JP5734119B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、本発明は、撮像装置に関し、特に撮像素子ユニットを浮遊支持する撮像装置に関する。
被写体像を電気信号に変換して撮像するデジタルカメラ等の撮像装置では、撮影光束を撮像素子で受光し、その撮像素子から出力される光電変換信号を画像データに変換して、メモリカード等の記録媒体に記録する。撮像素子としては、CCD(Charge Coupled Device)や、CMOSセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等が用いられる。
このような撮像装置においては、複数の光学部品間の相対的位置関係を正確に維持しながら、撮像素子が信頼性高く保持されなければならない。特にデジタル一眼レフカメラの場合、撮影ピント方向の位置調整、片ボケ防止のための上下左右チルト調整、画角合わせのための水平垂直方向の調整および光軸周りの回転調整が必要となる。
例えば、特許文献1では、画角合わせのための水平垂直方向の位置調整および光軸周りの回転調整の3軸についての調整は、撮像ユニット内で精度が保証されており、調整が不要である。一方、ピント方向の位置調整および上下左右チルト調整は、撮像ユニットとミラーボックスとの間に挟むワッシャの厚みを変えることで行っている。
特許文献1におけるワッシャの厚みを変える調整を簡略化するために、撮像ユニットとミラーボックスの間にコイルスプリングを介在させたものがある。すなわち、撮像ユニットに調整ネジを挿通する穴を設けるとともに、ミラーボックスに調整ネジが螺合する3つのネジ穴を設ける。そして、撮像ユニットとミラーボックスとの間に3つのコイルスプリングを介在させた状態で3本の調節ビスにより撮像ユニットを取り付ける。このような構成とすることで、3本の調節ビスを回転させることで、撮像ユニットのピント方向の位置調整および上下左右チルト調整を行う。
特開2005−65015号公報
しかしながら、撮像ユニットとミラーボックスとの間にコイルスプリングを介在させる調整構造を採用する場合にも、カメラ内部の様々な制約から、撮像ユニット自体の重心位置とコイルスプリングが撮像ユニットを付勢する3点の重心位置とを一致させることは困難である。
撮像ユニット自体の重心位置とコイルスプリングが撮像ユニットを付勢する3点の重心位置とがずれている場合には、落下等でカメラに強い衝撃がかかった際に撮像ユニットを回転させるモーメントが発生する。
図8は、ミラーボックス120に撮像ユニット140を浮遊支持させた状態を模式的に示す断面図である。
図8において、撮像ユニット140に形成される挿通孔142a、142cに、ミラーボックス120に形成した位置決め突起121a、121cが挿通されることで、撮像ユニット140はミラーボックス120に対して位置決めされる。そして、調節ビス161aが挿通孔142aおよびコイルスプリング163aを挿通し、雌ネジ部122aに螺合している。同様に、調節ビス161cが挿通孔142cおよびコイルスプリング163cを挿通し、雌ネジ部122cに螺合している。なお、図8には図示されていないが、調節ビス161bが挿通孔142bおよびコイルスプリング163bを挿通し、雌ネジ部122bに螺合している。
したがって、コイルスプリング163a、163bおよび163cの付勢力によって撮像ユニット140を図8のRr方向に付勢している。
図8(a)はミラーボックス120に対して浮遊支持された撮像ユニット140に衝撃が加わっていない状態を示している。図8(a)の図示する状態では、コイルスプリング163a、163bおよび163が作用する点の重心位置Sは撮像ユニット140の重心位置Gとは一致していない。そして、コイルスプリング163a、163bおよび163が作用する点の重心位置Sには、弾性支持部材163a、163cの合力Fsが作用している。このとき、撮像ユニット140には、調節ビス161cの頭部分162cが当接する部分および調節ビス161aの頭部分162aが当接する部分に、合力Fsと釣り合う力が作用している。
図8(b)はミラーボックス120に対して浮遊支持された撮像ユニット140に前方(Fr方向)へ衝撃がかかった衝撃が加えられたときの状態を示している。このとき、撮像ユニット140の重心位置Gには、衝撃による力Fgが働く。したがって、撮像ユニット140には、力Fgおよび合力Fsが同時に作用し、撮像ユニット140には、回転モーメントMsが発生する。これによって、図8(b)に図示するように、撮像ユニット140が傾いてしまう。
撮像ユニット140が傾いた状態で、金属製プレートの位置決め孔143が樹脂製の位置決め突起123に沿って摺動する。これによって、位置決め孔143のエッジが位置決め突起121に引っかかったり、突起121を削ってしまったりすることで、撮像ユニットの位置精度が悪化してしまう。
本発明の目的は、カメラに落下等の衝撃が加わっても撮像ユニットが回転することなく、撮像ユニットの位置精度悪化を抑えた撮像装置を提供することである。
上記目的を解決するために、本発明は、撮像素子が固定されるとともに、複数の位置決め穴および複数の挿通孔が形成される撮像ユニットと、前記複数の位置決め穴にそれぞれ挿通されることで、前記撮像素子の撮像面方向における前記撮像ユニットの位置を決める複数の位置決め突起および複数の雌ネジ部が形成される取付部材と、前記撮像ユニットと前記取付部材との間に配置され、前記撮像ユニットに前記取付部材から離れる方向の付勢力を与える複数の第1の弾性部材と、前記複数の挿通孔にそれぞれ挿通され、前記複数の雌ネジ部にそれぞれ螺合させることで、前記撮像素子の撮像面と直交する方向における前記撮像ユニットの位置および前記取付部材に対する傾きを調節する複数の調節ビスと、前記撮像ユニットと前記取付部材との間に配置され、前記撮像ユニットに前記取付部材から離れる方向の付勢力を与える第2の弾性部材とを備え、前記撮像ユニットの重心位置を原点とするXY平面が前記撮像素子の撮像面と平行になる座標系を定義したときに、前記複数の第1の弾性部材が前記撮像ユニットを付勢する際の付勢重心位置が存在する前記座標系の象限と、前記第2の弾性部材が前記撮像ユニットを付勢する付勢位置が存在する前記座標系の象限とが互いに点対称の関係となるように、前記第2の弾性部材を配置することを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、カメラに落下等の衝撃が加わっても撮像ユニットが回転することなく、撮像ユニットの位置精度悪化を抑えた撮像装置を提供することができる。
実施形態に係るカメラ100の外観図である。 カメラ100の電気的構成を示すブロック図である。 カメラ100の内部構成を説明する分解斜視図である。 撮像ユニット40の構成を説明する分解斜視図である。 ミラーボックス20に対して浮遊支持された撮像ユニット40を後方(Rr方向)から見た平面図である。 図5における撮像ユニット40の重心位置Gと撮像ユニット40の支持重心位置Sとの関係を示す模式図である。 図5に図示するミラーボックス20に対して浮遊支持された撮像ユニット40のE−E断面の模式図である。 ミラーボックス20に対して浮遊支持された撮像ユニットの従来例を説明する断面模式図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態では、撮像装置としてデジタル一眼レフカメラ(以下、カメラという)を取り上げて説明する。各図では、必要に応じてカメラの被写体側を前方Frで示し、撮影者側を後方Rrで示し、撮影者側Frに対して右側をRで示し、左側をLで示している。
まず、本発明の実施形態に係るカメラの構成について図1および図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るカメラの外観図であり、撮影レンズユニット(不図示)を外した状態を示している。図1(a)は、カメラを前面側(被写体側)から見た斜視図であり、図1(b)は、カメラを背面側(撮影者側)から見た斜視図である。図2は、カメラ100の電気的構成を示すブロック図である。
図1(a)に示すように、カメラ本体1の正面には、撮影レンズユニットを着脱可能に固定するマウント部2が設けられている。マウント部2には、カメラ本体1と撮影レンズユニットとの間で制御信号、状態信号およびデータ信号等の通信を可能にし、撮影レンズユニット側に電力を供給するマウント接点3が設けられている。また、カメラ本体1には、マウント部2の近接した位置に、装着された撮影レンズユニットを取り外すときに押下するレンズロック解除ボタン4が設けられている。
カメラ本体1の内部には、撮影レンズを通過した撮影光束が導かれるミラーボックス20が設けられている。本実施形態にて、ミラーボックス20は取付部材として機能する。ミラーボックス20内には、撮影光束を所定の方向に反射させるメインミラー(クイックリターンミラー)6が配設されている。図2に示すように、メインミラー6は撮影光束をペンタダハミラー7の方向に導くように撮影光軸に対して45°の角度に保持される状態と、固体撮像素子8(以下、撮像素子という)の方向に導くように撮影光束から退避した位置に保持される状態とに変化する。
カメラ本体1には撮影者がカメラ本体1を保持するためのグリップ部9が設けられている。グリップ部9には、撮影者がカメラ100に対して撮影を指示するためのレリーズボタン10が設けられている。図2に示すように、レリーズボタン10には、SW1(7a)とSW2(7b)とがあり、レリーズボタン10の第1ストロークでSW1がONになり、第2ストロークでSW2がONになる。
カメラ本体1の上部には、カメラ本体1に対してポップアップするストロボユニット11、フラッシュ取り付け用のシュー溝12およびフラッシュ接点13が設けられている。
また、図1(b)に示すように、カメラ本体1の背面には、上述したメインミラー6により反射された撮像光束を撮影者が観察できるファインダ接眼窓14が設けられている。カメラ本体1の背面の中央付近には、画像表示可能なカラー液晶モニタ15が設けられている。
次に、カメラ100の内部の構成について図3を参照して説明する。図3は、カメラ100の内部の構成を説明する分解斜視図である。図3(a)は、カメラを前面側から見た分解斜視図であり、図3(b)は、カメラを背面側から見た分解斜視図である。
図3(a)では、構成部品が前面側から撮影光軸に沿って、マウント部2、ミラーボックス20、本体ベース30、撮像ユニット40の順番に配置されている。
ミラーボックス20は、内部にメインミラー6が配設できる大きさの箱状に形成されている。ミラーボックス20には、位置決め突起21a、21bおよび21cが撮影光軸に沿って後方(Rr方向)に向かって延出形成されている。また、位置決め突起21a、21bおよび21cの近傍には、それぞれ雌ネジ部22a、22bおよび22cが形成されている。さらに、ミラーボックス20には、支持突起23が撮影光軸に沿って後方Rrに向かって延出形成されている。
撮像ユニット40には、位置決め突起21a、21bおよび21cがそれぞれ挿通される位置決め穴43a、43bおよび43cが形成される。また、撮像ユニット40には、雌ネジ部22a、22bおよび22cに対応する位置に、それぞれ挿通孔42a、42bおよび42cが形成されている。本実施形態では、位置決め穴43a、43bおよび43c第1の挿通孔として機能する。
ミラーボックス20と撮像ユニット40との間には、コイルスプリング63aが雌ネジ部22aと挿通孔42aとの間に配置される。同様に、コイルスプリング63bが雌ネジ部22bと挿通孔42bとの間に配置され、コイルスプリング63cが雌ネジ部22cと挿通孔42cとの間に配置される。そして、コイルスプリング65が支持突起23に支持される。本実施形態では、コイルスプリング63a、63bおよび63cが複数の第1の弾性部材として機能する。
次に、ミラーボックス20に撮像ユニット40を支持させる方法について説明する。
コイルスプリング63a、63bおよび63cをそれぞれ雌ネジ部22a、22bおよび22cの後方に配置するとともに、コイルスプリング65を支持突起23に支持される。
そして、ミラーボックス20の位置決め突起21a、21bおよび21cを撮像ユニット40の位置決め穴43a、43bおよび43cにそれぞれ挿通することで、ミラーボックス20に撮像ユニット40を位置決めする。これによって、ミラーボックス20と撮像ユニット40とは、水平垂直方向と光軸周りの回転方向の位置関係も精度よく位置決めされる。
撮像ユニット40の後方から調節ビス61aを挿通孔42aおよびコイルスプリング63aに挿通して、雌ネジ部22aに螺合させる。撮像ユニット40の後方から調節ビス61bを挿通孔42bおよびコイルスプリング63bに挿通して、雌ネジ部22bに螺合させる。撮像ユニット40の後方から調節ビス61cを挿通孔42cおよびコイルスプリング63cに挿通して、雌ネジ部22cに螺合させる。調節ビス61aの頭部分62a、調節ビス61bの頭部分62bおよび調節ビス61cの頭部分62cがそれぞれ撮像ユニット40当接すると、コイルスプリング63a、63bおよび63cは撮像ユニット40を後方(Rr方向)に向けて付勢する。このとき、支持突起23に支持されたコイルスプリング65も撮像ユニット40を後方(Rr方向)に向けて付勢する。本実施形態では、コイルスプリング65が第2の弾性部材として機能する。
このようにして、撮像ユニット40は、ミラーボックス20に対して浮遊支持されている。
本体シャーシ30は、折り曲げ加工した金属板に樹脂をインサート成型することで形成されている。調節ビス61a、61bおよび61cをそれぞれ雌ネジ部22a、22bおよび22cに螺合させる際に、調節ビス61a、61bおよび61cが本体シャーシ30と干渉しないように、本体シャーシ30には、それぞれ切り欠き穴が形成されている。
本体シャーシ30は、本体シャーシ30の後方からミラーボックス20にビス(不図示)によって強固に締結される。本体シャーシ30は、ミラーボックス20と撮像ユニット40との間に配置され、ミラーボックス20に固定されるが、撮像ユニット4は本体シャーシ30を介することなく、ミラーボックス20に直接浮遊支持されている。
図4で撮像ユニット40の構成について詳細に説明する。図4(a)は、撮像ユニット40を前面側から見た分解斜視図であり、図4(b)は、撮像ユニット40を背面側から見た分解斜視図である。
光学ローパスフィルタ450は、水晶からなる1枚の複屈折板であり、その形状は矩形状である。光学ローパスフィルタ450は、撮影有効領域450aの一側方に圧電素子430を配置する周縁部450bを有しており、撮影光軸中心に対して直交する方向(カメラRL方向)は非対称である。このようにした光学ローパスフィルタ450の表面には、光学的なコーティングが施されている。
圧電素子430は、単板の矩形の短冊形状を呈し、光学ローパスフィルタ450の周縁部45bにおいて、圧電素子430の長辺が光学ローパスフィルタ450の短辺(側辺)に平行になるように配置されて接着保持される(貼着される)。この圧電素子430は光学ローパスフィルタ450を振動させる。すなわち、圧電素子430は、光学ローパスフィルタ450上において四辺のうち一辺に近接して平行に貼着され、一辺に平行な複数の節部を有するように光学ローパスフィルタ450を波状に振動させる。この圧電素子430の駆動により、光学ローパスフィルタ450の表面に付着した塵埃等の異物を除去する機能を備えている。
光学ローパスフィルタ保持部材420は光学ローパスフィルタ450を保持する。光学ローパスフィルタ保持部材420は樹脂材料または金属材料で形成され、両面テープ520で撮像素子8に接着固定される。両面テープ520は、撮像素子8に撮影光路外からの余計な光が入射することを防ぐためのマスクの役割を兼ね備えている。
圧電素子用フレキシブルプリント基板470は、圧電素子430に接着固定されるとともに、圧電素子430に電圧を印加することができる。圧電素子430は、電圧の印加により光軸と直交する方向(Fr−Rr)に主として伸縮振動し、光学ローパスフィルタ450を共振(振動)させる。
付勢部材440は、光学ローパスフィルタ450を光軸方向に付勢し、光学ローパスフィルタ保持部材420またはセンサープレート410に係止される。付勢部材440は導電性を有する材料で形成されるとともに、ビスによりセンサープレート410に電気的に接続されている。これによって、付勢部材440と接する光学ローパスフィルタ45の表面(光学的なコーティングが施された面)とも電気的に接続される。センサープレート410はカメラ本体1の接地電位となっている。これにより、光学ローパスフィルタ450の表面も接地電位となり、光学ローパスフィルタ450の表面への塵埃等の静電気的な付着を抑制することができる。
光学ローパスフィルタ保持部材420は断面略円形の枠状の弾性部材が二色成型、インサート成型または別体で配置されており、光学ローパスフィルタ450により密着封止される。光学部材460は位相板(偏光解消板)と赤外カットフィルタと光学ローパスフィルタ45に対して屈折方向が90°異なる複屈折板とを貼り合わせている。光学部材460は、光学ローパスフィルタ保持部材420に接着固定される。
センサープレート410は板状に形成され、厚み方向に矩形の開口部700を有している。撮像素子8をセンサープレート410に位置決めした後、センサープレート410の開口部700に接着剤800を流し込むことで、センサープレート410と撮像素子8とを接着固定している。
センサープレート410には、上述した撮像ユニット40の位置決め穴43a〜43cおよび挿通孔42a〜42cが形成される。すなわち、コイルスプリング63aはセンサープレート410の挿通孔42aの周囲を付勢し、コイルスプリング63bはセンサープレート410の挿通孔42bの周囲を付勢し、コイルスプリング63cはセンサープレート410の挿通孔42cの周囲を付勢する。コイルスプリング63a、63bおよび63cはセンサープレート410を付勢することで、撮像ユニット40を後方(Rr方向)に向けて付勢する。また、センサープレート410には、コイルスプリング65によって付勢される被付勢部410aが形成される。コイルスプリング65はセンサープレート410を付勢することで、撮像ユニット40を後方(Rr方向)に向けて付勢する。
本実施形態では、コイルスプリング63a〜63cおよびコイルスプリング65によって撮像ユニット40を後方(Rr方向)に向けて付勢しているが、ゴムなどの弾性材料で形成された円筒形状の部材で撮像ユニット40を後方(Rr方向)に向けて付勢しても同様の作用効果を奏することができる。
信号処理基板600は、撮像素子8と電気的に接続され、撮像素子8を動作させる回路が実装されている。
撮像ユニット40のミラーボックス20に対する位置決めについて説明する。
ミラーボックス20に形成される位置決め突起21a〜21cおよび撮像ユニット40に形成される位置決め穴43a〜43cはともに高精度に形成されている。したがって、位置決め穴43a〜43に位置決め突起21a〜21cを挿通させることで、撮像ユニット40はミラーボックス20に対して、水平垂直方向の位置と光軸周りの回転方向の位置関係が決められる。すなわち、撮像素子8の撮像面方向の位置が決められる。
次に、撮像ユニット40の光軸方向の位置、傾き調整方法について説明する。撮像素子8の撮像面は、パッケージ内において、製造上、ピント方向位置と上下左右チルト方向の傾きにばらつきがある。このため、本実施形態では、マウント部2と撮像素子8の撮像面との相関位置を合わせるために調整可能に構成している。すなわち、マウント部2のレンズ取付け面から撮像素子8までの距離と傾きを測定しながら、調節ビス61a、61bおよび61cをそれぞれ緩めたり締め付けたりすることで、光軸方向の位置調整および傾き調整を行う。すなわち、撮像素子8の撮像面と直交する方向における撮像ユニット40の位置およびミラーボックス20に対する傾きを調節する。
撮像ユニット40がミラーボックス20に対して浮遊支持された状態では、撮像ユニット40はコイルスプリング63a、63bおよび63cによって後方(Rr方向)に向けて付勢された状態となっている。したがって、調節ビス61a、61bおよび61cを緩める方向に回転させると、撮像ユニット40はコイルスプリング63a、63bおよび63cの付勢力によって後方(Rr方向)に移動する。一方、調節ビス61a、61bおよび61cを締め込む方向に回転させると、撮像ユニット40はコイルスプリング63a、63bおよび63cの付勢力に抗して前方(Fr方向)に移動する。ここで、調節ビス61a、61bおよび61cの回転は手動調節であっても、自動調節であってもよい。
このように調節することで撮像ユニット40の光軸方向における位置および傾きが決定される。
本実施形態では、撮像ユニット40が後方(Rr方向)に向けて付勢された浮遊支持状態となっているので、カメラ本体1へ前方(Fr方向)へ衝撃がかかった際には、撮像ユニット40は付勢力に抗して瞬間的に前方(Fr方向)に移動する可能性がある。この衝撃がかかった時の挙動を以下で詳細に説明する。
図5は、ミラーボックス20に対して浮遊支持された撮像ユニット40を後方(Rr方向)から見た平面図である。
図5では、撮像ユニット40の重心位置Gを原点として、撮像ユニット40の左右方向をx軸、撮像ユニット40の上下方向をy軸を定義している。また、コイルスプリング63aが撮像ユニット40を付勢している点をA、コイルスプリング63bが撮像ユニット40を付勢している点をB、コイルスプリング63cが撮像ユニット40を付勢している点をCと定義する。このとき、A、B、Cを頂点とする三角形の重心位置が、撮像ユニット40の付勢重心位置Sとなる。図5に示されるように、撮像ユニット40の重心位置Gと撮像ユニット40の付勢重心位置Sとは一致していない。
なお、図5において、コイルスプリング65が撮像ユニット40を付勢している付勢位置をHと定義する。
図6は、図5における撮像ユニット40の重心位置Gと撮像ユニット40の付勢重心位置Sとの関係を示す模式図である。
図6に示すように、撮像ユニット40の重心位置Gを原点とするXY平面が撮像素子8の撮像面と平行になる座標系を定義する。本実施形態では、撮像ユニット40の付勢重心位置Sは、撮像ユニット40の重心位置Gを原点とする座標系の第1象限に存在している。そして、コイルスプリング65が撮像ユニット40を付勢している付勢位置Hが、第1象限とは点対称となる第3象限に存在するように設定している。この理由を説明する。
ミラーボックス20に対して浮遊支持された撮像ユニット40にカメラ本体1へ前方(Fr方向)へ衝撃がかかった衝撃が加えられたときの撮像ユニット40の挙動を図7を用いて説明する。
図7は、図5に図示するミラーボックス20に対して浮遊支持された撮像ユニット40のE−E断面の模式図である。図7(a)はミラーボックス20に対して浮遊支持された撮像ユニット40に衝撃が加わっていない状態を示している。図7(b)はミラーボックス20に対して浮遊支持された撮像ユニット40に前方(Fr方向)へ衝撃がかかった衝撃が加えられたときの状態を示している。
図7に図示するように、撮像ユニット40の付勢重心位置Sには、コイルスプリング63a、63bおよび63cの合力Fsが作用している。コイルスプリング65が撮像ユニット40を付勢している付勢位置Hには、力Fhが作用している。図7に示すように、コイルスプリング65は、コイルスプリング63cのように、調節ビス61cの頭部分62cに突き当たっている状態とは異なり、撮像ユニット40に力Fhを作用させているのみである。
このため、図7(b)に示すように、撮像ユニット40に前方(Fr方向)への衝撃が加えられたときには、撮像ユニット40の重心位置Gに力Fgが作用する。これによって、撮像ユニット40には、撮像ユニット40の付勢重心位置S周りに回転モーメントMsが発生しようとする。しかし、力Fhが付勢位置Hに作用することによりMsの発生を抑制することができる。すなわち、撮像ユニット40に前方(Fr方向)への衝撃がかかった瞬間には、図7(b)に示すように、撮像ユニット40が回転モーメントMsによって傾くことがなく、前方(Fr方向)に平行に移動するだけである。したがって、撮像ユニット40に前方(Fr方向)への衝撃がかかった後には、コイルスプリング63a〜63c、65の後方(Rr方向)への付勢力により、図7(a)の状態に戻る。
撮像ユニット40の支持重心位置Sが存在する象限と点対称となる象限に、付勢位置Hを存在させることによって、撮像ユニット40には回転モーメントMsが発生しない。
本実施形態では、撮像ユニット40が傾いて、撮像ユニット40の位置決め穴43a、43bおよび43cがミラーボックス20の位置決め突起21a、21bおよび21cに引っかかってしまうこともない。
また、本実施形態では、撮像ユニット40が傾いて、撮像ユニット40の位置決め穴43a、43bおよび43cがミラーボックス20の位置決め突起21a、21bおよび21cを削ってしまうことがない。これによって、ミラーボックス20と撮像ユニット40とは高い位置精度を維持することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
8 撮像素子
20 ミラーボックス
21a〜21c 位置決め突起
22a〜22c 雌ネジ部
23 支持突起
40 撮像ユニット
42a〜42c 挿通孔
43a〜43c 位置決め穴
410 センサープレート
61a〜61c 調節ビス
63a〜63c コイルスプリング
65 コイルスプリング

Claims (3)

  1. 撮像素子が固定されるとともに、複数の位置決め穴および複数の挿通孔が形成される撮像ユニットと、
    前記複数の位置決め穴にそれぞれ挿通されることで、前記撮像素子の撮像面方向における前記撮像ユニットの位置を決める複数の位置決め突起および複数の雌ネジ部が形成される取付部材と、
    前記撮像ユニットと前記取付部材との間に配置され、前記撮像ユニットに前記取付部材から離れる方向の付勢力を与える複数の第1の弾性部材と、
    前記複数の挿通孔にそれぞれ挿通され、前記複数の雌ネジ部にそれぞれ螺合させることで、前記撮像素子の撮像面と直交する方向における前記撮像ユニットの位置および前記取付部材に対する傾きを調節する複数の調節ビスと、
    前記撮像ユニットと前記取付部材との間に配置され、前記撮像ユニットに前記取付部材から離れる方向の付勢力を与える第2の弾性部材とを備え、
    前記撮像ユニットの重心位置を原点とするXY平面が前記撮像素子の撮像面と平行になる座標系を定義したときに、
    前記複数の第1の弾性部材が前記撮像ユニットを付勢する際の付勢重心位置が存在する前記座標系の象限と、前記第2の弾性部材が前記撮像ユニットを付勢する付勢位置が存在する前記座標系の象限とが互いに点対称の関係となるように、前記第2の弾性部材を配置することを特徴とすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の第1の弾性部材はそれぞれ円筒形状を有し、前記複数の調節ビスは前記複数の第1の弾性部材にそれぞれ挿通されて、前記複数の雌ネジ部にそれぞれ螺合させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記取付部材には、前記第2の弾性部材を支持ずる支持突起が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
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