JP4839956B2 - 電子レンジ加熱用包装袋 - Google Patents

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本発明は、積層基材を重ねて周縁部をヒートシールして密封する食品等を内容物とする蒸気抜き機能を有する電子レンジ加熱用包装袋に関し、さらに詳細には、包装袋の蒸気抜き周縁シール部に円弧状変形シール部を設け、その円弧状変形シール部が電子レンジ加熱雰囲気下で蒸気圧による応力を所定の位置に設けられた蒸気抜きスリットに集中するように「折れ」を誘導し、前記「折れ」に沿って包装袋内部に発生する水蒸気等を前記スリットからスムーズに逃がし、包装袋の破裂、変形や内容物の飛散等を防止するとともに容易に内容物を取り出すことができる蒸気抜き機能を有する電子レンジ加熱包装袋に関する。
ヒートシールすることにより密封する包装袋は、各種食品、調味料、飲料や洗剤、化粧品等を収納する容器として広く使用されている。また、レトルト商品、冷凍食品等を密封充填した包装袋を電子レンジ内で加熱した際に、前記包装袋内部に内容物から発生する水蒸気等により包装袋の内圧が上昇して破袋し、内容物が飛散するのを防止するために、電子レンジ加熱により自動的に開口する機構を設けたプラスチック包装袋も種々提案されている。
例えば、図8で示すように、積層基材(11、11′)を重ねて周縁部をヒートシールして密封するレトルト適性を有する食品等を内容物とする電子レンジ加熱包装袋の底部周縁に、電子レンジ加熱雰囲気下でヒートシール強度が低下するイージーピールテープ(12)を挿入してなる蒸気抜きシール部(13)を形成し、切り欠き部(16)を設けた電子レンジ加熱包装袋(D)が特許文献1で提案されている。
上記で提案されている電子レンジ加熱包装袋(D)は、通常、図9で示すように、蒸気抜きシール部(13)に切り欠き部(16)が設けられ、電子レンジ加熱により電子レンジ加熱包装袋(D)内部に発生する水蒸気等により内圧が上昇してシール後退が発生し、前記シール後退が前記切り欠き部(16)に達することで蒸気が抜ける。しかしながら、電子レンジ加熱包装袋(D)の内容物の形状や状態によっては所定の位置で蒸気が抜けることが必須条件となり、特に、ヒートシール強度が低下するイージーピールテープ(12)を挿入した蒸気抜きシール部(13)の長さが比較的に長い場合(例えば、図11で示すように、包装袋の長手方向に蒸気抜きシール部(13)に切り欠き部を設けた場合等)、図10、図11で示すように、電子レンジ加熱包装袋(D)に内容物を充填して密封された包装体に電子レンジ加熱雰囲気下で蒸気圧による内圧が上昇することで、膨張時の複数の「折れ」(例えば、Q3,Q4)がランダムに発生し、シール後退のバランスが崩れ、包装体内部に発生する蒸気(J)を前記切り欠き部(16)の所定の位置から逃がすことができず、包装袋の破裂、変形や内容物の飛散等の問題があった。
特開2005―178813号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、積層基材を重ねて周縁部をヒートシールして密封する食品等を内容物とする蒸気抜き機能を有する電子レンジ加熱用包装袋において、内容物の形状や状態、蒸気抜きシール部の長さに関係なく、所定の位置から電子レンジ加熱による水蒸気等を確実かつスムーズに逃がすこができる、包装袋の破裂、変形や内容物の飛散等を防止するとともに容易に内容物を取り出すことができると蒸気抜き機能を有する電子レンジ加熱用包装袋を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための解決手段として、すなわち
請求項1に係る発明は、
積層基材を重ねて周縁部をヒートシールして密封する食品等を内容物とする蒸気抜き機能を有する電子レンジ加熱用包装袋において、
前記電子レンジ加熱用包装袋のいずれかの周縁部にイージーピールテープを挿入してヒートシールされてなる蒸気抜きシール部に、シール幅の袋内側の所定の長さの両端からシール幅の袋外側のシール長さ方向中央に向かって、漸次、円弧状にシール幅が狭くなる円弧状変形シール部を有し、前記円弧状変形シール部の中央近傍および両端近傍にそれぞれの蒸気抜きスリットを設けた蒸気抜き機能を有することを特徴とする電子レンジ加熱用包装袋である。
請求項2に係る発明は、
前記円弧状変形シール部が、シール幅の袋内側の所定の長さの両端近傍は小円弧状からなり、それぞれの前記小円弧に連続してシール幅の袋外側のシール長さ方向中央に向かって、大円弧状にシール幅が狭くなる、小円弧と大円弧との組み合わせからなる変形シール部である蒸気抜き機能を有することを特徴とする請求項1記載の電子レンジ加熱用包装袋である。
請求項3に係る発明は、
前記円弧状変形シール部のシール幅の袋内側の両端間の所定の長さをL1、前記円弧状変形シール部の両端からシール長さ方向の蒸気抜きシール部左右端との間のそれぞれ同一の長さをL2で表したとき、1.5L2≦L1≦2L2の関係を満たす蒸気抜き機能を有することを特徴とする請求項1または2記載の電子レンジ加熱用包装袋である。
請求項4に係る発明は、
前記円弧状変形シール部中央近傍に設ける蒸気抜きスリットのシール長さ方向における位置が、前記円弧状変形シール部中央を中心としてシール長さ方向に±5mmの範囲内の位置に設け、また、前記円弧状変形シール部の各々両端近傍に設ける蒸気抜きスリットのシール長さ方向における位置が、前記円弧状変形シール部のそれぞれの両端を中心としてシール長さ方向に±5mmの範囲内の位置に設けた蒸気抜き機能を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子レンジ加熱用包装袋である。
請求項5に係る発明は、
前記円弧状変形シール部中央近傍に設ける蒸気抜きスリットのシール幅方向における位置が、前記円弧状変形シール部中央において、シール幅の袋外側から5mm以上、シール幅の円弧状袋内側から5mm以上との間の位置に設け、また、前記円弧状変形シール部の両端近傍に設ける蒸気抜きスリットのシール幅方向における位置が、前記円弧状変形シール部のそれぞれの円弧状袋内側両端からシール幅方向にそれぞれ5mm以上、前記両端に対向するシール幅の袋外側からそれぞれ5mm以上の間の位置に設けた蒸気抜き機能を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子レンジ加熱用包装袋である。
請求項6に係る発明は、
前記イージーピールテープがイージーピール層とラミネート層からなり、イージーピール層がランダムポリプロピレン樹脂とポリエチレン系樹脂との混合樹脂からなり、一方、ラミネート層がホモポリプロピレン樹脂からなる蒸気抜き機能を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子レンジ加熱用包装袋である。
本発明により、積層基材を重ねて周縁部をヒートシールして密封する食品等を内容物とする蒸気抜き機能を有する電子レンジ加熱用包装袋の蒸気抜きシール部に円弧状変形シール部と前記円弧状変形シール部の中央近傍および両端近傍に蒸気抜きスリットを設けることで、前記円弧状変形シール部が電子レンジ加熱雰囲気下で蒸気圧による応力を所定の位置に設けられた蒸気抜きスリットに集中するように「折れ」を誘導し、その「折れ」に沿って包装袋内部に発生する水蒸気等を、内容物の形状や状態、蒸気抜きシール部の長さに関係なく、そのスリットからスムーズに逃がし、包装袋の破裂、変形や内容物の飛散等を防止するとともに容易に内容物を取り出すことができる蒸気抜き機能を有する電子レンジ加熱用包装袋を提供することができる。
本発明の好ましい一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の電子レンジ加熱用包装袋の一例を示す平面図である。図2は、本発明の電子レンジ加熱用包装袋の円弧状変形シール部分を説明する部分平面図である。図3は、本発明の電子レンジ加熱用包装袋の蒸気抜きシール部を説明する平面図である。図4は、本発明の電子レンジ加熱用包装袋に設けた円弧状変形シール部により「折れ」が誘導される説明図である。図5は、本発明におけるイージーピールテープの一例を示す断面図である。図6は、本発明の電子レンジ加熱用包装袋に内容物を充填密封した包装体における電子レンジ加熱による包装袋内部に発生する水蒸気等が抜ける状態を示す模式平面図である。図7は、本発明の電子レンジ加熱用包装袋における電子レンジ加熱による蒸気抜き機構を説明するための図6に示した包装体のx−y方向拡大断面図である。
図1示すように、本発明の一実施例としての電子レンジ加熱用包装袋(A)は、少なくともシーラント層を積層した積層基材(1,1′)のシーラント層の面を対向させて2枚重ね合わせるか、もしくは、1枚の積層基材を用いてシーラント層の面を対向させて折り曲げて重ね合わせて、周縁部をヒートシールして密封する食品等を内容物とする蒸気抜き機能を有する電子レンジ加熱用包装袋であって、前記電子レンジ加熱用包装袋(A)の一方の側部周縁に蒸気抜きシール部(3)を形成し、その蒸気抜きシール部(3)にシール幅の袋内側(3(2))の所定の長さの両端(4a,4b)からシール幅の袋外側(3(1))のシール長さ方向中央(O)に向かって、漸次、円弧状にシール幅が狭くなる円弧状変形シール部(B)を有し、前記円弧状変形シール部(B)の中央近傍に一つの蒸気抜きスリット(8)と前記両端(4a,4b)近傍にそれぞれ蒸気抜きスリット(9a,9b)を設けた蒸気抜き機能を有することを特徴とする電子レンジ加熱用包装袋である。そして、電子レンジ加熱用包装袋(A)のもう一方の側部周縁部と底部周縁部がヒートシールされて側部シール部(5)と底部シール部(6)が形成されて、さらに、内容物を充填する開口部(7)から内容物を充填した後ヒートシールされる電子レンジ加熱用包装袋である。
そして、図3示すように、シール幅の袋内側(3(2))にて所定の長さの両端(4a,4b)において最大シール幅(L3)を形成し、シール長さ方向中央(O)においてシール幅の袋外側(3(1))と円弧(4)とでなる最小シール幅(L4)を形成するように蒸気抜きシール部(3)に、最小シール幅(L4)より大きく最大シール幅(L3)より小さい幅(L5)のイージーピールテープ(2)が挿入されヒートシールされて円弧状変形シール部(B)が配置されている。最小シール幅(L4)より大きく最大シール幅(L3)より小さい幅(L5)のイージーピールテープ(2)が、円弧状変形シール部(B)の円弧(4)端からはみ出すように配置することで、電子レンジ加熱雰囲気下で蒸気圧による内圧が上昇する際、イージーピールテープ(2)のシール後退時の剥離性が向上し、容易にシール後退が生じて蒸気を確実かつ容易に抜くことができる。
また、本発明の電子レンジ加熱用包装袋(A)の円弧状変形シール部(B)は、図2で
示すように、シール幅の袋内側(3(2))の所定の長さの両端(4a,4b)近傍はそれぞれ小円弧状(4(2), 4(2))からなり、それぞれの前記小円弧(4(2), 4(2))に連続してシール幅の袋外側(3(1))のシール長さ方向中央(O)に向かって、大円弧状(4(1))にシール幅が狭くなる、小円弧(4(2))と大円弧(4(1))との組み合わせからなる円弧状変形シール部である。そして、前記小円弧(4(2), 4(2))のそれぞれの曲率半径(R2)が、0.1mm<R2<0.5mmの範囲を満たす円弧であることが好ましい。一方、大円弧(4(1))の曲率半径(R1)は、30mm<R1<40mmの範囲を満たす円弧であることが好ましい。
さらに、本発明の電子レンジ加熱用包装袋(A)において、円弧状変形シール部(B)のシール幅の袋内側(3(2))の両端(4a,4b)間の所定の長さをL1、前記円弧状変形シール部(B)のそれぞれの両端(4a,4b)からシール長さ方向の蒸気抜きシール部(3)左右端との間のそれぞれ同一の長さをL2で表したとき、1.5L2(mm)≦L1(mm)≦2L2(mm)の関係を満たすことが好ましい。
また、本発明の電子レンジ加熱用包装袋(A)において、前記円弧状変形シール部(B)中央近傍に設ける蒸気抜きスリット(8)のシール長さ方向における位置が、前記円弧状変形シール部(B)中央(O)を中心としてシール長さ方向に±5mmの範囲内の位置に設け、また、前記円弧状変形シール部(B)の両端(4a,4b)近傍に設けるそれぞれの蒸気抜きスリット(9a,9b)のシール長さ方向における位置が、前記シール部それぞれの両端(4a,4b)を中心としてシール長さ方向に±5mmの範囲内の位置に設けるのが好ましい。
さらに、本発明の電子レンジ加熱用包装袋(A)において、前記円弧状変形シール部(B)中央(O)近傍に設ける蒸気抜きスリット(8)のシール幅方向における位置が、前記円弧状変形シール部(B)中央(O)において、シール幅の袋外側(3(1))から5mm以上、シール幅の円弧状袋内側から5mm以上との間の位置に設け、また、前記円弧状変形シール部(B)の両端(4a,4b)近傍に設けるそれぞれの蒸気抜きスリット(9a,9b)のシール幅方向における位置が、前記変形シール部(B)の両端(4a,4b)からシール幅方向にそれぞれ5mm以上、前記両端(4a,4b)に対向するシール幅の袋外側(3(1))からそれぞれ5mm以上の間の位置に設けるのが好ましい。
さらに、本発明の電子レンジ加熱用包装袋(A)において、蒸気抜きシール部(3)の最大シール幅(L3)、最小シール幅(L4)およびイージーピールテープ(2)幅(L5)は、L4(mm)+2mm≦L5(mm)≦L3(mm)−4mmの関係を満たすことが好ましい。
次に、本発明の電子レンジ加熱用包装袋に設けた円弧状変形シール部により誘導される「折れ」について図4を参照して説明する。本発明の電子レンジ加熱用包装袋(A)の円弧状変形シール部(B)に設けた、シール幅の袋内側(3(2))にて所定の長さの両端(4a,4b)からシール幅の袋外側(3(1))に向かって円弧状(4)にシール幅が狭くなる前記円弧状変形シール部(B)が、電子レンジ加熱雰囲気下で蒸気圧による内圧が上昇する際、前記円弧状変形シール部(B)の両端(4a,4b)に係る「折れ」(Q1,Q2)が誘導され、前記円弧状変形シール部(B)の中央近傍に設けた蒸気抜きスリット(8)に応力が集中し、シール後退を生じ、前記スリット(8)から確実かつスムーズに包装袋内部に発生する水蒸気等を逃がすことができるとともに、シール幅の袋内側(3(2))の所定の長さの両端(4a,4b)近傍に設けたそれぞれの蒸気抜きスリット(9a,9b)から「折れ」付近の包装袋内部に滞留した水蒸気等も逃がすことができる。
なお、本発明の電子レンジ加熱用包装袋(A)の前記蒸気抜きスリットの形状は、直線状の形状のものを例示したが、直線状の形状以外にコの字状、ハの字状などでもよく、特にスリットの形状は限定されるものではない。
本発明で使用する電子レンジ加熱用包装袋を構成する積層基材(1,1′)の基本素材としては、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有し、特に、強度を有して強靭であり、かつ、耐熱性を有する樹脂のフィルムないしシートを使用することができる。例えば、具体的には、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアセタール系樹脂、フッ素系樹脂等の強籾な樹脂の延伸(1軸ないし2軸)または未延伸のフィルムないしシートを挙げることができる。
さらに、前記積層基材には、必要に応じて適宜中間層を設けることもできる。例えば、水蒸気等のバリア性を有する低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体等の樹脂のフィルムないしシート、酸素、水蒸気等に対するバリア性を有するポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、エチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化物等の樹脂のフィルムないしシート、あるいは、酸化珪素、酸化アルミニウム等の無機酸化物の蒸着膜を設けた無機酸化物蒸フィルムないしシート等を使用して中間層を形成することができる。
また、本発明において使用するシーラント層は、包装袋などを形成する際の接着層として設けられるものである。熱によって溶融し相互に融着し得る樹脂を挙げることができる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン(例えば、無延伸ポリプロピレン(CPP))、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体及びそれらの金属架橋物等の樹脂が用いられる。特に、耐熱適性に優れる無延伸ポリプロピレン(CPP)が好適に使用できる。
次に、本発明において使用するイージーピールテープ(2)は、図5で示すように、イージーピール層(2b)とラミネート層(2a)の2層構成からなり、イージーピール層(2b)がランダムポリプロピレン樹脂とポリエチレン系樹脂との混合樹脂からなり、一方、ラミネート層(2a)がホモポリプロピレン樹脂からなり、電子レンジ加熱雰囲気下で、前記イージーピール層(2b)のヒートシール強度が低下し、このイージーピール層(2b)が積層基材側からシール後退により剥離して間隙を形成し、蒸気抜け通路を形成するものである。
前記イージーピール層(2b)を構成するランダムポリプロピレン樹脂とポリエチレン系樹脂との混合比率は、電子レンジ加熱雰囲気下におけるシール強度が所定の値になるようにポリエチレン系樹脂の含有量を設定すればよい。また、イージーピールテープ(2)の厚さは、ラミネート層(2a)の厚さが50μm、イージーピール層(2b)の厚さが10μmからなる総厚み60μmが望ましい。イージーピールテープ(2)を製造する方法として、例えば、ラミネート層(2a)とイージーピール層(2b)を共押し出しラミネート法により積層することにより得られる。
本発明の電子レンジ加熱用包装袋は、1枚の積層基材を使用して最内層のシーラント層の面を対向させて折り重ねるか、あるいは、積層基材のシーラント層の面を対向させて2枚の積層基材を重ね合わせ、本発明における蒸気抜きシール部や他の周縁部を、例えば、側面シール型、二方シール型、三方シール型、四方シール型、封筒貼りシール型、合掌貼りシール型(ピローシール型)、ひだ付シール型、平底シール型、角底シール型等のヒートシールにより熱融着してシール部を形成することにより、本発明にかかる種々の形態の
電子レンジ加熱用包装袋を製造することができる。
上記において、ヒートシール熱融着は、例えば、バーシール、回転ロールシール、ベルトシール、インパルスシール、高周波シール、超音波シール等の公知の方法で行うことができる。上記の構成からなる電子レンジ加熱用包装袋は、積層基材を製袋機に取り付けて、最内層となるシーラント層を内側にして積層基材どうしを重ね合わせ、蒸気抜き周縁シール部を形成する周縁部の積層基材の間に、本発明で用いられる電子レンジ加熱雰囲気下でヒートシール強度が低下するイージーピールテープを挿入して上記の方法でヒートシールして挿着される。
また、本発明の電子レンジ加熱用包装袋には、例えば、文字、図形、記号、絵柄、模様などの所望の印刷絵柄を通常のインキを使用して、通常の印刷法、例えば、グラビア印刷などにより印刷層を形成することもできる。
本発明の電子レンジ加熱用包装袋に、各種食品類を充填した包装袋を製造する方法としては、包装袋の製袋と内容物の充填を連続して行なう、いわゆるインラインシール方式を採用することができる。他の方法としては、予め、包装袋を製袋した後に、製袋機とは別の充填機又は別機械を使用し、内容物を充填後開口部をシールする、いわゆるオフライン方式を採用してもよい。
図6で示すように、本発明の電子レンジ加熱用包装袋に各種食品類等を充填し、開口部をヒートシールして密封した包装袋(C)を、電子レンジ加熱すると、円弧状変形シール部(B)の両端(4a,4b)に係る「折れ」(Q1,Q2)が誘導され、円弧状変形シール部(B)中央近傍に設けた蒸気抜きスリット(8)に応力が集中し、シール後退を生じ、前記「折れ」に沿って包装袋内部に発生する水蒸気(J)等を前記スリット(8)から確実かつスムーズに逃がすことができる。また、シール幅の袋内側(3(2))の両端(4a,4b)近傍に設けたそれぞれの蒸気抜きスリット(9a,9b)から「折れ」付近の包装袋内部に滞留した水蒸気(J)等も抜けるようにしたものである。
上記の水蒸気等が抜ける機構について図7を参照して説明する。図7は、図6に示した包装体のx−y方向の一部拡大断面図である。図5で示した、イージーピール層(2b)とラミネート層(2a)からなるイージーピールテープ(2)をヒートシールして挿着してなる蒸気抜き周縁シール部は、図7(a)で示すように、本発明の電子レンジ加熱用包装袋を構成する積層基材(1)と積層基材(1′)の間は、イージーピールテープ(2)を介してヒートシールして積層されて電子レンジ加熱前では実用上十分なシール強度を有している。図6で示した本発明の電子レンジ加熱用包装袋に内容物を充填して密封された包装袋(C)を電子レンジ加熱すると、図7(b)で示すように、イージーピールテープ(2)を構成するラミネート層(2a)と包装袋を構成する積層基材(1′)のシーラント層(1′b)とは、電子レンジ加熱前のシール強度を保持したままの状態であが、一方、イージーピールテープ(2)を構成するイージーピール層(2b)と包装袋を構成する積層基材(1)のシーラント層(1b)との間は、電子レンジ加熱雰囲気下でイージーピール層(2b)のシール強度が低下し、シール後退により剥離が生じて間隙(10)が生じ、この間隙(10)が通路となり、積層基材(1,1′)に設けた蒸気抜きスリット(8)から包装袋内部に発生する水蒸気(J)等を確実かつスムーズに逃がす機構を有するものであるから、包装袋の破裂、変形や内容物の飛散等を防止することができる。既に説明したように、イージーピールテープ(2)を円弧状変形シール部の円弧端からはみ出すように配置することも、電子レンジ加熱雰囲気下で蒸気圧による内圧が上昇する際、イージーピールテープ(2)のシール後退時の剥離性が向上し、容易にシール後退が生じて包装袋内部に発生する水蒸気等を確実かつ容易に逃がすことができる点で重要である。なお、「折れ」付近の包装袋内部に滞留した水蒸気が円弧状変形シール部の両端近傍に設けた
それぞれ二つの蒸気抜きスリットからも同様の機構により蒸気が抜けることはいうまでもない。
以上、詳細に説明したように、本発明の電子レンジ加熱用包装袋は、積層基材を重ねて周縁部をヒートシールして密封する食品等を内容物とする蒸気抜き機能を有する電子レンジ加熱用包装袋の蒸気抜き周縁シール部に円弧状変形シール部と前記円弧状変形シール部の中央近傍および両端近傍に蒸気抜きスリットを設けることで、前記円弧状変形シール部が電子レンジ加熱雰囲気下で蒸気圧による応力を所定の位置に設けられた蒸気抜きスリットに集中するように「折れ」を誘導し、その「折れ」に沿って包装袋内部に発生する水蒸気等を、内容物の形状や状態、蒸気抜きシール部の長さに関係なく、そのスリットからスムーズに逃がし、包装袋の破裂、変形や内容物の飛散等を防止するとともに容易に内容物を取り出すことができる蒸気抜き機能を有する電子レンジ加熱用包装袋を提供することができる。
そして、本発明の電子レンジ加熱包装袋は、カレー、シチュー、肉団子、スープ、ぜんざい等の各種のレトルト食品、餃子、焼売、ピラフ等のチルド食品及び冷凍食品等の電子レンジ、または、湯煎により加熱される食品用等の包装袋として好適に用いられるものである。
本発明の電子レンジ加熱用包装袋の一例を示す平面図である。 本発明の電子レンジ加熱用包装袋の円弧状変形シール部分を説明する部分平面図である。 本発明の電子レンジ加熱用包装袋の蒸気抜きシール部を説明する平面図である。 本発明の電子レンジ加熱用包装袋に設けた円弧状変形シール部により「折れ」が誘導される説明図である。 本発明におけるイージーピールテープの一例を示す断面図である。 本発明の電子レンジ加熱用包装袋に内容物を充填密封した包装袋における電子レンジ加熱による水蒸気等が抜ける状態を示す模式平面図である。 本発明の電子レンジ加熱用包装袋における電子レンジ加熱による蒸気抜き機構を説明する図6に示した包装体のx−y方向拡大断面図である。(a)は、電子レンジ加熱前の状態である。(b)は、電子レンジ加熱後の状態である。 従来の電子レンジ加熱用包装袋の一例を示す平面図である。 従来の電子レンジ加熱用包装袋に内容物を充填密封した包装体の電子レンジ加熱による所定の位置から蒸気が抜ける状態を説明する平面図である。 従来の電子レンジ加熱用包装袋に内容物を充填密封した包装体の電子レンジ加熱によるランダムな折れが発生する例を示す斜視図である。 従来の電子レンジ加熱用包装袋に内容物を充填密封した包装体の電子レンジ加熱による発生するランダムな折れにより所定の位置から蒸気が抜けない例を示す説明図である。
符号の説明
1、1a、1′、1′a、11、11′・・・積層基材
1b、1′b・・・シーラント層
2、12・・・イージーピールテープ
2a・・・イージーピールテープのラミネート層
2b・・・イージーピールテープのイージーピール層
3、13・・・蒸気抜きシール部
4・・・円弧状変形シール部の円弧
4(1)・・・円弧状変形シール部の大円弧
4(2)・・・円弧状変形シール部の小円弧
4a、4b・・・円弧状変形シール部両端
5、14・・・側部シール部
6・・・底部シール部
6・・・切り欠き部
7、15・・・開口部
8、9a、9b・・・蒸気抜きスリット
10・・・剥離間隙
16・・・切り欠き部
A、D・・・電子レンジ加熱用包装袋
B・・・円弧状変形シール部
C、E、F、G・・・包装袋
J・・・蒸気
1・・・円弧状変形シール部両端間長さ
2・・・円弧状変形シール部端〜蒸気抜きシール部端間長さ
3・・・最大シール幅
4・・・最小シール幅
5・・・イージーピールテープ幅
Q1、Q2、Q3、Q4・・・折れ

Claims (6)

  1. 積層基材を重ねて周縁部をヒートシールして密封する食品等を内容物とする蒸気抜き機能を有する電子レンジ加熱用包装袋において、
    前記電子レンジ加熱用包装袋のいずれかの周縁部にイージーピールテープを挿入してヒートシールされてなる蒸気抜きシール部に、シール幅の袋内側の所定の長さの両端からシール幅の袋外側のシール長さ方向中央に向かって、漸次、円弧状にシール幅が狭くなる円弧状変形シール部を有し、前記円弧状変形シール部の中央近傍および両端近傍にそれぞれの蒸気抜きスリットを設けた蒸気抜き機能を有することを特徴とする電子レンジ加熱用包装袋。
  2. 前記円弧状変形シール部が、シール幅の袋内側の所定の長さの両端近傍は小円弧状からなり、それぞれの前記小円弧に連続してシール幅の袋外側のシール長さ方向中央に向かって大円弧状にシール幅が狭くなる、小円弧と大円弧との組み合わせからなる変形シール部である蒸気抜き機能を有することを特徴とする請求項1記載の電子レンジ加熱用包装袋。
  3. 前記円弧状変形シール部のシール幅の袋内側の両端間の所定の長さをL1、前記円弧状変形シール部の両端からシール長さ方向の蒸気抜き周縁シール部左右端との間のそれぞれ同一の長さをL2で表したとき、1.5L2≦L1≦2L2の関係を満たす蒸気抜き機能を有することを特徴とする請求項1または2記載の電子レンジ加熱用包装袋。
  4. 前記円弧状変形シール部中央近傍に設ける蒸気抜きスリットのシール長さ方向における位置が、前記円弧状変形シール部中央を中心としてシール長さ方向に±5mmの範囲内の位置に設け、また、前記円弧状変形シール部の各々両端近傍に設ける蒸気抜きスリットのシール長さ方向における位置が、前記円弧状変形シール部のそれぞれの両端を中心としてシール長さ方向に±5mmの範囲内の位置に設けた蒸気抜き機能を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
  5. 前記円弧状変形シール部中央近傍に設ける蒸気抜きスリットのシール幅方向における位置が、前記円弧状変形シール部中央において、シール幅の袋外側から5mm以上、シール幅の円弧状袋内側から5mm以上との間の位置に設け、また、前記円弧状変形シール部の両端近傍に設ける蒸気抜きスリットのシール幅方向における位置が、前記円弧状変形シール部のそれぞれの円弧状袋内側両端からシール幅方向にそれぞれ5mm以上、前記両端に対向するシール幅の袋外側からそれぞれ5mm以上の間の位置に設けた蒸気抜き機能を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
  6. 前記イージーピールテープがイージーピール層とラミネート層からなり、イージーピール層がランダムポリプロピレン樹脂とポリエチレン系樹脂との混合樹脂からなり、一方、ラミネート層がホモポリプロピレン樹脂からなる蒸気抜き機能を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
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