジに入れて加
熱した場合、収納空間の内圧が上昇するに伴って凸型シ
ール部8での剥離境界11が、該凸型シール部8の基端
両側におけるシール部6の内縁基準線12に向けて移動
し始めると、その剥離境界11が早期に前記蒸気抜き部
9に達するようになり、蒸気抜き部9に剥離が達した時
点で収納空間3と包装容器1の外部とがこの蒸気抜き部
9を介して連通し、昇圧している収納空間3から蒸気が
早期の段階で外部に逃げるようになる。よって、収納空
間内の圧力が必要以上に高くなることはなく、電子レン
ジによる加熱時に包装容器1が破裂することはない。
【0007】蒸気抜き手段Aにおける凸型シール部8は
図2に示されているように収納空間中心側を平らとなる
ようにした台形状に設けられており、この凸型シール部
8において上下に位置する両側辺の内縁13それぞれの
傾斜角度θ(内縁基準線12からの仰角)を30度から
60度の範囲としている。このような範囲としているの
は収納物の押し出し性を考慮するためである。即ち、で
きるだけ低い圧力で凸型シール部が剥離するようにする
ためには側部のシール部6から直角的に突出する形状で
あることが望ましい。具体的には内縁基準線12と内縁
13との傾斜角度θが30度以上が好ましい。また、そ
の傾斜角度θが大きすぎると収納物の押し出し性が悪く
なるので60度以内が望ましいものである。このような
点から内縁13の傾斜角度θを前述の範囲としており、
よって、凸部シール部8は台形状ばかりでなく三角形状
としてもよい。凸型シール部8の基端(内縁基準線の位
置)から収納空間中央側に向けての突出高さHにあって
はこれを3mm以内とされていてその理由は次の通りで
ある。例えば、米飯類を収納物とした場合は、収納物全
体に粘着性があるため、米の一粒がこの凸型シール部8
に引っ掛かると全体の押し出し性に悪影響がある。しか
し、押し出す際、逆に引っ掛かろうとする米粒を全体の
流れの中に取り込もうとする性質もあることになる。ま
た、凸型シール部に蒸気抜き部を設けるための加工を加
えるので、その凸型シール部の高さが小さくなるにした
がって、この包装容器の製造、加工において高い精度が
要求されるようになる。これを勘案して凸型シール部の
突出高さを米粒の短辺の長さなど、この包装容器に収容
する食品の最小粒径程度の3mm以内とすることが望ま
しい。さらに実施の形態において上記凸型シール部8の
基端幅Wは5mmから10mmの範囲としている。この
理由は次の通りである。前記基端幅Wが長い方が上記内
縁13とシール部6との角度を小さくすることができる
ので米粒一つ一つでは引っ掛りにくいが、マイナスの要
因として、全体の押し出し性にとっては凸状となってい
る部分に接触している米粒の割合が大きくなるため、こ
れによって抵抗が大きくなり、充填適性にも影響がある
と考えられるためである。また、低い内圧で剥離するた
めにもこの基端幅が小さい方が望ましく、蒸気抜き部の
大きさや位置の誤差も考慮して上述の範囲としたもので
ある。
【0008】上記実施の形態では図3(イ)に示すよう
に、蒸気抜き部9が二枚のフィルム2がヒートシールさ
れている凸型シール部6のその二枚のフィルム2を貫通
するカット線10から半円形状として形成されているも
のとして示されている。そして、蒸気抜き部9は二枚の
フィルム2を切り込む他に、図3(ロ)に示すように一
方のフィルム2のみに半円形状のカット線10を入れて
その内部が抜けているもの、或いは半円形状のカット線
10のみとしたものとしてもよく、また、図3(ハ)に
示されてるように、一方のフィルム2にのみこのフィル
ム2を貫通しない深さのハーフカットとして半円形状の
カット線10を入れることで蒸気抜き部を形成するよう
にすることも可能である。
【0009】この蒸気抜き手段A自体はシール部に対し
て一つと限定されるものではなく、複数あってもよい。
そして、この蒸気抜き手段において、蒸気抜き部9の形
状は半円形状に限定されるものではなく、図4(イ)に
示すようにカット線10を環状として内部を貫通させた
孔とすることもできる。また、上記凸型シール部8に設
ける蒸気抜き部9の個数も一個に限定されるものではな
く、図4(イ)に示すように複数個数設けるようにして
もよく、そして、その並びは凸型シール部8の突出方向
に並ぶように、即ち、上記剥離境界と直交する方向に並
べるようにすることが望ましい。また、上述のように蒸
気抜き部9の位置も凸型シール部8内に収まる位置のみ
に限定されるものではなく、図4(ロ)に示すように、
この凸型シール部8の両脇(上下)に位置するシール部
6の内縁を通る内縁基準線12上に掛かっている配置で
あればよいものである。さらに、図4(ハ)(ニ)に示
すように蒸気抜き部9をカット線10をV字状のものと
してその角部を容器中心側に向けることで構成したり、
容器中心方向に向く直線状のカット線10によって構成
してもよい。そして、これらのカット線10においても
凸型シール部8における二枚のフィルム2を貫通した
り、或いは一方のみのフィルム2を貫通したり、そし
て、上記ハーフカット状のものとすることも可能であ
る。
【0010】図5はさらにまた他の実施の形態を示して
いる。この実施の形態においては、上記凸型シール部8
の両側に位置するシール部6の内縁6aを外方に向けて
凸となる形状にして該シール部6の外縁6bに近付け
て、凸型シール部8の両側に幅狭シール部14を設けて
いる。これによって蒸気抜き手段Aにおける凸型シール
部8の容器中心側の内縁15をシール部6の一般部分に
おける内縁位置16にほぼ揃えるようにし、収納空間3
の内圧が上昇した際により確実に前記凸型シール部8の
内縁15の位置から剥離が進むようにしており、剥離境
界が前記両幅狭シール部14の内縁を結んでなる内縁基
準線12の位置まで進み、蒸気抜きが行なえるようにし
ているものである。このように蒸気抜き手段A自体をシ
ール部6の一般部分における幅寸法内に収める形状とす
ることで収納物の充填の際の抵抗や取り出しの際の抵抗
を軽減できる効果も生じるようになる。
【0011】以下の実施例及び比較例により更に詳細に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。 (実施例1)調理済みのチャーハン300gを本発明の
包装容器に充填して密封し、120℃で30分間の殺菌
条件でレトルト処理後、冷却した。 (実施例2)米150gを水洗いして水切りし、米の
1.0倍量(重量)の水を加え、1時間浸漬させた後、
本発明の包装容器に充填し、120℃、30分間の殺菌
条件でレトルト処理後、冷却した。 (比較例1)実施例1において、包装容器を市販のもの
とした以外は、実施例1と同様にした。 (比較例2)実施例2において、包装容器を市販のもの
とした以外は、実施例2と同様にした。 (試験条件)実施例1、2、及び、孔、切り込みなどを
入れない比較例1、2をそのまま電子レンジ加熱の強で
2分加熱して形状を比較した。結果を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】上記表1に示されるように本発明の包装容
器を用いた実施例1、2では、電子レンジにて加熱する
際、早期に蒸気抜きが行われ安全な食品であることがわ
かる。
【0014】
【発明の効果】以上説明した本発明により、電子レンジ
加熱により収納空間の内圧が上昇した際にシール部の剥
離部分を限定することができるとともに、蒸気抜き手段
が凸型シール部とカット線よりなるため、その凸型シー
ル部での剥離が進んでカット線に確実に達するようにな
り、早期の時点で収納空間から蒸気を外部に逃がすこと
ができて従来のような包装容器の破裂などを未然に防止
できる。さらに、内圧上昇時に確実に剥離が進む凸型シ
ール部に対してカット線の位置、個数、形状などを選択
することで、蒸気抜きを生じさせるまでの時間や蒸気抜
き量を調節することが可能となる。そして、この包装容
器に収納した食品では、加熱時に適正に蒸気抜きが行わ
れるようになるため、裂け、破れなどのない適正な包装
形態の食品形状を保つことができるとともに、加温され
た食物として適切な湿気や軟らかさなどを備えた食品と
なるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装容器の一例を示す説明図であ
る。
【図2】一例における蒸気抜き手段を示す説明図であ
る。
【図3】凸型シール部に設けた蒸気抜き部を断面で示す
ものである。
【図4】凸型シール部に複数の蒸気抜き部を設けた例を
示すものである。
【図5】他の蒸気抜き手段の例を示すものである。
【図6】従来の包装容器を示す説明図である。
【符号の説明】
1…電子レンジ加熱用包装容器 2…フィルム 3…収納空間 4…収納物 5…包装容器で包装した食品 6…シール部 8…凸型シール部 9…蒸気抜き部 10…カット線 11…剥離境界 12…内縁基準線 14…幅狭シール部 A…蒸気抜き手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 紳正 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 杉山 守弘 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 伊藤 浩 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 沼田 司 神奈川県横浜市鶴見区下末吉2丁目1番1 号 森永製菓株式会社研究所内 (72)発明者 平野 晃 神奈川県横浜市鶴見区下末吉2丁目1番1 号 森永製菓株式会社研究所内 Fターム(参考) 4B055 AA10 AA17 BA07 BA39 CA69 CA73 CB05 CB07 CC43 CC52

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重ね合わされたフィルムの周辺をヒートシ
    ールしてなる容器のシール部に連続して、容器内側に向
    かって突出する一つ以上の凸型シール部と、該凸型シー
    ル部の内部または前記シール部から凸型シール部にかか
    る位置にあって線状または環状としたカット線とからな
    る蒸気抜き手段を備えたことを特徴とする電子レンジ加
    熱用包装容器。
  2. 【請求項2】上記カット線が容器厚さ方向に貫通してい
    る請求項1に記載の電子レンジ加熱用包装容器。
  3. 【請求項3】上記凸型シール部の両側に位置するシール
    部の内縁を外方に向けて凸となる形状にして該シール部
    の外縁に近付けて、凸型シール部の両側に幅狭シール部
    を設けた請求項1又は2に記載の電子レンジ加熱用包装
    容器。
  4. 【請求項4】上記凸型シール部に対してカット線が複数
    設けられている請求項1から3の何れか一項に記載の電
    子レンジ加熱用包装容器。
  5. 【請求項5】上記蒸気抜き手段のカット線が凸型シール
    部の突出方向に向いた直線またはV字型である請求項1
    から4の何れか一項に記載の電子レンジ加熱用包装容
    器。
  6. 【請求項6】上記蒸気抜き手段のカット線が環状で、カ
    ット線内が打抜かれている請求項1から5の何れか一項
    に記載の電子レンジ加熱用包装容器。
  7. 【請求項7】上記凸型シール部の両側辺が傾斜角度30
    度から60度で傾斜している請求項1から6の何れか一
    項に記載の電子レンジ加熱用包装容器。
  8. 【請求項8】上記凸型シール部は、該凸型シール部の基
    端からの突出高さが3mm以内とされている請求項1か
    ら7の何れか一項に記載の電子レンジ加熱用包装容器。
  9. 【請求項9】上記凸型シール部の基端幅を5mmから1
    0mmの範囲とした請求項1から8の何れか一項に記載
    の電子レンジ加熱用包装容器。
  10. 【請求項10】請求項1から9の何れか一項の電子レン
    ジ加熱用包装容器で包装してなる食品。
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