JP2003046824A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2003046824A
JP2003046824A JP2001236255A JP2001236255A JP2003046824A JP 2003046824 A JP2003046824 A JP 2003046824A JP 2001236255 A JP2001236255 A JP 2001236255A JP 2001236255 A JP2001236255 A JP 2001236255A JP 2003046824 A JP2003046824 A JP 2003046824A
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imaging device
state imaging
cover glass
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JP2001236255A
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Eiji Watanabe
英治 渡辺
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Fujifilm Microdevices Co Ltd
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Fujifilm Microdevices Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローパスフィルタを設けることによるスペー
スの増加を抑えつつ、カバーガラス上にごみなどが混入
した場合に、パッケージを組み立てた後でも簡単にごみ
を取り除く。 【解決手段】 底板と、その外周部から立ち上がる側壁
とを有し上方に開口を有する箱体と、その内に収容され
た固体撮像素子と、開口を塞ぐ蓋体であって、底板側か
ら順に、側壁上面と接着された透明なカバーガラスと、
その周辺部に設けられカバーグラスの上面と接着された
シートと、カバーグラス上に配置され、シートの上面に
着脱可能に固定されたローパスフィルタと、を有する蓋
体とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置に関
し、特にパッケージ内に固体撮像素子を含む半導体チッ
プを収容した固体撮像装置の薄型化に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラの普及が進み、デ
ジタルカメラの携帯性重視の観点から、デジタルカメラ
の小型化、薄型化の要望が高まってきている。
【0003】加えて、高性能のデジタルカメラとして、
一般に用いられるフィルム用一眼レフカメラと同様のカ
メラボディを使用したデジタルカメラが開発されてきて
いる。フィルム用一眼レフカメラと同様のボディを用い
れば、フィルム用一眼レフカメラ用に用意されている多
数の付属品やオプション品など(例えば交換レンズな
ど)を、設計変更などを行わずにそのまま転用できると
いう大きなメリットがある。
【0004】図12を参照して一眼レフカメラの光学撮
像系の構造について簡単に説明する。図12に示すよう
に、一眼レフカメラAは、撮像レンズ100と、ペンタ
プリズム103と、シャッタ板105と、回転ミラー1
07とを有している。回転ミラー107の後方には、結
像面(フィルム)113が配置される。フィルム113
と回転ミラー107の間にシャッタ板105が設けられ
ている。
【0005】回転ミラー107は、その上端部付近に回
転軸107aを有している。回転ミラー107が光路を
遮らない状態では、シャッタ板105が開いた時、撮影
光束Lは直進し、フィルムが配置されるべき結像面上に
像が結像される。
【0006】回転ミラー107の上方にはペンタプリズ
ム103が、例えば水平面と平行な下面を有するように
配置されている。回転ミラー107が図示の位置にある
時は、撮影光束Lの光路を遮り、撮影光束Lは回転ミラ
ー107により反射してペンタプリズムに入射する。ペ
ンタプリズム103により進行方向を変換した撮影光束
に基づく像は、人間の目によって捉えられるようになっ
ている。
【0007】フィルム用一眼レフカメラAにおいては、
薄い樹脂製のフィルム113に結像させるメカニズムを
有しているため、撮像レンズ100からフィルム113
の裏面までのスペース(距離)が比較的短くてすむ。従
ってカメラを薄くすることが可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、デジタルス
チルカメラでは、フィルムの代わりに固体撮像素子が形
成された半導体チップ上に結像させる必要がある。従っ
て、薄い樹脂製のフィルム上に結像させる通常の一眼レ
フカメラに比べて、撮像レンズと、固体撮像素子が形成
されている半導体チップの裏面、より詳細には半導体チ
ップを搭載したパッケージの裏面までの距離が長くなり
がちである。加えて、パッケージと撮像レンズとの間
に、低周波数成分のみを通過させ高周波成分をカットす
る特性を持つローパスフィルタを挿入する必要があるた
め、撮像レンズとパッケージとの間の距離がさらに長く
なってしまう。
【0009】そこで、ローパスフィルタを例えば接着剤
などを用いてパッケージの開口上に張り付ける方法も考
えられている。ローパスフィルタとしては、厚さが薄く
ても高周波成分と低周波成分とを十分に分離できるLi
NbO3結晶などが用いられる。LiNbO3は、帯電し
やすいためごみが付着しやすい。そのため、接着剤など
を用いてローパスフィルタをパッケージに張り付ける際
に、パッケージ内のチップ収容部にごみが入りやすくな
る。しかも、ローパスフィルタを一旦パッケージに張り
付けてしまうと、これを剥がしてごみを取り除くことは
極めて困難であった。
【0010】そこで、図13に示す構造も用いられてい
る。図13は、固体撮像素子を含む半導体チップが搭載
されたパッケージの構造を示す断面図である。図13に
示すように、パッケージBは、回路基板200上に載せ
られている。
【0011】パッケージBは、回路基板200上に載せ
られて上方に開口204を有する箱体201と、該箱体
201の開口204を塞ぐ蓋体210とを有している。
箱体201は、底板201aとその周辺部から立ち上が
る側壁部201bとを有している。箱体201の内部
は、固体撮像素子などが形成されている半導体チップ2
07を収容する空間(チップ収容部)を画成する。例え
ば、半導体チップ207上に形成されているボンディン
グパッドと、外部回路の端子とを接続するためのリード
フレームとがボンディングワイヤーWLにより接続され
ている。
【0012】蓋体210は、パッケージ200の側壁2
01b上面に接着されているカバーガラス210aと、
その上に配置されているローパスフィルタ210cと、
両者を外周部において張り付けるための粘着シート21
0bとを含んで構成されている。カバーガラス210a
と、その上に配置されたローパスフィルタ210cとの
間には空間部221が画成されている。
【0013】上記構造により、LiNbO3製のローパ
スフィルタ210cをパッケージ200上に張り付ける
前にカバーガラス210aによりパッケージ200上の
開口204を塞ぐ。従って、LiNbO3から落下する
ごみが半導体チップ207上には付着しにくい。
【0014】しかしながら、上記の構造においても、カ
バーガラス210aをパッケージ200と直接張り付け
ている。その後にカバーガラス210aとローパスフィ
ルタ210cとを粘着シート210bにより張り付けて
固定している。従って、例えばカバーガラス210a上
にごみが付着するとその後にローパスフィルタ210c
を取り外すことが難しく、ごみの付着などへの対処が難
しくなる。
【0015】尚、カバーガラス210aとローパスフィ
ルタ210cとを兼用することも考慮される。しかしな
がら、LiNbO3のローパスフィルタ210cは、光
軸方向と光軸に直交する方向とで熱膨張率が異なるた
め、パッケージ200に直接張り付けると、温度変化に
よってローパスフィルタ210cが割れてしまう可能性
がある。
【0016】本発明の目的は、デジタルスチルカメラを
薄型化することである。すなわち、ローパスフィルタを
設けることによる撮像レンズと固体撮像素子を収容する
パッケージとの間の間隔の増加を抑えることである。加
えて、パッケージ内にごみなどが混入した場合に、パッ
ケージを組み立てた後でも簡単にごみを取り除くことが
できる固体撮像装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、底板と、該底板の外周部から立ち上がる側壁とを有
し上方に開口を有する箱体と、該箱体内に収容された固
体撮像素子と、前記開口を塞ぐ蓋体であって、前記底板
側から順に、前記側壁上面と接着された透明なカバーガ
ラスと、該カバーガラスの周辺部に設けられ該カバーグ
ラスの上面と接着されたシートと、前記カバーグラス上
に配置され、前記シートの上面に着脱可能に固定された
ローパスフィルタと、を有する蓋体とを含む固体撮像装
置が提供される。
【0018】上記固体撮像装置によれば、前記ローパス
フィルタがシートの上面に着脱可能に固定されているた
め、カバーガラス上のごみを除去しやすい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
による固体撮像装置について、図1から図9までを参照
して説明する。図1は、本実施の形態による固体撮像装
置の平面図であり、図2は概ね図1のII−II'線に
沿う断面図であり、図3の右半分は図1の側面図であ
り、左半分は図1のIII−III'線に沿う断面図で
ある。図4は、本実施の形態による固体撮像装置の分解
斜視図である。図5は、固体撮像装置の端子の構造を示
す概略図である。図6及び図7は、本実施の形態による
固体撮像装置の組み立て方法を示す図であり、図8
(A)及び(B)は組み立て後にローパスフィルタを取
り外す方法を示す概略図である。図9は固体撮像装置を
含むデジタルスチルカメラの光学系の概略構成図であ
る。
【0020】図1から図3までに示すように、固体撮像
装置C(図2においては固体撮像素子4が収容されたパ
ッケージPK)は、例えばエポキシ樹脂板などにより形
成された回路基板1上に取り付けられる。
【0021】パッケージPKは上方に開口4を有し、上
面から見て略矩形の形状を有する箱体2と、箱体2の開
口部4を塞ぐ蓋体10とを有している。パッケージPK
を構成する箱体2は、底板2aとその周辺部から立ち上
がる側壁部2bとを有している。箱体2の内部は、固体
撮像素子などが形成されている半導体チップ7を収容す
るチップ収容部を形成する。例えば、半導体チップ7に
形成されるボンディングパッドと、ボンディングワイヤ
ーWLとが設けられている。
【0022】蓋体10は、箱体2の側壁部2b上面と接
着され開口4全体を塞ぐカバーガラス10aと、カバー
ガラス10aの外周部上面に配置された柔軟性を有する
樹脂シート10bと、この樹脂シート10b上であって
カバーガラス10aが形成されている領域に内包される
領域に形成され樹脂シート10bの上面とその下面とが
接着されたローパスフィルタ10cとを含む。樹脂シー
ト10bの代わりに所定の厚みと柔軟性とを有する紙テ
ープなどを用いても良い。ローパスフィルタ10cは、
例えばLiNbO3により形成されている。ローパスフ
ィルタ10cと樹脂シート10bとカバーガラス10a
とにより空間部21が画成される。尚、樹脂シート10
bは、例えば厚さ50μm程度である。
【0023】図4をも参照して押さえ部材15によりパ
ッケージPKを回路基板1に取り付ける方法について説
明する。
【0024】パッケージPKは、それを外側から包み込
んで収容する押さえ部材15により回路基板1上に取り
付けることができる。押さえ部材15は、箱体2の側壁
部2bと蓋体10の側面とに密着する側部押さえ部材1
5aと、樹脂シート10bの上面の一部領域を押さえる
上部押さえ部材15bと、側部押さえ部材15aの下端
部の複数箇所例えば4隅に形成され底板2aの下面を上
方に付勢する爪部15cとを有している。
【0025】押さえ部材15は、例えば全体が金属製の
板により形成されており、これを板金などにより加工す
ることにより形成できる。押さえ部材15において、上
部押さえ部材15bの対向する2辺から2つの側部押さ
え部材15aが上部押さえ部材15bと垂直の方向に突
出している。2つの側部押さえ部材15aは、その先端
側において2つの突出部15d、15dに分枝してい
る。2つの突出部15dから内側(パッケージを収容す
る側)に所定の角度(以下初期傾斜角と称する。)を有
して折り曲げられた爪部15cが形成されている。すな
わち図4に示すように、爪部15cは、突出部15dの
周辺部に画定される矩形が有する4辺のうちの下辺を除
く3辺に沿って突出部15dの厚さ方向に切断されて形
成されている。爪部15cは上記の下辺において突出部
15dと繋がっている。爪部15cは突出部15dに対
して弾性的に取り付けられている。すなわち、突出部1
5dと爪部15cとが成す角度は、初期傾斜角に対して
正方向及び負方向にある程度の範囲内で弾性的に変化さ
せることができる。
【0026】上部押さえ部材15bは、図4に示すよう
に内側に略矩形の開口部を有している。この開口部は、
ローパスフィルタ10cの外周縁部と係合する形状を有
している。ローパスフィルタ10cの下面には、開口1
0b'を有する樹脂シート10bが張り付けられてい
る。樹脂シート10bのサイズは、パッケージPKの上
方の開口を塞ぐカバーガラス10aのサイズとほぼ同じ
である。パッケージPKの側壁部2aであって、上記突
出部15dが設けられる辺とは異なる2辺に対応する側
壁部2aには半田付け用の端子17aが多数形成されて
いる。
【0027】一方、回路基板1に4つの孔部1aが形成
されている。この孔部1aは上記突出部15dの挿入を
許容する程度の大きさを有している。突出部15dは、
孔部1aを上面側から底面側に向けて貫通するととも
に、爪部15cは、孔部1aを底面側から上面側に向け
て貫通している。爪部15cの先端部が底板2aの下面
に当接して底板2aを上方に向けて付勢する。尚、図2
は、孔部1a近傍において、孔部1a内を切る断面図と
なっている。
【0028】図1に示すように、押さえ部材15は上面
から見るとその外周が略矩形の形状を有している。押さ
え部材15の4隅の位置に合わせて回路基板1上に4つ
の孔部1aが形成されているので、孔部1a内に押さえ
部材15の突出部15dを挿入すれば、回路基板1上面
においてパッケージPKの位置がほぼ決まる。図4に示
すように、回路基板1上であって、上記半田付け用の端
子17と対応する位置に半田付け用のパターン17bが
設けられている。
【0029】図1から図4までを参照して、以下に押さ
え部材15によりパッケージPKを回路基板1に取り付
ける方法について説明する。
【0030】押さえ部材15内にパッケージPKを設置
した状態において、押さえ部材15の4つの突出部15
dの位置と回路基板1の4つの孔部1aの位置とをある
程度の精度で位置合わせする。突出部15dの位置と回
路基板1の位置とを合わせた状態において、押さえ部材
15を回路基板1に向けて近づける。孔部1a内に突出
部15dが挿入されると、突出部15dから内側に上記
の初期傾斜角度を有して折れ曲がる爪部15cの先端が
孔部1aの縁部に当接する。押さえ部材15と回路基板
1とをさらに近づけると、初期傾斜角度が減少する。す
なわち、爪部15cが突出部15dとが平行状態になる
方向に爪部15cが弾性変形する。
【0031】押さえ部材15を回路基板1にさらに近づ
けると、爪部15cの先端と孔部1aの内側縁部との当
接状態が解除される。爪部15cは再び突出部15dと
初期傾斜角度まで弾性的に復帰する。この際、爪部15
cの先端部がパッケージPKの底板1aの底面に当接
し、底板1aを上方(押さえ部材15の上面15b側)
に向けて付勢する。この付勢力と押さえ部材15の側壁
15aとにより、パッケージPKを押さえ部材15と回
路基板1との間の空間に収容し、固定することができ
る。
【0032】図4及び図5に示すように、パッケージの
底部2aと側壁部2bとの間に形成された隙間を介し
て、半導体チップ7を収容するパッケージPKの内部か
ら外部に延びる導電性パターン17aが形成されてい
る。より詳細には、導電性パターン17aは、半導体チ
ップ7の近傍の位置からパッケージの底部2aの側壁ま
で延びている。導電性パターン17aは、例えばメッキ
などにより形成された導電性のパターンである。この導
電性のパターン17aが、パッケージPKの底部2aの
側壁において半田付け用の端子(17a)を形成してい
る。半田付け用の端子17aと半田付け用のパターン1
7bとは、例えば図3に示すように、半田Hにより接続
することができる。パッケージPKの内部において半導
体チップ7と電気的に接続するための引き出し線を構成
している。この引き出し線と半導体チップ7のボンディ
ングパッドとをワイヤー線WLにより接続することがで
きる。
【0033】以下に、図6及び図7を参照して、押さえ
部材15を用いてパッケージPKを回路基板1に取り付
けるための2つの方法について説明する。
【0034】図6を参照して、押さえ部材15を用いて
パッケージPKと回路基板1とを接続する第1の方法に
ついて説明する。第1の方法によれば、押さえ部材15
中に樹脂シート10bを介してローパスフィルタ10c
とパッケージPKとを収容する。次いで、上述の方法を
用いて押さえ部材15と回路基板1とを近づける。上述
のように爪部15cの先端部がパッケージPKの底板1
aの底面を上方に向けて押圧する状態まで、押さえ部材
15の突出部15dと爪部15cとを回路基板1の孔部
1a内に挿入する。その後、パッケージPKの側面に形
成されている半田付け用の端子17aと回路基板1に形
成されている半田付け用パターン17bとを半田付けす
る。回路基板1とパッケージPK内の半導体チップとを
電気的に接続できる。
【0035】図7を参照して、押さえ部材15を用いて
パッケージPKと回路基板1とを接続する第2の方法に
ついて説明する。第2の方法は、まず、パッケージPK
の側面に形成されている半田付け用の端子17aと回路
基板1に形成されている半田付け用パターン17bとを
半田付けする。その後、押さえ部材15中に樹脂シート
10bを介してローパスフィルタ10cを収容する。上
述の方法を用いて、押さえ部材15と回路基板1とを近
づける。押さえ部材15の突出部15d(爪部15cを
含む)が回路基板1の孔部1a内に挿入され、爪部15
cの先端部がパッケージPKの底板1aの底面を押圧す
る。回路基板1とパッケージPK内の半導体チップとを
電気的に接続できる。
【0036】固体撮像装置の組み立て方法としては上記
第1及び第2のいずれの方法を用いても良い。
【0037】次に、半田付けを行った後に、押さえ部材
15をパッケージPKから取り外す方法について図8
(A)及び(B)を参照して説明する。図8(A)に示
すように、回路基板1の孔部1a内に挿入された押さえ
部材15の突出部15dを外側に向けて弾性変形させ
る。爪部15cの先端がパッケージの底板との当接状態
を解除する。図8(B)に示すように、爪部15cを突
出部15dの開口に向けて押した状態において、押さえ
部材部材15を上に引き出すことにより、爪部15cと
孔部1aとの係合が解除される。押さえ部材15を取り
外すことにより、樹脂シート10bとローパスフィルタ
10cとをパッケージPKから取り外すことができる。
従って、カバーガラス10a上のゴミを除去することが
できる。ゴミを除去した後は、上記の方法により再び押
さえ部材15をパッケージPK及び回路基板1に取り付
ければよい。
【0038】次に、本実施の形態による固体撮像装置D
を、図12に示す一眼レフカメラのフィルムの代わりに
用いた光学系の構造について図9を参照して説明する。
図9に示すように、パッケージPKの撮像レンズ100
側にローパスフィルタ10cを設けた図2に示す固体撮
像装置を配置することにより、一般的な一眼レフカメラ
(フィルムカメラ)に比べて必要とするスペースがさほ
ど増加しない。
【0039】薄い樹脂シート10bとして柔軟性のある
シートを用いると、たとえ温度変化などによりローパス
フィルタを構成するLiNBO3が熱膨張や熱収縮を起
こしても、LiNBO3にかかる圧力がシートにより吸
収され、LiNBO3の割れやひびを防止することがで
きる。
【0040】押さえ部材15によりパッケージPKの4
隅を押さえる構造を有しているため、パッケージPKの
開口4をLiNBO3により塞いだ後に、空間部21内
にごみが付着していた場合には、LiNBO3を取り外
すことにより、空間部21内のごみを除去する作業が比
較的簡単になる。
【0041】さらに、パッケージPKと押さえ部材15
との間に薄い樹脂シート10bを介在させることより、
振動が薄い樹脂シート10bにより吸収されやすいた
め、振動に強い構造となる。振動によりパッケージPK
がずれたりはずれたりすることを防止できる。
【0042】尚、上記実施の形態による固体撮像装置に
おいては、パッケージとしてリードフレームを有してい
ない構造を例にして説明したが、もちろんリードフレー
ムを備えた構造にも適用できるのは言うまでもない。
【0043】例えば、薄い樹脂シート10bとして光吸
収体として機能する黒色の樹脂シートを用いると、リー
ドフレームなどのパッケージの配線端子やボンディング
ワイヤーからの乱反射を防止できる。従って、撮像を正
常に行うことができる。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態による固
体撮像装置について図10及び図11を参照して説明す
る。
【0045】尚、本実施の形態による固体撮像装置のう
ち第1の実施の形態による固体撮像装置と同様の構成要
素については、同じ参照番号を付してその詳細な説明は
省略する。
【0046】図10及び図11に示す固体撮像装置Dに
おいては、回路基板1の下面に固定板1bが設けられて
いる。回路基板1及び固定板1bには、ネジ穴1aが形
成されている。一方、パッケージPKの側部に当接する
押さえ部材15が設けられている。押さえ部材15は、
箱体2の側面と蓋体10の側面とに密着する側部押さえ
部材15aと、蓋体10の樹脂シート10bの上面の一
部領域を押さえる上部押さえ部材15bと、回路基板1
の上面に形成される底部押さえ部材15cとを有してい
る。底部押さえ部材15cのうちネジ穴1aに対応する
位置には、孔(ネジ穴)が形成されている。パッケージ
PKの4隅の近傍に設けられたネジ穴に丸頭ネジ又は平
ネジなどネジ穴の系よりも大径に形成された頭部を有す
るネジSを挿入し、頭部により押さえ部材15を回路基
板1に固定する。4隅を固定することにより、回路基板
1上の所定の位置にパッケージPKを固定することがで
きる。
【0047】本実施の形態による固体撮像装置において
も、第1の実施の形態による固体撮像装置の場合と同様
に、薄い樹脂シート10bとして柔軟性のあるシートを
用いると、たとえ温度変化などによりローパスフィルタ
を構成するLiNBO3が熱膨張や熱収縮を起こして
も、ローパスフィルタ(LiNBO3)にかかる圧力が
シートにより吸収され、ローパスフィルタ(LiNBO
3)の割れやひびを防止することができる。
【0048】また、押さえ部材15によりパッケージP
Kの4隅を押さえる構造を有しているため、パッケージ
PKの開口4をLiNBO3により塞いだ後に、空間部
21内にごみが付着していた場合には、LiNBO3
取り外すことにより、空間部21内のごみを除去する作
業が比較的簡単になる。
【0049】さらに、パッケージPKと押さえ部材15
との間に薄い樹脂シート10bを介在させることより、
振動が薄い樹脂シート10bにより吸収されやすいた
め、振動に強い構造となる。振動によりパッケージPK
がずれたりはずれたりすることを防止できる。
【0050】以上、本発明の実施の形態について例示し
たが、上記例示は制限的な意味を有さない。その他、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
は自明であろう。
【0051】
【発明の効果】以上、本発明の固体撮像装置によれば、
ローバスフィルタを設けることによる撮像レンズと結像
面との間の距離の増加を最小限に抑えることができ、固
体撮像装置を用いたカメラの薄型化が可能となる。さら
に、カバーガラス上にごみなどが混入した場合に、パッ
ケージを組み立て後においても簡単にごみを取り除くこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の本実施の形態による固体撮像
装置の平面図である。
【図2】 本発明の第1の本実施の形態による固体撮像
装置の断面図であり、図1のII−II'線に概ね沿う
断面図である。
【図3】 本発明の第1の本実施の形態による固体撮像
装置の断面図(紙面下半分)と側面図(紙面上半分)で
あり、図1のIII−III'線に沿う図である。
【図4】 本発明の第1の本実施の形態による固体撮像
装置を組み立てる方法を示す分解斜視図である。
【図5】 本発明の第1の本実施の形態による固体撮像
装置において、パッケージの内部と外部とを電気的に接
続するための構造を示す断面図である。
【図6】 本発明の第1の本実施の形態による固体撮像
装置において、押さえ部材を回路基板に取り付けるため
第1の方法を示す斜視図である。
【図7】 本発明の第1の本実施の形態による固体撮像
装置において、押さえ部材を回路基板に取り付けるため
の第2の方法を示す斜視図である。
【図8】 図8(A)、(B)は、本発明の第1の本実
施の形態による固体撮像装置において、押さえ部材を回
路基板から取り外す方法を説明するための断面図であ
る。
【図9】 図3に示すパッケージを一眼レフカメラの撮
像レンズ系に適用した構造を示す図である。
【図10】 本発明の第2の本実施の形態によるパッケ
ージの平面図である。
【図11】 本発明の第2の本実施の形態によるパッケ
ージの断面図であり、図10のVI−VI'線に沿う断
面図である。
【図12】 一眼レフカメラの撮像レンズ系の構造を示
す図である。
【図13】 一般的な固体撮像装置の断面図である。
【符号の説明】
C 固体撮像装置 PK パッケージ S ネジ 1 回路基板 1a 孔部 2 箱体 2a 底板 2b 側壁 4 開口 7 半導体チップ 10 蓋体 10a カラスフィルター 10b 樹脂シート 10c ローパスフィルタ 15 押さえ部材 15a 側部押さえ部材 15b 上部押さえ部材 15c 爪部 15d 突出部 17a 半田付け用の端子 17b 半田付け用パターン 21 空間部 100 撮像レンズ 103 ペンタプリズム 105 シャッタ板 107 回転ミラー 105 シャッタ板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H01L 27/14 D Fターム(参考) 2H049 BA42 BB61 BC12 BC21 2H083 AA09 AA26 AA34 4M118 AA10 AB01 GC20 HA02 HA05 HA20 HA24 HA25 HA30 5C022 AA13 AC42 AC61 AC70 AC78

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と、該底板の外周部から立ち上がる
    側壁とを有し上方に開口を有する箱体と、 該箱体内に収容された固体撮像素子と、 前記開口を塞ぐ蓋体であって、前記底板側から順に、前
    記側壁上面と接着された透明なカバーガラスと、該カバ
    ーガラスの周辺部に設けられ該カバーグラスの上面と接
    着されたシートと、前記カバーグラス上に配置され、前
    記シートの上面に着脱可能に固定されたローパスフィル
    タと、を有する蓋体とを含む固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記シートが少なくとも前記ローパスフ
    ィルタの熱膨張による寸法変化を吸収可能な程度の柔軟
    性を有している請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記シートが光吸収体により形成されて
    いる請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記シートの上面を前記底板側
    に向けて付勢する押さえ部材を有する請求項1から3ま
    でのいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 撮影光束を入射させる撮像レンズ系と、
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の固体撮像装
    置と、を有する撮影光学系装置と、 該撮影光学系装置の光路中に退避可能に配置され回転動
    作によって退避する回転ミラーと、該回転ミラーによっ
    て反射された撮影光束を下面から入射させて進行方向を
    変換して出射させるペンタプリズムと、該ペンタプリズ
    ムから出射した撮影光束を観察するためのファインダと
    を含むファインダ系装置とを含む撮像装置。
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