JP6755453B2 - 歯磨用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、歯牙の再石灰化効果を有する歯磨用組成物に関する。
う蝕は、ストレプトコッカス・ミュータンス菌等の虫歯菌が、歯牙表面に付着し歯垢を形成することから始まり、歯垢中で虫歯菌が食物を代謝することにより産生される有機酸が、歯牙エナメル質を脱灰して、初期う蝕状態となる。唾液は、この脱灰部を、唾液中のカルシウムやリンの働きで再石灰化し、歯を元の状態に戻す働きを有している。再石灰化により、脱灰した歯牙を十分に再生することができれば、う蝕の発生を抑えることが可能となる。
そこで、歯牙の再石灰化を促進するために、フッ化物や、リン酸カルシウムの1種で、歯牙の無機成分と類似の結晶構造を有するハイドロキシアパタイトを配合した歯磨剤が製造販売されている。
しかしながら、唾液や、フッ化物又はハイドロキシアパタイトを配合した歯磨剤の使用だけでは脱灰部の再石灰化が十分ではなく、再石灰化を十分に実現しうる歯磨剤等の口腔用組成物の開発が求められている。
そこで、粒子径が0.05μm〜1.0μmのハイドロキシアパタイトやリン酸三カルシウムを配合した、歯表面の微小な凹凸の修復、保護、虫歯予防、歯質強化、美白効果を高めることができる口腔用歯磨剤(特許文献1)や、ハイドロキシアパタイト微粉末を水溶性セルロース溶液に配合することにより、歯面上にハイドロキシアパタイト微粉末を長く滞留させることができる口腔用組成物(特許文献2)や、キシリトール等の糖アルコールと第2リン酸カルシウムを併用することにより、再石灰化を著しく促進させることができる口腔用組成物(特許文献3)や、低結晶性ハイドロキシアパタイトを配合した、口腔内細菌に吸着して除菌することにより口腔内の疾患、不快感を予防することができる口腔用組成物(特許文献4)や、ローヤルゼリー又はその抽出物に、ハイドロキシアパタイト等のカルシウム化合物を配合した歯牙の美白、再石灰化による虫歯予防、歯周病予防できる口腔用組成物(特許文献5)や、群青組成物に、ハイドロキシアパタイト等のカルシウム化合物を配合した歯牙の再石灰化効果を促進する歯磨用組成物(特許文献6)や、ミセル性リン酸カルシウム−ホスホペプチド複合体を含む抗う蝕機能を有する再石灰化促進剤(特許文献7)や、フッ化物イオンを含む歯磨剤を用いて歯牙を洗浄した後に、カルシウムイオンを含む口腔用液体組成物を作用させることによって、再石灰化を促進、う蝕を抑制できる方法(特許文献8)や、口腔内で水と接触してハイドロキシアパタイトへの転化能を有するカルシウム塩粉末としてリン酸三カルシウムを配合したpH5〜8の歯磨用組成物(特許文献9)等が提案されている。
また、再石灰化を促進するために、キシリトールとリン酸カルシウム、非結晶性リン酸カルシウム又はリン酸化オリゴ糖カルシウムとを配合したチューインガム等も製造されているが、再石灰化が必ずしも十分ではない。
他方、ロウを含有させることによって、歯に光沢を与える歯磨き組成物(特許文献10、特許文献11)や、収斂性のある化合物を含有する口腔用組成物の収斂性を改善する方法(特許文献12)、収斂性及び金属味を有する歯磨組成物に、ロウを配合することにより、収斂性及び金属味の発現を抑制する方法(特許文献13)等が提案されている。ロウは、動植物体の表面に存在し、保護膜の役割を果たすものが多く、精製して、艶出し、化粧品、医薬品などに用いられるものであるが、歯牙の再石灰化作用は有さない。
特開平9−202717号公報 特開平10−59814号公報 特開2000−128752号公報 特開2001−122748号公報 特開2005−314266号公報 特開2014−73989号公報 特開2006−213668号公報 特開2007−99632号公報 特開平7−223930号公報 特開平8-310929号公報 特開2000−143469号公報 特開平11−21219号公報 特開平11−349461号公報
本発明の課題は、脱灰した歯牙エナメル質の再石灰化効果の高い歯磨用組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、ハイドロキシアパタイト、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム等のリン酸カルシウムと共に、従来、光沢及び輝きを与える効果や収斂性を改善する効果しか知られておらず、単独では再石灰化作用を有さないロウを、歯磨用組成物に配合すると、歯牙の再石灰化効果が顕著に向上することを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下に示す事項により特定されるものである。
(1)ロウとリン酸カルシウムを含有し、前記リン酸カルシウムの含有量が0.001〜33質量%であることを特徴とする歯磨用組成物。
(2)ロウの含有量が、0.0001〜30質量%であることを特徴とする上記(1)記載の歯磨用組成物。
(3)リン酸カルシウムが、ハイドロキシアパタイト、リン酸三カルシウム及びリン酸一水素カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする上記(1)又は(2)記載の歯磨用組成物。
(4)ロウが、セラックロウ、オウリキュウロウ、カルナウバロウ、サトウキビロウ、サラシミツロウ、サラシモンタンロウ、コメヌカロウ、水素添加コメヌカロウ、鯨ロウ、脱樹脂キャンデリラロウ、キャンデリラロウ、モンタンロウ、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モクロウ、油糧種子ロウ、ラノリン、ミツロウ、シナロウ及びケインワックスからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の歯磨用組成物。
(5)練歯磨剤、粉歯磨剤又は液体歯磨剤であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の歯磨用組成物。
本発明の歯磨用組成物は、リン酸カルシウムの再石灰化効果を顕著に高めることができる。そのため、本発明の歯磨用組成物は、脱灰した歯牙エナメル質の再石灰化に非常に優れ、また、リン酸カルシウムの含有量を少なくしても優れた再石灰化効果を得ることができる。
コンタクトマイクロラジオグラム(CMR)による実施例20の歯冠部のコントロール面と処理面を示す写真である。 コンタクトマイクロラジオグラム(CMR)による実施例58の歯冠部のコントロール面と処理面を示す写真である。 図1及び図2に示す写真を、濃墨を用いて描きかつ各部の状態の説明を付加した図である。
本発明の歯磨用組成物としては、ロウとリン酸カルシウムとを含有し、前記リン酸カルシウムの含有量が0.001〜33質量%であるものであれば特に制限されるものではなく、具体的に、練歯磨剤、粉歯磨剤、液体歯磨剤等を例示することができる。また、本発明におけるリン酸カルシウムとしては、リン酸のカルシウム塩であれば特に限定されず、例えば、ハイドロキシアパタイト、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム等を挙げることができ、これらのリン酸カルシウムは、それぞれ単独で用いてもよく、二種以上を併用して用いてもよく、水和物やリン及びカルシウムの一部が、マグネシウム、亜鉛、チタン、ナトリウム、カリウム等の他の元素で置換されたものでもよい。本発明におけるリン酸カルシウムとしては、再石灰化促進の観点から、ハイドロキシアパタイト、リン酸三カルシウム及びリン酸一水素カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも一種が好ましい。
本発明におけるリン酸カルシウムの一つであるハイドロキシアパタイトは、通常の方法で合成されるものの他、天然硬組織としてサケ等の食用魚の魚骨、豚骨、牛骨等から得られるものであってもよい。通常、ハイドロキシアパタイトは、化学量論的にはCa10(PO(OH)からなる組成で示されるが、Ca/Pモル比が1.67にならない非化学量論的なものであっても、ハイドロキシアパタイトの性質を示すと共にアパタイト構造をとることができ、例えば、Ca/Pモル比1.4〜1.8程度の合成ハイドロキシアパタイトも本発明におけるハイドロキシアパタイトに含まれる。
本発明において使用されるハイドロキシアパタイトは、結晶性、低結晶性、非晶質のいずれであってもよいが、う蝕予防効果の点から、低結晶性又は非晶質のハイドロキシアパタイトであることが好ましい(以下、低結晶性ハイドロキシアパタイト及び非晶質のハイドロキシアパタイトを「アモルファスハイドロキシアパタイト」と称する。)。なお、「低結晶性」とは、X線回折ピークが、高結晶性の粉体に比べてブロードな結晶質のものをいい、「非晶質」とは、X線回折パターンが幅広いハローを示し、結晶の特徴を示す回折パターンが得られないものをいう。このようなアモルファスハイドロキシアパタイトは、例えば、湿式合成法により合成したアパタイトを凍結乾燥若しくは100℃以下の温度で乾燥し、又は300℃程度以下の温度で焼成して得ることができる。
本発明の歯磨用組成物におけるハイドロキシアパタイトの含有量は、歯磨用組成物全体の0.001〜33質量%であり、再石灰化効果、使用感の観点から、歯磨用組成物全体の0.001〜30質量%であることが好ましく、0.01〜20質量%であることがより好ましく、0.1〜20質量%であることがさらに好ましい。
本発明におけるリン酸カルシウムの一つであるリン酸三カルシウムは、第三リン酸カルシウムとも称され、化学式でCa(POで表される組成物で、医薬品や化粧品をはじめ、食品、雑貨品、石油化学工業など広く一般的に使用されている。本発明において使用されるリン酸三カルシウムは、例えば、医薬品添加物規格、医薬部外品原料規格、化粧品種別配合成分規格等の規格適合品が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明におけるリン酸カルシウムの一つであるリン酸一水素カルシウムは、第二リン酸カルシウムとも称され、化学式でCaHPOや、その二水和物であるCaHPO・2HOで表わされる組成物で、医薬品、食品、化粧品、工業用原料など広く一般的に使用されている。本発明において使用されるリン酸一水素カルシウムは、例えば、食品添加物、日本薬局方、医薬部外品原料規格等の規格適合品が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明におけるリン酸三カルシウム、及びリン酸一水素カルシウムの含有量は、歯磨用組成物全体の0.001〜33質量%であり、再石灰化効果、使用感の観点から、歯磨用組成物全体の0.001〜30質量%であることが好ましく、0.01〜20質量%であることがより好ましく、0.1〜20質量%であることがさらに好ましい。
ロウとは、一般に高位脂肪酸と一価または二価の高級アルコールとからなるエステルであり、固体または液体で油脂に似ているが、酸化や加水分解に対して安定である。慣用的には上記定義に入らないもの、例えば、炭化水素であるパラフィンの別名である石ロウや、ほとんど脂肪からなるモクロウもロウに含まれる。ロウはまた液体ロウと固体ロウとに分類され、固体ロウは更に植物ロウと動物ロウとに分けられる。この場合、植物ロウにはカルナウバロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、モクロウ、ショ糖ロウなどがあり、そして動物ロウにはミツロウ、鯨ロウ、虫白ロウなどがある。本発明におけるロウとは、慣用的な広義の意味でのロウのことである。
本発明におけるロウとしては、特に限定されず、例えば、セラックロウ、オウリキュウロウ、カルナウバロウ、サトウキビロウ、サラシミツロウ、サラシモンタンロウ、コメヌカロウ、水素添加コメヌカロウ、鯨ロウ、脱樹脂キャンデリラロウ、キャンデリラロウ、モンタンロウ、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モクロウ、油糧種子ロウ、ラノリン、ミツロウ、シナロウ、ケインワックス、ショ糖ロウ、虫白ロウ等を挙げることができ、中でも、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、ミツロウ及びモクロウを好適に例示できる。これらのロウは、それぞれ単独で用いてもよく、二種以上を併用して用いてもよい。
カルナウバロウは、ヤシの一種より採取した天然ワックスである。本発明において使用されるカルナウバロウは、淡黄色から淡褐色のものまで使用でき、具体的に、特性カルナウバワックス1号:(株)加藤洋行製、セラリカ カルナウバロウ:(株)セラリカNODA製、ポリシングワックス-105:フロイント産業(株)等を例示することができる。
また、キャンデリラロウは、キャンデリラ草の茎から得られる天然ワックスである。本発明において使用されるキャンデリラロウは、淡黄色から淡褐色のものまで使用でき、具体的に、精製キャンデリラワックスMK-4:横関油脂工業(株)製、セラリカ キャンデリラロウ:(株)セラリカNODA製や、三木化学工業(株)製、山桂産業(株)製、精製キャンデリラワックス特号:(株)セリカ野田製等を例示することができる。
本発明に使用するこれらのロウは、例えば、日本薬局方規格、食品添加物規格、化粧品原料基準、医薬部外品原料規格等の規格適合品が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明におけるロウの配合量は、特に制限されないが、再石灰化促進効果、使用感の観点から、歯磨用組成物全体の0.0001〜30質量%であることが好ましく、0.001〜20質量%であることがより好ましく、0.01〜10質量%であることがより好ましく、0.01〜5質量%であることがさらに好ましい。本発明では、歯磨用組成物に、リン酸カルシウムに加えて、ロウを含有させるため、リン酸カルシウム単独の場合に比べて著しく再石灰化効果を向上させることができる。そのため、本発明の歯磨用組成物は、脱灰した歯牙エナメル質の再石灰化に非常に優れる。また、リン酸カルシウムの含有量を少なくしても、リン酸カルシウムの含有量が多い場合と同様又はそれ以上の再石灰化効果を得ることができるため、使用感を向上させる観点や他の配合物との関係から、必要に応じて歯磨用組成物中のリン酸カルシウムの含有量を少なくすることができる。
本発明の歯磨用組成物は、前述の成分に加えて、歯磨用組成物に通常使用される研磨剤、増粘剤、結合剤等の添加剤、湿潤剤、発泡剤、香料、甘味料、防腐剤及び各種有効成分などを含有することができる。これらの成分の具体例を下記に示す。これら下記に示す成分に加えて、更にその目的、組成物の種類等に応じた適宜な成分を配合することができる。
研磨剤としては、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、研磨性沈降シリカ、研磨性ゲルシリカ等のシリカ、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、ゼオライト、酸化チタン、ケイ酸ジルコニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、ポリメタクリル酸メチル、ベントナイト、合成樹脂などを例示することができる。
増粘剤としては、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ゼラチン、プルラン、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ローカストビーンガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等を例示することができる。
結合剤としては、メチルセルロース、アルギン酸プロピレングリコールエステル、プルラン、トラガントガム、キサンタンガム、ペクチン、ファーセラン、キトサン、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ペプトン、カゼイン、コラーゲン、アルブミン、アラビアガム、カラヤガム、オイドラギット、エチルセルロース、酢酸セルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール・ジメチルアミノアセテート、セルロースアセテート・ジブチルヒドロキシプロピルエーテル等を例示することができる。
乳化剤としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン酸ソルビタン、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリソルベート、ポリオキシエチレン、ラウロマクロゴール、アルキル硫酸ナトリウム、アルキルリン酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、N−アシルザルコシン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸塩、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグリコシド類、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルベタイン類等を例示することができる。
油脂成分としては、流動パラフィン、セチルアルコール、及びステアリルアルコール等の高級アルコール、イソプロピルミリステート等の脂肪酸エステル、ラノリン、脂肪酸類、ミリスチン酸オクチルドデシル、アジピン酸ジイソプロピル、イソステアリン酸ヘキサデシル、オレイン酸デシル等のエステル化合物、スクワラン、スクワレン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、シリコンなどを例示することができる。
アルコールとしては、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブタノール等の低級アルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、1,5−ペンタジオール、ソルビット、ポリエチレングリコール等の多価アルコールなどを例示することができる。
界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤として、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ラウリル酸デカグリセリル、プロピレングリコール・ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、単一鎖長ポリオキシエチレンアルキルエーテル等を例示でき、アニオン性界面活性剤として、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、N−アシルアミノ酸及びその塩、N−アシルメチルタウリン及びその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩等を例示でき、カチオン性界面活性剤として、アルキルアンモニウム、アルキルベンジルアンモニウム塩等を例示でき、両性界面活性剤として、酢酸ベタイン、イミダゾリニウムベタイン、レシチン等を例示することができる。
pH調整剤としては、クエン酸及びその塩、リン酸及びその塩、リンゴ酸及びその塩、グルコン酸及びその塩、マレイン酸及びその塩、アスパラギン酸及びその塩、グルコン酸及びその塩、コハク酸及びその塩、グルクロン酸及びその塩、フマル酸及びその塩、グルタミン酸及びその塩、アジピン酸及びその塩、塩酸等の無機酸、フッ化水素酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン等のアミン類などを例示することができる。
安定化剤としては、ビタミンC、ビタミンEおよびこれらの誘導体、亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、ブチルヒドロキシトルエン、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、エデト酸或いはその塩類等を例示することができる。
湿潤剤としては、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソプロピレングリコール等の多価アルコール等を例示することができる。
発泡剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、非イオン性界面活性剤等を例示することができる。
香料としては、メントール、ペパーミント、スペアミント等の精油、ユーカリ油、オレンジ油、レモン油、ウインダーグリーン油、チョウジ油、ハッカ油、タイム油、セージ油、カルボン、リナロール、オイゲノール、アネトール、ハーブミントなどを例示することができる。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル、アセスルファームカリウム、ペリラルチン、p−メトキシシンナミックアルデヒド、キシリトール等を例示することができる。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、メチルパラベン、エチルパラベン、安息香酸ナトリウム等を例示することができる。
その他薬効成分としては、アラントイン、酢酸トコフェロール、イソプロピルフェノール、トリクロサン、クロルヘキシジン、クロロフィル、フラボノイド、トラネキサム酸、ヒノキチオール、塩化セチルピリジニウム、フッ化ナトリウム、フッ化第1錫、モノフルオロリン酸ナトリウム、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、プロテアーゼ、アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸類、アズレン、アラントイン、塩化リゾチーム、オオバクエキス、ポリリン酸類、塩化ナトリウム等を例示することができる。
なお、これら任意成分の配合量は、本発明の効果を妨げず、薬剤学的に許容できる範囲で適宜使用される。本発明の歯磨用組成物は、練歯磨剤、粉歯磨剤、液体歯磨剤等の歯磨用組成物を製造する通常の方法で製造することができる。また、本発明の歯磨用組成物の製造において、ロウ及びハイドロキシアパタイト、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム等のリン酸カルシウム並びにその他の成分は、製造過程のいかなる過程で添加してもよい。
各種ロウ組成物とハイドロキシアパタイト、リン酸三カルシウム、又はリン酸一水素カルシウムとを配合した練歯磨剤(実施例1〜123)及び液体歯磨剤(実施例124〜135)を調製して、再石灰化試験を行った。
[ロウ組成物]
ロウ組成物は、カルナウバロウ(ポリシングワックス-105:フロイント産業株式社)、キャンデリラロウ(精製キャンデリラワックス特号:株式会社セリカ野田)、コメヌカロウ(NC-1720:株式会社セリカ野田)、ミツロウ(脱臭精製蜜蝋 高酸:株式会社セリカ野田)、モクロウ(モクロウ-100:株式会社セリカ野田)を使用した。
[ハイドロキシアパタイト]
攪拌下の水酸化カルシウム懸濁液中に、30質量%濃度のリン酸水溶液を、pH10になるまで滴下し、生成したゲル状物質を室温で1日間放置して熟成した。その後、ゲル状物質をガラスフィルターで濾過し、残った物質を100℃の空気中で乾燥を行うことにより、ハイドロキシアパタイト粉末を得た。得られたハイドロキシアパタイト粉末は、最大粒径が約40μm、最小粒径が約0.05μm、平均粒径が約5μmであった。このハイドロキシアパタイト粉末を使用した。
[リン酸三カルシウム]
リン酸三カルシウムは、リン酸三カルシウム(食品添加物:太平化学産業株式会社)を使用した。
[リン酸一水素カルシウム(第二リン酸カルシウム)]
リン酸一水素カルシウムは、リン酸水素カルシウム(食品添加物:米山化学工業株式会社)を使用した。
また比較例として、各種ロウ組成物配合、ハイドロキシアパタイト配合、リン酸三カルシウム配合、リン酸一水素カルシウム配合の練歯磨剤、液体歯磨剤を調製して再石灰化試験を行なった。

1.練歯磨剤
2.液体歯磨剤
[再石灰化試験方法]
再石灰化効果を確認するために、予め作製した人工初期う蝕試験試料を用いた。人工初期う蝕試験試料の作製は、牛前歯、歯冠部唇面エナメル質を用いた。エナメル質表面を#1000、#2400、#4000の研磨紙で研磨した。研磨したエナメル質表面の試験対象部位をNail Enamel(資生堂社製)で約5×3mmのウインドウを作製し、0.1M乳酸緩衝液(pH4.8、3.0mmM CaCl、1.8mmM KHPO、1.0% CMC)に37℃、4日間浸漬させて、人工初期う蝕を作製した。なお、試験のコントロールには、約5×3mmのウインドウのうち、歯冠頭頂部側の半分をさらにNailEnamel(資生堂社製)でマスキングし、比較対象部位(コントロール)とした。また、練歯磨剤、液体歯磨剤を精製水と混合し懸濁溶液としたものを試験溶液(被検物質)とした。
再石灰化試験は、上記で作製した人工初期う蝕試験体を各々の試験溶液に12日間浸漬した後、試験体をマイクロカッターにて歯軸に対して平行となるように約500μm厚に切断し、その後、この切片を#1000、#2400、#4000の研磨紙を用い、注水下にて約100μm厚の平行薄切片となるように研磨を行った。
研磨後、歯の再石灰化効果の確認を行うため、コンタクトマイクロラジオグラム(CMR)撮影を行った(図1及び図2参照)。図中の「コントロール面」とは、実施例及び比較例の歯磨用組成物がどの程度再石灰化効果を有するかを比較対象とするための部分であり、人工初期う蝕の状態を維持したものである。人工初期う蝕(約5×3mmのウインドウ)領域のうち、半分の部分である。図中の「処理面」とは、実施例及び比較例の試験溶液(被検物質)を作用させた部分である。
また、人工初期う蝕部位の再石灰化の効果について、コンピュータを用いて解析を行った。
コンピュータでの画像解析は、Angmerらの式(B.Angmer, D.Carlstrom and J.E..Glas : Studies on Ultrastructure of Dental Enemel IV : The Mineralization of normal Human Enamel, J. Ultrastructure.Res.8, 12-23, 1963)を基に再石灰化したミネラル量を算出し、Damatoらの方法(F.A. Damato, R.Stang and K.W.Stephen : Effect of Fluoride Concentration on Reminerelization of Carious Enamel : an in vitro pH-CyclingStudy, Caries Res, 24, 174-180,1990)に従って、各切片のコントロール面と処理面のミネラル喪失量△Z(%volume mineral・μm)を算出した。なお、再石灰化率は、以下の式により算出した。
表42〜45は、かかるコンピュータ画像解析法により歯磨用組成物の再石灰化効果を確認した結果である。

1.練歯磨剤
2.液体歯磨剤
比較例1〜45、及び比較例78〜89に示されるように、各種ロウ組成物単独では、歯牙の再石灰化効果はほとんどない。
これに対して、比較例46〜71、及び比較例90〜101に示されるハイドロキシアパタイト、リン酸三カルシウム、又はリン酸水素一カルシウム単独の場合に比べて、各種ロウを加えた場合には、歯牙の再石灰化効果の相乗的な向上効果がみられる。なお、以下に記載の合計再石灰化率とは、各比較例での再石灰化率を加えた値である。
具体的に、例えば、
実施例9(再石灰化率:31.9%)と比較例13及び比較例52(合計再石灰化率:13.1%)、
実施例26(再石灰化率:31.4%)と比較例23及び比較例50(合計再石灰化率:11.8%)、
実施例37(再石灰化率:16.4%)と比較例37及び比較例49(合計再石灰化率:9.6%)、
実施例49(再石灰化率:15.1%)と比較例34及び比較例46(合計再石灰化率:3.6%)、
実施例58(再石灰化率:15.1%)と比較例16及び比較例60(合計再石灰化率:7.3%)、
実施例76(再石灰化率:17.5%)と比較例19及び比較例58(合計再石灰化率:5.3%)、
実施例82(再石灰化率:26.1%)と比較例4及び比較例56(合計再石灰化率:2.3%)、
実施例93(再石灰化率:8.0%)と比較例45及び比較例69(合計再石灰化率:3.8%)、
実施例105(再石灰化率:11.7%)と比較例30及び比較例67(合計再石灰化率:3.8%)、
実施例108(再石灰化率:12.5%)と比較例7及び比較例66(合計再石灰化率:2.7%)、
実施例128(再石灰化率:33.1%)と比較例80及び比較例94(合計再石灰化率:6.1%)、
実施例131(再石灰化率:18.5%)と比較例83及び比較例97(合計再石灰化率:3.5%)、
実施例134(再石灰化率:13.5%)と比較例84及び比較例100(合計再石灰化率:2.2%)、
等の比較からその相乗効果は明らかである。
しかし、比較例72〜77に示される各種リン酸カルシウムを35%配合した歯磨剤に各種ロウを配合した場合においては、それぞれのリン酸カルシウムを単独で35%配合した歯磨剤に比べて、相乗的な歯牙の再石灰化効果は認められなかった。
本発明の歯磨用組成物は、歯牙の再石灰化に大変優れており、練歯磨剤、粉歯磨剤、液体歯磨剤等の各種歯磨剤、及びその他口腔内の歯牙の再石灰化用途に用いることができ、産業上の有用性は高い。

Claims (4)

  1. ロウとリン酸カルシウムを含有し、前記リン酸カルシウムの含有量が0.001〜33質量%であり、前記リン酸カルシウムが、ハイドロキシアパタイト及びリン酸三カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも一種であり、前記ロウが、セラックロウ、オウリキュウロウ、カルナウバロウ、サトウキビロウ、サラシミツロウ、サラシモンタンロウ、コメヌカロウ、水素添加コメヌカロウ、鯨ロウ、脱樹脂キャンデリラロウ、キャンデリラロウ、モンタンロウ、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モクロウ、油糧種子ロウ、ラノリン、ミツロウ、シナロウ及びケインワックスからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする歯磨用組成物。
  2. ロウの含有量が、0.0001〜30質量%であることを特徴とする請求項1記載の歯磨用組成物。
  3. リン酸カルシウムの含有量が、0.001〜30質量%であることを特徴とする請求項1又は2記載の歯磨用組成物。
  4. 練歯磨剤、粉歯磨剤又は液体歯磨剤であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の歯磨用組成物。
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