JP6750862B2 - 撮像素子およびその実装基板 - Google Patents

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Description

本発明は撮像素子およびその実装基板に関し、特に、撮像素子のランドレイアウトに関する。
近年、撮像素子においては、その画素数の増加に伴って出力端子の数が増加する傾向にある。一般に、撮像素子の側面に金属製の足状リードを配置して、当該リードを基板に実装するタイプの撮像素子(以下ガルウィングという)が知られている。ガルウィングでは、リードを半田付けする際、その作業性および実装性を考慮して隣接するリード同士において所定間隔を空ける必要がある。このため、画素数の増加により出力端子数が増加すると、必要とする出力端子を配置することが困難となる。
一方、撮像素子の底面に、半田付け可能な円形状の出力ランドを備える撮像素子(以下LGA−PKGという)が知られている。このLGA−PKGにおいては、フルサイズの場合には、自重量によって半田が潰れて、隣接する出力ランドとのショートが懸念される。このため、LGA−PKGの外形サイズを維持しようとすると、出力ランド径を小さくしなければならず、その結果、半田接合の信頼性が低下してしまう。
このような問題に対処するため、LGA−PKGにおいてその底面に出力端子よりも大きい補強端子を配置し、当該補強端子を囲い部材で囲うことによって実装性の向上と半田接合の信頼性とを両立させるようにしたものがある(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に示すLGA−PKGでは補強端子を囲い部材で囲っているので、コストアップとなってしまう。さらには、実装の際に囲い部材の配置およびその仮保持を行う必要があって、作業の難易度が非常に高ってしまい、作業性が低下する。
このような状況において、フルサイズの撮像素子において、ガルウィングおよびLGA−PKGよりも実装性と半田接合の信頼性とに優れたLCC−PKGと呼ばれる撮像素子が用いられる傾向にある。
特開2015−26822号公報
しかしながら、LCC−PKGタイプにおいても、フルサイズの撮像素子となると半田接合の信頼性を確保することは容易ではなく、信頼性を確保するため、撮像素子と実装基板とを接着剤などで固めて補強するなどの手法が用いられている。ところが、接着剤などを用いて補強するとなると、不可避的に作業コストが増加するばかりでなく組み立て作業における作業性が悪化してしまう。
そこで、本発明の目的は、特別な別部材による補強および接着剤などを用いて固定ことなく、半田接合の信頼性を確保することのできる撮像素子およびその実装基板を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像素子は、光学像に応じた画像信号を出力する撮像素子であって、前記撮像素子の一面に配置され、前記撮像素子が実装される実装基板に半田付けされる信号端子と、前記信号端子が配置された前記一面に設けられ、前記撮像素子を補強する補強端子と、前記撮像素子を前記実装基板に保持する保持固定部と、を有し、前記撮像素子を前記実装基板に実装した際、前記補強端子は前記信号端子と前記保持固定部との間に位置することを特徴とする。
本発明による実装基板は、上記の撮像素子が実装される実装基板であって、前記信号端子および前記補強端子がそれぞれ位置づけられる信号ランドおよび補強ランドを有し、前記補強ランドに設定されたレジスト開口領域は、前記信号ランドと対向する側と反対の側においてその範囲が広がっており、かつ前記補強ランドの範囲よりも広いことを特徴とする。
本発明によれば、特別な別部材による補強および接着剤などを用いて固定ことなく、半田接合の信頼性を確保することができる。
本発明の実施の形態による撮像素子が用いられる撮像装置の一例を示す図である。 図1に示すカメラを分解して示す斜視図である。 図1に示すカメラについてその制御系の構成の一例を示すブロック図である。 図2に示す撮像部の構成についてその一例を示す斜視図である。 図4に示す撮像素子の撮像基板への実装を説明するための図である(その1)。 図4に示す撮像素子の撮像基板への実装を説明するための図である(その2)。 図6に示す撮像素子における端子レイアウトを説明するための図である。 図4に示す撮像基板のランドレイアウトを説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態による撮像素子の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による撮像素子が用いられる撮像装置の一例を示す図である。そして、図1(a)は正面側から外観を示す斜視図であり、図1(b)は背面側から外観を示す斜視図である。
図示の撮像装置は、デジタルカメラ(以下カメラと呼ぶ)であり、カメラ本体1と当該カメラ本体1に装着された撮影レンズユニット(以下単に撮影レンズと呼ぶ)2とを有している。図1(a)において、カメラ本体1の左側にはユーザによって把持されるグリップ部3が形成されている。このグリップ部3はユーザが握りやすいように凸形状に成形されている。そして、当該グリップ部3の上面には、レリーズ釦4が配置され、ユーザは当該レリーズ釦4を操作して、カメラに撮影動作を開始させる。なお、撮影レンズ2の中心部には一点鎖線で示す撮影光軸2aが規定されている。
図1(b)において、カメラ本体1にはメインスイッチ(メインSW)5が配置され、当該メインSW5を操作することによってカメラが起動する。また、カメラ本体1の背面には、各種情報および画像などが表示される表示部6が配置されている。
図2は、図1に示すカメラを分解して示す斜視図である。
カメラ本体1は、本体ユニット10を備えており、本体ユニット10の前側(正面側)には正面カバー11が配置される。また、本体ユニット10の後側(背面側)には背面カバー12が配置される。さらに、本体ユニット10の上面側、右側、および左側には、それぞれ上面カバー13、右側カバー14、および左側カバー15が配置される。これら正面カバー11、背面カバー12、上面カバー13、右側カバー14、および左側カバー15は外装カバーである。そして、本体ユニット10は外装カバーによって覆われ、本体ユニット10には制御部20および撮像部21が保持・固定される。
本体ユニット10には、前述の撮影レンズ2が取り付けられて、制御部20はマウント接点部22を介して撮影レンズ2と通信する。なお、撮像部21には、撮影レンズ2を介して光学像(被写体像)が結像する。そして、撮像部21は、後述するように、光学像に応じた画像信号を出力する。
図3は、図1に示すカメラについてその制御系の構成の一例を示すブロック図である。
前述のように、本体ユニット10には、制御部20および撮像部21が保持・固定されている。制御部20は、例えば、マイクロコンピュータであり、カメラの動作を制御するとともに、撮像によって得られた画像データを記憶する。制御部20には、レリーズ釦4、メインSW5、表示部6、撮像部21、およびマウント接点22が電気的に接続されている。
メインSW5がオンとなると、制御部20はカメラ本体1を起動する。そして、制御部20はマウント接点部22を介して撮影レンズ2と通信する。制御部20は撮影レンズ2を制御して、撮像部21の結像面(撮像面)に合焦するように撮影レンズ2を撮影光軸2aに沿って駆動する。
レリーズ釦4がオンとなると、制御部20は撮像部21を制御して撮像部21によって被写体を撮像する。そして、制御部20は撮像部21で得られた画像データに応じた画像を表示部6に表示する。
図4は、図2に示す撮像部の構成についてその一例を示す斜視図である。そして、図4(a)は撮像部を分解して正面側から示す斜視図であり、図4(b)は撮像部を分解して背面側から示す斜視図である。
撮像部21は、撮像素子30を有しており、撮像素子30は光学像を光電変換して、光学像に応じた電気信号(アナログ信号)を出力するデバイスである。図示の例では、撮像素子30として、例えば、CMOSイメージセンサが用いられるが、CCD又はCIDなどの撮像素子を用いるようにしてもよい。
さらに、撮像部21は下側保持部材固定部(保持固定部)30a、右側保持部材固定部30b、および左側保持部材固定部30cが形成されている。これら下側保持部材固定部30a、右側保持部材固定部30b、および左側保持部材固定部30cは、撮像素子30の底面(背面:一面)に形成され金メッキ処理されたランドである。そして、下側保持部材固定部30a、右側保持部材固定部30b、および左側保持部材固定部30cは、撮像素子30に備えられた接地端子(GND)に電気的に接続されている。
撮像基板31は高密度配線が可能な多層プリント基板(実装基板)である。撮像基板31の撮影レンズ2側(つまり、正面側)においてその表面に撮像素子30が実装される。つまり、撮像基板31は撮像素子30が搭載される回路基板である。なお、撮像基板31の表面には導体パターンが形成されている。当該導体パターンはレジスト液などの薄い絶縁膜で覆われており、これによって、当該導体(基板表層パターン)と基板外の導体とのショートが防止される。
図4(a)に示すように、撮像基板31には、下開口部31a、右開口部31b、および左開口部31cが形成されている。撮像基板31に撮像素子30を実装した際には、下開口部31a、右開口部31b、および左開口部31cから、撮像素子30に形成された下側保持部材固定部30a、右側保持部材固定部30b、および左側保持部材固定部30cが露出する。なお、下開口部31a、右開口部31b、および左開口部31cは下側保持部材固定部30a、右側保持部材固定部30b、および左側保持部材固定部30c以上の面積を有している。
保持部材32はプレス加工などによって成型された金属部材であり、その中央部分には開口部が形成されている。図示のように、保持部材32において、開口部を規定する下辺部には内側に突起する下側固定部32aが段曲げ加工によって形成されている。さらに、開口部を規定する上辺部には、内側に突起する右側固定部32bおよび左側固定部32cが所定の間隔をおいて段曲げ加工によって形成されている。
これら下側固定部32a、右側固定部32b、および左側固定部32cは、下開口部31a、右開口部31b、および左開口部31cから露出する下側保持部材固定部30a、右側保持部材固定部30b、および左側保持部材固定部30cに当接される。そして、下側保持部材固定部30a、右側保持部材固定部30b、および左側保持部材固定部30cは半田によってそれぞれ下側固定部32a、右側固定部32b、および左側固定部32cに固定される。
さらに、保持部材32には、保持部材保持部32s、32t、および32uが形成されている。保持部材32は本体ユニット10に位置決めダボ(図示せず)などによって位置決めされる。その後、保持部材保持部32s、32t、および32uにビス(図示せず)などの締結部材が挿通されて、締結部材によって保持部材32が本体ユニット10に固定される。
なお、図示の例では、保持部材32を金属部材としたが、保持部材32は樹脂又はその他の材料で成型するようにしてもよい。さらには、上述の例では、保持部材32を、半田によって下側保持部材固定部30a、右側保持部材固定部30b、および左側保持部材固定部30cに固定した。一方、UV硬化樹脂、熱硬化樹脂、又は接着剤などを用いて固定するようにしてもよい。
図5および図6は、図4に示す撮像素子の撮像基板への実装を説明するための図である。そして、図5(a)は撮像素子を撮像基板に実装した状態で背面側から示す斜視図であり、図5(b)は撮像素子を撮像基板に実装した状態で正面側から示す斜視図である。また、図6(a)は撮像素子を背面側から示す斜視図であり、図6(b)は撮像基板に撮像素子を実装した状態を示す斜視図である。さらに、図6(c)は図6(b)に示すA−A線に沿った断面を示す図である。
図5および図6を参照して、撮像素子30の側面から底面(背面)に亘ってそれぞれ側面信号端子40aおよび底面信号端子40bが形成されている。さらに、撮像素子30の底面において、底面信号端子40bよりも内側には補強端子41が配置されている。そして、図6(b)に示すように、面信号端子40aおよび底面信号端子40bは半田50によって撮像基板31に半田付けされ、補強端子41は半田51によって撮像基板31に半田付けされている。
側面信号端子(第2の端子部)40aと底面信号端子(第1の端子部)40bとはL字状に連結されて表面金メッキ端子として形成されている。そして、撮像素子30の四つの側面にそれぞれ所定の数の表面金メッキ端子が配列されている。側面信号端子40aとL字状に連結された底面信号端子40bとが撮像基板31に半田50で電気的に接続されている結果、撮像素子30内に備えられた回路と撮像基板31に配置された回路とが接続されることになる。
補強端子41は撮像素子31の底面に露出した略円形の金メッキされた端子であって、撮像素子30の四辺に略平行に連続して配列される。なお、補強端子41は、半田50に直接応力が掛かることを防止しており、これによって、信号端子が破断するまでの寿命を延伸させている。また、補強端子41は撮像素子30のGND(接地部)に電気的に接続されている。そして、補強端子41を撮像基板31に半田51で電気的に接続することによって、撮像素子30のGNDと撮像基板31のGNDとが接続される。
補強端子41の各々は、底面信号端子40bの面積以上の面積を有しており、補強端子41の総数は底面信号端子40bの総数よりも少ない。これによって、補強端子の半田接合面積を増加させて補強効果を向上させている。
図示の例では、信号端子および補強端子を、撮像素子30の四辺の全てに略平行に連続して配列しているが、例えば、対向する短辺二辺に信号端子、同様に対向する長辺二辺に補強端子の配列するようにしてもよい。さらには、対向する短辺二辺と長辺一辺の三辺に信号端子を配置した場合には、対向する短辺二辺と信号端子が配置された長辺と対向する長辺一辺の合計三辺に補強端子を配列するようにしてもよい。また、信号端子および補強端子はそれぞれ一辺に一列で配列するようにしたが、例えば、二列以上又は千鳥配置などの配列を用いるようにしてもよい。
図7は、図6に示す撮像素子30における端子レイアウトを説明するための図である。
図7には、撮像素子30を底面(背面)側から見た状態が示されており、撮像素子30の底面には、長手補強端子領域60、短手補強端子領域61、および保持部材固定部領域62が規定されている。長手補強端子領域60および短手補強端子領域61は、それぞれ撮像素子30の長手辺および短手辺に沿って配置された領域である。つまり、長手補強端子領域60および短手補強端子領域61の各々は補強端子41の外縁に結ぶ接線によって規定された矩形領域である。
保持部材固定部領域62は、下側保持部材固定部30a、右側保持部材固定部30b、および左側保持部材固定部30cの外周を結んで形成された領域である。なお、図示の例では、保持部材固定部領域62は長方形状であるが、長方形に限らず外周を結んで形成されてさえいれば、参照番号62’で示す形状であってもよい。
この際、長手補強端子領域60および短手補強端子領域61の各々は底面信号端子40bと保持部材固定部領域62との間に配置される。つまり、長手補強端子領域60および短手補強端子領域61の各々は保持部材固定部領域62よりも内側には配置されない。さらに、補強端子41の形状は略円形であるので、つまり、角部が存在しないので補強部材41の一部分に応力が集中することが防止される。この結果、補強端子41自体が破断するまでの寿命を延伸させることができる結果、半田50による半田接合信頼性を向上させることができる。
なお、長手補強端子領域60および短手補強端子領域61における補強端子41の占める面積の割合を占有率とした場合、短手補強端子領域61の占有率は長手補強端子領域60の占有率以上とされる。
このように、短手補強端子領域61の占有率を大きくすると、短手補強端子領域61における補強端子41と撮像基板31との接地面積が増加する。そして、撮像素子30においては短辺側に画像出力に係る信号端子が配置されることを考慮すると、画像出力の際に生じる熱を効果的に撮像素子30から撮像基板31に放熱することができる。また、画像出力に係る信号端子から出力される画像信号についてはノイズ対策が必要であることを考慮すると、接地面積が増加すれば接地効果が良好となって、画像信号に関してノイズを低減することができる。
図8は、図4に示す撮像基板のランドレイアウトを説明するための図である。そして、図8(a)は撮像基板に撮像素子を実装した状態を正面側からみた図であり、図8(b)は図8(a)に符号Bで示す領域を拡大して示す図である。
図8(a)において、撮像基板31には、信号ランド70、補強ランド71、長手補強ランド領域72、短手補強ランド領域73、およびランド配置禁止領域74が規定されている。そして、撮像素子30は、撮像基板31に規定された実装範囲(実装領域)75に実装される。
図8(b)において、信号ランド70にはレジスト開口領域80が形成され、補強ランド71にはレジスト開口領域81が形成される。また、撮像基板31には、撮像素子30の底面信号端子領域82および補強端子領域83が設定されている。
図示のように、実装領域75に撮像素子31が実装された際、信号ランド70および補強ランド71はそれぞれ撮像素子30の底面信号端子40bおよび補強端子41に対向する位置に位置づけられている。信号ランド70および補強ランド71は基板表層に銅箔で形成したランドであって、撮像基板31の四辺に沿って連続して配列されている。
底面信号端子40bの各々は信号ランド70に半田50で電気的に接続される。これによって、撮像素子30に備えられた回路と撮像基板31に配置された回路とが接続される。補強ランド71の形状は略円形であり、補強ランド71の面積は信号ランド70の面積以上である。また、補強ランド71の総数は信号ランド70の総数よりも少ない。これによって、補強ランド71における半田接合面積を増加させて、補強効果を向上させている。補強端子41の各々は補強ランド71に半田51で電気的に接続される。これによって、撮像素子30のGNDと撮像基板31のGNDとが接続される。
図示の例では、信号ランド70および補強ランド71を撮像基板31の四辺の全てに沿って略平行に連続して配置した。一方、撮像素子30の側面信号端子40aおよび底面信号端子40bのレイアウトによっては、信号ランド70および補強ランド71の配置は変更となると。いずれにしても、撮像素子30の側面信号端子40aおよび底面信号端子40bのレイアウトに応じて、信号ランド70および補強ランド71は撮像基板31の二辺以上の辺に沿って配置される。さらには、図示の例では、信号ランド70および補強ランド71は一辺に一列で配列されているが、二列以上又は千鳥配置などを用いるようにしてもよい。
長手補強ランド領域72および短手補強ランド領域73はそれぞれ撮像基板31の長手および短手に配置された補強ランド71の外縁を結ぶ接線で規定された矩形領域である。ランド配置禁止領域74は、前述の下開口部31a、右開口部31b、および左開口部31cの外周で規定された領域である。この際、長手補強ランド領域72および短手補強ランド領域73は信号ランド70およびランド配置禁止領域74の間に配置される。つまり、長手補強ランド領域72および短手補強ランド領域73はランド配置禁止領域74よりも内側には配置されない。
長手補強ランド領域72および短手補強ランド領域73における補強ランド71の占める面積の割合を占有率とした場合、短手補強ランド領域73の占有率は長手補強ランド領域72の占有率以上とされている。
このように、短手補強ランド領域73の占有率を大きくすると、短手補強端子領域61における補強端子41と撮像基板31との接地面積が増加する。前述のように、撮像素子30においては短辺側に画像出力に係る信号端子が配置されることを考慮すると、接地面積を増加させれば、画像出力の際に生じる熱を効果的に撮像素子30から撮像基板31に放熱することができる。また、画像出力に係る信号端子から出力される画像信号についてはノイズ対策が必要であることを考慮すると、接地面積が増加すれば接地効果が良好となって、画像信号に関してノイズを低減することができる。
前述のレジスト開口領域80および81はそれぞれ信号ランド70および補補強ランド71の表面に形成される。レジスト開口領域80および81には薄い絶縁膜(レジストなど)が塗布されず、基板表層に銅箔で形成した導体パターン又はガラスエポキシなどで形成した下地が露出する領域である。
なお、レジスト開口領域81の各々は、信号ランド70と対向する側と反対側においてその範囲を広げるとともに、補強ランド71の範囲よりも広くされる。そして、レジスト開口領域81は他のレジスト開口領域と独立して設定される。
上述の構成によって、例えば、撮像素子30を撮像基板31にリフロー実装する際、たとえ、印刷された半田ペーストが液体状に溶融したとしても、絶縁膜の開口端の表面張力によって溶融した半田が囲い込まれる。これによって、溶融した半田が意図しない方向に流出することを抑制することができる。
この結果、半田ボールの発生を抑制して、他の端子と半田ブリッジすることによって半田量および半田付け部分の接合強度バラつきなど半田接合の信頼性に影響を与える実装不良の発生を抑制することが可能となる。
図8(b)に示すように、実装領域75内において、レジスト開口領域80は底面信号端子領域82よりも短い(矢印CおよびD参照)。さらに、レジスト開口領域80については、実装領域75の端を中心として撮像素子30(つまり、実装領域75)の外側の面積と実装領域75内の面積とが略同一とされる。
撮像基板31に撮像素子30をマウントしてリフロー実装した場合には、半田は表面張力により底面信号端子40bと信号ランド70との間に留まろうとするものの、撮像素子30の自重によって撮像素子30の外側に押し出される。この結果、側面信号端子40aと信号ランド70との間に半田50のようなフィレットを形成することができる。これによって、撮像素子30と撮像基板31との半田接合強度を高めることが可能となる。
ところで、レジスト開口領域80に関して、撮像素子30の外側の面積が撮像素子30の内側の面積よりも大きいと、半田がフィレットにまわるので半田の量が不足することがある。そして、半田の量が不足すると十分な強度を持った半田フィレットを形成することが難しくなる。一方、撮像素子30の外側の面積を撮像素子30の内側の面積よりも際作すると、押し出された半田を表面張力によって溜めることができず半田が流出して、隣接する信号ランド70などとショートする懸念がある。
上述のような事態を防止するためには、撮像素子30の外側に押し出される半田の量と撮像素子30の外側に位置するレジスト開口領域80の表面張力によって溜められる半田の量とをバランスさせる必要がある。そして、レジスト開口領域80において、実装領域75の端を中心として撮像素子30の外側の面積と実装領域内の面積とを略同一とすれば、半田の量をバランスさせることができる。
撮像素子30および撮像基板31を上述の構成とすれば、側面から底面まで連続して半田付け可能な信号端子を有する撮像素子(LCC−PKG)であっても半田接合の信頼性などを確保することができる。つまり、撮像素子30および撮像基板31の反り、そして、急激な温度変化の繰り返しなどに起因する膨張・収縮による応力が信号端子の半田50に直接加わることを抑制することができる。その結果、信号端子の半田50が破断するまでの寿命を延伸することができるので、半田接合の信頼性を向上させることができる。
このように、本発明の実施の形態では、特別な別部材による補強又は接着剤などによる固定を行うことなく、半田接合の信頼性を確保することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態や組立て順序、組立て方法などに限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
30 撮像素子
31 撮像基板
32 保持部材
40a 側面信号端子
40b 底面信号端子
41 補強端子
70 信号ランド
71 補強ランド
80,81 レジスト開口領域

Claims (18)

  1. 光学像に応じた画像信号を出力する撮像素子であって、
    前記撮像素子の一面に配置され、前記撮像素子が実装される実装基板に半田付けされる信号端子と、
    前記信号端子が配置された前記一面に設けられ、前記撮像素子を補強する補強端子と、
    前記撮像素子を前記実装基板に保持する保持固定部と、を有し、
    前記撮像素子を前記実装基板に実装した際、前記補強端子は前記信号端子と前記保持固定部との間に位置することを特徴とする撮像素子。
  2. 前記補強端子は、前記撮像素子の少なくとも二辺に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記信号端子は、前記一面に形成された第1の端子部と、該第1の端子部に連結され前記一面に繋がる側面に形成された第2の端子部と、を有し、
    前記第1の端子部が前記実装基板に半田付けされることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像素子。
  4. 前記実装基板には、前記第1の端子部よりも内側で前記撮像素子を保持し、前記保持固定部が固定される保持部材が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の撮像素子。
  5. 前記補強端子の面積は、前記第1の端子部の面積以上であって、かつ前記補強端子の数は前記第1の端子部の数よりも少ないことを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像素子。
  6. 前記補強端子の形状は略円形であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像素子。
  7. 前記補強端子は前記撮像素子に備えられた接地部と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像素子。
  8. 前記補強端子は前記撮像素子の一辺に沿って、少なくとも二列で配列されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像素子。
  9. 前記補強端子は、それぞれ前記撮像素子の長辺および短辺に沿って配列されており、前記長辺に沿って配列された前記補強端子の外縁を結んだ接線で規定された第1の矩形領域において前記補強端子の占める割合を第1の占有率とし、前記短辺に沿って配列された前記補強端子の外縁を結んだ接線で規定された第2の矩形領域において前記補強端子の占める割合を第2の占有率とした際、前記第2の占有率は前記第1の占有率以上であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像素子。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像素子が実装される実装基板であって、
    前記信号端子および前記補強端子がそれぞれ位置づけられる信号ランドおよび補強ランドを有し、
    前記補強ランドに設定されたレジスト開口領域は、前記信号ランドと対向する側と反対の側においてその範囲が広がっており、かつ前記補強ランドの範囲よりも広いことを特徴とする実装基板。
  11. 前記補強ランドに設定されたレジスト開口領域の各々は、前記信号ランドに設定されたレジスト開口領域および他の補強ランドのレジスト開口領域と独立していることを特徴とする請求項10に記載の実装基板。
  12. 前記補強ランドの面積は前記信号ランドの面積以上であり、かつ前記補強ランドの数は前記信号ランドの数よりも少ないことを特徴とする請求項10又は11に記載の実装基板。
  13. 前記補強ランドの形状は略円形であることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の実装基板。
  14. 前記撮像素子が前記実装基板に実装された際、前記補強ランドは前記撮像素子に備えられた接地部に電気的に接続されることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の実装基板。
  15. 前記補強ランドは、前記撮像素子の一辺について二列以上で配列されていることを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載の実装基板。
  16. 前記補強ランドは、それぞれ前記実装基板の長辺および短辺に沿って配列されており、前記実装基板の長辺に沿って配列された前記補強ランドの外縁を結んだ接線で規定された第1のランド領域において前記補強ランドの占める割合を第3の占有率とし、前記実装基板の短辺に沿って配列された前記補強ランドの外縁を結んだ接線で規定された第2のランド領域において前記補強ランドの占める割合を第4の占有率とした際、前記第4の占有率は前記第3の占有率以上であることを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項に記載の実装基板。
  17. 前記実装基板には前記撮像素子が実装される実装領域が規定されており、
    前記実装領域において、前記信号ランドに設定されたレジスト開口領域は前記信号端子の領域よりも小さいことを特徴とする請求項10乃至16のいずれか1項に記載の実装基板。
  18. 前記実装基板には前記撮像素子が実装される実装領域が規定されており、
    前記信号ランドに設定されたレジスト開口領域は、前記実装領域の端を中心として前記撮像素子の外側の面積と実装領域内の面積とが略同一になるように設定されていることを特徴とする請求項10乃至17のいずれか1項に記載の実装基板。
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